JPH09243899A - 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器 - Google Patents

撮影レンズ及びそれを用いた光学機器

Info

Publication number
JPH09243899A
JPH09243899A JP8080962A JP8096296A JPH09243899A JP H09243899 A JPH09243899 A JP H09243899A JP 8080962 A JP8080962 A JP 8080962A JP 8096296 A JP8096296 A JP 8096296A JP H09243899 A JPH09243899 A JP H09243899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
lens
ring member
optical
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8080962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4035179B2 (ja
Inventor
Naoya Kaneda
直也 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP08096296A priority Critical patent/JP4035179B2/ja
Priority to US08/811,589 priority patent/US5973857A/en
Publication of JPH09243899A publication Critical patent/JPH09243899A/ja
Priority to US09/332,695 priority patent/US6141158A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4035179B2 publication Critical patent/JP4035179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影レンズに設けた光学ズーム手段とカメラ
本体に設けた電子ズーム手段を適切に用いて良好なる画
像が得られるようにした撮影レンズ及びそれを用いた光
学機器を得ること。 【解決手段】 変倍部を有する撮影レンズの一部にその
光軸を回転軸とするリング部材を設け、該リング部材の
回転に伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段から
の検出信号に基づいて制御手段により該変倍部を光軸方
向に駆動制御していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影レンズ及びそれ
を用いた光学機器に関し、特にビデオカメラ,スチルカ
メラ,監視カメラ等の光学機器においてズーム操作を適
切に行ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の光学機器に用いるズ
ームレンズの光学系としては、様々なものが知られてい
る。そのうち、図15は4群構成からなり、最も後方の
第4群をフォーカシングに用いる様なレンズ構成を示
す。このタイプのズームレンズがビデオカメラ分野にお
いて多く用いられている。
【0003】図15において、111は固定の前玉レン
ズ群、112はバリエーターレンズ群、113は固定の
レンズ群、114はフォーカシング(コンペンセータ
ー)のレンズ群である。
【0004】133は回り止め用の案内棒、134はバ
リエーターレンズ群112の送り棒、135は固定鏡
筒、136は絞りユニット(ここでは紙面と直角に挿入
されている)、137はフォーカスモーターであるとこ
ろのステップモーター、138はステップモーター13
7の出力軸であり、フォーカシングのレンズ群114を
移動する為の雄螺子138aの加工が施されている。1
39はこの雄螺子138aと噛み合う雌螺子形成部分
で、レンズ114の移動枠140と一体となっている。
【0005】141,142はレンズ114の案内棒、
143は案内棒141,142を位置決めして押さえる
為の後ろ板、144はリレーホルダー、145はズーム
モーター、146はズームモーター145の減速機ユニ
ット、147,148は連動ギアであり、この連動ギア
148はズームの送り棒134に固定されている。
【0006】次に動作について説明する。ステップモー
ター137が駆動すると、フォーカスレンズ114はネ
ジ送りによって光軸方向に移動する。又、ズームモータ
ー145が駆動するとき、連動ギア147,148を介
してねじ軸134が回転し、このねじ軸134と螺合す
るレンズ枠112aに保持されたバリエーター2が光軸
方向に移動する。
【0007】図16は上記構成のレンズ鏡筒におけるバ
リエーターレンズとフォーカスレンズの位置関係をいく
つかの被写体距離に応じて示したもので、ここでは例と
して、無限,2m,1m,80cm,0cmの各被写体
に対しての合焦位置関係を示した。このように、インナ
ーフォーカスの場合、被写体距離によってバリエーター
レンズとフォーカスレンズの位置関係が異なってくる為
に、前玉フォーカスレンズのカム間の様にメカ構造でレ
ンズ群を連動させることはできない。従って図15の様
な構造のレンズ鏡筒では単純にズームモーター145を
駆動しただけではピンぼけが発生してしまう。
【0008】そこで、図16に示した様なレンズ位置関
係を被写体距離に応じながら最適に制御することが必須
となっている。その制御の一例として、本出願人は特開
平1−280709号公報,特開平1−321416号
公報に示すように、被写体距離に応じたバリエーターレ
ンズとフォーカスレンズの位置関係の軌跡トレースの方
法を提案している。
【0009】図17はその軌跡トレースの方法を実施す
るブロック構成図を示すもので、111〜114は図1
5に示すものと同一のレンズ群である。バリエーターレ
ンズ群112の位置はズームエンコーダー149によっ
て位置検出される。ここで、エンコーダーの種類とし
て、例えばバリエーター移動環に一体的に取り付けられ
たブラシを、抵抗パターンが印刷された基板上を摺動す
るように構成されたボリュームエンコーダーが考えられ
る。
【0010】150は絞り値を検出する絞りエンコーダ
ーであり、例えば絞りメーターの中に設けられたホール
素子出力を用いる。151はCCD等の撮影素子、15
2はカメラ処理回路であり、Y信号はAF回路153に
取り込まれる。このAF回路153では合焦、非合焦の
判別を行い、非合焦の場合は、それがマエピンかアトピ
ンか、又、非合焦の程度はどれくらいかなどが判定さ
れ。これらの結果はCPU154に取り込まれる。
【0011】155はパワーオンリセット回路であり、
電源ON時の各種リセット動作を行う。156はズーム
操作回路であり、操作者によってズームスイッチ157
が操作された際、その内容をCPU154に伝える。1
58〜160は図16に示した被写体距離に応じた軌跡
に関するデータのメモリー部分であり、方向データ15
8、速度データ159、境界データ160からなる。
【0012】161はズームモータードライバー、16
2はステップモータードライバーであり、このステップ
モータードライバー162からステップモーター137
に供給される入力パルス数は連続してCPU154でカ
ウントし、このカウント数をフォーカスレンズの絶対位
置のエンコーダーとして用いている。
【0013】このように構成したことにより、バリエー
ターレンズ位置とフォーカスレンズ位置は、それぞれズ
ームエンコーダー149とステップモーター入力パルス
数によって求まるので、図16に示したマップ上の一点
が決定される。
【0014】一方、図16に示したマップは境界データ
160によって、図18に示した様にタンザク状の小領
域I,II,III,・・・・ に分割されている。ここで斜線部分は
レンズが配置されることを禁止した領域である。この様
にマップ上の一点が決まると、小領域のどこにその一点
が属しているかの領域の確定を行なうことが出来る。
【0015】速度データ、方向データはこのそれぞれの
領域の中心を通る軌跡より求めたステップモーター13
7の回転速度方向がそれぞれの領域ごとにメモリーされ
ている。例えば図18の例では、横軸(バリエーターレ
ンズ位置)は10のゾーンに分割されている。今、テレ
端からワイド端までを10秒で動かすよう、ズームモー
ター145の速度設定がされているとすると、ズーム方
向の一つのゾーンの通過時間は1秒である。
【0016】図18のブロックIIIを拡大した図を図
19とすると、このブロックの中央には軌跡164、左
下には軌跡165、右上は軌跡166が通っていて、そ
れぞれ傾きがやや異なっている。ここで中央の軌跡16
4はxmm/1secの速度で動けば、ほぼ誤差なく軌
跡の上をたどることができる。
【0017】このようにして求めた速度を、領域代表速
度と称すると、速度メモリーには小領域の数だけ、領域
に応じてこの値がメモリーされている。又、この速度を
矢印168として示すと、自動焦点調節装置の検出結果
によって矢印167、169という様に、代表速度を微
調整してステップモーター速度を設定するものである。
又、方向データーは、同じテレからワイド(ワイドから
テレ)のズームでも領域に応じてステップモーター13
7の回転方向が変わってくるので、この符号データがメ
モリーされるものである。
【0018】以上のように、バリエーターレンズ位置と
フォーカスレンズ位置より求めた領域代表速度に対し
て、更に自動焦点調節装置の検出結果によって上記領域
代表速度を補正して求めたステップモーター速度を用い
て、ズームモーター駆動中にステップモーター137を
駆動してフォーカスレンズ位置を制御すれば、インナー
フォーカスレンズであっても、ズーム中もフォーカスの
維持が可能となる。
【0019】ここで、図19の矢印168の代表速度以
外に各ブロックごとに矢印167、169の様な速度も
メモリーして自動焦点調節装置の検出結果に応じて3つ
の速度を選択していく方法も提示されている。
【0020】以上述べたような速度をメモリーする以外
に、現在のバリエーターレンズ位置と、ステップモータ
ー位置から、それによって決まるマップ上の一点を通る
軌跡を算出し、その上をたどる方法や、複数の軌跡をい
くつかのバリエーターレンズ位置に応じたフォーカスレ
ンズ位置としてメモリーしておく方法などが用いられ
る。
【0021】特開平1−321416号公報では、複数
の被写体距離に対して、ワイド端からテレ端の間の複数
バリエーター位置に対するフォーカスレンズの位置を記
憶しておき、ズーム開始時にはその時点のバリエーター
位置とフォーカスレンズ位置がマップ内のどこにあるか
を知り、その点より、同じ焦点距離でマエピン側に、最
も近い記憶されたデータと、アトピン側に最も近い記憶
されたデータから内挿演算し、それぞれの焦点距離(バ
リエーターレンズ位置)でのフォーカスレンズ位置を算
出する方法が示されている。
【0022】図20はズームテレ端近傍の軌跡を示して
いる。上記特開平1−321416号公報では記憶され
ているデータとして、LL1で示した軌跡(例えば∞合
焦軌跡)のバリエーターレンズ位置Vn(テレ端)、V
n-1 ,Vn-2 ,V n-3の位置に対しては、フォーカスレ
ンズ位置として、rr1 ,rr4 ,rr7 ,rr9 の情
報が記憶されている。すなわちマップ内の点P1 ,P
4 ,P7 ,P10を通る軌跡が∞軌跡として記憶されてい
ることになる。
【0023】同様にVn (テレ端)、Vn-1 ,Vn-2
n-3の位置に対して、フォーカスレンズ位置として、
rr2 ,rr5 ,rr8 ,rr10の情報がLL2で示し
た軌跡(例えば10m合焦軌跡)として記憶されてい
る。勿論、実際にはテレ端からワイド端までの全ズーム
領域に渡ってこのデータが作られている。ここで(V
n ,rr)、 即ちマップ内の点Pからズームする場
合、この点から同じバリエーター位置でマエピン側の最
も近い記憶されたデータ、即ち軌跡LL2のデータと、
同じくアトピン側に最も近いデータ、即ち軌跡LL1の
データを元に、点PA ,PB ,PC を内挿演算によって
求める。ズーム中のそれぞれの焦点距離V0 (ワイド
端)、V1 ,V2 ‥‥Vn-1 ,V n(テレ端)に対する
フォーカスレンズ位置をそれぞれこのように求めること
によってズーム中の軌跡が決定するものである。
【0024】ここで内挿演算であるので、点P1 と点P
間の距離と点P2 と点P間の距離の比は、例えば点PA
と点P4 間の距離と点PA とP5 間の距離の比と等しく
なる。
【0025】このような速度に関するメモリーもしくは
位置に関するメモリーは、当然製造誤差を0とした時の
光学設計値に基づいて作られている。
【0026】尚、以降述べる本発明の実施形態は、この
例のように凸,凹,凸,凸の4群構成のインナーフォー
カスレンズであり、その2群目がバリエーターレンズ、
4群目がフォーカスレンズとする構成例の他、他の構成
例(例えば特開平3−27011号公報中の第5図、第
7図、第8図の構成)でも適応できるものである。
【0027】又、上述の従来例ではズーム用のアクチュ
エーターとしてギアヘッド付きのDCモーターを用いて
いるがフォーカスレンズ(第4群)と同様、ステップモ
ーターを用いてもよい。この様に構成した場合には、バ
リエーターレンズ(第2群)の位置検出手段(エンコー
ダー手段)としては、前述した様なボリュームなどとせ
ず、フォーカスレンズ同様、リセット位置基準の入力パ
ルス数をカウントすることにより、レンズ群の絶対位置
を知る方法が望ましい。
【0028】上述説明した様な構成の従来例において
は、操作者のズームの意図は図17のズームスイッチ1
57の操作により行なわれる。尚、ズーム速度を変更し
たい場合には、このズームスイッチ157の押圧(押込
み量)などを検出して速度可変とする方法などが挙げら
れる。
【0029】この様なズームスイッチは多くの場合、カ
メラ本体のグリップをつかんだ撮影姿勢をとった場合に
指が自然に届く位置に配置されることが望ましく、従っ
て特に民生用の比較的小型なビデオカメラにおいては図
21に示す様なカメラ本体側に配置されることになる。
【0030】ズームスイッチ157によってのみズーミ
ングを制御する場合には操作者により直接バリエーター
レンズ(第2群)を移動することはできない。従って前
述した様なこの光学系の例では第2群の移動とこれに伴
う第4群の連動がうまく行く様な範囲で両レンズ群を制
御する様にCPU154が働けばよいことになる。
【0031】一方、操作者により直接変倍レンズを動か
さない為にズーム速度という点では制限があり、2群用
の駆動手段(ズームモーター)145にステップモータ
ー,4群用駆動手段(フォーカスモーター)137にも
ステップモーターを用いる場合、ズーム倍率モーターの
特性、リードピッチ等にもよるが、一般的には速くとも
2〜3秒の時間をテレ端〜ワイド端への移動に要してい
た。
【0032】以上、まず現状一般的な4群からなるイン
ナーフォーカスレンズのズーミング動作に関して説明し
た。
【0033】次に第1群レンズをフォーカシングに用い
る様な前玉フォーカシングに関して説明する。
【0034】図22は前玉フォーカスレンズの一般的な
構成を示す図である。
【0035】図22において、2101は第1群フォー
カシングレンズ、2102はバリエーターレンズ、21
03はコンペンセーターレンズ、2104はリレーレン
ズである。2105は固定鏡筒、2106はメスヘリコ
イド、2107は前玉鏡筒、2108はリレーホルダ、
2109はリレー鏡筒、2110は絞り羽根ユニット、
2111は絞りモータ、2112はズームモータ本体、
2113はズームモータ用ギアヘッド部、2114はフ
ォーカスモータ本体、2115はフォーカスモータギア
ヘッド部、2116はズームモータ出力ギア、2117
はフォーカスモータ出力ギア、2118はメスヘリコイ
ド上に一体成型されたギア部、2119はズーム環、2
120はズーム環2119上に一体成型されたギア部、
2121はズーム環の回転をカム環に伝達する為の凸
部、2122はカム環、2123はカム環2122に切
られたバリエーター等のカム溝、2124はコンペンセ
ータ用のカム溝、2125はバリエーター移動環、21
26はコンペンセータ移動環、2127はバリエーター
移動環に一体的に設けられたカムフォロワ部、2128
はコンペンセータ移動環に一体的に設けられたカムフォ
ロワ部、2129,2130は各移動環の案内バー、2
131はフォーカスモータスリップユニット、2132
はズームモータスリップユニットである。
【0036】即ち、前玉フォーカスレンズでフォーカシ
ングを行う際には、フォーカシングレンズ2101を光
軸方向に動かせばよく、その為、第1群フォーカシング
レンズ2101は熱加締め等の手段により、前玉鏡筒2
107に固定され、この前玉鏡筒2107の外径はメス
ヘリコイド2106の内径にガタなく嵌合し、光軸方向
の位置調整後に接着剤を用いて固定される。メスヘリコ
イド2106は固定鏡筒2105とヘリコイドネジで嵌
合している。従ってメスヘリコイド2106を回転する
ことによってフォーカシングレンズ2101は光軸方向
に移動できる。
【0037】以上の様に前玉フォーカスのレンズタイプ
の場合は、フォーカスレンズ群がバリエーターレンズ群
(第2群)コンペンセーターレンズ群(第3群)より前
方(被写体側)に置かれている為に、ズーミングに伴う
ピント移動が発生せず、操作者の操作で直接バリエータ
ーレンズ群が移動でき、任意の速度でズーミングが可能
となる。
【0038】以上、インナーフォーカスタイプと前玉タ
イプの2つのレンズのズーミング動作を述べてきた。こ
のうちインナーフォーカスタイプは一般的には前玉フォ
ーカスに比べて小型化でき、その結果ローコスト化省エ
ネにつながる。又鏡筒メカニズムにおいても前玉フォー
カスではカム環、ヘリコイドなど複雑な形状の部品も多
く、精度の確保が出来にくいという欠点を有している。
【0039】この為、インナーフォーカスタイプのレン
ズ群においても、かなりの高速ズーム時間を達成し、又
同時にステップモーターによる駆動騒音、振動を除去に
よる為にリニアアクチュエーターを用いてレンズ群の移
動可能最高速度を上げることの出来る鏡筒構造も提案さ
れている。例えば図23にこの様な鏡筒の一例を示す。
【0040】図23はこの様なリニアモーターとしてム
ービングコイルタイプのボイスコイルモータを適用した
レンズの移動機構の例を示すもので、図23(B)は図
23(A)のB−B線に沿う縦断面である。図23にお
いてレンズ1101b1〜1101b3を保持したレン
ズ保持枠1111の外周にヨーク1117aとボビン1
119に巻き付けたコイル1116を配設し、ヨーク1
117aに対向してコイル1116の外側にヨーク11
17bとこれに接着したマグネット1115を配設し、
このヨーク1117a,b、マグネット1115を固定
筒1102に取り付けている。上記レンズ保持枠111
1は光軸1105と平行な2本の案内棒1103a,1
103bによって光軸方向に移動可能に保持されてい
る。
【0041】マグネット1115は図23(B)で示さ
れるように着磁されているので、ヨーク1117a,1
117bの間には半径方向に磁場が形成されている。コ
イル1116はヨーク1117a,1117bの間に存
在し、かつ円周方向に巻かれているので、このコイル1
116に電流を流すと光軸方向への駆動が発生し、ボビ
ン1119を一体に構成しているレンズ保持枠1111
及びレンズ群1101b1〜1101b3が光軸方向に
駆動するものである。尚、この様なボイスコイル型のア
クチュエーターの構成としては他にも種々考えられる。
又他の原理のモーター(例えば超音波モーター)などの
応用も考えられる。
【0042】以上レンズにおけるズーミング動作の種々
構成について詳述したが、「ズーミング効果」を得る方
法としては他に、所謂「電子ズーム」と称し、結像面上
の像の大きさは一定でも実際に記録又は出力する画像範
囲を結像面上で徐々に変化する方法が知られている。
【0043】これは従来の写真で言えば引伸し時にトリ
ミングをかけて像を拡大する方法に相当するので、テレ
側(切り出し範囲を狭くする)に向かう程画質の劣化を
起こしてしまう欠点があり、光学ズームより劣る。しか
し様々な映像信号の補間方法の発達により2倍程度の電
子ズームであれば実用上使用可能となってきている。
【0044】例えば図21に示す様な民生用の一般的な
ビデオカメラにおいて例えばズームレンズの倍率が12
倍、電子ズーム2倍の機能が搭載されていると仮定する
とトータル24倍のズーミング効果が得られる。この様
な場合、ズームスイッチ157を操作してワイド端から
テレ方向へズーミングすると図8(A)〜(C)に示す
様に光学ズームのテレ端以降に電子ズームを結合するズ
ーミング動作が行なわれる。
【0045】図8(A)は横軸にズームスイッチ157
の押圧時間をとり、縦軸に倍率をとっている。この内訳
として、電子ズームは図8(B)の様に変倍レンズ群が
テレ端に達した後に、これを引き継ぎ、倍率を挙げてい
く。又図8(C)の様に光学倍率は推移する。
【0046】尚、図8では各変位は全てリニアで変化す
るとしたが、この限りでなくても構わない。又光学ズー
ムと電子ズームの切換点をテレ端一点とせず、オーバー
ラップする領域を有する構成なども考えられる。
【0047】前述の様な各種レンズをカメラとの間で交
換可能に構成する例も知られている。
【0048】図24は交換レンズシステムのブロック構
成を説明する為の図である。ここでは前述と同様にビデ
オカメラで多用されている被写体側から順に正,負,
正,正の屈折力のレンズ群より成る4群構成のズームレ
ンズでの実施の形態を説明するが、これ以外のレンズ構
成であってもよい。
【0049】被写体からの光は固定されている第1のレ
ンズ群111、変倍を行なう第2のレンズ群であるバリ
エーターレンズ群112、絞り136、固定されている
第3のレンズ113、ピント調整機能と変倍に伴うピン
ト面の移動を補正するコンペ機構とを兼ね備えた第4の
レンズ群であるフォーカスレンズ群114を通って3原
色中の赤の成分はCCD等の撮像素子303〜305の
上にそれぞれ結像される。
【0050】各撮像素子上のそれぞれの像は光電変換さ
れ、増幅器405、406、407でそれぞれ最適なレ
ベルに増幅された後、カメラ信号処理回路152へ入力
され、標準テレビ信号に変換されると同時に自動焦点調
節や自動露光調節の情報として、本体マイコン409に
よってデータとして読み出される。
【0051】本体マイコン409が読み出したこれらの
情報は、カメラ側のズームスイッチ等の各操作スイッチ
の情報(図示せず)と合わせて、カメラ側接点307、
レンズ側接点318を通り、レンズマイコン410へ転
送される。レンズマイコン410は本体マイコン409
から送られた自動焦点調節の為の各種情報に基づいてモ
ーター制御プログラムを実行し、モータードライバ16
2でモーター137を駆動して、フォーカスレンズ群1
14を光軸方向に移動させてピント合わせを行う。
【0052】又、レンズマイコン410は、本体マイコ
ン409より送られたズームスイッチの状態の情報によ
っても動作が必要な場合には、レンズマイコン410内
に納められた、前述の被写体距離に応じたピントを維持
する為のバリエーターレンズ群112とフォーカスレン
ズ群114の位置データを元に、ズーム中ピント面を維
持する動作をする様、ズームモータードライバ161と
フォーカスモータードライバ162に信号を与える。
【0053】ズームモータードライバ161とフォーカ
スモータードライバー162は、レンズマイコン410
からの信号に基づき、それぞれズームモータ145とフ
ォーカスモーター137を駆動し、バリエーターレンズ
群112、フォーカスレンズ群114を光軸方向に移動
させて、ピント位置が動くことなくズーム動作を行う。
【0054】更にレンズマイコン410は、本体マイコ
ン409より送られた露光調整に関する各情報と絞り状
態検出の為のエンコーダー163からの情報により適正
露出を与える為の信号をアイリスドライバ414に与え
る。アイリスドライバ414はレンズマイコン410か
らの信号に基づき絞りアクチュエーター413を駆動
し、絞り136を適正な露出を与える状態に絞る。
【0055】この様にカメラ側の本体マイコン409と
レンズマイコン410の2つのマイコンと、この2つの
マイコンの通信路に着脱可能にカメラ側とレンズ側の両
方に接点307と318を設けることにより、カメラ本
体419に対してレンズユニット418を着脱可能にす
ると同時に、レンズとカメラが一体となった一般的なビ
デオカメラと同様な自動焦点調節、自動露光調節、ズー
ム動作を何んら問題なく行うことができる。
【0056】又、この様な交換レンズ方式のカメラ装置
においてレンズマイコンと本体マイコン(又はカメラマ
イコン)との間は接点どおしの接触により通信路が形成
される。この構成を図25,図26に示す。
【0057】図25はこの様なレンズ鏡筒を光学機器と
してのカメラ側に装着した状態を示す断面図、図26は
装着前のレンズ鏡筒の端面図である。カメラ側は3ケの
プリズムを有し、例えばRGBの3色に色分解して画像
を得る所謂3CCDビデオカメラを想定しているが、他
のカメラであっても良い。カメラ側は、色分解プリズム
302、この色分解プリズム302を保持すると共にマ
ウント部品が取り付くベース部材301、交換レンズの
為のマウント部材306(ここではバヨネットマウント
を想定した。但し他の締め付けマウント等でも構わな
い)CCD303〜305を備えている。又オートフォ
ーカス機能、オートアイリス機能の実行の為に各種の通
信を、カメラ側のマイクロコンピューターとレンズ側の
マイクロコンピューターの間で行なう電気接点307を
有している。
【0058】一方レンズ側には最後部の可動レンズ群と
して、レンズ311〜314の4枚のレンズ群がある。
このレンズ群は光軸方向に可動に構成されているもの
で、移動筒315に一体的に固定されている。この移動
筒315は一体的にスリーブ部分316を有し、例えば
金属性のポール部品400との間で位置決めされながら
光軸方向に移動可動となっている。又アクチュエーター
はここでは図示されていないが、前述従来例で説明した
様な各種のアクチュエーターにより、このレンズ群を光
軸方向に可動するものである。
【0059】この可動レンズ群311〜314は不図示
の固定筒内に構成されるが、固定筒の後端にはバヨネッ
トマウントを構成するレンズ側のマウント部品308が
設けられ、カメラ側のマウント部品306との間でレン
ズ交換可能に、又装着時には位置が正しく決めるように
構成されている。
【0060】318はレンズ側とカメラ側との装着時
に、両者間の通信の為にカメラ側の接点307とに接触
するレンズ側の接点である。
【0061】又、レンズ側マウント部品308に対して
一体的に、透明板としての平板ガラス310を有したガ
ラスホルダー309が、爪部分317をもって後方より
固定されている。この構成によりカメラ側よりレンズ側
を取外したとき平板ガラス310は操作者により触れる
ことが可能だが、これにより、可動レンズ群に触れるこ
とがなくなる。
【0062】以上、ビデオカメラ、スチルカメラ、監視
カメラ等の光学機器又はレンズにおけるインナーフォー
カスレンズにおけるズーミング動作、前玉フォーカスレ
ンズにおけるズーミング動作、電子ズーム動作、光学ズ
ームと電子ズームの連動方法、交換レンズシステム、交
換レンズのマウント接点部構造に関して詳述した。
【0063】
【発明が解決しようとする課題】前述したインナーフォ
ーカスタイプのズームレンズにおいて、いかにズーミン
グ速度の高速化を可能にしても図21の157で示す様
なズームスイッチでは画角設定をきめ細かく、かつ速く
行うことが達成しずらく、インナーフォーカスレンズに
おいても前玉フォーカスレンズ同様、レンズ光軸を回転
中心としたリングの回動動作によるズーム操作が望まれ
ていた。
【0064】又交換レンズシステムにおいてカメラ本体
側に電子ズーム機能を有する場合、レンズとして、 1.操作者が直接変倍群を移動する様に構成された撮影
レンズ 2.1以外の撮影レンズのそれぞれが装着された場合に
おいてのズーミング方法、特に光学ズームと電子ズーム
の連動の方法まで明確に提示されておらず、電子ズーム
がON状態のままレンズの第2群(変倍レンズ群)がワ
イド方向へ移動してしまい、他の光学倍率と電子倍率の
組み合わせで、より高画質で同画角の撮影が行えるのに
電子ズームのONした画質の劣化した状態で撮影が行わ
れることが生ずるなどの課題が生じていた。
【0065】本発明は、撮影レンズの一部にリング部材
を設け、該リング部材と該リング部材の回転情報を検出
する検出手段、そして検出手段からの信号を用いて変倍
(ズーミング)を行う制御手段等の各構成を適切に設定
することにより、カム環等の部品を省略化し、容易にし
かも良好なる状態で変倍を行うことのできる撮影レンズ
の提供を目的とする。
【0066】この他本発明は、光学ズーム手段を有した
撮影レンズを電子ズーム手段を有したカメラ本体に着脱
自在に装着するようにした光学機器において、光学ズー
ム手段と電子ズーム手段の駆動を適切に制御することに
より全体的な変倍動作を適切に行い、自然なズーム操作
感が得られ、又良好なる画像が得られる光学機器の提供
を目的とする。
【0067】
【課題を解決する為の手段】本発明の撮影レンズは、 (1-1) 変倍部を有する撮影レンズの一部にその光軸を回
転軸とするリング部材を設け、該リング部材の回転に伴
う変化量を検出手段で検出し、該検出手段からの検出信
号に基づいて制御手段により該変倍部を光軸方向に駆動
制御していることを特徴としている。
【0068】特に、 (1-1-1) 前記変化量は前記リング部材の単位回転角あた
りの回転に要する時間に相当する量であること。
【0069】(1-1-2) 前記リング部材の単位回転角あた
りの回転に要する時間に相当する量は該リング部材の所
定の回転角度毎にON,OFFするパルス出力手段によ
って検出していること。
【0070】(1-1-3) 前記リング部材の単位回転角あた
りの回転に要する時間に相当する量は該リング部材の回
転に伴って出力が連続的に変化する回転検出手段によっ
て検出していること。
【0071】(1-1-4) 前記検出手段は前記リング部材の
回転に伴う変化量の絶対値信号を求めており、前記制御
手段は該検出手段で求めた絶対値信号の大小に基づいて
前記変倍部の変倍速度を調整していること。
【0072】(1-1-5) 前記制御手段は前記検出手段で求
めた絶対値信号にかかわらず前記変倍部の高速側の変倍
速度が一定速度以上にならないように閾値を決定してい
ること。
【0073】(1-1-6) 前記制御手段により決定する閾値
は前記変倍部のズーム位置によって可変としているこ
と。
【0074】(1-1-7) 前記制御手段は前記リング部材の
回転方向に基づいで前記変倍部の変倍方向を決定してい
ること。等、を特徴としている。
【0075】本発明の光学機器は、 (2-1) 構成要件(1-1) の撮影レンズを用いて所定面上に
被写体像を形成していること。
【0076】(2-2) 構成要件(1-1) の撮影レンズをカメ
ラ本体に着脱可能に装着し、該撮影レンズを用いて該カ
メラ本体内の撮像面上に被写体像を形成していること。
等、を特徴としている。
【0077】(2-3) カメラ用CPUを有したカメラ本体
にレンズ用CPUを有した撮影レンズを着脱可能に装着
し、該カメラ用CPUとレンズ用CPUで相互に情報通
信を行うようにした光学機器において、該カメラ本体に
はズーム操作手段と該ズーム操作手段により駆動される
電子ズーム手段が設けられており、該撮影レンズには光
学ズーム手段が設けられており、該カメラ用CPU又は
レンズ用CPUは該ズーム操作手段によりズーム操作が
なされた場合、該電子ズーム手段がON状態にあるとき
は該電子ズーム手段の駆動を優先させ、該電子ズーム手
段がOFF状態にあるときは該光学ズーム手段の駆動を
優先させていることを特徴としている。
【0078】特に、 (2-3-1) 前記ズーム操作手段によりズーム操作がなされ
た場合、前記電子ズーム手段がON状態にあるときは該
電子ズーム手段の駆動を優先させ、該電子ズーム手段が
OFF状態にあるときは前記光学ズーム手段の駆動を優
先させるプログラムが前記レンズCPU内に設けられて
おり、前記カメラCPUから該レンズCPU側へ、該電
子ズーム手段のON−OFF状態と該ズーム操作手段の
ズーム操作情報が入力されていること。
【0079】(2-3-2) 前記ズーム操作手段によりズーム
操作がなされた場合、前記電子ズーム手段がON状態に
あるときは該電子ズーム手段の駆動を優先させ、該電子
ズーム手段がOFF状態にあるときは前記光学ズーム手
段の駆動を優先させるプログラムが前記カメラCPU内
に設けられており、前記レンズCPUから該カメラCP
U側へ、前記光学ズーム手段のズーム位置情報が入力さ
れていること。等、を特徴としている。
【0080】(2-4) カメラ用CPUを有したカメラ本体
にレンズ用CPUを有した撮影レンズを着脱可能に装着
し、該カメラ用CPUとレンズ用CPUで相互に情報通
信を行うようにした光学機器において、該カメラ本体に
はズーム操作手段と該ズーム操作手段により駆動される
電子ズーム手段が設けられており、該撮影レンズにはリ
ング部材と該リング部材の操作のみでは強制的に駆動し
ない光学ズーム手段が設けられており、該レンズCPU
と該カメラCPUとの間で該リング部材の操作に関する
リング部材情報又は/及び該ズーム操作手段のズーム情
報を通信していることを特徴としている。
【0081】(2-5) カメラ用CPUを有したカメラ本体
にレンズ用CPUを有した撮影レンズを着脱可能に装着
し、該カメラ用CPUとレンズ用CPUで相互に情報通
信を行うようにした光学機器において、該カメラ本体に
はズーム操作手段と該ズーム操作手段により駆動される
電子ズーム手段が設けられており、該撮影レンズには光
学ズーム手段が設けられており、該カメラ用CPUは該
カメラ本体に装着される撮影レンズの光学ズーム手段の
種類に関する情報に基づいて該カメラ用CPU内に設け
ているズーミングに関する動作フローチャートを利用し
ていることを特徴としている。
【0082】特に (2-5-1) 前記種類に関する情報は前記撮影レンズが前記
カメラ本体に装着されたとき、該レンズ用CPUから該
カメラ用CPUへ通信されていることを特徴としてい
る。
【0083】(2-6) 電子ズーム手段を有したカメラ本体
に光学ズーム手段を有した撮影レンズを着脱可能に装着
した光学機器において、該撮影レンズの一部にその光軸
を回転軸とするリング部材を設け、該リング部材の回転
に伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段からの検
出信号に基づいて制御手段により該光学ズーム手段と電
子ズーム手段の駆動を制御していることを特徴としてい
る。
【0084】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
ブロック図である。図中、418は撮影レンズであり、
マウント面を介してカメラ本体419に着脱可能に装着
されている。
【0085】111は固定の正の屈折力の第1群、11
2は変倍用の負の屈折力の第2群(バリエーター,変倍
群)136は絞り、113は固定の正の屈折力の第3
群、114は変倍に伴う像面変動を補正すると共にフォ
ーカス(合焦)を行う為に光軸上移動する正の屈折力の
第4群(フォーカス群,コンペンセーター)である。
【0086】本実施形態では第1群111〜第4群11
4より、所謂リヤーフォーカス式のズームレンズを構成
している。
【0087】本実施形態は、所謂「電子リング」と称す
るようなマニュアルズーム環(MZ環,リング部材)5
06の回動操作により変倍部(112,114)を光軸
上移動させてズーミング(変倍)を行う場合を示してい
る。
【0088】506はリング部材(電子リング又は電子
ズーム環とも言う)であり、ズームレンズの光軸Laを
略回転中心としてエンドレスに回転可能に設けている。
撮影者はリング部材506を回動してズーム操作を行っ
ている。リング部材506の外周部にはズーム操作の為
の滑り防止部やローレットそしてゴム部材等が設けられ
ている。505はリング部材検出手段(検出手段)であ
り、リング部材506の回転情報を検出している。
【0089】149は変倍群検出手段(ズームエンコー
ダー)であり、変倍群112の光軸上の位置を検出し、
ズームレンズのズーム位置を求めている。145は変倍
群駆動手段(ズームモータ)であり、変倍群112を駆
動している。
【0090】501は第4群検出手段(フォーカスエン
コーダ)であり、第4群114の光軸上の位置を検出
し、ズームレンズのフォーカス距離(被写体距離)を求
めている。162は第4群駆動手段(フォーカスモー
タ)であり、第4群114を駆動している。
【0091】前述の各要素149,145,501,1
62等は光学ズーム手段の一要素を構成している。
【0092】410はレンズマイコン(レンズ制御手
段,レンズCPU)であり、ズームレンズの各種の駆動
を制御している。
【0093】変倍群駆動手段145と第4群駆動手段1
62をステッピングモータより構成する場合には変倍群
検出手段149と第4群検出手段501としては基準リ
セット位置からの入力パルスカウントであっても良い。
このときには基準位置検出の為の位置センサー(基準位
置センサー)を用いている。位置センサーとしては移動
レンズ群枠に一体的に設けた遮光壁とフォトインタラプ
タにより構成やホールICとMg(マグネット)による
構成等が適用可能である。
【0094】151は撮像素子であり、CCD等から成
っており、その面上にはズームレンズZLによる被写体
像が形成されている。152はカメラ信号処理回路であ
り、CCD151からの信号を処理している。503は
A/D変換器であり、カメラ信号処理回路152からの
アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換している。
504はメモリ(記憶手段)であり、A/D変換器50
3からのデジタル映像信号を記憶している。157はズ
ーム操作手段であり、撮影者がズーム操作によりワイド
側からテレ側へ又はテレ側からワイド側へのズーミング
を行っている。409はカメラマイコン(カメラ本体マ
イコン,カメラ用CPU)であり、ズーム操作手段15
7からのズーム操作信号に基づいて電子ズーム又は光学
ズームを行っている。
【0095】502は電子ズームであり、カメラマイコ
ン409からの信号(ズーム倍率)に基づいてメモリ5
04に記憶したデジタル映像信号を処理して、例えばト
リミング等をして電子ズーム倍率を設定している。
【0096】前述の各要素502,504等は電子ズー
ム手段の一要素を構成している。レンズマイコン410
とカメラマイコン409は接点ブロックを介して各種の
信号の授受を行っている。
【0097】リング部材506の回転に伴う変化量、例
えば単位時間当りの回転角や単位回転角を回転する為の
時間に相当する量をリング部材検出手段505で検出し
ている。そしてリング部材検出手段505からの信号に
基づいて制御手段(レンズマイコン)410で変倍部
(112,114)を光軸上移動させて変倍を行ってい
る。
【0098】このときの単位回転角を回転させるときの
時間はリング部材505の所定回転角度毎にON−OF
Fするパルス出力手段やリング部材505の回転に伴い
出力が連続的に変化するボリュームエンコーダ等の回転
検出手段等によって求めている。
【0099】図2は図1のリング部材506の要部斜視
図である。リング部材506はその後端部にくし歯部5
07が設けられている。
【0100】図3はリング部材506のくし歯部507
を介してリング部材506の回転情報を検出する為のリ
ング部材検出手段505としてのエンコーダの要部概略
図である。
【0101】図3のくし歯部507は光軸方向に結像面
側から見たときを表している。
【0102】508と510は各々iRED等の発光素
子であり、509,511はそれぞれ発光素子508と
510とペアにくし歯部507の回動部をはさんで設け
られる受光素子である。512,513はこれら各素子
のホールド部分である。
【0103】図4は図3に示す状態において、リング部
材506が回転したときの2つの受光素子509,51
1で得られるパルス信号の説明図である。
【0104】本実施形態では2つの受光素子509,5
11で得られるパルス信号の位相関係が互いに90度異
なるように2つの発光素子508,510(若しくは受
光素子509,511)の間の円弧方向の距離を設定し
ている。
【0105】本実施形態では2つの受光素子509,5
11のうち、例えば受光素子509がOFF→ONに立
ち上がった時にもう一方の受光素子511からの出力信
号がOFFにあるかONにあるかを見ることでリング部
材506の回動方向を検出している。リング部材506
の回転方向とズーム方向の関係を、例えば右回りであれ
ばワイド側、左回りであればテレ側へのズーミングであ
ると決めている。このようにリング部材506の操作に
よってズーム方向を決定している。
【0106】本実施形態ではリング部材506の回転速
度に応じてズーム速度を変化させている。例えば図4に
おいてON→OFFからOFF→ONへの時間Δtにお
いてズーム速度を可変にしている。
【0107】図5はこのときの関係を示す説明図であ
る。同図においてΔt<Aの間は不作動とする。A≦Δ
t≦Bの間は第2群の移動速度(=ズーミング速度)を
時間Δtに応じて可変としている。これはアナログ的に
可変の場合と図5で重ねて示した様に階段状に対応させ
ても良い。又時間Δtが閾値Bを越えた高速な範囲で速
度を変えてリング部材506が回転しても第2群の移動
速度は最大値Cのままに固定している。これによりレン
ズ群を移動させる為のモーターの諸特性もしくはマイコ
ンの演算速度やエンコーダーの検出結果のマイコンでの
サンプリング速度等で決定される制御可能な最速のズー
ミング速度としている。
【0108】ここで図5の縦軸には第2群の移動速度と
したが、実際には第2群の位置(ズーム位置)に応じて
異なる速度としても良い。例えば図7に示すように広角
端(ワイド端)から望遠端(テレ端)への変倍に際して
望遠端を含む所定範囲で第2群の移動速度を低速化する
ようにしても良い。
【0109】図7において横軸には第2群(バリエータ
ー)の光軸方向の絶対位置を示し、縦軸には第2群の移
動速度を示している。実線は図5の移動速度(最高速
度)Cの状態で用いる速度でワイド端(W)からズーム
位置Dまでの間はステップモーターの脱調などを考慮し
た最高速度としている。そしてズーム位置Dからテレ端
(T)までの間は第3群の駆動手段の能力に依存し、ト
ラッキングが可能な様に減速している。
【0110】図7の例では一点鎖線→破線→2点鎖線→
実線の順に図5の時間Δtが短くなる方向で速度を高速
化して対応させている。これによりフォーカスレンズと
しての第3群を駆動手段(フォーカスモーター)で駆動
させるときの高速化を適切に制御している。このように
リング部材506の回転方向と回動速度をもって変倍を
行う場合に操作者に極力違和感を与えない様にする為に
本実施形態では図5の速度Cのときのテレ端からワイド
端への変倍に必要な時間(ズーム時間)を例えば1秒以
下にする等、リニアモーターやステップモーター等を用
いて実現している。
【0111】又図4にて説明したような時間Δtは2つ
のエンコーダー間のエッジ部同志の時間差とすること
で、より細かい検出を可能としている。本実施形態では
他の検出方法でも構わない。
【0112】以上、くし歯部507とフォトインタラプ
タを用いた回転検出手段を用いてこれに対応させるズー
ミング動作の構成例について説明したが、他の回転検出
方法として、例えば回転型ボリュームエンコーダーの出
力軸をリング部材との間に回転連動させる方法を用いて
も良い。
【0113】図6はこのようなボリュームエンコーダか
らの出力を2ケ用いたときの検出信号の説明図である。
例えば一定時間での出力値変化に応じてズーミング速度
を対応させる様にしても良い。
【0114】なお、リング部材506の回転量の検出方
法としては他にも磁気式など種々の方法が挙げられる
が、何れにしてもリング部材の回転方向と回転速度を検
出することができればどのような方法でも構わない。
【0115】なお、第2群の位置がワイド端からテレ端
へのズームでテレ端にテレ端からワイド端へのズームで
ワイド端に達した以降は、リング部材506の回転が行
われても各レンズ群は停止している。更に電子ズームを
有する場合、この回転検出結果により図8に示すような
光学ズームと電子ズームの連続的制御を行うことも可能
である。
【0116】ここで光学ズームとはレンズ群を移動させ
て全系の焦点距離を変化させることである。又電子ズー
ムとは結像面上の像の大きさは一定でも実際に記録又は
出力する画像範囲を電気的な手段によって結像面上で徐
々に変化する方法である。
【0117】例えばズームレンズ(光学ズーム)の倍率
が12倍、電子ズームの倍率が2倍の機能が搭載されて
いると仮定するとトータルで24倍のズーミング効果が
得られる。このような場合、ズームスイッチ(ズーム操
作手段)157を操作してワイド端からテレ方向へズー
ミングすると図8(A)〜(C)に示す様に光学ズーム
のテレ端から以降に電子ズームを結合するズーミング動
作が行われる。図8(A)は横軸にズームスイッチ15
7の押圧時間をとり、縦軸に倍率をとっている。この内
訳として電子ズームは図8(B)の様に第2群がテレ端
に達した後にこれを引き継ぎ倍率を上げていく。又図8
(C)の様に光学倍率は推移する。
【0118】なお、この図8では各変位はすべてリニア
で変化するとしたが、この限りでなくても構わない。
又、光学ズームと電子ズームの切換点をテレ端一点とせ
ず、オーバーラップする領域で行ってもよい。
【0119】表−1は本実施形態において撮影レンズが
有するリング部材(電子リング)とズーム操作との構成
の組み合わせを示している。実施形態1では該リング部
材の回転情報を用いてレンズマイコン410により変倍
部(111,114)を駆動させている動作S1に相当
している。
【0120】次に本発明の実施形態2について説明す
る。本実施形態は図1で示したのと同様のブロック構成
より成り、リング部材を有する交換レンズを用い、カメ
ラ本体側に電子ズームを設けて、ズーミング操作により
光学ズームと電子ズームを行う場合を示している。
【0121】本実施形態は表−1の動作S2に相当して
いる。
【0122】図9は本実施形態においてレンズマイコン
410でズーミング動作を行うときのフローチャートで
ある。
【0123】まず、ステップ601でスタートする。ス
テップ602でリング部材506の回動が操作者によっ
て行われたかどうかを判別し、行われていなければステ
ップ604にてカメラ本体側のズーム操作手段157か
らの状況を判別する。この際にはカメラ(本体)マイコ
ン409より接点部(接点ブロック)を介してレンズマ
イコン410に送られたカメラ側のズームスイッチ15
7の操作状況が必要となる。ここでもズーム操作が行わ
れていなければNとなり、スタートへ戻る。又仮にリン
グ部材506とカメラ本体側のズームスイッチ157が
両方操作されているような場合では、この例のフローチ
ャートではリング部材506の操作が第1優先となる。
この順位付けはステップ602とステップ604を入れ
換えることによって対応している。
【0124】どちらかのズームスイッチが操作されてい
る場合にはステップ603にてその操作がテレ端からワ
イド端へ向かう(短焦点距離側へ向かう)操作なのか又
はワイド端からテレ端へ向かう(長焦点距離側へ向か
う)操作なのかを判別する。ワイド端へ向かう場合はス
テップ606へ、テレ端へ向かう場合はステップ610
へ進む。
【0125】ここではまずワイド端へ向かう場合のフロ
ーを説明する。ステップ606では電子ズームがONか
OFFかが判別される。ここで電子ズームがOFFとは
電子ズームによりズーミングが成されていない状態、即
ち所定の撮像サイズのまま所謂トリミングに相当する切
り出しを行なっていない状態をいい、電子ズームがON
とは何倍かの電子ズームがかかっている領域にあること
を示す。
【0126】電子ズームがON(OFFでない)時はス
テップ606の判定はNとなり、ステップ607へ進
み、操作者の操作に対応して、まず電子ズームにて倍率
を小さくしていく様にカメラマイコン409へ通信,指
示する。この通信も前述の接点ブロックを介して行なわ
れる。
【0127】次にステップ608にてこの電子ズームが
OFFのところ(X1)まで引かれたかどうか判別され
る。Nであればスタートに戻り操作が継続すれば同じル
ートを繰り返すので電子ズームによる変倍が続く。
【0128】一方、この結果、ついには電子ズームがO
FFとなるとステップ608の判定はYとなり、ステッ
プ609に進む。ステップ609では第2群をワイド方
向へ(ここで例として挙げてきた4群ズームレンズの例
では第2群を被写体側に繰り出す)移動させることで光
学ズームを行い、操作者の意図に対応するものとなる。
ステップ606でY(即ち電子ズームが既にOFFにあ
る)時にはステップ609にて光学ズームによりワイド
側へズームする。
【0129】一方、ステップ603の判別の結果がN、
即ちワイド側からテレ側方向へのズーミング指示であっ
た場合は、ステップ610に進む。ここでステップ60
6と同じくカメラマイコン409より通信されてきた電
子ズームの状況が判別される。電子ズームがONしてい
ればステップ611で電子ズームによりテレ側にズーム
する。又電子ズームOFFであればステップ612にて
第2群を光軸方向へ移動することで光学ズームによる変
倍を行い、光学ズームのテレ端に達したら(ステップ6
13がY)電子ズームへ引き渡す。
【0130】図10は以上述べてきたズーミング動作に
おける光学ズームと電子ズームの組み合わせの内容を示
す説明図である。図10(A)はトータルのズーム倍率
を示す。この内訳を同図(B),(C)に示すと、ワイ
ド端からは、まず図10(C)に示すように光学ズーム
で倍率が変化し、光学ズームのテレ端より高倍率側を電
子ズーム域としている。この考えは図8で示した考え方
と同様である。
【0131】以上のように本実施形態ではカメラ本体側
にズーム操作手段157を設けて、ズーム操作手段15
7でズーム操作を行った場合、電子ズーム502がズー
ム位置(ON状態,例えばズーム倍率が12倍〜24倍
の範囲内)にあるときは電子ズームを優先させてズーミ
ングを行っている。
【0132】又電子ズーム502がズーム位置(OFF
状態,例えばズーム倍率が1倍〜12倍の範囲内)にな
いとき、即ち光学ズームによるズーム範囲のときは光学
ズームを優先させてズーミングを行っている。これによ
りなるべく良好なる画像が出力されるようにしている。
【0133】尚、本実施形態においてズーミング動作を
撮影レンズ418側のレンズマイコン410の代わりに
カメラ本体419側のカメラマイコン409で行っても
良い。このときの動作は図9のフローチャートの一部を
次のとおり変更すれば良い。
【0134】・ステップ602,604の変更はない
が、ステップ602の判別はレンズマイコン410より
カメラマイコン409へ通信してくる操作結果をもとに
判別する。
【0135】・ステップ606,610の判別はカメラ
本体側で単独となり、通信は不用となる。
【0136】・ステップ607,611は単に「電子ズ
ームでワイドへ」となり通信は不用となる。
【0137】・ステップ608の判別もカメラ本体側で
単独で行え、通信は不用となる。
【0138】・ステップ609,612の動作カメラマ
イコンより接点を介し、レンズマイコンへ通信して行
う。
【0139】・ステップ613の判別はレンズマイコン
410よりカメラマイコン409へ通信してくる結果か
ら判別する。
【0140】次に本発明の実施形態3について説明す
る。本実施形態は撮影者がリング部材506を回動する
ことによって第2群と第4群をメカ的なカム機構等によ
り直接移動させて変倍(ズーミング)動作を行う場合を
示している。
【0141】図11は本実施形態のズーミング動作をレ
ンズマイコン410側で行う場合のフローチャートであ
る。ここで変倍レンズ(第2群)がテレ端になると1が
立つテレ端フラグを設定する。ステップ701でスター
トし、ステップ702でリング部材のズーム操作の有無
が判別される。Nの場合ステップ704でカメラ本体側
のズーム操作が判別される。尚、この2つのズーム操作
の順位付けは実施形態1でも説明した様に逆転しても構
わない。
【0142】ここで想定した撮影レンズではリング部材
のズーム操作で直接、変倍レンズ群の操作を行ってい
る。
【0143】ステップ703以降は基本的に実施形態1
の図9のステップ603以降と一致している。即ち、カ
メラ本体側のズームスイッチ操作が行われた時のみ光学
ズームのテレ端より高倍側に電子リングをつなげ電子ズ
ームを行うトータルなズーミング動作が達成される。
【0144】一方、ステップ702でリング部材のズー
ム操作(回動)が検知されるとステップ705で回動操
作方向が判別される。この方向がテレ側からワイド側へ
の操作であった場合、ステップ716でテレ端フラグを
判別する。
【0145】尚、実際の光学ズーミングはリング部材の
回動に伴い、即時に(このフローを通らずに)実行され
ている。ステップ702,ステップ705でリング部材
の回動及び回動方向が判別できたということはこのこと
を示している。従ってステップ716でフラグが1であ
ったときはこのテレ側からワイド側方向へのズーミング
がテレ端スタートで行われたことを示している。
【0146】尚、ズーム端であることの判別は前述のボ
リュームエンコーダーの出力等で判別している。従って
ステップ716でフラグが1であるときには可能性とし
て電子ズームがONの場合がある。ステップ718では
テレ端からワイド側への操作があったことが通信にてレ
ンズマイコン410からカメラマイコン409へ送られ
る。ステップ720ではテレ端ではなくなったので、フ
ラグを0にする。一方、ワイド側からテレ側方向への操
作の場合はステップ717にて変倍群112がテレ端へ
達したかどうかが判別され、達した場合にはステップ7
19でテレ端フラグに1を立てるものである。
【0147】図12はこのうちステップ718でテレ側
からワイド側方向への光学ズームの操作が行われたこと
がレンズマイコン410からカメラマイコン409へ通
信されたことを受けたカメラマイコン409のフローチ
ャートである。
【0148】図12においてステップ801にてスター
トする。ステップ811で表−1のT1かT2かどちら
のレンズタイプであるかが判別される。ここではT2
(メカ的にリング操作と変倍レンズ群の移動が直結)の
場合なので判別はYとなり、ステップ812に至る。ス
テップ812でステップ718からの通信を判別し、レ
ンズ側でリング部材の操作が行なわれたかが判別され
る。行なわれるとステップ813でカメラ本体側に設け
られた電子ズームのON,OFF状態が判別される。O
Nにありながら、光学的変倍を行うと画質劣化を伴った
ままなので、ここではステップ814で瞬時に電子ズー
ムをOFFにする。
【0149】次に本発明の実施形態4について説明す
る。本実施形態は表−1の動作3,4をカメラ本体側の
カメラマイコン409で行なっている。図11のフロー
チャートにおけるステップ703より以降は基本的には
実施形態3と同じである。但しステップ713は通信で
知り、ステップ714はレンズ側に残している。
【0150】ステップ702〜720は基本的にはレン
ズマイコンに残し、カメラマイコンとしてはステップ7
02の位置に図12のステップ812の判別を入れ、以
後、ステップ813,814とつなげている。
【0151】即ち、レンズ側でテレ側からワイド側へ動
作が行なわれた場合には電子ズームをOFFすることで
フォローするものの、レンズ側のズーム操作時には電子
ズーム機能は使わないものとすることとなる。
【0152】次に本発明の実施形態5について説明す
る。実施形態3,4ではズーミング動作を共にカメラ
(本体)側のマイコン内に設けられたフローチャートで
行なっている。
【0153】従って、この様な場合においてはカメラ本
体に装着された撮影レンズのズームリング部材が表−1
の動作S1,S2となるT1のレンズ(電子リング)か
表−1の動作S3,S4となるT2のレンズ(メカ直動
リング)かにより用いるフローチャートが異なることに
なる。従ってこの様にカメラマイコンでズーミング動作
を司る場合には、図13に示す様にレンズタイプの判別
フローを最初に入れ、この判別結果によって実施形態3
のフローを選択するか実施形態4のフローを選択するか
判別している。
【0154】図14は表1の動作3,4に相当するレン
ズが装着された場合の図1と同様のブロック構成図を示
している。カメラ本体419を構成する各ブロックは当
然図1と同様になる。図1の差としてズーム操作リング
119を操作するとメカ的に連動してバリエーターレン
ズ群112は光軸方向に移動する。この連動メカニズム
はカム環を回転させる方法等が挙げられる。但しこの例
のレンズタイプではカム環に連動するレンズ群はバリエ
ーター112のみとなっている。
【0155】
【表1】
【0156】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、撮影レン
ズの一部にリング部材を設け、該リング部材と該リング
部材の回転情報を検出する検出手段、そして検出手段か
らの信号を用いて変倍(ズーミング)を行う制御手段等
の各構成を適切に設定することにより、カム環等の部品
を省略化し、容易にしかも良好なる状態で変倍を行うこ
とのできる撮影レンズを達成することができる。
【0157】又本発明によれば以上のように、光学ズー
ム手段を有した撮影レンズを電子ズーム手段を有したカ
メラ本体に着脱自在に装着するようにした光学機器にお
いて、光学ズーム手段と電子ズーム手段の駆動を適切に
制御することにより全体的な変倍動作を適切に行い、自
然なズーム操作感が得られ、又良好なる画像が得られる
光学機器を達成することができる。
【0158】この他本発明によれば、 (a1)リング部材の回転に伴い、変倍が可能となり画角設
定をきめ細かく速く行なえる上で従来、この構成をとる
上で必要とされていたカム環等の部品が不用となり小型
化,ローコスト化も同時に達成することができる。
【0159】(a2)リング部材の操作からボケのない範囲
で可変速対応させることで、より自然な操作感を達成す
ることができる。
【0160】(a3)カメラ側に電子ズームを有し、撮影レ
ンズ側にズームの為のリング部材を有しかつ撮影レンズ
側のリング部材として電子的な場合とメカ的な場合の両
方を想定したような場合におけるトータルなズーミング
動作の制御を行なえるもので、光学ズーム中間焦点距離
にありながら電子ズームがON状態にあるような組み合
わせを回避するのみならず、撮影レンズ側のリング手段
が電子的な場合等では光学ズームと電子ズームをつない
だトータルなズーミング動作を撮影レンズ側とカメラ本
体側からのどちらのズーム操作でも可能とするような構
成を交換レンズにおいて達成することができる。等の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部ブロック図
【図2】本発明の実施形態1のリング部材の構造を示す
斜視図
【図3】本発明の実施形態1のリング部材の回転検出構
成を示す図
【図4】本発明の実施形態1のリング部材の回転検出出
力を示す図
【図5】本発明の実施形態1のリング部材の回転検出出
力に応じたズーム速度の設定に関する関係グラフ
【図6】本発明の実施形態1の他の回転検出出力の一例
を示す図
【図7】本発明の実施形態1のリング部材の回転スピー
ドに応じたバリエーター移動速度を各バリエーター位置
に応じて示したグラフ
【図8】一般的なカメラにおけるズームスイッチの押圧
時間と倍率の関係を示す図
【図9】本発明の実施形態2の動作のフローチャート
【図10】本発明の実施形態2のズームリング相対回転
角度に対する倍率を示す図
【図11】本発明の実施形態3の動作のフローチャート
【図12】本発明の実施形態3の動作のフローチャート
【図13】本発明の実施形態5の動作のフローチャート
【図14】本発明の実施形態5の要部ブロック図
【図15】従来一般的なインナーフォーカスレンズの鏡
筒の断面図
【図16】インナーフォーカスレンズのバリエーターレ
ンズ位置フォーカスレンズ位置に応じた被写体距離の軌
跡を示す図
【図17】インナーフォーカスレンズのレンズ制御シス
テムのブロック構成図
【図18】インナーフォーカスレンズのズームトラッキ
ング方法の説明図
【図19】インナーフォーカスレンズのズームトラッキ
ング方法の説明図
【図20】インナーフォーカスレンズのズームトラッキ
ング方法の説明図
【図21】ビデオカメラにおける一般的なズームスイッ
チの配置を示す図
【図22】従来一般的な前玉フォーカスレンズの鏡筒の
断面図
【図23】従来一般的なリニアモーターを用いたレンズ
の移動機構を示す図
【図24】カメラに対し着脱可能なレンズを有するカメ
ラ装置のブロック構成図
【図25】カメラ側に装着したレンズ鏡筒の縦断面図
【図26】装着前のレンズ鏡筒の端面図
【符号の説明】
ZL ズームレンズ 418 撮影レンズ 419 カメラ本体 506 リング部材 409 カメラ用CPU 410 レンズ用CPU 112 変倍レンズ 114 第4群(フォーカスレンズ) 157 ズーム操作手段 502 電子ズーム手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍部を有する撮影レンズの一部にその
    光軸を回転軸とするリング部材を設け、該リング部材の
    回転に伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段から
    の検出信号に基づいて制御手段により該変倍部を光軸方
    向に駆動制御していることを特徴とする撮影レンズ。
  2. 【請求項2】 前記変化量は前記リング部材の単位回転
    角あたりの回転に要する時間に相当する量であることを
    特徴とする請求項1の撮影レンズ。
  3. 【請求項3】 前記リング部材の単位回転角あたりの回
    転に要する時間に相当する量は該リング部材の所定の回
    転角度毎にON,OFFするパルス出力手段によって検
    出していることを特徴とする請求項2の撮影レンズ。
  4. 【請求項4】 前記リング部材の単位回転角あたりの回
    転に要する時間に相当する量は該リング部材の回転に伴
    って出力が連続的に変化する回転検出手段によって検出
    していることを特徴とする請求項2の撮影レンズ。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は前記リング部材の回転に
    伴う変化量の絶対値信号を求めており、前記制御手段は
    該検出手段で求めた絶対値信号の大小に基づいて前記変
    倍部の変倍速度を調整していることを特徴とする請求項
    1の撮影レンズ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記検出手段で求めた絶
    対値信号にかかわらず前記変倍部の高速側の変倍速度が
    一定速度以上にならないように閾値を決定していること
    を特徴とする請求項5の撮影レンズ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段により決定する閾値は前記
    変倍部のズーム位置によって可変としていることを特徴
    とする請求項6の撮影レンズ。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は前記リング部材の回転方
    向に基づいて前記変倍部の変倍方向を決定していること
    を特徴とする請求項1の撮影レンズ。
  9. 【請求項9】 請求項1から8の何れか1項記載の撮影
    レンズを用いて所定面上に被写体像を形成していること
    を特徴とする光学機器。
  10. 【請求項10】 請求項1から8の何れか1項記載の撮
    影レンズをカメラ本体に着脱可能に装着し、該撮影レン
    ズを用いて該カメラ本体内の撮像面上に被写体像を形成
    していることを特徴とする光学機器。
  11. 【請求項11】 カメラ用CPUを有したカメラ本体に
    レンズ用CPUを有した撮影レンズを着脱可能に装着
    し、該カメラ用CPUとレンズ用CPUで相互に情報通
    信を行うようにした光学機器において、該カメラ本体に
    はズーム操作手段と該ズーム操作手段により駆動される
    電子ズーム手段が設けられており、該撮影レンズには光
    学ズーム手段が設けられており、該カメラ用CPU又は
    レンズ用CPUは該ズーム操作手段によりズーム操作が
    なされた場合、該電子ズーム手段がON状態にあるとき
    は該電子ズーム手段の駆動を優先させ、該電子ズーム手
    段がOFF状態にあるときは該光学ズーム手段の駆動を
    優先させていることを特徴とする光学機器。
  12. 【請求項12】 前記ズーム操作手段によりズーム操作
    がなされた場合、前記電子ズーム手段がON状態にある
    ときは該電子ズーム手段の駆動を優先させ、該電子ズー
    ム手段がOFF状態にあるときは前記光学ズーム手段の
    駆動を優先させるプログラムが前記レンズCPU内に設
    けられており、前記カメラCPUから該レンズCPU側
    へ、該電子ズーム手段のON−OFF状態と該ズーム操
    作手段のズーム操作情報が入力されていることを特徴と
    する請求項11の光学機器。
  13. 【請求項13】 前記ズーム操作手段によりズーム操作
    がなされた場合、前記電子ズーム手段がON状態にある
    ときは該電子ズーム手段の駆動を優先させ、該電子ズー
    ム手段がOFF状態にあるときは前記光学ズーム手段の
    駆動を優先させるプログラムが前記カメラCPU内に設
    けられており、前記レンズCPUから該カメラCPU側
    へ、前記光学ズーム手段のズーム位置情報が入力されて
    いることを特徴とする請求項11の光学機器。
  14. 【請求項14】 カメラ用CPUを有したカメラ本体に
    レンズ用CPUを有した撮影レンズを着脱可能に装着
    し、該カメラ用CPUとレンズ用CPUで相互に情報通
    信を行うようにした光学機器において、該カメラ本体に
    はズーム操作手段と該ズーム操作手段により駆動される
    電子ズーム手段が設けられており、該撮影レンズにはリ
    ング部材と該リング部材の操作のみでは強制的に駆動し
    ない光学ズーム手段が設けられており、該レンズCPU
    と該カメラCPUとの間で該リング部材の操作に関する
    リング部材情報又は/及び該ズーム操作手段のズーム情
    報を通信していることを特徴とする光学機器。
  15. 【請求項15】 カメラ用CPUを有したカメラ本体に
    レンズ用CPUを有した撮影レンズを着脱可能に装着
    し、該カメラ用CPUとレンズ用CPUで相互に情報通
    信を行うようにした光学機器において、該カメラ本体に
    はズーム操作手段と該ズーム操作手段により駆動される
    電子ズーム手段が設けられており、該撮影レンズには光
    学ズーム手段が設けられており、該カメラ用CPUは該
    カメラ本体に装着される撮影レンズの光学ズーム手段の
    種類に関する情報に基づいて該カメラ用CPU内に設け
    ているズーミングに関する動作フローチャートを利用し
    ていることを特徴とする光学機器。
  16. 【請求項16】 前記種類に関する情報は前記撮影レン
    ズが前記カメラ本体に装着されたとき、該レンズ用CP
    Uから該カメラ用CPUへ通信されていることを特徴と
    する請求項15の光学機器。
  17. 【請求項17】 電子ズーム手段を有したカメラ本体に
    光学ズーム手段を有した撮影レンズを着脱可能に装着し
    た光学機器において、該撮影レンズの一部にその光軸を
    回転軸とするリング部材を設け、該リング部材の回転に
    伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段からの検出
    信号に基づいて制御手段により該光学ズーム手段と電子
    ズーム手段の駆動を制御していることを特徴とする光学
    機器。
JP08096296A 1996-03-08 1996-03-08 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器 Expired - Fee Related JP4035179B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08096296A JP4035179B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器
US08/811,589 US5973857A (en) 1996-03-08 1997-03-05 Photo-taking lens and optical apparatus
US09/332,695 US6141158A (en) 1996-03-08 1999-06-14 Photo-taking lens and optical apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08096296A JP4035179B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09243899A true JPH09243899A (ja) 1997-09-19
JP4035179B2 JP4035179B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=13733148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08096296A Expired - Fee Related JP4035179B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5973857A (ja)
JP (1) JP4035179B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001324664A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Canon Inc ズーム位置検出装置
JP2002112097A (ja) * 2000-09-27 2002-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラ
KR100529625B1 (ko) * 1997-12-31 2006-02-02 삼성테크윈 주식회사 카메라의 줌 구동장치
JP2006050019A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Canon Inc 撮影システムの制御装置、
US7349013B2 (en) * 1997-12-11 2008-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus having a lens device for a zooming control operation and the method of using the same
US7693409B2 (en) 2006-03-10 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus and image pickup apparatus
KR100967745B1 (ko) * 2002-08-29 2010-07-05 파나소닉 주식회사 표시장치용 구동회로 및 표시장치
US7830422B2 (en) 2005-09-08 2010-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Lens apparatus, image-pickup apparatus, and image-pickup system
US8284275B2 (en) 2008-09-11 2012-10-09 Panasonic Corporation Lens barrel and imaging apparatus
JP2013120357A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Canon Inc 交換レンズ
KR101388995B1 (ko) * 2010-03-26 2014-04-24 캐논 가부시끼가이샤 촬상 렌즈, 촬상장치 및 렌즈 제어 방법
JP2014146053A (ja) * 2014-04-10 2014-08-14 Canon Inc レンズ制御装置、及び撮像画像の画角を制御する制御装置
US9195027B2 (en) 2009-08-18 2015-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens barrel
US9207428B2 (en) 2008-09-11 2015-12-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel including a correction lens to move for zoom tracking, and imaging apparatus

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0996756A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Canon Inc レンズ装置及び撮像装置
JPH1010405A (ja) * 1996-06-19 1998-01-16 Canon Inc レンズ装置及び撮像装置
US6563543B1 (en) * 1998-03-31 2003-05-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Digital camera and method of using same
US6381076B1 (en) * 2000-09-26 2002-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens barrel
JP2002162556A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Olympus Optical Co Ltd レンズ駆動装置
JP4046957B2 (ja) * 2001-07-05 2008-02-13 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、情報処理装置及び方法、並びに記憶媒体
JP2003177298A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Canon Inc 変位検出装置、該変位検出装置を用いたレンズ装置および撮像装置
JP4747523B2 (ja) * 2004-07-02 2011-08-17 ソニー株式会社 撮像装置及び撮像装置のズームレンズ制御方法
JP4684613B2 (ja) * 2004-10-14 2011-05-18 キヤノン株式会社 光学機器
US7217045B2 (en) * 2005-01-03 2007-05-15 Robert Bosch Gmbh Connect/disconnect mechanism for a surveillance camera head
US20060197865A1 (en) * 2005-03-07 2006-09-07 Henryk Birecki Focus device for cameras
KR101110440B1 (ko) * 2006-05-26 2012-05-25 가부시키가이샤 리코 렌즈 구동 제어 장치, 및 렌즈 구동 제어 장치를 포함하는 촬상 장치
US7773322B2 (en) * 2007-11-19 2010-08-10 Intermec Ip Corp. Systems and methods for moving a lens using shape memory materials
JP6083972B2 (ja) * 2012-07-28 2017-02-22 キヤノン株式会社 撮像装置
EP4235293A3 (en) * 2016-04-28 2023-10-18 LG Innotek Co., Ltd. Lens driving mechanism, camera module, and optical device

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4864344A (en) * 1986-10-03 1989-09-05 Canon Kabushiki Kaisha Power focus device in a camera
US4925282A (en) * 1987-06-04 1990-05-15 Nikon Corporation Zoom lens assembly
JPH03236008A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Asahi Optical Co Ltd 電動ズームレンズ鏡筒
EP0499212B1 (en) * 1991-02-14 1996-06-05 Nikon Corporation Zoom lens barrel
JP3169398B2 (ja) * 1991-05-21 2001-05-21 旭光学工業株式会社 レンズ鏡筒の操作機構
US5648836A (en) * 1993-02-18 1997-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus with control device for controlling movable optical member
US5576894A (en) * 1993-10-21 1996-11-19 Minolta Co., Ltd. Zoom lens barrel based on the vari-focal optical system
JPH10288728A (ja) * 1997-04-16 1998-10-27 Nikon Corp レンズ鏡筒

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7907189B2 (en) 1997-12-11 2011-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus having a lens device for a zooming control operation and the method of using the same
US7349013B2 (en) * 1997-12-11 2008-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus having a lens device for a zooming control operation and the method of using the same
KR100529625B1 (ko) * 1997-12-31 2006-02-02 삼성테크윈 주식회사 카메라의 줌 구동장치
JP2001324664A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Canon Inc ズーム位置検出装置
JP2002112097A (ja) * 2000-09-27 2002-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラ
KR100967745B1 (ko) * 2002-08-29 2010-07-05 파나소닉 주식회사 표시장치용 구동회로 및 표시장치
JP2006050019A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Canon Inc 撮影システムの制御装置、
US7830422B2 (en) 2005-09-08 2010-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Lens apparatus, image-pickup apparatus, and image-pickup system
US7693409B2 (en) 2006-03-10 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus and image pickup apparatus
US8284275B2 (en) 2008-09-11 2012-10-09 Panasonic Corporation Lens barrel and imaging apparatus
US9207428B2 (en) 2008-09-11 2015-12-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel including a correction lens to move for zoom tracking, and imaging apparatus
US9195027B2 (en) 2009-08-18 2015-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens barrel
KR101388995B1 (ko) * 2010-03-26 2014-04-24 캐논 가부시끼가이샤 촬상 렌즈, 촬상장치 및 렌즈 제어 방법
US8755128B2 (en) 2010-03-26 2014-06-17 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup lens, image pickup apparatus, and lens controlling method
JP2013120357A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Canon Inc 交換レンズ
JP2014146053A (ja) * 2014-04-10 2014-08-14 Canon Inc レンズ制御装置、及び撮像画像の画角を制御する制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6141158A (en) 2000-10-31
JP4035179B2 (ja) 2008-01-16
US5973857A (en) 1999-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4035179B2 (ja) 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器
US8743267B2 (en) Optical apparatus for calculating an object distance
US9423597B2 (en) Optical instrument
JPH0348212A (ja) ズームレンズ装置
US5742435A (en) Video-camera imaging-system zoom lens barrel
JP5010177B2 (ja) 撮影レンズ駆動制御装置および撮像装置
JP2003337277A (ja) 光学機器
JP4392905B2 (ja) レンズ鏡筒および光学機器
JP3915104B2 (ja) レンズの制御方法
JPH09184952A (ja) レンズ鏡筒および光学機器
US7355646B2 (en) Drive control apparatus for driving magnification-varying lens unit to wide-angle end or telephoto end when switching from AF mode to MF mode
JP4579572B2 (ja) 光学機器の駆動制御装置
EP1521457A1 (en) Camera system and lens apparatus
JP3038595B2 (ja) フォーカスレンズ制御装置
JP5574729B2 (ja) レンズ制御装置、その制御方法及びプログラム
JP4987526B2 (ja) オートフォーカスシステム
JP2006084640A (ja) ズームレンズの駆動制御装置
JP3216285B2 (ja) 光学機器
JP7208181B2 (ja) 制御装置、レンズ装置、撮像装置、制御方法、およびプログラム
JP7497161B2 (ja) 制御装置、レンズ装置、および撮像装置
JP3176082B2 (ja) レンズ位置制御装置を有する光学機器
JP2000075190A (ja) レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器
JP2001004896A (ja) 撮像レンズ装置
JP2006106542A (ja) 撮影光学系の制御装置および光学機器
JPH055820A (ja) ズームレンズ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees