JP2018036426A - 撮像装置及びその制御方法、撮像制御装置、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、撮像制御装置、プログラム、並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影時に移動されたフォーカス位置を撮影後に元に戻すか否かを制御することで、利便性の高い撮像装置を実現する。
【解決手段】撮像装置は、画像を撮像する撮像手段と、撮像された画像を表示する表示手段と、表示された画像における特定の領域に識別可能な標識を表示する表示制御手段と、ユーザが指定した領域に前記標識の表示位置を変更可能な指定手段と、ユーザからの撮影指示により前記表示された画像の撮影処理が実行された後、所定の条件を満たさない場合にはユーザにより指定された前記標識の表示位置を変更しないで表示し、前記所定の条件を満たす場合には、ユーザにより指定された前記標識の表示位置を所定の位置に変更して表示するように制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、フォーカス位置を変更可能な撮像装置に関する。
最近のデジタルカメラなどの撮像装置は、表示画面に対するタッチ操作で簡単にオートフォーカス位置(AF位置)を移動しながら撮影を行うことができる。また、デジタルカメラの中には、タッチ操作をトリガとしてタッチ位置にフォーカスを合わせて撮影を行うタッチシャッター撮影が可能なものもある。タッチシャッター撮影は、フォーカス位置をタッチ操作により移動しながら撮影を行うことができるため、手軽な撮影を行う場合はタッチシャッターを使用し、三脚などで固定してじっくり撮影する場合はシャッターボタンを使用するなど、ユースケースに応じて使い分けることができる。
特許文献1には、タッチシャッター撮影後のAF位置はタッチ位置に残るが、ダブルタッチ操作を行うと、AF位置を画面中央に戻すように制御する技術が開示されている。
特開2007−249222号公報
ところで、タッチシャッター撮影後のAF位置は、ユースケースに応じてその位置に残っていて欲しいシーンや中央に戻って欲しいシーンがある。例えばカメラを三脚で固定した状態でタッチ操作によりAF位置を画面内の色々な箇所に移動し、所望のAF位置を見つけた後はファインダーを覗きながらレリーズボタンで撮影する、といったユースケースでは、タッチシャッター撮影後のAF位置はその位置に残っていた方がよいと考えられる。これに対し、通常はタッチシャッターで撮影しているが、咄嗟にカメラを被写体に向けて撮影する際にはAF位置が画面中央に戻っていた方が、被写体にピントが合わない確率を下げることができる。
上記特許文献1では、タッチシャッター撮影後にAF位置を中央に戻す場合は、その都度、ユーザがダブルタッチ操作を行ってAF位置を画面中央に戻す必要があり、操作の手間が増えることになる。また、上述した咄嗟の撮影時など、AF位置が画面中央に戻っていた方がよいユースケースには対応していないため、撮影機会を逃す可能性もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、撮影時に移動されたフォーカス位置を撮影後に元に戻すか否かを制御することで、利便性の高い撮像装置を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、画像を撮像する撮像手段と、撮像された画像を表示する表示手段と、表示された画像における特定の領域に識別可能な標識を表示する表示制御手段と、ユーザが指定した領域に前記標識の表示位置を変更可能な指定手段と、ユーザからの撮影指示により前記表示された画像の撮影処理が実行された後、所定の条件を満たさない場合にはユーザにより指定された前記標識の表示位置を変更しないで表示し、前記所定の条件を満たす場合には、ユーザにより指定された前記標識の表示位置を所定の位置に変更して表示するように制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、撮影時に移動されたフォーカス位置を撮影後に元に戻すか否かを制御することで、利便性の高い撮像装置を実現することができる。
本実施形態の撮像装置の背面から見た外観図。 本実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図。 本実施形態の撮影モード処理を示すフローチャート。 本実施形態のタッチ操作処理を示すフローチャート。 本実施形態の撮影処理を示すフローチャート。 本実施形態の撮影モードにおける表示画面を例示する図。 本実施形態のタッチ操作処理の異なる形態を示すフローチャート。
以下に、本発明の撮像装置を、静止画や動画を撮影可能なデジタルカメラに適用した実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<装置構成>図1及び図2を参照して、本実施形態のデジタルカメラの機能及び外観について説明する。
本実施形態のデジタルカメラ100の外観を示す図1において、表示部101は画像や各種情報を表示する液晶表示パネル(LCD)等からなる。シャッターボタン102は撮影指示を行うための操作部である。モード切替ボタン103は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ107は接続ケーブル108とデジタルカメラ100とを接続するインターフェースである。操作部104はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材からなる操作部である。コントローラホイール106は操作部104に含まれる回転可能な電子ダイヤルである。電源スイッチ105は電源のオン、オフを切り替える操作部である。記録媒体109はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット110は記録媒体109を格納するためのスロットである。記録媒体スロット110に格納された記録媒体109は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋111は記録媒体スロット110の蓋である。図1では、蓋111を開けて記録媒体スロット110から記録媒体109の一部を取り出して露出させた状態を示している。
本実施形態のデジタルカメラ100の内部構成を示す図2において、撮影レンズ203はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター204は絞り機能を備える。撮像部205は被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等で構成される撮像素子である。A/D変換器206は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器206は、撮像部205から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア202は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ203を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ203、シャッター204、撮像部205を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部207は、A/D変換器206からのデータ、又は、メモリ制御部209からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部207では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部201が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部207ではさらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器206からの出力データは、画像処理部207及びメモリ制御部209を介して、或いは、メモリ制御部209を介してメモリ210に直接書き込まれる。メモリ210は、撮像部205によって得られ、A/D変換器206によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部101に表示するための画像データを格納する。メモリ210は、所定枚数の静止画や所定時間の動画および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ210は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器208は、メモリ210に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部101に供給する。こうして、メモリ210に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器208を介して表示部101により表示される。表示部101は、LCD等の表示器上に、D/A変換器208からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器206によって一旦A/D変換され、メモリ210に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器208においてアナログ変換し、表示部101に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダ(EVF)として機能し、ライブビュー画像の表示を行える。
不揮発性メモリ213は、電気的に消去・記憶可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ213には、システム制御部201の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部201は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ213に記憶されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。212はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ212には、システム制御部201の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ213から読み込んだプログラム等を展開する。また、システム制御部201はメモリ210、D/A変換器208、表示部101等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー211は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替ボタン103、第1シャッタースイッチ102a、第2シャッタースイッチ102b、操作部104はシステム制御部201に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替ボタン103は、システム制御部201の動作モードを静止画撮影モード、動画記録モード、再生モードなどのいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オートモード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、シーン別撮影モード、プログラムAEモード、カスタムモードなどがある。モード切替ボタン103で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替ボタン103で静止画撮影モードに一旦切り替えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画記録モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ102aは、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン102の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ102bは、シャッターボタン102の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部201は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部205からの信号読み出しから記録媒体109に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部104の各操作部材は、表示部101に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、シーンごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタンなどがある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラホイール106は、操作部104に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。
電源制御部214は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部214は、その検出結果及びシステム制御部201の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体109を含む各部へ供給する。
電源部215は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、リチウムイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。記録媒体I/F216は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体109とのインターフェースである。記録媒体109は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部217は、無線アンテナや有線ケーブルによって外部機器と通信可能に接続し、映像や音声の送受信を行う。通信部217は無線LAN(Local Area Network)やインターネットにも接続可能である。通信部217は撮像部205で撮像された画像データ(ライブビュー画像を含む)や、記録媒体109に記録されている画像ファイルを外部機器に送信でき、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信できる。
姿勢検知部218は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部218で検知された姿勢に応じて、撮像部205で撮像された画像がデジタルカメラ100を横に構えて撮影されたものか、縦に構えて撮影されたものかを判別可能である。システム制御部201は、姿勢検知部218で検知された姿勢に関する情報を撮像部205で撮像された画像データに付加したり、画像データを回転して記憶することが可能である。姿勢検知部としては、加速度センサやジャイロセンサ等を用いることができる。
なお、操作部104の1つとして、表示部101に対する接触を検知可能なタッチパネル101bを有する。タッチパネル101bと表示部101とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル101bを光の透過率が表示部101の表示を妨げないように構成し、表示部101の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル101bにおける入力座標と、表示部101上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部101上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(Grafical User Interface)を構成することができる。システム制御部201はタッチパネル101bへの以下の操作あるいは状態を検出可能なタッチ検出手段を構成する。
・タッチパネル101bにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル101bにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と呼ぶ)。
・タッチパネル101bを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と呼ぶ)。
・タッチパネル101bを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と呼ぶ)。
・タッチパネル101bへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と呼ぶ)。
・タッチパネル101bに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と呼ぶ)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル101b上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部201に通知され、システム制御部201は通知された情報に基づいてタッチパネル101b上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル101b上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル101b上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル101b上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。
タッチパネル101bは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でも良い。
本実施形態のデジタルカメラ100では一点AFや顔+追尾優先AFなどのAF方式を用いた撮影が可能である。一点AFとは撮影画面内の一点AF枠(AF位置を識別可能に表示する標識)が表示されている画面中央の一点に対してAFを行うことである。顔+追尾優先AFとは顔検出機能によって検出された撮影画面内の顔検出枠や追尾枠(AF位置を識別可能に表示する標識)が表示されている顔を追尾対象としてAFを行うことである。
ここで、顔検出機能について説明する。システム制御部201は、メモリ210に保持されている画像データ(ライブビュー画像を含む)を読み出し、水平方向および垂直方向のバンドパスフィルタをかけ、エッジ成分を検出する。次に、システム制御部201は、検出されたエッジ成分のパターンマッチングを行い、目及び鼻、口、耳の候補群を抽出する。さらに、システム制御部201は、パターンマッチングにより抽出された目の候補群の中から、予め設定された条件(例えば2つの目の距離、傾き等)を満たすものを、目の対と判定し、目の対があるもののみを目の候補群として絞り込む。そして、システム制御部201は、絞り込まれた目の候補群とそれに対応する顔を形成する他のパーツ(鼻、口、耳)を対応付ける。また、予め設定された非顔条件フィルタを通すことで顔を検出し、検出結果に応じて顔の特徴情報を生成しシステムメモリ212に記憶する。なお、検出された顔をユーザに通知するために、例えば顔の位置座標やサイズに応じて、表示部101にAF枠などを画像と重ね合わせて表示することも可能である。
以上のように、システム制御部201は、ライブビュー画像あるいは再生される画像データを解析して、画像中の被写体の特徴情報を抽出する被写体検出手段を構成する。本実施形態では被写体の特徴情報として顔情報を例に挙げたが、これ以外に赤目判定や目の検出、目つむり検出、笑顔検出などの様々な情報がある。
なお、ハードウェアの構成は図2に示すものに限定されず、例えば1つのハードウェアが表示制御、通信制御、撮影制御、画像処理制御等を行い、デジタルカメラ100の各手段として機能してもよい。また、複数のハードウェアが協働して1つの手段として機能してもよい。
デジタルカメラ100は、少なくとも画像を再生するための再生モードと、撮影を行うための撮影モードとで、切り替えて使用することができる。撮影モードとしては、オートモードやマニュアルモード、複数のシーン別撮影モードを備えている。オートモードは、カメラの各種パラメータが、計測された露出値に基づいてデジタルカメラ100に組み込まれたプログラムにより自動的に決定されるモードである。マニュアルモードは、カメラの各種パラメータをユーザが自由に変更可能なモードである。シーン別撮影モードは、撮影シーン別にその撮影シーンに適したシャッター速度や絞り値、ストロボ発光状態、感度設定、ホワイトバランス(WB)設定等を組み合わせることによって実現されるモードである。
<撮影処理>次に、図3を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100による撮影モード処理について説明する。
なお、図3の処理は、不揮発性メモリ213に記録されたプログラムを、システムメモリ212に読み出してシステム制御部201が実行することにより実現する。
S301では、システム制御部201は、撮影モードの初期化処理を行う。初期化処理とは、フラグや制御変数等を含むパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ213から読み出す等の処理である。また、システム制御部201は、記録媒体109の状態を確認し、異常等があれば後述の撮影情報表示時に警告等を表示する。
S302では、システム制御部201は、撮像部205により撮像された映像を、表示部101にライブビュー画像として表示する。
S303では、システム制御部201は、撮影モードに関わる情報表示を、ライブビュー画像に重畳して表示部101に表示する。図6(a)〜(d)は、本実施形態の撮影モードでの表示画面例を例示している。図6(a)の画面は、被写体603を含むライブビュー画像601と、それに重畳して表示されている撮影情報表示602が表示されている例を示している。また、AFモードが非追尾モード(一点AF)の場合には、非追尾モードにおけるAF位置である一点AF枠604をライブビュー画像601に重畳して表示する。カメラ起動後(電源オン後)の一点AF枠604の初期の表示位置は画面中央である。AFモードが追尾モード(顔+追尾優先AF)の場合には、追尾モードにおけるAF位置である図6(c)の顔検出枠606をライブビュー画像601に重畳して表示する。
S304では、システム制御部201は、操作部104に含まれるメニューボタンが押下されたか否かを判定する。メニューボタンが押下されていた場合はS305へ進み、そうでない場合はS306へ進む。
S305では、システム制御部201は、タッチシャッター設定画面を表示し、タッチパネル101bに対するタッチ操作に応じて、タッチシャッターに関わる設定を変更する。図6(e)はタッチシャッター設定画面を例示している。タッチシャッター設定画面には、タッチシャッター設定画面であることを示すタイトル609と、設定項目610、611が含まれる。設定項目610はタッチシャッターを有効にするか否かを設定する項目である。設定項目611はタッチシャッター撮影後のAF位置に関する設定を行う項目である。ユーザは設定項目610または611をタッチダウンすると、タッチされた設定項目610または611にカーソル612が移動して選択中の設定項目の表示形態が変更される(タッチダウンされていることを示すように色が変わる)。そして、タッチダウンしている設定項目610または611からタッチアップすることで、それぞれの設定項目610または611の変更画面へ遷移することが可能である。図6(f)は図6(e)の設定項目611を選択することで遷移する設定変更画面を示している。ユーザは図6(e)の設定変更画面において選択肢613または614をタッチダウンした後、タッチアップすることで選択中の設定項目の設定値を変更可能である。選択肢613は、撮影処理後の一点AF枠の表示位置を「中央」に戻す設定値であり、選択肢614は、撮影処理後の一点AF枠の表示位置を「タッチした位置」に残す設定値である。
S306では、システム制御部201は、ライブビュー表示を行っている撮影待機状態において、タッチパネル101bに対するタッチダウンが行われたか否かを判定する。タッチダウンが行われた場合はS307へ進み、そうでない場合はS308へ進む。
S307では、システム制御部201は、図4または図7で後述するタッチ操作処理を行う。
S308では、システム制御部201は、シャッターボタン102が押下されたか否か(S306のタッチ操作とは異なる撮影指示操作がなされたか否か)を判定する。シャッターボタン102が押下されていた場合はS309へ進み、そうでない場合はS310へ進む。
S309では、システム制御部201は、図5で後述する撮影処理を行う。
S310では、システム制御部201は、その他の操作がなされたか否かを判定する。その他の操作がなされていた場合はS311へ進み、そうでない場合はS312へ進む。
S311では、システム制御部201は、その他の処理を行う。例えばAFモードやシャッタースピードなどの各種撮影パラメータの変更などがこの処理に含まれる。
S312では、システム制御部201は、終了操作がなされたか否かを判定する。終了操作がなされていたら、処理を終了し、そうでなければS303へ進む。
<タッチ操作処理>次に、図4を用いて、図3のS307におけるタッチ操作処理の詳細を説明する。
S401では、システム制御部201は、AFモードが一点AFか否かを判定する。一点AFである場合はS402へ進み、そうでない場合はS407へ進む。
S402では、システム制御部201は、ライブビュー画面上でタッチダウンされた位置に一点AF枠604を表示する。図6(b)はタッチダウンにより一点AF枠604を移動させた様子を示し、タッチダウンを行った指(またはペン)605の位置に一点AF枠604が表示される。
S403では、システム制御部201は、図6(e)の設定項目610でタッチシャッター撮影を有効にする設定になっているか否かを判定する。有効にする設定になっている場合はS404へ進み、そうでない場合は処理を終了する。なお、S403でNOと判定された場合、タッチダウンされた位置に応じて表示された一点AF枠604の位置でAFを行ってもよい。
S404では、システム制御部201は、図5で後述する撮影処理を行う。
S405では、システム制御部201は、図6(e)の設定項目611でタッチシャッター撮影後のAF位置を「中央」に戻す設定となっているか否か(所定の条件を満たすか否か)を判定する。「中央」に戻す設定の場合(所定の条件を満たす場合)はS406へ進み、そうでない場合は何もせず(枠位置を変更せず)処理を終了する。
S406では、システム制御部201は、図6(a)のように一点AF枠604を中央に戻す。
S407では、システム制御部201は、ライブビュー画面上でタッチダウンされた位置に追尾枠607を表示する。図6(d)はタッチダウンにより追尾枠607を移動させた様子を示し、タッチダウンを行った指(またはペン)605の位置にある被写体608を囲うように追尾枠607が表示される。顔+追尾優先AFにおける通常状態(追尾指示無し)の場合は、検出された顔に図6(c)に示す顔検出枠606が表示されるが、タッチダウンによりAF位置が指定された(追尾指示有り)場合は追尾枠607が表示される。
S408では、S403と同様に、システム制御部201は、図6(e)の設定項目610でタッチシャッター撮影を有効にする設定になっているか否かを判定する。タッチシャッター撮影を有効にする設定になっている場合にはS409へ進み、そうでない場合はS410へ進む。
S409では、S404と同様に、システム制御部201は、図5で後述する撮影処理を行う。
S410では、システム制御部201は、S407で追尾枠607が表示された被写体を追尾する。このとき、追尾対象に対してコンティニュアスAFを実行する。
なお、ハードの制約などによって、ライブビュー画像全体をAF位置として指定できない場合もある。こうした場合は、S402やS406などにおいてライブビュー画面上でAF位置を変更する際、その位置がAF可能な領域か否かを判定し、AF不可領域であればAF位置の変更を行わないような処理を加えてもよい。これにより、ユーザがAF位置を指定したものの、ピントを合わせることができないといった問題を回避できる。
<撮影処理>次に、図5を用いて、図3のS309における撮影処理の詳細を説明する。
S501では、システム制御部201は、撮影のための測光、測距を行う。AFモードが一点AFの場合には、一点AF枠604の位置で測光、測距を行う。測距を行った結果、合焦したか否かを、一点AF枠604の色を変更することで表現してもよい。
S502では、システム制御部201は、撮影を行う。
S503では、システム制御部201は、撮影した画像を記録媒体109へ記録する。
S504では、システム制御部201は、予め定められた時間(例えば2秒)だけ、撮影した画像を表示部101にレビュー表示する。
S505では、システム制御部201は、表示部101にライブビュー画像の表示を行う。
以上説明した本実施形態によれば、撮影時に移動されたAF位置を撮影後に元に戻すか否かをユーザ設定に応じて制御することで、ユーザが撮影後に毎回AF位置の再設定のための操作を行う必要がなくなり、撮影機会を逃す可能性を減らすことが可能となる。
上述した実施形態では、撮影後のAF位置を中央に戻すか否かの設定をユーザが行い、システム制御部201がユーザの設定に基づき中央に戻すか否かを判定する例を説明したが、デジタルカメラ100が撮影シーンを判定し、判定結果に基づき中央に戻すか否かを自動で制御してもよい。その場合は、図6(g)のようなタッチシャッター設定画面を表示してもよい。図6(g)の画面には撮影後のAF位置に関する設定項目615と、その選択肢616、617が表示されている。選択肢616が選択されると、撮影後のAF位置をデジタルカメラ100が撮影シーンに応じて自動で判別する。選択肢617が選択された場合は、その判別を行わない。また、この場合のタッチ操作処理を図7に示す。図7におけるS701からS704およびS707からS711の処理は、それぞれ図4のS401からS404およびS406からS410と同様である。
S705では、システム制御部201は、図6(g)の設定項目615が自動調整する設定になっているか否かを判定する。自動調整する設定の場合はS706へ進み、そうでない場合は処理を終了する。
S706では、システム制御部201は、タッチシャッター撮影時(または撮影直前、直後)の撮影シーンに基づき、AF位置を中央に戻すか否かを判定する。撮影シーンの判定は、例えば三脚で固定した撮影か否かを判定し、三脚固定でない(手持ち撮影である)場合(所定の条件を満たす場合)は、AF位置が中央にあったほうがよいと判定し、S707へ進む。三脚固定であれば、何もせず(枠位置を変更せず)処理を終了する。
なお、S706での判定は撮影シーン以外に基づいて行ってもよい。例えば被写体として動体が検出されていない状態で撮影を行った場合は、静止体を撮影するシーン(=AF位置をあまり変更しないシーン)であると判定し、AF位置を中央に戻さないように制御してもよい。反対に動体を検出している状態で撮影を行ったならば、AF位置を中央に戻すように制御してもよい。また、動体を検出していなくても、動体撮影を行う前提の撮影モードか否かによって、中央に戻すか否かを変えてもよい。例えばスポーツモードやペットモードなどは動体撮影を前提としたモードであり、風景や料理モードなどは静止体撮影を前提としたモードである。また、AF位置で周期的にAFを行うコンティニュアスAF(サーボAF)が有効な設定になっている場合は、これも動体撮影を行うシーンであるとして、中央に戻すように制御してもよい。
また、図6(g)では撮影後の枠位置の自動調整を、する/しない、という選択肢を例示したが、図6(f)の選択肢613、614も含めて、例えば、自動/中央/タッチした位置、という3つの選択肢としてもよい。これにより、図6(g)において「しない」を選択した場合のAF位置の挙動をより詳細に設定可能となる。
なお、上述の実施形態では、カメラ起動後(電源オン後)の一点AF枠の初期の表示位置は画面中央であるとしたが、撮影画面内の任意の1点(画面中央など任意に指定された位置)としてもよい。また、前回のカメラ起動時のAF位置を不揮発性メモリ213に記憶しておき、次回のカメラ起動時には不揮発性メモリ213に記憶した前回のAF位置に一点AF枠を表示してもよい。また、前回のカメラ起動時の一点AF枠の位置を不揮発性メモリ213に記憶するか否かをユーザが選択できるようにしてもよい。さらに、画面中央で初期化するか否かを撮影シーンに応じてデジタルカメラ100が自動判定するようにしてもよいし、自動判定を行うか否かをユーザが選択できるようにしてもよい。これにより、例えば三脚撮影時に一旦電源をオフした後、再度撮影を再開する場合に便利である。
さらに、本実施形態のタッチシャッター撮影では、タッチダウンでAF位置を確定しAF処理を実行していたが、タッチダウンでAF位置を確定しAF処理を実行するが撮影処理は実行せず、タッチオンである限りAF位置をロックし(タッチムーブしてもAF位置が変更されず)、タッチアップに応じて撮影処理を実行するようにしてもよい。
なお、システム制御部201が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を一点AFや顔+追尾優先AFなどのAF機能を有するデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されず、AF枠を移動しながら撮影可能な機能を有する装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置、医療機器などに適用可能である。また、デジタルカメラ等で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して表示し、リモートでデジタルカメラ(ネットワークカメラを含む)に撮影指示を行えるスマートフォンやタブレットPC、デスクトップPCなどの撮像制御装置にも適用可能である。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…デジタルカメラ、101…表示部、104…操作部、201…システム制御部

Claims (21)

  1. 画像を撮像する撮像手段と、
    撮像された画像を表示する表示手段と、
    表示された画像における特定の領域に識別可能な標識を表示する表示制御手段と、
    ユーザが指定した領域に前記標識の表示位置を変更可能な指定手段と、
    ユーザからの撮影指示により前記表示された画像の撮影処理が実行された後、所定の条件を満たさない場合にはユーザにより指定された前記標識の表示位置を変更しないで表示し、前記所定の条件を満たす場合には、ユーザにより指定された前記標識の表示位置を所定の位置に変更して表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影処理後に前記標識の表示位置を前記所定の位置に変更して表示するか否かを設定可能な設定手段をさらに有し、
    前記所定の条件は、前記設定手段で、前記撮影処理後に前記標識の表示位置を前記所定の位置に変更して表示する設定となっていることを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段は、前記撮影処理後に前記標識の表示位置を前記所定の位置に変更して表示する設定と、変更しないで表示する設定のいずれかが可能であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段の表示画面に対するタッチ操作を検出するタッチ検出手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記タッチ操作が検出された位置に前記標識を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記タッチ操作が検出されたことに応じて前記撮影処理を開始するように前記撮像手段を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、ライブビュー画像に対するタッチ操作に応じた前記撮影処理後、ユーザにより指定された前記標識の表示位置を変更しないで表示するか、前記所定の位置に変更して表示するかを前記所定の条件を満たすか否かに応じて制御し、
    ライブビュー画像に対するタッチ操作とは異なる撮影指示操作に応じた前記撮影処理後は、前記所定の条件を満たすか否かに応じた制御は行わないことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記所定の位置は、前記表示手段において画像が表示されている画面中央であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記表示手段に表示されているライブビュー画像に重畳して前記標識を表示することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 撮像された画像から被写体を検出する被写体検出手段と、
    前記標識が表示されている領域の被写体に自動でフォーカスを合わせるオートフォーカス手段と、をさらに有し、
    前記オートフォーカス手段の動作モードは、少なくとも第1のモードと第2のモードのいずれかに設定可能であり、
    前記制御手段は、前記第2のモードに設定されている場合には、前記所定の条件を満たすか否かに応じた制御は行わないことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記第1のモードにおいては、前記被写体の位置に応じて前記標識の表示位置を変更せず、
    前記第2のモードにおいては、前記被写体の位置に応じて前記標識の表示位置を変更することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像装置は、少なくとも、動体の撮影に適した第1の撮影モードと、静止体の撮影に適した第2の撮影モードのいずれかに設定可能であり、
    前記所定の条件は、前記第1の撮影モードに設定されていることを含むことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像装置が動いているか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記所定の条件は、前記撮像装置が動いていると判定されることを含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記所定の条件は、前記被写体検出手段により動体が検出されていることを含むことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  14. 前記オートフォーカス手段による動作モードは、前記標識が表示されている領域で合焦した後も周期的にオートフォーカスを繰り返す第3のモードに設定可能であり、
    前記所定の条件は、前記第3のモードに設定されていることを含むことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  15. 前記標識は、特定の被写体の領域を示すように表示される枠であることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 画像を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    表示された画像における特定の領域に識別可能な標識を表示する表示制御ステップと、
    ユーザが指定した領域に前記標識の表示位置を変更可能な指定ステップと、
    ユーザからの撮影指示により前記表示された画像の撮影処理が実行された後、所定の条件を満たさない場合にはユーザにより指定された前記標識の表示位置を変更しないで表示し、前記所定の条件を満たす場合には、ユーザにより指定された前記標識の表示位置を所定の位置に変更して表示するように制御する制御ステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1から15のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、請求項1から15のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  19. 撮像手段で撮像された画像を表示する表示手段と、
    表示された画像における特定の領域に識別可能な標識を表示する表示制御手段と、
    ユーザが指定した領域に前記標識の表示位置を変更可能な指定手段と、
    ユーザからの撮影指示により前記表示された画像の撮影処理が実行された後、所定の条件を満たさない場合にはユーザにより指定された前記標識の表示位置を変更しないで表示し、前記所定の条件を満たす場合には、ユーザにより指定された前記標識の表示位置を所定の位置に変更して表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像制御装置。
  20. コンピュータを、請求項19に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  21. コンピュータを、請求項19に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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