JP2000321615A - 撮像装置及びその揺れ補正光学系保持方法 - Google Patents

撮像装置及びその揺れ補正光学系保持方法

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JP2000321615A
JP2000321615A JP11125723A JP12572399A JP2000321615A JP 2000321615 A JP2000321615 A JP 2000321615A JP 11125723 A JP11125723 A JP 11125723A JP 12572399 A JP12572399 A JP 12572399A JP 2000321615 A JP2000321615 A JP 2000321615A
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lens
imaging
shake correction
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Hideo Kawahara
英夫 河原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非撮影時すなわちアクチュエータ等に通電し
ていない時の揺れ補正光学系の異音、破損を防止するこ
とができる撮像装置及びその揺れ補正系保持方法を提供
する。 【解決手段】 撮像装置の電源をオン・オフする電源ス
イッチ55を切り替えると、装置の電源を制御する電源
制御手段(不図示)にその切替信号が入力され、電源制
御が行われる。また、この切替信号はフォーカス制御部
53にも入力されており、フォーカス制御部53は、電
源スイッチ55がオンからオフの状態に切り替えられた
場合には、フォーカスレンズ161は横線で示した保持
範囲202の位置に移動される。このとき、保持部材1
71及び172は同図に示したように勘合して、その結
果、揺れ補正用レンズ151は図2に示す位置で保持さ
れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺れ補正光学系を
有する撮像装置及びその揺れ補正光学系保持方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビデオカメラなどの撮像装置
においては、AE(オートエクスポージャ)、AF(オ
ートフォーカス)など、あらゆる点で自動化、多機能化
が図られ,良好な撮影を容易に行うことができるように
なっている。
【0003】また、近年、ビデオカメラの小型化や光学
系の高倍率化に伴い、撮像装置の揺れが撮影画像の品位
を低下させる大きな原因となっていることに着目し、こ
のカメラぶれを補正する揺れ補正撮像装置が提案されて
いる。
【0004】図13は、従来の揺れ補正光学系を有する
撮像装置の構成を示す図である。同図において、撮像装
置は、撮像部及び揺れ補正部から主に構成されている。
【0005】撮像部は、レンズ150と、光電変換手段
であるCCD等の撮像素子111と、撮像素子111か
ら出力された電気信号を例えばNTSCなどの標準ビデ
オ信号に変換して出力する信号処理回路112とから構
成されている。
【0006】また、揺れ補正部は、ジャイロなどの角速
度センサからなる揺れ検出部31と、揺れ検出部31の
出力を用いて揺れ補正目標値を演算する信号処理部32
と、揺れ補正を行うための揺れ補正用レンズ151を駆
動するアクチュエータ34と、信号処理部32により算
出された揺れ補正目標値に基づいてアクチュエータ34
を駆動させるための駆動信号を発生する駆動回路33と
から構成されている。揺れ検出部31は、カメラ等の撮
像装置の撮影装置部分に取り付けられている。アクチュ
エータ34は、コイルとマグネットとからなるリニアモ
ータ等から構成されている。
【0007】揺れ補正用レンズ(揺れ補正光学系)15
1は、該レンズ151を撮像光学系の光軸に対して垂直
方向に平行移動させることにより撮像素子111面上の
結像位置を撮像面と平行に上下左右に移動させるように
構成される。なお、図13には図示していないが、実際
の構成には、揺れ補正用レンズ151の移動量を検出す
る位置検出部が設けられており、その位置信号を駆動回
路33に帰還することによって位置制御が行われる。
【0008】この信号処理部32について、図14を参
照して詳説する。図14は、信号処理部32の概略構成
を示すブロック図である。
【0009】同図において、揺れ検出部31を構成する
ジャイロセンサ301は、撮像装置に固定されており、
撮像装置の揺れに応じた信号を出力する。ジャイロセン
サ301は、信号処理部32のDCカットフィルタ30
2に接続されている。DCカットフィルタ302は、ジ
ャイロセンサ301の直流成分をカットするものであっ
て、例えばハイパスフィルタによって構成されている。
DCカットフィルタ302は、ジャイロ301により検
出された揺れ信号(角速度信号)を増幅するアンプ回路
303を介して、角速度信号をデジタル信号に変換する
A/D変換器304に接続されている。A/D変換器3
04は、ハイパスフィルタ(HPF)305及びパン・
チルト判定回路307に接続されている。
【0010】ハイパスフィルタ305は、A/D変換器
304のデジタル出力の低周波成分を遮断するものであ
って、任意の帯域で特性を変更しうる機能を有してい
る。ハイパスフィルタ305は、ハイパスフィルタ30
5の出力(角速度信号)を積分して角変位信号を出力す
る積分器306に接続されている。積分器306は、任
意の帯域で特性を変更しうる機能を有している。パン・
チルト回路307は、角速度信号及び積分器306から
出力された角速度信号と、角速度信号に積分処理を施し
た積分信号すなわち角変位信号とから、パンニング・チ
ルティングの判定を行うものであり、角速度信号及び角
変位信号のレベルに基づいて、後述するパンニング制御
を行う。積分器306の出力側は、積分器の出力(角変
位信号)をアナログ信号に変換するD/A変換器308
及びパン・チルト判定回路307に接続されている。パ
ン・チルト判定回路307の出力側は、ハイパスフィル
タ305及び積分器306に接続されている。
【0011】そして、A/D変換器304、ハイパスフ
ィルタ305、積分器306、パン・チルト判定回路3
07及びD/A変換器308は、例えばマイクロコンピ
ュータなどの演算部COMにより構成される。これらの
構成により得られた角変位信号は、後の制御において揺
れ補正目標値となる。
【0012】ここで、パン・チルト判定回路307の動
作について簡単に述べる。
【0013】パン・チルト判定回路307には、A/D
変換器304から出力された角速度信号及び積分回路3
05から出力された角変位信号が入力されている。パン
・チルト判定回路307は、これらの入力信号に基づい
て、角速度が所定の閾値以上である場合あるいは角速度
が所定の閾値以内であっても角変位信号が所定の閾値以
上である場合に、パンニングあるいはチルティングが発
生していると判定する。パンニングあるいはチルティン
グが発生していると判定すると、パン・チルト判定回路
307は、ハイパスフィルタ305の低域カットオフ周
波数を高域側へと変移させ、低域の周波数に対して揺れ
補正系が応答しないように特性を変更する。更に、パン
ニングあるいはチルティングが検出された場合は、画像
補正位置を徐々に移動範囲中心へとセンタリングするた
めに、パン・チルト判定回路307は、積分器306の
積分特性の時定数を短くなる方向に変移させ、積分器3
06に蓄積された値が基準値(揺れを検出していない状
態において取り得る値)となるような制御(以下、「パ
ンニング制御」という)を行う。
【0014】なお、このような制御の間も角速度信号及
び角変位信号の検出は行われており、パンニング・ある
いはチルティングが終了した場合には再び低域カットオ
フ周波数を低下して揺れ補正範囲を拡張する動作が行わ
れ、これによってパンニング制御が終了する。
【0015】以上のような制御により、円滑な抑振制御
を行うことが可能となる。
【0016】なお、かかる従来例を説明するための図面
は、説明の便宜上、揺れ補正光学系の動作を上下方向の
みとしているが、実際には左右方向を含む、光軸に垂直
な一平面上の動作が可能である。
【0017】図15は、揺れ補正部の構成を示す図であ
る。図13に示した揺れ補正用レンズ151は保持枠5
12に固定されており、保持枠512はアーム541、
542によりアクチュエータ34または、34'に接続
されている。
【0018】アクチュエータ34、34'は、コイル5
21、531と、マグネット522、523、532及
び533と、ヨークとの組み合わせからなるリニアモー
タからなる。このコイル522、523に流す電流の大
きさと向きにより、矢印A及びBに示す方向に駆動力が
生じ、これによりアーム541、542を駆動して、保
持枠512及び揺れ補正用レンズ151を移動させるこ
とができる。
【0019】通常、揺れ補正用レンズ151が制御され
ている場合はコイルに電流が流されており、上述したよ
うに揺れ補正用レンズ151の位置を制御目標に合わせ
るための帰還制御が行われている。
【0020】なお、図15には示していないが、保持枠
512及び揺れ補正用レンズ151が回動しないよう
に、ガイドが設けられている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例において、撮影を行わない非撮影時、撮影終了時や
撮影モードの切替時など、撮像装置全体あるいは揺れ補
正用レンズ151を駆動している駆動回路33やアクチ
ュエータ34などの電源を遮断する場合がある。上述し
た従来の構成である以上、電流を遮断すると揺れ補正用
レンズ151を保持する力がなくなり、重力方向に落下
する。この状態で撮像装置が振られた場合等には、レン
ズ鏡筒内部で揺れ補正レンズ151が振られてしまい、
機械的な動作端にぶつかり異音が生じ、機器の品位を損
ねてしまうばかりでなく、場合によっては撮像装置の破
損を招くという問題店があった。
【0022】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、非撮影時すなわちアクチュエータ等
に通電していない時の揺れ補正光学系の異音、破損を防
止することができる撮像装置及びその揺れ補正系保持方
法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の撮像装置は、撮像装置の揺れに基いて撮
像画の揺れを補正する揺れ補正光学系と、合焦動作を行
うレンズを含む撮像光学系と、前記撮像光学系に含まれ
るレンズの位置を移動させる駆動手段と、前記駆動手段
の動作を制御する駆動制御手段と、前記撮像光学系に含
まれるレンズの位置を移動させることにより前記補正光
学系を保持する保持手段とを備え、前記駆動制御手段
は、前記撮像装置の動作状態に応じて前記レンズの位置
を前記保持手段により前記補正光学系を保持可能な位置
へ移動させるように前記駆動手段の動作を制御すること
を特徴とする。
【0024】請求項2の撮像装置は、撮像装置の揺れに
基いて撮像画の揺れを補正する揺れ補正光学系と、変倍
動作を行うレンズを含む撮像光学系と、前記撮像光学系
に含まれるレンズの位置を移動させる駆動手段と、前記
駆動手段の動作を制御する駆動制御手段と、前記撮像光
学系に含まれるレンズの位置を移動させることにより前
記補正光学系を保持する保持手段とを備え、前記駆動制
御手段は、前記撮像装置の動作状態に応じて前記レンズ
の位置を前記保持手段により前記補正光学系を保持可能
な位置へ移動させるように前記駆動手段の動作を制御す
ることを特徴とする。
【0025】請求項3の撮像装置は、上記請求項1また
は2記載の撮像装置において、前記揺れ補正光学系は、
レンズを光軸に対して垂直方向に移動することにより前
記揺れを補正するシフト光学系から構成されることを特
徴とする。
【0026】請求項4の撮像装置は、上記請求項1また
は2記載の撮像装置において、前記揺れ補正光学系は、
頂角を可変とするプリズムから構成されることを特徴と
する。
【0027】請求項5の撮像装置は、上記請求項1〜4
のいずれか1項記載の撮像装置において、前記撮像装置
の動作状態は、前記撮像装置の電源のオン・オフ状態で
あることを特徴とする。
【0028】請求項6の撮像装置は、上記請求項5記載
の撮像装置において、前記駆動制御手段は、前記撮像装
置の電源の状態の変化に応じて、前記揺れ補正光学系に
よる揺れ補正を停止させるとともに前記揺れ補正光学系
をニュートラル位置へ移動させるように前記駆動手段の
動作を制御することを特徴とする。
【0029】請求項7の撮像装置は、上記請求項1〜4
のいずれか1項記載の撮像装置において、前記撮像装置
の動作状態は、前記撮像装置の撮影状態であることを特
徴とする。
【0030】請求項8の撮像装置は、撮像装置の揺れに
基いて撮像画の揺れを補正する揺れ補正光学系と、撮像
光量を調整する光量制御手段を含む撮像光学系と、前記
撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を移動させる
駆動手段と、前記駆動手段の動作を制御する駆動制御手
段と、前記撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を
移動させることにより前記揺れ補正光学系を保持する保
持手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記撮像装置の
動作状態に応じて前記光量制御手段の位置を前記保持手
段により前記補正光学系を保持可能な位置へ移動させる
ように前記駆動手段の動作を制御することを特徴とす
る。
【0031】請求項9の撮像装置は、上記請求項8記載
の撮像装置において、前記揺れ補正光学系は、レンズを
光軸に対して垂直方向に移動することにより前記揺れを
補正するシフト光学系から構成されることを特徴とす
る。
【0032】請求項10の撮像装置は、上記請求項8ま
たは9記載の撮像装置において、前記光量制御手段は、
絞り機構から構成されることを特徴とする。
【0033】請求項11の撮像装置は、上記請求項8ま
たは9記載の撮像装置において、前記光量制御手段は、
光軸に挿入される減光フィルタから構成されることを特
徴とする。
【0034】請求項12の撮像装置は、上記請求項8〜
11のいずれか1項記載の撮像装置において、前記撮像
装置の動作状態は、前記撮像装置の電源の状態であるこ
とを特徴とする。
【0035】請求項13の撮像装置は、上記請求項12
記載の撮像装置において、前記駆動制御手段は、前記撮
像装置の電源の状態の変化に応じて、前記揺れ補正光学
系による揺れ補正を停止させるとともに前記揺れ補正光
学系をニュートラル位置へ移動させるように前記駆動手
段の動作を制御することを特徴とする。
【0036】請求項14の撮像装置は、上記請求項8〜
11のいずれか1項記載の撮像装置において、前記撮像
装置の動作状態は、前期撮像装置の撮影状態であること
を特徴とする。
【0037】請求項15の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、合焦動作を行うレンズを含む撮像光学系に含
まれるレンズの位置を移動させるステップと、前記レン
ズに設けられる保持手段により、撮像装置の揺れに基い
て撮像画の揺れを補正する補正光学系を保持するステッ
プと、前記撮像装置の動作状態に応じて前記レンズの位
置を前記保持手段により前記補正光学系を保持可能な位
置へ移動させるように、前記撮像光学系に含まれるレン
ズの位置を移動させる前記駆動手段の動作を制御するス
テップとからなることを特徴とする。
【0038】請求項16の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、変倍動作を行うレンズを含む撮像光学系に含
まれるレンズの位置を移動させるステップと、前記レン
ズに設けられる保持手段により、撮像装置の揺れに基い
て撮像画の揺れを補正する補正光学系を保持するステッ
プと、前記撮像装置の動作状態に応じて前記レンズの位
置を前記保持手段により前記補正光学系を保持可能な位
置へ移動させるように、前記撮像光学系に含まれるレン
ズの位置を移動させる前記駆動手段の動作を制御するス
テップとからなることを特徴とする。
【0039】請求項17の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項15または16記載の撮像装置の
揺れ補正光学系保持方法において、前記補正光学系は、
レンズを光軸に対して垂直方向に移動することにより前
記揺れを補正するシフト光学系であることを特徴とす
る。
【0040】請求項18の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法において、上記請求項15または16記載の撮像
装置の揺れ補正光学系保持方法において、前記補正光学
系は、頂角を可変とするプリズムであることを特徴とす
る。
【0041】請求項19の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項15〜18のいずれか1項記載の
撮像装置の揺れ補正光学系保持方法において、前記撮像
装置の動作状態は、前記撮像装置の電源の状態であるこ
とを特徴とする。
【0042】請求項20の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項19記載の撮像装置の揺れ補正光
学系保持方法において、前記撮像装置の電源の状態の変
化に応じて、前記揺れ補正光学系による揺れ補正を停止
するとともに前記揺れ補正光学系をニュートラル位置へ
移動することを特徴とする。
【0043】請求項21の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項15〜18のいずれか1項記載の
撮像装置の揺れ補正光学系補正方法において、前記撮像
装置の動作状態は、前記撮像装置の撮影状態であること
を特徴とする。
【0044】請求項22の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、撮像光量を調整する光量制御手段を含む撮像
光学系に含まれる光量制御手段の位置を移動させるステ
ップと、前記光量制御手段に設けられる保持手段によ
り、撮像装置の揺れに基いて撮像画の揺れを補正する補
正光学系を保持するステップと、前記撮像装置の動作状
態に応じて前記光量制御手段の位置を前記保持手段によ
り前記補正光学系を保持可能な位置へ移動させるよう
に、前記撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を移
動させる前記駆動手段の動作を制御するステップとから
なることを特徴とする。
【0045】請求項23の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項22記載の撮像装置の揺れ補正光
学系保持方法において、前記補正光学系は、レンズを光
軸に対して垂直方向に移動することにより前記揺れを補
正するシフト光学系であることを特徴とする。
【0046】請求項24の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項22または23記載の撮像装置の
揺れ補正光学系保持方法において、前記光量制御手段
は、絞り機構であることを特徴とする。
【0047】請求項25の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項22または23記載の撮像装置の
揺れ補正光学系保持方法において、前記光量制御手段
は、光軸に挿入される減光フィルタであることを特徴と
する。
【0048】請求項26の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項22〜25のいずれか1項記載の
撮像装置の揺れ補正光学系保持方法において、前記撮像
装置の動作状態は、前記撮像装置の電源の状態であるこ
とを特徴とする。
【0049】請求項27の撮像装置の揺れ補正光学系保
持方法は、上記請求項26記載の撮像装置の揺れ補正光
学系保持方法において、前記撮像装置の電源の状態の変
化に応じて、前記揺れ補正光学系による揺れ補正を停止
するとともに前記揺れ補正光学系をニュートラル位置へ
移動することを特徴とする。
【0050】請求項28撮像装置の揺れ補正光学系保持
方法は、上記請求項22〜25のいずれか1項記載の撮
像装置の揺れ補正光学系補正方法において、前記撮像装
置の動作状態は、前記撮像装置の撮影状態であることを
特徴とする。
【0051】
【発明の詳細な説明】
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0053】(第1実施形態)まず、本発明の第1実施
形態を、図1〜図3を参照して説明する。
【0054】図1は、本実施形態に係る撮像装置の構成
を示すブロック図である。なお、図1において、従来技
術として上述した図13と同一の構成要素には同一符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
【0055】本実施形態では、光学的な合焦点を得るた
めのフォーカスレンズ161と、フォーカスレンズ16
1の位置を制御するフォーカス制御部53と、フォーカ
スレンズ161を駆動するアクチュエータ51と、フォ
ーカスレンズの位置を検出するフォーカスエンコーダ5
2と、電源(不図示)のオン・オフを制御する電源スイ
ッチ55と、揺れ補正用レンズ151を保持する保持部
材171及び172とを設けた点で、上述した従来技術
と相違する。
【0056】もちろん、光学的な合焦手段であるフォー
カスレンズは、一般的に撮像装置に用いられているもの
であり、先に示した従来技術としても採用される場合が
ある。
【0057】フォーカスレンズ161は、撮像素子11
1、カメラ信号処理回路112により得られた被写体像
をもとに、合焦状態を得るべく、所定の範囲内で移動さ
れる。なお、合焦制御は本発明の主旨ではないので、詳
細な説明は省略するが、例えば映像信号に含まれる高周
波成分の総和が大きくなる方向にフォーカスレンズ16
1を移動させることにより合焦制御が可能となることは
周知である。これらの制御は、フォーカス制御部53に
よって行われ、フォーカスレンズ161用のアクチュエ
ータ51を通じてフォーカスレンズ161が駆動され
る。また、フォーカスレンズ161の位置はフォーカス
エンコーダ52にて把握され、光学的な至近より無限遠
の範囲において制御が行われる。
【0058】ここで、撮像装置の電源をオン・オフする
電源スイッチ55を切り替えると、装置の電源を制御す
る電源制御手段(不図示)にその切替信号が入力され、
電源制御が行われる。また、この切替信号はフォーカス
制御部53にも入力されており、フォーカス制御部53
は、電源スイッチ55がオンからオフの状態に切り替え
られた場合には、保持部材171、172によって揺れ
補正用レンズ151を保持することができるようにフォ
ーカスレンズ161を揺れ補正用レンズ151側に移動
させる。
【0059】図2は、通常撮影状態及び電源オフ状態に
おけるフォーカスレンズ161及び揺れ補正用レンズ1
51の状態を示す説明図である。
【0060】図2(A)は、通常撮影状態におけるフォ
ーカスレンズ161及び揺れ補正用レンズ151の位置
関係を示す図であり、フォーカスレンズ161は斜線で
示した通常制御領域201の「A」で示す位置から
「B」で示す位置までの間を移動することにより、上述
したように光学的なフォーカス制御を行う。
【0061】図2(B)は、電源スイッチ55がオフ状
態に切り替えられた場合のフォーカスレンズ161の移
動状態を示す図であり、フォーカスレンズ161は横線
で示した保持範囲202の位置に移動される。このと
き、保持部材171及び172は同図に示したように勘
合して、その結果、揺れ補正用レンズ151は図2に示
す位置で保持されることになる。
【0062】図3は、上述したような揺れ補正用レンズ
151の保持手順を示すフローチャートである。
【0063】所定のタイミングでこのフローチャートが
開始されると、まず、現在の電源スイッチ55の状態が
判別される(ステップS1)。この判別で、電源スイッ
チ55の状態が、前回確認された論理との間で変更が無
い場合には、直ちに本手順が終了される。また、電源ス
イッチ55がオン状態からオフ状態に切り替えられた場
合は、揺れ補正用レンズ151を保持すべく、フォーカ
スレンズ161が揺れ補正用レンズ151側に移動され
る(ステップS2)。そして、フォーカスレンズ161
の位置が保持範囲202にあるか否かがフォーカスエン
コーダ52によるフォーカスレンズ161の検出位置に
基づいて判別され(ステップS3)、まだ通常制御範囲
201に有る場合はフォーカスレンズ161を揺れ補正
用レンズ151側に移動させる処理が更に行われる(ス
テップS4)。そして、フォーカスレンズ161の位置
が保持範囲202に達すると、揺れ補正用レンズ151
を保持できる状態となったので、装置の電源を遮断する
処理が行われ(ステップS5)、その後本手順が終了さ
れる。
【0064】一方、ステップS1の判別で、電源スイッ
チ55の状態がオフ状態からオン状態に切り替えられた
場合には、装置の電源入力処理が行われた後(ステップ
S6)、フォーカスレンズ161が通常制御範囲201
に移動される(ステップS7)。そして、フォーカスレ
ンズ161の位置が通常制御範囲にあるか否かがフォー
カスエンコーダによるフォーカスレンズ161の検出位
置に基づいて判別され(ステップS8)、フォーカスレ
ンズ161がまだ保持範囲202にある場合はフォーカ
スレンズ161を撮像素子111側に移動させる処理が
更に行われる(ステップS9)。また、フォーカスレン
ズ161の位置が通常制御範囲201にある場合は、通
常合焦制御が開始されて(ステップS10)、本手順が
終了される。
【0065】このように、本実施形態によれば、撮像装
置の電源オフ時にはフォーカスレンズ161を揺れ補正
用レンズ151側に移動させることで保持部材171を
保持部材172と勘合させて揺れ補正用レンズ151を
保持するようにしたので、揺れ補正光学系における異音
の発生や破損を防止することができる。
【0066】なお、本実施形態においては電源スイッチ
55による撮像装置の電源のオン・オフ切り替えの際に
揺れ補正用レンズ151の保持状態・通常制御状態の切
替制御を行うようにしたが、撮像装置の電源状態に関わ
らず、アクチュエータ34への通電・非通電に同期して
揺れ補正用レンズ151の保持状態・通常制御状態の切
替制御を行うように構成してもよいことはいうまでもな
い。
【0067】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について、図4を参照して説明する。
【0068】図4は、本実施形態に係る撮像装置の概略
構成を示すブロック図である。同図において、上述した
第1実施形態の図1に示した構成と同一の構成要素には
同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0069】本実施形態では、揺れ補正光学系として、
揺れ補正用レンズ151に代えて頂角が可変なプリズム
(以下、「可変頂角プリズム」という)181を採用す
る。更に、可変頂角プリズム181の頂角を略0に保持
する手段を、撮像倍率を変更するためのズームレンズ1
62及び保持部材173によって構成する。
【0070】可変頂角プリズム181は、平行な2枚の
ガラス平板181a及び181bに透明な液体あるいは
弾性体を封入したものであり、一方のガラス平板を傾け
ることにより、その傾斜に応じた頂角を有するプリズム
と等価となる。なお、本実施形態においては、撮像素子
111側のガラス平板181bのみを傾けることが可能
なように構成する。本実施形態では、このようなガラス
平板181bの傾きにより、揺れ補正が行われる。従っ
て、この点を除けば、揺れ補正光学系の動作は、上述し
た第1実施形態のシフト光学系の動作と同様である。
【0071】図4において、153はフロントレンズで
あり、152はフォーカスレンズである。また、162
は撮像倍率を可変とするズームレンズであり、一般にユ
ーザのスイッチ制御に応じて倍率を変更すべく光軸方向
に移動する。44はユーザが倍率を変更するために操作
するスイッチであり、スイッチ44が「T」側にあると
きは望遠側、「W」側にあるときは広角側となるよう
に、ズームアクチュエータ41によりズームレンズ16
2が移動される。
【0072】42はズームレンズ162の位置を検出す
るズームエンコーダであり、43はズームレンズ162
の位置を制御するズーム制御部であり、55は装置の電
源のオン・オフを制御する電源スイッチである。
【0073】ズームスイッチ44が「T」側あるいは
「W」側に操作されると、ズーム制御部43はズームス
イッチ44の方向によって望遠側または広角側の焦点距
離に光学系を形成すべく、ズームアクチュエータ41を
介してズームレンズ162を制御する。また、ズームエ
ンコーダ42はズームレンズ162の位置を常に検出し
ており、光学特性が成立する範囲でズームスイッチ44
の切り替えに応じた移動を許可する。
【0074】ここで、電源スイッチ55を切り替える
と、その切替信号が撮像装置の電源を制御する電源制御
部(不図示)に入力され、電源制御が行われる。また、
この切替信号はズーム制御部43にも入力され、電源が
「オフ」状態に切り替えられた場合にはズームレンズ1
62を可変頂角プリズム181側に移動させ、図4の1
62'で示した位置までズームレンズ162を移動させ
る。これにより、ズームレンズ162に設けられている
保持部材173は173'で示す位置まで移動して、可
変頂角プリズム181の可動ガラス平板181bを保持
する。
【0075】なお、このような揺れ光学系保持手順は、
第1実施形態の図3に示したフローチャートによって実
現することができる。
【0076】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、撮像装置の電源オフ時にはズームレンズ162を可
変頂角プリズム181側に移動させることで保持部材1
73により可変頂角プリズム181の位置を保持するよ
うにしたので、揺れ補正光学系の異音や破損を防止する
ことができる。
【0077】(第3実施形態)上記第1実施形態又は第
2実施形態においては、特に信号処理部に関しては、撮
像装置の電源がオフに切り替えられたときに揺れ補正を
禁止すべく、例えばハイパスフィルタ305のカットオ
フ周波数を高くしたり、積分器306の積分定数を変え
ることによって、揺れ補正光学系に対する制御目標値を
予め中央のニュートラル位置とし、保持部材171、1
72または保持部材173の移動を円滑に行うことがで
きるように構成することも可能である。このような構成
は、第1実施形態の図1または第2実施形態の図4によ
って実現可能であることはいうまでもない。
【0078】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態を、図5〜図9を参照して説明する。
【0079】図5は、本実施形態に係る撮像装置の概略
構成を示すブロック図である。同図において、上述した
第1実施形態の図1と同様の構成要素には同一番号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0080】本実施形態に係る撮像装置は、撮像光量を
調整するための絞り機構510と、絞り機構510を駆
動するアクチュエータ61と、アクチュエータ61の駆
動を制御する露出制御部63と、絞り機構の位置を検出
する絞りエンコーダ64と、揺れ補正光学系174及び
175とを設けている点で、上述した第1実施形態と相
違する。もちろん、光学的な光量を調整する絞り機構5
10は、一般的に撮像装置に用いられているものである
ことはいうまでもない。
【0081】絞り機構510は、撮像素子111、信号
処理回路112により得られた被写体像の明るさに基づ
いて所定の範囲内で移動し、適正な露出を得る目的で設
けられている。
【0082】なお、露出制御自体は本発明の主旨ではな
いので、詳細な説明は省略するが、例えば映像信号の輝
度成分を積分処理し、その値が予め設定されている所定
値に等しくなるように絞り機構510を開閉し、絞り値
を制御することにより露出制御が可能となることは周知
である。
【0083】これらの制御は、露出制御部63によって
行われ、絞りアクチュエータ64を介して絞り機構51
0が駆動される。また、絞り機構510の位置は絞りエ
ンコーダ64により常に検出されており、絞り機構51
0の開放から最小絞りの範囲において光量の制御がなさ
れる。
【0084】ここで、電源スイッチ55が切り替えられ
ると、その切替信号は装置の電源を制御する電源制御部
(不図示)に入力され、電源制御が行われる。また、こ
の切替信号は露出制御部63にも入力されており、露光
制御部63は電源がオフ状態に切り替えられた場合には
絞り機構510を全閉位置に移動し、保持部材174及
び175によって揺れ補正用レンズ151を保持する。
【0085】図6は、このような絞り機構510及び揺
れ補正用レンズ151の状態を示す説明図である。図6
(A)は絞り機構510を撮像素子111側から見た図
であり、絞り機構510及び揺れ補正用レンズ151が
示されている。また、図6(B)は図6(A)の状態か
ら絞り機構510(絞り羽ね)のみを外した状態が示さ
れている。また、図6(C)は図6(A)を横方向から
見た図である。
【0086】図6(A)〜(C)は、通常撮影時におけ
る絞り制御が行われている状態を示しており、アクチュ
エータ61によって回転リング511を回転させ、回転
リング511に複数設けられているピン212を介して
全ての絞りを開閉制御することができる。この絞りの開
閉動作を図7を参照して説明する。
【0087】図7は、絞りの開閉動作手順を説明するた
めの説明図であって、絞り機構510の絞り羽と回転リ
ング511の一部を示している。同図において、213
は回転リング511に設けられているピン211が移動
するガイドであり、絞り機構510の一部に溝あるいは
長穴を図7に示すように設けることによって構成されて
いる。また、212は絞りを固定する固定ピンであり、
この固定ピン212を回転中心として回転移動すること
により、絞りの開動作(図7の(A)から(E)の方向
への動作)ならびに閉動作(図7の(E)から(A)の
方向への動作)が可能となる。
【0088】また、光の通過量を制限する絞りの開口面
積は前記の絞りの回転角度により一意的に決定されるた
め、先に述べた絞りエンコーダ64によって回転リング
511の回転角度を検出できるように構成することによ
り、その検出された回転角度に応じた絞り値を算出する
ことができる。
【0089】図6に戻り、揺れ補正用レンズ151を保
持する構造について述べる。図6において、175は回
転リング511に設けられている保持部材であり、回転
リング511と共に回動するように取りつけられてい
る。また、174は揺れ補正用レンズ151の保持枠5
12に固定されている保持部材であり、揺れ補正用レン
ズ151と共に一平面上で上下左右方向に動作する。
【0090】図8は、絞り機構510により揺れ補正用
レンズ151を保持する状態を示す説明図である。図8
(A)は絞り機構510を撮像素子側から見た図であ
り、絞り機構510及び揺れ補正用レンズ151が示さ
れている。また、図8(B)は図8(A)の状態から絞
り機構510(絞り羽ね)のみを外した状態が示されて
いる。また、図8(C)は図8(A)を横方向から見た
図である。
【0091】絞り機構510を通常動作状態(図6)よ
り更に絞り込み側に回転移動させるように、回転リング
511を移動させた状態が、図8(A)〜(C)に示す
状態である。このとき、上述した保持部材174及び1
75はそれぞれ勘合され、揺れ補正用レンズ151の動
作を制限し固定する。
【0092】従って、電源スイッチ55により撮像装置
の電源をオフ状態に切りかえることにより揺れ補正用レ
ンズ151を駆動するアクチュエータ34の電源が遮断
される前に、図6に示した状態から図8に示した状態へ
移行させるために、保持部材174、175と絞り機構
510を図8に示した位置に回転移動させる。これによ
り、アク電源を遮断した場合に、揺れ補正用レンズ15
1を保持することができる。
【0093】図9は、揺れ補正用レンズ151保持手順
を示すフローチャートである。なお、このフローチャー
トを実現するためのプログラムは、露出制御部63及び
撮像装置の電源制御部(不図示)により実行されるもの
であり、実際にはこれらはマイクロコンピュータ等によ
り構成されている。
【0094】所定のタイミングでこのフローチャートが
開始されると、まず、現在の電源スイッチ55の状態が
判別される(ステップS101)。この判別で、電源ス
イッチ55の状態が、前回確認された論理との間で変更
が無い場合には、直ちに本手順が終了される。また、電
源スイッチ55がオン状態からオフ状態に切り替えられ
た場合は、揺れ補正用レンズ151を保持すべく、絞り
機構510が閉じ切り方向に移動される(ステップS1
02)。そして、絞り機構510の位置が保持範囲(図
8)にあるか否かが絞りエンコーダ62による絞り機構
510の検出位置に基づいて判別され(ステップS10
3)、まだ通常制御範囲(図6)に有る場合は絞り機構
510を閉じ切り方向に移動させる処理が更に行われる
(ステップS104)。ステップS103及びステップ
S104の処理を繰返し、絞り機構201の位置が保持
範囲に達すると、揺れ補正用レンズ151を保持できる
状態となったので、装置の電源を遮断する処理が行われ
(ステップS105)、その後本手順が終了される。
【0095】一方、ステップS101の判別で、電源ス
イッチ55の状態がオフ状態からオン状態に切り替えら
れた場合には、装置の電源入力処理が行われた後(ステ
ップS106)、絞り機構510が通常制御範囲に移動
される(ステップS107)。そして、絞り機構510
の位置が通常制御範囲にあるか否かが絞りエンコーダに
よる絞り機構510の検出位置に基づいて判別され(ス
テップS108)、絞り機構510がまだ保持範囲にあ
る場合は絞り機構510を通常制御範囲にする処理が更
に行われる(ステップS109)。ステップS108及
びステップS109の処理が繰り返され、絞り機構51
0の位置が通常制御範囲となった場合は、通常露出制御
が開始されて(ステップS110)、本手順が終了され
る。
【0096】このように、本実施形態によれば、撮像装
置の電源オフ時には絞り機構510を閉じ切り方向に移
動させることで保持部材174と保持部材175と勘合
させて揺れ補正用レンズ151を保持するようにしたの
で、揺れ補正光学系における異音の発生や破損を防止す
ることができる。
【0097】なお、本実施形態においては電源スイッチ
55による撮像装置の電源のオン・オフ切り替えの際に
揺れ補正用レンズ151の保持状態・通常制御状態の切
替制御を行うようにしたが、撮像装置の電源状態に拘わ
らず、アクチュエータ34への通電・非通電に同期して
揺れ補正用レンズ151の保持状態・通常制御状態の切
替制御を行うように構成してもよいことはいうまでもな
い。
【0098】(第5実施形態)次に、本発明の第5実施
形態を図10及び図11を参照して説明する。
【0099】図10は、本実施形態に係る撮像装置の概
略構成を示すブロック図である。同図において、上述し
た第4実施形態の図5と同一の構成要素には同一番号を
付してある。
【0100】図10において、符号31〜34で示され
る各構成は、上述した揺れ補正を行うための揺れ補正部
であり、その動作は上述したとおりである。801は入
射光の光量を制限するための減光フィルタ(NDフィル
タ)であり、一般にユーザの意思により光軸上に出し入
れされるものである。75はユーザが操作するNDスイ
ッチであり、73はNDフィルタ801の位置を制御す
るND制御部である。ND制御部73は、NDスイッチ
75の状態に応じてNDフィルタ801の位置を制御す
る。
【0101】NDスイッチ75を例えばNDを光軸に挿
入する論理に切り替えると、NDフィルタ801を駆動
するアクチュエータ71により、NDフィルタ801は
光軸上に移動される。移動が完了したことをNDエンコ
ーダ74によって確認すると、アクチュエータ71の動
作は完了する。NDスイッチ75をNDフィルタ801
を光軸から移動させる論理に切り替えると、上述した動
作とは反対の動作が行われる。以上の手順により、ND
フィルタ801の位置制御が行われる。
【0102】図11は、揺れ補正用レンズ151及びN
Dフィルタ801の動作をより詳細に説明するための説
明図である。
【0103】図11(A)〜(C)においては、NDフ
ィルタ801、アクチュエータ71、揺れ補正レンズ1
51、保持部材806及び807、回転リング810に
取りつけられている保持ピン804、805、アクチュ
エータ71の回転軸に取りつけられているアーム803
が示されている。アーム803は回転リング810に取
りつけられている回転ピン811を回動するためのもの
である。
【0104】なお、回転リング810は、不図示のバネ
によりアーム803による回転力が伝わらない限り、図
11(A)に示される回転角度に規制されている。同様
に、NDフィルタ801とアクチュエータ71との間の
関係も、不図示のバネにより規制されている。従って、
NDフィルタ801がストッパ809の影響を受けない
角度で動作する限り、図11(A)に示す位置関係が保
持される。
【0105】図11(B)は、NDフィルタ801が完
全に挿入されるまで、アクチュエータ71が回転動作を
行った状態を示している。NDフィルタ801はストッ
パ809に当たったところで回転動作は停止され、それ
以上の回転動作は行われない。
【0106】さらに、アクチュエータ71を同一方向に
回転させると、アーム803が回転ピン811を介して
回転リング810を回転させる。回転リング810に設
けられている保持ピン804及び805は、揺れ補正用
レンズ151と同一可動部に設けられた保持部材806
及び807に接触することにより揺れ補正レンズ151
の動作を規制し、動作を保持するように機能する。図1
1(C)は、このように揺れ補正レンズ151が保持ピ
ン804及び805と保持部材806及び807により
保持されている状態を示す図である。
【0107】従って、ユーザの意図によりNDフィルタ
801を制御する場合には図11(A)ならびに図11
(B)のいずれかの状態となるが、電源スイッチ55を
オフ状態にしてアクチュエータ34への通電を絶つ場合
には図11(C)の状態となるので、装置の電源オフ時
の揺れ補正用レンズ151の保持が可能となる。
【0108】このような制御は、上述した第4実施形態
において示したフローチャートと同様の手順で実現する
ことができる。
【0109】なお、本実施形態では、絞り機構510を
不図示としたが、説明の便宜上簡略化したものであり、
減光フィルタ801と同じに設けられていても問題ない
ことはいうまでもない。
【0110】(第6実施形態)次に、本発明の第6実施
形態を、図12を参照して説明する。
【0111】本実施形態は、特に信号処理部32に関
し、システム電源のオフ状態への移行に伴って揺れ補正
を禁止すべく、たとえばハイパスフィルタ305のカッ
トオフ周波数を高くする、あるいは積分器306の積分
定数を変えることにより補正光学系に対する制御目標値
を予め中央のニュートラルの位置として、保持部材の移
動を円滑に行うことができるようにするものである。
【0112】図12は、揺れ補正用レンズ151保持手
順を示すフローチャートである。
【0113】所定のタイミングでこのフローチャートが
開始されると、まず、現在の電源スイッチ55の状態が
判別される(ステップS201)。この判別で、電源ス
イッチ55の状態が、前回確認された論理との間で変更
が無い場合には、直ちに本手順が終了される。また、電
源スイッチ55がオン状態からオフ状態に切り替えられ
た場合は、揺れ補正用レンズ151を保持しやすい位置
に移動させるべく、制御目標値を変更するために、信号
処理部32内のハイパスフィルタ305のカットオフ周
波数が高くされるとともに、積分器306の積分定数
(時定数)が小さく(短く)される(ステップS20
2)。そして、ステップS202における制御目標値の
変更に応じて揺れ補正用レンズ151の位置が保持を行
い易い位置(中央位置)に移動されたか否かが判別され
(ステップS203)、まだ中央位置に移動していない
場合はステップS203の処理が繰り返される。また、
揺れ補正用レンズ151の移動が完了した場合は、ゆれ
補正用レンズ151を保持すべく、絞り機構510また
はNDフィルタ801が保持位置に移動される(ステッ
プS204)。
【0114】ここで、絞り機構510の位置が保持範囲
にあるか否かが絞りエンコーダ62による絞り機構51
0の検出位置に基づいて判別され(ステップS20
5)、まだ通常制御範囲に有る場合は絞り機構510を
閉じ切り方向に移動させる処理が更に行われる(ステッ
プS206)。ステップS205及びステップS206
の処理を繰返し、絞り機構501の位置が保持範囲に達
すると、揺れ補正用レンズ151を保持できる状態とな
ったので、装置の電源を遮断する処理が行われ(ステッ
プS207)、その後本手順が終了される。
【0115】一方、ステップS201の判別で、電源ス
イッチ55の状態がオフ状態からオン状態に切り替えら
れた場合には、装置の電源入力処理が行われた後(ステ
ップS208)、ハイパスフィルタ305のカットオフ
周波数及び積分器306の時定数が通常動作時の値に戻
され(ステップS209)、絞り機構510及びNDフ
ィルタが通常制御範囲に移動される(ステップS21
0)。そして、絞り機構510の位置が通常制御範囲に
あるか否かが絞りエンコーダ64による絞り機構510
の検出位置に基づいて判別され(ステップS211)、
絞り機構510がまだ保持範囲にある場合は絞り機構5
10を通常制御範囲にする処理が更に行われる(ステッ
プS212)。ステップS211及びステップS212
の処理が繰り返され、絞り機構510の位置が通常制御
範囲となった場合は、通常露出制御が開始されて(ステ
ップS213)、本手順が終了される。
【0116】このように、本実施形態によれば、特に信
号処理部32に関し、システム電源のオフ状態への移行
に伴ってハイパスフィルタ305のカットオフ周波数を
高くする、あるいは積分器306の積分定数を変えるこ
とにより、揺れ補正用レンズ501を予め中央のニュー
トラルの位置に移動させるようにしたので、保持部材の
移動を円滑に行うことができる。
【0117】(他の実施形態)なお、本発明は、上述し
た実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラム
コードを記録した記憶媒体を撮像装置または撮像システ
ムに供給し、その撮像装置または撮像システムのコンピ
ュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し実行することによっても、本発明の目的が達成され
ることはいうまでもない。
【0118】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0119】プログラムコードを供給する為の記憶媒体
としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0120】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
はいうまでもない。
【0121】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1若しくは
請求項2の撮像装置または請求項15若しくは請求項1
6の撮像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、合焦
動作若しくは変倍動作を行うレンズを含む撮像光学系に
含まれるレンズの位置を移動させ、前記レンズに設けら
れる保持手段により、撮像装置の揺れに基いて撮像画の
揺れを補正する補正光学系を保持し、前記撮像装置の動
作状態に応じて前記レンズの位置を前記保持手段により
前記補正光学系を保持可能な位置へ移動させるように、
前記撮像光学系に含まれるレンズの位置を移動させる前
記駆動手段の動作を制御するようにしたので、撮像装置
の動作状態に応じて例えばアクチュエータ等に通電して
いない時の揺れ補正光学系の異音、破損を防止すること
ができるという効果が得られる。
【0123】請求項5の撮像装置または請求項19の撮
像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、前記撮像装
置の動作状態は、前記撮像装置の電源の状態としたの
で、例えば電源オフ状態時には揺れ補正光学系を保持手
段により確実に保持することができ、これによって揺れ
補正光学系の異音、破損を防止することができるという
効果が得られる。
【0124】請求項6の撮像装置または請求項20の撮
像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、前記撮像装
置の電源の状態の変化に応じて、前記揺れ補正光学系に
よる揺れ補正を停止するとともに前記揺れ補正光学系を
ニュートラル位置へ移動するようにしたので、保持手段
が設けられているレンズの位置の移動を円滑に行うこと
ができるという効果が得られる。
【0125】請求項7の撮像装置または請求項21の撮
像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、前記撮像装
置の動作状態は、前記撮像装置の撮影状態としたので、
例えば非撮影時には揺れ補正光学系を保持手段により確
実に保持することができ、これによって揺れ補正光学系
の異音、破損を防止することができるという効果が得ら
れる。
【0126】請求項8の撮像装置または請求項22の撮
像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、撮像光量を
調整する光量制御手段を含む撮像光学系に含まれる光量
制御手段の位置を移動させ、前記光量制御手段に設けら
れる保持手段により、撮像装置の揺れに基いて撮像画の
揺れを補正する補正光学系を保持し、前記撮像装置の動
作状態に応じて前記光量制御手段の位置を前記保持手段
により前記補正光学系を保持可能な位置へ移動させるよ
うに、前記撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を
移動させる前記駆動手段の動作を制御するようにしたの
で、撮像装置の動作状態に応じて例えばアクチュエータ
等に通電していない時の揺れ補正光学系の異音、破損を
防止することができるという効果が得られる。
【0127】請求項12の撮像装置または請求項26の
撮像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、前記撮像
装置の動作状態は、前記撮像装置の電源の状態としたの
で、例えば電源オフ状態時には揺れ補正光学系を保持手
段により確実に保持することができ、これによって揺れ
補正光学系の異音、破損を防止することができるという
効果が得られる。
【0128】請求項13の撮像装置または請求項27の
撮像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、前記撮像
装置の電源の状態の変化に応じて、前記揺れ補正光学系
による揺れ補正を停止するとともに前記揺れ補正光学系
をニュートラル位置へ移動するようにしたので、保持手
段が設けられているレンズの位置の移動を円滑に行うこ
とができるという効果が得られる。
【0129】請求項14の撮像装置または請求項28撮
像装置の揺れ補正光学系保持方法によれば、前記撮像装
置の動作状態は、前記撮像装置の撮影状態としたので、
例えばひ撮影時には揺れ補正光学系を保持手段により確
実に保持することができ、これによって揺れ補正光学系
の異音、破損を防止することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】通常撮影状態及び電源オフ状態におけるフォー
カスレンズ161及び揺れ補正用レンズ151の状態を
示す説明図である。
【図3】揺れ補正用レンズ151の保持手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る撮像装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る撮像装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図6】絞り機構510及び揺れ補正用レンズ151の
状態を示す説明図である。
【図7】絞りの開閉動作手順を説明するための説明図で
【図8】絞り機構510により揺れ補正用レンズ151
を保持する状態を示す説明図である。
【図9】揺れ補正用レンズ151保持手順を示すフロー
チャートである。
【図10】本実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図11】揺れ補正用レンズ151及びNDフィルタ8
01の動作をより詳細に説明するための説明図である。
【図12】揺れ補正用レンズ151保持手順を示すフロ
ーチャート
【図13】従来の揺れ補正光学系を有する撮像装置の構
成を示す図である。
【図14】信号処理部32の概略構成を示すブロック図
である。
【図15】補正光学系の構成を示す図である
【符号の説明】
33 駆動回路 44 ズームスイッチ 55 電源スイッチ 111 撮像素子 151 揺れ補正用レンズ 152 ズームレンズ 161 フォーカスレンズ 171、172 保持部材 181 頂角可変プリズム 201 減光フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 9/02 G03B 9/02 Z H04N 5/225 H04N 5/225 D 5/232 5/232 Z

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置の揺れに基いて撮像画の揺れを
    補正する揺れ補正光学系と、 合焦動作を行うレンズを含む撮像光学系と、 前記撮像光学系に含まれるレンズの位置を移動させる駆
    動手段と、 前記駆動手段の動作を制御する駆動制御手段と、 前記撮像光学系に含まれるレンズの位置を移動させるこ
    とにより前記補正光学系を保持する保持手段とを備え、 前記駆動制御手段は、前記撮像装置の動作状態に応じて
    前記レンズの位置を前記保持手段により前記補正光学系
    を保持可能な位置へ移動させるように前記駆動手段の動
    作を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像装置の揺れに基いて撮像画の揺れを
    補正する揺れ補正光学系と、 変倍動作を行うレンズを含む撮像光学系と、 前記撮像光学系に含まれるレンズの位置を移動させる駆
    動手段と、 前記駆動手段の動作を制御する駆動制御手段と、 前記撮像光学系に含まれるレンズの位置を移動させるこ
    とにより前記補正光学系を保持する保持手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記撮像装置の動作状態に応じて
    前記レンズの位置を前記保持手段により前記補正光学系
    を保持可能な位置へ移動させるように前記駆動手段の動
    作を制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記揺れ補正光学系は、レンズを光軸に
    対して垂直方向に移動することにより前記揺れを補正す
    るシフト光学系から構成されることを特徴とする請求項
    1または2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記揺れ補正光学系は、頂角を可変とす
    るプリズムから構成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像装
    置の電源のオン・オフ状態であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動制御手段は、前記撮像装置の電
    源の状態の変化に応じて、前記揺れ補正光学系による揺
    れ補正を停止させるとともに前記揺れ補正光学系をニュ
    ートラル位置へ移動させるように前記駆動手段の動作を
    制御することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像装
    置の撮影状態であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 撮像装置の揺れに基いて撮像画の揺れを
    補正する揺れ補正光学系と、 撮像光量を調整する光量制御手段を含む撮像光学系と、 前記撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を移動さ
    せる駆動手段と、 前記駆動手段の動作を制御する駆動制御手段と、 前記撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を移動さ
    せることにより前記揺れ補正光学系を保持する保持手段
    とを備え、前記駆動制御手段は、前記撮像装置の動作状
    態に応じて前記光量制御手段の位置を前記保持手段によ
    り前記補正光学系を保持可能な位置へ移動させるように
    前記駆動手段の動作を制御することを特徴とする撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 前記揺れ補正光学系は、レンズを光軸に
    対して垂直方向に移動することにより前記揺れを補正す
    るシフト光学系から構成されることを特徴とする請求項
    8記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記光量制御手段は、絞り機構から構
    成されることを特徴とする請求項8または9記載の撮像
    装置。
  11. 【請求項11】 前記光量制御手段は、光軸に挿入され
    る減光フィルタから構成されることを特徴とする請求項
    8または9記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像
    装置の電源の状態であることを特徴とする請求項8〜1
    1のいずれか1項記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動制御手段は、前記撮像装置の
    電源の状態の変化に応じて、前記揺れ補正光学系による
    揺れ補正を停止させるとともに前記揺れ補正光学系をニ
    ュートラル位置へ移動させるように前記駆動手段の動作
    を制御することを特徴とする請求項12記載の撮像装
    置。
  14. 【請求項14】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像
    装置の撮影状態であることを特徴とする請求項8〜11
    のいずれか1項記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 合焦動作を行うレンズを含む撮像光学
    系に含まれるレンズの位置を移動させるステップと、 前記レンズに設けられる保持手段により、撮像装置の揺
    れに基いて撮像画の揺れを補正する補正光学系を保持す
    るステップと、 前記撮像装置の動作状態に応じて前記レンズの位置を前
    記保持手段により前記補正光学系を保持可能な位置へ移
    動させるように、前記撮像光学系に含まれるレンズの位
    置を移動させる前記駆動手段の動作を制御するステップ
    とからなることを特徴とする撮像装置の揺れ補正光学系
    保持方法。
  16. 【請求項16】 変倍動作を行うレンズを含む撮像光学
    系に含まれるレンズの位置を移動させるステップと、 前記レンズに設けられる保持手段により、撮像装置の揺
    れに基いて撮像画の揺れを補正する補正光学系を保持す
    るステップと、 前記撮像装置の動作状態に応じて前記レンズの位置を前
    記保持手段により前記補正光学系を保持可能な位置へ移
    動させるように、前記撮像光学系に含まれるレンズの位
    置を移動させる前記駆動手段の動作を制御するステップ
    とからなることを特徴とする撮像装置の揺れ補正光学系
    保持方法。
  17. 【請求項17】 前記補正光学系は、レンズを光軸に対
    して垂直方向に移動することにより前記揺れを補正する
    シフト光学系であることを特徴とする請求項15または
    16記載の撮像装置の揺れ補正光学系保持方法。
  18. 【請求項18】 前記補正光学系は、頂角を可変とする
    プリズムであることを特徴とする請求項15または16
    記載の撮像装置の揺れ補正光学系保持方法。
  19. 【請求項19】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像
    装置の電源の状態であることを特徴とする請求項15〜
    18のいずれか1項記載の撮像装置の揺れ補正光学系保
    持方法。
  20. 【請求項20】 前記撮像装置の電源の状態の変化に応
    じて、前記揺れ補正光学系による揺れ補正を停止すると
    ともに前記揺れ補正光学系をニュートラル位置へ移動す
    ることを特徴とする請求項19記載の撮像装置の揺れ補
    正光学系保持方法。
  21. 【請求項21】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像
    装置の撮影状態であることを特徴とする請求項15〜1
    8のいずれか1項記載の撮像装置の揺れ補正光学系補正
    方法。
  22. 【請求項22】 撮像光量を調整する光量制御手段を含
    む撮像光学系に含まれる光量制御手段の位置を移動させ
    るステップと、 前記光量制御手段に設けられる保持手段により、撮像装
    置の揺れに基いて撮像画の揺れを補正する補正光学系を
    保持するステップと、 前記撮像装置の動作状態に応じて前記光量制御手段の位
    置を前記保持手段により前記補正光学系を保持可能な位
    置へ移動させるように、前記撮像光学系に含まれる光量
    制御手段の位置を移動させる前記駆動手段の動作を制御
    するステップとからなることを特徴とする撮像装置の揺
    れ補正光学系保持方法。
  23. 【請求項23】 前記補正光学系は、レンズを光軸に対
    して垂直方向に移動することにより前記揺れを補正する
    シフト光学系であることを特徴とする請求項22記載の
    撮像装置の揺れ補正光学系保持方法。
  24. 【請求項24】 前記光量制御手段は、絞り機構である
    ことを特徴とする請求項22または23記載の撮像装置
    の揺れ補正光学系保持方法。
  25. 【請求項25】 前記光量制御手段は、光軸に挿入され
    る減光フィルタであることを特徴とする請求項22また
    は23記載の撮像装置の揺れ補正光学系保持方法。
  26. 【請求項26】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像
    装置の電源の状態であることを特徴とする請求項22〜
    25のいずれか1項記載の撮像装置の揺れ補正光学系保
    持方法。
  27. 【請求項27】 前記撮像装置の電源の状態の変化に応
    じて、前記揺れ補正光学系による揺れ補正を停止すると
    ともに前記揺れ補正光学系をニュートラル位置へ移動す
    ることを特徴とする請求項26記載の撮像装置の揺れ補
    正光学系保持方法。
  28. 【請求項28】 前記撮像装置の動作状態は、前記撮像
    装置の撮影状態であることを特徴とする請求項22〜2
    5のいずれか1項記載の撮像装置の揺れ補正光学系補正
    方法。
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