JPH09211299A - 超音波モータ内蔵レンズ鏡筒 - Google Patents

超音波モータ内蔵レンズ鏡筒

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JPH09211299A
JPH09211299A JP8013550A JP1355096A JPH09211299A JP H09211299 A JPH09211299 A JP H09211299A JP 8013550 A JP8013550 A JP 8013550A JP 1355096 A JP1355096 A JP 1355096A JP H09211299 A JPH09211299 A JP H09211299A
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JP
Japan
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lens barrel
fixed
ultrasonic motor
stator
manual operation
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JP8013550A
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Inventor
Tsuneo Watanabe
常雄 渡邉
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to US08/783,040 priority patent/US5751502A/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の超音波モ−タ内蔵レンズ鏡筒では、手動
操作部材の回転角度がすくな過ぎる場合には、微調整に
よる手動焦点調節が不可能になる。 【解決手段】超音波モ−タの固定体の一部に回転可能に
設けられ、固定筒の側面を転動する複数の小回転体と、
手動操作部を小回転体を介して固定鏡筒の側面に押圧し
て摩擦接触させる付勢部材とを備え、小回転体に摩擦部
を設けると共に、小回転体との当接部にも摩擦部材を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータを用
いて撮影レンズを駆動する超音波モータ内蔵レンズ鏡筒
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波モータ内蔵レンズ
鏡筒として、例えば、超音波モータの固定体と手動操作
部材とを、固定筒に対して回転可能となるように、一体
的に連結し、モード選択部材は電気的なスイッチのみと
したものが知られている。このレンズ鏡筒は、モード選
択部材によって手動焦点調節モードが選択されたときに
は、超音波モータの移動体と固定体とが一体となり、手
動操作部材の手動操作に連動して回転することにより、
撮影光学系が駆動される。また、自動焦点調節モードが
選択されるときには、固定体は固定筒に対して固定さ
れ、移動体の回転によって、撮影光学系が移動する。
【0003】このために、手動焦点調節モード時に、超
音波モータの移動体と固定体との接触面を損傷すること
なく、撮影光学系を駆動することが可能となる。図2
は、超音波モータ内蔵レンズ鏡筒の従来例(例えば、特
開平4−343310号)を示した断面図、図3は、図
2における電源供給部を示す横断面図、図4は、従来例
に係るレンズ鏡筒の概略的なブロック図である。
【0004】図2の状態は、焦点調節用光学系L2、L
3が超音波モータMoの回動力によって駆動される自動
焦点調節モードの状態を示すもので、モード切換えスイ
ッチ20が自動焦点調節モードに設定されている。焦点
調節用光学系L2、L3は、レンズ保持筒2に保持さ
れ、光軸方向に移動することより焦点調節が行なわれ
る。レンズ保持筒2は、固定鏡筒1の中央中径部1aの
内周に、光軸方向に移動可能に嵌合している。レンズ保
持筒2の外周部には、ピン3が植設されており、ピン3
は、固定鏡筒1の中央中径部1aに設けられた光軸と平
行な案内溝を貫通して、その先端部は、カムリング4の
内周面に設けられたカム溝4aと係合している。
【0005】カムリング4は、固定鏡筒1の中央中径部
1aの外周部に嵌合し、中央中径部1aの外周部に植設
されているピン5がカムリング4の内周面に設けられて
いる円周溝4bと係合しているために、このカムリング
4は、光軸方向に不動であって、光軸を中心として所定
角度のみ回転可能になっている。また、カムリング4の
右方大径外周部4cには、距離目盛が表示されている。
【0006】超音波モータMoの固定子6は、固定鏡筒
1の中央小径部1cの外周部に光軸を中心として回転自
在に嵌合している。窓部材8は、固定鏡筒1の大径部1
dに設けられており、透明な合成樹脂によって形成され
ている。この窓部材8は、透明な合成樹脂により形成さ
れている中間リング7を通して、カムリング4の右方大
径外周部4cに表示されている距離目盛を読み取ること
が可能になっている。
【0007】回転子9は、固定子6と摩擦接触してお
り、ベアリング12を介して、固定子6に対して回転自在
に設けられている。回転子9の左方側には、係合溝9a
が設けられており、カムリング4の右方大径内周部に設
けられている係合突起4dと係合している。このため
に、回転子9とカムリング4とは、回転方向には一体的
に回転する。また、付勢部材14は、円板13を介して、
固定子6と回転子9とを摩擦接触させている。
【0008】手動操作環10は、固定鏡筒1の大径部1d
と左方大径部1eとにそれぞれ嵌合し、光軸方向には不
動であり、光軸を中心に回転自在に設けられている。手
動操作環10の内周部には、透明な合成樹脂によって形
成された中間リング7が回転可能に設けられている。ガ
ラスエポキシ板15は、固定子6に固定されており、図
3に示すように、導体部分15aがリング上に全周に渡
って設けられている。このために、その導体部分15a
上をブラシ16が摺動して、固定子6が何れの角度位置
にあっても、固定子6に対して電気的な接続が可能とな
っている。なお、ガラスエポキシ板15は、リング状の
部分からオフセットした位置にスルーホール15bが設
けられており、導電部分15aは、ガラスエポキシ板1
5の裏面の導体部分に通じており、その裏面から固定子
6に電気的に接続されている。
【0009】押え板17は、ブラシ16をブラシ固定板
18に固定する板である。ブラシ固定板18は、固定鏡筒
1に小ネジ19により固定されている。モード切換スイ
ッチ20は、固定鏡筒1にスライド可能に設けられお
り、図2中M方向にスライドさせたときは手動焦点調節
モード、A方向にスライドさせたときは自動焦点調節モ
ードになり、同時に各モードに応じて電気信号を発生さ
せる構成となっている。
【0010】切換え板21は、モード切換スイッチ20
に小ネジ23によって固定されている。板バネ22は、
固定鏡筒1に小ネジ24にて固定されている。板バネ2
2は、固定子6の外周部に複数個設けた係合溝6aに係
脱可能である。モード切換スイッチ20がM方向にスラ
イドしたとき、すなわち手動焦点調節モードのときは、
切換板21も同時に移動し、板バネ22を図2中点線で
示したように押し上げ、係合溝6aから板バネ22を離
脱させる。固定子6の係合溝6aと板バネ22が離脱し
ている状態では、手動操作環10が回転可能となる。
【0011】モード切換スイッチ20がA方向にスライ
ドしたとき、すなわち手動焦点調節モードから自動焦点
調節モードへモード切り換えされたときは、切換板21
も同時に移動し、板バネ22は、図1中実線で示したよ
うに、最初の状態に復帰し、固定子6の係合溝6aと板
バネ22とが係合し、手動操作環10の回転は阻止され
る。
【0012】なお、固定子6と回転子9との摩擦トルク
をA、固定鏡筒1と固定子6との摩擦トルクをB、レン
ズ保持筒2の駆動に要するトルクをCとすると、C<B
<Aの条件が満たされる。 (自動焦点調節モードの説明)次に、従来のレンズ鏡筒
の動作について、図2を参照しながら説明する。
【0013】自動焦点調節モード時には、モード切換ス
イッチ20はA位置にあり、図2中実線によって示した
ように、固定子6の係合溝6aと板バネ22とが係合し
ているので、手動操作環10の回転は阻止されており、
固定子6も回転できない状態となっている。ここで、不
図示の制御機構(図4では電源部100に対応する)に
よって超音波モータMoに電源が供給されると、固定子
6に表面進行波が発生し、回転子9が円周方向に回転す
る。回転子9が回転すると、回転子9の左方側の係合溝
9aとカムリング4に設けられている係合突起4dとが
係合しているために、回転子9とカムリング4とが一体
的に回転する。そして、カムリング4が回転すると、レ
ンズ保持筒2が光軸に沿って移動し、自動焦点調節が行
なわれる。
【0014】(手動焦点調節モードの説明)手動焦点調
節モード時には、モード切換スイッチ20を図2中M方
向にスライドさせる。これにより、表面波モータMoへ
の電源供給が断たれる。モード切換スイッチ20をM方
向にスライドさせると、モード切換スイッチ20に固定
されている切換板21も同時に移動し、固定鏡筒1に固定
されている板バネ22を押し下げられるので、板バネ2
2は、固定子6の外周部に設けられている係合溝6aか
ら離脱させられる。
【0015】係合溝6aと板バネ22とが離脱している
状態では、手動操作環10は、回転可能であり、しか
も、超音波モータMoへの電源供給が断たれているの
で、超音波モータMoは駆動せず、固定子6と回転子9
とは付勢部材14によって、強く押し付けられた状態にあ
る。さらに、固定子6と回転子9との摩擦トルクAと、
レンズ保持筒2の駆動に要するトルクCとは、C<Aの
条件が満たされているので、手動操作環10を回転させ
ると、中間リング7を介して固定子6と回転子9とが一
体的に回転することになる。
【0016】回転子9が回転すると、回転子9の左方端
の係合溝9aとカムリング4に設けられている係合突起
4dとが係合しているために、回転子9とカムリング4
とが一体的に回転する。カムリング4が回転すると、レ
ンズ保持筒2が光軸方向に移動し、手動焦点調節が行な
われる。従来例では、自動焦点調節モード時には、モー
ド切換スイッチ20は、A位置にあり、図2に示したよ
うに、固定子6の外周部に設けられた係合溝6aと板バ
ネ22とが係合しているので、手動操作環10の回転は
阻止されており、固定子6も回転できない状態になって
いる。
【0017】しかし、係合溝6aと板バネ22とが係合し
ていなくても、固定鏡筒1と固定子6との摩擦トルクB
と、レンズ保持筒2の駆動に要するトルクCとは、C<
Bの条件が満たされているので、固定子6は回転せず回
転子9のみが回転する。つまり、自動焦点調節モードと
手動焦点調節モードとの切換は、超音波モータMoへの
電源供給を行なうか否かによって簡単に切換えることが
できる。
【0018】したがって、予め任意の撮影距離を記憶さ
せておいて、別の撮影距離により撮影した後に、その記
憶した撮影距離にレンズを駆動するゴーホーム撮影機
能、自動焦点調節モードによって撮影中に、手動操作環
を回転させることにより、瞬時に手動焦点調節モードに
切り換える手動焦点調節モード優先撮影を行なうときに
は、機械的に切換が不必要となるために、これらの機能
又はモードの切換を迅速に行なう機構を組み込むことは
非常に容易となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述した超音波モータ
は、移動体の出力トルクと回転数の特性がモータの形状
又はサイズによってほぼ決定されてしまうという特徴が
ある。例えば、撮影光学系を移動するのに必要なトルク
が決まっていると、回転数も自ずと決まってしまうこと
になる。従って、撮影光学系が撮影距離∞位置から至近
位置に移動するのに要する時間が決められた場合に、移
動体が撮影距離∞位置から至近位置に回転するのに要す
る角度も自ずと決まってしまうことになる。
【0020】しかし、前述した従来のレンズ鏡筒では、
手動焦点調節モードが選択されるときには、超音波モー
タの移動体と固定体とが一体となり、手動操作部材の手
動操作に連動して回転することにより、撮影光学系を駆
動させるようにしているので、手動操作部材の撮影距離
∞位置から至近位置に回転するのに要する角度が決まっ
てしまうことになる。従って、この角度が手動焦点調節
を行う角度として少な過ぎる場合には、微調整による手
動焦点調節が不可能になる、という問題点があった。
【0021】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、手動操作部材の撮影
距離∞位置から至近位置に回転するのに要する角度を、
超音波モータの移動体の回転角度より大きく取ることに
より、微調整による手動焦点調節が可能な如くなすとと
もに、その機構がより効果的に作用するために、自動焦
点調節時、超音波モ−タの固定子を鏡筒の固定筒に対し
て確実に固定することを可能とした超音波モ−タ内蔵レ
ンズ鏡筒を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明のうちで請求項1記載の発明は、撮影光学系と、固定
鏡筒と、前記固定鏡筒に光軸を中心として回転自在に嵌
合し、超音波を発生可能な固定体、及びその固定体に摩
擦接触し、前記超音波により光軸を中心に回転して前記
撮影光学系を駆動可能な移動体とを有する超音波モータ
と、前記超音波モータを駆動制御するモータ駆動制御部
と、外部操作により前記撮影光学系を駆動可能な手動操
作部と、前記超音波モータによって前記撮影光学系を駆
動する自動焦点調節モード及び前記手動操作部によって
前記撮影光学系を駆動する手動焦点調節モードとを選択
可能なモード選択部とを備え;前記モード選択部によっ
て手動焦点調節モードが選択されたときには、前記超音
波モータの移動体と固定体とが一体となり、前記手動操
作部の手動操作に連動して回転することにより、前記撮
影光学系を駆動し、自動焦点調節モードが選択されたと
きには、前記超音波モータの固定体が前記固定鏡筒に固
定され、前記移動体の回転によって、前記撮影光学系を
駆動する超音波モータ内蔵レンズ鏡筒において、前記手
動操作部の回転角度を、前記超音波モータの固定体の回
転角度に拡大して伝達する前記超音波モータの固定体の
一部に回転可能に設けられ、前記固定筒の側面を転動す
る複数の小回転体と、前記手動操作部を前記小回転体を
介して前記固定鏡筒の側面に押圧して摩擦接触させる付
勢部材と、を有する回転角拡大装置を備え、前記手動操
作部及び/又は前記固定鏡筒の小回転体との当接部に摩
擦部材を設けたことを特徴としたものであります。
【0023】つた請求項2の発明は、前記摩擦部材を円
環状のゴムのシ−トとして、前記当接部に接着すること
を特徴とする。また、請求項3の発明は、前記小回転体
を、前記撮影光学系の光軸に直交する方向に前記固定体
に設けられた中心軸と該中心軸に回転自在に嵌合する樹
脂材のローラーで構成し,該ロ−ラ−の前記当接部と当
接する外周面に摩擦部を形成することを特徴とする。
【0024】さらに、請求項4は、前記摩擦部にロ−レ
ット溝を形成したことを特徴とするものであります。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明による超音波
モータ内蔵レンズ鏡筒の実施の形態を示す断面図であ
る。なお、前述した従来例と同様な機能を果たす部分に
は、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0026】この実施の形態では、超音波モ−タの固定
体である固定子6には、その外周上に光軸に対して垂直
に設けられた中心軸26に回転自在に軸支されたローラ
ー25が複数個設けられている。このローラー25は、
樹脂材(例えばポリアセタ−ル)で加工されている。ま
た、ロ−ラ−25の外周面にはロ−レット溝が施されて
いる。この中心軸26とロ−ラ−25で小回転体を構成
する。
【0027】付勢部材11は、固定鏡筒1の中央小径部
1cと固定子6との間に設けられており、ローラー25
を介して、固定鏡筒1の大径部1dの内周端面1fに、
固定子6を押圧することにより、自動焦点調節モード時
に固定子6が容易に回転しないように、所定の摩擦トル
クを与えるものである。また、付勢部材27は、手動操
作環10と中間リング7との間に設けられており、中間
リング7を、固定子6の外周上に設けられたローラー2
5を介して、固定鏡筒1の大径部1dの内周端面1fに
押圧することにより、これら3者を摩擦接触させる。
【0028】さらに、3者の摩擦接触をより強化するた
めに、小回転体のロ−ラ25と当接する中間リング7の
端面7a及び固定鏡筒1の大径部1dの内周端面1fの
それぞれには、円周方向にゴム(例えばシリコンゴム
等)の円環状シ−ト31、32が接着されている。これ
により、手動操作環10を回転すると、中間リング7と
ローラー25を介して、固定子6が、固定鏡筒1の中央
小径部1cの外周上を光軸を中心として回転する。この
ときに、固定子6の回転角度は、遊星歯車装置の原理に
より、手動操作環10の回転角度の2分の1となる。
【0029】さらに、カムリング4が所定角度回転し、
回転制限に当たって停止した後に、さらに手動操作環1
0を回転させると、手動操作環10と中間リング7は付
勢部材27との当接面で滑り、過大なトルクが中間リン
グ7から先にかかることがない。従って、不用意に内部
の構成要素が破壊されない。本発明の実施の形態によれ
ば、超音波モータの固定子6を回転させて手動焦点調節
を行うレンズ鏡筒において、手動操作部材の回転角拡大
機構を用いて手動操作の操作性を向上させても、自動焦
点調節時、超音波モータの固定子6を鏡筒の固定筒に対
して確実に固定することができ、自動焦点調節の精度を
劣化させることがない。さらに必要以上の力が加わって
も、部材の破損等の危険がない。
【0030】以上説明した実施の形態に限定されず、種
々の変形や変更が可能であって、それらも本発明に含ま
れる。本発明の実施の形態においては、カムリング4が
所定角度回転し、回転制限に当たって停止した後に、さ
らに手動操作環10を回転させると、手動操作環10と
中間リング7は付勢部材27との当接面で滑り、過大な
トルクが中間リング7から先にかかることがないように
構成しているが、手動操作環10と中間リング7を一体
にして付勢部材27によって押圧するようにし、ローラ
ー25との当接面で滑らせるように構成してもよい。
【0031】また、本発明の実施の形態においては、付
勢部材11によって固定子6を固定鏡筒1の大径部1d
の内周端面1fに押圧することにより、自動焦点モード
時に固定子6が容易に回転しないように所定の摩擦トル
クを与えているが、付勢部材27によっても、中間リン
グ7及びローラ25を介して押圧されているので、構成
部材の摩擦トルクのバランスを考慮することにより、付
勢部材11を省略することも可能である。
【0032】さらに、摩擦部材としてゴムの円環状シ−
トを使用したがこれにこだわるものではなく、これに代
えてゴムをコ−ティンクしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明は、手動操作部の撮影距離∞位置から至近位
置に回転するのに要する角度を、超音波モータの回転子
の回転角度より大きく取ることができるので、微調整に
よる手動焦点調節が可能となる。また、自動焦点調節
時、超音波モ−タの固定子を鏡筒の固定筒に対して確実
に固定出来、自動焦点調節の精度を悪化させることがな
く、加えて、必要以上の力が加わっても部材の損傷等の
危険がないという効果を奏する。
【0034】請求項2、3及び4記載の発明は、自動焦
点調節時、超音波モ−タの固定子を鏡筒の固定筒に対し
てより強固に固定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波モータ内蔵レンズ鏡筒の実
施の形態を示す断面図である。
【図2】超音波モータ内蔵レンズ鏡筒の従来例を示す断
面図である。
【図3】図2における電源供給部を示す横断面図であ
る。
【図4】従来例に係るレンズ鏡筒の概略的なブロック図
である。
【符号の説明】
L2、L3 焦点調節用光学系 L1、L4 固定レンズ 1 固定鏡筒 2 レンズ保持筒 3 ピン 4 カムリング 5 ピン 6 固定子 7 中間リング 8 窓部材 9 回転子 10 手動操作環 11 付勢部材 12 ベアリング 13 円板 14 付勢部材 15 ガラスエポキシ板 16 ブラシ 17 押さえ板 18 ブラシ固定板 19 小ネジ 20 モード切換スイッチ 21 切換え板 22 板バネ 25 ローラー 26 中心軸 27 付勢部材 31 ゴムの円環状シ−ト 32 ゴムの円環状シ−ト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と;固定鏡筒と;前記固定鏡
    筒に光軸を中心として回転自在に嵌合し、超音波を発生
    可能な固定体、及びその固定体に摩擦接触し、前記超音
    波により光軸を中心に回転して前記撮影光学系を駆動可
    能な移動体とを有する超音波モータと;前記超音波モー
    タを駆動制御するモータ駆動制御部と;外部操作により
    前記撮影光学系を駆動可能な手動操作部と;前記超音波
    モータによって前記撮影光学系を駆動する自動焦点調節
    モード及び前記手動操作部によって前記撮影光学系を駆
    動する手動焦点調節モードとを選択可能なモード選択部
    とを備え;前記モード選択部によって手動焦点調節モー
    ドが選択されたときには、前記超音波モータの移動体と
    固定体とが一体となり、前記手動操作部の手動操作に連
    動して回転することにより、前記撮影光学系を駆動し、
    自動焦点調節モードが選択されたときには、前記超音波
    モータの固定体が前記固定鏡筒に固定され、前記移動体
    の回転によって、前記撮影光学系を駆動する超音波モー
    タ内蔵レンズ鏡筒において、 前記手動操作部の回転角度を、前記超音波モータの固定
    体の回転角度に拡大して伝達する前記超音波モータの固
    定体の一部に回転可能に設けられ、前記固定筒の側面を
    転動する複数の小回転体と、前記手動操作部を前記小回
    転体を介して前記固定鏡筒の側面に押圧して摩擦接触さ
    せる付勢部材と、を有する回転角拡大装置を備え、 前記手動操作部及び/又は前記固定鏡筒の小回転体との
    当接部に摩擦部材を設けたことを特徴とする超音波モー
    タ内蔵レンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】前記摩擦部材は円環状のゴムのシ−トであ
    り、前記当接部に接着されることを特徴とする請求項1
    記載の超音波モータ内蔵レンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】前記小回転体は、前記撮影光学系の光軸に
    直交する方向に前記固定体に設けられた中心軸と該中心
    軸に回転自在に嵌合する樹脂材のローラーで構成され,
    該ロ−ラ−の前記当接部と当接する外周面には摩擦部が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の表面波
    モータ内蔵レンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】前記摩擦部はロ−レット溝が形成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の超音波モータ内蔵レ
    ンズ鏡筒。
JP8013550A 1996-01-30 1996-01-30 超音波モータ内蔵レンズ鏡筒 Pending JPH09211299A (ja)

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US08/783,040 US5751502A (en) 1996-01-30 1997-01-14 Lens barrel with built-in ultrasonic motor

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