JP2011030008A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影者がタッチパネルを押圧したときに、フォーカス枠を押圧した位置で固定させるか、押圧した位置にある被写体に追尾させるかを選択させる手間を省くことを可能にした撮像装置を提供する。
【解決手段】 タッチパネルが操作される前に、被写体が変化しても自動的にフォーカス枠の位置およびサイズを変化させないフォーカスモードに設定されていれば、タッチパネルが設定されることによってフォーカス枠の位置をタッチパネルにて設定された位置に固定するタッチ固定フォーカスモードを設定する。反対に、タッチパネルが操作される前に、被写体の変化に応じて自動的にフォーカス枠の位置およびサイズの少なくとも一方を変化させるフォーカスモードに設定されていれば、タッチパネルが設定されることによって、フォーカス枠の位置をタッチパネルにて設定された位置における被写体に追尾させるタッチ追尾フォーカスモードを設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にタッチパネルを押圧した位置にある被写体を追尾しながらフォーカスを合わせる機能を備えた撮像装置に関するものである。
デジタルカメラやビデオカメラは、一般的に、フォーカス枠と重なる位置の被写体にピントを合わせる構成を有している。また、フォーカス枠の位置が固定されておらず、指定された対象物の移動に追従するようフォーカス枠の位置を自動で移動させて、対象物を追尾しながらピントを合わせるものがある(例えば、特許文献1を参照)。
さらに、操作者がフォーカス枠の位置を指定するための操作部材として、ボタンやダイヤル等の代わりに、画像の表示部にタッチパネルを設けたものがある(例えば、特許文献2を参照)。
これらの技術を組み合わせることで、操作者がタッチパネルでフォーカス枠の位置を指示し、この位置にいた対象物に対して追尾を行いながらピントを合わせる構成とすることができる。
特開2005−215040号公報 特開2001−159730号公報
従来の多点のフォーカス枠を用いたり、検出された顔にフォーカス枠を合わたりするAF処理から、タッチパネルを用いたAF処理に切り替えるため、メニュー画面等でこれらの切り替えの設定を行わせる構成では操作者の手間がかかる。
そこで、操作者がタッチパネルを押圧することによって、これらのタッチパネルを用いない従来のAF処理から、タッチパネルで押圧された位置にフォーカス枠を合わせるタッチAF処理に切り替えることが望ましい。
しかしながら、操作者がタッチパネルでフォーカス枠の位置を指示した場合に、操作者が必ずしもその位置にいる対象物を追尾してほしいことを望んでいるとは限らない。
例えば、撮影画角の中にいる一部の被写体に予めピントを合わせておいて、画像が所望の構図となった場合に静止画の撮影を指示する、いわゆる置きピンという撮影手法を望む場合もある。このような場合は、操作者がタッチパネルでフォーカス枠の位置を指示した場合には、フォーカス枠の位置は固定されていることが望ましい。
そのため、タッチパネルを用いない従来のAF処理から、タッチAFに切り替えるたびに、フォーカス枠の位置を固定するのか、あるいは、対象物に追従させるのかを操作者に選択させる必要が生じてしまう。
そこで、本発明は、撮影者がタッチパネル上でタッチパネルを押圧したときに、フォーカス枠を押圧した位置で固定させるか、押圧した位置にある被写体に追尾させるかを選択させる手間を省くことを可能にした撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、タッチパネルを押圧することによって、画面上のどの位置にフォーカス枠を設定するかを指定することができるフォーカス枠位置設定手段と、前記フォーカス枠位置設定手段によって指定した位置にある被写体の移動を検出して、移動に追従するように前記フォーカス枠の位置を変更する被写体追尾手段を備え、タッチパネルを押圧したときに、押圧した位置にフォーカス枠を固定するか、押圧した位置にある被写体の移動を検出して、被写体の移動に追尾してフォーカス枠の位置を変更するかを、予め設定されているフォーカスモードの種類によって切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影者がタッチパネルを押圧したときに、フォーカス枠を押圧した位置で固定させるか、押圧した位置にある被写体に追尾させるかを選択させる手間を省くことを可能にした撮像装置を提供することができる。
本実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるデジタルカメラの背面図である。 多点フォーカスモードを説明するための図である。 固定フォーカスモードを説明するための図である。 顔フォーカスモードを説明するための図である。 タッチ追尾フォーカスモードを設定するための図である。 タッチ固定フォーカスモードを設定するための図である。 本実施形態におけるフォーカスモードの選択を含む撮像処理を説明するためのフローチャートである。
以下で図面を用いながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、動画像における特定の被写体を追尾する機能を有する画像処理装置として、撮像装置であるデジタルカメラを例にあげて説明を行う。無論、デジタルビデオカメラや監視カメラシステムのような撮像装置であっても本発明を適用することはできる。
図1は、本実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
フォーカスレンズを含む撮影光学部101を透過した被写体からの反射光は、絞り部102によってその光量が調整され、撮像素子103へ到達する。
撮像素子103は、受光した被写体像を、露光量に応じた電荷に変換する光電変換素子である。光電変換素子としてはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが適用される。
A/D変換部104は、撮像素子103から出力されたアナログ信号に対して、サンプリング、ゲイン調整、A/D変換等を行い、ディジタル信号の画像データとして出力する。
画像処理部105は、A/D変換部104から出力されたディジタル信号の画像データに対して各種の画像処理を行い、処理済みの輝度信号、色差信号からなる画像データを出力する。例えば、各種の画像処理としてはホワイトバランス処理、色収差補正処理、色滲み抑圧処理、歪曲収差補正処理、エッジ強調処理、あるいは、ノイズリダクション処理等が含まれている。
メモリ106は画像処理部105で処理された画像データや、画像記憶部108から読み出した画像データを記憶する。
フォーマット変換部107は、画像処理部105から出力されたディジタル信号の画像データのフォーマットをJPEGなどのフォーマットに変換し、画像記憶部108に出力する。あるいは、画像記憶部108に記憶した画像データを読み出し、フォーマットを変換して画像処理部105へ出力する。
画像記憶部108は、フォーマット変換部107から出力されたフォーマット変換済みの画像データを、デジタルカメラ内の不図示のメモリや、デジタルカメラに挿入されている外部メモリなどに記憶する処理を行う。
表示制御部109は画像処理部105やメモリ106から画像データを受け取り、表示部110の解像度に合わせて画像データの解像度変換を行い、表示部110にこれらの画像データを用いた画像を表示させる。また、表示制御部109は追尾対象の被写体の位置を操作者が認識できるよう、表示部110に対して、追尾対象の被写体が占める領域である追尾領域を囲う追尾枠を画像に重畳して表示するよう指示を出す。
表示部110は、液晶画面で構成されており、画像処理部105による処理済みの画像データを用いて動画像を表示し、表示制御部109から通知された追尾領域の位置および範囲に応じて、この動画像に追尾枠を重畳表示する。
AF処理(自動焦点調節処理)部111は、画像処理部105より出力された画像データから求められたAF評価値に応じて、撮影光学部101のフォーカスレンズの位置を調整して、撮像素子103に入射する被写体像の結像位置を変更する。
AE処理(自動露出処理)部112は、画像処理部105より出力された画像データから求められた被写体輝度に応じて、絞り部102の開口径を調整して、撮像素子103に入射する光量を変更する。
制御部113は、このデジタルカメラ全体の動作を制御する。
タッチパネル114は、デジタルカメラの操作者がこのデジタルカメラに対して各種の指示を入力するための、表示部110と一体的に構成された操作部である。このタッチパネル114は、表示部110の画面をタッチすることで操作が可能となるタッチセンサを含んでおり、このタッチセンサにより、操作者は追尾対象とする被写体の位置を指定することができる。このタッチセンサにて指定された被写体の位置の情報は、制御部113を通して表示制御部109へと伝えられる。
図2は、本実施形態におけるデジタルカメラの背面図である。デジタルカメラの背面の大部分を表示部110が占めており、この表示部110にて撮影した画像や、画像記憶部108から読み出した画像を操作者が見ることができる。この表示部110にはタッチパネル114も組み込まれており、操作者は表示部110の表面の透明なガラス、あるいは、樹脂部材を押圧することで、画像中の任意の被写体を指定することができる。
次に、本実施形態におけるAF処理の種類について説明する。まずは、操作者がタッチパネル114を用いて被写体の位置を指定していない場合のAF処理である、多点フォーカスモード、固定フォーカスモード、顔フォーカスモードについて説明する。
図3は、多点フォーカスモードを説明するための図である。本実施形態の多点フォーカスモードでは、画面の中央部に9分割された複数のフォーカス枠が設定されており、これら9つのフォーカス枠のそれぞれにおいてAF評価値を算出する。AF処理部111は、それぞれのAF評価値の相対評価から主被写体が存在していると判断されるフォーカス枠を選択し、選択された1つ、あるいは、複数のフォーカス枠における被写体にピントが合うように撮影光学部101のフォーカスレンズを駆動する。
本実施形態のカメラでは、フォーカスレンズを駆動しながらそれぞれのフォーカス枠のAF評価値を算出し、至近に位置すると判断された被写体に対してピントを合わせるものとする。
図3の301は表示部110に表示された画像の全体像であり、302、303、304は画像中の人物であり、305は3行3列に9分割されたフォーカス枠である。フォーカス枠305のうち、他のフォーカス枠よりも太線で示されたフォーカス枠が、主被写体が存在するフォーカス枠として選択されたものである。図3(a)で至近に位置する人物302にかかる中央列の上、中段のフォーカス枠が主被写体が存在するフォーカス枠として選択されている。図3(b)では至近に位置する人物302が、図3(a)に比較して画像の右下方向に向かって移動しており、右列の上、中、下段のフォーカス枠が選択されている。
図4は、固定フォーカスモードを説明するための図である。本実施形態の固定フォーカスモードでは、画像の中央に初期設定で定められた大きさの1つのフォーカス枠が表示され、操作者はボタンやダイヤルを操作することで、このフォーカス枠の位置や大きさを任意に変更することができる。AF処理部は操作者からの指示がなければ、このフォーカス枠を移動させることはなく、同じ位置でAF評価値を算出し続ける。
図4の401は表示部110に表示された画像の全体像であり、402は画像中の人物であり、403は画像中の背景の1つである木であり、404は操作者によってその位置が設定された固定フォーカス枠である。
AF処理部111は、図4(a)では木403にピントを合わせ、図4(b)では木の手前に位置する人物402にピントを合わせるよう、フォーカスレンズを駆動する。なお、図4(a)で木403にピントを合わせた時点で不図示のシャッターボタンを半押ししてピント位置を固定させておいて、人物402がこの木のすぐ前を通過したときにシャッターボタンを全押しすれば、いわゆる置きピンによる撮影が可能となる。
図5は、顔フォーカスモードを説明するための図である。本実施形態の顔フォーカスモードでは、画像から人物の顔としての条件を満たす領域を、例えばパターンマッチングを用いて抽出し、この検出された顔の領域に対してフォーカス枠を設定する。顔の領域が複数抽出された場合は、それぞれの顔に対して、顔の大きさが大きいほど、顔が画像の中央部に近いほど、顔としての条件を満たす程度が大きいほど値が高くなるように評価値を求め、最も評価値の高い顔に対してフォーカス枠を設定する。この顔の抽出を繰り返すことで、フォーカス枠を顔の領域に対して追尾させることができる。
図5の501は表示部110に表示された画像の全体像であり、502は背景の木であり、503は画像中の人物であり、504は画像から抽出された顔の領域を覆うように位置およびサイズが設定されたフォーカス枠である。
AF処理部111は顔フォーカスモードに設定されているときは、顔が抽出できなければ図3に示すような多点フォーカスモードと同じ処理を実行しており、画像処理部105が画像中から人物の顔を抽出すると、抽出した顔の位置へとフォーカス枠を移動させる。ただし、図5(a)に示すように、顔フォーカスモードに設定されているときは、多点フォーカスモードと同じ処理を実行していたとしても、図3に示すような複数のフォーカス枠は表示しないようにしてもよい。この後、画像から人物の顔が抽出できれば、図5(b)に示すように顔の位置へフォーカス枠を移動させる。
続いて、操作者がタッチパネル114を用いて被写体の位置を指定した場合のAF処理である、第1のモードとしてのタッチ固定フォーカスモード、および、第2のモードとしてのタッチ追尾フォーカスモードについて説明する。これらのタッチ追尾フォーカスモード、および、タッチ固定フォーカスモードは、操作者が表示部110の画像が表示されている画面上のいずれかに触れることによって、上述した3つのフォーカスモードのいずれかから切り替えられる。
図6は、タッチ追尾フォーカスモードを設定するための図である。本実施形態のタッチフォーカスモードでは、操作者がタッチパネル114によって指定した任意の位置を中心に追尾フォーカス枠を設定し、その追尾フォーカス枠に位置していた被写体を連続して検出することで、追尾フォーカス枠をその被写体の追尾させる。画像処理部105は制御部113からタッチパネルにて操作者が指定した位置を示す情報を受け取り、その位置を中心として、画像データ上に追尾領域を設定し、その領域内の画像データを記憶する。画像処理部105は、画像データが更新される度に、記憶した画像データと最も相関の高い領域を検出し、その相関の高い領域の位置を新たな追尾領域として更新する。さらに、記憶データが、更新された追尾領域の画像データを用いて、すでに記憶していた画像データを更新する。画像処理部105がこの処理を繰り返すことで、操作者が指定した位置における被写体を追尾することができ、AF処理部111は追尾領域が更新されるたびに、新たな追尾領域とその位置が一致するように追尾フォーカス枠を設定する。
図6の601は表示部110に表示された画像の全体像であり、602、603、604は画像中の人物であり、605は追尾領域と同じ位置およびサイズに設定されたフォーカス枠である。
図6(a)において、操作者はタッチパネル114を用いて、画像上の人物602の胸部を選択している。画像処理部105は画像データ間で相関の高い領域を検出し続けることにより、図6(b)に示すようにこの人物602の胸部を追尾し続け、この追尾の対象である追尾領域と一致するようにフォーカス枠605を移動させる。AF処理部111はその間に得られるAF評価値に基づいて、撮影光学部101のフォーカスレンズを駆動するため、操作者が選択した被写体に対してピントを合わせ続けることができる。
図7は、タッチ固定フォーカスモードを設定するための図である。本実施形態のタッチフォーカスモードでは、操作者がタッチパネル114によって指定した表示部110上の任意の位置を中心にフォーカス枠を設定し、フォーカス枠をその位置に固定する。
図7の701は表示部110に表示された画像の全体像であり、702は操作者がタッチパネル114を用いて指定した位置に設定されたフォーカス枠である。
図7(a)において、操作者はタッチパネル114を用いて、任意の位置にフォーカス枠702を設定する。AF処理部111は、この位置に固定された固定フォーカス枠からAF評価値を受け取り、そのAF評価値にピントを合わせ続ける。図7(b)に示すように、設定した固定フォーカス枠の位置を人物が通過すれば、AF処理部111は、この人物にピントが合うようにフォーカスレンズを駆動する。このタッチ固定フォーカスモードでも、図4を用いて説明した固定フォーカスモードと同様に、予め不図示のシャッターボタンを半押ししてピント位置を固定させておくことで、いわゆる置きピンによる撮影が可能となる。
次に、操作者がタッチパネル114を操作した際のAF処理の選択方法について説明する。図8は、本実施形態におけるフォーカスモードの選択を含む撮像処理を説明するためのフローチャートである。
デジタルカメラの操作者が、不図示の電源スイッチをオンにすると、制御部113はこれを検知し、デジタルカメラを構成する各部に電源を供給する。これにより、撮像素子103にて被写体像に応じた画像データが連続して生成され、画像処理部105を介して出力された画像データをもとに、表示部110が動画像をリアルタイムで表示し、図8のフローチャートが開始される。
ステップS801では、制御部113は、前回このデジタルカメラが使用されていたときに設定されていたフォーカスモードを読み出し、AF処理部111はこのフォーカスモードを設定する。AF処理部111は、デジタルカメラの電源が切られる際に、その時点で設定されていたフォーカスモードを不図示のメモリに記憶する。デジタルカメラの電源が切られる際に、多点フォーカスモード、固定フォーカスモード、および、顔フォーカスモードのいずれかが設定されていれば、そのフォーカスモードをそのままメモリに記憶する。これに対して、デジタルカメラの電源が切られる際に、タッチ追尾フォーカスモード、あるいは、タッチAF固定モードのいずれかに設定されていれば、これらいずれかのタッチフォーカスモードに切り替えられる前に設定されていたフォーカスモードを記憶する。すなわち、このステップS801では、AF処理部111は、多点フォーカスモード、固定フォーカスモード、および、顔フォーカスモードの3つの中のいずれかのフォーカスモードに設定されることになる。
ステップS802では、制御部113は、タッチパネル114によって、表示部110の画面上の任意の点が操作者によってタッチされたか否かを判定する。制御部113は、表示部110の画面上の任意の点がタッチされていれば、すなわち、デジタルカメラの操作者によって追尾対象とする被写体の位置の指示が出されていれば、ステップS803に進む。
ステップS803では、制御部113は、この時点で設定されているフォーカスモードが、タッチ追尾フォーカスモードとタッチ固定フォーカスモードのいずれかであるいか否かを判定する。制御部113は、タッチ追尾フォーカスモードとタッチ固定フォーカスモードのいずれかに設定されていれば、フォーカス枠の位置をタッチされた位置に更新してステップS809に進み、設定されていなければステップS804に進む。
ステップS804では、制御部113は、設定されているフォーカスモードが固定フォーカスモードであるのか、あるいは、それ以外の多点フォーカスモードおよび顔フォーカスモードのいずれかであるのかを判定する。制御部113は、設定されているフォーカスモードが固定フォーカスモードであれば、ステップ805へ、設定されているフォーカスモードが多点フォーカスモードと顔フォーカスモードのいずれかであれば、ステップS806へ進む。
ステップS805では、制御部113は、AF処理部111をタッチ固定フォーカスモードに設定し、タッチパネル114によって操作者から指定された位置に固定フォーカス枠を設定し、ステップS809へ進む。
ステップS806では、制御部113は、AF処理部111をタッチ追尾フォーカスモードに設定し、タッチパネル114によって操作者から指定された位置に追尾フォーカス枠を設定する。さらに、上述したように、追尾フォーカス枠に位置する画像データを記憶して、撮像素子103から新たな画像データが得られるたびに、記憶した画像データと相関の高い領域を抽出して、画像データを更新する処理を繰り返す追尾処理を開始する。そして、ステップS809へ進む。
ここで、固定フォーカスモードからタッチ固定フォーカスモードに移行し、多点フォーカスモードまたは顔フォーカスモードからタッチ追尾フォーカスモードに移行する理由について説明する。
フォーカスモードとして固定フォーカスモードを設定するのは、ピントを合わせるべき被写体を画面の指定した位置で撮影したいというように、操作者が自分で構図を決めて撮影する場合が多く、タッチ固定AFパターンと目的とする意図が似ている。そのため、固定フォーカスモードに設定されている状態で、タッチパネル114が操作された場合には、タッチ固定フォーカスモードへと切り替わるようにしている。
反対に、フォーカスモードとして多点フォーカスモードや顔フォーカスモードを設定するのは、ピントを合わせるべき被写体の位置に自由度を持たせたい場合や、この被写体が動く場合であってもピントを合わせ続けたい場合が考えられる。この思想はタッチ追尾フォーカスモードと目的とする意図が似ているため、多点フォーカスモードや顔フォーカスモードが設定されている状態で、タッチパネル114が操作された場合には、タッチ追尾フォーカスモードへと切り替わるようにしている。
ステップS802に戻り、制御部113は、タッチパネル114によって表示部110の画面上の任意の点が操作者によってタッチされていないと判定した場合には、ステップS807に進む。
ステップS807では、制御部113は、操作者が不図示のボタンやダイヤル等を用いて、フォーカスモードの変更の指示を出しているか否かを判定する。指示が出ていればステップS808に進む、指示が出ていなければステップS809へ進む。
ステップS808では、制御部113は、操作者から出された指示に従って、フォーカスモードを変更する。ここでは、タッチパネル114は操作されていないため、変更可能なフォーカスモードは多点フォーカスモード、固定フォーカスモード、および、顔フォーカスモードのいずれかに制限される。操作者はこれらのフォーカスモードの中からいずれかのフォーカスモードを選択し、制御部113はこの操作者の指示に従ってフォーカスモードを変更する。
ステップS809では、AF処理部111およびAE処理部112は、それぞれ設定されたフォーカス枠の画像データに重みをおいて、動画像用のAE、AF処理を行い、ステップS810へ進む。
ステップS810では、制御部113は、不図示のシャッタースイッチが半押しされた(SW1がオンされた)か否かを判定し、半押しされていればステップS811に進み、そうでなければステップS802に戻る。
ステップS811では、制御部113は、AF処理部111およびAE処理部112に指示を出して、静止画用のAF処理およびAE処理を行い、ピント位置および露出制御値を固定する。ここで、追尾領域が設定されていれば、追尾領域が設定されていない場合に比較して、追尾領域に対する重み付けを大きくしたAF処理、AE処理を行う。
ステップS812では、制御部113は、不図示のシャッタースイッチが全押しされた(SW2がオンされた)か否かを判定し、全押しされていればステップS813に進み、そうでなければステップS809に戻る。
ステップS813では、制御部113は、ステップS811で求められた露出制御値に基づいて本露光を行って静止画の画像データを生成し、フォーマット変換部107によって所定の形式に変換させ、画像記憶部108によって外部メモリに記憶させる。
以上のように、本実施携帯における撮像装置では、操作者がタッチパネルを押圧して、フォーカスを合わせる被写体を指定することに応じて、フォーカスモードをタッチフォーカスモードに設定するようにしている。さらに、操作者が押圧した位置にある被写体にフォーカス枠を固定するタッチ固定フォーカスモードか、押圧した位置にある被写体の動きにフォーカス枠を追尾させるタッチ追尾フォーカスモードかを、その前のフォーカスモードの種類に連動させている。
それによって操作者がタッチパネルを押圧したときに、フォーカス枠を追尾させるか固定させるかの選択を行う手間を省き、利便性を高めることができる。
また、本実施形態では、操作者がタッチパネル114を用いて被写体の位置を指定していない場合のAF処理の例として、多点フォーカスモード、固定フォーカスモード、顔フォーカスモードを例にあげたが、これに限られるものではない。被写体の変化に応じて自動的にフォーカス枠の位置およびサイズの少なくとも一方を変化させるフォーカスモードに設定されていれば、操作者がタッチパネル114を用いて被写体の位置を指定した場合に、タッチ追尾フォーカスモードに移行させればよい。反対に、被写体が変化しても自動的にフォーカス枠の位置およびサイズを変化させないフォーカスモードに設定されていれば、操作者がタッチパネル114を用いて被写体の位置を指定した場合に、タッチ固定フォーカスモードに移行させればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 撮影光学部
102 絞り部
103 撮像素子
104 A/D変換部
105 画像処理部
106 メモリ
107 フォーマット変換部
108 画像記憶部
109 表示制御部
110 表示部
111 AF処理部
112 AE処理部
113 制御部
114 タッチパネル

Claims (3)

  1. 画像におけるフォーカス枠の位置を設定するためのタッチパネルと、
    フォーカス枠が設定された画像から得られた評価値を用いて、撮影光学部の位置を調整する自動焦点調節処理手段と、
    前記タッチパネルが操作されることによって、前記フォーカス枠の位置を前記タッチパネルにて設定された位置に固定したまま前記画像から前記評価値を求めるタッチ固定フォーカスモードと、前記フォーカス枠の位置を前記タッチパネルにて設定された位置における被写体に追尾させて前記画像から前記評価値を求めるタッチ追尾フォーカスモードのいずれかを設定する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記タッチパネルが操作される前に、被写体が変化しても自動的に前記フォーカス枠の位置およびサイズを変化させないフォーカスモードに設定されていれば、前記タッチパネルが設定されることによって前記タッチ固定フォーカスモードを設定し、前記タッチパネルが操作される前に、被写体の変化に応じて自動的に前記フォーカス枠の位置およびサイズの少なくとも一方を変化させるフォーカスモードに設定されていれば、前記タッチパネルが設定されることによって、前記タッチ追尾フォーカスモードを設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記被写体の変化に応じて自動的に前記フォーカス枠の位置およびサイズの少なくとも一方を変化させるフォーカスモードとは、複数のフォーカス枠のうち、被写体の位置が至近であるフォーカス枠を選択する多点フォーカスモードであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体の変化に応じて自動的に前記フォーカス枠の位置およびサイズの少なくとも一方を変化させるフォーカスモードとは、画像から人物の顔としての条件を満たす領域を検出し、前記顔の領域に対してフォーカス枠を設定する顔フォーカスモードであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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