JP2016144161A - 撮影装置、撮像制御方法及びプログラム - Google Patents

撮影装置、撮像制御方法及びプログラム Download PDF

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【課題】動画撮影中の適切な撮像条件を維持する撮影装置、撮像制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】撮影装置は、AF調整制御部51と、第1AF調整部52と、第2AF調整部53と、入力部22とを備える。第1AF調整部52は、撮像部により撮像される撮像画像内の可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する。第2AF調整部53は、撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する。AF調整制御部51は、動画撮影中は第1AF調整部52による撮像条件の調整を継続する制御を行う。入力部22あるいは判定部は、AF調整制御部51による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う。AF調整制御部51は、入力部22あるいは判定部の指示により、第1AF調整部52により継続して行われている撮像条件の調整を中断して、第2AF調整部53による撮像条件の調整を開始する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮影装置、撮像制御方法及びプログラムに関する。
従来、動画撮影開始時に撮像画像上に複数配置されたAF(Auto Focus)枠に対してAF測距を行い、所定のAF枠において合焦するフォーカスレンズの位置をフォーカス位置とするマルチエリアAFが用いられている。
このとき、例えば、撮像画像のコントラストが最も高くなるフォーカスレンズの位置をフォーカス位置とするコントラストAF等によって、各AF枠内の合焦状態が判定される。
また、動画撮影は被写体の動きを撮影できることに特徴があるため、動画撮影中は合焦したAF枠のフォーカス位置を基準として、引き続き複数のAF枠に対してAF測距を行うことで、被写体の動きを追尾してフォーカス調整を行うコンティニュアスAFが実行される。
なお、動画撮影時のAF制御に関する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2014−149389号公報
しかしながら、マルチエリアAFの場合、例えば、より多くのAF枠において合焦するフォーカスレンズの位置を優先してフォーカス位置とする等の方法が用いられるため、ユーザが意図しない被写体に合焦することがある。このような状況は、特にコンティニュアスAFにおいて、被写体の動きが激しく、撮像画面から被写体が外れてしまったり、急激に大きく動いてしまったりする場合に、コンティニュアスAFが被写体に追随できなくなることによって発生し易い。そして、このような状況が発生すると、ユーザの意図する被写体に合焦させるためのフォーカス調整に長時間を要することとなる。
なお、このような状況は、フォーカス調整に限らず、露出あるいはホワイトバランスといった他の撮像条件でも生じ得る。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、動画撮影中の適切な撮像条件を維持することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の撮影装置は、
動画撮影を行う撮影装置であって、
撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整手段と、
撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整手段と、
動画撮影中は前記第1の調整手段による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御手段と、
前記調整制御手段による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示手段と、
を備え、
前記調整制御手段は、前記第1の調整手段による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示手段の指示により、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始することを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中の適切な撮像条件を維持することができる。
本発明の一実施形態に係る撮影装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1の撮影装置の機能的構成のうち、動画撮影処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 マルチエリアAFによるフォーカス制御が行われた場合と、スポットAFによるフォーカス制御が行われた場合とを比較する模式図であり、図3(A)は背景より近い距離にある主要被写体(花)が画像中央に位置している場合、図3(B)は背景より遠い距離にある主要被写体(人物)が画像中央に位置している場合を示す図である。 図2の機能的構成を有する図1の撮影装置が実行する動画撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 動画撮影処理のステップS1において実行される動画コンティニュアスAF制御処理の流れを説明するフローチャートである。 変形例1における動画撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 変形例2における動画撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮影装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
撮影装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
撮影装置1は、レンズユニット11と、撮像データ処理部12と、コントラスト値出力部13と、AF演算部14と、レンズ駆動制御部15と、DMA(Direct Access)コントローラ16と、DRAM(Dinamic Random Access Memory)インターフェース17と、DRAM18と、ストロボ駆動部19と、ストロボ発光部20と、ROM(Read Only Memory)21と、入力部22と、CPU(Central Processing Unit)23と、画像処理部24と、VRAM(Video Random Access Memory)コントローラ25と、VRAM26と、表示部27と、ドライブ28と、を備えている。なお、これらのうち、レンズユニット11、撮像データ処理部12、コントラスト値出力部13、AF演算部14及びレンズ駆動制御部15は、撮像部1Aを構成している。
レンズユニット11は、ズームレンズ11aと、露光制御部11bと、フォーカスレンズ11cと、撮像素子11dと、を備えている。
ズームレンズ11aは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させる。
露光制御部11bは、絞り羽根、ND(Neutral Density)フィルタ、シャッタ等を備え、撮像素子11dへの露光量を制御する。なお、NDフィルタを絞りとして用いる場合、絞り羽根を備えない構成とすることもできる。
フォーカスレンズ11cは、撮像素子11dの受光面に被写体像を結像させるレンズであり、後述するレンズ駆動制御部15によって位置(フォーカス位置)が調節されることにより、被写体の合焦を行うレンズである。
撮像素子11dは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。撮像素子11dには、レンズユニット11を介して被写体像が入射される。撮像素子11dは、一定時間毎に被写体像を光電変換(撮影)し、光電変換によって取得される画像信号をアナログ信号として出力する。この画像信号が蓄積される一定時間が、シャッタ速度に相当する。
撮像データ処理部12は、撮像素子11dから供給されるアナログの画像信号に対してA/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を施すことで、ディジタルの画像信号(以下、「撮像画像」と呼ぶ)を生成する。ここで、撮影装置1の撮像画像内には、マルチエリアAFにおいて用いられるマトリクス状(例えば5行×5列のマトリクス状等)のAF枠またはスポットAFにおいて用いられる1つのAF枠が設定される。スポットAFとは、1つのAF枠においてAF測距することにより、フォーカスレンズ11cをAF枠の被写体に合焦する位置に制御するフォーカス調整方法である。撮像データ処理部12によって生成された撮像画像は、DMAコントローラ16に出力されると共に、コントラスト値出力部13によって参照される。
コントラスト値出力部13は、撮像画像における各AF枠内の領域について、コントラスト値を出力する。コントラスト値は、例えば、各AF枠内の領域について、最も暗い部分と最も明るい部分との輝度の差として取得することができる。
AF演算部14は、コントラスト値出力部13によって出力されたコントラスト値に基づいて、フォーカスレンズ11cのフォーカス位置を演算し、出力する。即ち、AF演算部14は、CPU23によって合焦させるAF枠と判定されたAF枠において、コントラスト値が最も高くなる(ピークが最大となる)フォーカスレンズ11cのフォーカス位置を演算して出力する。
レンズ駆動制御部15は、レンズユニット11における各レンズを駆動する。具体的には、レンズ駆動制御部15は、AF演算部14によって演算されたフォーカス位置に基づいて、フォーカスレンズ11cを光軸方向に移動させる。また、レンズ駆動制御部15は、CPU23からの指示信号に従って、指示された焦点距離となるように、ズームレンズ11aを光軸方向に移動させる。
DMAコントローラ16は、撮像データ処理部12から出力される撮像画像を、DRAMインターフェース17を介して、DRAM18に入力する。
DRAMインターフェース17は、DRAM18におけるデータの入出力を制御する。
DRAM18には、CPU23が各種の処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
ストロボ駆動部19は、撮影条件等に応じてCPU23から入力される指示信号に応じて、ストロボ発光部20における発光の制御を行う。例えば、ストロボ駆動部19は、ストロボ発光部20における発光量及び発光時間等を制御する。
ストロボ発光部20は、キセノン放電管あるいはLED(Light Emitting Diode)等の光源を備え、ストロボ駆動部19の制御に従って、光源を発光させる。
ROM21は、CPU23が実行する各種プログラムや、各種処理において用いられるデータを記憶する。
入力部22は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報をCPU23に入力する。
CPU23は、ROM21に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
画像処理部24は、撮像画像の圧縮処理及び伸長処理を実行する。
VRAMコントローラ25は、VRAM26に表示用のデータを記憶したり、VRAM26に記憶された表示用のデータを表示部27に出力したりする。
VRAM26は、VRAMコントローラ25を介してCPU23あるいは画像処理部24等から入力される表示用のデータを記憶する。
表示部27は、VRAMコントローラ25を介して入力されるVRAM26に記憶された表示用のデータに基づいて、画面表示を行う。
ドライブ28には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア29が適宜装着される。ドライブ28によってリムーバブルメディア29から読み出されたプログラムは、必要に応じてROM21等にインストールされる。また、リムーバブルメディア29は、DRAM18等に記憶されている画像のデータ等の各種データも、DRAM18等と同様に記憶することができる。
図2は、このような撮影装置1の機能的構成のうち、動画撮影処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
動画撮影処理とは、マルチエリアAFに基づくフォーカス調整を行いながら、コンティニュアスAFを実行し、ユーザの指示に応じて、スポットAFに基づくフォーカス調整に切り替えて動画を撮影する一連の処理をいう。
動画撮影処理が実行される場合には、図2に示すように、CPU23において、AF調整制御部51と、第1AF調整部52と、第2AF調整部53と、AF枠設定部54とが機能する。
また、DRAM18の一領域には、画像記憶部71が設定される。
画像記憶部71には、動画撮影処理によって撮影された撮像画像のデータが記憶される。
AF調整制御部51は、入力部22における所定の操作子の操作(例えば、シャッタボタンの半押しまたは十字キーの中心に設置された「SET」キーの押下等)に応じて、第1AF調整部52によるフォーカス調整と第2AF調整部53によるフォーカス調整とを切り替える。本実施形態において、AF調整制御部51は、動画撮影中の通常の状態では、第1AF調整部52によるコンティニュアスAFを実行させ、所定の操作子が操作された場合、第2AF調整部53によるスポットAFを実行させる。
第1AF調整部52は、複数のAF枠に対してAF測距を行い、いずれかのAF枠において合焦するフォーカスレンズの位置をフォーカス位置とするマルチエリアAFによって、コンティニュアスAFを実行する。具体的には、第1AF調整部52は、AF演算部14から出力された複数のAF枠における撮像画像のコントラストが最大となるピークに基づき(コントラスト値をサーチし)、フォーカス調整の初期においては、ピークが最大となるAF枠がより多いフォーカスレンズの位置をフォーカス位置とする。即ち、被写体までの距離が同一とみなされる被写体のうち、より面積の広い被写体を優先する。また、第1AF調整部52は、いずれかの被写体に合焦した後は、現在のフォーカス位置を基準として、前後の所定範囲でフォーカスレンズを移動させ、各AF枠における撮像画像のコントラストのピークを検出することにより、ピークが最大となるフォーカスレンズの位置をフォーカス位置として、特定の被写体に継続的に合焦させる。
第2AF調整部53は、所定の操作子が操作された場合、1つのAF枠に対してAF測距を行い、このAF枠における撮像画像のコントラストのピークを検出することにより、ピークが最大となるフォーカスレンズの位置をフォーカス位置とする。具体的には、第2AF調整部53は、AF演算部14から出力された1つのAF枠における撮像画像のコントラストが最大となるピークに基づき(コントラスト値をサーチし)、このピークが最大となるフォーカスレンズの位置をフォーカス位置とする。
AF枠設定部54は、第1AF調整部52または第2AF調整部53の指示に応じて、マルチエリアAFのための複数のAF枠を設定したり、スポットAFのための1つのAF枠を設定したりする。スポットAFのAF枠は、フォーカス調整が行われている間、固定的に撮像画像の中央に設定される。
このような構成により、撮影装置1は、マルチエリアAFによるAF調整を行いながら、コンティニュアスAFを行っている際に、被写体に合焦しない状態となった場合、所定の操作子を操作することによって、スポットAFに切り替えることができる。
これにより、コンティニュアスAFが被写体に追随できなくなった場合に、マルチエリアAFによるフォーカス調整が行われ、主要被写体の背景等、合焦するAF枠がより多いフォーカス位置に合焦することを抑制し、ユーザが意図する被写体に合焦させることができる。また、コンティニュアスAFが被写体に追随できなくなった際に、速やかに被写体に合焦させることが可能となる。
図3は、マルチエリアAFによるフォーカス制御が行われた場合と、スポットAFによるフォーカス制御が行われた場合とを比較する模式図である。
図3(A)に示すように、より近い距離にある主要被写体(花)が画像中央に位置し、主要被写体の周囲に主要被写体より遠い距離にある背景(複数のビル)が位置している場合、マルチエリアAFによるフォーカス制御が行われると、面積がより大きい背景(図3(A)における斜線部)に合焦する場合がある。一方、スポットAFによるフォーカス制御が行われると、中央のAF枠の位置にある主要被写体(図3(A)における網掛け部)に合焦する。
また、図3(B)に示すように、より遠い距離にある主要被写体(人物)が画像中央に位置し、主要被写体の周囲に主要被写体より近い距離にある背景(木の葉)が位置している場合、マルチエリアAFによるフォーカス制御が行われると、面積がより大きい背景(図3(B)における斜線部)に合焦する場合がある。一方、スポットAFによるフォーカス制御が行われると、中央のAF枠の位置にある主要被写体(図3(B)における網掛け部)に合焦する。
次に、動作を説明する。
[動画撮影処理]
図4は、図2の機能的構成を有する図1の撮影装置1が実行する動画撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
動画撮影処理は、撮影装置1が動画を撮影する撮影モードとされ、コンティニュアスAFの実行が指示された場合に開始される。
ステップS1において、AF調整制御部51は、第1AF調整部52による動画コンティニュアスAF制御処理(後述)を実行する。
ステップS2において、AF調整制御部51は、前述したような所定の操作子が操作されたか否かの判定を行う。
所定の操作子が操作された場合、ステップS2においてYESと判定されて、処理はステップS3に移行する。
一方、所定の操作子が操作されていない場合、ステップS2においてNOと判定されて、処理はステップS1に移行し、動画コンティニュアスAF制御処理を繰り返す。
ステップS3において、AF調整制御部51は、第2AF調整部53によるスポットAFにフォーカス調整を切り替え、AF枠設定部54によって撮像画像中央に1つのAF枠を設定する。
ステップS4において、第2AF調整部53は、フォーカスレンズ11cを移動させ、撮像画像中央に設定されたスポットAFのためのAF枠におけるコントラスト値をサーチする。
ステップS5において、第2AF調整部53は、撮像画像中央に設定されたスポットAFのためのAF枠におけるコントラスト値がピークとなるフォーカスレンズ11cの位置(即ち、フォーカス位置)が検出されたか否かの判定を行う。
フォーカス位置が検出されていない場合、ステップS5においてNOと判定されて、処理はステップS4に移行する。
フォーカス位置が検出された場合、ステップS5においてYESと判定されて、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において、第2AF調整部53は、フォーカス位置にフォーカスレンズ11cを移動させる。これにより、撮像画像中央のAF枠の被写体に合焦した状態となる。
ステップS7において、AF調整制御部51は、第2AF調整部53によるフォーカス調整(スポットAF調整)を終了させる。
ステップS7の後、処理はステップS1に戻り、第2AF調整部53が移動させたフォーカス位置から動画コンティニュアスAF制御処理を繰り返す。
[動画コンティニュアスAF制御処理]
次に、動画撮影処理のステップS1において実行される動画コンティニュアスAF制御処理について説明する。
図5は、動画撮影処理のステップS1において実行される動画コンティニュアスAF制御処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS11において、AF枠設定部54は、マルチエリアAFのための複数のAF枠を画像内に設定する。
ステップS12において、第1AF調整部52は、図3(A)、(B)に示したように、コンティニュアスAFのためのフォーカス制御における初回動作であるか否かの判定を行う。
コンティニュアスAFのためのフォーカス制御における初回動作である場合、ステップS12においてYESと判定されて、処理はステップS13に移行する。
ステップS13において、第1AF調整部52は、フォーカスレンズ11cを移動させ、各AF枠におけるコントラスト値をサーチする。
ステップS16において、第1AF調整部52は、いずれかのAF枠におけるコントラスト値がピークとなるフォーカスレンズ11cの位置(即ち、フォーカス位置)が検出されたか否かの判定を行う。
ステップS17において、第1AF調整部52は、フォーカス位置にフォーカスレンズ11cを移動させる。これにより、所定のAF枠の被写体に合焦した状態となる。
ステップS18において、AF調整制御部51は、第1AF調整部52によるフォーカス調整(マルチエリアAF調整)を終了させる。
ステップS18の後、処理はステップS12に戻る。
一方、コンティニュアスAFのためのフォーカス制御における初回動作でない場合、ステップS12においてNOと判定されて、処理はステップS14に移行する。
ステップS14において、第1AF調整部52は、フォーカス調整を安定状態(コントラスト値のサーチを停止した状態)に設定する。
ステップS15において、第1AF調整部52は、フォーカス調整の環境変化(被写体の移動や画角の変化等)があるか否かの判定を行う。
フォーカス調整の環境変化がない場合、ステップS15においてNOと判定されて、処理はステップS14に移行し、安定状態の設定を維持したまま、ステップS15の判定を繰り返す。
フォーカス調整の環境変化がある場合、ステップS15においてYESと判定されて、処理はステップS13に移行する。ここからは、初回動作時とは異なり、現在のフォーカス位置を基準としたフォーカス位置の検出を行う。
なお、予め設定された時間が経過すると、動画コンティニュアスAF制御処理は終了され、動画撮影処理に戻る。
このような処理により、所定の操作子が操作された場合、スポットAFにより撮像画像中央の被写体に合焦し、その後、撮像画像中央の被写体のフォーカス位置を基準として、マルチエリアAFが継続される。
したがって、ユーザが意図する被写体に速やかに合焦させることができる。
[変形例1]
上述の実施形態において、マルチエリアAFの実行中に所定の操作子が操作された場合、スポットAFによって撮像画像中央の被写体に合焦した後に、マルチエリアAFを再開する場合を例に挙げて説明した。これに対し、スポットAFによって撮像画像中央の被写体に合焦した後、所定の操作子の操作が継続している間(例えば、所定の操作子の押し続け)、フォーカス位置を固定させるフォーカスロックを実行することとしてもよい。
図6は、変形例1における動画撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、図6に示す動画撮影処理において、図4に示す動画撮影処理と同様のステップについては、同一の番号を付して図4の説明を参照するものとする。
図6において、ステップS1からステップS6の処理は、図4に示す動画撮影処理と同様である。
ステップS6の後、ステップS601において、第2AF調整部52は、ステップS6で移動させたフォーカスレンズ11cの位置を固定することにより、フォーカス位置を固定(フォーカスロック)させる。
ステップS602において、AF調整制御部51は、所定の操作子の操作が解除されたか否かの判定を行う。
所定の操作子の操作が解除されていない場合、ステップS602においてNOと判定されて、処理はステップS601に移行する。
一方、所定の操作子の操作が解除された場合、ステップS602においてYESと判定されて、処理はステップS7に移行する。
なお、ステップS7の処理は、図4に示す動画撮影処理と同様である。
このような処理により、所定の操作子が操作されることにより、スポットAFによって撮像画像中央の被写体に合焦した後、所定の操作子が継続して操作されている間、フォーカスロックを実行することができる。
[変形例2]
上述の実施形態において、マルチエリアAFの実行中に所定の操作子が操作された場合、スポットAFによって撮像画像中央の被写体に合焦した後に、マルチエリアAFを再開する場合を例に挙げて説明した。これに対し、変形例1と同様に、スポットAFによって撮像画像中央の被写体に合焦した後、フォーカス位置を固定させるフォーカスロックを実行することとしてもよい。ただし、変形例2においては、所定の操作子の操作が継続して操作されている間はフォーカスロックを実行することに代えて、一度、所定の操作子が操作されるとフォーカスロックを実行し、再び同じ所定の操作子が操作されるとフォーカスロックが解除されるものとする。
図7は、変形例2における動画撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、図7に示す動画撮影処理において、図4に示す動画撮影処理と同様のステップについては、同一の番号を付して図4の説明を参照するものとする。
図7において、ステップS1からステップS6の処理は、図4に示す動画撮影処理と同様である。
ステップS6の後、ステップS611において、第2AF調整部52は、ステップS6で移動させたフォーカスレンズ11cの位置を固定することにより、フォーカス位置を固定(フォーカスロック)させる。
ステップS612において、AF調整制御部51は、所定の操作子が再び操作されたか否かの判定を行う。
所定の操作子が操作されていない場合、ステップS612においてNOと判定されて、処理はステップS611に移行する。
一方、所定の操作子が操作された場合、ステップS612においてYESと判定されて、処理はステップS7に移行する。
なお、ステップS7の処理は、図4に示す動画撮影処理と同様である。
このような処理により、所定の操作子が操作されることにより、スポットAFによって撮像画像中央の被写体に合焦した後、所定の操作子が再び操作されるまで、フォーカスロックを実行することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態において、所定の操作子が操作されることを契機として、第1AF調整部52によるマルチエリアAFから第2AF調整部53によるスポットAFに切り替える場合を例に挙げて説明した。
これに対し、第2実施形態の撮影装置1では、第1AF調整部52によるマルチエリアAFから第2AF調整部53によるスポットAFに自動的に切り替えるものとする。
具体的には、AF調整制御部51が、コンティニュアスAFが正常に動作しているか否か(即ち、一定時間以内にフォーカス位置が決定しているか否か)を判定する判定部55(図示省略)を更に備え、判定部55がコンティニュアスAFが正常に動作していないと判定した場合に、第1AF調整部52によるマルチエリアAFから第2AF調整部53によるスポットAFに自動的に切り替える。
このような機能は、第1実施形態の図4に示す動画撮影処理におけるステップS2の処理を、AF調整制御部51が、コンティニュアスAFが正常に動作しているか否かを判定する処理に置き換えることにより実現することができる。即ち、ステップS2において、判定部55が、コンティニュアスAFが正常に動作していないと判定した場合、AF調整制御部51が、処理をステップS3に移行させることにより、第1AF調整部52によるマルチエリアAFから第2AF調整部53によるスポットAFに自動的に切り替えることができる。
[変形例3]
上述の各実施形態において、スポットAFを行うための1つのAF枠を入力部22を介してユーザが指定することとしてもよい。
具体的には、マルチエリアAFのための複数のAF枠のいずれかを選択したり、所定の大きさのAF枠を1画素単位の任意の位置に設定したりできるようにする。
また、AF枠の大きさや形状を入力部22を介してユーザが任意に指定することとしてもよい。
これにより、ユーザが意図する被写体の位置、大きさあるいは形状を柔軟に指定して、スポットAFによるフォーカス調整を行うことが可能となる。
[変形例4]
上述の各実施形態では、フォーカス調整において、マルチエリアAFとスポットAFとを切り替える場合を例に挙げて説明したが、他の撮像条件について、同様に本発明を適用することができる。例えば、自動露出(AE)あるいは自動ホワイトバランス(AWB)についても、マルチエリアによる制御とスポットによる制御を行うことを可能とし、いずれの撮像条件について、これらの制御を切り替えるかをメニュー画面あるいはキー操作によってユーザが選択することとしてもよい。
これにより、動画撮影中に、種々の撮像条件を適切に調整することが可能となる。
以上のように構成される撮影装置1は、AF調整制御部51と、第1AF調整部52と、第2AF調整部53と、入力部22とを備える。
第1AF調整部52は、撮像部1Aにより撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する。
第2AF調整部53は、撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する。
AF調整制御部51は、動画撮影中は第1AF調整部52による撮像条件の調整を継続する制御を行う。
入力部22あるいは判定部55は、AF調整制御部51による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う。
AF調整制御部51は、第1AF調整部52による撮像条件の継続した調整中における入力部22あるいは判定部55の指示により、第1AF調整部52による撮像条件の調整を中断して、第2AF調整部53による撮像条件の調整を開始する。
これにより、撮影装置1においては、撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づいて撮像条件の調整が行われているときに、撮像条件を調整する制御の変更指示が行われた場合、撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づいて撮像条件の調整が行われる。
そのため、ユーザが意図する被写体に速やかに撮像条件を調整することができる。
したがって、動画撮影中の適切な撮像条件を維持することができる。
また、第1AF調整部52は、複数の測定領域において動画撮影中に変化する各々の測定結果に基づいて、撮像条件の決定に用いる測定領域を変化させながら撮像条件を逐次調整する。
また、第2AF調整部53は、予め指定された固定である測定領域において動画撮影中に変化する測定結果に基づいて撮像条件を逐次調整する。
これにより、撮像画像内の複数の測定領域に基づく撮像条件の調整と、撮像画像内の予め指定された固定である測定領域に基づく撮像条件の調整とを適切に切り替えて、動画撮影を行うことができる。
また、AF調整制御部51は、入力部22の指示により、第2AF調整部53による撮像条件の調整を開始し、調整が完了した後、第2AF調整部53が調整した撮像条件を基準として、第1AF調整部52による撮像条件の調整を再開する。
これにより、撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づいて撮像条件の調整が行われた後、その撮像条件を基準として、撮像画像内の複数の測定領域に基づいて撮像条件の調整を行うことができる。
したがって、ユーザが意図する被写体に速やかに撮像条件を調整することができる。
また、AF調整制御部51は、入力部22の操作により、第2AF調整部53による撮像条件の調整を開始し、調整が完了した後は、次に、入力部22による指示が行われるまでは、その調整が完了した状態を保持する。
これにより、撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づいて調整した撮像条件を固定して、撮影を行うことができる。
また、AF調整制御部51は、次に、入力部22による指示が行われた際に、第2AF調整部53が調整した撮像条件を基準として、第1AF調整部52による撮像条件の調整を再開する。
これにより、撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づいて調整した撮像条件を基準として、撮像画像内の複数の測定領域に基づいて撮像条件の調整を再び行うことができる。
また、入力部22は、動画撮影中のユーザによる所定の操作子による操作を契機として、AF調整制御部51による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う。
これにより、ユーザの操作によって、撮像条件の調整方法を切り替えることができる。
また、判定部55は、動画撮影中、第1AF調整部52による撮像条件の調整が正常に行われているか否かを判定する。
判定部55により、第1AF調整部52による撮像条件の調整が正常に行われていないと判定された場合に、AF調整制御部51において、第2AF調整部53による撮像条件の調整を開始する指示が行われる。
これにより、第1AF調整部52による撮像条件の調整から第2AF調整部53による撮像条件の調整に自動的に切り替えることができる。
また、第1AF調整部52は、撮像画像内の複数の測定領域に基づき、撮像条件を調整する。
第2AF調整部53は、複数の測定領域のうちのいずれか1つの測定領域に基づき、撮像条件を調整する。
これにより、第2AF調整部53による撮像条件の調整では、第1AF調整部52による撮像条件の調整における測定領域のいずれかを選択して撮像条件の調整を行うことができる。
また、入力部22は、第2AF調整部53が撮像条件の調整に使用する領域を、複数の測定領域のうちからユーザの所定の操作により設定する。
これにより、ユーザが意図する被写体の領域を柔軟に指定して、スポットAFによるフォーカス調整を行うことが可能となる。
また、第1AF調整部52及び第2AF調整部53は、撮像条件として、フォーカス、露出又はホワイトバランスのうちのいずれか又はそれらの組み合わせを調整する。
これにより、動画撮影中に、種々の撮像条件を適切に調整することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態において、第1AF調整部52によるフォーカス調整と第2AF調整部53によるフォーカス調整とを切り替えるための所定の操作子として、他の特定の機能を割り当てられたキーを兼用することとしてもよい。例えば、撮影装置1が、手動でフォーカスロックを行うためのAFロックキーや、手動で絞り値をロックするためのAE(Automatic Exposure)ロックキーを備える場合に、これらのキーを所定の操作子として兼用することとしてもよい。
また、上述の各実施形態、変形例等に示す機能を適宜組み合わせて撮影装置1を構成することが可能である。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される撮影装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、フォーカス調整機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮影装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア29により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア29は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM21等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
動画撮影を行う撮影装置であって、
撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整手段と、
撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整手段と、
動画撮影中は前記第1の調整手段による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御手段と、
前記調整制御手段による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示手段と、
を備え、
前記調整制御手段は、前記第1の調整手段による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示手段の指示により、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始することを特徴とする撮影装置。
[付記2]
前記第1の調整手段は、複数の測定領域において動画撮影中に変化する各々の測定結果に基づいて、撮像条件の決定に用いる測定領域を変化させながら撮像条件を逐次調整し、
前記第2の調整手段は、予め指定された固定である測定領域において動画撮影中に変化する測定結果に基づいて撮像条件を逐次調整することを特徴とする付記1に記載の撮影装置。
[付記3]
前記調整制御手段は、前記変更指示手段の指示により、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始し、調整が完了した後、前記第2の調整手段が調整した撮像条件を基準として、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を再開することを特徴とする付記1又は2に記載の撮影装置。
[付記4]
前記調整制御手段は、前記変更指示手段の操作により、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始し、調整が完了した後は、次に、前記変更指示手段による指示が行われるまでは、その調整が完了した状態を保持することを特徴とする付記1又は2に記載の撮影装置。
[付記5]
前記調整制御手段は、次に、前記変更指示手段による指示が行われた際に、前記第2の調整手段が調整した撮像条件を基準として、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を再開する付記4に記載の撮影装置。
[付記6]
前記変更指示手段は、動画撮影中のユーザによる所定の操作子による操作を契機として、前記調整制御手段による撮像条件を調整する制御の変更指示を行うことを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の撮影装置。
[付記7]
動画撮影中、前記第1の調整手段による撮像条件の調整が正常に行われているか否かを判別する判別手段を、更に備え、
前記変更指示手段は、前記判別手段により、前記第1の調整手段による撮像条件の調整が正常に行われていないと判別された場合に、前記調整制御手段に、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始する指示を行うことを特徴とする付記1に記載の撮影装置。
[付記8]
前記第1の調整手段は、撮像画像内の複数の測定領域に基づき、撮像条件を調整し、
前記第2の調整手段は、複数の測定領域のうちのいずれか1つの測定領域に基づき、撮像条件を調整することを特徴とする付記2に記載の撮影装置。
[付記9]
前記第2の調整手段が撮像条件の調整に使用する領域を、複数の測定領域のうちからユーザの所定の操作により設定する領域設定手段を、更に備えることを特徴とする付記8に記載の撮影装置。
[付記10]
前記第1の調整手段及び前記第2の調整手段は、撮像条件として、フォーカス、露出又はホワイトバランスのうちのいずれか又はそれらの組み合わせを調整することを特徴とする付記1から9のいずれか1つに記載の撮影装置。
[付記11]
動画撮影を行う撮影装置において実行される撮像制御方法であって、
撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整処理と、
撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整処理と、
動画撮影中は前記第1の調整処理による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御処理と、
前記調整制御処理による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示処理と、
を含み、
前記調整制御処理においては、前記第1の調整処理による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示処理における指示により、前記第1の調整処理による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整処理による撮像条件の調整を開始することを特徴とする撮像制御方法。
[付記12]
動画撮影を行う撮影装置を制御するコンピュータに、
撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整機能と、
撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整機能と、
動画撮影中は前記第1の調整機能による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御機能と、
前記調整制御機能による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示機能と、
を備え、
前記調整制御機能は、前記第1の調整機能による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示機能の指示により、前記第1の調整機能による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整機能による撮像条件の調整を開始することを特徴とするプログラム。
1・・・撮影装置,1A・・・撮像部,11・・・レンズユニット,11a・・・ズームレンズ,11b・・・露光制御部,11c・・・フォーカスレンズ,11d・・・撮像素子,12・・・撮像データ処理部,13・・・コントラスト値出力部,14・・・AF演算部,15・・・レンズ駆動制御部,16・・・DMAコントローラ,17・・・DRAMインターフェース,18・・・DRAM,19・・・ストロボ駆動部,20・・・ストロボ発光部,21・・・ROM,22・・・入力部,23・・・CPU,24・・・画像処理部,25・・・VRAMコントローラ,26・・・VRAM,27・・・表示部,28・・・ドライブ,29・・・リムーバブルメディア,51・・・AF調整制御部,52・・・第1AF調整部,53・・・第2AF調整部,54・・・AF枠設定部,55・・・判定部,71・・・画像記憶部

Claims (12)

  1. 動画撮影を行う撮影装置であって、
    撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整手段と、
    撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整手段と、
    動画撮影中は前記第1の調整手段による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御手段と、
    前記調整制御手段による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示手段と、
    を備え、
    前記調整制御手段は、前記第1の調整手段による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示手段の指示により、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第1の調整手段は、複数の測定領域において動画撮影中に変化する各々の測定結果に基づいて、撮像条件の決定に用いる測定領域を変化させながら撮像条件を逐次調整し、
    前記第2の調整手段は、予め指定された固定である測定領域において動画撮影中に変化する測定結果に基づいて撮像条件を逐次調整することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記調整制御手段は、前記変更指示手段の指示により、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始し、調整が完了した後、前記第2の調整手段が調整した撮像条件を基準として、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を再開することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記調整制御手段は、前記変更指示手段の操作により、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始し、調整が完了した後は、次に、前記変更指示手段による指示が行われるまでは、その調整が完了した状態を保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  5. 前記調整制御手段は、次に、前記変更指示手段による指示が行われた際に、前記第2の調整手段が調整した撮像条件を基準として、前記第1の調整手段による撮像条件の調整を再開する請求項4に記載の撮影装置。
  6. 前記変更指示手段は、動画撮影中のユーザによる所定の操作子による操作を契機として、前記調整制御手段による撮像条件を調整する制御の変更指示を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影装置。
  7. 動画撮影中、前記第1の調整手段による撮像条件の調整が正常に行われているか否かを判別する判別手段を、更に備え、
    前記変更指示手段は、前記判別手段により、前記第1の調整手段による撮像条件の調整が正常に行われていないと判別された場合に、前記調整制御手段に、前記第2の調整手段による撮像条件の調整を開始する指示を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  8. 前記第1の調整手段は、撮像画像内の複数の測定領域に基づき、撮像条件を調整し、
    前記第2の調整手段は、複数の測定領域のうちのいずれか1つの測定領域に基づき、撮像条件を調整することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  9. 前記第2の調整手段が撮像条件の調整に使用する領域を、複数の測定領域のうちからユーザの所定の操作により設定する領域設定手段を、更に備えることを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  10. 前記第1の調整手段及び前記第2の調整手段は、撮像条件として、フォーカス、露出又はホワイトバランスのうちのいずれか又はそれらの組み合わせを調整することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮影装置。
  11. 動画撮影を行う撮影装置において実行される撮像制御方法であって、
    撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整処理と、
    撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整処理と、
    動画撮影中は前記第1の調整処理による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御処理と、
    前記調整制御処理による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示処理と、
    を含み、
    前記調整制御処理においては、前記第1の調整処理による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示処理における指示により、前記第1の調整処理による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整処理による撮像条件の調整を開始することを特徴とする撮像制御方法。
  12. 動画撮影を行う撮影装置を制御するコンピュータに、
    撮像手段により撮像される撮像画像内の位置が可変である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第1の調整機能と、
    撮像画像内の位置が固定である測定領域に基づき、撮像条件を調整する第2の調整機能と、
    動画撮影中は前記第1の調整機能による撮像条件の調整を継続する制御を行う調整制御機能と、
    前記調整制御機能による撮像条件を調整する制御の変更指示を行う変更指示機能と、
    を備え、
    前記調整制御機能は、前記第1の調整機能による撮像条件の継続した調整中における前記変更指示機能の指示により、前記第1の調整機能による撮像条件の調整を中断して、前記第2の調整機能による撮像条件の調整を開始することを特徴とするプログラム。
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