JP3509312B2 - 表面波モータ内蔵レンズ鏡筒 - Google Patents

表面波モータ内蔵レンズ鏡筒

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JP3509312B2
JP3509312B2 JP17839195A JP17839195A JP3509312B2 JP 3509312 B2 JP3509312 B2 JP 3509312B2 JP 17839195 A JP17839195 A JP 17839195A JP 17839195 A JP17839195 A JP 17839195A JP 3509312 B2 JP3509312 B2 JP 3509312B2
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stator
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lens barrel
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徹 高山
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面波モータを用
いて撮影レンズを駆動する表面波モータ内蔵レンズ鏡筒
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表面波モータ内蔵レンズ
鏡筒として、例えば、表面波モータの固定体と手動操作
部材とを、固定筒に対して回転可能となるように、一体
的に連結し、モード選択部材は電気的なスイッチのみと
したものが知られている。このレンズ鏡筒は、モード選
択部材によって手動焦点調節モードが選択されたときに
は、表面波モータの移動体と固定体とが一体となり、手
動操作部材の手動操作に連動して回転することにより、
撮影光学系が駆動される。また、自動焦点調節モードが
選択されるときには、固定体は固定筒に対して固定さ
れ、移動体の回転によって、撮影光学系が移動する。こ
のために、手動焦点調節モード時に、表面波モータの移
動体と固定体との接触面を損傷することなく、撮影光学
系を駆動することが可能となる。
【0003】図2は、表面波モータ内蔵レンズ鏡筒の従
来例(例えば、特開平4−343310号)を示した断
面図、図3は、図2における電源供給部を示す横断面
図、図4は、従来例に係るレンズ鏡筒の概略的なブロッ
ク図である。図2の状態は、焦点調節用光学系L2、L
3が表面波モータの回動力によって駆動される自動焦点
調節モードの状態を示すもので、モード切換えスイッチ
20が自動焦点調節モードに設定されている。
【0004】焦点調節用光学系L2、L3は、レンズ保
持筒2に保持され、光軸方向に移動することより焦点調
節が行なわれる。レンズ保持筒2は、固定筒1の中央中
径部1aの内周に、光軸方向に移動可能に嵌合してい
る。レンズ保持筒2の外周部には、ピン3が植設されて
おり、ピン3は、固定筒1の中央中径部1aに設けられ
た光軸と平行な案内溝を貫通して、その先端部は、カム
リング4の内周面に設けられたカム溝4aと係合してい
る。
【0005】カムリング4は、固定筒1の中央中径部1
aの外周部に嵌合し、中央中径部1aの外周部に植設さ
れているピン5がカムリング4の内周面に設けられてい
る円周溝4bと係合しているために、このカムリング4
は、光軸方向に不動であって、光軸を中心として所定角
度のみ回転可能になっている。また、カムリング4の右
方大径外周部4cには、距離目盛が表示されている。
【0006】表面波モータの固定子6は、固定筒1の中
央小径部1cの外周部に光軸を中心として回転自在に嵌
合している。
【0007】窓部材8は、固定筒1の大径部1dに設け
られており、透明な合成樹脂によって形成されている。
この窓部材8は、透明な合成樹脂により形成されている
中間リング7を通して、カムリング4の右方大径外周部
4cに表示されている距離目盛を読み取ることが可能に
なっている。
【0008】回転子9は、固定子6と摩擦接触してお
り、ベアリング12を介して、固定子6に対して回転自
在に設けられている。回転子9の左方側には、係合溝9
aが設けられており、カムリング4の右方大径内周部に
設けられている係合突起4dと係合している。このため
に、回転子9とカムリング4とは、回転方向には一体的
に回転する。また、付勢部材14は、円板13を介し
て、固定子6と回転子9とを摩擦接触させている。
【0009】手動操作環10は、固定筒1の大径部1d
と左方大径部1eとにそれぞれ嵌合し、光軸方向には不
動であり、光軸を中心に回転自在に設けられている。手
動操作環10の内周部には、透明な合成樹脂によって形
成された中間リング7が回転可能に設けられている。
【0010】ガラスエポキシ板15は、固定子6に固定
されており、図3に示すように、導体部分15aがリン
グ上に全周に渡って設けられている。このために、その
導体部分15a上をブラシ16が摺動して、固定子6が
何れの角度位置にあっても、固定子6に対して電気的な
接続が可能となっている。なお、ガラスエポキシ板15
は、リング状の部分からオフセットした位置にスルーホ
ール15bが設けられており、導電部分15aは、ガラ
スエポキシ板15の裏面の導体部分に通じており、その
裏面から固定子6に電気的に接続されている。押え板1
7は、ブラシ16をブラシ固定板18に固定する板であ
る。ブラシ固定板18は、固定筒1に小ネジ19により
固定されている。
【0011】モード切換スイッチ20は、固定筒1にス
ライド可能に設けられており、図2中M方向にスライド
させたときは手動焦点調節モード、A方向にスライドさ
せたときは自動焦点調節モードになり、同時に各モード
に応じて電気信号を発生させる構成となっている。切換
え板21は、モード切換スイッチ20に小ネジ23によっ
て固定されている。板バネ22は、固定筒1に小ネジ24
にて固定されている。板バネ22は、固定子6の外周部
に複数個設けた係合溝6aに係脱可能である。
【0012】モード切換スイッチ20がM方向にスライ
ドしたとき、すなわち手動焦点調節モードのときは、切
換板21も同時に移動し、板バネ22を図2中点線で示
したように押し上げ、係合溝6aから板バネ22を離脱
させる。固定子6の係合溝6aと板バネ22が離脱して
いる状態では、手動操作環10が回転可能となる。
【0013】モード切換スイッチ20がA方向にスライ
ドしたとき、すなわち手動焦点調節モードから自動焦点
調節モードへモード切り換えされたときは、切換板21
も同時に移動し、板バネ22は、図1中実線で示したよ
うに、最初の状態に復帰し、固定子6の係合溝6aと板
バネ22とが係合し、手動操作環10の回転は阻止され
る。
【0014】なお、固定子6と回転子9との摩擦トルク
をA、固定筒1と固定子6との摩擦トルクをB、レンズ
保持筒2の駆動に要するトルクをCとすると、C<B<
Aの条件が満たされる。
【0015】(自動焦点調節モードの説明)次に、従来
のレンズ鏡筒の動作について、図2を参照しながら説明
する。自動焦点調節モード時には、モード切換スイッチ
20はA位置にあり、図2中実線によって示したよう
に、固定子6の係合溝6aと板バネ22とが係合してい
るので、手動操作環10の回転は阻止されており、固定
子6も回転できない状態となっている。ここで、不図示
の制御機構(図4では電源部100 に対応する)によ
って表面波モータに電源が供給されると、固定子6に表
面進行波が発生し、回転子9が円周方向に回転する。回
転子9が回転すると、回転子9の左方側の係合溝9aと
カムリング4に設けられている係合突起4dとが係合し
ているために、回転子9とカムリング4とが一体的に回
転する。そして、カムリング4が回転すると、レンズ保
持筒2が光軸に沿って移動し、自動焦点調節が行なわれ
る。
【0016】(手動焦点調節モードの説明)手動焦点調
節モード時には、モード切換スイッチ20を図2中M方
向にスライドさせる。これにより、表面波モータへの電
源供給が断たれる。モード切換スイッチ20をM方向に
スライドさせると、モード切換スイッチ20に固定され
ている切換板21も同時に移動し、固定筒1に固定され
ている板バネ22を押し下げられるので、板バネ22
は、固定子6の外周部に設けられている係合溝6aから
離脱させられる。係合溝6aと板バネ22とが離脱して
いる状態では、手動操作環10は、回転可能であり、し
かも、表面波モータへの電源供給が断たれているので、
表面波モータは駆動せず、固定子6と回転子9とは付勢
部材14によって、強く押し付けられた状態にある。さ
らに、固定子6と回転子9との摩擦トルクAと、レンズ
保持筒2の駆動に要するトルクCとは、C<Aの条件が
満たされているので、手動操作環10を回転させると、
中間リング7を介して固定子6と回転子9とが一体的に
回転することになる。回転子9が回転すると、回転子9
の左方端の係合溝9aとカムリング4に設けられている
係合突起4dとが係合しているために、回転子9とカム
リング4とが一体的に回転する。カムリング4が回転す
ると、レンズ保持筒2が光軸方向に移動し、手動焦点調
節が行なわれる。
【0017】従来例では、自動焦点調節モード時には、
モード切換スイッチ20は、A位置にあり、図2に示し
たように、固定子6の外周部に設けられた係合溝6aと
板バネ22とが係合しているので、手動操作環10の回
転は阻止されており、固定子6も回転できない状態にな
っている。しかし、係合溝6aと板バネ22とが係合し
ていなくても、固定筒1と固定子6との摩擦トルクB
と、レンズ保持筒2の駆動に要するトルクCとは、C<
Bの条件が満たされているので、固定子6は回転せず回
転子9のみが回転する。つまり、自動焦点調節モードと
手動焦点調節モードとの切換は、表面波モータへの電源
供給を行なうか否かによって簡単に切換えることができ
る。したがって、予め任意の撮影距離を記憶させておい
て、別の撮影距離により撮影した後に、その記憶した撮
影距離にレンズを駆動するゴーホーム撮影機能、自動焦
点調節モードによって撮影中に、手動操作環を回転させ
ることにより、瞬時に手動焦点調節モードに切り換える
手動焦点調節モード優先撮影を行なうときには、機械的
に切換が不必要となるために、これらの機能又はモード
の切換を迅速に行なう機構を組み込むことは非常に容易
となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述した表面波モータ
は、移動体の出力トルクと回転数の特性がモータの形状
又はサイズによってほぼ決定されてしまうという特徴が
ある。例えば、撮影光学系を移動するのに必要なトルク
が決まっていると、回転数も自ずと決まってしまうこと
になる。従って、撮影光学系が撮影距離∞位置から至近
位置に移動するのに要する時間が決められた場合に、移
動体が撮影距離∞位置から至近位置に回転するのに要す
る角度も自ずと決まってしまうことになる。
【0019】しかし、前述した従来のレンズ鏡筒では、
手動焦点調節モードが選択されるときには、表面波モー
タの移動体と固定体とが一体となり、手動操作部材の手
動操作に連動して回転することにより、撮影光学系を駆
動させるようにしているので、手動操作部材の撮影距離
∞位置から至近位置に回転するのに要する角度が決まっ
てしまうことになる。従って、この角度が手動焦点調節
を行う角度として少な過ぎる場合には、微調整による手
動焦点調節が不可能になる、という問題があった。
【0020】そこで、出願人は、上記問題を解決するこ
とを目的として、特願平6−249224において、手
動操作部材の撮影距離∞位置から至近位置に回転するの
に要する角度を、表面波モータの移動体の回転角度より
大きく取ることにより、微調整による手動焦点調節が可
能な表面波モータ内蔵レンズ鏡筒を提案している。具体
的には、レンズ鏡筒に、固定子の一部に回転可能に設け
られ、固定筒の側面を転動する複数のローラーと、手動
操作環をローラーを介して固定筒の内周面に押圧して摩
擦接触させる付勢部材とからなる回転角拡大装置を設
け、手動操作環と固定子の回転角度の比を2:1に拡大
している。
【0021】しかし、前述した従来のレンズ鏡筒、及
び、特願平6−249224で提案したレンズ鏡筒で
は、手動焦点調節モード時に手動操作環に加えられる回
動力が中間リング7(及び回転角拡大装置)を介して直
接固定子に伝達されるために、固定子は弾性変形をし、
この変形は、回転子との接触面にまで及ぶ。ここで、表
面波モーターは、固定子で発生される振幅1μm程度の
進行波により回転子を駆動するものである。従って、固
定子の回転子との接触面における僅かな変形が、回転子
の駆動力、すなわち、表面波モータの電気/機械エネル
ギー変換効率等を低下させる原因になりうるという問題
があった。
【0022】そこで、本発明の課題は、手動操作環から
表面波モータの固定子に伝達された力により、固定子が
弾性変形をした場合においても、表面波モータの電気/
機械エネルギー変換効率に影響のない表面波モータ内蔵
レンズ鏡筒を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、撮影光学系(L101、L
102)と、固定筒(101)と、固定筒(101)に
光軸を中心として回転自在に嵌合し、表面波を発生可能
な固定体(106a、106b)、及びその固定体(1
06a、106b)に摩擦接触し、前記表面波により光
軸を中心に回転して前記撮影光学系を駆動可能な移動体
(109)とを有する表面波モータと、外部操作により
前記撮影光学系(L101、L102)を駆動可能な手
動操作部(110)とを備え、手動焦点調節モード時
は、表面波モータの移動体(109)と固定体(106
a、106b)とが一体となり、手動操作部(110)
の手動操作に連動して回転することにより、撮影光学系
(L101、L102)を駆動し、自動焦点調節モード
時は、表面波モータの固定体(106a、106b)が
固定筒(101)に固定され、移動体(109)の回転
によって、撮影光学系(L101、L102)を駆動す
る表面波モータ内蔵レンズ鏡筒において、表面波モータ
の固定体(106a、106b)は、光軸方向に分割さ
れ、嵌合することで前記回転方向には実質的に一体とな
り、前記手動操作環からの力による歪みが、前記表面波
を発生する部位(106b)へ伝達することを防止する
歪遮断部(106e、106f)を有する、ことを特徴
とする。また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載
の表面波モータ内蔵レンズ鏡筒において、表面波モータ
の固定体(106a、106b)に設置され、手動操作
部(110)の回転角度を、表面波モータの固定体(1
06a、106b)の回転角度に拡大して伝達する回転
角拡大装置(115、116)を備え、表面波モータの
固定体(106a、106b)は、回転角拡大装置(1
15、116)を設置してある部位(106b)におい
て発生する歪みが表面波を発生する部位へ伝達すること
を防止する歪遮断部(106e、106f)を有するこ
とを特徴としている。
【0024】本発明によれば、手動操作部は、手動焦点
調節モード時に外部操作により操作される。このとき
に、手動操作部に加えられた力は、(請求項2に係る発
明においては、回転角拡大装置を介して)固定体に伝達
される。固定体は、力を受けた部位を中心に歪みを発生
させ、歪みは、固定体内部を伝達し、歪遮断部まで達す
る。歪遮断部において、歪みは、さらに伝達することを
阻止される。この結果、歪みが、固定体の表面波を発生
する部位まで達することが防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形
態の表面波モータ内蔵レンズ鏡筒を示した断面図であ
る。図中のレンズ鏡筒は、焦点調節用光学系L102が
表面波モータの回動力によって駆動される自動焦点調節
モードの状態を示している。
【0026】焦点調節用光学系L102は、レンズ保持
筒102に保持され、光軸方向に移動することより焦点
調節が行なわれる。レンズ保持筒102は、固定筒10
1の中央中径部101aの内周、及び、中央小径部10
1cの内周に、光軸方向に移動可能に嵌合している。レ
ンズ保持筒102の外周部には、ピン103が設置され
ており、ピン103は、固定筒101の中央中径部10
1aに設けられた光軸と平行な案内溝を貫通して、カム
リング104の内周面に設けられたカム溝104aにそ
の先端部を挿入している。
【0027】カムリング104は、固定筒101の中央
中径部101aの外周部に嵌合している。また、カムリ
ング104は、先端部内周面に円周溝104bを備えて
おり、この円周溝104bには、中央中径部101aに
隣接する斜面部101bの外周部に設置されているピン
105が、その先端部を挿入している。従って、カムリ
ング104は、光軸方向に不動であって、光軸を中心と
して所定角度のみ回転可能になっている。
【0028】固定子B部106bは、固定筒101の中
央小径部101cの外周部に光軸回りに回転自在に嵌合
している円筒状の部材である。固定子B部106bは、
後端部外周面に回転軸116に軸支されたローラー11
5を復数個備えている。口一ラー15は、金属製の内輪
の外周にゴムを被せた構造をした部材である。また、固
定子B部106bは、その後部の前方面に円周溝106
dを備えている。
【0029】固定子A部106aは、固定子B部106
bの小径部外周に配置してある部材である。固定子A部
106aは、その後端部に円環状の突起部106cを備
えており、突起部106cを固定子B部106bの円周
溝106dに挿入することにより、固定子B部106b
に保持されている。また、固定子A部106aは、回転
子109等を介して付勢部材114から光軸後方への付
勢力を受けることにより、突起部106cの後端面(接
触面106e)と円周溝106dの底面(接触面106
f)とを摩擦接触させている。これにより、固定子A部
106aと固定子B部106bとは、この摩擦接触によ
り回転方向に実質的に一体となっており、2部材合わせ
て特願平6−249224における固定子6の機能を果
たしている。
【0030】表示窓108は、固定筒101の大径部1
01dに設けられており、透明な合成樹脂によって形成
されている。この表示窓108、及び、透明な合成樹脂
により形成されている中間リング107を通して、回転
子109の大径部外周部109cに表示されている距離
目盛を読み取ることが可能になっている。
【0031】回転子109は、ベアリング112を介し
て、円筒113に対して回転自在に設けられている。ま
た、回転子109の大径外周部109cには、係合ピン
120がネジ結合されている。一方、連動キー119
は、カムリング104の中間外周部に、小ネジ118に
より固定されている。連動キー119は、不図示の付勢
部材に付勢されており、この付勢力により、連動キー1
19と係合ピン120とが相互に係合している。従っ
て、回転子109とカムリング104は、係合ピン12
0と連動キー119を介して回転方向に一体となってい
る。また、付勢部材114は、円筒113及びベアリン
グ112を介して回転子109に光軸方向の付勢力を加
えることにより、固定子A部106aと回転子109と
を摩擦接触させている。
【0032】手動操作環110は、固定筒101の大径
部101dと左方大径部101eに嵌合し、光軸方向に
は不動であり、光軸回りに回転自在に設けられている。
手動操作環110の内周部には、透明な合成樹脂によっ
て形成された中間リング107が回転可能に設けられて
いる。
【0033】付勢部材111は、固定筒101の中央小
径部101cと固定子B部106bとの間に設けてある
板バネ、ゴムその他の弾性部材である。付勢部材111
は、ローラー115を介して、固定筒101の中央小径
部101cと大径部101dの連結部101fの端面に
固定子B部106bを押圧することにより、自動焦点調
節モード時に固定子B部106bが容易に回転しないよ
う、所定の摩擦トルクを発生させている。
【0034】付勢部材125は手動操作環110と中間
リング107との間に設けてある板バネ、ゴムその他の
弾性部材である。付勢部材125は、ローラー115を
介して、中間リング107を固定筒101の中央小径部
101cと大径部101dの連結部10lfの端面に押
圧することにより、これら3者を摩擦接触させている。
従って、手動操作環110を回転させると、その回転運
動は、中間リング107とローラー115を介して固定
子B部106bに伝達され、固定子B部106bは、固
定筒101の中央小径部101cの外周上を光軸回りに
回転する。このとき、手動操作環110の回転角度は、
遊星歯車装置の原理により固定子106の回転角度の2
倍となることから、MF時の微調整を可能とする回転角
度を確保できる。なお、本実施形態において、ローラー
115及びローラー115を軸支している回転軸116
は、特願平6−249224に係る発明の回転角拡大装
置に相当している。
【0035】回転子109及び固定子A部106aは、
付勢部材114によって固定子B部106bに付勢され
ているために、上述のように固定子B部106bが回転
運動を行うと、固定子B部106bと一体となって回転
する。また、カムリング104が所定角度回転し、回転
制限に当たって停止した場合であって、さらに手動操作
環110を回転させたときは、手動操作環110と中間
リング107は、付勢部材125の当接面において滑
り、過大なトルクが中間リング107から先にかかるこ
とが防止される。
【0036】一方、固定子B部106bは、ローラー1
15(回転軸116)より回転方向の力を受けると、ロ
ーラー115(回転軸116)を設置してある部位を中
心に弾性変形をする。この弾性変形は、固定子B部10
6b全体に広がり、円周溝106dまでも達する。しか
し、弾性変形は、固定子B部106bと固定子A部10
6aとが固体力学的に連続体でないことから、接触面1
06fから接触面106eへ伝達されることがなく、そ
の影響は固定子A部106aまで及ぶことがない。従っ
て、固定子A部106aは、回転子109との接触面に
おいてローラー115(回転軸116)から加えられる
力の影響により歪むこともない。
【0037】バネ取付部材123は、固定筒101に固
定された部材であり、内周面において、板バネ122を
小ネジ124によって固定している。板バネ122は、
その前端部を中間リング107の後部外周面に複数個設
けてある係合溝7aに挿入することにより、中間リング
107の光軸中心の回転運動を禁止するための部材であ
る。また、切り換え板121は、不図示のモード切り換
えスイッチと連動して、光軸方向に前後移動する部材で
ある。
【0038】図1において、切り換え板121は、光軸
後方に位置していることから、板バネ122の先端部は
係合溝7aに沈み込み、手動操作環110は回転不能と
なっている。この状態から、モード切り換えスイッチ
(不図示)を手動焦点調節モードに切り換えると、切り
換え板121が光軸前方に移動し、板バネ122を押し
上げる。この結果、板バネ122の先端部は、係合溝7
aから離脱し、手動操作環110が回転可能となる。
【0039】次に本実施形態の表面波モータ内蔵レンズ
鏡筒の動作について説明する。自動焦点調節モード時
は、中間リング107の係合溝7aと板バネ122とが
係合しているために、手動操作環110は回転不能であ
り、固定子106(固定子A部106a及び固定子B部
106b)も回転しない状態となっている。ここで、表
面波モータに電源を供給すると、固定子A部106a
は、表面進行波を発生させることから、回転子109が
円周方向に回転する。回転子109の回転運動は、係合
ピン20及び連動キー119を介してカムリング104
に伝達され、回転子109とカムリング104とが一体
となって回転する。この結果、レンズ保持筒102は、
カムリング104に設けてある不図示のカム溝の形状に
従い、光軸方向に前後移動し、自動焦点調節が行われ
る。
【0040】手動焦点調節モード時は、不図示のモード
切り換えスイッチと連動して、切り換え板121が光軸
前方へ移動し、板バネ122を押し上げるために、板バ
ネ122は中間リング107の係合溝107aから離脱
する。これにより、手動操作環110は、回転可能とな
る。一方、表面波モータは、電源供給を中止され、駆動
を停止した状態となる。ここで、固定子A部106aと
固定子B部106b、及び、固定子A部106aと回転
子109は、付勢部材114により、相互に強く加圧さ
れた状態となっている。これにより、固定子A部106
aと回転子109との間における摩擦トルクA1(固定
子A部106aと固定子B部106bとの間における摩
擦トルクA2)と、レンズ保持筒102の駆動に必要と
されるトルクCとは、C<A1(C<A2)の条件を満
たすようになる。従って、手動操作環110を回転させ
ると、中間リング107を介して固定子A部106a、
固定子B部106b及び回転子109とが一体となって
回転する。回転子109が回転すると自動焦点調節モー
ド時と同様にしてカムリング104が一体に回転し、レ
ンズ保持筒102が光軸に沿って移動し、手動焦点調節
が行われる。
【0041】以上説明したように、本実施形態では、固
定子106を固定子A部106a及び固定子B部106
bの2部材に分割し、固定子A部106aと固定子B部
106bとが接触面106e及び接触面106fにおい
て摩擦接触する構成としている。この構成において、固
定子B部106bがローラー115から力を受けて弾性
変形をした場合は、その変形は、接触面106fまで及
ぶが、さらに接触面106fから接触面106eに伝達
し、固定子A部106aをも変形させることはない。す
なわち、接触面106e及び106fは、固定子B部1
06bの歪みが固定子A部106aに伝わるのを防止す
る歪遮断部材として機能している。従って、固定子A部
106aは、回転子109との接触面において不慮の変
形を生じることがない。この結果、本実施形態のレンズ
鏡筒では、表面波モータの電気/機械エネルギー変換効
率を常に良好な状態に維持することが可能となってい
る。
【0042】(その他の実施形態)なお、本発明は、上
記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態
は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された
技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効
果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技
術的範囲に包含される。
【0043】上記実施形態において、固定子106と固
定子B部106bは、付勢部材114の付勢力により接
触面106e及び接触面106fにおいて摩擦接触させ
ることにより接続されているが、これは、固定子B部1
06bの回転方向の運動が適切に固定子A部106aに
伝達され、かつ、固定子B部106bにおいて発生する
歪みがその接続部位において遮断されるものであればそ
の他の方法により接続されるものであってもよい。従っ
て、この接続方法は、拘束力の弱い接着剤等で両部材を
一体化するものであってもよい。また、弾性係数等が両
部材と異なる部材を中間に挟み、歪みを遮断する効果を
増大させることであってもよい。
【0044】また、上記実施形態では、特願平6−24
9224に係るレンズ鏡筒、すなわち、回転角拡大装置
を備えたレンズ鏡筒と同様の構成を有するものに、本発
明に係る改良を付加した場合について説明しているが、
これは、回転角拡大装置を備えない、本出願の従来例で
説明したレンズ鏡筒等と同様の構成を有するものに、本
発明に係る改良を付加することであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、表面波モータの固定体は、歪遮断部を有する構成
としたことから、手動操作部から固定体に力が伝達さ
れ、固定体の力を受けた部位において歪みが発生した場
合であっても、その歪みは、歪遮断部において遮断さ
れ、固定体の表面波を発生する部位へ伝達することが防
止される。この結果、本発明では、表面波モータの電気
/機械エネルギー変換効率を常に良好に維持する表面波
モータ内蔵レンズ鏡筒を提供することを可能としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面波モータ内蔵レンズ鏡筒の断
面を示した図。
【図2】表面波モータ内蔵レンズ鏡筒の従来例を示す断
面図である。
【図3】図2における電源供給部を示す横断面図であ
る。
【図4】従来例に係るレンズ鏡筒の概略的なブロック図
である。
【符号の説明】
1 固定筒 1a 中央中径部 1c 中央小径部 1d 大径部 1e 左方大径部 2 レンズ保持筒 3 ピン 4 カムリング 4a カム溝 4b 円周溝 4c 右方大径外周部 4d 係合突起 5 ピン 6 固定子 6a 係合溝 7 中間リング 8 窓部材 9 回転子 9a 係合溝 10 手動操作環 12 ベアリング 13 円板 14 付勢部材 15 ガラスエポキシ板 15a 導体部分 15b スルーホール 16 ブラシ 17 押さえ板 18 ブラシ固定板 19 小ネジ 20 モード切換ス
イッチ 21 切換え板 22 板バネ 100 電源部 101 固定筒 101a 中央中径部 101b 斜面部 101c 中央小径部 101d 大径部 101e 左方大径部 101f 連結部 102 レンズ保持筒 103 ピン 104 カムリング 104a 中央小径
部カム溝 104b 円周溝 105 ピン 106 固定子 106a 固定子A
部 106b 固定子B部 106c 突起部 106d 円周溝 106e 接触面 106f 接触面 107 中間リン
グ 108 表示窓 109 回転子 109c 大径部外周部 110 手動操作環 111 付勢部材 112 ベアリング 113 円筒 114 付勢部材 115 ローラー 116 回転軸 118 小ネジ 119 連動キー 120 係合ピン 121 切り換え板 122 板バネ 123 バネ取付部
材 124 小ネジ 125 付勢部材 L2、L3 焦点調節用光学系 L1、L4 固定レ
ンズ L101 固定レンズL101 L102 焦点調節
用光学系L102
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−191806(JP,A) 特開 平4−343310(JP,A) 特開 平2−60471(JP,A) 特開 平7−135788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系と、 固定鏡筒と、 前記固定鏡筒に光軸を中心として回転自在に嵌合し、表
    面波を発生可能な固定体、及びその固定体に摩擦接触
    し、前記表面波により光軸を中心に回転して前記撮影光
    学系を駆動可能な移動体とを有する表面波モータと、 外部操作により前記撮影光学系を駆動可能な手動操作部
    と、 を備え、 手動焦点調節モード時は、前記表面波モータの移動体と
    固定体とが一体となり、前記手動操作部の手動操作に連
    動して回転することにより、前記撮影光学系を駆動し、
    自動焦点調節モード時は、前記表面波モータの固定体が
    前記固定鏡筒に固定され、前記移動体の回転によって、
    前記撮影光学系を駆動する表面波モータ内蔵レンズ鏡筒
    において、 前記表面波モータの固定体は、光軸方向に分割され、嵌
    合することで前記回転方向には実質的に一体となり、
    記手動操作環からの力による歪みが、前記表面波を発生
    する部位へ伝達することを防止する歪遮断部を有する、 ことを特徴とする表面波モータ内蔵レンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の表面波モータ内蔵レンズ
    鏡筒において、 前記表面波モータの固定体に設置され、前記手動操作部
    の回転角度を、前記表面波モータの固定体の回転角度に
    拡大して伝達する回転角拡大装置、を備え、 前記表面波モータの固定体は、前記回転角拡大装置を設
    置してある部位において発生する歪みが前記表面波を発
    生する部位へ伝達することを防止する歪遮断部を有す
    る、 ことを特徴とする表面波モータ内蔵レンズ鏡筒。
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