JPH10288728A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH10288728A
JPH10288728A JP9113622A JP11362297A JPH10288728A JP H10288728 A JPH10288728 A JP H10288728A JP 9113622 A JP9113622 A JP 9113622A JP 11362297 A JP11362297 A JP 11362297A JP H10288728 A JPH10288728 A JP H10288728A
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JP
Japan
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lens barrel
focusing
moving
optical system
ring
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Withdrawn
Application number
JP9113622A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yoshibe
耕史 吉部
Isao Soshi
功 曽雌
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡筒の外径を小さくでき、レンズ鏡筒
の操作性及び外観デザインの不具合等の問題を解消する
ことである。 【解決手段】 このレンズ鏡筒は、光学系内部に配置さ
れ、光軸p方向に移動して合焦操作が可能な合焦光学系
L2と、合焦光学系を光軸方向へ移動させる移動手段
3,4と、外部からの操作により連結部材50を介して
移動手段を駆動して合焦光学系を移動することにより手
動焦点調節作動を行う操作手段60と、連結部材50を
介して移動手段を駆動して合焦光学系を移動することに
より自動焦点調節動作を行う駆動手段65,67とを具
備するレンズ鏡筒において、レンズ鏡筒の光入射側から
光軸方向に、操作手段60、駆動手段65,67、移動
手段3aの順に配置し、駆動手段の出力側67を移動手
段3aに近接させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動焦点調節モー
ドと手動焦点調節モードによる使用が可能であるレンズ
鏡筒に関し、特に、自動焦点調節モードに使用する駆動
源をレンズ鏡筒内に備えたレンズ鏡筒に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズ鏡筒を図3を用いて説明す
る。図3に示すレンズ鏡筒は、複数の撮影レンズまたは
撮影レンズ群L1、L2、L3、L4を備え、そのう
ち、L2は光軸p方向に移動して合焦操作が可能な合焦
光学系である。さらに、図3のレンズ鏡筒は、内筒部1
cが連結された固定鏡筒1、カメラ本体(図示省略)に
装着するためのバヨネット爪2aを有するマウント部
2、合焦光学系L2を保持する保持筒3、及び手動操作
環6を備える。
【0003】保持筒3は、所定の角度範囲で光軸pを中
心に回転可能に内筒部1cの外周面に設けられ、保持筒
3の外周面に直進案内溝3a、内周面にリードカム溝3
bが設けられている。内筒部1cにはピン4が設けてあ
り、ピン4は保持筒3のリードカム溝3bに係合してい
る。
【0004】レンズ鏡筒の内部には、手動操作環6に凸
部6aを介して回転可能に連結され、表面波モータブロ
ックを搭載するホルダ環31、ホルダ環31上に設けら
れた支持部材33に支持された表面波モータのステータ
35、このステータ35と加圧摩擦接触し、ベアリング
38を介してホルダ環31に対して回転自在であるロー
タ支持環39に取り付けられたロータ37、及びロータ
支持環39に取り付けられ、保持筒3の直進溝3aに嵌
合する合焦駆動レバー5がそれぞれ設けられている。ま
た、レンズ鏡筒の合焦駆動レバー5のマウント部2側に
は、CPU8等を取り付けたプリント配線板9が配置さ
れている。
【0005】手動操作環6は手動焦点調節操作を行いや
すいレンズ鏡筒の前方(光入射側)に配置されており、
手動操作環6を回転させると、ホルダ環31と合焦駆動
レバー5を含めた表面波モータブロック全体が回転す
る。この合焦駆動レバー5が回転すると、その先端5a
が保持筒3の直進案内溝3aに係合しているため保持筒
3が光軸pを中心に回転する。保持筒3が回転すると、
保持筒3自身と合焦光学系L2が回転しながら光軸p方
向に移動して合焦動作が行われる。
【0006】また、自動焦点調節時には、ホルダ環31
は回転せず、ロータ37とロータ支持環39が回転し、
手動焦点調節時と同様に、合焦駆動レバー5が回転し合
焦光学系L2が移動して合焦動作が行われる。
【0007】次に、図4により他の従来のレンズ鏡筒を
説明する。図4のレンズ鏡筒の構成は、図3の従来例と
ほぼ同じであるが、プリント配線板9等の電気実装部を
前方に設けたために、合焦駆動レバー5をレンズ鏡筒の
光入射側に出して移動部材3の直進溝3aと係合させた
こと、押さえ環36を延長部材36aによりレンズ鏡筒
の前方へ延ばし、ステータ35、ロータ37の上方を通
して、手動操作環6と連結させている点が相違する。
【0008】また、特開平2−253212号公報に
は、振動部材とロータ等から構成される超音波モータを
備え、自動焦点調節及び手動焦点調節のできるレンズ鏡
筒が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示す従
来例は、合焦光学系L2、手動操作環6、ロータ37及
びステータ35が、レンズ鏡筒前方から、手動操作環
6、ロータ37、ステー夕35、合焦光学系L2の順に
配置されている。また、図4に示す従来例は、レンズ鏡
筒前方から、手動操作環6、合焦光学系L2、ロータ3
7、ステータ35、の順に配置されている。そのため、
図3に示す従来例では、ロータ37が手動操作環6とス
テータ35とに挟まれた位置に配置されているので、ロ
ータ支持環39に取り付けられた合焦駆動レバー5を、
360°回転するホルダ環31との干渉を避けるためス
テータ35の上方を通さなければならない。このため、
固定筒1の外径が大きくならざるを得ない。
【0010】また、図4に示す従来例では、レンズ鏡筒
前方から、手動操作環6、ロータ37,ステータ35の
順に配置されているので、手動操作環6とステータ35
との連結を行うには、延長部材36aをロータ37の上
方を通さなければならない。この場合も、固定筒1の外
径が大きくなってしまう。
【0011】以上のように、図3,図4に示したような
従来例では固定筒の外径が大きくなる結果、レンズの操
作性の低下、外観デザインの不具合等を引き起こしてし
まう。
【0012】また、特開平2−253212号公報の従
来例では、手動操作リングの下方において、レンズ鏡筒
前方からロータ、ステータの順に配置し、ロータの回転
により、レンズ鏡筒の前方に配置した回転リング及び回
転筒を介してレンズホルダを回転させて合焦動作を行っ
ている。この配置においては、図3,図4に示すような
固定筒の径大化は起こらない。しかし、手動操作環を合
焦レンズ群よりも後方側(カメラ側)に配置する必要が
あるため、かかる配置は、前群移動合焦動作の行われる
レンズ、例えば単焦点レンズ等では成り立つが、レンズ
性能及び大きさの関係で群構成が複雑となる内焦タイプ
またはリヤフォーカスタイプのズームレンズ等では、手
動操作環がレンズ鏡筒の後方に配置せざるを得なく、そ
の結果、レンズ鏡筒の操作性の低下を招いてしまう。ま
た、手動合焦の操作性を重視して手動操作環をレンズ鏡
筒の前方に配置させると、図3,図4の如き構成になっ
てしまい、やはり外径が大きくなって、レンズの操作性
の低下、外観デザインの不具合等を引き起こしてしま
う。
【0013】本発明の目的は、自動焦点調節モードと手
動焦点調節モードによる使用が可能であるレンズ鏡筒の
外径を小さくでき、レンズ鏡筒の操作性及び外観デザイ
ンの不具合等の問題を解消し、また、手動操作環を後方
に配置した場合の操作性の低下の問題を解消できるレン
ズ鏡筒を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のレンズ鏡筒は、光学系内部に配置され、光軸
方向に移動して合焦操作が可能な合焦光学系と、前記合
焦光学系を光軸方向へ移動させる移動手段と、外部から
の操作により連結部材を介して前記移動手段を駆動して
前記合焦光学系を移動することにより手動焦点調節作動
を行う操作手段と、前記連結部材を介して前記移動手段
を駆動して前記合焦光学系を移動することにより自動焦
点調節動作を行う駆動手段とを具備するレンズ鏡筒にお
いて、レンズ鏡筒の光入射側から光軸方向に、前記操作
手段、前記駆動手段、前記移動手段の順に配置し、前記
駆動手段の出力側を前記移動手段に近接させたことを特
徴とする。
【0015】本発明によれば、レンズ鏡筒の光入射側か
ら光軸方向に、操作手段、駆動手段、移動手段を順に配
置したから、操作手段を手動操作し駆動手段及び連結部
材を介して移動手段を駆動する構成とすることができ、
操作手段から駆動手段までの距離を短くでき、かつ、操
作手段と駆動手段との連結のためにレンズ鏡筒の外径方
向に余分なスペースをとる必要はない。このため、レン
ズ鏡筒の外径を大きくする必要はない。また、移動手段
を駆動する駆動手段の出力側を移動手段に近接させたか
ら、駆動手段から移動手段までの間を連結する連結部材
を不必要に長く配置する必要はなく、連結部材の配置の
ためにレンズ鏡筒の外径方向に余分なスペースをとる必
要はない。このため、レンズ鏡筒の外径を大きくする必
要はない。また、操作手段がレンズ鏡筒の前方(光入射
側)に配置されるから、操作性が損なわれることはな
い。
【0016】また、前記操作手段は、前記駆動手段に連
結され、前記駆動手段を介して前記移動手段を駆動する
ように構成できる。
【0017】また、前記駆動手段は、ステータ部とロー
タ部とを有する表面波モータを備え、レンズ鏡筒の光入
射側から、前記ステータ部、前記ロータ部の順に配置す
る構成にできる。この構成によれば、表面波モータのロ
ータ部側が移動手段に近接して配置され、連結部材をロ
ータ側から移動手段まで最短に配置でき、ステータ部及
びロータ部の上方を通して配置する必要がないから、レ
ンズ鏡筒の外径を大きくする必要はない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による
第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒の縦断面図である。
なお、前述した従来例と同様の部分には、同一の符号を
付す。
【0019】図1に示すレンズ鏡筒は、撮影光学系L
1、L3、L4、合焦光学系L2、外筒部11bと内筒
部11cと中筒部11aとから構成される固定鏡筒1
1、カメラ本体(図示省略)に装着するためのバヨネッ
ト爪2aを有するマウント部2、合焦光学系L2を保持
する保持筒3、及び光軸pを中心に回転する手動操作環
60を備える。
【0020】中筒部11aの内周には撮影光学系L1が
固定保持され、また内筒部11cの内周には撮影光学系
L3、L4が固定保持されている。更に、内筒部11c
の外周に配置されたレンズ保持筒3が合焦光学系L2を
保持する。中筒部11aの外周には、表面波モータブロ
ックを搭載したホルダ環61が配置されている。
【0021】表面波モータブロック内部の構成を説明す
る。圧電素子62が貼り付けられた表面波モータのステ
ータ65が支持部材63に取り付けられている。支持部
材63は、ホルダ環61と一体に光軸pの回りに回転可
能にかつ光軸方向に移動可能なように、ホルダ環61に
嵌合している。
【0022】表面波モータのロータ67は、緩衝部材4
5を介してロータ支持環69に取り付けられ、ロータ支
持環69は、ベアリング保持環40に保持されたベアリ
ング68を介してホルダ環61に回転自在に設けられて
いる。
【0023】ホルダ環61には光軸pに対して押さえ環
66が直立してネジ締結され、この押さえ環66に取り
付けられた加圧部材64により、支持部材63が緩衝部
材44を介して常に光軸p方向後方(カメラ側)に押さ
れ、この押し付け力によりロータ67とステータ65は
加圧摩擦接触している。
【0024】ホルダ環61は、ホルダ環61を光軸p方
向前方(光入射側)に付勢する付勢部材41を介して、
押さえ環42により中筒部1aの外周上に光軸p回りに
回転可能に設けられている。自動焦点調節の駆動時に、
ホルダ環61自信は回転せず、ロータ67とロータ支持
環69が回転する構成となっている。また、ロータ支持
環69には、合焦駆動レバー50が直接に取り付けられ
ている。 以上のように、表面波モータブロック内にお
いて、カメラ側から合焦駆動レバー50、ロータ支持環
69、緩衝部材45、ロータ67、ステータ65、支持
部材63、緩衝部材44、加圧部材64、押さえ環66
の順に配置してホルダ環61上に搭載している。
【0025】押さえ環66のレンズ鏡筒前方側には、圧
電素子62に電圧を加えるための電源基板51が設けら
れ、電源基板51には複数の導体部(図示省略)がリン
グ上に全周にわたって設けられている。また、各導体部
には電源ブラシ52が接触して摺動するように構成され
ているため、表面波モータブロック全体が回転してどの
角度位置にあっても、圧電素子62に対して電気的接続
が可能である。なお、導体部のリング状パターンの一部
にスルーホールが設けられており、電源基板51の裏面
に導通部分が通じており、その裏面から圧電素子62に
図示しないリード線等によって電気的接続が行われてい
る。また、電源ブラシ52はブラシ固定板55に固定さ
れ、このブラシ固定板55は固定鏡筒11の中筒部11
aに固定されている。
【0026】固定鏡筒11の外筒部11bには、外部よ
り手動操作可能な手動操作環60が回転自在に嵌合して
いる。手動操作環60は、手動焦点調整操作を行いやす
いレンズ鏡筒前方(光入射側)に配置され、その内周に
凸部60aを有し、この凸部60aが、押さえ環66の
凹部66aと直接に嵌合している。これにより、手動操
作環60を回転させると、ホルダ環61及び合焦駆動レ
バー50を含めた表面波モータブロック全体が回転す
る。
【0027】合焦光学系L2を保持するレンズ保持筒3
が所定角度だけ回転可能に内筒部11cの外周に配置さ
れ、保持筒3の外周部に直進案内溝3a、内周部にリー
ドカム溝3bが設けられている。内筒部11cの外周に
はピン4が設けてあり、ピン4は保持筒3のリードカム
溝3bに係合している。また、合焦駆動レバー50の先
端部50aが保持筒3の直進案内溝3aにおいて、光軸
p方向に移動可能に係合している。この合焦駆動レバー
50が回転すると、保持筒3も光軸pを中心に回転す
る。
【0028】保持筒3の直進溝3aは、ロータ67とロ
ータ支持環69に対して近接して配置されており、この
ため合焦駆動レバー50は最短に構成できる。このた
め、合焦駆動レバー50全体の剛性が増して好ましい。
また、合焦駆動レバー50は、表面波モータブロック上
を通して配置する必要はない。
【0029】また、CPU8等の取り付けられたプリン
ト配線板9が固定筒11の中筒部11aの外周上であっ
て、表面波モータブロックの後方に設けられ、電源ブラ
シ52への電源供給等を行い、またカメラ本体側等との
信号の授受を、固定筒11の後端部のマウント部10に
設けられたコネクタ10等との間でリード線10a等を
介して行なう。
【0030】以上のレンズ鏡筒の動作を説明する。ま
ず、手動操作による焦点調節を行う場合には、手動操作
環60を回転させると、手動操作環60の凸部60a及
び押さえ環66の凹部66aを介して、ホルダ環31と
合焦駆動レバー50を含めた表面波モータブロック全体
が回転する。合焦駆動レバー50の回転により保持筒3
も光軸pを中心に回転し、保持筒3は、そのカム溝3b
に、内筒部11cに固定されたピン4が係合しているた
め、円周方向に移動するとともに光軸p方向にも移動す
る。同時に、合焦駆動レバー50の先端部50aが保持
筒3の直進溝3a内を光軸p方向に移動する。このよう
にして保持筒3に保持された合焦光学系L2は光軸p方
向に移動して合焦動作が行われる。
【0031】次に、自動焦点調節を行う場合には、カメ
ラ本体側から所定の信号がコネクタ10及びリード線1
0aを介してプリント基板9のCPU8に伝えられる
と、電源ブラシ52、電源基板51の導体部及びリード
線等を介して圧電素子62に電圧が加えられ、ステータ
65と加圧摩擦接触しているロータ67が回転する。こ
れにより、ロータ支持環69が合焦駆動レバー50とと
もに回転する。従って、保持筒3が、手動焦点調節時と
同じく、円周方向に移動するとともに光軸p方向にも移
動し、保持筒3に保持された合焦光学系L2が光軸p方
向に移動して合焦動作が行われる。
【0032】以上のように、図1に示す実施の形態のレ
ンズ鏡筒によれば、レンズ鏡筒の前方より、手動操作環
60、ステータ65、ロータ67の順に配置し、ロータ
部67に対し保持筒3の直進溝3aを近接して配置した
ので、図3の従来例のように連結部材(合焦駆動レバ
ー)をステータ部及びロータ部の上方を通して配置する
必要がない。このため、固定筒11の外径は、図3の場
合と比べて連結部材のためのスペースが不要となり、そ
の分だけ図1の二点鎖線dに示すように、小さく構成で
きる。また、手動操作環を後方に配置した場合の操作性
の低下、外観デザインの不具合等の問題を引き起こすこ
ともない。
【0033】次に、図2により第2の実施の形態につい
て説明する。図2は第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒
の縦断面図である。図2のレンズ鏡筒の構成は、図1に
示したレンズ鏡筒と基本的に同一であるが、CPU8等
を取り付けたプリント基板9をレンズ鏡筒前方に配置
し、手動操作環60の凸部60aと押さえ環66との間
に延長部材66bを配置して連結し、また、保持筒3の
直進溝3aとカム溝3bの位置を光軸p方向に逆に配置
したものである。
【0034】図2のレンズ鏡筒においても、レンズ鏡筒
の前方より、手動操作環60、ステータ部65、ロータ
部67の順に配置し、ロータ部67に対し保持筒3の直
進溝3aを近接して配置したので、図4の従来例のよう
に延長部材36aをステータ部及びロータ部の上方を通
して配置する必要がない。このため、固定筒11の外径
は、図4の場合と比べて延長部材のためのスペースが不
要となり、その分だけ図2の二点鎖線d’に示すよう
に、小さく構成できる。また、手動操作環を後方に配置
した場合の操作性の低下、外観デザインの不具合等の問
題を引き起こすこともない。
【0035】以上のように本実施の形態では、光学系の
内部のレンズ群を移動させてフォーカシングを行い光学
性能の良い内焦タイプのレンズ鏡筒において、レンズ鏡
筒前方より、手動操作環、ステータ部、ロータ部の順に
配置したので、ステータ部及びロータ部の上方を通して
連結部材、延長部材を配置する必要がない。かかる内焦
タイプのレンズ鏡筒においては、従来、各光学系におけ
るレンズの径が光入射側からカメラ本体側に向けて漸次
減少する関係から、径の大きいロータをレンズ鏡筒前方
に、径の小さいステータを後方に配置するのが一般的で
あったが、本発明では、かかる従来の配置とは全く発想
を逆にした配置とすることにより、レンズ鏡筒の径を小
さくすることが可能である。このため、図1,図2に2
点鎖線d、d’で表した従来のレンズ鏡筒よりも外径を
小さくできるので、レンズ鏡筒の操作性の低下、外観デ
ザインの不具合等の間題が解消されるという効果が得ら
れる。また、手動操作環を後ろに配置した時の操作性の
低下の間題も解消されるという効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、自動焦点調節モードと
手動焦点調節モードによる使用が可能であるレンズ鏡筒
の外径を小さくでき、レンズ鏡筒の操作性及び外観デザ
インの不具合等の問題を解消し、また、手動操作手段を
後方に配置した場合の操作性の低下の問題を解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒の
構成を示す縦断面図である
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒の
構成を示す縦断面図である。
【図3】従来のレンズ鏡筒の構成を示す縦断面図であ
る。
【図4】他の従来のレンズ鏡筒の構成を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
Ll、L3、L4 撮影光学系 L2 合焦光学系 11 固定鏡筒 11a 中筒部 11b 外筒部 11c 内筒部 2 マウント部 3 保持筒 3a 直進溝 3b リードカム溝 4 ピン 8 CPU 9 プリント配線基板 50 合焦駆動レバー(連結部
材) 60 手動操作環 61 ホルダ環 62 圧電素子 63 支持部材 64 加圧部材 65 ステータ 66 押さえ環 66b 延長部材 67 ロータ 68 ベアリング 69 ロータ支持環 44,45 緩衝部材 51 電源供給基板 52 電源ブラシ p 光軸 d、d’ レンズ鏡筒の径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系内部に配置され、光軸方向に移動
    して合焦操作が可能な合焦光学系と、 前記合焦光学系を光軸方向へ移動させる移動手段と、 外部からの操作により連結部材を介して前記移動手段を
    駆動して前記合焦光学系を移動することにより手動焦点
    調節作動を行う操作手段と、 前記連結部材を介して前記移動手段を駆動して前記合焦
    光学系を移動することにより自動焦点調節動作を行う駆
    動手段と、を具備するレンズ鏡筒において、 レンズ鏡筒の光入射側から光軸方向に、前記操作手段、
    前記駆動手段、前記移動手段の順に配置し、前記駆動手
    段の出力側を前記移動手段に近接させたことを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記操作手段は、前記駆動手段に連結さ
    れ、前記駆動手段を介して前記移動手段を駆動する請求
    項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、ステータ部とロータ部
    とを有する表面波モータを備え、レンズ鏡筒の光入射側
    から、前記ステータ部、前記ロータ部の順に配置した請
    求項1または2記載のレンズ鏡筒。
JP9113622A 1997-04-16 1997-04-16 レンズ鏡筒 Withdrawn JPH10288728A (ja)

Priority Applications (2)

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JP9113622A JPH10288728A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 レンズ鏡筒
US09/057,539 US5898526A (en) 1997-04-16 1998-04-09 Lens barrel comprising an ultrasonic motor

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JP9113622A JPH10288728A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 レンズ鏡筒

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JP (1) JPH10288728A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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