JP2000258677A - レンズ操作装置 - Google Patents

レンズ操作装置

Info

Publication number
JP2000258677A
JP2000258677A JP11064757A JP6475799A JP2000258677A JP 2000258677 A JP2000258677 A JP 2000258677A JP 11064757 A JP11064757 A JP 11064757A JP 6475799 A JP6475799 A JP 6475799A JP 2000258677 A JP2000258677 A JP 2000258677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focus
knob
load
operation member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11064757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4239208B2 (ja
Inventor
Tokuji Kanayama
篤司 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP06475799A priority Critical patent/JP4239208B2/ja
Publication of JP2000258677A publication Critical patent/JP2000258677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4239208B2 publication Critical patent/JP4239208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動レンズが端点に到達すると、操作部材に磁
気制動による負荷を与えることにより、操作部材の回転
範囲をストッパー等の機械的手段によって規制すること
なく、移動レンズの端点を操作部材の操作感で認識でき
るようにし、本発明を適用することによってプリセット
機能を搭載したテレビレンズにおいても好適なレンズ操
作を可能にするレンズ操作装置を提供する。 【解決手段】フォーカスデマンド28のCPU52は、
フォーカスノブ28Aの回動操作に基づきレンズ部12
に指令するフォーカスコントロール信号がフォーカス位
置の無限端又は至近端に到達したことを検出すると、フ
ォーカスノブ28Aと連動するDCモータ40の端子を
短絡してフォーカスノブ28Aの回動に制動力を与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ操作装置に係
り、特にテレビカメラのフォーカスレンズ等の移動レン
ズを駆動するレンズ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ等に使用されるテレビレン
ズにおいて、プリセット機能(ショット機能)を搭載し
たものが知られている。プリセット機能は、フォーカス
レンズ(或いはズームレンズ)をボタン操作で瞬時に所
定の位置に移動させるというもので、操作部材を操作し
なくても、予め所要の位置を登録等しておくことで、そ
の位置にフォーカスレンズを簡単な操作でセットするこ
とができるようになっている。
【0003】ところが、このようなプリセット機能を搭
載したテレビレンズでは、プリセットによってフォーカ
スレンズを移動させると、フォーカスレンズの位置と、
フォーカスノブ(操作部材)の回転位置との対応がずれ
ることが問題となっていた。例えばフォーカスノブの操
作量の検出に、その操作量を絶対値で出力するポテンシ
ョメータを使用すると、プリセットによってポテンショ
メータの端点(始端又は終端)とフォーカスレンズの端
点(無限端又は至近端)とがずれるという事態が生じ
る。このためフォーカスレンズの全可動範囲に対して操
作装置でフォーカスレンズを移動させることができない
範囲が生じることとなる。一方、この問題を解消するた
めにプリセット後にフォーカスノブが操作された場合に
はプリセットを解除し、フォーカスノブの回転位置にフ
ォーカスレンズの位置を一致させるようにすることも可
能である。しかしながら、このようにすると、プリセッ
トを解除した瞬間、フォーカスレンズが動作するので、
急激に焦点がずれて放送事故につながる可能性がある。
【0004】そこで、従来、操作部材の操作量の検出を
多回転型のロータリーエンコーダ(インクリメンタル式
ロータリーエンコーダ)で行うものが提案されている。
これによれば、プリセット後にフォーカスノブが操作さ
れた場合に、プリセットした位置を起点にしてフォーカ
スレンズを移動させても、元々ロータリーエンコーダに
は端点がないため、ポテショメータのように端点がずれ
るということがなく、また、プリセット後にプリセット
を解除する必要もないため、フォーカスノブの操作量を
ポテンショメータで検出する場合の問題はいずれも解消
される。
【0005】しかしながら、上述のように、操作部材の
操作量の検出を単にロータリーエンコーダで行うように
した場合には、操作部材の制止端がないため、移動レン
ズの端点を操作感で認識することができない。このため
操作性の点で問題があった。この問題を解決する一つの
方法として、特開平8−313793号公報では、移動
レンズが端点に到達したことを検知したら、操作部材の
回転を強制的に阻止するようにしたレンズ操作装置を提
案している。具体的には、操作部材と一体で回転するリ
ング部材の外周に歯車を設け、移動レンズが端点に到達
するとストッパーコマ部をその歯車の歯と歯の谷部に係
合させて、操作部材の回転を止めるようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この特開平8−313
793号公報に記載のレンズ操作装置によれば、レンズ
の端点を操作部材の操作感で認識することができるとい
う効果を奏するが、このレンズ操作装置の構成では、移
動レンズの端点を検出する毎にモータを駆動してストッ
パーコマ部材をリング部材の回転エリアに進出させなけ
ればならないため、消費エネルギーが大きく、制御系も
複雑になるという欠点がある。また、ストッパーコマ部
材が頻繁に回動するため、機械的な故障など、耐久性に
も問題がある。更に、ストッパーコマ部材で操作部材の
回転を完全に規制させるためストッパーコマ部材に加わ
る衝撃が大きく破損を招く恐れがある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、操作部材の回動範囲をストッパー等の機械的手
段によって規制することなく、移動レンズの端点を操作
部材の操作感で認識できるようにし、本発明を適用する
ことによってプリセット機能を搭載したテレビレンズに
おいても好適なレンズ操作を可能にするレンズ操作装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、手動操作されるレンズ操作部材の操作量を
検出し、該検出した操作量に基づいてレンズ装置の移動
レンズを始端から終端までの範囲で移動させるレンズ操
作装置において、前記移動レンズが前記始端又は終端に
到達したことを検出するレンズ端点到達検出手段と、前
記レンズ操作部材に対して磁気制動による負荷を発生さ
せると共に、該負荷の大きさを変更する負荷変更手段
と、前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レン
ズが前記始端又は終端に到達したことを検出すると、前
記負荷変更手段によって前記レンズ操作部材に与える負
荷の大きさを変更する制御手段と、からなることを特徴
としている。
【0009】本発明によれば、移動レンズが始端又は終
端に到達したことを検出すると、操作部材に与える負荷
の大きさを変更するようにし、また、その負荷を機械的
な手段ではなく、モータ等によって実現される磁気制動
によって行うようにしたため、移動レンズが始端又は終
端に到達したことを操作部材の操作感で認識できると共
に、操作部材に負荷を与えるための可動部材が不要とな
るため構造が簡単で且つ消費エネルギーが少なくなると
共に、非接触で操作部材に負荷を与えることができるた
め、故障や破損等が生じ難く、耐久性が向上する。
【0010】更に、本発明を適用すれば、操作部材の始
端と終端とを予め決めておく必要がないため、プリセッ
ト機能やオートフォーカスによって操作部材と移動レン
ズの端点がずれるといった不具合が解消される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ操作装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は本発明に係るレンズ操作装置が適用されたテ
レビカメラ装置の一実施の形態を示した斜視図である。
同図に示すようにテレビカメラ10は、レンズ部(テレ
ビレンズ)12とカメラ部14から構成され、ベデスタ
ルドリー16上の雲台18に支持される。雲台18には
2本の操作ロッド22、23が延設され、操作ロッド2
2のグリップ24付近にはズームスピードを操作するズ
ームレートデマンド26が取り付けられる。一方、操作
ロッド23の端部にはフォーカスを操作するフォーカス
デマンド28が取り付けられる。
【0012】上記ズームレートデマンド26は、サムリ
ング34の回動方向と回動量に応じて広角側又は望遠側
にズーム動作させる速度制御信号をケーブル30を介し
てレンズ部12に出力する。レンズ部12は、この速度
制御信号に基づいてズームレンズを速度制御して駆動す
る。一方、上記フォーカスデマンド28は、本発明が適
用されたレンズ操作装置であり、フォーカスデマンド2
8のフォーカスノブ28Aの回転操作量に応じてフォー
カスレンズの移動位置を指令する位置制御信号(フォー
カスコントロール信号)をケーブル31を介してレンズ
部12に出力する。レンズ部12は、このフォーカスコ
ントロール信号に基づいてフォーカスレンズを指令され
た位置に移動させる。
【0013】カメラマンは、ビューファインダ32に映
る撮影像を見ながら右手でフォーカスデマンド28のフ
ォーカスノブ28Aを回転操作することによってフォー
カス調整を行うと共に、左手でズームレートデマンド2
6のサムリング34を操作することでズーム調整を行
う。図2は、上記フォーカスデマンド28の構成を示し
た断面図である。同図に示すようにフォーカスデマンド
28は、固定部材28Bと固定部材28Bに対して回動
自在に設けられた上記フォーカスノブ28Aとから構成
される。
【0014】フォーカスノブ28Aの内部には、DCモ
ータ40(以下、モータ40という)が配設される。こ
のモータ40は後述するようにフォーカスレンズが無限
端又は至近端に到達したときにフォーカスノブ28Aの
回転を制動するために使用される。モータ40のステー
タ40Bは、支持部材42によって固定部材28Bに固
定される一方、モータ40のロータ(軸)40Bの一端
は、フォーカスノブ28Aの中心に固着される。従っ
て、フォーカスノブ28Aが回動操作されると、これと
連動してモータ40の軸40Bが回動するようになって
いる。また、モータ40の端子は固定部材28Bの内部
に配設された回路基板44上のスイッチ回路に接続され
る。モータ40の端子はこのスイッチ回路によって開放
又は短絡に切り替えられるようになっており、モータ4
0の端子が短絡されたときにフォーカスノブ28Aの回
転にモータ40の制動力による負荷が与えられるように
なっている。
【0015】固定部材28Bの内部には、インクリメン
タル型ロータリーエンコーダ46(以下、エンコーダと
いう)が配設される。このエンコーダ46は軸46Aの
回転量に応じて、その回転方向と回転量を示すパルス信
号を出力するもので、例えば、2相パルス出力型のエン
コーダを使用した場合には、軸46Aが所定角度回転す
る毎に各相のパルスが1つ出力されると共に、軸46A
の回転方向が各相のパルスの位相差によって示されるよ
うになっている。エンコーダ46のステータ46Bは、
図示しない支持部材によって固定部材28Bに固定さ
れ、一方、エンコーダ46の軸46Aは、上記モータ4
0の軸40Bに連結される。
【0016】従って、フォーカスノブ28Aが回動操作
されると、モータ40の軸40Bを介してエンコーダ4
6の軸46Aが回動する。これにより、エンコーダ46
のパルス信号出力によってフォーカスノブ28Aの操作
量が検出できるようになっている。図3は、上記フォー
カスデマンド28の回路構成を示した回路構成図であ
る。同図に示すように、フォーカスノブ28Aに連結さ
れた上記エンコーダ46はカウンタ50に接続され、エ
ンコーダ46から出力されたパルス信号はカウンタ50
によってカウントされる。これにより、フォーカスノブ
28Aの操作量はカウンタ50によって計測され、CP
U52に入力されるようになっている。尚、カウンタ5
0は、フォーカスノブ28Aの正転、逆転をそれぞれイ
ンクリメントとデクリメントにより計測するため、カウ
ンタ50の初期値は所定の値にセットされる。
【0017】一方、フォーカスデマンド28は図1に示
したようにテレビカメラ10のレンズ部12にケーブル
31を介して接続される。レンズ部12からは、現在の
フォーカスレンズの位置(フォーカス位置)を示すアナ
ログのフォーカス位置信号が送信されるようになってお
り、フォーカスデマンド28の上記CPU52には、こ
のフォーカス位置信号がA/D変換器54を介して入力
される。
【0018】CPU52は、上述のようにカウンタ50
から入力される値の変化によってフォーカスノブ28A
が回動操作されたことを検出すると、その操作量に相当
するフォーカス位置の変位量を求める。そして、この変
位量をレンズ部12から取得される現在のフォーカス位
置に対して足し合わせ、レンズ部12に指令するフォー
カス位置を求める。このようにしてレンズ部12に指令
するフォーカス位置を求めると、このフォーカス位置を
示すフォーカスコントロール信号をD/A変換器56を
介してアナログ信号としてレンズ部12に送信する。こ
れにより、レンズ部12では、フォーカスコントロール
信号に基づいてフォーカスモータを駆動してフォーカス
レンズを移動させ、フォーカスデマンド28のCPU5
2によって指令されたフォーカス位置となるようにフォ
ーカスレンズを移動させる。尚、上述の一連の処理が終
了するとCPU52はカウンタ50の値を初期値にリセ
ットしてそのときのフォーカスノブ28Aの位置を基準
にして続いて行われるフォーカスノブ28Aの操作量を
検出する。
【0019】また、フォーカスデマンド28のCPU5
2は、上記レンズ部12に送信するフォーカスコトロー
ル信号が無限端又は至近端になったか否かを判断し、も
し、フォーカスコントロール信号が無限端又は至近端に
なったと判断した場合には、スイッチ回路58のスイッ
チS1をオフからオンに切り替える。これにより、上記
モータ40の端子が短絡され、モータ40の軸40Bの
回転に制動力が与えられる。この制動力によりフォーカ
スノブ28Aの回動操作に要する操作力が大きくなり、
操作部材の操作感が重くなるため、ユーザがその操作感
が重くなったことによりフォーカスレンズが端点に到達
したことを容易に認識することができる。尚、上述のよ
うにレンズ部12に送信するフォーカスコトロール信号
が無限端又は至近端になったか否かを検出する代わり
に、レンズ部12から取得されるフォーカス位置信号に
よってフォーカスレンズが無限端又は至近端が到達した
か否かを検出してもよい。
【0020】図4は、スイッチ回路58のスイッチS1
のオン、オフ制御の処理内容を具体的に示したフローチ
ャートである。まず、CPU52は、上述のようにカウ
ンタ50の値を初期値にセットする(ステップS1
0)。次にカウンタ50の値の読み取りを開始し、その
値の変化からフォーカスノブ28Aの回転方向(フォー
カス操作方向)が無限側か至近側かを判定する(ステッ
プS12)。ここで、フォーカス操作方向が至近側と判
定した場合、CPU52は、上述のようにレンズ部12
に送信するフォーカスコントロール信号が至近端になっ
たか否かを判定する(ステップS14)。NOであれ
ば、スイッチS1をオフにし(ステップS16)、フォ
ーカスノブ28Aにモータ40による制動力(負荷)を
与えない状態にする。即ち、フォーカスノブ28Aの操
作感を軽くする。一方、YESであれば、スイッチS1
をオンにし(ステップS18)、フォーカスノブ28A
にモータ40による制動力を与える。即ち、フォーカス
ノブ28Aの操作感を重くする。そして、上記ステップ
S12に戻る。これにより、フォーカス位置が至近端に
到達するとフォーカスノブ28Aの回動操作が重くな
り、ユーザはフォーカス位置が至近端に到達したことを
操作感で認識することができる。
【0021】一方、ステップS12において、フォーカ
ス操作方向が無限側と判定した場合、CPU52は、上
述のようにレンズ部12に送信するフォーカスコントロ
ール信号が無限端になったか否かを判定する(ステップ
S20)。NOであれば、スイッチS1をオフにし(ス
テップS22)、フォーカスノブ28Aにモータ40に
よる制動力(負荷)を与えない状態にする。即ち、フォ
ーカスノブ28Aの操作感を軽くする。一方、YESで
あれば、スイッチS1をオンにし(ステップS24)、
フォーカスノブ28Aにモータ40による制動力を与え
る。即ち、フォーカスノブ28Aの操作感を重くする。
そして、上記ステップS12に戻る。これにより、フォ
ーカス位置が無限端に到達するとフォーカスノブ28A
の回動操作が重くなり、ユーザはフォーカス位置が無限
端に到達したことを操作感で認識することができる。
【0022】以上のように、フォーカスノブ28Aの回
転操作量の検出にエンコーダ46を使用した場合のよう
に、フォーカスレンズの移動端に対応したフォーカスノ
ブ28Aの回転端がなくても、モータ40の制動力によ
ってフォーカスノブ28Aの回転に対して与える負荷を
大きさを変更することによって、フォーカスレンズの移
動端をフォーカスノブ28Aの操作感によって認識でき
るようになる。
【0023】また、図3には示していないが、レンズ部
12のフォーカス位置が、上記フォーカスデマンド28
以外の指令によって変更可能な場合、例えば、ボタン操
作によりフォーカスレンズを所定の位置に即座に移動さ
せることができるプリセット機能や自動でフォーカス位
置を調整するオートフォーカス機能等が搭載されている
場合において、これらの機能によってフォーカスノブ2
8Aの操作とは無関係にフォーカスレンズが移動したと
しても、フォーカスノブ28Aの操作量はフォーカス位
置の変位量を示しており、また、フォーカスノブ28A
の回転に対する制動力はフォーカスノブ28Aの任意の
回転位置で付加することができるため、フォーカス位置
とフォーカスノブ28Aの回転位置がずれるといった従
来の不具合が全く生じない。
【0024】以上、上記実施の形態では、フォーカスノ
ブ28Aの回転に対する制動力は、モータ40の端子を
短絡することによって付加するようにしていたが、フォ
ーカスノブ28Aに制動力を与える手段は、これに限ら
ない。モータ40によって発生する制動力は原理的には
磁気制動によるもので、これと同様に非接触で磁気制動
を発生させる手段として、例えば、渦電流ブレーキ(鋼
製のディスクに電磁コイルによって渦電流を生じさせ、
渦電流による磁気効力を制動力とするブレーキ)を使用
することもできる。この場合、上記モータ40と同様に
フォーカスノブ28Aに制動力を付加する場合としない
場合とを切り替える可動部材がないため、構成が簡単
で、また、非接触で制動力を与えることができるため耐
久性に優れている。
【0025】また、上記実施の形態では、フォーカスレ
ンズが無限端又は至近端に到達すると、フォーカスノブ
28Aの回転操作に対して制動力を与えるようにした
が、これに限らず、フォーカスレンズの可動範囲では、
ある程度の大きさの制動力をフォーカスノブ28Aに与
えるようにしておき、フォーカスレンズが無限端又は至
近端に到達するとその制動力を解除するようにしてもよ
い。即ち、フォーカスレンズが無限端又は至近端に到達
するとフォーカスノブ28Aの操作感を軽くするように
してもよい。
【0026】また、上記実施の形態では、フォーカスノ
ブ28Aの操作量を端点のないインクリメンタル型ロー
タリーエンコーダ46で検出する場合について説明した
が、本発明は、フォーカスノブ28Aの操作量の検出を
ポテンショメータ等の機械的な端点を有するもので行う
場合においても、その機械的な端点とは異なる位置を端
点として使用するときにも有効である。例えば、フォー
カスノブ28Aの感度を変更して使用できるようにした
場合に、本発明を適用することによってフォーカスレン
ズの端点に対応するフォーカスノブ28Aの端点を操作
感で把握することができるようになる。
【0027】また、上記実施の形態では、本発明をフォ
ーカスデマンド28に適用した場合について説明した
が、これに限らず、本発明は、ズームレンズ等の他の種
類の移動レンズの位置を操作する操作装置全てに適用す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
操作装置によれば、移動レンズが始端又は終端に到達し
たことを検出すると、操作部材に与える負荷の大きさを
変更するようにし、また、その負荷を機械的な手段では
なく、モータ等によって実現される磁気制動によって行
うようにしたため、移動レンズが始端又は終端に到達し
たことを操作部材の操作感で認識できると共に、操作部
材に負荷を与えるための可動部材が不要となるため構造
が簡単で且つ消費エネルギーが少なくなると共に、非接
触で操作部材に負荷を与えることができるため、故障や
破損等が生じ難く、耐久性が向上する。
【0029】更に、本発明を適用すれば、操作部材の始
端と終端とを予め決めておく必要がないため、プリセッ
ト機能やオートフォーカスによって操作部材と移動レン
ズの端点がずれるといった不具合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズ操作装置が適用さ
れたテレビカメラ装置の一実施の形態を示した斜視図で
ある。
【図2】図2は、フォーカスデマンドの構成を示した断
面図である。
【図3】図3は、フォーカスデマンドの回路構成を示し
た回路構成図である。
【図4】図4は、スイッチ回路のスイッチS1のオン、
オフ制御の処理内容を具体的に示したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10…テレビカメラ、12…レンズ部、28…フォーカ
スデマンド、28A…フォーカスノブ、40…DCモー
タ、46…インクリメンタル型ロータリーエンコーダ、
50…カウンタ、52…CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作されるレンズ操作部材の操作量
    を検出し、該検出した操作量に基づいてレンズ装置の移
    動レンズを始端から終端までの範囲で移動させるレンズ
    操作装置において、 前記移動レンズが前記始端又は終端に到達したことを検
    出するレンズ端点到達検出手段と、 前記レンズ操作部材に対して磁気制動による負荷を発生
    させると共に、該負荷の大きさを変更する負荷変更手段
    と、 前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レンズが
    前記始端又は終端に到達したことを検出すると、前記負
    荷変更手段によって前記レンズ操作部材に与える負荷の
    大きさを変更する制御手段と、 からなることを特徴とするレンズ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷変更手段は、レンズ操作部材に
    連動して回動するモータの軸に対して該モータの端子を
    短絡又は開放に切り替えることによって磁気制動の作用
    を有効又は無効に切り替え、前記レンズ操作部材に与え
    る負荷の大きさを変更することを特徴とする請求項1の
    レンズ操作装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記移動レンズが前記
    始端又は終端に到達したことを検出すると、前記レンズ
    操作部材に与える負荷を大きくすることを特徴とする請
    求項1のレンズ操作装置。
JP06475799A 1999-03-11 1999-03-11 レンズ操作装置 Expired - Fee Related JP4239208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06475799A JP4239208B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 レンズ操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06475799A JP4239208B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 レンズ操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000258677A true JP2000258677A (ja) 2000-09-22
JP4239208B2 JP4239208B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=13267378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06475799A Expired - Fee Related JP4239208B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 レンズ操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4239208B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016139082A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 リコーイメージング株式会社 レンズ鏡筒
JP2017111368A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、撮影装置
US9715082B2 (en) 2014-08-21 2017-07-25 Ricoh Imaging Company, Ltd. Lens barrel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9715082B2 (en) 2014-08-21 2017-07-25 Ricoh Imaging Company, Ltd. Lens barrel
JP2016139082A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 リコーイメージング株式会社 レンズ鏡筒
JP2017111368A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4239208B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008032992A (ja) 駆動装置及び制限装置及びこれらの制御方法
EP1770421B1 (en) Lens control system
JP2000258677A (ja) レンズ操作装置
JP4747523B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置のズームレンズ制御方法
JPH0431808A (ja) ズームレンズの制御装置
US5305038A (en) Zoom lens camera
EP1560055B1 (en) Optical apparatus
JPH1123943A (ja) レンズ操作装置
JP4968949B2 (ja) レンズ駆動装置
JP3856055B2 (ja) カメラのレンズ操作切換装置
US6678565B2 (en) Control unit
JP4688990B2 (ja) レンズシステム
JP2004062151A (ja) 光学駆動ユニット、光学装置およびカメラシステム
JP4787773B2 (ja) レンズシステム及びフォーカス操作装置
JP3968616B2 (ja) レンズ操作装置
JP4251305B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4189784B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4258060B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2007212957A (ja) レンズ制御装置
JP4407983B2 (ja) 光学装置
JP2755401B2 (ja) 像ぶれ防止装置
US6385399B1 (en) Optical apparatus and shooting system including zoom function having electrical operation mode and other mode
JP2001051182A (ja) レンズ装置
JP2000069344A (ja) レンズ駆動装置
JP3774860B2 (ja) レンズ制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081214

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees