JP2004170612A - レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】NDの位置に応じてフォーカスレンズの移動量に基づいたフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御することで、ND位置の変化による被写体に対する焦点のずれ、所謂、ピントずれを回避するレンズ駆動装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、フォーカスレンズ駆動手段により移動されるフォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、ND位置検出手段からのND位置に応じて、フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、を備えてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】撮像装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、フォーカスレンズ駆動手段により移動されるフォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、ND位置検出手段からのND位置に応じて、フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、を備えてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ駆動装置及び撮像装置に関するものであり、詳しくはフォーカス動作及びズーム動作を行う機構を備えるレンズ駆動装置及びこのレンズ駆動装置を用いる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるレンズ駆動装置及び撮像装置は、手動で被写体に焦点を合わせてフォーカスレンズを固定した後に絞りの状態によって被写体からの光量を調整する絞りの状態が変化した場合には、被写体に対する焦点、即ち、ピントがずれることを解決するものであり、被写体からの光量を調整する絞りの絞り値を検出し、この検出した絞り値に応じてフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するというものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−33791号公報 (第4頁 第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明した撮像装置において、CCD等のイメージャーの高画素化・小型化により焦点深度が浅くなったこと、又、イメージャーの小型化による回折現象の小絞り対策として多濃度NDの導入により、NDの状態の変化による被写体のピントのズレが無視できなくなってきた。故に、手動又は自動で被写体に対する焦点を合わせた後に、NDの状態の変化によって被写体のピントがずれるという問題がある。
【0005】
従って、ND位置及びズーム位置に応じて、フォーカス補正量を算出し、マニュアルフォーカス又はオートフォーカス移動量を加算して、フォーカスレンズの移動量として出力することにより、被写体のピントのズレを無くすことに解決しなければならない課題を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明に係るレンズ駆動装置及び撮像装置は、次に示す構成にすることである。
【0007】
(1)レンズ駆動装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される前記フォーカスレンズの移動量に基づいてフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記ND位置検出手段からのNDの位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、を備えてなる。
(2)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(1)に記載のレンズ駆動装置。
【0008】
(3)レンズ駆動装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される前記フォーカスレンズの移動量に基づいてフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するアイリスの位置を検出するアイリス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記アイリス位置検出手段からのアイリスの位置並びに上記ND位置検出手段からのNDの位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、を備えてなる。
(4)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記アイリス位置検出手段からのアイリス位置及び上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(3)に記載のレンズ駆動装置。
【0009】
(5)撮像装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される上記フォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記ND位置検出手段からのND位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、上記フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、を備えてなる。
(6)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(5)に記載の撮像装置。
【0010】
(7)撮像装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される上記フォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するアイリスの位置を検出するアイリス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記アイリス位置検出手段からのアイリスの位置並びに上記ND位置検出手段からのND位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、上記フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、を備えてなる。
(8)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記アイリス位置検出手段からのアイリス位置及び上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(7)に記載の撮像装置。
【0011】
このように、NDの位置に応じてフォーカスレンズの移動量に基づいたフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御するので、ND位置の変化による被写体に対する焦点のずれ、所謂、ピントずれを回避することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明に係るレンズ駆動装置及び撮像装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
本願発明のレンズ駆動装置を具備する撮像装置は、図1に示すように、レンズブロック11内にズームレンズ12、アイリス(IRIS)21、ND24、フォーカスレンズ13をそれぞれ搭載し、被写界深度を可変するズームレンズ12を移動させるステップモータ14と、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズ13の位置を移動させるステップモータ15と、これらステップモータ14、15を駆動させるレンズドライバ16と、アイリス21の位置を検出するアイリス位置検出センサ23と、ND24のND位置を検出するND位置検出センサ26と、フォーカスレンズ13を介した被写体からの光を受光して画素信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)17と、アイリス位置検出センサ23で得られたアイリス位置情報S4を入力し、アイリス21を駆動させるアイリス駆動信号S5をアイリス21に供給するアイリスドライバ22と、ND位置検出センサ26で得られたND位置情報S6を入力し、ND24を駆動させるND駆動信号S7をND24に供給するNDドライバ25と、CCD17からの画素信号に処理を施して映像信号(ビデオ信号)を出力するカメラ信号処理回路18と、カメラ信号処理回路18からの信号に基づいて、NDドライバ25及びアイリスドライバ22を制御するAE処理回路27と、カメラ信号処理回路18から出力される輝度信号に基づいてフォーカスレンズ13のオートフォーカス駆動量S0を検出するオートフォーカス処理回路19と、オートフォーカス処理回路19からのオートフォーカス駆動量S0、マニュアルフォーカス動作量、ズーム指示信号、マニュアル/オートフォーカス切換え信号を入力してレンズ12、13を制御するレンズ駆動回路20とからなる。このレンズ駆動回路20の構成については後述する。
【0014】
カメラ信号処理回路18は、入カされた電気信号を用いて信号処理を行うことにより、例えば、カラーテレビジョン放送用に用いられている、輝度信号Y及び2つの色差信号R一Y、B一Yを多重化した、NTSC方式又はPAL方式の標準カラーテレビジョン信号が生成される。このカラーテレビジョン信号はビデオ信号として出カされる。
【0015】
オートフォーカス処理回路19は、カメラ信号処理回路18から出力される輝度信号に基づいて、オートフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動を示すオートフォーカス駆動量S0を検出して、レンズ駆動回路20に送る。
【0016】
レンズ駆動回路20は、図2に示すように、ステップモータ15(図1参照)により移動されるフォーカスレンズ13(図1参照)の移動量S2に基づいて、フォーカス位置を検出するフォーカス位置検出回路35と、ズーム指示信号に基づいてズーム移動量S1を算出するズーム移動量算出回路39と、ズーム移動量算出回路39によるズーム移動量S1に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出回路38と、ND位置検出センサ26(図1参照)からのND位置情報S6、アイリス位置検出センサ23(図1参照)からのアイリス位置情報S4及びズーム位置検出回路38からのズーム位置に応じて、フォーカス位置検出回路35からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス位置補正量S3を算出し、加算器34に送るフォーカス補正量算出回路36と、オートフォーカス駆動量S0に基づいてオートフォーカ移動量を算出して信号切換器33に送るオートフォーカス移動量算出回路31と、マニュアルフォーカス動作量に基づいてマニュアルフォーカス移動量を算出するマニュアルフォーカス移動量算出回路32と、オートフォーカス移動量算出回路31からの信号とマニュアルフォーカス移動量算出回路32からの信号とを切換える信号切換器33と、信号切換器33からの信号とフォーカス補正量算出回路36からのフォーカス位置補正量S3とを加算してフォーカスレンズ13(図1参照)の移動量S2を生成する加算器34とからなる。
【0017】
ここで、NDとアイリスについて説明する。NDとアイリスは、所謂、絞りであり、その絞り機構の構造は、アイリスをNDに貼り付けたもの、NDとアイリスを独立して制御するもの、NDを手動で動かすものとがある。
【0018】
NDにアイリスを貼り付けた絞り機構は、図3に示すように、底部を三角形状に切欠いた4辺からなり、先端側を切欠いたアイリス21Aを上下方向に対向させ、両者を交差する方向に動かすことにより6角形の絞り孔41を構成する。このアイリス21Aの上部に位置した底部の三角形状の部位にND24Aを貼り付けた構成になっている。このような構造の絞り孔41は、アイリス21Aを絞ると孔の大きさが萎んでゆき、開口径に占めるND24Aの割合が当然に増える構成になっている。
【0019】
具体的に示せば、暗い場合には、当然にアイリス孔41は大きく開き、図3(A)に示すように、5角形の開口孔41Aになり、上部をND24Aが遮蔽した状態となる。次に絞ると、図3(B)に示すように、5角形の上部位置が略半分、ND24Aで塞がれた状態のアイリス孔41Bになる。
更に、明るい場合には、更にアイリス孔を萎み、図3(C)に示すように、アイリス孔41Cは略三角形状に形成され、上部にND24Aが臨んだ状態となる。
更に、明るい場合には、更にアイリス孔を絞りこみ、図3(D)に示すように、アイリス孔41Dは小さな三角形状になる。
さらに、明るい場合には、絞りこみ、図3(E)に示すように、三角形状のアイリス孔41Eが更に小さくなり点状の孔になる。
さらに、明るくなると、更に絞り込み、図3(F)に示すように、アイリス孔は完全に閉じた状態となり、ND24Aとアイリス21Aの底部の三角形状とで形成される菱型形状になる。
更に、絞り込むと、図3(G)に示すように、菱型形状の形状が小さくなる。同様にして、図3(H)に示すように、菱型形状の形状が更に小さくなるようにして絞り込む。
【0020】
図4に示す絞り機構は、ND24Bを独立制御するものであり、図4(A)〜(C)に示すように、上下位置のアイリス21Bを互いに交差する方向に動かして絞り込む。
そして、更に明るい場合には、図4(D)〜(F)に示すように、アイリス21Bを絞り込んだ状態で、次に、ND24Bを制御して絞りこむ。
次に、更に明るい場合には、図4(G)〜(H)に示すように、ND24Bを絞り込んだ状態で、次にアイリス21Bを動かして更に絞り込む。
【0021】
図5に示す絞り機構は、NDが手動で動くもので、ND24Cはオン/オフのみで中間位置は存在せず、このND24Cのオン/オフはユーザーが行う。
先ず、図5(A)〜(C)に示すように、アイリス21Cを交差する方向に動かして絞りこむ。この時、ND24Cはオフの状態である。
絞り孔が一番大きい状態、即ち、図5(A)に示す状態のときに、ND24Cをオンすると、図5(D)に示すように、ND24Cがアイリス孔を塞ぐ。同様に、図5(E)〜(H)は、アイリス孔が明るさに応じて絞った状態のときに、ND24Cをオンしたときの状態を示したもので、適当に絞った状態でND24Cをオン/オフする。
【0022】
次に、上記構成からなる撮像装置の動作について、図1及び図2を参照して、説明する。
【0023】
先ず、被写体の撮像時には、被写体からの光は、ズームレンズ12及びフォーカスレンズ13を介して、撮像デバイスである固体撮像素子、具体的にはCCD17に結像されて受光される。このCCD17は、複数の受光部から構成されるイメージセンサ、所謂、イメージヤである。このCCD17によって受光されて検出された光量が電気信号に変換される。このCCD17から出カされる電気信号は、カメラ信号処理回路18に出カされる。
【0024】
この撮像時においては、被写界深度を可変するためにズームレンズ12を用い、被写体に対する焦点を調整するためにフォーカスレンズ13を用いる。このズームレンズ12は、レンズドライバ16からの制御信号により駆動制御されるステップモータ14によって駆動されて、その位置が移動制御されることにより、被写界深度を可変することができる。また、フォーカスレンズ13は、レンズドライバ16からの制御信号により駆動制御されるステップモータ15によって駆動されて、その位置が移動制御されることにより、被写体に対する焦点を調整することができる。
又、被写体からの光量を調整するために、ND24をNDドライバ25によって駆動制御する。これにより、被写体からの光量を調整することができる。このND24のND位置は、ND位置検出センサ26によって検出される。この検出されたND位置は、ND位置情報S6としてレンズ駆動回路20に送られる。
【0025】
又、カメラ信号処理回路18から出カされる輝度信号は、オートフォーカス処理回路19に送られて、オートフォーカス動作時のフォーカスレンズの移動を示すオートフォーカス駆動量S0が検出される。このオートフォーカス駆動量S0はレンズ駆動回路20に送られる。
【0026】
このレンズ駆動回路20では、オートフォーカス処理回路19からのオートフォーカス駆動量S0からオートフォーカス動作時のフォーカスレンズの移動量が算出され、このフォーカスレンズの移動量からフォーカスレンズ13の位置が検出される。また、マニユアルフォーカス動作時にはマニュアルフォーカス動作量からフォーカスレンズ13の移動量が算出されることにより、フォーカスレンズ13の位置が検出される。
【0027】
また、このレンズ駆動回路20には、ND位置検出センサ26からのND位置情報S6、即ち、ND24のND位置が入カされている。レンズ駆動回路20では、ND位置の変化に応じて、被写体に対して焦点が合焦するようにフォーカスレンズ13の位置を移動制御するためのフォーカスレンズ13の移動量を示す信号S2が生成される。この信号S2はレンズドライバ16に送られる。レンズドライバ16では、信号S2に基づいてステップモータ15の駆動を制御することにより、被写体に対して合焦するようにフォーカスレンズ13の位置が移動制御される。
【0028】
また、ズーム動作時には、レンズ駆動回路20にズーム指示信号が入カされる。レンズ駆動回路20では、このズーム指示信号に応じて、ズームレンズ12の位置を移動制御するためのズームレンズ12の移動量を示す信号S1が生成される。この信号S1はレンズドライバ16に送られる。レンズドライバ16では、この信号S1に基づいてステップモータ14の駆動を制御することにより、ズームレンズ12の位置が移動制御されて被写界深度が調整される。
【0029】
オートフォーカス動作時には、図2に示すオートフォーカス移動量算出回路31には、図1のオートフォーカス処理回路19からのオートフォーカス駆動量S0が入カされる。このオートフォーカス移動量算出回路31では、オートフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動量が算出される。この算出されたフォーカスレンズ13の移動量は信号切換器33の端子aに送られる。
【0030】
又、マニュアルフォーカス動作時には、マニュアルフォーカス動作量がマニュアルフォーカス移動量算出回路32に入カされる。このマニュアルフォーカス動作量は、手動でフォーカス動作を行ったときのフォーカスレンズ13の移動位置やフォーカスレンズ13の位置を移動させるためのフォーカスリングの回転角度等を機械的又は電気的手段によって検出することにより得られるフォーカスレンズ13の移動量である。これにより、マニュアルフォーカス移動量算出回路32では、マニュアルフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動量が算出される。この算出されたフォーカスレンズ13の移動量は信号切換器33の端子bに送られる。
【0031】
ここで、信号切換器33は、切換信号によって、オートフォーカス動作時には端子a側に切換接続され、マニュアルフォーカス動作時には端子b側に切換接続されるものである。この信号切換器33が切り換えられることにより、オートフォーカス動作時又はマニュアルフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動量が加算器34に送られる。加算器34からの出カは、フォーカス位置検出回路35に送られると共に、信号S2としてレンズドライバ16に送られる。フォーカス位置検出回路35では、フォーカスレンズ13の移動量に基づいて、フォーカス位置が検出されてフォーカス位置信号が出カされる。このフォーカス位置信号は、フォーカス補正量算出回路36に送られる。
【0032】
このフォーカス補正量算出回路36には、ND位置検出センサ26からのND位置情報S6、即ち、ND24のND位置が入カされている。このフォーカス補正量算出回路36では、フォーカス位置信号を用い、ND位置情報S6の変化に応じて、被写体に対して合焦するように、フォーカスレンズ13の位置を補正するフォーカス補正量が算出されて、加算器34に出カされる。
【0033】
加算器34では、フォーカス補正量が信号切換器33を介して出カされるフォーカスレンズ13の移動量に加算されて、フォーカスレンズ13の移動量が信号S2としてレンズドライバ16に送られることにより、ND24のND位置が変化しても、被写体に対して常に合焦するように、フォーカスレンズ13の位置を制御することができる。
【0034】
ここで、ND24のND位置に応じたフォーカス補正量は、ND24のND位置に応じたフォーカスレンズ13の位置を補正する補正量を求める関数をfとすると、以下の式(1)で表される。
【0035】
フォーカス補正量=f(ND位置)・・・(1)
【0036】
次に、ND24のND位置の変化に応じてフォーカスレンズ13の位置を制御する場合に、ズーム位置も用いる場合を説明する。
【0037】
上述したズーム動作時に入カされるズーム指示信号は、レンズ駆動回路20のズーム移動量算出回路39に送られる。このズーム移動量算出回路39では、ズームレンズ12の移動量が算出される。この算出されたズームレンズ12の移動量は、ズーム位置検出回路38に送られると共に、信号S1としてレンズドライバ16に送られる。ズーム位置検出回路38では、ズームレンズ12の移動量に基づいて、ズーム位置が検出されてズーム位置信号が出カされる。このズーム位置信号は、フォーカス補正量算出回路36に送られる。尚、ズーム位置は、センサ等によって検出するようにしてもよい。
【0038】
このフォーカス補正量算出回路36には、上述のように、ND位置検出センサ26からのND位置情報S6、即ち、ND24のND位置及びフォーカス位置検出回路35からのフォーカス位置信号が入カされる。このフォーカス補正量算出回路36では、ND位置情報S6及びズーム位置信号の変化に応じて、被写体に対して焦点が合焦するようにフォーカス補正量が算出され、加算器34に出カされる。
【0039】
加算器34では、信号切換器33を介して出カされるフォーカスレンズ13の移動量にフォーカス補正量が加算されて、フォーカスレンズ13の移動量が信号S2としてレンズドライバ16に送られることにより、ズームレンズ12の位置及びND24のND位置が変化しても、被写体に対して常に合焦するように、フォーカスレンズ13の位置を制御することができる。
【0040】
ここで、ND24のND位置及びズーム位置に応じたフォーカス補正量は、ND24のND位置に応じたフォーカスレンズ13の位置を補正する補正量を求める関数をfとし、ズーム位置に応じたフォーカスレンズ13の位置を補正する補正量を求める関数をgとすると、以下の式(2)で表される。
【0041】
フォーカス補正量=f(ND位置)×g(ズーム位置)・・・(2)
【0042】
尚、フォーカス補正量を求める方法としては、上記式(1)又は式(2)の演算によって求める方法の他に、記憶されるデータテーブルに基づいて求める方法等が考えられるが、フォーカスレンズ13の特性に応じたフォーカス補正量が求められる方法であれば良い。
【0043】
また、上記実施の形態の撮像装置においては、フォーカスレンズ駆動手段及びズームレンズ駆動手段の一部が一体化されて、レンズドライバ16として表示されているが、このレンズドライバ16は、フォーカスレンズ13の駆動制御のためのレンズドライバ16と、ズームレンズ12の駆動制御のためのレンズドライバ16とに、それぞれ分離した構成であってもよい。
【0044】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係るレンズ駆動装置は、検出するND位置に応じて、フォーカスレンズの移動量に基づいたフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御するので、ND位置の変化による被写体に対する焦点のずれ、所謂、ピントずれを回避することができる。
具体的には、マニュアルフォーカス動作時には、被写体にビントを合わせた後に、ND位置の変化によって被写体のビントがずれることを回避することができる。
又、フォーカスレンズによるズームトラッキング動作時のND位置の変化によって被写体のピントがずれることを回避することができるという効果がある。
【0045】
また、ズームレンズの移動量に基づいたズーム位置及び検出するND位置に応じて、フォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置及びズーム位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御するので、ND位置の変化及びズーム位置の変化によるピントずれを回避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の構成図である。
【図2】同、レンズ駆動回路の構成図である。
【図3】同、アイリスを貼りつけたNDと、アイリスとの関係を示した説明図である。
【図4】同、独立制御できるNDと、アイリスとの関係を示す説明図である。
【図5】同、手動で動くNDと、アイリスとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11;レンズブロック、12;ズームレンズ、13;フォーカスレンズ、14;ステップモータ、15;ステップモータ、16;レンズドライバ、17;CCD、18;カメラ信号処理回路、19;オートフォーカス処理回路、20;レンズ駆動回路、21;アイリス、22;アイリスドライバ、23;アイリス位置検出センサ、24;ND、25;NDドライバ、26;ND位置検出センサ、27;AE処理回路、31;オートフォーカス移動量算出回路、32;マニュアルフォーカスィ同僚算出回路、33;信号切換器、34;加算器、35;フォーカス位置検出回路、36;フォーカス補正量算出回路、38;ズーム位置検出回路、39;ズーム移動量算出回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ駆動装置及び撮像装置に関するものであり、詳しくはフォーカス動作及びズーム動作を行う機構を備えるレンズ駆動装置及びこのレンズ駆動装置を用いる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるレンズ駆動装置及び撮像装置は、手動で被写体に焦点を合わせてフォーカスレンズを固定した後に絞りの状態によって被写体からの光量を調整する絞りの状態が変化した場合には、被写体に対する焦点、即ち、ピントがずれることを解決するものであり、被写体からの光量を調整する絞りの絞り値を検出し、この検出した絞り値に応じてフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するというものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−33791号公報 (第4頁 第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明した撮像装置において、CCD等のイメージャーの高画素化・小型化により焦点深度が浅くなったこと、又、イメージャーの小型化による回折現象の小絞り対策として多濃度NDの導入により、NDの状態の変化による被写体のピントのズレが無視できなくなってきた。故に、手動又は自動で被写体に対する焦点を合わせた後に、NDの状態の変化によって被写体のピントがずれるという問題がある。
【0005】
従って、ND位置及びズーム位置に応じて、フォーカス補正量を算出し、マニュアルフォーカス又はオートフォーカス移動量を加算して、フォーカスレンズの移動量として出力することにより、被写体のピントのズレを無くすことに解決しなければならない課題を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明に係るレンズ駆動装置及び撮像装置は、次に示す構成にすることである。
【0007】
(1)レンズ駆動装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される前記フォーカスレンズの移動量に基づいてフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記ND位置検出手段からのNDの位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、を備えてなる。
(2)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(1)に記載のレンズ駆動装置。
【0008】
(3)レンズ駆動装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される前記フォーカスレンズの移動量に基づいてフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するアイリスの位置を検出するアイリス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記アイリス位置検出手段からのアイリスの位置並びに上記ND位置検出手段からのNDの位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、を備えてなる。
(4)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記アイリス位置検出手段からのアイリス位置及び上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(3)に記載のレンズ駆動装置。
【0009】
(5)撮像装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される上記フォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記ND位置検出手段からのND位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、上記フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、を備えてなる。
(6)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(5)に記載の撮像装置。
【0010】
(7)撮像装置は、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される上記フォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するアイリスの位置を検出するアイリス位置検出手段と、上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、上記アイリス位置検出手段からのアイリスの位置並びに上記ND位置検出手段からのND位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、上記フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、を備えてなる。
(8)又、焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、上記フォーカス補正量算出手段では、上記アイリス位置検出手段からのアイリス位置及び上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする(7)に記載の撮像装置。
【0011】
このように、NDの位置に応じてフォーカスレンズの移動量に基づいたフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御するので、ND位置の変化による被写体に対する焦点のずれ、所謂、ピントずれを回避することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明に係るレンズ駆動装置及び撮像装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
本願発明のレンズ駆動装置を具備する撮像装置は、図1に示すように、レンズブロック11内にズームレンズ12、アイリス(IRIS)21、ND24、フォーカスレンズ13をそれぞれ搭載し、被写界深度を可変するズームレンズ12を移動させるステップモータ14と、被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズ13の位置を移動させるステップモータ15と、これらステップモータ14、15を駆動させるレンズドライバ16と、アイリス21の位置を検出するアイリス位置検出センサ23と、ND24のND位置を検出するND位置検出センサ26と、フォーカスレンズ13を介した被写体からの光を受光して画素信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)17と、アイリス位置検出センサ23で得られたアイリス位置情報S4を入力し、アイリス21を駆動させるアイリス駆動信号S5をアイリス21に供給するアイリスドライバ22と、ND位置検出センサ26で得られたND位置情報S6を入力し、ND24を駆動させるND駆動信号S7をND24に供給するNDドライバ25と、CCD17からの画素信号に処理を施して映像信号(ビデオ信号)を出力するカメラ信号処理回路18と、カメラ信号処理回路18からの信号に基づいて、NDドライバ25及びアイリスドライバ22を制御するAE処理回路27と、カメラ信号処理回路18から出力される輝度信号に基づいてフォーカスレンズ13のオートフォーカス駆動量S0を検出するオートフォーカス処理回路19と、オートフォーカス処理回路19からのオートフォーカス駆動量S0、マニュアルフォーカス動作量、ズーム指示信号、マニュアル/オートフォーカス切換え信号を入力してレンズ12、13を制御するレンズ駆動回路20とからなる。このレンズ駆動回路20の構成については後述する。
【0014】
カメラ信号処理回路18は、入カされた電気信号を用いて信号処理を行うことにより、例えば、カラーテレビジョン放送用に用いられている、輝度信号Y及び2つの色差信号R一Y、B一Yを多重化した、NTSC方式又はPAL方式の標準カラーテレビジョン信号が生成される。このカラーテレビジョン信号はビデオ信号として出カされる。
【0015】
オートフォーカス処理回路19は、カメラ信号処理回路18から出力される輝度信号に基づいて、オートフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動を示すオートフォーカス駆動量S0を検出して、レンズ駆動回路20に送る。
【0016】
レンズ駆動回路20は、図2に示すように、ステップモータ15(図1参照)により移動されるフォーカスレンズ13(図1参照)の移動量S2に基づいて、フォーカス位置を検出するフォーカス位置検出回路35と、ズーム指示信号に基づいてズーム移動量S1を算出するズーム移動量算出回路39と、ズーム移動量算出回路39によるズーム移動量S1に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出回路38と、ND位置検出センサ26(図1参照)からのND位置情報S6、アイリス位置検出センサ23(図1参照)からのアイリス位置情報S4及びズーム位置検出回路38からのズーム位置に応じて、フォーカス位置検出回路35からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス位置補正量S3を算出し、加算器34に送るフォーカス補正量算出回路36と、オートフォーカス駆動量S0に基づいてオートフォーカ移動量を算出して信号切換器33に送るオートフォーカス移動量算出回路31と、マニュアルフォーカス動作量に基づいてマニュアルフォーカス移動量を算出するマニュアルフォーカス移動量算出回路32と、オートフォーカス移動量算出回路31からの信号とマニュアルフォーカス移動量算出回路32からの信号とを切換える信号切換器33と、信号切換器33からの信号とフォーカス補正量算出回路36からのフォーカス位置補正量S3とを加算してフォーカスレンズ13(図1参照)の移動量S2を生成する加算器34とからなる。
【0017】
ここで、NDとアイリスについて説明する。NDとアイリスは、所謂、絞りであり、その絞り機構の構造は、アイリスをNDに貼り付けたもの、NDとアイリスを独立して制御するもの、NDを手動で動かすものとがある。
【0018】
NDにアイリスを貼り付けた絞り機構は、図3に示すように、底部を三角形状に切欠いた4辺からなり、先端側を切欠いたアイリス21Aを上下方向に対向させ、両者を交差する方向に動かすことにより6角形の絞り孔41を構成する。このアイリス21Aの上部に位置した底部の三角形状の部位にND24Aを貼り付けた構成になっている。このような構造の絞り孔41は、アイリス21Aを絞ると孔の大きさが萎んでゆき、開口径に占めるND24Aの割合が当然に増える構成になっている。
【0019】
具体的に示せば、暗い場合には、当然にアイリス孔41は大きく開き、図3(A)に示すように、5角形の開口孔41Aになり、上部をND24Aが遮蔽した状態となる。次に絞ると、図3(B)に示すように、5角形の上部位置が略半分、ND24Aで塞がれた状態のアイリス孔41Bになる。
更に、明るい場合には、更にアイリス孔を萎み、図3(C)に示すように、アイリス孔41Cは略三角形状に形成され、上部にND24Aが臨んだ状態となる。
更に、明るい場合には、更にアイリス孔を絞りこみ、図3(D)に示すように、アイリス孔41Dは小さな三角形状になる。
さらに、明るい場合には、絞りこみ、図3(E)に示すように、三角形状のアイリス孔41Eが更に小さくなり点状の孔になる。
さらに、明るくなると、更に絞り込み、図3(F)に示すように、アイリス孔は完全に閉じた状態となり、ND24Aとアイリス21Aの底部の三角形状とで形成される菱型形状になる。
更に、絞り込むと、図3(G)に示すように、菱型形状の形状が小さくなる。同様にして、図3(H)に示すように、菱型形状の形状が更に小さくなるようにして絞り込む。
【0020】
図4に示す絞り機構は、ND24Bを独立制御するものであり、図4(A)〜(C)に示すように、上下位置のアイリス21Bを互いに交差する方向に動かして絞り込む。
そして、更に明るい場合には、図4(D)〜(F)に示すように、アイリス21Bを絞り込んだ状態で、次に、ND24Bを制御して絞りこむ。
次に、更に明るい場合には、図4(G)〜(H)に示すように、ND24Bを絞り込んだ状態で、次にアイリス21Bを動かして更に絞り込む。
【0021】
図5に示す絞り機構は、NDが手動で動くもので、ND24Cはオン/オフのみで中間位置は存在せず、このND24Cのオン/オフはユーザーが行う。
先ず、図5(A)〜(C)に示すように、アイリス21Cを交差する方向に動かして絞りこむ。この時、ND24Cはオフの状態である。
絞り孔が一番大きい状態、即ち、図5(A)に示す状態のときに、ND24Cをオンすると、図5(D)に示すように、ND24Cがアイリス孔を塞ぐ。同様に、図5(E)〜(H)は、アイリス孔が明るさに応じて絞った状態のときに、ND24Cをオンしたときの状態を示したもので、適当に絞った状態でND24Cをオン/オフする。
【0022】
次に、上記構成からなる撮像装置の動作について、図1及び図2を参照して、説明する。
【0023】
先ず、被写体の撮像時には、被写体からの光は、ズームレンズ12及びフォーカスレンズ13を介して、撮像デバイスである固体撮像素子、具体的にはCCD17に結像されて受光される。このCCD17は、複数の受光部から構成されるイメージセンサ、所謂、イメージヤである。このCCD17によって受光されて検出された光量が電気信号に変換される。このCCD17から出カされる電気信号は、カメラ信号処理回路18に出カされる。
【0024】
この撮像時においては、被写界深度を可変するためにズームレンズ12を用い、被写体に対する焦点を調整するためにフォーカスレンズ13を用いる。このズームレンズ12は、レンズドライバ16からの制御信号により駆動制御されるステップモータ14によって駆動されて、その位置が移動制御されることにより、被写界深度を可変することができる。また、フォーカスレンズ13は、レンズドライバ16からの制御信号により駆動制御されるステップモータ15によって駆動されて、その位置が移動制御されることにより、被写体に対する焦点を調整することができる。
又、被写体からの光量を調整するために、ND24をNDドライバ25によって駆動制御する。これにより、被写体からの光量を調整することができる。このND24のND位置は、ND位置検出センサ26によって検出される。この検出されたND位置は、ND位置情報S6としてレンズ駆動回路20に送られる。
【0025】
又、カメラ信号処理回路18から出カされる輝度信号は、オートフォーカス処理回路19に送られて、オートフォーカス動作時のフォーカスレンズの移動を示すオートフォーカス駆動量S0が検出される。このオートフォーカス駆動量S0はレンズ駆動回路20に送られる。
【0026】
このレンズ駆動回路20では、オートフォーカス処理回路19からのオートフォーカス駆動量S0からオートフォーカス動作時のフォーカスレンズの移動量が算出され、このフォーカスレンズの移動量からフォーカスレンズ13の位置が検出される。また、マニユアルフォーカス動作時にはマニュアルフォーカス動作量からフォーカスレンズ13の移動量が算出されることにより、フォーカスレンズ13の位置が検出される。
【0027】
また、このレンズ駆動回路20には、ND位置検出センサ26からのND位置情報S6、即ち、ND24のND位置が入カされている。レンズ駆動回路20では、ND位置の変化に応じて、被写体に対して焦点が合焦するようにフォーカスレンズ13の位置を移動制御するためのフォーカスレンズ13の移動量を示す信号S2が生成される。この信号S2はレンズドライバ16に送られる。レンズドライバ16では、信号S2に基づいてステップモータ15の駆動を制御することにより、被写体に対して合焦するようにフォーカスレンズ13の位置が移動制御される。
【0028】
また、ズーム動作時には、レンズ駆動回路20にズーム指示信号が入カされる。レンズ駆動回路20では、このズーム指示信号に応じて、ズームレンズ12の位置を移動制御するためのズームレンズ12の移動量を示す信号S1が生成される。この信号S1はレンズドライバ16に送られる。レンズドライバ16では、この信号S1に基づいてステップモータ14の駆動を制御することにより、ズームレンズ12の位置が移動制御されて被写界深度が調整される。
【0029】
オートフォーカス動作時には、図2に示すオートフォーカス移動量算出回路31には、図1のオートフォーカス処理回路19からのオートフォーカス駆動量S0が入カされる。このオートフォーカス移動量算出回路31では、オートフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動量が算出される。この算出されたフォーカスレンズ13の移動量は信号切換器33の端子aに送られる。
【0030】
又、マニュアルフォーカス動作時には、マニュアルフォーカス動作量がマニュアルフォーカス移動量算出回路32に入カされる。このマニュアルフォーカス動作量は、手動でフォーカス動作を行ったときのフォーカスレンズ13の移動位置やフォーカスレンズ13の位置を移動させるためのフォーカスリングの回転角度等を機械的又は電気的手段によって検出することにより得られるフォーカスレンズ13の移動量である。これにより、マニュアルフォーカス移動量算出回路32では、マニュアルフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動量が算出される。この算出されたフォーカスレンズ13の移動量は信号切換器33の端子bに送られる。
【0031】
ここで、信号切換器33は、切換信号によって、オートフォーカス動作時には端子a側に切換接続され、マニュアルフォーカス動作時には端子b側に切換接続されるものである。この信号切換器33が切り換えられることにより、オートフォーカス動作時又はマニュアルフォーカス動作時のフォーカスレンズ13の移動量が加算器34に送られる。加算器34からの出カは、フォーカス位置検出回路35に送られると共に、信号S2としてレンズドライバ16に送られる。フォーカス位置検出回路35では、フォーカスレンズ13の移動量に基づいて、フォーカス位置が検出されてフォーカス位置信号が出カされる。このフォーカス位置信号は、フォーカス補正量算出回路36に送られる。
【0032】
このフォーカス補正量算出回路36には、ND位置検出センサ26からのND位置情報S6、即ち、ND24のND位置が入カされている。このフォーカス補正量算出回路36では、フォーカス位置信号を用い、ND位置情報S6の変化に応じて、被写体に対して合焦するように、フォーカスレンズ13の位置を補正するフォーカス補正量が算出されて、加算器34に出カされる。
【0033】
加算器34では、フォーカス補正量が信号切換器33を介して出カされるフォーカスレンズ13の移動量に加算されて、フォーカスレンズ13の移動量が信号S2としてレンズドライバ16に送られることにより、ND24のND位置が変化しても、被写体に対して常に合焦するように、フォーカスレンズ13の位置を制御することができる。
【0034】
ここで、ND24のND位置に応じたフォーカス補正量は、ND24のND位置に応じたフォーカスレンズ13の位置を補正する補正量を求める関数をfとすると、以下の式(1)で表される。
【0035】
フォーカス補正量=f(ND位置)・・・(1)
【0036】
次に、ND24のND位置の変化に応じてフォーカスレンズ13の位置を制御する場合に、ズーム位置も用いる場合を説明する。
【0037】
上述したズーム動作時に入カされるズーム指示信号は、レンズ駆動回路20のズーム移動量算出回路39に送られる。このズーム移動量算出回路39では、ズームレンズ12の移動量が算出される。この算出されたズームレンズ12の移動量は、ズーム位置検出回路38に送られると共に、信号S1としてレンズドライバ16に送られる。ズーム位置検出回路38では、ズームレンズ12の移動量に基づいて、ズーム位置が検出されてズーム位置信号が出カされる。このズーム位置信号は、フォーカス補正量算出回路36に送られる。尚、ズーム位置は、センサ等によって検出するようにしてもよい。
【0038】
このフォーカス補正量算出回路36には、上述のように、ND位置検出センサ26からのND位置情報S6、即ち、ND24のND位置及びフォーカス位置検出回路35からのフォーカス位置信号が入カされる。このフォーカス補正量算出回路36では、ND位置情報S6及びズーム位置信号の変化に応じて、被写体に対して焦点が合焦するようにフォーカス補正量が算出され、加算器34に出カされる。
【0039】
加算器34では、信号切換器33を介して出カされるフォーカスレンズ13の移動量にフォーカス補正量が加算されて、フォーカスレンズ13の移動量が信号S2としてレンズドライバ16に送られることにより、ズームレンズ12の位置及びND24のND位置が変化しても、被写体に対して常に合焦するように、フォーカスレンズ13の位置を制御することができる。
【0040】
ここで、ND24のND位置及びズーム位置に応じたフォーカス補正量は、ND24のND位置に応じたフォーカスレンズ13の位置を補正する補正量を求める関数をfとし、ズーム位置に応じたフォーカスレンズ13の位置を補正する補正量を求める関数をgとすると、以下の式(2)で表される。
【0041】
フォーカス補正量=f(ND位置)×g(ズーム位置)・・・(2)
【0042】
尚、フォーカス補正量を求める方法としては、上記式(1)又は式(2)の演算によって求める方法の他に、記憶されるデータテーブルに基づいて求める方法等が考えられるが、フォーカスレンズ13の特性に応じたフォーカス補正量が求められる方法であれば良い。
【0043】
また、上記実施の形態の撮像装置においては、フォーカスレンズ駆動手段及びズームレンズ駆動手段の一部が一体化されて、レンズドライバ16として表示されているが、このレンズドライバ16は、フォーカスレンズ13の駆動制御のためのレンズドライバ16と、ズームレンズ12の駆動制御のためのレンズドライバ16とに、それぞれ分離した構成であってもよい。
【0044】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係るレンズ駆動装置は、検出するND位置に応じて、フォーカスレンズの移動量に基づいたフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御するので、ND位置の変化による被写体に対する焦点のずれ、所謂、ピントずれを回避することができる。
具体的には、マニュアルフォーカス動作時には、被写体にビントを合わせた後に、ND位置の変化によって被写体のビントがずれることを回避することができる。
又、フォーカスレンズによるズームトラッキング動作時のND位置の変化によって被写体のピントがずれることを回避することができるという効果がある。
【0045】
また、ズームレンズの移動量に基づいたズーム位置及び検出するND位置に応じて、フォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することにより、ND位置及びズーム位置に応じてフォーカスレンズの位置を制御するので、ND位置の変化及びズーム位置の変化によるピントずれを回避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の構成図である。
【図2】同、レンズ駆動回路の構成図である。
【図3】同、アイリスを貼りつけたNDと、アイリスとの関係を示した説明図である。
【図4】同、独立制御できるNDと、アイリスとの関係を示す説明図である。
【図5】同、手動で動くNDと、アイリスとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11;レンズブロック、12;ズームレンズ、13;フォーカスレンズ、14;ステップモータ、15;ステップモータ、16;レンズドライバ、17;CCD、18;カメラ信号処理回路、19;オートフォーカス処理回路、20;レンズ駆動回路、21;アイリス、22;アイリスドライバ、23;アイリス位置検出センサ、24;ND、25;NDドライバ、26;ND位置検出センサ、27;AE処理回路、31;オートフォーカス移動量算出回路、32;マニュアルフォーカスィ同僚算出回路、33;信号切換器、34;加算器、35;フォーカス位置検出回路、36;フォーカス補正量算出回路、38;ズーム位置検出回路、39;ズーム移動量算出回路。
Claims (8)
- 被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、
上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される前記フォーカスレンズの移動量に基づいてフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、
上記ND位置検出手段からのNDの位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、
を備えてなるレンズ駆動装置。 - 焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、
上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、
上記フォーカス補正量算出手段では、上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。 - 被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、
上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される前記フォーカスレンズの移動量に基づいてフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
上記被写体からの光量を調整するアイリスの位置を検出するアイリス位置検出手段と、
上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、
上記アイリス位置検出手段からのアイリスの位置並びに上記ND位置検出手段からのNDの位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、
を備えてなるレンズ駆動装置。 - 焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、
上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、
上記フォーカス補正量算出手段では、上記アイリス位置検出手段からのアイリス位置及び上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする請求項3に記載のレンズ駆動装置。 - 被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、
上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される上記フォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、
上記ND位置検出手段からのND位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、
上記フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、
上記撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、
を備えてなることを特徴とする撮像装置。 - 焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、
上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、
上記フォーカス補正量算出手段では、上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 被写体に対する焦点を調整するフォーカスレンズの位置を移動させるフォーカスレンズ駆動手段と、
上記フォーカスレンズ駆動手段により移動される上記フォーカスレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
上記被写体からの光量を調整するアイリスの位置を検出するアイリス位置検出手段と、
上記被写体からの光量を調整するNDの位置を検出するND位置検出手段と、
上記アイリス位置検出手段からのアイリスの位置並びに上記ND位置検出手段からのND位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出するフォーカス補正量算出手段と、
上記フォーカスレンズを介した上記被写体からの光を受光して画像信号に変換する撮像手段と、
上記撮像手段からの画素信号に処理を施して映像信号を出力する信号処理手段と、
を備えてなることを特徴とする撮像装置。 - 焦点距離を可変するズームレンズの位置を移動させるズームレンズ駆動手段と、
上記ズームレンズ駆動手段により移動される上記ズームレンズの移動量に基づいてズーム位置を検出するズーム位置検出手段とを更に有し、
上記フォーカス補正量算出手段では、上記アイリス位置検出手段からのアイリス位置及び上記ND位置検出手段からのND位置及び上記ズーム位置検出手段からのズーム位置に応じて、上記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置を補正制御するフォーカス補正量を算出することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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