JP2004094148A - レンズ装置およびこれを備えた撮影装置 - Google Patents

レンズ装置およびこれを備えた撮影装置 Download PDF

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JP2004094148A JP2002258577A JP2002258577A JP2004094148A JP 2004094148 A JP2004094148 A JP 2004094148A JP 2002258577 A JP2002258577 A JP 2002258577A JP 2002258577 A JP2002258577 A JP 2002258577A JP 2004094148 A JP2004094148 A JP 2004094148A
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Abstract

【課題】高精度なバックフォーカス調整制御を行うことができ、ユーザーにおけるバックフォーカス調整作業を不要とすることができるとともに、撮影システムの携帯機動性を向上させることのできるレンズ装置およびこれを備えた撮影装置を提供する。
【解決手段】リアフォーカス及びフロントフォーカスともに可能なレンズ装置であって、リアフォーカス時にはピント調整のためのフォーカス及びズーム操作に伴って駆動され、且つフロントフォーカス時にはバックフォーカス調整を行うことができる調整レンズと、調整レンズを駆動するアクチュエータと、アクチュエータを制御する制御手段とを有し、フロントフォーカス時のバックフォーカス調整動作は自動で行う構成としている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ装置およびこれを備えた例えばビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リアフォーカス方式の交換レンズ装置におけるバックフォーカス調整は、手動により行われるものが一般的である(例えば、特許文献1および2参照。)。
【0003】
一方、フロントフォーカス式交換レンズ装置では、ズーミングによるピント面の移動が生じないが、製造誤差や、レンズ装置内の温度およびこのレンズ装置が装着されるカメラ本体の温度によってピント面の移動が生じ得るので、バックフォーカス値の変動を補正するために、バックフォーカス調整機構が設けられる場合がある。
【0004】
図5には、フロントフォーカス式交換レンズ装置に手動のバックフォーカス調整機構を設けた場合の構成を示している。
【0005】
この図において、1は焦点調節のための第1群レンズ、2は変倍のための第2群レンズ、3は変倍補正のための第3群レンズ、4は固定の第4群レンズ、5は5aと5bから構成されるバックフォーカス調整用の第5群レンズ、6は保護防塵のための固定の第6群レンズである。
【0006】
また、11は第1群レンズ1を保持する第1レンズ枠で、回転することでこれに一体に設けられたヘリコイドの作用により光軸方向に進退する。
【0007】
12は第2群レンズ2を保持する第2レンズ枠、13は第3群レンズ3を保持する第3レンズ枠、14は第4群レンズ4を保持する第4レンズ枠、15は第5群レンズ5a,5bを保持する第5レンズ枠、16は第6群レンズ6を固定保持する第6レンズ枠である。
【0008】
21は第1レンズ枠11とヘリコイド嵌合する固定筒で、22は固定筒21の内周に回転可能に嵌合するカム筒である。23は第2レンズ枠12と第3レンズ枠13を光軸方向にガイドするVCバーであり、24は第2レンズ枠12と第3レンズ枠13がVCバー22を中心として回転することを阻止するUバーである。
【0009】
25は第5レンズ枠15の外周に嵌合してこれを保持する後群枠、26は固定筒21の外周に回転可能に嵌合しているズーム操作環、27は後群枠25の外周に嵌合する5群調整環である。
【0010】
28は第4レンズ枠14の内周に嵌合して保持される絞りユニット、31は第1レンズ枠11の外周に、弾性変形した状態で取り付けられるズームゴム、32は5群調整環27が光軸方向に抜け落ちることを防止する抜け止めピン、33は5群調整環27を任意の位置に固定するよう径方向外側から後群枠25を押して5群調整環27に圧力をかけるための調整ロックピンである。
【0011】
34は不図示のカメラから絞りユニット28の電源と駆動信号とを取り込むための接点ユニット、35は不図示のカメラに装着するためのレンズバヨネットマウントである。
【0012】
このように構成されたレンズ装置では、ズーム操作環26が回転操作されると、カム筒22が連動回転し、このカム筒2によって第2レンズ枠12と第3レンズ枠13とが光軸方向に相対移動する。これにより、ズーミングが行われる。これは、一般的なカム環のカム溝を利用したバリエータとコンペンセータの相対位置制御によるズーミングである。
【0013】
また、第1レンズ枠11が回転操作されると、この第1レンズ枠11が固定筒21とのヘリコイド作用によって光軸方向に微小移動する。これにより、フォーカシングが行われる。
【0014】
絞りユニット28は第4レンズ枠14の外周に操作リングを別途設けて手動操作を行うものもあるが、本例では不図示のカメラからの信号によって自動調節される。
【0015】
また、バックフォーカス調整時には、ユーザーは対物距離のわかる被写体を撮影しながらワイド状態にする。次に、調整ロックピン33のネジを回して緩め、5群調整環27を回転調節可能な状態とする。そして、ユーザーは高感度モニタなどを見て5群調節環27を合焦位置まで回し、調整ロックピン33のネジを回してロックする。
【0016】
【特許文献1】
特開昭53−17329号公報
【0017】
【特許文献2】
特開昭59−214814号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例ではフロントフォーカスモードのときのバック調整がリアフォーカスからフロントフォーカスへのモードの変更時や温度などの環境変化があったときにその都度手動であわせなければならない。例えばリアフォーカスからフロントフォーカスにフォーカス操作方法を変更した場合に高精度での調整をユーザーが高感度のモニタ等を観察しながらバックフォーカス調整をしなくてはならないことになり、ユーザーのカメラの携帯機動性が著しく阻害されてしまうことになる。また、携帯機動性を高めるために、モノカラーの高感度ファインダーによりバックフォーカス調整をすることも考えられるが、合焦精度と色確認のためにファインダー交換という煩雑な作業が付きまとうという欠点がある。
【0019】
さらに、昨今のイメージサイズの小型化および高画素化に伴い、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等において、ズーム、フォーカス、絞りの自動調節が主流となりつつあり、バックフォーカスについても自動調整機能が要請されている。
【0020】
更に、バックフォーカス調整機構の有無に限らず、交換レンズとカメラとの組み合わせや温度によるカメラやレンズのバックフォーカス位置の変動により、例えば、レンズのフォーカスの距離指標が2mを示しているにもかかわらず、実際のピント位置は1mであったり、無限であったりしてしまう。また、至近端や無限端においてはピントが合うところがなくなってしまうなどということも生じ得る。
【0021】
このため、従来のカメラではバックフォーカス位置は厳密な調整が行われている。したがって、調整には前述したような負荷から携帯機動性阻害されるだけでなく、生産においても所要時間や材質、管理などコスト的な負担が小さくない。
【0022】
さらに、オートフォーカス機能を有するレンズにおいても、ベストピント位置がずれてしまったり、検出できなかったり、あるいは、前述した超無限余裕を持たざるを得ないため、合焦に時間がかかったりするなどの問題も生じてしまう。
【0023】
また、ピントを固定した状態で放置した状態で撮影を行うような場合は、温度などの環境変化によるバックフォーカス位置のズレからピントずれが生じてしまう。
【0024】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、高精度なバックフォーカス調整制御を行うことができ、ユーザーにおけるバックフォーカス調整作業を不要とすることができるとともに、撮影システムの携帯機動性を向上させることのできるレンズ装置およびこれを備えた撮影装置を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願発明では、リアフォーカス及びフロントフォーカスともに可能なレンズ装置であって、リアフォーカス時にはピント調整のためのフォーカス及びズーム操作に伴って駆動され、且つフロントフォーカス時にはバックフォーカス調整を行うことができる調整レンズと、調整レンズを駆動するアクチュエータと、アクチュエータを制御する制御手段とを有し、フロントフォーカス時のバックフォーカス調整動作は自動で行う構成としている。
【0026】
このような構成としたことで、レンズ装置の組立調整時に装着された撮影装置のフランジバック情報とこのレンズ装置が(現在)装着されている撮影装置のフランジバック情報との差分や、レンズ装置の組立調整時における温度情報と使用されているときの(現在の)温度情報との差分に基づいて自動的にバックフォーカス調整が行われるようにすることで、レンズ装置の組立調整時におけるバックフォーカス位置の調整はある程度の範囲内で行えば足り、メカ的および光学的な調整を大幅に省くことが可能となる。
【0027】
しかも、組立調整時に装着された撮影装置のフランジバック情報や組立調整時におけるレンズ装置の温度情報を記憶手段に記憶させておくことで、高精度なバックフォーカス調整制御を行うことが可能になり、ユーザーにおけるバックフォーカス調整作業を不要とすることができるとともに、撮影システムの携帯機動性を向上させることが可能となる。
【0028】
制御手段は、フロントフォーカス時のバックフォーカス調整機能が自動のときは、撮影装置のフランジバック情報に基づいてアクチュエータを駆動制御する構成であることが好ましい。
【0029】
すなわち、制御手段に、上記撮影装置のフランジバック情報に加え、レンズ装置のバックフォーカス情報やレンズ装置のズーム状態に応じたバックフォーカス情報に基づいてアクチュエータを駆動させるようにしてもよい。
【0030】
なお、制御手段は、フロントフォーカス時のバックフォーカス調整機能が自動のときは、レンズ装置が組立調整時に装着された撮影装置のフランジバック情報とこのレンズ装置が装着されている撮影装置のフランジバック情報との差分に基づいてアクチュエータを駆動制御する構成としてもよい。
【0031】
この他、上述のような構成のレンズ装置を備え、このレンズ装置を通過した撮影光束に基づいて撮影を行うことを特徴とする撮影装置を構成することもできる。
【0032】
カメラおよびレンズおよびレンズ装置のズーム状態に応じたバックフォーカス情報は温度などの環境変化によるズレにより変化するようにすることで、異なるバック位置のカメラ及びレンズの組み合わせでかつ、温度によるバック変化が生じるような場合でも自動的に補正し、バック位置を保持できるようにするものである。
【0033】
すなわち、本発明では、フロントフォーカス式レンズ装置において、バックフォーカス変動要因である上記各情報を収集して、バックフォーカス調整レンズの適正位置を総合的に判断し、アクチュエータ駆動によってバックフォーカス調整レンズを上記適正位置に自動的に駆動する。
【0034】
これにより、上記変動要因によるバックフォーカス変動(ピント変動)を自動的に調整することが可能となり、ユーザーにおけるバックフォーカス調整作業を不要とすることが可能になるとともに、撮像システムの携帯機動性を向上させることが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1および図2には、本発明の実施形態である撮影システムを構成するフロント及びリアフォーカス可能な交換レンズ装置を示している。
【0036】
これらの図において、101は固定の第1群レンズ、102はフロントフォーカス時に焦点調節を、リアフォーカス時は固定とする第2群レンズ、103は変倍のための第3群レンズ(バリエータレンズ)、104は変倍補正のための第4群レンズ(コンペンセータレンズ)、105はリアフォーカス時にピント調整のためのフォーカス及びズーム操作に伴う駆動が可能な調整レンズとして、フロントフォーカス時はバックフォーカス調整が可能な調整レンズとなる第5群レンズ、106は保護防塵の役割もする固定の第6群レンズである。
【0037】
また、201は第1群レンズ101を保持固定するための1群枠、202は第2群レンズ102を保持する2群移動枠、203は第3群レンズ103を保持する3群移動枠、204は第4群レンズ204を保持する4群移動枠、205は第5群レンズ105を保持する5群移動枠、206は第6群レンズ106を保持する裏蓋である。
【0038】
405は2群移動枠202と5群移動枠205を光軸方向にガイドする第1バー、406は2群移動枠202と5群移動枠205が第1バー405を中心に回転することを阻止する第2バーである。また、417は3群移動枠203を光軸方向にガイドする第3バー、418は4群移動枠を光軸方向にガイドする第4バー、419は3群移動枠203と4群移動枠204がそれぞれ第3バー417と第4バー418を中心として回転することを阻止する第5バーである。
【0039】
304は1本の直線カム溝を備え、光軸中心に回転することにより2群移動枠202を光軸方向に進退させるフォーカスカム環である。305は2本の異なる非線形カム溝を備え、光軸中心に回転することにより3群移動枠203と4群移動枠204を光軸方向に同時に進退させるズームカム環である。
【0040】
303はフォーカスカム環304とズームカム環305をそれらの内径部にて回転可能に嵌合保持する固定鏡筒である。306は第1〜第5バー405,406,417,418,419を嵌合保持するとともに、固定鏡筒303との間でズームカム環305のフランジ形状部を挟み込んで、ズームカム環305のスラスト方向の位置決めを行うリレーホルダーである。
【0041】
302は第1〜第5バー405,406,417,418,419を嵌合保持するとともに、固定鏡筒303との間でフォーカスカム環304のフランジ形状部を挟み込んでフォーカスカム環304のスラスト方向の位置決めを行う前蓋である。
【0042】
301は固定鏡筒303に保持されるフォーカスリング押さえ、307はフォーカス操作リングである。308はフォーカスギアリング、309は固定鏡筒303に保持される中継環、310はズーム操作リング、311はズームギヤリング、312はリレーホルダーに保持される後部カバーである。
【0043】
フォーカス操作リング307は中継環309に回転可能に嵌合し、フォーカスリング押さえ301と中継環309とによりスラスト方向の移動が阻止されている。
【0044】
同様に、ズーム操作リング310は後部カバー312の外周に回転可能に嵌合し、中継環309と後部カバー312によりスラスト方向の移動が阻止されている。
【0045】
フォーカスギアリング308とズームギヤリング311は共通部品として使用されており、フォーカス操作リング307とズーム操作リング310に結合固定されている。
【0046】
なお、フォーカスギアリング308とズームギヤリング311は、フォーカス操作リング307とズーム操作リング310に一体に設けてもよいが、本実施形態においては、各操作リング307,310を単純な形状の金属による機械加工部品とする一方、ギヤリング308,311は複雑な形状を有し、かつインナーギヤの歯形状部の表面荒さを向上させるためにプラスチック成型品としている。
【0047】
これにより、操作リング307,310について、偏肉による成型時のヒケを回避し、外観部品としての品質を確保することができる。
【0048】
313はレンズマウントで、リレーホルダー306に保持固定されている。このレンズマウント313は、不図示のカメラマウントとバヨネット結合するものであるとともに、裏蓋206と接点ブロック425とを保持する。
【0049】
402はフォーカスカムコロで、フォーカスカムビス401により2群移動枠202に固定されている。また、411はバリエータカムコロで、バリエータカムビス410により3群移動枠203に固定されている。
【0050】
413はコンペカムコロで、コンペカムビス412により4群移動枠204に固定されている。403はフォーカス連動ピンで、フォーカスカム環304に固定されている。404はズーム連動ピンで、ズームカム環305に固定されている。
【0051】
503は固定鏡筒303に固定されたフォーカスモータユニットであり、ステッピングモータを駆動源として有する。407はフォーカスモータユニット503の一部に回転可能に嵌合するフォーカスギヤシャフトユニット、408はフォーカスギヤシャフトユニット407の軸先端を嵌合保持するために固定鏡筒303に固定されているフォーカス軸受けである。
【0052】
501は1群枠201の後部に固定されたIGユニットである。502はフォーカスロータリーポテンショメータで、FPナット424により固定鏡筒303に固定されている。このフォーカスロータリーポテンショメータ502の回転軸にはFPギヤ409が、トガリ先形状のビスにより取り付けられている。
【0053】
507は固定鏡筒303に固定されたズームモータユニットであり、ステッピングモータを駆動源として有する。416はズームモータユニット507の一部に回転可能に嵌合するズームギヤ、415はズームモータユニット507のズームギヤ軸先端を嵌合保持するために固定鏡筒303に固定されたズーム軸受けである。
【0054】
506はズームロータリーポテンショメータで、固定鏡筒303に固定されたZP台421にZPナット422により固定されている。このズームロータリーポテンショメータ606の回転軸にはZPギヤ414がトガリ先形状のビスにより取り付けられている。
【0055】
なお、本実施形態においては、FPギヤ409とZPギヤ414は共通部品となっている。また、ZPギヤ409の固定方法は、Dカットされた軸と相対する穴形状により回転止めを行うのでもよい。
【0056】
このように構成されたレンズ装置において、フォーカスモータユニット503により発生される駆動力は、フォーカスギヤシャフトユニット407によりフォーカスギアリング308に設けられたインナーギヤに伝達され、さらにフォーカス連動ピン403を介してフォーカスカム環304に伝達される。これにより、フォーカスカム環304が回転して、このフォーカスカム環304の直線カム溝に沿ってフォーカスカムコロ402とともに2群移動枠202が光軸方向に進退駆動され、電動によるフォーカシングが行われる。
【0057】
なお、手動によるフォーカシングの場合は、フォーカシング操作リング307に直接手動操作力が入力されるが、フォーカシングギヤシャフトユニット407を介してフォーカスモータユニット503にも操作力が逆入力されるため、フォーカスモータユニット503内のギヤユニットに過大な負荷がかかるのを防止する。したがって、バネスリップによるフリクション構造が設けられている。
【0058】
フォーカスロータリーポテンショメータ502は、FPギヤ409を介してフォーカシング操作リング307の回転角度(つまりは、フォーカス位置)を検出する。これにより、電動の場合でも手動の場合でもフォーカスポテンショメータ502による第2群レンズ102の絶対位置検出が可能であり、オートフォーカス制御に高精度で対応できる。
【0059】
一方、ズームモータユニット507により発生される駆動力は、ズームギヤ416によりズームギヤリング311に設けられたインナーギヤに伝達され、ズーム連動ピン404を介してズームカム環305に伝達される。これにより、ズームカム環305が回転して、このズームカム環305の2本の非線形カム溝によりズームカムコロ411とコンペカムコロ413とともに3群移動枠203と4群移動枠204が光軸方向に進退駆動され、電動によるズーミングが行われる。
【0060】
なお、手動によるズーミングの場合は、ズーム操作リング310に直接手動操作力が入力されるが、ズームギヤ416を介してズームモータユニット507にも操作力が逆入力されるため、ズームモータユニット507内のギヤユニットに過大な負荷がかかるのを防止するため、バネスリップによるフリクション構造が設けられている。
【0061】
ズームロータリーポテンショメータ506は、ZPギヤ414を介してズーム操作リング310の回転角度(つまりは、ズーム位置)を検出している。これにより、電動の場合でも手動の場合でもズームポテンショメータ506による第3群レンズ103および第4群レンズ104の絶対位置検出が可能であり、パワーズーム制御に対応できるとともに、カメラのズーム位置表示が高精度、高分解能にて可能である。
【0062】
次に、5群移動枠205の駆動制御のための構成について説明する。420は5群移動枠205に取り付けられたラック、423はラック420と5群移動枠205との間に発生する光軸方向のガタを除去するためのラックバネ、504はリレーホルダー306に固定されてレンズマイコン514(図3参照)により制御されるステッピングモータ、505はリレーホルダー306に固定されて5群移動枠205の初期位置検出を行うためのフォトインタラプタである。
【0063】
ステッピングモータ504により発生される回転駆動力は、ラック420により光軸方向駆動力に変換され、5群移動枠205を光軸方向に進退させる。
【0064】
ここで、ステッピングモータ504による5群移動枠205の駆動制御は、駆動パルスのカウントによる位置制御である。5群移動枠205には薄い遮光壁が形成されており、5群移動枠205の全移動範囲の略中心付近で遮光壁がフォトインタラプタ505を遮光する位置を初期位置とする。
【0065】
そして、5群移動枠205を光学的な基準位置に駆動したのち、フォトインタラプタ505で検出される遮光・透光の切り替わり位置を図3に示すEEPROM515に書き込み、この書き込みデータに基づいて図3に示すレンズマイコン514により基準位置又はバックフォーカス変動要因を考慮した位置へと駆動制御する。
【0066】
5群移動枠205の光学的基準位置は、以下に示すテレ・ワイドバランス出しなどを行って導き出す。はじめに、レンズ装置を無限コリメータ対応の所定の位置に固定し、フォーカス操作リング307を回転させて無限位置に調節する。次に、ズーム操作リング210をワイド端位置に回転させて、5群移動枠205(第5群レンズ105)をステッピングモータ504にて駆動し、ピント調整を行う。
【0067】
次に、ズーム操作リング310をテレ端位置に回転させ、1群枠201(第1群レンズ)を回転させることでネジリードによる光軸方向の進退を行い、ピント調整を行う。
【0068】
続いて、ズーム操作リング310をワイド端位置に回転させ、第5群レンズ105を504にて駆動してピント調整を行う。この時、先にワイド端にて調整した第5群レンズ105の位置と相違がなければ、テレ・ワイドバランス出しの完了である。相違があれば、再度、テレ端・ワイド端での調整を行い収束させる。
【0069】
調整完了後は、1群枠201を接着またはビスなどを用いて固定鏡筒303に固定し、第5群レンズ105の位置が、フォトインタラプタ505の透光・遮光切り替わり位置からどれだけの距離離れているかをステッピングモータ504を駆動して確認し、この距離データとなるステップ数をEEPROM515に記録する。
【0070】
この距離データは、第5群レンズ105の常温時における基準位置となり、この基準位置をもとに下記に示すバックフォーカス変動要因を考慮して第5群レンズ105の位置(つまりは、バックフォーカス)を調整する。
【0071】
なお、本調整方法は、一例であり、他の調整方法、例えば有限距離にチャートを配置し、基準カメラを用いて行ってもよい。
【0072】
図3には、本実施形態の撮影システムの電気的構成を示している。L00は上述したレンズ装置であり、K00はこのレンズ装置が着脱可能に装着されるビデオカメラ又はデジタルスチルカメラのカメラ本体(撮影装置)である。なお、図1および図2において説明した構成要素についてはこれら図中の符号と同符号を用いている。
【0073】
まず、レンズ装置L00について説明する。511はフォーカスモータユニット503を駆動するためのフォーカスモータドライバ、512はズームモータユニット507を駆動するためのズームモータドライバ、513はステッピングモータ504を駆動するためのバックフォーカスモータドライバである。
【0074】
514は主としてレンズ装置L00内の各センサからの情報を収集してレンズ装置L00内の各アクチュエータを制御するためのレンズマイコン(制御手段)であり、515はレンズ装置の個体差により生じるデータ等を記憶する書き換え可能なメモリ(以下、EEPROMと記す)である。
【0075】
レンズ装置L00の個体差により生じるデータは、第5群レンズ105の光学的基準位置からフォトインタラプタ505の透光・遮光切り替わり位置までのステッピングモータ504のステップ数と方向、フォーカスロータリーポテンショメータ502で検出される至近端と無限端の情報と、ズームロータリーポテンショメータ506で検出されるワイド端とテレ端の情報と、IGメータユニット501内に装着されているホール素子により検出される絞りオープン端およびクローズ端の情報などがある。
【0076】
701はカメラ本体K00の内部に配置されたカメラ温度センサ、702は赤色分光プリズム、703は緑色分光プリズム、704は青色分光プリズムである。これらプリズム702〜704のそれぞれの射出面近傍位置には、撮像素子である赤色感応CCD705、緑色感応CCD706および青色感応CCD707が配置されている。これらCCD705〜707から出力された信号は、カメラ信号処理回路708により映像信号に変換される。
【0077】
709はカメラマイコンであり、カメラ温度センサ701からの情報と、カメラ信号処理回路708からの情報を受け取り、信号伝達用のカメラピン710およびレンズ接点520を介してレンズマイコン514と通信する。
【0078】
カメラ信号処理回路708からの情報はAF信号として必要であり、このAF信号は、ステッピングモータ504によって第5群レンズ205がピント方向検出のためのウォブリング動作をした場合に、第2群レンズ102の駆動方向とこの第2群レンズ102が停止すべき位置の判断を行う場合に必要である。但し、その他にAFセンサが存在する場合には、必ずしもカメラ信号処理回路708からの情報は必要ではない。
【0079】
なお、本実施形態では、3板式CCDを有するカメラ本体について説明しているが、単板式などその他の方式のCCDを有するカメラ本体でもよい。
【0080】
次に、カメラ本体のバックフォーカスの変動要因とレンズ装置におけるバックフォーカスの補正制御方法について説明する。
【0081】
カメラのバックフォーカス変動要因としては、個々のカメラ本体によって異なる不図示のカメラマウントから緑色感応CCD706のピント面までのフランジバックの距離がある。
【0082】
このフランジバック距離は、個々のカメラ本体にてばらつきがあるため、レンズとの組み合わせによってはバックフォーカスの位置がずれてしまう。したがって、本実施形態では、どのようなカメラ本体とレンズとの組み合わせでもバックフォーカスが適正な位置に設定されるようにする。
【0083】
また、カメラ本体内の温度変化によっても、上記カメラマウントから緑色CCD706のピント面までのフランジバック距離が変動してしまう。このため、カメラ本体からのフランジバック情報は、温度による変動も含めた情報となる。なお、カメラ本体からのフランジバック情報は、単位をmmとした値でも、何らかの取り決められた値であってもよく、バックフォーカス調整時に駆動量を換算できれば特に限定されない。
【0084】
ここで、カメラ本体のフランジバック距離のばらつきおよび温度などの環境変化によるフランジバック距離の変動によってどのような問題が生じるのかを具体的に説明する。
【0085】
例えば、レンズのフォーカスの距離指標が2mを示しているにもかかわらず、実際のピント位置は1mであったり、無限であったりしてしまう。また、至近端や無限端においてピントが合うところがなくなってしまうなどという問題も生じ得る。このため、従来のカメラのバックフォーカス位置は厳密に調整されている。そして、これにより、生産時における所要時間や材質、管理などコスト的な負担が小さくない。
【0086】
また、温度による補正ができないため、レンズに予め無限に対して超無限余裕を多く持たせるなどしている。
【0087】
また、オートフォーカス機能を有する場合も、ベストピント位置がずれてしまったり検出できなかったりするおそれがある。
【0088】
また、ピントを固定した状態で放置した後に撮影を行うような場合に、温度などの環境変化によるピント変動が生じてしまう。
【0089】
このように、従来、交換レンズ型の撮影システムのバックフォーカスの変動に関しては的確な対応ができていないのが現状で、環境変化に弱く、精度も補償できず、低生産性、高コストといった製品上極めて好ましくない問題がある。
【0090】
本実施形態は、リアフォーカス及びフロントフォーカス可能なレンズにおいて、リアフォーカスからフロントフォーカスに変更した場合及びフロントフォーカスでの撮影を継続して行う場合におけるこのバックフォーカスの変動を考慮して、レンズマイコン514によりステッピングモータ504を駆動制御するものである。
【0091】
以下、図4のフローチャートを用いて、本実施形態の撮影システムにおけるバックフォーカス変動の補正(調整)動作について説明する。
【0092】
まず、ステップ(図では、Sと略す)101で、カメラマイコン709がカメラ本体の電源が撮影可能なモードでONされたことを検知すると、ステップ102に進む。電源ONのモードには、VTRモードもあるが、この場合は必ずしもステップ101を経なくてもよい。
【0093】
ステップ102では、レンズマイコン514が、フォトインタラプタ505の信号が透光側か遮光側かを読み取る。
【0094】
そして、ステップ103では、第5群レンズ105を移動させるためにステッピングモータ504を駆動する。具体的には、フォトインタラプタ505の信号が透光側である場合には遮光側に、遮光側である場合には透光側に駆動する。
【0095】
そして、ステップ104にて、透光・遮光の切り替わり位置を検出すると、ステッピングモータ504を停止させる。
【0096】
次に、ステップ105では、レンズマイコン514内に設けられたバックフォーカス調整のためのパルスカウンタを所定の値(以下、リセット値と記す)にする。このリセット値はリセット動作により所定の値になるようにしておく。予めEEPROM515に所定の値を記憶しておき、リセット動作に伴って設定するようにしてもよい。バックフォーカスを所定の位置に調整する際に何らかの絶対的な値が必要なためである。
【0097】
続いて、ステップ106では、レンズマイコン514は、予めEEPROM515に記憶されている、本レンズの組立調整を行ったときに本レンズが装着されたカメラ本体のフランジバック情報(レンズ調整時フランジバック情報)を読み出す。
【0098】
ステップ107では、レンズマイコン514はカメラマイコン709からレンズ調整時フランジバック情報を受信する。
【0099】
なお、カメラから送られてくるフランジバック情報は、カメラマイコン709の内部又は外部に設けられた不図示の不揮発性メモリ(EEPROM等)に予め記憶されており、温度によるフランジバックの変動を温度情報から演算したり、予めデータテーブル形式で記憶された情報を読み出したりしたものである。
【0100】
次に、ステップ108では、レンズマイコン514は、ステップ106〜ステップ107で収集した情報に基づいて、第5群レンズ105のバックフォーカス調整に最適な位置を演算してステッピングモータ504を駆動制御する。
【0101】
以下、この演算内容を説明する。ここで、
レンズ調整時フランジバック情報   :FBadj
取付時カメラフランジバック情報   :FBnama
適正なバックフォーカス位置     :BFbp
レンズ調整時バックフォーカス位置  :BFadj
リセット位置            :BFrst
パルス換算係数           :Pbf
リセット位置からの駆動量      :ΔBFrst
とすると、現在の適正なバックフォーカス位置BFbpは、
BFbp=BFadj+(FBnama−FBadj)×Pbf
となる。
【0102】
すなわち、適正なバックフォーカス位置BFbpは、レンズ調整時フランジバック情報FBadjと、取付時フランジバック情報(現在レンズが装着されているカメラ本体のフランジバック情報)FBnamaとの差分をパルス換算係数Pbfで乗じたものを、レンズ調整時バックフォーカス位置BFadjに加えたものである。
【0103】
なお、パルス換算係数Pbfは、フランジバック情報からパルス数に換算するための係数であり、フランジバック情報の形に合わせたものであればよい。また、リセット位置から適切なバックフォーカス位置BFbpまでの駆動量ΔBFrstは、
ΔBFrst=BFbp−BFrst
と求まる。
【0104】
そして、こうして求めた駆動量ΔBFrst分、すなわち適正なバックフォーカス位置BFbpまで第5群レンズ105の駆動を行い、ステップ109にてリセット動作の完了となる。
【0105】
続いて、ステップ110で、カメラマイコン709は、撮影システムを撮影可能な待機状態(撮影スタンバイモード)とする。
【0106】
次に、ステップ111でレンズが前玉フォーカスかリアフォーカスかどちらかを検出し、リアフォーカスの場合はステップ112においてズームやAFマニュアルフォーカスといった操作を判定し、駆動要求を検出し束愛はステップ113において第5群レンズ105を駆動する。
【0107】
ステップ111で前玉フォーカスだった場合はステップ112に進みバックフォーカス調整が自動か手動かを判定し、自動だった場合ステップ115に進みカメラマイコン709と通信しカメラバックフォーカス情報を読み込む。カメラマイコン709はカメラ本体内の温度をモニタし、温度変化があったときはその温度に対応するカメラ本体側のフランジバックの変動を含めたフランジバック情報をレンズマイコン514に送信し、これをレンズマイコン514が受け取る。これは、CCD等のカメラ内部の発熱体によるものや外部の撮影環境等による影響で変化するものである。
【0108】
次にステップ116では、レンズマイコン514は、ステップ107で取得したレンズ調整時フランジバック情報と、ステップ112にて取得した取付カメラバックフォーカス情報とから、バックフォーカス調整のための演算およびステッピングモータ504の駆動制御を行う。
【0109】
以下、この演算内容について説明する。ここで、
前回までのバックフォーカス位置   :BFpast
現在のバックフォーカス位置からの駆動量 :ΔBF
とすると、求める適正なバックフォーカス位置BFbpは、
BFbp=BFadj+(FBnama−FBadj)×Pbf
となる。
【0110】
すなわち、適正なバックフォーカス位置BFbpは、レンズ調整時フランジバック情報FBadjと、取付時カメラフランジバック情報FBnamaとの差分にパルス換算係数Pbfを乗じ、その結果にレンズ調整時バックフォーカス位置BFadjを加えたものである。
【0111】
また、リセット位置から適正なバックフォーカス位置BFbpまでの駆動量ΔBFは、
ΔBF=BFbp−BFpast
と求まる。
【0112】
そして、こうして求めた駆動量ΔBFだけ、すなわち適正なバックフォーカス位置BFbpまで第5群レンズ105の駆動を行い、バックフォーカスの補正を行う。
【0113】
ステップ114にてバックフォーカスモードが手動のときはステップ117において図示しないバックフォーカス操作手段の出力を読み込み、検出がなければステップ119に進み、出力を検出したときはステップ118において第5レンズ群105を駆動し、ステップ119に進む。
【0114】
ステップ119において、撮影スタンバイモードにあるときはステップ111からステップ118をループし、電源OFFの要求でこのモードが解除された場合は、ステップ120で電源がOFFされる。
【0115】
ここで、フランジバック情報の検出・補正は、カメラの垂直同期周波数に合わせた60分の1秒(NTSC方式の場合)や50分の1秒(PAL方式の場合)で行ってもよいし、ある固定の周波数や任意のタイミングであったりしてもよく、温度変化による補正を行うための必要な時間であれば特に限定するものではない。
【0116】
ただし、あまりに長時間間隔での補正の場合、温度変化が激しい場合などでは、温度に対するバックフォーカス位置の変化が生じ、ずれが生じるることになるため、好ましくない。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、本願各発明によれば、レンズ装置の組立調整時に装着された撮影装置のフランジバック情報とこのレンズ装置が(現在)装着されている撮影装置のフランジバック情報との差分や、レンズ装置の組立調整時における温度情報と使用されているときの(現在の)温度情報との差分に基づいて自動的にバックフォーカス調整が行われるようにしているので、レンズ装置の組立調整時におけるバックフォーカス位置の調整はある程度の範囲内で行えば足り、メカ的および光学的な調整を大幅に省くことができる。
【0118】
このため、従来見られたような、レンズのフォーカスの距離指標の示す距離と実際のピント位置とがずれたり、至近端や無限端においてピントが合うところがなくなるという問題を解決することができる。さらに、生産における所要時間や材質、管理などコスト的な負担を大幅に縮小することができる。
【0119】
また、カメラのフランジバック位置や温度による補正ができるため、レンズ装置に必要以上な超無限余裕を多く持たせる必要もなくなる。また、オートフォーカス機能を有する場合において、ベストピント位置がずれてしまったり検出できなかったりするというような問題も解決することができる。また、ピントを固定した状態で放置した後に撮影を行う場合でも、温度などの環境変化によるピントズレを補正できる。
【0120】
しかも、組立調整時に装着された撮影装置のフランジバック情報や組立調整時におけるレンズ装置の温度情報を記憶手段に記憶させておくようにすれば、高精度なバックフォーカス調整制御を行うことができ、ユーザーにおけるバックフォーカス調整作業を不要とすることができるとともに、撮影システムの携帯機動性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造
本発明の実施形態である撮影システムに用いられるフロントフォーカス式交換レンズ装置の構成図。
【図2】上記交換レンズ装置の構成図。
【図3】上記撮像システムの電気回路のブロック図。
【図4】上記撮像システムの動作フローチャート。
【図5】従来のフロントフォーカス式交換レンズ装置の構成図。
【符号の説明】
101,1 第1群レンズ
102,2 第2群レンズ
103,3 第3群レンズ
104,4 第4群レンズ
105,5 第5群レンズ
106,6 第6群レンズ
201 1群枠
202 2群移動枠
203 3群移動枠
204 4群移動枠
205 5群移動枠
206 裏蓋
301 フォーカスリング押さえ
302 前蓋
303 固定鏡筒
304 フォーカスカム環
305 ズームカム環
306 リレーホルダー
307 フォーカス操作リング
308 フォーカスギアリング
309 中継環
310 ズーム操作リング
311 ズームギヤリング
312 後部カバー
313 レンズマウント
401 フォーカスカムビス
402 フォーカスカムコロ
403 フォーカス連動ピン
404 ズームZ連動ピン
405,406,417,418,419 ガイドバー
407 フォーカスギヤシャフトユニット
408 フォーカス軸受け
409 FPギヤ
410 バリエータカムビス
411 バリエータカムコロ
412 コンペカムビス
413 コンペカムコロ
414 ZPギヤ
415 ズーム軸受け
416 ズームギヤ
420 ラック
421 ZP台
422 ZPナット
423 ラックバネ
424 FPナット
425 接点ブロック
501 IGメータユニット
502 Fロータリーポテンショメータ
503 フォーカスモータユニット
504 ステッピングモータ
505 フォトインタラプタ
506 ズームロータリーポテンショメータ
507 ズームモータユニット
508 レンズ温度センサ
511 フォーカスモータドライバ
512 ズームモータドライバ
513 バックフォーカスモータドライバ
514 レンズマイコン
515 EEPROM
520 レンズ接点
601 マグネット
602 コイル
603 上ヨーク
604 下ヨーク
605 ヨーク枠
606 MRセンサ
607 マグネットシート
701 カメラ温度センサ
702 赤色分光プリズム
703 緑色分光プリズム
704 青色分光プリズム
705 赤色感応CCD
706 緑色感応CCD
707 青色感応CCD
708 カメラ信号処理回路
709 カメラマイコン
710 カメラピン
L00 交換レンズユニット
K00 カメラ本体

Claims (4)

  1. リアフォーカス及びフロントフォーカスともに可能なレンズ装置であって、
    前記リアフォーカス時にはピント調整のためのフォーカス及びズーム操作に伴って駆動され、且つ前記フロントフォーカス時にはバックフォーカス調整を行うことができる調整レンズと、
    前記調整レンズを駆動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御する制御手段とを有し、
    前記フロントフォーカス時の前記バックフォーカス調整動作は自動で行うことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記制御手段は、前記フロントフォーカス時のバックフォーカス調整機能が自動のときは、撮影装置のフランジバック情報に基づいて前記アクチュエータを駆動制御することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記制御手段は、前記フロントフォーカス時のバックフォーカス調整機能が自動のときは、レンズ装置が組立調整時に装着された撮影装置のフランジバック情報とこのレンズ装置が装着されている撮影装置のフランジバック情報との差分に基づいて前記アクチュエータを駆動制御することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のレンズ装置を備え、このレンズ装置を通過した撮影光束に基づいて撮影を行うことを特徴とする撮影装置。
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