JP4968949B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ駆動装置に関するものである。
ズームレンズにおいて、レンズ操作者(カメラマン)がズーム動作を電動操作から、手動操作に切り換える場合、もしくはその逆に手動操作から電動操作に切り換える場合、カメラ外部、或はレンズ鏡筒の外部に設けてある切り換え操作部を操作する必要があった。
ズームではなくフォーカス動作ではあるが、切り換え操作を要せずに、オートフォーカス動作からマニュアルフォーカス動作にほぼ連続的に行わせることが可能なレンズ鏡筒を、本出願人は特許文献1にて提案している。この提案の機構はズーム動作にも適応可能である。
特開平2−253210号公報
切り換え操作部をズームレンズに設ける場合、スイッチ、クラッチ等の機構が別途必要なばかりでなく、ズーム動作が不連続になってしまう欠点があった。例えば、素早く手動操作でフレーム決めをした直後、連続に電動でスローズームすることができないので、カメラマンが意図する自在な作画が瞬時に行えないという欠点があった。
また、上記装置においても、切り換え操作なしで、手動で動作させることは可能ではあるが、負荷トルクが非常に重く、かつ変動して、いわゆる操作感が非常に悪かった。
そのため、上記特許文献1に示した提案においては、切り換え操作は不要で、かつ操作感を保つため、いわゆる作動機構を別途設けていた。そのため、レンズ及び操作部の大型化、コストアップにつながっていた。
また、電動から手動に切り換える場合において、上記特許文献1に示した提案において、負荷は可変でなく一定量であり、カメラマンが種々な速度において連続的に操作することは難しかった。
本発明の目的は、特別に追加する機構を必要とせず簡単な機構で、かつ良好な操作感を確保しつつ、レンズの駆動を手動操作及び電動操作に選択的に切り換えることができるレンズ駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるレンズ駆動装置は、レンズを含む光学手段と、圧電素子、ステータ、および、ロータを有し、前記圧電素子に位相差を有する駆動信号与えることで前記ステータに進行波を含む振動を発生させて、前記ステータに接する前記ロータを回転させるとともに、前記ロータの回転力を用いて前記光学手段を電動駆動する超音波モータと、前記光学手段を手動で駆動する手動駆動手段と、前記光学手段の駆動が前記超音波モータによるものか又は前記手動駆動手段によるものかを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記光学手段の駆動が前記手動駆動手段によるものと判別された場合に、前記手動駆動手段による前記光学手段の移動速度に応じて前記光学手段の加速度を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果である前記加速度にあわせて、前記超音波モータの前記ロータの回転による前記光学手段に対する操作補助力の大きさを変化させるように、前記超音波モータに印加する駆動信号の前記位相差の設定を変更する位相差設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置は、特別に追加する機構を必要とせず簡単な機構で、かつ良好な操作感を確保しつつ、レンズの駆動を手動操作及び電動操作に選択的に切り換えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
まず始めに、本発明に用いる超音波モータについて説明する。超音波モータの動作原理は、特開平3−289375号公報等で説明されているので、ここでの説明は省略する。また、この超音波モータの制御に関して特開平7−193291号公報等で説明されているので省略するが、図1及び図2を用いて超音波モータにおける電気的接続及び駆動概略を説明する。
図1は、超音波モータの制御ブロック図である。
図1において、超音波モータの制御ブロックは、圧電素子1、コントローラ9、駆動回路10を備える。
後述する超音波モータ内部の圧電素子1は4相(A+、A−、B+、B―)に分割され、さらに、A+相内の一部分に圧電素子1の振動に応じて駆動状況を検出するS相2がある。またA+相、B+相、A−相、B−相が90°(90度)ずれて配置されている。それぞれの相に、駆動回路10を構成するスイッチング回路3、4、5、6が接続されている。
駆動回路10を構成する発振器7は、スイッチング回路3、4にスイッチングの動作をさせるためのものであり、A+相及びA−相の駆動信号を与える。
駆動回路10を構成する位相器8は、スイッチング回路5、6に発振器7の駆動信号を位相ずらして入力し、スイッチングの動作をさせるためのものであり、B+相及びB−の駆動信号を与える。
コントローラ9から発振器7に駆動信号を送ると、A+相、A−相は180°位相がずれた振動をする。またそのとき、位相器8を通してB+相には90°位相がずれ、かつB−相には180°位相がずれた駆動信号が与えられ、圧電素子1が振動する。
そのA相、及びB相の振動に応じてS相2から駆動信号が出力され、そのS相2からの駆動信号はコントローラ9に接続(入力)されている。その駆動信号によってコントローラ9において超音波モータを制御する。
尚超音波モータの通常駆動時、A相とB相の位相ずれ90°は回転方向によって、+、−が存在し、ここでは、A相を基準にB相が遅れる場合を90°の位相差、B相が早まるのを270°(270度)の位相差と称す。
ここで、コントローラ9の指令によって、位相器8から90°以外の位相差の駆動信号も供給可能である。その際、位相差を90°から0°(位相差0度)まで変化させると、この位相差によって構築される進行波成分は漸減し、その結果ロータの回転は遅くなる。位相差が0°になると進行波成分はなくなり定在波駆動となり、その位置でロータは静止する。
しかし、振動はあるので、負荷トルクはほぼ0になる。また、回転方向によっては270°の位相差の場合は270°から360°(0°)まで変化させると同様の効果がある。
また、90°もしくは270°位相差で超音波モータを駆動するときの駆動電圧(これを最大値と規定しコントローラ9に格納する)を下げてくると、負荷トルクは漸増し、ある量以下になると、負荷トルク最大値を維持したまま変わらなくなる。この駆動電圧を最低値とし、同様にコントローラ9に格納する。
図2は、超音波モータの構成図である。
超音波モータ11は、駆動回路10と、速度検出器21に接続されている。
超音波モータ11において、ロータ12およびエンコーダ板15は、超音波モータ11の軸16に固定されており、ンコーダ板15は、ロータ12と共に回転する。
また、外筒17は、軸受18、19を固定していると共に、軸受18、19を介して軸16を回転可能に固定する。尚、外筒17は説明のために断面にしている。
インターラプタ20は、エンコーダ板15の回転を検出する。エンコーダ板15は2相持っており、互いに略1/4周期ずれて配置してある。1相単体だけだと、回転方向がわからないばかりでなく、ギア等のバックラッシュで起こる駆動信号のチャタリングは検出不可能であるが、2相であると回転方向、チャタリングどちらも検出可能である。
速度検出器21は、インターラプタ20の駆動信号検出し、超音波モータ11の回転速度を演算処理する。軸16に圧入固定されている出力ギア22は超音波モータ11の軸16から動力(駆動力)を取り出す。
与圧バネ23は、ロータ12をステータ13に押し付ける。この押し付け力によって摩擦力を生じさせ、圧電素子1による進行波を含む振動によって回転力を得る。駆動回路10は圧電素子1に振動を起こす。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズ駆動装置の制御ブロック図である。
図3において、ズームレンズを含む光学手段50と同軸の操作リング31の外周面にはかみ合い歯32が円周方向に形成されている。上述したように、超音波モータ11の軸16には出力ギア22が固定され、超音波モータ11の駆動と共に回転する。
超音波モータ11及び駆動回路10は、光学手段50を電動駆動する電動駆動手段として機能する。また、操作リング31は、光学手段50を手動で駆動する手動駆動手段として機能する。
また、コントローラ9及び速度検出器21は、光学手段50の駆動が電動駆動手段によるものか手動駆動手段によるものかを判別する判別手段として機能する。また、コントローラ9及び駆動回路10は、判別手段の判別結果に基づいて、少なくとも電動駆動手段に印加する駆動信号の位相差または駆動電圧の一方を変更する駆動制御手段として機能する。
中間ギア33は、中間軸34に対して回転自在に取り付けられていると共に、摺動ワッシャ35がおさえバネ36により押圧されている。また、中間軸34にはスリーブ37、38が固定されており、摺動ワッシャ35、おさえバネ36を同軸に挟み込み、位置を規定する。また、中間軸34には、伝達ギア39が固定されており、伝達ギア39は出力ギア22とかみ合っている。
この構造において、中間ギア33と伝達ギア39は、中間軸34を介して一体に回転するが、負荷トルクが過大の時には、中間ギア33が中間軸34に対して滑り、かみ合い歯32もしくは出力ギア22の面に作用する力を緩和する。即ち、中間ギア33と中間軸34は、かみ合い歯32及び出力ギア22の歯車の欠損を防止するトルクリミッタの役目を果たしている。
但し、通常、操作リング31を手で回した場合や、操作リング31を手で押さえたまま超音波モータ11を起動した場合はトルクリミッタとしては動作しない。超音波モータ11が焼き付き固着した場合のような、異常ロック停止時のみトルクリミッタとして動作するように、おさえバネ36の圧力を設定してある。
このような、動力伝達機構のもとで、カメラマンが駆動ユニットに設けた所定の電動スイッチ40を操作すると、その操作命令信号はコントローラ9に送られ、駆動回路10で駆動信号を作成し、超音波モータ11が動作する。
この超音波モータ11から発生した回転力が出力ギア22、伝達ギア39、中間軸34、中間ギア33、かみ合い歯32を介して操作リング31へと伝達され、ズーム電動駆動する。
この操作命令信号は、コントローラ9で超音波モータ11を駆動するための発信源であると同時に、ズームレンズが電動駆動か否かを判別する判別要素としても利用している。
即ち、操作命令信号によるレンズ駆動命令がないにも関わらず、超音波モータ11内部のエンコーダ板15の回転からインターラプタ20を経由して速度に応じた信号が速度検出器21から得られる場合は、以下のように判別することができる。即ち、コントローラ9内部にある駆動判別手段にて、ズームレンズが手動で操作されていると判別可能である。
電動スイッチ40は、所定の位置を基準にプラス方向とマイナス方向の両方向に操作できるシーソーボタン41により構成され、図4に示すように、シーソーボタン41の操作量(横軸)に応じて出力信号(縦軸)が変化する。
シーソーボタン41を操作していないときは基準出力値の出力信号が出力される。図4において、中央部に微少のシーソーボタン操作量では出力信号が変化しない不感帯(手動帯域)を設けているのは、操作上の遊びを持たせるためである。
これにより、出力信号が基準出力値及び基準出力値近傍にあるとき、ズームレンズは電動駆動でないと判別する。この状態を手動モードと称す。出力信号が基準駆動信号近傍以外の場合は、ズームレンズは電動駆動と判別している。この状態を電動モードと称す。
また、電動スイッチ40が操作され、電動モードと認知されるが、そのシーソーボタン41の押し込み量によって電動速度(ズーム速度)は決定される。また、その速度は図3における超音波モータ11の速度検出器21によって検出している。
電動モード中、一定速度で操作リング31が動いているとき、手動によって割り込み処理(例えば、スローズーム中 画角を急激に変える)するために、操作リング31を回した場合、手動に切り換わったことを以下のようにしてコントローラ9が認知する。
即ち、一定速度の指令をコントローラ9から受けているにも関わらず、より速く回ろうとしていることを速度検出器21が検出し、手動に切り換わったことをコントローラ9が認知する。
そのとき、超音波モータ11の位相差を0°として、駆動回路10が超音波モータ11を駆動することで、モータ駆動力は最小になるが、負荷トルクはほぼ0となり、軽微な力で操作リング31を動かすことができる。また、カメラマンの好みに応じて駆動電圧を下げることで、負荷トルクを与えることもできる。
図5は、図3のレンズ駆動装置によって実行されるレンズ駆動処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、コントローラ9の制御の下で実行される。
図5において、ステップS50で、速度検出器21にて検出された操作リング31が動かされた信号(エンコーダ信号)のありなしを判別する。このとき、速度検出器21にて信号が検出されない場合は、ズームレンズは停止していると判別され、次の信号が来るまで待つ。
ステップS51で、カメラマンによる明示的な駆動命令のありなしを判別するため、図3におけるシーソーボタン41の+もしくは−が押されたかを判別する。
ステップS51は、光学手段50の駆動が電動駆動手段によるものか手動駆動手段によるものかを判別する判別手段として機能する。
駆動命令ありの場合、ステップS53で、シーソーボタン41の押込み量より動作速度を算出し、その算出量に基づいて超音波モータ11に駆動命令を送る。操作リング31が動かされた速度信号があり、駆動命令がない場合は手動モードと判別される。
但し、振動等の外力によってエンコーダ板15のガタからチャタリングが出てしまう場合があるので、ステップS52で、回転方向を演算すると同時にチャタリングも除去する。その後、ステップS54で、速度信号から加速度を演算する。
ステップS54は、判別手段によって光学手段50の駆動が手動駆動手段によるものと判別された場合に光学手段50の加速度を演算する演算手段として機能する。
ステップS55は加速度判別処理である。即ち、ズームレンズの移動速度が加速しているか等速か減速しているかの判別処理である。
ステップS56において、加速度が0の場合(一定速度で動かされている)は、位相差90°とする。図中90°と記入されているが、ステップS52の回転方向演算処理の結果によっては270°となる。但し、以下の動作は同じなので説明は省略する。
その後、ステップS57で、所定の電圧を設定し、ステップS58で、駆動回路10に駆動命令を出す。その後、回転させる方向に超音波モータ11(の軸16)が回転する。そして、図3における出力ギア22、伝達ギア39、中間軸34、中間ギア33、かみ合い歯32を介して操作リング31にその力が伝わり、カメラマンの必要とされる駆動力を低減できる。
ステップS59において、加速度+の場合で位相差が90°以下の場合は90°に漸増する。逆回転の場合で270°以上の場合は270°に漸減させる。位相差が90°もしくは270°近づくほど、超音波モータ11の進行波成分が強まり、駆動力も増加する。
その後、ステップS57で所定の電圧を設定し、ステップS58で、超音波モータ11に駆動命令を出す。このことで、カメラマンは速度が速まっても負荷を増加させずにズームレンズの操作ができる。尚、漸増の量をカメラマンが可変できるようにすることで、自分に合うように操作補助力を調整することが可能となる。
ステップS60において、加速度−の場合で位相差を90°までの場合は位相差を漸減させ、270°の場合は漸増させる。さらに、ステップS61で電圧も漸減させ、ステップS58で、超音波モータ11に駆動命令を出す。
ステップS56、59、60は、演算手段の演算結果に基づいて電動駆動手段に印加する駆動信号の位相差を設定する位相差設定手段として機能する。
ステップS57は、位相差設定手段により位相差を設定した後に電動駆動手段に印加する電圧を設定する電圧設定手段として機能する。
このことで、操作補助力が速度に応じて弱まり、かつ負荷トルクも弱まることで、カメラマンは意図したところにズームレンズを停止することができる。
尚、電圧の最小値は予め決めておきコントローラ9内に記憶しておく。また漸減、漸増する位相の差分はカメラマンが個別に変更可能である。その後、速度検出器21による速度検出駆動信号がなくなるまで本処理をループする。
尚、電動モードから手動モードに切り換わった場合は、速度の初期値が0でないことを除けば同じシーケンスで実行可能になる。また本処理のループ中、手動モードから電動モードに切り換わった場合は、ステップS51の駆動命令判別でNOとなる。
ステップ53で、手動モードでの最終速度になるように速度を算出し、超音波モータ11に与える周波数を設定し、位相差90°とし、所定電圧を戻して電動モードに引き継がれる。
但し、手動モードに固定したいにも関わらず、誤って電動スイッチ40を押してしまうのを防ぐために、電動スイッチ40をキャンセルするスイッチを設けてもよい。また省電力のため、いわゆる操作感は劣化するが、手動モードにおいて明示的に超音波モータ11の駆動を止めるスイッチを設けてもよい。
尚、これまでに説明したレンズ駆動装置は、ズームレンズの他、フォーカスレンズ、アイリスレンズ等に適用できるものである。
また、本実施の形態におけるコントローラ9はズームレンズ本体内にあるが、外部にあってもよい。また外部にある場合、汎用のコンピュータであってもよい。その際、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現される。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、本発明におけるプログラム(シーケンス)の記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るレンズ駆動装置の制御ブロック図である。
図3に示す第1の実施の形態と異なるところのみ説明する。
第2の実施の形態は、超音波モータ11の回転方向とズームレンズの回転方向が第1の実施の形態と反対なので、シーソーボタン42の+、−を入れ換えてある。
この場合においても、図5で述べたシーケンスプログラムに変更はなく、かつ効果も同じである。また、かみ合い歯32や出力ギア22のギアの欠損を防ぐために、超音波モータ11の保持トルクをギア欠損する負荷トルクより小さく設定することで、リミッタとして機能することができる。
超音波モータの制御ブロック図である。 超音波モータの構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るレンズ駆動装置の制御ブロック図である。 図3のレンズ駆動装置における電動操作の操作量と出力電圧との関係を示すグラフ図である。 図3のレンズ駆動装置によって実行されるレンズ駆動処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズ駆動装置の制御ブロック図である。
符号の説明
1 圧電素子
9 コントローラ
10 駆動回路
11 超音波モータ
21 速度検出器
22 出力ギア
31 操作リング
40 電動スイッチ
50 光学手段

Claims (6)

  1. レンズを含む光学手段と、
    圧電素子、ステータ、および、ロータを有し、前記圧電素子に位相差を有する駆動信号与えることで前記ステータに進行波を含む振動を発生させて、前記ステータに接する前記ロータを回転させるとともに、前記ロータの回転力を用いて前記光学手段を電動駆動する超音波モータと、
    前記光学手段を手動で駆動する手動駆動手段と、
    前記光学手段の駆動が前記超音波モータによるものか又は前記手動駆動手段によるものかを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記光学手段の駆動が前記手動駆動手段によるものと判別された場合に、前記手動駆動手段による前記光学手段の移動速度に応じて前記光学手段の加速度を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果である前記加速度にあわせて、前記超音波モータの前記ロータの回転による前記光学手段に対する操作補助力の大きさを変化させるように、前記超音波モータに印加する駆動信号の前記位相差の設定を変更する位相差設定手段と、
    を備えることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記圧電素子は、位相が90度ずれて配置された2相の圧電素子からなり、
    前記駆動信号は、一方の相の圧電素子に与える駆動信号と他方の相の圧電素子に与える駆動信号との間に位相差を有するものであって、
    前記判別手段によって前記光学手段の駆動が前記手動駆動手段によるものと判別され、かつ前記演算手段によって前記光学手段の加速度がゼロであると演算された場合には、
    前記位相差設定手段は、前記駆動信号の位相差を90度もしくは270度に設定することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記圧電素子は、位相が90度ずれて配置された2相の圧電素子からなり、
    前記駆動信号は、一方の相の圧電素子に与える駆動信号と他方の相の圧電素子に与える駆動信号との間に位相差を有するものであって、
    前記判別手段によって前記光学手段の駆動が前記手動駆動手段によるものと判別され、かつ、前記演算手段によって前記光学手段の加速度がプラスであると演算された場合に、
    前記位相差設定手段は、前記駆動信号の位相差が90度以下であれば、前記位相差を90度に漸増させ、前記駆動信号の位相差が270度以上であれば、前記位相差を270度に漸減させることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記圧電素子は、位相が90度ずれて配置された2相の圧電素子からなり、
    前記駆動信号は、一方の相の圧電素子に与える駆動信号と他方の相の圧電素子に与える駆動信号との間に位相差を有するものであって、
    前記判別手段によって前記光学手段の駆動が前記手動駆動手段によるものと判別され、かつ、前記演算手段によって前記光学手段の加速度がマイナスであると演算された場合に、
    前記位相差設定手段は、前記駆動信号の位相差が90度以下であれば、前記位相差を所定の規定値に漸減させ、前記駆動信号の位相差が270度以上であれば、前記位相差を予め定められた規定値に漸増させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記位相差設定手段によって前記駆動信号の位相差を規定値に漸減あるいは漸増させた後に、前記駆動信号の電圧を所定の電圧に漸減させる電圧設定手段を有することを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記超音波モータに前記光学手段を一定速度で駆動するための駆動信号が印加されている際、前記判別手段が前記手動駆動手段によって前記光学手段が前記一定速度よりも高い速度で駆動されることを検出した場合には、
    前記位相差設定手段は前記駆動信号の位相差を0度とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置。
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