JP3673634B2 - 撮像装置およびズーム制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラ等の動画記録用の撮像装置およびズーム制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラは結像面にCCD等の固体撮像素子が配置されたイメージセンサを有する。CCD等の固体撮像素子では、一般に画素数を多くする程、その形状が大きくなり、これに伴いコストも増加する。
【0003】
これらの条件から一般民生用としては、対角長4mm程度の1/4インチサイズと称するもの、あるいは対角長6mm程度の1/3インチサイズと称するものが多く用いられている。また、これらのCCDの画素数は30〜40万画素のものが一般的である。
【0004】
このように、撮像装置のイメージサイズはいわゆる135フィルムの銀塩カメラの対角43mmと比較すると小さいので、同じ画角のレンズではフィルムカメラのレンズに対して大幅な小型化が一般的には可能である。
【0005】
実際、1/4インチサイズのCCDを用いたビデオカメラでは、ズーム比10のズームレンズでその全長が50mm程度のものが一般的になっている。
【0006】
このようなビデオカメラ用のズームレンズとしては、被写体側から順に凸凹凸凸の4つのレンズ群から構成されるズームレンズが最もよく知られている。但し、仕様によっては他のレンズ群から構成されるズームレンズも製品化されている。
【0007】
始めに、従来の代表的な4つのレンズ群から構成されるズームレンズの鏡筒構造について示す(図3参照)。ズームレンズを構成する4つのレンズ群201a〜201dは、固定された前玉レンズ201a、光軸に沿って移動することで変倍動作を行うバリエータレンズ群201b、固定されたアフォーカルレンズ201c、および光軸に沿って移動することで変倍時の焦点面維持と焦点合わせを行うフォーカシングレンズ群201dである。
【0008】
ガイドバー203および204a、204bは光軸205と平行に配置され、移動するレンズ群の案内および回り止めを行う。DCモータ206はバリエータレンズ群201bを移動させる駆動源となる。尚、DCモータに代えてステップモータを用いても構わない。
【0009】
バリエータレンズ群201bは保持枠211に保持されている。この保持枠211は、押圧ばね209とこの押圧ばね209の力でスクリュー棒208に形成されたスクリュー溝208aに係合するボール210とを有している。このため、モータによって出力軸206a、ギア列207を介してスクリュー棒208を回転駆動することにより、保持枠211はガイドバー203に沿って光軸方向に移動する。
【0010】
フォーカシングレンズ群201dは保持枠214に保持されている。保持枠214のスリーブ部にはネジ部材213が一体的に組み付けられており、このネジ部材213はステップモータ212を回転させることにより、保持枠214をガイドバー204a、204bに沿って光軸方向に移動させることができる。
【0011】
IGメータ218は絞りユニット235を駆動する。カメラ本体220にはレンズ鏡筒が装着されている。
【0012】
図15は従来の撮像装置におけるカメラ本体の電気的構成を示すブロック図である。図において、201a〜201dは前述した4つのレンズ群であり、201bは変倍のためのバリエータレンズ群(バリエータ)である。201dはフォーカシングレンズ群であり、ピント合わせの他、バリエータレンズ群201bの移動に伴うズーミング動作で同一距離の被写体を結像面に維持するためのコンペンセータとしての役目を有する。
【0013】
221は結像面に配置されたCCD等の固体撮像素子、222はバリエータレンズ群201bの駆動源であり、モータ206、モータ206と連動するギヤ列、スクリュー棒208等を含む。223はフォーカシングレンズ群201dの駆動源であり、ステップモータなどから構成される。尚、ズーム駆動源を、フォーカシングレンズ群と同じくステップモータで構成してもよい。
【0014】
224は絞り駆動源である。225はズームエンコーダ、227はフォーカスエンコーダである。エンコーダとしては、駆動源にステップモータを用いる場合、動作の初期準備段階で図示しないセンサによりレンズ群201b、201dをそれぞれ動作の原点位置に配置し、この位置からステップモータに入力する動作パルス数を連続してカウントする方法のものが一般的である。また、他にはボリュームや磁気方式のものなどが知られている。
【0015】
226は絞りエンコーダであり、絞り駆動源であるメータの内部にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが知られている。
【0016】
228はカメラ信号処理回路であり、CCDの出力に対して所定の増幅やγ補正などを施す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号はAEゲート229、AFゲート230を通過する。すなわち、露出決定および側距のために最適な信号取り出し範囲が全画面内のうちこのゲートで設定される。このゲートは大きさ可変であったり、複数設けられる場合もあるが、ここでは簡単のためにその詳細を記述しない。
【0017】
231はAF(オートフォーカス)のためのAF信号処理回路であり、映像信号の高周波成分に関する1つもしくは複数の出力を生成する。233はズームスイッチ、234はズームトラッキングメモリであり、変倍に際し、被写体距離に応じてとるべきフォーカシングレンズ群の位置情報を記憶する。尚、ズームトラッキングメモリとしてはCPU内のメモリを使用してもよい。232はCPUである。
【0018】
例えば、撮影者によりズームスイッチ233が操作されると、CPU232はズームトラッキングメモリ234の情報を基に算出した所定の位置関係が保たれるように、ズームエンコーダ225の出力と、フォーカスエンコーダ227の出力と、バリエータレンズ群201bのとるべき目標位置と、フォーカシングレンズ群201dのとるべき目標位置のそれぞれの偏差が値0となるように、ズーム駆動源222およびフォーカシング駆動源223を駆動制御する。
【0019】
また、オートフォーカス動作ではAF信号処理回路231の出力がピークを示すように、CPU232はフォーカシング駆動源223を駆動制御する。
【0020】
さらに、適正露出を得るために、CPU232はAEゲート229を通過したY信号の出力の平均値が所定値となるように、絞りエンコーダ226の出力とこの所定値の偏差が値0となるように、絞り駆動源224を駆動制御する。
【0021】
図16はズームレンズの像面照度比を示すグラフである。図において、横軸は像高を示し、値0の位置を軸上(像高0の位置)に示す。縦軸が像面照度を示し、軸上の像面照度を100とする。
【0022】
238〜240が具体的な特性例であり、周辺(像高が高くなる)に行く程、照度は低下することが一般的である。そして、ズームレンズでは、どの焦点距離でもこの特性が略一定であることが望ましい。
【0023】
しかし、特にズーム比が大きくなった場合で、かつ絞りが開放の場合にはこの特性を一定に保つことが難しく、例えば、短焦点距離端での特性238、中間焦点距離端での特性239、長焦点距離端での特性240に示すように、焦点距離に応じてその特性が変化する場合もある。また、この特性は絞り値に応じて変化する(絞り開放時、変化量が大である)。
【0024】
ズームスイッチ233の操作でズーミング動作が行われるが、このズーミングの動作速度は可変に構成されることが多い。この可変速の中から速度の設定は、ズームスイッチが例えばシーソスイッチの場合、そのスイッチの押し込み量をセンサで検出し、押し込み量が少ない程、低速度、押し込み量が多い程、高速度に応答するように構成されたものが公知である。
【0025】
これらのカメラおよび公知のスチルカメラにおいても、撮影に際してシャッター速度と絞りの組合せを可変としたいわゆる「モードセレクト」機能が搭載される場合がある。例えば、スポーツ撮影の際、高速シャッタを用いて極力ぶれが発生しないようにしたり、ポートレート撮影の際、極力被写界深度を浅くし、背景がぼけるようにしたりするために、撮影者は絵文字にしたがって撮影意図を設定する。
【0026】
また、絞り値をマニュアル設定にし、その絞り値で適正露出が得られるようなシャッタ速度を選択するいわゆる「絞り優先AE」と称する方法も知られている。一般的に絞った場合、四角形、六角形、八角形などの羽根の枚数に起因した多角形を反映した形に背景もしくは前景、特に輝点がボケとして現れるのに対し、絞り開放の場合には丸いボケが得られる。したがって、このボケを得る撮影意図が強い場合には絞り優先AEモードで絞り値が開放となるように設定すればよい。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の撮像装置では以下に掲げる問題があり、その改善が要望されていた。すなわち、最近のステップモータの高速化の改良あるいはリニアモータと称する電磁式のいわゆるボイスコイル形の高速駆動が可能なアクチュエータのレンズ群駆動源の採用などによって、最高ズーム速度が向上し、最短(長)焦点距離端から最長(短)焦点距離端までの駆動に要する時間が大幅に短縮されている。この結果、図16に示した像面照度比の変化に伴い、特にこの変化量が大きい絞り値で高速ズームを行った場合、周辺の明るさの変化が目立ち、違和感が生じてしまう。
【0028】
そこで、本発明は像面照度比の変化量が大きい絞り値で高速ズームを行った場合でも周辺の明るさの変化が目立って違和感が生ずることを回避できる撮像装置およびズーム制御方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の撮像装置は、レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行う撮像装置において、前記レンズの移動速度を設定する速度設定手段と、該設定された移動速度に応じて、焦点距離毎に絞りの最大開口径を変更する最大開口径変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】
請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に係る撮像装置において前記レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行うレンズ本体が交換自在に装着されるカメラ本体を有する撮像装置において、前記カメラ本体で設定あるいは選択される情報を前記レンズ本体に通信する通信手段を備えたことを特徴とする。
【0036】
請求項3に記載の撮像装置では、請求項1または請求項2に係る撮像装置において前記絞りの最大開口径は前記ズーミング方向による絞りの応答遅れを考慮して変更されることを特徴とする。
【0037】
請求項4に記載のズーム制御方法は、レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行うズーム制御方法において、前記レンズの移動速度を設定し、該設定された移動速度に応じて、焦点距離毎に絞りの最大開口径を変更することを特徴とする。
【0043】
請求項5に記載のズーム制御方法では、請求項4に係るズーム制御方法において前記絞りの最大開口径は前記ズーミング方向による絞りの応答遅れを考慮して変更されることを特徴とする。
請求項6に記載のレンズ鏡筒は、絞りユニットを備え、レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行なうレンズ鏡筒において、ズーム速度が所定の速度より大きいと判別された際、絞り値が焦点距離に基づいて決定された値より小さくなるように、前記絞りユニットを制御することを特徴とする。
請求項7に記載のレンズ鏡筒は、請求項6に係るレンズ鏡筒において、前記絞り値は絞りの開口径であり、前記焦点距離に基づいて決定された値は絞りの最大開口径であることを特徴とする。
請求項8に記載のレンズ鏡筒は、請求項6または7に係るレンズ鏡筒において、前記焦点距離に基づいて決定された値を記憶するテーブルメモリをさらに備える。
請求項9に記載のレンズ鏡筒は、請求項6乃至8のいずれか1つに係るレンズ鏡筒において、前記ズーム速度は撮影者によるズームスイッチの押込量に応じて設定されることを特徴とする。
請求項10に記載の撮像装置は、請求項6乃至9のいずれか1つに記載のレンズ鏡筒と、撮像信号を出力する撮像素子と、前記撮像信号を増幅する信号処理手段と、を備え、前記撮像信号の増幅ゲインは前記絞り値に応じて設定されることを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】
本発明の撮像装置およびズーム制御方法の実施の形態について説明する。高速ズーム時、特に絞り開放時に発生する周辺光量の変化に対し、大きく分けて2つの対策が挙げられる。その1つはこのような現象が目立たないようにズーム速度を遅くするものである。後述する第3、第4および第7の実施形態はこのような考えに基づく実施形態である。
【0045】
もう1つは絞りを絞ると、周辺光量の変化が軽減されることに着目し、それぞれの焦点距離で設定可能な絞り最大開口径を可変にするものである。後述する第1、第2、第5、第6および第8の実施形態はこのような考えに基づく実施形態である。
【0046】
[第1の実施形態]
始めに、後者の対策、すなわち焦点距離に応じて絞り最大開口径を可変制御する場合について説明する。図1は焦点距離に対する絞り最大開口径の特性を示すグラフである。図1では、横軸に焦点距離、縦軸に絞り最大開口径がとられている。実線246は焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行わない場合を示し、一点鎖線247は焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行った場合を示す。
【0047】
図2は焦点距離に対する画面端の周辺光量比の特性を示すグラフである。図2では、横軸に図1と同じく焦点距離、縦軸に周辺光量の評価として画面の端に相当する像高の(例えば、1/4インチのCCDを用いる撮像装置では像高2mm程度)位置での中心に対する周辺光量比が示されている。図1の実線246で示すように焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行わない場合、図2の実線245に示すように周辺光量に大きな変化が発生してしまう。
【0048】
すなわち、この例ではW(短焦点距離端)からM1までの間はほとんど周辺光量の変化は発生していない。M1からM2の間で周辺光量はゆるやかに変化し、M2〜M3の間で変化の方向が逆転し、やや急峻な変化となり、M3〜T(長焦点距離端)で再び変化の方向が逆転する。
【0049】
これに対し、図1の一点鎖線247に示すように焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行った場合、図2の一点鎖線244に示すように、M2〜T間の変化をなくし、均一化することが可能である。
【0050】
つぎに、撮像装置におけるズームレンズの鏡筒構造について説明する。図3は第1の実施形態における4つのレンズ群から構成されるズームレンズの鏡筒構造を示す断面図である。同図(A)は縦断面を示し、同図(B)は同図(A)の矢印A−A線に沿った断面を示す。図において、201a〜201dは撮影ズームレンズを構成する4つのレンズ群であり、201aは固定された前玉レンズ、201bは光軸に沿って移動することで変倍動作を行うバリエータレンズ群、201cは固定されたアフォーカルレンズ、201dは光軸に沿って移動することで変倍時の焦点面維持と焦点合わせを行うフォーカシングレンズ群である。
【0051】
203および204a、204bは光軸205と平行に配置され、移動するレンズ群の案内および回り止めを行うガイドバーである。
【0052】
206はバリエータレンズ群201bを移動させる駆動源となるDCモータである。尚、DCモータに代えてステップモータを用いても構わない。
【0053】
バリエータレンズ群201bは保持枠211に保持されている。この保持枠211は、押圧ばね209とこの押圧ばね209の力でスクリュー棒208に形成されたスクリュー溝208aに係合するボール210とを有している。このため、モータによって出力軸206a、ギア列207を介してスクリュー棒208を回転駆動することにより、保持枠211はガイドバー203に沿って光軸方向に移動する。
【0054】
212はステップモータである。フォーカシングレンズ群201dは保持枠214に保持されている。保持枠214のスリーブ部にはネジ部材213が一体的に組み付けられており、このネジ部材213はステップモータ212を回転させることにより、保持枠214をガイドバー204a、204bに沿って光軸方向に移動させることができる。
【0055】
218は絞りユニット235を駆動するIGメータである。220はレンズ鏡筒を装着したカメラ本体である。
【0056】
つづいて、上記レンズ鏡筒構造を有するカメラ本体内の電気的構成について説明する。図4はカメラ本体の電気的構成を示すブロック図である。従来の構成に対して新規に追加されたブロック248は、図1の一点鎖線247に示すように焦点距離に応じた絞り最大開口径の情報がテーブルとして設定されたテーブルメモリである。その他の構成は従来と同様の構成であり、同一の構成要素には従来と同一の符号が付されている。
【0057】
図において、201a〜201dは前述した4つのレンズ群であり、201bは変倍のためのバリエータレンズ群(バリエータ)である。201dはフォーカシングレンズ群であり、ピント合わせの他、バリエータレンズ群201bの移動に伴うズーミング動作で同一距離の被写体を結像面に維持するためのコンペンセータとしての役目を有する。
【0058】
221は結像面に配置されたCCD等の固体撮像素子、222はバリエータレンズ群201bの駆動源であり、モータ206、モータ206と連動するギヤ列、スクリュー棒208等を含む。223はフォーカシングレンズ群201dの駆動源であり、ステップモータなどから構成される。尚、ズーム駆動源を、フォーカシングレンズ群と同じくステップモータで構成してもよい。
【0059】
224は絞り駆動源である。225はズームエンコーダ、227はフォーカスエンコーダである。エンコーダとしては、駆動源にステップモータを用いる場合、動作の初期準備段階で図示しないセンサによりレンズ群201b、201dをそれぞれ動作の原点位置に配置し、この位置からステップモータに入力する動作パルス数を連続してカウントする方法のものが一般的である。また、他にはボリュームや磁気方式のものなどが知られている。
【0060】
226は絞りエンコーダであり、絞り駆動源であるメータの内部にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが知られている。
【0061】
228はカメラ信号処理回路であり、CCDの出力に対して所定の増幅やγ補正などを施す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号はAEゲート229、AFゲート230を通過する。すなわち、露出決定および側距のために最適な信号取り出し範囲が全画面内のうちこのゲートで設定される。このゲートは大きさ可変であったり、複数設けられる場合もあるが、ここでは簡単のためにその詳細を記述しない。
【0062】
231はAF(オートフォーカス)のためのAF信号処理回路であり、映像信号の高周波成分に関する1つもしくは複数の出力を生成する。233はズームスイッチである。234はズームトラッキングメモリであり、変倍に際し、被写体距離に応じてとるべきフォーカシングレンズ群の位置情報を記憶する。 尚、ズームトラッキングメモリとしてはCPU内のメモリを使用してもよい。232はCPUである。
【0063】
例えば、撮影者によりズームスイッチ233が操作されると、CPU232はズームトラッキングメモリ234の情報を基に算出した所定の位置関係が保たれるように、ズームエンコーダ225の出力と、フォーカスエンコーダ227の出力と、バリエータレンズ群201bのとるべき目標位置と、フォーカシングレンズ群201dのとるべき目標位置のそれぞれの偏差が値0となるように、ズーム駆動源222およびフォーカシング駆動源223を駆動制御する。
【0064】
また、オートフォーカス動作ではAF信号処理回路231の出力がピークを示すように、CPU232はフォーカシング駆動源223を駆動制御する。
【0065】
さらに、適正露出を得るために、CPU232はAEゲート229を通過したY信号の出力の平均値が所定値となるように、絞りエンコーダ226の出力とこの所定値の偏差が値0となるように、絞り駆動源224を駆動制御する。
【0066】
第1の実施形態では、操作されたズーム速度を検出し、検出された速度が周辺光量の変化が目立つとして設定した速度より高速側であるか否かを判別し、高速側の場合、つまり周辺光量の変化が目立つ場合には、焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御をオンに設定する。
【0067】
図5は第1の実施形態におけるズーム制御処理手順を示すフローチャートである。このズーム制御処理プログラムはCPU232内のROMに格納されており、CPU232によって実行される。まず、ズーム操作が行われているか否かを判別する(ステップS250)。シーソスイッチ(ズームスイッチ)233の押込量によって定まるズーム速度情報を読み込み(ステップS251)、読み込んだズーム速度情報をしきい値と比較するなどの方法により焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御をオンに設定するか否かを決定する(ステップS252)。ここで、ズーム速度情報と比較されるしきい値は、図2の実線245に示すような焦点距離に対する画面端の周辺光量比の下でズーム操作を行った場合に周辺光量の変化が目立って違和感が生じてしまうズーム速度に基づいて決定される。
【0068】
尚、ステップS252の絞り最大開口径の可変制御をオンに設定するか否かを決定する代わりに、図1の一点鎖線247で示したような制御特性を、設定されたズーム速度に応じてそれぞれ設けておき、その制御特性を読み出すような構成にしても構わない。
【0069】
ステップS252で絞り最大開口径の可変制御をオンに設定しない場合、ステップS250の処理に戻り、絞り最大開口径の可変制御をオンに設定する場合、その時の焦点距離fを検出し(ステップS253)、絞り最大開口径Afをテーブルメモリ248に記憶されたテーブルから読み出して決定する(ステップS254)。尚、テーブルからの読み出しでなく、Af=f(f)という演算式によって算出するようにしてもよい。
【0070】
現在の絞り径Aを検出し(ステップS255)、A<Afであるか否かを判別する(ステップS256)。A≧Afである場合、A=Afとなるように絞りを制御する(ステップS257)。すなわち、このズーム速度下では、焦点距離fに基づいた絞り最大開口径Afより絞りが大きな径とならないように制御される。
【0071】
一方、ステップS256でA<Afである場合、画面が露光不足状態にある時にはCCDの信号を増幅するゲインを大きくすることで最適露出を得ることが望ましい。
【0072】
このように第1の実施形態では、ズームスイッチ233が操作された場合、ズームスイッチの押込量などで定められるズーム速度を検出し、その検出結果に応じて周辺光量が目立つような速度設定である場合には絞り開口径に制限を与え、この変化が目立たないようにする。すなわち、焦点距離(バリエータレンズ群の位置情報)に応じて、CPU232はテーブルメモリ248に設定されたテーブルデータなどに則って最大開口径に制限を与える。
【0073】
これにより、像面照度比の変化量が大きい絞り値で高速ズームを行った場合でも周辺の明るさの変化が目立って違和感が生ずることを回避できる。
【0074】
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、ズーム速度に応じて焦点距離に対する絞り最大開口径の可変制御のオン/オフを決定していたが、第2の実施形態では、モードセレクトスイッチの選択状況をオン/オフの決定要因とする。特に、絞り優先AEモードで、絞り開放状態が選択された場合、前述した丸ボケを保証するためにこの可変制御をオフにすべきであるという場合に有効である。
【0075】
図6は第2の実施形態における撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。第2の実施形態では前記第1の実施形態と比べてモードセレクトスイッチ249が追加されている。このモードスイッチ249はCPU232に接続されており、絞り優先AEモードなどにおいて焦点距離に対する絞り最大開口径の可変制御をオフに切り替えるものである。
【0076】
図7は第2の実施形態におけるズーム制御処理手順を示すフローチャートである。前記第1の実施形態の図5と同一のステップ処理については同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
【0077】
まず、CPU232は選択されているモードをモードセレクトスイッチ249から読み込む(ステップS260)。読み込んだモードに応じて絞り最大開口径の可変制御をオンにするか否かを決定する(ステップS261)。例えば、読み込んだモードが絞り優先AEモードである場合、この絞り最大開口径の可変制御をオンに設定する決定を行う。絞り最大開口径の可変制御がオンであるか否かを判別し(ステップS262)、オフである場合、ステップS260に戻り、オンである場合、前記第1の実施形態と同一のステップS253以降の処理を実行する。
【0078】
尚、どのモードでこの絞り最大開口径の可変制御をオンに設定するか否かの決定には種々の考え方があり、特に限定されるものではない。
【0079】
このように第2の実施形態では、モードセレクトスイッチ249に応じて焦点距離に応じた最大絞り開口径の可変制御を行うモードと、行わないモードとを振り分ける。具体的には絞り優先AEモードで絞り開放が固定された場合、このような可変制御をオフにする。これにより、背景点像のボケを丸く保ちたいような場合にはこのモードで絞り開放を設定すれば撮影意図が叶えられる。
【0080】
[第3の実施形態]
前記第1および第2の実施形態の撮像装置では、焦点距離に応じて絞り最大開口径の可変制御を行い周辺光量の変化を減少させる対策を、種々の条件でオンにするかオフにするかを切り替えるようにしていた。
【0081】
第3の実施形態は、このような可変制御のオンオフ切替ではなく、ズーム速度が高速である時に周辺光量の変化が目立つような絞り状態では、ズーム最高速度を遅く設定するものである。
【0082】
第3の実施形態の撮像装置の電気的構成は前記第1の実施形態と同じである。図8は第3の実施形態おけるズーム制御処理手順を示すフローチャートである。まず、CPU232は焦点距離fを検出する(ステップS264)。つづいて、現在の絞り径Aを検出し(ステップS265)、テーブルメモリ248から周辺光量の変化が目立ってしまう絞り最大開口径Afを検出する(ステップS266)。尚、テーブルの代わりに演算により求めてもよいことは前述した通りである。また、この絞り最大開口径Afは、場合によっては余裕をみて焦点距離によらず、一律に開放Fnoから2段絞り程度に相当する開口径に設定してもよい。
【0083】
そして、A<Afであるか否かを判別し(ステップS267)、A<Afである場合、ズーム速度の設定を通常速度に設定する(ステップS269)。一方、A≧Afである場合、対策速度に設定する(ステップS268)。この後、ステップS264の処理に戻る。
【0084】
ここで、通常速度と対策速度の設定について示す。図9は通常速度と対策速度の設定値を表として示す図である。例えば、撮像装置のズーム速度の設定がズームスイッチ233の押込量に応じて低速側の1段目〜高速側の4段目迄の4速に設定されているとすると、通常速度の場合、4段目では2秒であるズーム速度が周辺光量の変化が目立つ条件下で設定される対策速度では5秒となる。
【0085】
尚、ズーム途中にステップS267の判別が変化して同じ押込量であるのに、ズーム途中で速度が変化して違和感が大きい場合、ズーム途中ではこの速度設定を変化させない構成にしてもよい。
【0086】
このように第3の実施形態では、周辺光量の変化が目立つような絞り値にあるか否かを検出し、この検出結果に応じて、同じズームスイッチ233の押込量の設定下でも対応させるズーム速度を変化させることで、周辺光量の変化を目立たなくすることができる。
【0087】
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、撮像装置が複数のズームスイッチを有する場合、例えば、レンズ鏡筒に光軸を中心に回動自在なズーム操作リングを有し、このリングの回転操作方向と速度をもってズーミングするスイッチと、グリップ部周辺に配置されたシーソスイッチとを有する場合、それぞれのスイッチで実現可能なズーム最高速度を異なるようにし、少なくとも一方のズーム最高速度では、周辺光量の変化を目立たなくするものである。
【0088】
例えば、前述の図9に示す通常速度設定をシーソスイッチ側に、対策速度設定をズーム操作リング側に当てはめることにより実現できる。したがって、ユーザの使い分けにより周辺光量の変化に伴う違和感の発生を回避することが可能である。
【0089】
このように第4の実施形態では、撮像装置全体として2箇所以上にズームスイッチを有する場合、それぞれのズームスイッチで設定可能なズーム最高速度を異なるようにし、少なくとも1つのズームスイッチで設定されたズーム最高速度では、周辺光量の変化を目立たなくすることができる。
【0090】
[第5の実施形態]
第5の実施形態における撮像装置では、カメラ本体に対してレンズ交換が可能である。交換可能なレンズが複数本あり、この中に高速ズームの際に周辺光量の変化が目立つレンズとそうでないレンズが含まれる。
【0091】
このようにレンズ交換可能な撮像装置では、例えば撮影モードの設定状態を検出し、焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御のオン/オフを行う際、高速ズームの際に装着されているレンズが周辺光量の変化が目立たないレンズである場合、このような可変制御を行う必要がない。
【0092】
第5の実施形態では、このような不必要な制御を行わないために、カメラ本体側からレンズ本体側に、モード設定状態、ズーム速度およびズームスイッチの操作状況、あるいは後述する第6の実施形態で示すように画面内を複数に分割したそれぞれのエリアでのコントラストに関する情報を通信し、レンズ本体側ではこれらの情報と、このレンズが可変制御を必要とする場合、これらの通信で得たカメラ側の情報から所定の動作を行うものである。
【0093】
図10は第5の実施形態におけるカメラ本体に対してレンズ交換が可能な撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素(図4参照)については同一の符号で示す。
【0094】
図において、270はカメラ本体側CPUであり、所定のデータを公知の電子マウント接点を介して所定のタイミングでレンズ本体側のCPU232に伝達する。ズームスイッチとしては、カメラ本体側のズームスイッチ233およびレンズ本体側のズームスイッチ233Aの2種類のものが設けられている。
【0095】
このように第5の実施形態では、カメラ本体側にズームスイッチ233およびモードセレクトスイッチ249を設けた場合、カメラ本体からレンズ本体にこの操作設定状態を通信し、レンズ本体側に設けられたCPU232で制御を行う。これにより、周辺光量の変化が目立つ交換レンズを使用する場合にだけ絞り最大開口径の可変制御を行うようにすることができる。
【0096】
[第6の実施形態]
高速ズーム時に発生する周辺光量の変化が目立つという現象は、特に被写体が均一な低コントラスト時に問題となり易い。前述した第1〜第5の実施形態では、モード選択状況、ズーム速度設定あるいは絞り開口状況などの判断条件に基づき、絞り最大開口径の可変制御もしくはズーム最高速度の低速化などの対策をオン/オフすることを提案した。
【0097】
第6の実施形態では、このようなオン/オフの判断条件とは別に、被写体のコントラストにしたがって判断する。この判断条件は他の判断条件と組み合わせて用いてもよい。
【0098】
図11は第6の実施形態の撮像装置において撮影された画面を示す図である。図において、271は全画面である。画面は272〜280の9つの領域に分割されている。ここで、例えば領域276をAF領域、領域276+領域279を測光(AE)領域として設定してもよい。また、これらのAF、AEの領域はこれらの9分割とは別に設定しても構わない。
【0099】
領域272〜280はAFゲート230で順次切り換えることで設定可能である。被写体の有するコントラスト、特に高周波成分はAF信号処理回路231から得られる信号であるので、ここでは、この9つの各領域の各々から得られるAF信号から何らかの判断を行ってもよいし、あるいはAFとは別に設けた所定の空間周波数領域のコントラスト成分を検出してもよい。
【0100】
いずれにしても、この例では9つの(実際にはこの数はより多くても少なくても構わない)各小領域の有する各々のコントラストに関連する信号に基づいて判別し、前述した絞り最大開口径の可変制御あるいはズーム最高速度の低速化などの対策を行うものである。
【0101】
この判別には種々の方法がある。例えば9つ全部の領域のコントラスト信号の加算値を所定値と比較したり、背景に注目するために領域272、274、278、280という四隅の信号を用い、これらの加算値を所定値と比較する等が考えられる。
【0102】
図11では被写体である人物281は領域273、276、279を含んでおり、また、背景の「山」は領域275、278、277、280にかかっているが、272と274は「空」であり、低コントラストである。例えば、上隅である領域272と274が低コントラストである場合、何らかの対策を行うことも考えられる。
【0103】
また、1つの対策を単純に1つの判断条件でオン/オフするだけでなく、低コントラストのレベルに応じて複数の対策を組み合わせたり、あるいは1つの対策でも複数の度合を切り換える、例えば、絞り最大開口径の可変制御を図1の実線246と一点鎖線247の間でオンオフするのではなく、その間をアナログ的に可変するようにしてもよい。
【0104】
図12は複数の対策を組合せた場合のズーム制御処理手順を示すフローチャートである。ステップS264〜S269は図8に示したステップ処理と同様の処理であり、例えば、絞りが開放より2段目程度の開口径Af1より小さい場合、通常速度に設定するが、それより大きい(開放側)場合、ステップS268の処理で対策速度に設定し、ズーム最高速度を、通常2秒のところを5秒まで低速化して現象を目立たなくする(図9参照)。
【0105】
しかし、この新たなズーム速度でも被写体が低コントラストである等の不利な条件により現象に違和感が生じる場合、ステップS284以降で更に焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行う。
【0106】
まず、図11の上左隅の領域272のコントラストに関する情報B272を検出して読み込む(ステップS284)。同じく上右隅の領域274のコントラストに関する情報B274を検出して読み込む(ステップS285)。B=B272+B274を算出し(ステップS286)、この算出された情報Bの値に応じて絞り最大開口径カーブをテーブルから選択する(ステップS287)。
【0107】
尚、本実施形態ではテーブルを用い、情報Bがあるレベル以上では図1の実線246に示す「制御なし」の絞り最大開口径カーブが選択され、あるレベル以下では一点鎖線247に示す絞り最大開口径カーブが選択される。また、この間、情報Bに応じて1つ以上の他の絞り最大開口径カーブを選択可能に構成してもよい。
【0108】
そして、選択した絞り最大開口径カーブからステップS264で検出した焦点距離における絞り最大開口径の値Af2を求める(ステップS288)。尚、ここではAf1<Af2となる設定である。
【0109】
現在の絞り開口径Aが絞り最大開口径Af2より小さいか否かを判別し(ステップS289)、現在の絞り開口径Aが絞り最大開口径Af2以上である場合、A=Af2となるまで絞ることになり(ステップS290、S291)、絞り開口径カーブで定められた状況より絞り開口径が大きくなることが回避される。
【0110】
このように、まず絞り値によってズーム速度設定を変更し、つぎに被写体の持つコントラスト成分に応じて選択する「焦点距離に応じた絞り最大開口径カーブ」を変えることにより、よりきめ細かい対策を行うことができる。尚、本実施形態でもズーム中に選択した絞り最大開口径カーブを変更させない構成にすることが望ましい。
【0111】
したがって、周辺光量の変化が比較的コントラストのない「空」などの場合、焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行い、画面全域に亘って被写体にコントラストがあるような場合、可変制御を行わないようにすることができる。
【0112】
[第7の実施形態]
第3の実施形態では、周辺光量の変化が目立つ条件下に絞り値がある場合、ズーム最高速度を含むいくつかの速度の設定内容を図9に示すように変更する場合を示した。しかし、やみくもにズーム速度を低速度にすると、画角合わせの迅速性が確保しづらいなどの他の問題点が生じてしまう。
【0113】
そこで、第7の実施形態では、この点に鑑み、バリエータレンズ群の位置によらず一律にズーム速度を落とすのではなく、例えば図2で焦点距離M2からM3の範囲のように周辺光量の変化が大きくなるような領域だけズーム速度を低減する。
【0114】
図13は第7の実施形態におけるバリエータ移動速度と焦点距離との関係を示すグラフである。図では横軸に焦点距離を、縦軸にズーム中のバリエータレンズ群の移動速度を示しており、実線カーブ292は例えば図9の通常速度設定での4段目の使用速度カーブを示している。
【0115】
この実線カーブ292が点Pを境にT(望遠)側で減速している理由は、ズームトラッキング(バリエータレンズ群の移動に伴い、フォーカシングレンズ群で結像位置を一定に保つための補正動作を行う)制御を正しく行うためである。すなわち、フォーカシングレンズ群の駆動源が発生可能な最高速度の下で移動した場合、バリエータレンズ群を減速することでトラッキングを維持することとなる。
【0116】
尚、このような方法は、現在主流のバリエータレンズ群とフォーカシングレンズ群の駆動を共にステップモータで行う場合、ステップモータが脱調せずに駆動できる範囲でズーム最高速度を達成するために行われる一般的な方法である。
【0117】
また、フォーカシングレンズ群の駆動源として一般的にステップモータより高速駆動可能なリニアアクチュエータを用いる場合、このP点より右側の減速は不要となる場合がある。
【0118】
この通常速度設定時の実線カーブ292に対し、周辺光量の変化を目立たなくする目的で対策速度に設定した場合を、一点鎖線カーブ293で示す。尚、周辺光量の変化が緩やかに発生するM1〜M2間で徐々に、大きく発生するM2〜M3間ではより急峻にバリエータ移動速度を可変にすることで、周辺光量の変化を目立ちにくくすることができる。
【0119】
また、W(広角)〜M1の範囲ではどちらの場合も使用速度に差がない。このことから図9に示したようにズーム最高速度(4段目)が2秒から5秒まで低速化せず、せいぜい2秒から3秒程度の低速化によって周辺光量の変化に伴う違和感を減少することが可能となる。
【0120】
このように第7の実施形態では、焦点距離全域の中でこの周辺光量の変化が目立つ領域でバリエータレンズ群の移動速度を他の領域と比較して低速に設定することで、画角合わせの迅速性を確保しつつこの現象を目立たなくすることができる。
【0121】
[第8の実施形態]
上記第1、第2、第5、第6の実施形態に示した絞り最大開口径の可変制御を行う場合、絞り装置の応答が遅いと、時間遅れに起因する追従遅れから結果として、所定の最大径より大きな絞り径が設定されることが懸念される。
【0122】
この場合、例えば図12に示したステップS289の判別が常に否定となり、しかもステップS291の判別が肯定となることなく、ズーム制御を終了してしまうことになる。
【0123】
第8の実施形態では、ズーミングの方向を検知し、その検知結果に応じて上記遅れを軽減するように目標値を変更するものである。図14は絞り最大開口径と焦点距離との関係を示すグラフである。
【0124】
実線293は図1の一点鎖線247と同じ目標値を有する絞り最大開口径カーブである。これに対し、Δの追従遅れを見越してワイド(W)側からテレ(T)側に動く場合に一点鎖線カーブ294を、テレ側からワイド側に動く場合に点線カーブ295を目標位置としてシフトすると、つまり、ズーミング方向により、絞りの応答遅れを考慮して絞り最大開口径カーブを設定すると、実際の動きとしては目標とする実線カーブ293に略等しい位置を辿ることが可能となる。ここで、Δの量は設定されたズーム速度に応じて変化させても構わない。
【0125】
このように第8の実施形態では、焦点距離に応じて絞り最大開口径の可変制御の応答遅れを考慮し、焦点距離に応じた絞り最大開口径の目標位置の設定を、ズーム方向(長焦点距離から短焦点距離へのズーミング動作かその逆方向のズーミング動作か)に応じて可変とすることにより最適な絞り最大開口径の可変制御を行うことができる。
【0126】
尚、上記各実施形態におけるズーム制御を組合せて実施することも可能である。また、各実施形態におけるズーム制御を記録時だけ実施し、記録待ち状態では実施しないように構成してもよい。
【0127】
さらに、本発明は装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を装置に読み出すことによって装置が本発明の効果を享受することが可能となる。記憶媒体としては、ROMに限らず、不揮発性のメモリカードなどを用いることができる。
【0128】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の撮像装置によれば、レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行う際、速度設定手段により前記レンズの移動速度を設定し、最大開口径変更手段により該設定された移動速度に応じて、焦点距離毎に絞りの最大開口径を変更するので、ズーミングに際して設定されたズーム速度がズーム中の焦点距離の変化に伴う周辺光量の変化を目立たせて違和感を生じさせると懸念されるような場合、焦点距離に応じた絞り最大開口径の可変制御を行うことにより、この違和感を軽減することができる。
【0129】
例えば、ズームスイッチが操作された場合、スイッチの押込量などで定められるズーム速度を検出し、その検出結果に応じて周辺光量の変化が目立つような速度設定である場合には絞り最大開口径に制限を与え、この変化が目立たないようにする。すなわち、焦点距離(バリエータレンズ群の位置情報)に応じて、CPU内に設定されたテーブルデータなどに則って絞り最大開口径に制限を与える。
【0130】
これにより、像面照度比の変化量が大きい絞り値で高速ズームを行った場合でも周辺の明るさの変化が目立って違和感が生ずることを回避できる。尚、請求項4に係るズーム制御方法においても同様の効果を得ることができる。
【0136】
請求項2に記載の撮像装置によれば、前記レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行うレンズ本体が交換自在に装着されるカメラ本体を有する撮像装置では、通信手段により前記カメラ本体で設定あるいは選択される情報を前記レンズ本体に通信するので、最大開口径の可変制御を行うか否かを判別する情報などをカメラ本体からレンズ本体に電子マウント等を介して通信し、レンズ本体側に設けられたCPUでこの情報を判別することで、レンズ交換可能な撮像装置に対しても応用できる。
【0137】
例えば、カメラ本体側にズームスイッチおよびモードスイッチを設けた場合、カメラ本体からレンズ本体にこの操作設定状態を通信し、レンズ本体側に設けられたCPUで制御を行う。これにより、ズーム時に周辺光量の変化が目立ってしまうような交換レンズの場合だけ、絞り最大開口径の可変制御などを行わせることができる。
【0142】
請求項3に記載の撮像装置によれば、前記絞りの最大開口径は前記ズーミング方向による絞りの応答遅れを考慮して変更されるので、焦点距離に応じた絞りの最大開口径の目標値の設定をズーム方向によって異ならせることにより、応答時間の遅れを考慮しても実際の動きとしてほぼ目標値通りの制御を行うことができる。
【0143】
例えば、焦点距離に応じて絞り最大開口径の可変制御の応答遅れを考慮し、焦点距離に応じた絞り最大開口径の目標位置の設定を、ズーム方向(長焦点距離から短焦点距離へのズーミング動作かその逆方向のズーミング動作か)に応じて可変とすることにより最適な絞り最大開口径の可変制御を実施できる。尚、請求項5に係るズーム制御方法においても同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】焦点距離に対する絞り最大開口径の特性を示すグラフである。
【図2】焦点距離に対する画面端の周辺光量比の特性を示すグラフである。
【図3】第1の実施形態における4つのレンズ群から構成されるズームレンズの鏡筒構造を示す断面図である。
【図4】カメラ本体の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態におけるズーム制御処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態における撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態におけるズーム制御処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施形態おけるズーム制御処理手順を示すフローチャートである。
【図9】通常速度と対策速度の設定値を表として示す図である。
【図10】第5の実施形態におけるカメラ本体に対してレンズ交換が可能な撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図11】第6の実施形態の撮像装置において撮影された画面を示す図である。
【図12】複数の対策を組合せた場合のズーム制御処理手順を示すフローチャートである。
【図13】第7の実施形態におけるバリエータ移動速度と焦点距離との関係を示すグラフである。
【図14】絞り最大開口径と焦点距離との関係を示すグラフである。
【図15】従来の撮像装置におけるカメラ本体の電気的構成を示すブロック図である。
【図16】ズームレンズの像面照度比を示すグラフである。
【符号の説明】
201b バリエータレンズ群
222 ズーム駆動源
224 絞り駆動源
232、270 CPU
233、233A ズームスイッチ(シーソスイッチ)
234 ズームトラッキングメモリ
235 絞りユニット
248 テーブルメモリ
249 モードセレクトスイッチ
Claims (10)
- レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行う撮像装置において、
前記レンズの移動速度を設定する速度設定手段と、
該設定された移動速度に応じて、焦点距離毎に絞りの最大開口径を変更する最大開口径変更手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行うレンズ本体が交換自在に装着されるカメラ本体を有する撮像装置において、
前記カメラ本体で設定あるいは選択される情報を前記レンズ本体に通信する通信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記絞りの最大開口径は前記ズーミング方向による絞りの応答遅れを考慮して変更されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の撮像装置。
- レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行うズーム制御方法において、
前記レンズの移動速度を設定し、
該設定された移動速度に応じて、焦点距離毎に絞りの最大開口径を変更することを特徴とするズーム制御方法。 - 前記絞りの最大開口径は前記ズーミング方向による絞りの応答遅れを考慮して変更されることを特徴とする請求項4記載のズーム制御方法。
- 絞りユニットを備え、レンズを光軸方向に移動させてズーミングを行なうレンズ鏡筒において、
ズーム速度が所定の速度より大きいと判別された際、絞り値が焦点距離に基づいて決定された値より小さくなるように、前記絞りユニットを制御することを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記絞り値は絞りの開口径であり、前記焦点距離に基づいて決定された値は絞りの最大開口径であることを特徴とする請求項6に記載のレンズ鏡筒。
- 前記焦点距離に基づいて決定された値を記憶するテーブルメモリをさらに備える請求項6または7に記載のレンズ鏡筒。
- 前記ズーム速度は撮影者によるズームスイッチの押込量に応じて設定されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載のレンズ鏡筒。
- 請求項6乃至9のいずれか1つに記載のレンズ鏡筒と、撮像信号を出力する撮像素子と、前記撮像信号を増幅する信号処理手段と、を備え、前記撮像信号の増幅ゲインは前記絞り値に応じて設定されることを特徴とする撮像装置。
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