JP3313768B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3313768B2
JP3313768B2 JP21710692A JP21710692A JP3313768B2 JP 3313768 B2 JP3313768 B2 JP 3313768B2 JP 21710692 A JP21710692 A JP 21710692A JP 21710692 A JP21710692 A JP 21710692A JP 3313768 B2 JP3313768 B2 JP 3313768B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ鏡筒内に配設され
る電気素子等の実装部品と移動筒との配置を改善し、ま
た、相対的に移動する移動筒の保持構造を改善したレン
ズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気実装部品は、近傍に移動部材
が無い固定筒の外周位置に該固定筒を取巻くように配置
されるか、あるいは移動筒の外側、または、内側に配設
し、移動筒と実装部品の干渉を防止している。
【0003】また、従来、レンズ鏡筒における移動筒
は、保持筒としての固定筒に対してカムとカムフォロア
あるいはヘリコイド等の機構を介して取付けられ、移動
筒は操作部材の操作量に対して一定の移動量だけ移動す
るよう構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、実装部品をレンズ鏡筒内に配置するとき、そ
の実装部品の配置される部分は実装基板を平面形状に保
つ必要があり、円筒形状である鏡筒の外周上に実装部品
を配置するには、鏡筒の曲面と実装基板の平面との間に
不必要な空間ができやすいため、その分、鏡筒の外径を
大きくする必要が生じ、レンズ鏡筒全体が大型化する。
また近年はオートフォーカス、パワーズーム等の機能の
多様化により、必要となるモータ等のアクチュエータの
数も多くなり、制御回路の複雑化により実装規模も大き
くなる傾向にある。
【0005】一方、移動筒が第1群鏡筒やフード等のレ
ンズ鏡筒の前端に位置する場合には、使用者の操作ミス
等によって不意な外力が加えられた場合、その外力は移
動筒の所定位置保持構造であるカムやカムフォロア、あ
るいはヘリコイドといった部分で受けられることにな
り、カムやカムフォロアの破損、あるいはやヘリコイド
のはずれ、破損を起こしてしまうことがあった。また、
移動筒の移動量が大きくなると、レンズ鏡筒の倒れる方
向の力が大きくなる傾向になり、その分、上記保持構造
の負担も大きくなり、破損が生じやすくなる。破損まで
行かなくても、変形等により動きが悪くなるという問題
点があった。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消したレ
ンズ鏡筒を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のレンズ
鏡筒は、固定筒と、光軸を有するレンズを保持し該固定
筒の外側に該光軸に沿って移動自在に嵌め込まれた移動
する鏡筒と、該固定筒の外周に固定され電気素子を実装
した複数の平面部と該複数の平面部を該固定筒の前記外
周に沿う円周方向で連結するとともに該固定筒の外周か
ら空隙を形成して設けられた連結部とを有する実装基板
とを備えたレンズ鏡筒において、該固定筒は、該固定筒
の外周に該実装基板の該連結部との該空隙を含む光軸方
向に延び、該移動する鏡筒の光軸方向の移動を案内する
直進溝を有し、該移動する鏡筒は、光軸方向に突出して
設けられ該固定筒と該実装基板との該空隙内に挿入され
る突出部と該突出部に設けられ該固定筒の該直進溝に嵌
合し案内されるキーとを有することを特徴としている。
【0008】請求項2の発明のレンズ鏡筒はカム溝を有
する固定筒と、光軸を有するレンズを保持し該固定筒の
内側に移動自在に設けられ該カム溝に係合するピンを有
する移動する鏡筒と、該固定筒の外周に定位置回転自在
に設けられ光軸方向に延び該カム溝に係合した該ピンを
係合する直線上のキー溝が形成された突出部を有する回
転筒と、該固定筒の外周に固定され電気素子を実装した
複数の平面部と該複数の平面部を該固定筒の外周に沿う
円周方向で連結するとともに該固定筒の外周から空隙を
形成して設けられた連結部とを有する実装基板とを備え
たレンズ鏡筒において、該実装基板は、該連結部が、該
固定筒と該連結部との空隙に該回転筒の該突出部が位置
するように該固定筒に設けられ、該回転筒は、該突出部
が空隙内で、該キー溝により該ピンを該カム溝に沿って
移動させるように設けられたことを特徴としている。
【0009】
【実施例】
実施例1.図1から図10は、本発明の実施例を示し、
図1は、レンズのテレ端状態を示す断面図、図2はレン
ズのワイド端状態を示す断面図、図3はカム筒の展開
図、図4は1群鏡筒の展開図、図5はフード用カム筒の
展開図、図6は各ズーム群のズーミングにおけるズーム
の移動線図、図7はフォーカス回りの詳細図。図8はフ
ィルター枠取付部の断面図、図9は実装部品の配置を示
した横断面図、図10は実装部品の配置を示した要部斜
視図である。
【0010】図1から図10において、Iは1群レン
ズ、IIは2群レンズ、III は3群レンズ、IVは4群レン
ズ、Vは5群レンズ、VIは6群レンズを表す。(尚、図
1中Aで表してある部分は、着脱可能であるところの、
フィルターである。)図中1は固定筒で、1aは外面直
進溝、1bは内面直進溝、1cは2群保持穴で、それぞ
れ等分に3本ずつ設けられている。また小径部1hに
は、周穴1iを有している。
【0011】2はマウントであり、このマウント2はビ
ス2aで前記の固定筒1に固着されていると共に、裏蓋
3を保持し、又、着脱ストッパーピン2bを有してい
る。
【0012】前記固定筒1は大径部1eを持ち、その大
径部1eには距離窓部4を有する共に、該大径部1eの
外周部の内面には段部1fと嵌合部1gを有し、その段
部1fと嵌合部1gにおいて、回転筒5を回転自在に保
持している。
【0013】この回転筒5の先端には、ピン5aが対抗
2ケ所で外周部からネジ込まれており、又、後端内周部
に向かっては3箇所の突起部5bを有している。6はフ
ォーカスユニットであり、このフォーカスユニット本体
6aはビス6bにより前記の固定筒1に固着されてい
る。6cは公知の超音波モータである。
【0014】6dは出力部材である。6eはコロ部材で
コロリング6gの外周部に軸ビス6fで3箇所等分に回
転自在に保持されている。前記コロリング6gは内径で
前記ユニット本体6aに嵌合し、回転自在に保持されて
いると共に外周部には距離目盛6iが設けられている。
【0015】6hは中間部材であり、この中間部材6h
はユニット本体6aに嵌合保持されると共に外周部には
3箇所の嵌合縦溝部6jを持ち、この嵌合縦溝部6jが
前記回転筒5の後端内周部の突起部5bと嵌合し、上記
回転筒5と一体となって回転出来る。
【0016】6kは前記の超音波モータ6cの加圧部材
であり、前記のユニット本体6aの中で、前記の超音波
モータ6c、出力部材6d、コロ部材6e、中間部材6
hを順番に同時に加圧している。
【0017】7はフォーカスキーで、ビス7aにより前
記のフォーカスユニット6中のコロリング6gに固着さ
れている。又、フォーカスキー7は嵌合縦溝部7bを有
している。8は固定筒1の内面と嵌合しているフォーカ
ス連絡筒で、図7に示すように、その内周面には縦溝8
bを有している。ピン8aはフォーカス連絡筒8の外周
面にネジ込まれていると同時に、固定筒1の小径部1h
の周穴1iでスラスト規制を、又、前記フォーカスキー
7の嵌合縦溝部7bによって回転規制を受けている。
【0018】9は1群鏡筒であり、前記1群レンズを保
持すると共に、その後端内面部にある嵌合部9aにおい
て前記固定筒1と嵌合し、又、同時に後端内面部には図
4に示すように、直進キー9bがビス9cにより固着さ
れている。この直進キー9bが前記固定筒1の外面直進
溝1aと嵌合することにより、1群鏡筒9は前記固定筒
1に対し直進自在に保持されている。
【0019】この1群鏡筒9にはその前半部にカム溝9
dが等分に3本設けられている。又、この1群鏡筒9の
外周嵌合部にはフード用カム筒10を嵌合保持すると共
に、このフード用カム筒10のスラスト規制も実現して
該フード用カム筒を、1群鏡筒9に対し定位置で自在に
回転できるように保持している。
【0020】9eは前記1群鏡筒9の前方外周部に等分
に3ケ所設けられたダボ、9fは前記1群鏡筒9の外周
側に伸びたツバ部で、その外周部には嵌合部9gを有す
る。
【0021】前記フード用カム筒10には図5に示すよ
うに、直進溝10aと、V字カム溝10bが共に3本ず
る等分に設けられている。
【0022】11は操作環であり、内面の中央部に嵌合
受け部11aを有し、この嵌合受け部11aが前記1群
鏡筒9の外周側に伸びたツバ部9fに設けられた嵌合部
9gと嵌合及びスラスト規制を行なうことにより、上記
操作環11は前記1群鏡筒9に対して同時に前後運動の
操作を与えることが出来る。
【0023】また、操作環11の内面には縦溝11bが
対向2ケ所設けられており、この縦溝11bが回転筒5
の先端に外周からネジ込まれたピン5aと嵌合している
ことにより、前記操作環11の回転操作を該操作環が前
後に操作されていても、常に安定して前記回転筒5を
じて、フォーカスユニット6中の中間部材6hに操作力
を伝達することが可能になっている。
【0024】12はフィルタ枠であり、先端内周部に前
記フィルタAをネジ込むためのフィルタねじ12aが切
ってあり、又、後端内周部には嵌合部12bを持ち該嵌
合部にはスチールボール20が嵌合する穴12eが3ケ
所等分に設けられている。このスチールボール20はビ
ス21aによってフィルタ枠12に取付けられた板バネ
21によって、フード用カム筒10に設けたV字カム溝
10bに付勢されている。
【0025】又、フィルタ枠12の中間部内面には縦溝
12dが3ケ所等分に設けられている。この縦溝12d
は前記1群鏡筒9の前方外周部に設けられたダボ9eと
嵌合規制され、更に、フィルター枠12の後端内周部の
嵌合部12bがフード用カム筒10の外周と嵌合すると
同時に、この後端内周部12bの内側に3ケ所等分に設
けられた穴12eとフードカム筒10側に付勢されたス
チールボール20が、前記フード用カム筒10に設けら
れたV字カム溝10bと係合しているため、結局前記フ
ード用カム筒10が回転すると、フィルター枠12が前
記の1群鏡筒9に保持された1群レンズに対して直進繰
り出しを行う。
【0026】13はカム筒であり、図3に示すように、
略大径部13aを持ち該大径部は、前記固定筒1の内径
に嵌合保持されている。又、上記大径部13aは固定ピ
ンカム13c、3群カム13d、4群カム13e、5群
カム13fが各々等分に3本ずつ設けられている。
【0027】又、カム筒13の小径部13bは、フォー
カスカム13gが設けられている。又、前端外周部は1
段径が大きくなり、嵌合部13hがあり該嵌合部の外面
には嵌合ピン13iが等分に3ケ所ネジ込まれている。
【0028】上記嵌合ピン13iは1群鏡筒9のカム溝
9dに係合して貫通し、前記フード用カム筒10の直進
溝10aにも同時に係合している。このため、カム筒1
3の回転量が前記フード用カム筒10の回転量を規制す
ることとなり、前記フィルタ枠12の繰り出し量を決定
している。
【0029】14は2群鏡筒であり、2群レンズを保持
し、外周には嵌合部14aを有し、この嵌合部14aに
は固定ピン14bが等分3ケ所設けられている。
【0030】なお、上記嵌合部14aに設けられた固定
ピン14bは、前記カム筒13の大径部13aに設けら
れた固定ピンカム13cに係合すると同時に、前記固定
筒1に設けられた2群保持穴1cに係合している。この
ため、2群鏡筒14は前記固定筒1に対して固定であ
る。
【0031】又、前記カム筒13は該カム筒の大径部1
3aに設けられた固定ピンカム13cと前記1群鏡筒9
の前半部に設けられたカム溝9dの形状の2つの位置要
素により、回転位置とスラスト位置が決まり、カム筒1
3は前記操作環11の前後運動を行なうことにより、図
1のテレ端状態から図2のワイド端状態に回転繰り出し
動作を行うことができる。
【0032】13jは移動絞りであり、前記カム筒13
の前端面に固着されている。15は5群鏡筒があり、5
群レンズを保持すると共に嵌合部15aを持ち、前記カ
ム筒13の大径部13aに嵌合保持されている。更に、
この5群鏡筒15の嵌合部15aには、5群ピン15b
がねじ込まれると共に、3群溝15c,4群溝15dが
各々3本ずつ等分に設けられている。前記5群鏡筒は嵌
合部15aにネジ込まれた5群ピン15bが前記カム筒
13の大径部13aに設けられた5群カム13fと前記
固定筒1の内面直進溝1bに同時に係合しているので、
前述のカム筒13の回転繰り出し動作によって所定のズ
ーム移動を行なうことが出来る。
【0033】16は公知の電磁絞りユニットである。
【0034】17は3群鏡筒で第3群レンズと前記の電
磁絞りユニット16を保持している。この3群鏡筒17
は前記5群鏡筒15に嵌合保持されると共に、嵌合面に
ネジ込まれた3群ピン17aが前記5群鏡筒15の嵌合
部15aに設けられた3群溝15cと、前記カム筒13
の大径部に設けられた3群カム13dに同時に係合して
いるので、前述のカム筒13の回転繰り出し動作によっ
て所定のズーム移動を直進で行なうことが出来る。
【0035】18は4群鏡筒であり、第4群レンズを保
持している。又、前記5群鏡筒15に嵌合保持されると
共に、嵌合面にネジ込まれた4群ピン18aが、前記5
群鏡筒15の嵌合部15aに設けられた4群溝15dと
前記カム筒13の大径部に設けられた4群カム13eに
同時に係合しているので、前記3群鏡筒17と同時に、
前述のカム筒13の回転繰り出し動作によって所定のズ
ーム移動を行なうことが出来る。
【0036】19は6群鏡筒であり、第6群レンズを保
持すると共に前記カム筒13の小径部13bの内面に嵌
合保持されると共に、この6群鏡筒19の嵌合部にネジ
込まれた6群ピン19aが、前記カム筒6の小径部13
bに設けられたフォーカスカム13gと、前記のフォー
カス連絡筒8の内周面の縦溝8bと係合して位置決めさ
れている。
【0037】22はフォーカスユニット6内の超音波モ
ータ6c、電磁絞りユニット16内のモータを駆動制御
するためのメイン実装基板である。フォーカスユニット
6及び電磁絞りユニット16はフレキシブルプリント基
板24a、及び24bによって、メイン実装基板22と
電気配線を行なっている。25はズーミングによって移
動する電磁絞りユニット16をフレキシブルプリント基
板24bの湾曲部24cが移動することによって安定し
た電気配線を行なうためのガイド部材である。
【0038】23は基板保持台であり、この基板保持台
23は図9、図10に示すように、固定筒1上にビス2
3aによって固定され、この基板保持台23上に上記メ
イン実装基板22が貼りつけられている。基板保持台2
3はメイン実装基板22を略多角形状に保持している。
メイン実装基板22には固定筒1の外周に設けた平面部
1j、1k上に位置した平面部22a,22bがあり、
この平面部22a,22b上にCPU、抵抗、コンデン
サ、コネクタ等の主な電気素子30を配置している。
イン実装基板22は、図9、図10に示したように、固
定筒1の外周に沿った円周方向に配置されており、平面
部22aと平面部22bとの間が連結部22cにて連結
されている。連結部22cは固定筒1の外周の表面から
空隙を開けて配置されている。
【0039】また、連結部22cには主にパターン及び
チェックパットが配置されている。連結部22cと固定
筒1との間の空隙である連結部22cの内側を、固定筒
1の外側を移動する移動筒としての1群鏡筒9の突出部
9hがズーミングによって移動し、ワイド側で固定筒1
とメイン実装基板22の間に大きく挿入するよう配置さ
れている。ここで基板保持台23は突出部9hの移動の
際のメイン実装基板22との空隙を確保している。
【0040】また、固定筒1の外面直進溝1aと嵌合す
る前述の直進キー9bはこの突出部9hに取付けられて
おり、突出部9hを嵌合面にしているので、光軸方向の
嵌合長を長くすることができ、よりガタの出にくい安定
した構造となっている。
【0041】上記構成に於て、ズーミング操作のために
前記操作環11をワイド端からテレ端に引き出すと、前
述のように1群鏡筒9は同量直進移動し、同時にカム筒
13は回転繰り出しを行なう。又、前記カム筒13の回
転繰り出しにより5群鏡筒15は直進移動を行ない、同
時に3群鏡筒17及び4群鏡筒18も同時に直進移動を
行なう。
【0042】上記カム筒13に設けた嵌合ピン13iは
フード用カム筒10に設けた直進溝10aと係合してい
るので、フード用カム筒10は1群鏡筒9に対して定位
置回転を行なう。そこで、フィルタ枠12は板バネ21
によって付勢されたスチールボール20がフード用カム
筒10に設けたV字カム溝10bと係合することによっ
て、ズーミング操作に連動して直進移動を行なうことに
なる。
【0043】一方、6群鏡筒は、前述の通りフォーカス
固定の状態ではフォーカスキーに連なるフォーカス連絡
筒8の縦溝8bにより、その回転規制を受けているので
直進移動を行なうことになる。
【0044】次に上記のズーミング操作によって繰出さ
れたフィルタ枠12に外力が加わった場合の作用を図8
について説明する。図8において、フィルタ枠12の前
方から外力が加ると、スチールボール20は板バネ2
1の付勢力に対抗してフード用カム筒10のV字カム溝
10bを乗り越えるため、フィルタ枠12は光軸方向に
移動可能な状態になる。
【0045】すなわち、前方から不意な外力が加わった
時、フィルタ枠12が後方へ引込むことにより、フィル
タ枠の変形や破壊を防止することができる。スチールボ
ール20はV字カム溝10bから外れても、板バネ21
によって、フード用カム筒10側に付勢されながら、穴
12内をフィルタ枠12と共に移動するので、操作環1
1を操作し再びワイド状態にするか、手でフィルタ枠1
2を少し引張り出すことで、スチールボール20が再び
V字カム溝10bに落ち込み、フィルタ枠12はズーミ
ング動作に連動して直進移動することになる。
【0046】また、上記移動筒として遮光筒を兼ねたフ
ィルタ枠を用いた場合には、遮光の必要がない場合やレ
ンズ前方に障害物がありフィルタ枠を延ばせない場合に
は、フィルタ枠を前方から押してやることにより、後方
に引込めて使用することもできる。 実施例2.図11ないし図12により他の実施例を説明
する。図11は他の実施例の実装部品の配置を示す要部
の横断面図、図12は本実施例の要部の分解斜視図であ
る。
【0047】図11ないし図12において、1は平面部
1jを有している固定筒、22はメイン実装基板、23
は表面にメイン実装基板22を貼りつけた基板保持台で
あり、電気素子を配置した平面部22aが固定筒1の平
面部1jに対応するようビス23aで該固定筒に固定さ
れている。メイン実装基板22は、図11、図12に示
したように、固定筒1の外周に沿った円周方向に配置さ
れており、複数の平面部22a、22aとの間が連結部
22cにて連結されている。連結部22cは固定筒1の
外周の表面から空隙を開けて配置されている。
【0048】27は回転筒である。前述の実施例1では
メイン実装基板22の内側を移動筒である1群鏡筒9が
光軸方向に直進移動したのに対し、本実施例では回転筒
27が定位置回動するように構成されており、この回転
筒27は図示しないモータ等の駆動部材に連結されてい
る。回転筒27には突出部27aが設けられ、この突出
部27aにはキー溝27bが形成されている。
【0049】上記キー溝部27bにはフォーカス用の移
動筒26に設けられたピン26aが係合しており、又、
このピン26aは固定筒1に設けたカム溝1Lに係合し
ている。従って、回転筒27の回動により移動筒26が
光軸方向に移動しフォーカス調整が行なわれる。
【0050】この時、回転筒27の突出部27aは、
結部22cと固定筒1との間の空隙である、メイン実装
基板22の連結部22cの内側を図中点線で示したBの
位置まで回動し、基板保持台23がメイン実装基板22
の形状保持と、回転筒27の突出部27aの回転に対し
てメイン実装基板に干渉しないだけの空隙を確保してい
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、発明によれば
実装部品の近傍に移動筒を配置しても大型化せず、より
コンパクトレンズ鏡筒を実現できる効果がある。
【0052】又、本発明によれば、使用者の操作ミスに
より、不意な外力が加えられた場合でも移動筒やその保
持構造を破壊することのない安定した性能を長く維持で
きるレンズ鏡筒を実現できる効果がある。
【0053】また、請求項3の発明によれば、一度所定
位置から外れた移動筒は、操作部材を操作し直すこと
で、簡単に所定位置まで復帰し、再び操作部材の操作に
連動した移動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例のレンズのテレ端状態を
示す断面図。
【図2】図2は本発明の実施例のレンズのワイド端状態
を示す断面図。
【図3】図3は本発明の実施例のカム筒の展開図。
【図4】図4は本発明の実施例の1群鏡筒の展開図。
【図5】図5は本発明の実施例のフード用カム筒の展開
図。
【図6】図6は本発明の実施例の各ズーム群のズーミン
グにおけるズームの移動線図。
【図7】図7は本発明の実施例のフォーカス回りの詳細
図。
【図8】図8は本発明の実施例のフィルタ枠繰出し構造
の要部断面図。
【図9】図9は本発明の実施例の固定筒と実装部品の配
置を示す要部横断面図。
【図10】図10は本発明の実施例の実装部品の配置を
示す要部斜視図。
【図11】図11は本発明の他の実施例の実装部品の配
置を示す要部の横断面図。
【図12】図12は本実施例の要部の分解斜視図。
【符号の説明】
1 固定筒 9 1群鏡筒(移動筒) 11 操作環(操作部材) 12 フィルタ枠(移動筒) 21 板バネ(付勢手段) 22 メイン実装基板 22a,22b 平面部 30 電気素子(実装部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−296205(JP,A) 特開 平4−184405(JP,A) 特開 昭58−111003(JP,A) 実開 昭63−106186(JP,U) 実開 昭63−106190(JP,U) 実開 昭63−113107(JP,U) 実開 昭62−137415(JP,U) 実開 平2−58713(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定筒と、光軸を有するレンズを保持し該固定筒の外側に該光軸に
    沿って移動自在に嵌め込まれた移動する鏡筒と、 該固定筒の外周に固定され電気素子を実装した複数の平
    面部と該複数の平面部を該固定筒の前記外周に沿う円周
    方向で連結するとともに該固定筒の外周から空隙を形成
    して設けられた連結部とを有する実装基板と を備えたレンズ鏡筒において、 該固定筒は、該固定筒の外周に該実装基板の該連結部と
    の該空隙を含む光軸方向に延び、該移動する鏡筒の光軸
    方向の移動を案内する直進溝を有し、 該移動する鏡筒は、光軸方向に突出して設けられ該固定
    筒と該実装基板との該空隙内に挿入される突出部と該突
    出部に設けられ該固定筒の該直進溝に嵌合し案内される
    キーとを有する ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】カム溝を有する固定筒と、 光軸を有するレンズを保持し該固定筒の内側に移動自在
    に設けられ該カム溝に係合するピンを有する移動する鏡
    筒と、 該固定筒の外周に定位置回転自在に設けられ光軸方向に
    延び該カム溝に係合した該ピンを係合する直線上のキー
    溝が形成された突出部を有する回転筒と、 該固定筒の外周に固定され電気素子を実装した複数の平
    面部と該複数の平面部を該固定筒の外周に沿う円周方向
    で連結するとともに該固定筒の外周から空隙を形成して
    設けられた連結部とを有する実装基板と を備えたレンズ
    鏡筒において、 該実装基板は、該連結部が、該固定筒と該連結部との空
    隙に該回転筒の該突出部が位置するように該固定筒に設
    けられ、 該回転筒は、該突出部が空隙内で、該キー溝により該ピ
    ンを該カム溝に沿って移動させるように設けられた こと
    を特徴とするレンズ鏡筒
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