JP4653509B2 - 移動装置および光学部材移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部材により移動部材を移動させる移動装置、及び、操作部材により光学系部材を移動させる光学部材移動装置に関する。
従来、カメラのレンズマニュアル操作装置に関して、特許文献1に示されるフォーカシング操作装置、及び、特許文献2に示されるズーム装置等がある。これらの装置におけるマニュアル操作は、操作対象であるレンズ枠と操作部材とは連結しており、該操作部材の操作力量は駆動のメカニズムに依存している。上記操作部材に対して一定の操作力量の負荷を与えて、操作感を得るようにしている。
また、特許文献3にはフォーカスレンズの停止位置を事前に設定し、その位置に上記フォーカスレンズを止める機構について開示されている。
さらに、特許文献4には超音波モータを用いた撮影レンズのマニュアルフォーカスとオートフォーカスの切り替えにおいてマニュアル駆動のときに定在波を超音波モータの振動子に発生させて駆動時の摩擦抵抗を低減する方法が開示されている。
一方、特許文献5には同じく超音波モータを用いた撮影レンズのマニュアルフォーカスとオートフォーカスの切り替えに関する機械的な機構が開示されている。
特許文献1は、特開平8−334669号公報である。 特許文献2は、特開平8−286090号公報である 特許文献3は、特開平10−148752号公報である。 特許文献4は、特開昭59−101608号公報である。 特許文献5は、特公平6−64224号公報である。
しかしながら、カメラのレンズマニュアル操作装置において上述した機械的な構成を採用したものの場合、マニュアルの操作力量は、その操作力量を一定にするためには重い操作力量側に揃える必要がある。また、そもそも設定してある力量自体が操作者にとって最適なものとは限らない。ある操作者にとっては軽すぎる操作力量でも他の操作者にとっては重すぎるいったことになりかねない。さらに、操作部材を特定の場所に保持固定し、レンズのフォーカスを一定に保ったり、ズームの焦点距離を一定に保ったりすることが求められるような場合、機械的な構成を採用するものは、複雑な機構によってしか実現できなかった。また、上述したように超音波モータを用いたものも提案されているが、レンズの駆動と手動操作が一体の機構であるためにオートフォーカシング動作(以下、AFと呼ぶ)の時に手動操作環が回転することからレンズを持つ手に回転している該手動操作環が接触し、操作感が良くなかった。また、超音波モータを用いた鏡筒においてAFとマニュアルフォーカス操作の切り替えを機械機構の工夫により行う方式は、複雑な機械的な手段で操作の切り替えをするものであった。
本発明の目的は、移動部材の操作力量を軽い側も含めた広い範囲での設定が可能であり、さらに、操作部材を所定の位置に固定保持しておくことも可能な移動装置、あるいは、光学系部材の移動装置を提供することにある。
本発明の請求項1記載の移動装置は、移動部材を移動させるために、手動操作される手動操作部材と、上記手動操作部材に摩擦接触力を付加するように、上記手動操作部材に近接する方向に加圧されている振動体と、上記摩擦接触力を変更可能に上記振動体を駆動制御することによって、上記手動操作部材を手動操作する際の手動操作力量を任意に調節制御する操作力量調節制御手段と、を具備し、上記操作力量調節制御手段は、少なくとも圧接方向の振動振幅を変更設定させて上記振動体を駆動制御する。
本発明の請求項2記載の移動装置は、請求項1記載の移動装置において、上記操作力量調節制御手段は、上記手動操作部材の操作方向への操作を補助する力を発生させるように上記振動体を振動制御する。
本発明の請求項3記載の移動装置は、請求項1記載の移動装置において、上記移動部材は、光学部材である。
本発明の請求項4記載の光学部材移動装置は、光学部材を移動させる光学部材移動装置において、上記光学部材を連動移動させる手動操作可能な操作部材と、超音波振動を発生する振動体と、上記操作部材に対して上記振動体を摩擦接触させるために加圧する加圧手段と、上記操作部材を手動操作する際における手動操作力量に関わる上記振動体を摩擦接触される摩擦接触力を変更するように、上記振動体の振動状態を可変駆動制御する振動体制御手段と、を具備する。
本発明の請求項5記載の光学部材移動装置は、請求項4記載の光学部材移動装置において、上記振動体制御手段は、上記操作部材が手動操作されていないときには上記振動体を非駆動状態にして上記操作部材を摩擦接触力により固定保持し、また、上記操作部材が手動操作開始されたことを検出したときには上記振動体を駆動状態にすることで摩擦接触力を軽減して上記操作部材を移動可能に、上記振動体を制御する。
本発明によれば、移動部材の操作力量を自在に電気的に設定可能であり、また、移動部材を所定の位置に固定状態で保持することが可能な移動装置、または、撮影光学系の移動装置の提供が可能となる.
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態としての移動装置を内蔵する一眼レフデジタルカメラシステムのブロック構成図である。図2は、上記カメラシステムに適用される超音波アクチュエータの振動子にフレキシブルプリント基板を固着した状態を支持軸方向からみた図である。図3は、図2のA矢視図である。図4は、図2の振動子からフレキシブルプリント基板を外した状態を支持軸方向から見た図である。図5は、図4のB矢視図である。図6は、図4のC矢視図である。図7は、上記振動子を構成する圧電素子部と絶縁板の焼き付け処理前の分解斜視図である。図8は、上記振動子の屈曲振動と縦振動との合成振動状態を拡大して示した図であって、振動子が図8(A)の屈曲状態から図8(B)の伸張状態、図8(C)の屈曲状態、図8(D)の収縮状態の順に変形する様子を示している。図9は、上記振動子を駆動するための駆動制御回路のブロック構成図を示す。図10は、本実施形態のカメラシステムにおけるレンズユニットのレンズ鏡筒の要部を示す光軸に沿った断面図である。図11は、図10のD−D断面図である。図12は、図10のレンズ鏡筒をE方向からみた展開図である。図13は、図12のF−F断面図である。
上記一実施形態の移動装置を内蔵する一眼レフデジタルカメラシステム100は、図1の本カメラシステムのブロック構成図に示すようにカメラ本体側のボディユニット101と、交換レンズ鏡筒部であるレンズユニット102とからなる。
上記カメラシステム100のレンズユニット102は、オートフォーカス(AF)駆動とマニュアルフォーカス駆動とが可能であり、いずれも超音波アクチュエータを駆動源、または、補助駆動源として利用する。なお、上記マニュアルフォーカス駆動には、操作環力量調節モードを有し、該モードでは2つの調節モードが選択可能である。1つのモードは、操作環操作力補助モードであって、マニュアルフォーカス時にユーザによって回動操作される操作環7(図10)に対して超音波アクチュエータによって補助的駆動力を与え、僅かな操作力で操作環7を回動操作可能とするモードである。他の1つのモードは、操作環回動摩擦力軽減モードであって、操作環7に固着される距離環6の回動摩擦力(負荷トルク)の大きい状態(固定状態)から回動摩擦力の少ない状態の範囲に設定できるように超音波アクチュエータの駆動によって上記摩擦力を変化させ、操作環7を固定状態から容易に回動できる状態に切り換えられるモードである。ただし、カメラシステム100としては、上記操作環力量調節モードの2つの調節モードのうち、一方のモードのみを適用するように構成してもよい。
上記一眼レフデジタルカメラシステム100の詳細な説明に先立って、上記移動装置であるレンズユニット(レンズ鏡筒部)の駆動源、または、補助駆動源である超音波アクチュエータの構成および作用について図1〜13等を用いて説明する。
なお、以下の説明において、レンズユニットの撮影レンズ光軸Oと平行な方向をZ方向とする。Z方向の被写体側を前方とし、Z方向のカメラボディ側を後方とする。また、光軸Oに対するラジアル方向をR方向とし、光軸Oに対する円周接線方向をT方向とする。
レンズユニット102に内蔵される光学部材の移動装置に組み込まれる超音波アクチュエータは、図10に示すフォーカス駆動用第二の駆動機構(駆動部材)である円周上に略等間隔で配置された3台の超音波アクチュエータ(第二)28と、操作環力量調節用第一の駆動機構(駆動機構)である円周上に略等間隔で配置された3台の超音波アクチュエータ(第一)29とである。
上記超音波アクチュエータ28は、図10に示すように振動子30と、支持軸31と、駆動子32、ケース34とからなり、レンズユニット102のレンズのフォーカス駆動(AF駆動)を行う。
上記超音波アクチュエータ29は、図10,13に示すように振動体である振動子35と、支持軸36と、駆動子39と、ケース44とからなるアクチュエータであり、マニュアルフォーカス時に駆動される。
次に上記振動子について説明するが、超音波アクチュエータ28の振動体である振動子30は、振動子35と同様の構成を有し、同様の動作を行う。したがって、以下、主に超音波アクチュエータ29の振動子35について詳細に説明する。
振動子35は、図4,7等に示すように複数の2種類の圧電シート37X,37Yと2枚の絶縁板38A,38Bと、導電性銀ペーストからなる電極41a,41b,41c,41d,41a′,41b′と、1本の支持軸36と、2つの駆動子を有してなる。
2種類の圧電シート37X,37Yは、それぞれ厚さ100μm程度の矩形の圧電素子からなる。
圧電シート37Xには、その前面に厚さ10μm程度の銀−パラジウム合金が塗布された第一内部電極37Xa,37Xc,37Xc′,37Xa′が絶縁された4つの領域に分割されて配置されている。圧電素子の長手方向の端面位置まで上記各内部電極の上側端部が伸びている(図7)。
一方、圧電シート37Yには、その前面に厚さ10μm程度の銀−パラジウム合金が塗布された第二内部電極37Yb,37Yd,37Yd′,37Yb′が絶縁された4つの領域に分割されて配置されている。圧電素子の長手方向の端面位置まで上記内部電極の下側端部が伸びている。
図7に示すように、互いに隣接する上記圧電シート37X,37Y同士の第一内部電極37Xa,37Xc,37Xc′,37Xa′と第二内部電極37Yb,37Yd,37Yd′,37Yb′とは形状が同じで、電極端部が上下が逆になり、積層されたときに矩形電極面が互いに重なる位置に配置されている。このような内部電極が施された2種類の圧電シート37X,37Yを交互に40層程度積層して、積層圧電素子部35Aが形成される。
積層圧電素子部35Aの左側端面には、第一内部電極37Xa,37Xcおよび第二内部電極37Yb,37Ydの端部が積層状態で露呈した内部電極露呈部が形成されている(図示せず)。積層圧電素子部35Aの右側端面には、第一内部電極37Xc′,37Xa′および第二内部電極37Yd′,37Yb′の端部が積層状態で端面に露呈し、内部電極露呈部が形成される(図示せず)。さらに、上記内部電極露呈部上にそれぞれ導電性銀ペーストからなる各4つの独立した外部電極が両側面部に形成され、該内部電極と導通するようになっている(図5)。
上記積層圧電素子部35A前後面に圧電シート37X,37Yと同じ矩形形状の絶縁板38A,38Bが配設され、振動子35の表面を形成する。前面側の絶縁板38Aの表面には図4に示される導電銀ペーストからなる電極41a(A1+),41b(A1−),41c(A2+),41d(A2−),41a′(B1+),41b′(B1−)が形成される。
上記絶縁板37A上の電極41a,41b,41c,41d,41a′,41b′は、上記各積層された圧電シート毎の両側に露呈した積層状態の両側面内部電極にそれぞれにより電気接続される。すなわち、電極41aには、第一内部電極37Xaが電気接続される。電極41bは、第二内部電極37Ybと電気接続される。電極41cには、第一内部電極37Xcおよび第一内部電極37Xc′が電気接続される。電極41dには、第二内部電極37Ydおよび第二内部電極37Yd′が電気接続される。電極41a′には、第一内部電極37Xa′が電気接続される。電極41b′には、第二内部電極37Yb′が電気接続される。
上記電極接続状態の積層された圧電シート37X,37Yからなる積層圧電素子部35Aに絶縁板37A,37Bを重ねた状態で焼き付け処理し、上記各電極を利用して分極を行うと振動子35が形成される(図4)。
振動子35のZ方向底部には、2つの駆動子39がT方向に沿って接着剤により固着される。なお、該駆動子39は、高分子材料にアルミナを分散して形成されている。
さらに、振動子35の略中央部、すなわち、振動子の振動の節となる位置には積層方向に貫通穴が穿設されており、該貫通穴には、ステンレス材等よりなる支持軸36がR方向に貫通して接着固定されている。
振動子35の絶縁板37Aに設けられた各電極41a,41b,41c,41d,41a′,41b′上には、接続パターンを有する接続フレキシブルケーブル(以下、FPCと記載)42が各電極と電気接続された状態で装着される。
すなわち、接続FPC42は、図2に示すように信号ライン42a,42b,42c,42dの接続パターンを有しており、信号ライン42a(A1+側)には、絶縁板37Aの電極41aと41a′とが共に接続される。信号ライン42b(A1−側)には、電極41bと41b′とが共に接続される。信号ライン42c(A2+側)には、電極41cが接続される。信号ライン42d(A2−側)には、電極41dが接続される。そして、該信号ライン42a,42b,42c,42dは、後述する振動子駆動回路24に接続される。
超音波アクチュエータ29は、図10〜13に示すように振動子35の支持軸36をスペーサ43を挟んだ状態でケース44のV字溝44bにて回動自在に支持され、ケース44の取り付け部44aを2本のビス45で固定枠2に固着して取り付けられる。そして、被駆動部材である距離環6の摺動部6bに振動子35に固着されている2つの駆動子39を圧接させてアクチュエータ装着状態とする。その取り付け位置は、上記固定枠2のスラスト面上の周方向3箇所とする(図11)。
一方、超音波アクチュエータ28は、図10に示すように振動子35同様の構成を有する振動子30の支持軸31がスペーサ33を挟んだ状態でレンズユニット102の固定枠2に固着して取り付けられる。その取り付け位置は、レンズユニット102の固定枠2のスラスト面上の周方向3箇所とする。そして、被駆動部材である内駆動環4の摺動部4bに振動子30側の2つの駆動子32を圧接した状態する。
また、上記超音波アクチュエータ28にも振動子30の圧電シートの内部電極に接続される接続FPCが設けられており、該接続FPCは、後述する振動子駆動回路23に接続される。
次に、上記超音波アクチュエータの振動子の動作について図8,9等を用いて説明する。
超音波アクチュエータ29の振動子35は、ボディユニット101側に内蔵され、ボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bμcomと記載する)50の制御部からの制御信号と、レンズユニット102側に内蔵されるレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lμcomと記載する)20の振動情報検出部である位相差検出部48および電流検出部49の検出信号に基づいて制御され、図9に示す発振部45,移相部46,駆動部47からなる第一の力量切換手段(振動体制御手段)である振動子駆動回路24によって駆動される。
なお、超音波アクチュエータ28の振動子30も同様にBμcom50,Lμcom20によって制御され、略同様の構成の第二の力量切換手段である振動子駆動回路23(図1)等からなる回路によって駆動される。
図9の駆動回路において、発振部45からの信号は、1つの信号ライン42a,42b(A1+,−)にはそのままの信号を、他方の信号ライン42c,42d(A2+,−)には移相部46により90°位相を変えた信号が駆動部47に入力される。
すなわち、移相部46を通らない信号入力のうち、1つは、そのままの位相で電圧増幅された信号が第一の信号(A1+)として接続FPC42の信号ライン42aに出力される。他の1つは、第一の出力とは時間的に位相を180°ずらして電圧増幅された出力が第二の信号(A1−)として信号ライン42bに出力される。
一方、移相部46を通った90°位相を変えた信号入力のうち、1つはそのままの位相で電圧増幅された信号が第三の信号(A2+)として信号ライン42cに出力され、他の1つは、第三の信号と時間的に位相を180°ずらして電圧増幅した出力が第四の信号(A2−)として信号ライン42dに出力される。
上述した第一〜四の信号を振動子35に入力することによって、振動子35は屈曲振動と縦振動が合成された振動が生じ(図8(A)〜(D))、駆動子39の先端に位相のずれた楕円振動(図2の軌跡E1 ,E2 に示される)を発生させる。駆動子39の先端には被駆動体である距離環6が押圧されているので、楕円振動の回転方向に振動子35の駆動子39を介して被駆動体である距離環6に相対駆動力が与えられる。
なお、上記駆動子39の楕円振動の回転方向によって距離環6に与える駆動力の回動方向が定まるがその回転方向は、移相部46で位相をずらす方向によって設定される。
また、上述のように移相部46により90°位相をずらす場合は、振動子35は屈曲振動と縦振動が合成された振動を発生させる場合であって、屈曲振動のみを発生させ、駆動子39にスラスト方向のみの振動を発生させる場合は、移相部46により0°、または、180°位相をずらせるように制御することになる。これらの駆動動作状態は後で詳細に説明する。
振動子35の駆動信号ラインには振動状態を表すパラメータである振動子に印加される周波信号の電流を検出するLμcom20内の電流検出部49が接続されている。さらに、電流検出部49には発振部45からの周波信号の電圧と電流検出部49で検出した電流との位相差を検出するLμcom20内の位相差検出部48が接続されている。また、位相差検出部48には、検出した電流と電圧との位相差信号を取り込むためにBμcom50内の制御部が接続されている。上記制御部には、発振部45が接続されている。
位相差検出部48により、振動子35の振動状態のパラメータである電流と電圧との位相差が検出され、検出された電流と電圧との位相差を利用して上記制御部では、外部環境により振動状態が変化した振動子35の共振周波数付近の周波数を検出することができる。また、検出された共振周波数付近の周波数を発振部45にフィードバックする。
なお、本実施形態の場合、振動子35に印加する信号を周波信号としたが、矩形波,正弦波信号,鋸波信号とすることもできる。また、本実施形態の場合、位相差検出部48で検出される位相差は、発振部45の周波信号の電圧と振動子に印加される周波信号の電流との位相差としたが、これに限定するものではなく振動子に印加する周波信号の電圧と電流との位相差であっても良い。
上述したように、本実施形態における超音波アクチュエータ28では、位相差検出部48で検出した振動子35に印加する周波信号の電流と発振部45からの周波信号の電圧との位相差を上記Bμcom50の制御部に入力して、周波数検出動作を行った時点での振動子35の共振周波数近傍の周波数が検出される。その結果を発振部45にフィードバックすることにより、外部要因の変化に伴い振動子35の共振状態が変化した場合でも共振周波数付近の周波数を検出して該周波数で駆動することができるため、駆動効率の良い状態で振動子35を駆動できるという効果が得られる。なお、この駆動制御は、超音波アクチュエータ28の振動子30に対しても同様の制御が行われる。
なお、上述のように移相部46にて90°位相を変える場合は、マニュアルフォーカス時の操作環力量調節モードのうち、操作環操作力補助モードでの駆動制御を行う場合である。あるいは、振動子30によりAF駆動を行う場合である。一方、操作環力量調節モードのうち、操作環回動摩擦力軽減モードでは、移相部46にて0°、または、180°位相を変えるように制御され、振動子35は、縦振動のない屈曲定在波振動のみで駆動される。
次に、本実施形態の光学部材移動装置を内蔵する一眼レフデジタルカメラシステムの構成と作用について、図1,10〜13等を用いて詳細に説明する。
本実施形態の一眼レフデジタルカメラシステム100は、前述したようにカメラ本体としてのボディユニット101と、交換レンズ鏡筒部としてのレンズユニット102とを有してなり、ボディユニット101の前面に所望のレンズユニット102が着脱可能である。
レンズユニット102の制御は、Lμcom20が行う。ボディユニット101の制御は、Bμcom50が行う。なお、Lμcom20とBμcom50とは、レンズ鏡筒装着状態で通信コネクタ69を介して通信可能に電気的接続がなされる。そして、デジタルカメラシステムとしてLμcom20は、Bμcom50に従属的に協働しながら稼動するようになっている。Bμcom50とLμcom20は、上記ユニットの制御する制御部の他に超音波アクチュエータ28,29の駆動状態を制御する制御手段を内蔵しており、超音波アクチュエータ29,28の振動体を制御する振動体制御手段や超音波アクチュエータ29を制御することによって操作環7を固定状態、または、操作可能な非固定状態に切り換え制御する切換制御手段(第一)および超音波アクチュエータ28を制御することによって第二の連結機構を固定状態に、または、第二の連結機構を介してレンズ枠5を駆動状態とする非固定状態に切り換え制御する切換制御手段(第二)や超音波アクチュエータ29を制御することによって操作環7の手動操作力を調節する力量調節手段などを内蔵している。
レンズユニット102内にはレンズユニット内の制御を司り、Lμcom20と、図1に示すように固定枠2や手動操作部材(操作部材)である操作環7および距離環6、また、駆動機構である内外駆動環3,4、さらに、移動部材であるレンズ枠5およびレンズ駆動機構(第一の駆動機構,第二の駆動機構)等を有する枠部材と、上記駆動環等によって進退自在に支持される撮影レンズおよび該レンズ以外の光学部材であるレンズ1、および、絞り8と、上記枠部材駆動用の超音波アクチュエータ28,29と、枠部材(操作環,内駆動環)回動位置検出用位置センサ26,27と、絞り駆動用の絞り駆動機構22,上記アクチュエータ駆動用の振動子駆動回路23,24等が設けられている。
レンズ1は、フォーカス用レンズであってレンズ枠5に保持され、該レンズ枠5は、レンズ駆動機構が内蔵される固定枠2内に在る後述の超音波アクチュエータ28(図2,10)によって進退駆動され、AFフォーカシング(自動合焦)駆動が可能であり、また、操作環7を操作することによりマニュアルフォーカシング駆動も可能である。上記レンズ駆動機構については後で詳細に説明する。なお、レンズユニット102には、レンズ1以外の撮影レンズも組み込まれているが図1には図示していない。
操作環7は、マニュアルフォーカシング時に回動操作されるが、レンズユニット102の外周部に回転操作可能な状態で配置され、その外周部にゴム環7aと内周部に距離環6が固着されている。距離環6には、固定枠2内に在る後述の超音波アクチュエータ29(図2,10)の振動体である振動子35が後述する操作環力量調節機構を介してZ方向から押圧されている。
上記距離環6に押圧される振動子35は、マニュアルフォーカス駆動時に前述した振動子駆動回路24からの出力を受けて振動するが、前述した2つの操作環力量調節モードのうち、操作環操作力補助モード時には、屈曲振動と縦振動駆動させることによって操作環7の回動操作を補助する駆動力を発生させてより軽く回動できるようにする。また、上記2つのモードのうち、操作環回動摩擦力軽減モード時には振動子35を屈曲定在波振動させて距離環6に接触している振動子35の駆動子39との摩擦接触力を変化させ、距離環6と一体の操作環7の操作力量を任意に設定できるようにする。
操作環7の操作力量,距離環の接触摩擦力の設定は、ボディユニット101の操作環力量設定手段である操作環力量設定スイッチ80(以下、スイッチは、SWと記載する)により設定値がBμcom50に入力されて記憶され、カメラ操作SW群79中のマニュアルフォーカス設定SWがオン状態で、かつ、操作環7が操作状態にある時、レンズユニット102側に上記設定値が出力されて、Lμcom20に入力される。Lμcom20は、振動子駆動回路24を制御して、超音波アクチュエータ29の振動子35を制御して、距離環6の補助回動力、または、距離環6との接触摩擦力が調節される。
絞り8は、絞り駆動機構22内に在る図示しないステッピングモータによって駆動される。Lμcom20の指令に従って上記モータが制御される。
一方、ボディユニット101内には図1に示すように次の各構成部材が配設されている。すなわち、カメラ全体の制御を司り、また、操作力量調節制御手段を内蔵するBμcom50と、撮影系としてクイックリターンミラー51と、シャッタ装置53と、光学ローパスフィルタ54と、被写体像を光電変換するための光電変換素子を有するCCDユニット55と、スクリーン56,ペンタプリズム57,アイピース58と、ミラー駆動機構59と、シャッタチャージ機構60と、シャッタ制御回路61と、合焦開始信号出力手段であるAF(オートフォーカス)センサユニット63と、AFセンサ駆動回路62と、測光センサ64と、測光回路65と、ストロボ67と、ストロボ制御回路66とが配設される。表示操作系等として、当該カメラの動作状態を表示出力によってユーザへ告知するための動作表示用LCD78と、カメラ操作SW群79と、操作力量設定手段である操作力量設定SW80とが配設される。さらに、撮像処理,表示系としてCCDユニット55に接続されるCCDインターフェース回路72と、画像処理コントローラ73と、記憶領域として設けられるSDRAM76,FLASH ROM75,記録メディア74と、撮影画像等を表示する液晶モニタ77とが配設される。また、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性記憶手段として、例えば、EEPROMから成り、Bμcom50からのアクセス可能な不揮発性メモリ71と、電源系として電池81と、電池電圧を当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給する電源回路82とが配設されている。
レンズユニット102が装着されたボディユニット101においては、ファインダ観察状態では、クイックリターンミラー51で垂直方向に曲げられたレンズ1からの被写体光は、スクリーン56上に結像する。該像からの光線はペンタプリズム57により、上記スクリーン56上の被写体像を観察するために設けられたアイピース58に導かれ、被写体像を観察することができる。上記スクリーン56からの光に対して電気信号を出力する測光センサ64の電気信号に基づいて、測光回路65により測光処理がなされ、その出力は、Bμcom50へ送信されて撮影時の露光制御がなされる。レンズ1の光束の一部は半透過鏡であるクイックリターンミラー51を透過し、サブミラ−51aにより導かれてAFセンサユニット63へ入射される。AFセンサユニット63内のAFセンサからの出力(焦点合わせ情報)は、AFセンサ駆動回路62を介してBμcom50へ送信されて周知の測距処理が行われる。一方、撮影状態では上記クイックリターンミラー51は、撮影光路から退避した位置にミラー駆動機構59により退避駆動され、レンズ1の光線はCCDユニット55の撮像面上に結像する。シャッタ装置53の先幕と後幕の駆動ばねは、シャッタチャージ機構60によってチャージされ、撮影時に上記先幕と後幕の動きは、シャッタ制御回路61によって制御される。
画像処理コントローラ73は、Bμcom50の指令に従ってCCDインターフェース回路72を制御してCCDユニット55から撮影画像データを取り込む。この画像データは、画像処理コントローラ73でビデオ信号に変換され、液晶モニタ77にて表示される。ユーザは、液晶モニタ77の表示像から撮影した画像イメージを確認できる。
SDRAM76は、画像データの一時的記憶メモリであり、画像データが変換される際のワークエリアなどに使用される。また、この画像データはJPEGデータに変換された後、記録メディア74に記録される。
なお、撮影レンズ光軸O上に配設されるCCDユニット55とレンズ1との間に光学ローパスフィルタ54が配されている。該フィルタによって上記CCDに入射する像の高周成分が除去され、また、上記CCDが保護されている。
また、上記カメラ操作SW群79は、例えば、レリーズSWと、オートフォーカスとマニュアルフォーカスのモード切り換え(AF/MFモード切換)、あるいは、操作環力量調節モードの選択を行うモード変更SWと、パワーSWなどの当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群である。
ここで、レンズユニット102のレンズ鏡筒部および該鏡筒に組み込まれる操作環力量調節機構とフォーカス駆動機構の詳細について図10〜13等により説明する。
前述したように図10は、本実施形態のカメラシステムにおけるレンズユニットのレンズ鏡筒の要部を示す光軸に沿った断面図である。図11は、図10のD−D断面図である。図12は、図10のレンズ鏡筒をB方向からみた展開図である。図13は、図12のF−F断面図である。
上記レンズ鏡筒部は、図10に示すようにように固定枠2と、固定枠2の外周部に回動自在に支持される距離環6と、距離環6の外周に固着嵌合するマニュアルフォーカス操作用の操作環7と、固定枠2の内周部に回動自在に嵌入する外駆動環3と、外駆動環3の内周部に回動自在に嵌入する内駆動環4と、内駆動環4の内周部に回動,進退自在に嵌入するレンズ枠5と、レンズ枠5にレンズ押さえ5bによって押さ付けて保持されるフォーカスレンズであるレンズ1と、固定枠2,距離環6に組み込まれ、超音波アクチュエータ29を含む操作環力量調節機構と、固定枠2,外駆動環3,内駆動環4に組み込まれ、超音波アクチュエータ28を含むフォーカス駆動機構とを有してなる。
操作環7には、その外周部にゴム環7aが固着され、内周部に距離環6がビス(不図示)で固着されている。距離環6の内周には光軸Oに沿った直進ガイド溝6aが設けられている。
外駆動環3には、レンズ1をフォーカシング駆動するための光軸Oに対して斜行するカム溝3aが設けられ、また、外周部には駆動ピン(第一の連結機構)3bが固着されている。この駆動ピン3bは、固定枠2に周方向に沿って設けられる円周溝2cを摺動自在に挿通して距離環6の直進ガイド溝6aに摺動自在に嵌入する。
内駆動環4には、光軸Oに沿った直進ガイド溝4aが設けられる。レンズ枠5には、外周部に従動ピン(第二の連結機構)5aが固着されている。従動ピン5aは、直進ガイド溝4aを摺動自在に挿通して外駆動環3のカム溝3aに摺動自在に嵌入する。
上記操作環力量調節機構おいては、図10,12,13に示すように距離環6が固定枠2の外周にボールベアリング12を介在して回動自在に保持され、かつ、スラスト方向であるZ方向の後端面は、ベアリング受け19に対してボールベアリング13を介在し、回動自在の状態で相対的に位置決めされている。ベアリング受け19の後端面には、加圧手段であるリング状でバネ変形当接部18aを有する押圧バネ18が当接している。押圧バネ18の後面のバネ変形当接部18aには、固定枠2の外周にネジ部2bに螺合して装着された押さえリング17が当接し、押圧バネ18を前方に押圧している。従って、距離環6は、Z方向の前方に向けて付勢された状態となる。上記ボールベアリング13は、リング状の板に円周方向等間隔にボールベアリング13を保持する穴をもつリテーナ13aによって保持されている。ボールベアリング12も同様に形状の異なるリテーナ(図示せず)によって保持されているものとする。
一方、超音波アクチュエータ29は、図10,11に示すように固定枠2の外周の前方スラスト面に周方向3分割位置(120°間隔)に取り付けられている。そして、超音波アクチュエータ29の振動子35は、すでに説明したように支持軸36を固定枠2の前方にビス45によってビス止めされるアクチュエータケース44(図12)のV字溝44bにて、スペーサ43を挟んで回動自在に支持した状態で取り付けられている。そして、振動子35の後端面に固着される2つの駆動子39は、Z方向後方に向け、距離環6の前面対向する位置にある。上述したように距離環6は、Z方向前方に押圧付勢されていることかから距離環6の前面(後述する摺動部6b)と駆動子39とが当接する状態(摩擦接触力を付加した状態)となる。
上記距離環6の前面部には、セラミック等の耐摩耗性の材質で作られたリング形状の摺動部6bが固着されている。
上記フォーカス駆動機構においては、図10に示すように外駆動環3の前後のスラスト面がボールベアリング11B,11Aを介在した状態でベアリング受け16と内駆動環4のフランジ部で回動自在状態で支持されている。ベアリング受け16の前端面には、加圧手段であるリング状でバネ変形部を有する押圧バネ15が当接している。押圧バネ15の前面のバネ変形部には、固定枠2の外周にネジ部2aに螺合して装着された押さえリング14が当接し、押圧バネ15を後方に押圧している。従って、外駆動環3はZ方向の後方に向けて付勢され、内駆動環4は、その付勢力を受けて同様に後方に付勢される。なお、上記ボールベアリング11A,11Bは、リテーナ(図示せず)によって保持されているものとする。
一方、超音波アクチュエータ28は、図10に示すように固定枠2の内周の後方スラスト面に超音波アクチュエータ29と同様に周方向3分割位置(120°間隔)に取り付けられている。そして、超音波アクチュエータ28の振動子30は、すでに説明したように支持軸31を固定枠2の後方にビスによってビス止めされるアクチュエータケース34のV字溝にて、スペーサ33を挟んで回動自在に支持した状態で取り付けられている。そして、振動子30の前端面に固着される2つの駆動子32は、Z方向前方に向け、内駆動環4の後端面と対向する状態に支持される。一方、内駆動環4がZ方向後方に押圧付勢されていることかから内駆動環4の後端の摺動部4b(後述)と駆動子32とが当接する状態となる。
上記内駆動環4の後端面部には、セラミック等の耐摩耗性の材質で作られたリング形状の摺動部4bが固着されている。また、押さえリング14も同様にセラミック等の耐摩耗性の材質で形成されている。
上述した構成を有するレンズ鏡筒部において、AF(オートフォーカス)駆動を行う場合、操作環7を回動させず固定した状態(超音波アクチュエータ29の停止状態)のもとで超音波アクチュエータ28が駆動される。振動子30が屈曲,縦振動駆動されると、駆動子32が楕円軌跡に沿って駆動され、上記フォーカス駆動機構により駆動子32が所定の付勢力で当接している内駆動環4がフォーカシング対応量だけ固定枠2に対して相対回動駆動される。内駆動環4の回動に伴い、従動ピン5aがカム溝3aに沿いながら直進ガイド溝4a上を相対移動し、レンズ枠5がレンズ1のフォーカシング位置まで光軸O方向に移動し、フォーカシングが行われる。
なお、上述の超音波アクチュエータ29が停止した状態では、距離環6の摺動部6bと駆動子39とが強く当接し、摩擦力が大きい状態となっているので、距離環6,操作環7は、確実に固定された状態に保持される。
一方、マニュアルフォーカス駆動を行う場合、内駆動環4を固定した状態(超音波アクチュエータ28の停止状態)のもとで操作環7を回動操作する。超音波アクチュエータ28の動作の停止状態では、内駆動環4が振動子30の駆動子32に摩擦接触しているので固定枠2に固定された状態に保持される。このマニュアルフォーカス操作が上記操作環力量調節モードのうちの操作環回動摩擦力軽減モードである場合、まず、操作環7を所望のフォーカシング方向に微小量手動により回動させたとき、操作環7に設けられたスケール26aの動きが、固定枠2に設けられた位置センサ26により検出され、超音波アクチュエータ29の振動子35に屈曲定在波振動のみを発生させて駆動子39をスラスト方向にのみ振動させる。この振動によって距離環6の駆動子39との摩擦力が減り、操作環7の操作力量を軽減して手動操作しやすい状態にセットする。そこで、操作環7を手動回転させると、距離環6に設けられた直進ガイド溝6aと固定枠2の円周溝2cとに外駆動環3に固着された駆動ピン3bが係合しているので、外駆動環3が回転する。外駆動環3が回転すると、レンズ枠5に設けられた従動ピン5aが、外駆動環3のカム溝3aと内駆動環4に設けられた直進ガイド溝4aに係合しているので、レンズ枠5が光軸O方向の前方、または、後方に向けて移動し、マニュアルフォーカス駆動が行われる。
上述のように振動子35に屈曲定在波振動のみを行わせた場合、駆動子39は、Z方向(スラスト方向)にのみ振動するが、このスラスト方向の振動により距離環6の摺動部6bと駆動子39との接触摩擦力が減る。例えば、上記スラスト方向の振動により摩擦力を1/10〜1/100にすることができる。この摩擦力の減少によって振動子35が非振動状態にある時よりも距離環6の回転力量が小さくなり、操作環7の回動操作が容易になる。また、距離環6の摺動部6bと駆動子39との接触摩擦力の減少の度合いは、振動子35の屈曲定在波振動の振幅が大きい方が大きく、距離環6の回転力量がより小さくなる。逆に上記振幅を小さくしてくと操作環7を回動操作する必要力量が大きくなっていく。従って、一旦セットしたフォーカス位置を固定した状態で撮影を続行するような場合には、振動子35の屈曲定在波振動の振幅を極めて小さくするか、あるいは、振動子35の振動を停止すれば、操作環7を略ロック状態に保持することができる。
なお、振動子35に縦振動成分がなく屈曲振動のみを発生させるには、図9の振動子駆動回路において、基準信号となる信号ライン42a(A1+)の信号に対して移相部46を通る信号ライン42c(A2+)の信号は、0°、または、180°だけ位相を変えるように制御する。また、振動子35の振幅を変化させるには、振動子35の駆動周波数を共振周波数からずらすことで簡単に変更することができる。あるいは、印加電圧を変化させることにより振幅を変更することが可能である。また、印加信号をバースト信号とすることにより振動が距離環6に作用する時間を変化させて摩擦力を変更することも可能である。
一方、マニュアルフォーカス操作を上記操作環力量調節モードのうちの操作環操作力補助モードで行う場合、同様に操作環7を所望のフォーカシング方向に微小量手動により回動させ、操作環7に設けられたスケール26aの動き(回動方向を含む)が、固定枠2に設けられた位置センサ26により検出され、超音波アクチュエータ29の振動子35に屈曲振動と縦振動を発生させ、駆動子39が所望の方向の楕円振動を行う。駆動子39の楕円振動によって距離環6は、上記所望の方向の回動力を受け、操作環7の操作力を補助する状態(距離環6の回動力が操作環7の回動操作力に付加した状態)で操作環7,距離環6が回動駆動され、マニュアルフォーカス駆動が行われる。この場合、振動子35の回動力によってのみ距離環6が回動されることはない。また、振動子35による回動駆動力を変化させるには、同様に駆動周波数を共振周波数からずらす、あるいは、印加電圧を変化させるとか、あるいは、印加信号をバースト信号とすることにより振動が距離環6に作用する時間を変化させて摩擦力を変更することも可能である。
次に本実施形態のカメラシステム100における撮影シーケンスの処理について、図1のブロック構成図,図14,15のフローチャート等を用いて説明する。
図14,15に示す撮影シーケンス処理は、上述のBμcom50の制御のもとでLμcom20が協働して実行される処理である。
まず、ボディユニット101の電源SW(カメラ操作SW群79に含まれる)がオンされると、Bμcom50は処理動作を開始し、ステップS01でカメラシステムを起動するための処理が実行される。すなわち、電源回路82を制御してこのカメラシステムを構成する各回路ユニットへ電力を供給し、さらに、各回路の初期設定を行う。
ステップS02は、周期的に実行されるステップであり、Lμcom20と通信動作を行うことでレンズユニット102の装着状態を検出するステップである。ステップS03にて、レンズユニット102がボディユニット101に装着されたことが検出されると、ステップS06へ移行する。一方、レンズユニット102がボディユニット101から外されたことが検出されたときは、ステップS04からステップS05へ移行する。そして制御フラグF LENSをリセットする。そして、ステップS08に移行する。
ステップS06では、制御フラグF LENSをセットし、ステップS07に移行する。上記制御フラグF LENSは、当該カメラのボディユニット101にレンズユニット102が装着されている期間は、“1”となり、レンズユニット102が外されている期間は、“0”となる。
ステップS07では、実際のマニュアルフォーカス、または、AF駆動の実行に先立って図9に示した駆動制御回路の電流検出部49および位相差検出部48とにより環境状態に対する振動子30,39の共振周波数(共振点周波数)を検出しておく。その後、ステップS08に進む。
ステップS08では、カメラ操作SW群79の状態を検出する。そして、カメラ操作SW群79中のの1つであるフォーカシングモード切換SW(AF/MFモード切換スイッチ、不図示)の状態変化が次のステップS09で検出されると、ステップS16へ移行し、マニュアルフォーカス動作を行う。上記AF/MFモード切換スイッチの状態変化が検出されなかった場合、AF駆動による撮影を行うためにステップS10以下に移行する。
ステップS16では、操作環力量設定SW80の状態が検出される。ステップS17では、F LENSの状態を判定して、“1”であれば、ステップS18へ、“1”以外であれば、ステップS02に移行する。
ステップS18では、操作環の操作状態(手が操作環に触れているとか、回転力が加えられている状態)が検出されるのを待って、ステップS19に移行する。
ステップS19では、操作環7によるマニュアルフォーカスのための回動操作に応じて超音波アクチュエータ29の振動子35を駆動し、操作環7の回動操作を補助する。マニュアルフォーカス駆動終了に応じてステップS20に移行し、カメラ操作SW群79の1stレリーズSW(図示せず)が操作されたか否かを判定し、操作されていなければ、ステップS02に戻る。操作されたならば、ステップS21で振動子の振動を停止させた後、ステップS22に移行して測光回路65から被写体の輝度情報を入手する。上記輝度情報からCCDユニット55の露光時間(Tv値)とレンズ1の絞り設定値(Av値)を算出する。そして、後述するステップS15に移行する。
一方、ステップS10に移行した場合、上記1stレリーズSWが操作されたか否かを判定する。もし、1stレリーズSWがオンしているならば、ステップS11へ移行するが、オフならば、上記ステップS02へ戻る。
ステップS11では、測光回路65から被写体の輝度情報を入手する。上記輝度情報からCCDユニット55の露光時間(Tv値)とレンズ1の絞り設定値(Av値)を算出する。
続いて、ステップS12では、AFセンサ駆動回路62を経由してAFセンサユニット63の検知データを入手する。この検知データに基づきピントのズレ量を算出する。ステップS13にて、制御フラグF LENSの状態を判定する。制御フラグF LENSが“0”ならばレンズユニット102が非装着状態を意味するので、次のステップS14以降の撮影動作は実行せずにステップS02へ戻る。制御フラグF LENSが“1”ならば、ステップS14に移行する。
ステップS14では、Lμcom20に対してピントのズレ量データを送信して、このズレ量に基づくレンズ1の駆動を指令する。超音波アクチュエータ28によるレンズ枠5の進退駆動が行われる。その後、ステップS15に移行する。
マニュアルフォーカス駆動後、あるいは、AF駆動後のいずれの場合もステップS15に移行し、カメラ操作SW群79の1つである2ndレリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判定する。この2ndレリーズSWのオン状態が検出されると、ステップS23へ移行して所定の撮影動作を行う。上記2ndレリーズSWがオフ状態が検出されると、上記ステップS02へ戻る。
ステップS23以後、まず、Lμcom20へ上記Av値を送信し、絞り8の駆動を指令し、ステップS24にてクイックリターンミラー51を退避位置であるアップ位置へ移動させる。ステップS25にてシャッタ装置53の先幕走行を開始させ、ステップS26にて画像処理コントローラ73に対して撮像動作の実行を指令する。上記Tv値で示される時間だけCCDユニット55への露光が終了すると、ステップS27において、シャッタ装置53の後幕走行を開始させてシャッタ閉状態とする。ステップS28にてクイックリターンミラー51をファインダー観察位置であるダウン位置へ駆動する。これと並行してシャッタ装置53のチャージ動作を行う。
そして、ステップS29では、Lμcom20に対して絞り8を開放位置へ復帰させるように指令する。ステップS30では、画像処理コントローラ73に対して、撮影した画像データを記録メディア74へ記録するように指令する。その画像データの記録が終了すると、上記ステップS02へ戻る。
以上、説明したように本実施形態のカメラシステム100によれば、操作環7を回動操作してマニュアルフォーカスを行う場合、必要に応じて操作環操作力補助モード、あるいは、操作環回動摩擦力軽減モードを選択し、操作環7を回動操作するとき(該回動操作を行わないときを含め)、レンズユニット102に組み込まれている超音波アクチュエータ29を駆動、または、停止させる。この動作によって操作環7とそれに固着される距離環6の回動力量を調節することができ、あるいは、操作環7を固定状態に保持することができる。従って、上記マニュアル操作を重く、あるいは、軽くすることができ、使用者の好みに合わせたマニュアルフォーカスを行うことができる。また、操作環7を固定保持することで撮影中、フォーカス位置を変化させないで撮影を実行することも容易になる。
なお、本実施形態における超音波アクチュエータ29は、図11に示すように固定枠2の円周上に120°ごとの角度で3つ配置されているが、1つ、または、2つの超音波アクチュエータ29のみを組み込む構成でもよい。1つ、または、2つの超音波アクチュエータ29にした場合は、他の超音波アクチュエータ29が配されていた円周上の位置に該アクチュエータに代えてスラスト方向を位置決めガイドするベアリングボールとか、ローラを入れ、より安定した保持機構にすることもできる。
また、上述した実施形態では操作環7は、レンズ枠5を機械的に駆動できる機構を採用しているが、この実施形態の構成と異るものとして操作環7を機械的にレンズ枠と連動しない単独回動するような構成とし、操作環の回動動作量をスケールと位置センサで検出し、その出力信号によってレンズ枠5を電気的アクチュエータで駆動するようなマニュアルフォーカシングシステムに対しても本発明の要旨を適用可能である。この場合も操作環7に対して上記実施形態の場合と同様に操作環操作時の回転負荷抵抗の大きい場合から小さい場合まで選択的に設定可能とすることができる。さらに、上述した実施形態では操作環7は、マニュアルフォーカス用操作環であったが、これに限らずズーム駆動のための操作環に対しても同様の移動装置を適用することが可能である。
また、操作環7の操作力量の変更は、該操作環7の操作を検出して自動的に負荷抵抗を切り換えるように制御するようにしてもよい。例えば、操作環7の操作スピードを検出してその操作スピードに応じて、超音波アクチュエータ29の振動条件を電気的に変更制御して、より感触よくスムーズに操作できるようにすることも可能である。
さらに、上述した実施形態では、超音波アクチュエータ29は、距離環6に当接する構成として説明しているが、それと異なり操作環7から外駆動環3までの手動操作用の連動機構の間、例えば、実質上に手動操作部材にも相当する外駆動環3に超音波アクチュエータ29を当接させる構成を採用してもよく、この場合も同様な機能を有する。また、上述の実施形態では、2つの超音波アクチュエータ29,28に直接当接して駆動さるAF用及びMF用の枠部材(図10に示す内駆動環4、距離環6)は、回転駆動するものであったが、これに替えて、枠部材の少なくとも1つが光軸方向に直進移動する、所謂、リニア駆動される枠部材の構成を有する装置においても、ラジアル方向で超音波アクチュエータを当接させるようにしてその振動状態を制御すれば、本実施形態で述べた同様な機能を達成することができる。
次に、本発明の第二の実施形態である光学系部材(移動部材)移動装置である一眼レフデジタルカメラシステム用レンズユニットの構成と作用について、図16〜18を用いて説明する。
図16は、本実施形態のレンズユニットのレンズ鏡筒駆動部の要部を示す光軸に沿った断面図である。図17は、上記レンズユニットに適用される押圧バネの斜視図である。図18は、上記レンズユニットのレンズ鏡筒駆動部の要部の分解斜視図である。
図16に示す本実施形態のレンズユニット(レンズ鏡筒)102Aは、前記第一の実施形態のレンズユニット102と同様にカメラ本体としてのボディユニット101に着脱可能であるが、マニュアルフォーカスを行う場合に特にAF(オートフォーカス)/MF(マニュアルフォーカス)の切り換え操作を必要とせず、MF操作時には、単に手動操作環を手動操作するだけで直接的にレンズ枠を進退駆動を行うことができる。AF時は、超音波アクチュエータの電動駆動によるレンズ枠の進退駆動が行われる。
AF/MFの切換が可能なレンズ駆動装置として、例えば、特開平2−253216号や特開平10−186206号等の公報に開示のものは、振動型モータの駆動力を伝達する動力伝達部材と、マニュアル操作の駆動力を伝達する操作力伝達部材と、これら伝達部材を連動させる機構として遊星機構を採用したものであった。特に前者のレンズ駆動装置は、構成部品が多く機構が複雑である。また、動作においても、フォーカス駆動部材と操作部材の回転量が1:2になってしまい、操作回転量が多くなり、MF時の手動操作力量は軽いが、必要操作回転量が大きい。AF時には、駆動速度が減速されてAF速度が遅くなるといった問題があった。一方、後者のレンズ駆動装置は、遊星機構のローラを光軸方向二箇所に増やして設け、AF駆動速度を上げるとともに、MFは微調整が可能なように操作量を多くしたものである。しかし、枠部材やローラ等の部材が前者に対してさらに多く必要となり、機構が複雑化し、大きい占有スペースも必要とするといった問題があった。
そこで、本実施形態のレンズユニット102Aは、第一の実施形態のレンズユニット102に対して力量設定用の超音波アクチュエータの代わりに操作環の駆動回転力を摩擦バネを介して直接的にレンズ枠側に伝達する簡単な連動機構部を採用することによって、MF時の操作回転量を大きくすることなく、AF駆動速度も低下することないカメラシステムを構成し、かつ、機構が簡単でコンパクト化も可能なレンズユニット(レンズ鏡筒)を提供するものである。以下、その詳細について、前記第一の実施形態に対して異なる部分を説明するが、同様の構成に対しては、同一の符号を付して説明する。
このレンズユニット102Aが装着可能なボディユニットは、前述したボディユニット101と同一のものでもよい。しかし、ボディユニットに内蔵されるBμcom50(図1)に対して超音波アクチュエータ29用の振動体制御手段と、操作環7を固定状態、または、操作可能な非固定状態に切り換え制御する切換制御手段と、操作環7の手動操作力を調節する力量調節手段と、操作力量設定SW80とカメラ操作SW79中のAF/MFモード切換スイッチは必ずしも必須ではない。本実施形態の説明では、上記AF/MFモード切換スイッチを装備していないものとして説明する。
レンズユニット102Aにおいては、内蔵されるLμcom20(図1)に対して超音波アクチュエータ29用の振動体制御手段や操作環7を固定状態、または、操作可能な非固定状態に切り換え制御する切換制御手段や操作環7の手動操作力を調節する力量調節手段が不要である。さらに、レンズユニット102には内蔵されていた超音波アクチュエータ29や該アクチュエータ駆動用の振動子駆動回路24や操作環7の回動検出用の位置センサ26,スケール26aも設けないものとする。
レンズユニット102Aの機構部は、図16に示すようにレンズユニット102と同様に周方向に沿った円周溝2cを有する固定枠2と、固定枠2に嵌入し、斜行カム溝3aおよびカムフォロアである駆動ピン(手動レンズ変位手段)3bを有する外駆動環(手動駆動環,第一の駆動伝達機構)3と、外駆動環3に嵌入し、直進ガイド溝4aを有しており、電気的駆動源である超音波アクチュエータ28により回動駆動される内駆動環(電動駆動環,電動移動体,第二の駆動伝達機構)4と、内駆動環4に嵌入し、撮影レンズの一部であるレンズ1を保持し、かつ、カムフォロアである従動ピン(第二の連結機構,電動レンズ変位手段)5aが固着されるレンズ枠5と、さらに、レンズユニット外周部に回動操作可能な操作環(手動操作部材)7とを有している。そして、レンズユニット102と異なる機構部として操作環7の内周に固着され、固定枠2の外周に回動可能に嵌合する距離環(手動操作部材)6Aと、距離環6Aを摩擦板6Abを介して光軸O方向に付勢する押圧バネ(操作力量調節機構,負荷手段)18Aとを有している。
距離環6Aは、光軸O方向に沿った直進ガイド溝6Aaを有している。距離環6Aの後端面は、固定枠2のネジ部2bに螺合して固定されるスラストリング(操作力量調節機構)17に当接する。距離環6Aの前端面には摩擦板6Abが押圧バネ18Aの付勢力を受けて当接している。
なお、外駆動環3の駆動ピン3bは、固定枠2の円周溝2cを摺動可能に挿通して距離環6Aの直進ガイド溝(手動レンズ変位機構)6Aaに摺動可能に嵌入している。レンズ枠5の従動ピン5aは、内駆動環4の直進ガイド溝(電動レンズ変位機構)4aを摺動可能に挿通し、外駆動環3のカム溝(手動レンズ変位機構,電動レンズ変位機構)3aに摺動可能に嵌入している。
摩擦板6Abは、リング状の板部材であり、固定枠2に対して回動が規制され、かつ、光軸O方向に移動可能な状態で固定枠2に装着されている。
押圧バネ18Aは、図17に示すように金属板製のリング形状部材であって、外周辺に3つの舌状のバネ変形当接部18Aaが設けられる。バネ変形当接部18Aaは、光軸O方向に弾性変形可能である。押圧バネ18Aは、固定枠2の段部に当接して嵌入し、バネ変形当接部18Aaが摩擦板6Abに当接する。このようにバネ変形当接部18Aaが摩擦板6Abに当接することによって距離環6Aは、摩擦板6Abの摩擦力を受け、適切な回動摩擦負荷のある状態で固定枠2に支持され、操作環7が適切な回動操作力で操作可能となる。同時に、AF動作時、超音波アクチュエータ28で駆動される内駆動環4の回動動作による距離環6Aの回動が規制され、正常なAF動作が実行される。
なお、摩擦板6Abの距離環6Aに対する光軸O方向の押圧力は、押圧バネ18Aを取り換えることによって変更可能であり、あるいは、スラストリング17の固定枠2のネジ部2bに対するねじ込み位置を調整することによっても上記押圧力を調節することが可能である。さらにはスペーサを挿入して上記押圧力の調節を行うことも可能である。押圧バネ18Aには、波形ワッシャー、あるいは、皿バネを適用することも可能である。
また、AF動作時に駆動される超音波アクチュエータ28の構造およびその駆動制御は、第一実施形態の場合と同様である。
なお、レンズユニット102AにおけるAF/MF動作では、前述したようにカメラボディ側にAF/MFモード切換スイッチが配されていないので、図14の撮影シーケンスのフローチャートにおけるステップS09の処理がなく、ステップ10の1stレリーズSWの状態検出が行われる。1stレリーズSWのオンが検出された後、操作環7の回動操作がなく、通常のAF動作実行可能な状態であれば、そのままAFモードでの撮影が行われる。しかし、操作環7が操作されて強制的にフォーカスレンズであるレンズ1が進退駆動された場合には、操作環7の操作によるレンズ1の進退位置での撮影が行われるものとする。
次に、上述した構成を有する本実施形態のレンズユニット102AにおけるAF/MF動作時の各枠部材の移動状態について、図14,18,19を用いて説明する。
図19(A),(B),(C)は、図18のレンズ鏡筒駆動部の要部(ガイド溝,駆動/従動ピン等)を外周側から見た部分展開図であって、図19(A)は、フォーカシング駆動の初期状態を示し、図19(B)は、手動フォーカシング駆動状態を示し、図19(C)は、電動フォーカシング駆動状態を示す。
上述したMFモード(手動フォーカシング)時には、超音波アクチュエータ28が停止しており、内駆動環4が静止状態にあって、距離環6A,外,内駆動環3,4,レンズ枠5が初期位置にあるとする(図18,19(A))。そこで、操作環7が光軸Oまわり(S1 )に回動操作されると、外駆動環3が駆動ピン3bを介して同じく光軸Oまわりに回動駆動される。外駆動環3の回転に伴って従動ピン5aが斜行するカム溝3aによって駆動され、静止状態にある内駆動環4の直進ガイド溝に沿って光軸O方向に移動し、レンズ枠5が所望のフォーカシング位置に繰り出される(図19(B))。
AFモード(電動フォーカシング)時には、操作環7および距離環6Aは、静止し、外駆動環3の静止しており、外,内駆動環3,4,レンズ枠5が初期位置にあるとする(図18,19(A))。そこで、超音波アクチュエータ28が駆動され、内駆動環4が光軸Oまわり(S1 )に回動操作されると、外駆動環3が静止していることから従動ピン5aが内駆動環4の直進ガイド溝4aにガイドされながら斜行する外駆動環3のカム溝3aに沿って斜行方向S2 に摺動し、レンズ枠5が光軸Oまわりに回転しながら光軸O方向に移動して、AFフォーカシング位置に繰り出される。
なお、上述した第二の実施形態は、操作環7の回動検出用の位置センサ26,スケール26aを設けない構成を採用したが、その変形例として位置センサ26,スケール26a(図10)をMF操作検出手段として設けるものも提案できる。
この変形例では、位置センサ26によって操作環7の操作が検知された場合は、その直後、カメラの撮影モードが自動的にMFモードに切り換えられる。従って、操作環7の操作後は、AFモードに戻ることなく1st、または、2ndレリーズ操作待ち状態となる。そして、撮影終了後、あるいは、所定時間経過後、AFモードに戻る。
本実施形態のレンズユニット102Aによれば、直接的にレンズ枠側に伝達する簡単な連動機構部を採用することによって、MF時の操作回転量が大きくなく、AF駆動速度も低下することないカメラシステムを構成し、かつ、機構が簡単でコンパクト化も可能なレンズユニット(レンズ鏡筒)を提供することができる。
上述の各実施形態の他にAF/MFのようなフォーカシング動作の切り換えに限らず、電動ズームと手動ズームの切り換えを行うカメラシステムにも本発明の要旨は適用可能である。さらに、上述の各実施形態は、デジタルカメラシステムに適用したものであるが、銀塩カメラシステムにおける光学部材移動装置にも同様の構成が適用可能である。
さらには光学部材以外の移動部材を手動操作部材および電動部材により切り換えて移動させる移動部材移動装置にも本発明の要旨を適用することができる。
本発明による移動装置は、移動部材の操作力量を軽い側も含め、広い範囲で設定が可能であって、また、操作部材を所定の位置に固定保持することが可能な移動装置、あるいは、光学部材,他の移動部材の移動装置として利用することができる。
本発明の第一の実施形態である移動装置を内蔵する一眼レフデジタルカメラシステムのブロック構成図である。 図1のカメラシステムに適用される超音波アクチュエータの振動子にフレキシブルプリント基板を固着した状態を支持軸方向からみた図である。 図2のA矢視図である。 図2の振動子からフレキシブルプリント基板を外した状態を支持軸方向から見た図である。 図4のB矢視図である。 図4のC矢視図である。 図2の振動子を構成する圧電素子部と絶縁板の焼き付け処理前の分解斜視図である。 図2の振動子における屈曲振動,縦振動の合成振動状態の拡大図である。 図2の振動子を駆動するための駆動制御回路のブロック構成図である。 図1のカメラシステムにおけるレンズユニットのレンズ鏡筒部の要部を示す光軸に沿った断面図である。 図10のD−D断面図である。 図10をE方向からみた展開図である。 図12のF−F断面図である。 図1のカメラシステムにおける撮影シーケンスのフローチャートの一部である。 図1のカメラシステムにおける撮影シーケンスのフローチャートの他の一部である。 本発明の第二の実施形態のレンズユニットのレンズ鏡筒駆動部の要部を示す光軸に沿った断面図である。 図16のレンズユニットに適用される押圧バネの斜視図である。 図16のレンズユニットのレンズ鏡筒駆動部の要部の分解斜視図である。 図18のレンズ鏡筒駆動部の要部(ガイド溝,駆動/従動ピン等)を外周側から見た部分展開図であって、図19(A)は、フォーカシング駆動の初期状態を示し、図19(B)は、手動フォーカシング駆動状態を示し、図19(C)は、電動フォーカシング駆動状態を示す。
符号の説明
1 …レンズ(光学部材)
3 …外駆動環(第一の駆動伝達機構,手動駆動環,駆動機構)
3a…カム溝(手動レンズ変位機構,電動レンズ変位機構)
3b…駆動ピン(カムフォロア,第一の連結機構,手動レンズ変位手段)
4 …内駆動環(第二の駆動伝達機構,電動駆動環,電動移動体)
4a…直進ガイド溝(電動レンズ変位機構)
5 …レンズ枠(移動部材)
5a…従動ピン(カムフォロア,第二の連結機構,電動レンズ変位手段)

6 …距離環(手動操作部材,操作部材)
7 …操作環(手動操作部材,操作部材)
17 …スラストリング(操作力量調節機構)
18 …押圧バネ(加圧手段)
18A…押圧バネ(操作力量調節機構,負荷手段)
20 …Lμcom(操作力量調節制御手段,振動体制御手段,力量調節制御手段,第一,第二の切換制御手段)
23…振動子駆動回路(第一の力量切換手段)
24…振動子駆動回路(第二の力量切換手段,振動体制御手段)
28…超音波アクチュエータ(第二の超音波アクチュエータ,第二の駆動機構,駆動部材)
29…超音波アクチュエータ(第一の超音波アクチュエータ,第一の駆動機構,駆動機構)
35 …振動子(振動体)
50 …Bμcom(操作力量調節制御手段,振動体制御手段,力量調節制御手段,第一,第二の切換制御手段)
63…AFセンサユニット(合焦開始信号出力手段)
80 …操作力量設定SW(操作力量切換設定手段,操作力量設定手段)
102,102A
…レンズユニット(レンズ鏡筒)

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (5)

  1. 移動部材を移動させるために、手動操作される手動操作部材と、
    上記手動操作部材に摩擦接触力を付加するように、上記手動操作部材に近接する方向に加圧されている振動体と、
    上記摩擦接触力を変更するように上記振動体を駆動制御することによって、上記手動操作部材を手動操作する際の手動操作力量を調節制御する操作力量調節制御手段と、
    を具備し、
    上記操作力量調節制御手段は、少なくとも圧接方向の振動振幅を変更設定させて上記振動体を駆動制御することを特徴とする移動装置。
  2. 上記操作力量調節制御手段は、上記手動操作部材の操作方向への操作を補助する力を発生させるように上記振動体を振動制御することを特徴とする請求項1記載の移動装置。
  3. 上記移動部材は、光学部材であることを特徴とする請求項1記載の移動装置。
  4. 光学部材を移動させる光学部材移動装置において、
    上記光学部材を連動移動させる手動操作可能な操作部材と、
    超音波振動を発生する振動体と、
    上記操作部材に対して上記振動体を摩擦接触させるために加圧する加圧手段と、
    上記操作部材を手動操作する際における手動操作力量に関わる上記振動体を摩擦接触される摩擦接触力を変更するように、上記振動体の振動状態を可変駆動制御する振動体制御手段と、
    を具備することを特徴とする光学部材移動装置。
  5. 上記振動体制御手段は、上記操作部材が手動操作されていないときには上記振動体を非駆動状態にして上記操作部材を摩擦接触力により固定保持し、また、上記操作部材が手動操作開始されたことを検出したときには上記振動体を駆動状態にすることで摩擦接触力を軽減して上記操作部材を移動可能に、上記振動体を制御することを特徴とする請求項4記載の光学部材移動装置。
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