JPH1123943A - レンズ操作装置 - Google Patents

レンズ操作装置

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Publication number
JPH1123943A
JPH1123943A JP9172517A JP17251797A JPH1123943A JP H1123943 A JPH1123943 A JP H1123943A JP 9172517 A JP9172517 A JP 9172517A JP 17251797 A JP17251797 A JP 17251797A JP H1123943 A JPH1123943 A JP H1123943A
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JP
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lens
moving
focus
reached
focus ring
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Application number
JP9172517A
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English (en)
Inventor
Shinya Yajima
信哉 矢島
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1123943A publication Critical patent/JPH1123943A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動レンズの駆動する操作部材を制止すること
なく、操作部材の操作にかかる負荷の変更や、振動、
音、光等によって前記移動レンズが始端又は終端に到達
したことを容易に認識できるようにし、操作部材の故障
を防止するレンズ操作装置を提供する。 【解決手段】フォーカスリング28Aが回転操作される
と、その回転角度はエンコーダ68によってCPU66
に検出される。CPU66は、検出した回転角度に基づ
いてモーター駆動回路72に制御信号を出力し、モータ
ー76によってフォーカスレンズ52を移動させる。フ
ォーカスレンズ52が至近端又は無限遠端に到達したこ
とを検出すると、CPU66は駆動手段84に駆動信号
を出力し、フォーカスリング28Aの回転にかかる負荷
を重くする。これにより、カメラマンはフォーカスリン
グ28Aが制止端に到達したことを検知することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ操作装置に係
り、特にテレビカメラのフォーカスレンズ等の移動レン
ズを駆動するレンズ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラのフォーカス調整
は、手元操作部のフォーカスリングを回転操作すること
により行われる。即ち、フォーカスリングを回転操作す
ると、フォーカスリングの回転角度がポテンショメータ
やロータリーエンコーダ等によって検出され、この回転
角度に基づいてフォーカスレンズがモータで所望位置ま
で移動調整される。
【0003】フォーカスリングの回転角度をポテンショ
メータで検出する場合、通常、ポテンショメータの両回
転方向の回転制止端は、フォーカスレンズの制止端、即
ち、至近端と無限遠端と一致するように設定されてい
る。この場合、フォーカスリングの回転は、ポテンショ
メータの回転可動範囲に制限されてポテンショメータの
回転制止端で制止されるため、カメラマンは、必然的に
フォーカスレンズの始端又は終端をフォーカスリングの
回転の制止によって検知することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンズ操作装置において、フォーカス調整の操作性を向
上させるために、レンズ移動曲線(フォーカスリング
(ポテンショメータ)の回転角度に対するフォーカスレ
ンズの移動位置の関係を示す曲線)を変更したり、ユー
ザの好みに設定できるようにしたい場合がある。例え
ば、野球中継などで打球を撮影する場合に、通常より少
ないフォーカスリングの回転操作でフォーカスレンズを
至近端から無限遠端まで即座に移動させることができる
ようにレンズ移動曲線を設定したい場合がある。
【0005】このような場合にレンズ移動曲線を所望の
曲線に変更できるようにすると、フォーカスリングの回
転制止端とフォーカスレンズの制止端とが一致しないた
め、フォーカスリングの至近側と無限遠側の回転角度範
囲にフォーカスレンズが移動しない不感部分が存在す
る。このため、フォーカスレンズが制止端まで到達した
にもかかわらず、カメラマンはそれに気づかずにフォー
カスリングを不感部分で回転操作してしまい、フォーカ
スレンズを元の方向に戻す際に、不感部分を元に戻さな
ければならず、この操作に余計な時間や手間を要してし
まうという不具合が発生する。
【0006】また、フォーカスリングの回転角度を上記
ポテンショメータの代わりにエンコーダで検出する場合
には、エンコーダの回転には制止端がなくフォーカスリ
ングは無限に回転するので、カメラマンがフォーカレン
ズの制止端を認識するのは上記ポテンショメータを使用
する場合においてフォーカスリングに不感部分がある場
合と同様困難である。
【0007】このため、特願平8−313793号公報
には、フォーカスレンズが制止端に到達すると、フォー
カスリングをストッパ等の制止部材によって制止させ、
フォーカスレンズの制止端を触感的に確認できるように
したレンズ操作装置が提案されている。しかしながら、
このようにフォーカスリングを完全に制止させることに
よってフォーカスレンズの制止端を認識できるようにす
ると、カメラマンにとってはフォーカスリングの回転操
作が突然制止されるため、回転制止端において無理な力
が加えるられるおそれがあり、フォーカスリングや制止
部材の故障の原因となるおそれがあった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、移動レンズの操作部材を制止することなく、移
動レンズが始端又は終端に到達したことを容易に認識で
きるようにするレンズ操作装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、カメラの移動レンズを移動させるレンズ操
作部材の操作量を検出し、該検出した操作量に基づいて
前記移動レンズを始端から終端までの範囲で移動させる
レンズ操作装置において、前記移動レンズが始端又は終
端に到達したことを検出するレンズ端点到達検出手段
と、前記操作部材の操作にかかる負荷の大きさを変更す
る負荷変更手段と、前記レンズ端点到達検出手段によっ
て前記移動レンズが始端又は終端に到達したことを検出
すると、前記負荷変更手段によって前記操作部材の操作
にかかる負荷を変更する制御手段と、からなることを特
徴としている。
【0010】また、前記目的を達成するために、前記レ
ンズ操作装置において、前記レンズ端点到達検出手段
と、前記操作部材を振動させる振動手段と、前記レンズ
端点到達検出手段によって前記移動レンズが始端又は終
端に到達したことを検出すると、前記振動手段によって
前記操作部材を振動させ、前記移動レンズが始端又は終
端に到達したことを知らせる制御手段と、からなること
を特徴としている。
【0011】また、前記目的を達成するために、前記レ
ンズ操作装置において、前記レンズ端点到達検出手段
と、前記カメラに設けられた警告音を発生させる音源
と、前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レン
ズが始端又は終端に到達したことを検出すると、前記音
源から音を発生させる前記移動レンズが始端又は終端に
到達したことを知らせる制御手段と、からなることを特
徴としている。
【0012】また、前記目的を達成するために、前記レ
ンズ操作装置において、前記レンズ端点到達検出手段
と、前記カメラの一部に設けられたランプと、前記レン
ズ端点到達検出手段によって前記移動レンズが始端又は
終端に到達したことを検出すると、前記ランプを点灯又
は消灯させ、前記移動レンズが始端又は終端に到達した
ことを知らせる制御手段と、からなることを特徴として
いる。
【0013】本発明によれば、カメラマンが操作部材を
操作してカメラの移動レンズを移動させ、移動レンズが
始端又は終端に到達した場合に、制御手段がレンズ端点
到達検出手段によって移動レンズが始端又は終端に到達
したことを検出すると、カメラマンにこれを検知させ
る。カメラマンに移動レンズが始端又は終端に到達した
ことを検知させる手段としては、請求項1に記載の発明
では、移動レンズが始端又は終端に到達した場合には、
操作部材の操作にかかる負荷を変更する。具体的には、
移動レンズが始端又は終端に到達した場合には通常より
負荷を大きくするか又は小さくする。これにより、カメ
ラマンは操作部材の操作感が変わったことで移動レンズ
が始端又は終端に到達したことを容易に検知することが
できる。
【0014】また、請求項2、3、4に記載の発明で
は、移動レンズが始端又は終端に到達した場合には、操
作部材の振動、警告音の発生、光の点灯又は消灯によっ
て移動レンズが始端又は終端に到達したことを知らせ
る。これにより、カメラマンは移動レンズが始端又は終
端に到達したことを容易に検知することができる。この
ように、移動レンズが始端又は終端に到達したことを操
作部材を操作を制止させることなく、カメラマンに検知
させるようにしたため、操作部材の故障が防止されると
ともに、レンズ操作の操作性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ操作装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は本発明に係るレンズ操作装置が適用されたテ
レビカメラ装置の一実施の形態を示した斜視図である。
同図に示すようにテレビカメラ10は、レンズ部12と
カメラ部14から構成され、ベデスタルドリー16上の
雲台18に支持される。雲台18には2本の操作ロッド
22、23が延設され、操作ロッド22のグリップ24
付近にはズームスピードを操作するズームレートデマン
ド26が取り付けられる。一方、操作ロッド23の端部
にはフォーカスを操作するフォーカスデマンド28が取
り付けられる。
【0016】上記ズームレートデマンド26は、サムリ
ング34の回動方向と回動量に応じて広角側又は望遠側
にズーム動作させる速度制御信号をケーブル30を介し
てレンズ部12に出力する。レンズ部12は、この速度
制御信号に基づいて変倍レンズを速度制御して駆動す
る。一方、上記フォーカスデマンド28は、本発明に係
るレンズ操作装置が適用されるレンズ操作装置の操作部
であり、フォーカスデマンド28のフォーカスリング2
8Aの回転操作量に応じてフォーカスレンズの移動位置
を指令する位置制御信号をケーブル31を介してレンズ
部12に出力する。尚、位置制御信号は、フォーカスリ
ング28Aの回転角度を検出するインクリメンタルエン
コーダ又はポテンショメータの出力信号であり、詳細は
後述する。レンズ部12は、この位置制御信号に基づい
てフォーカスレンズを指令された位置に移動させる。
【0017】カメラマンは、ビューファインダ32に映
る撮影像を見ながら右手でフォーカスデマンド28のフ
ォーカスリング28Aを回転操作することによってフォ
ーカス調整を行うとともに、左手でズームレートデマン
ド26のサムリング34を操作することでズーム調整を
行う。図2は、上記フォーカスレンズの操作に用いられ
る本発明に係るレンズ操作装置の一実施の形態を示した
構成図である。同図に示すようにレンズ部12の撮影光
学系50には光軸上に前方からフォーカスレンズ52、
変倍レンズ54、絞り56、マスターレンズ58が順に
配設される。そして、マスターレンズ56の後方には、
カメラ部14のCCD60が配設される。従って、レン
ズ52、54、58を通過した被写体光は、CCD60
の受光面に結像され、CCD60によって電気信号に変
換される。
【0018】CCD60から出力された電気信号は、撮
像回路62に入力され、撮像回路62によって映像信号
に生成される。そして、この映像信号は、ビューファイ
ンダ32(図1参照)や外部映像表示装置64に出力さ
れる。これによりビューファインダ32や外部映像表示
装置64には撮影中の映像が表示される。また、レンズ
部12にはフォーカスレンズ52の駆動制御を行うCP
U(中央演算処理装置)66が搭載される。このCPU
66には、上記フォーカスデマンド28のインクリメン
タルロータリーエンコーダ68(以下、単にエンコーダ
68という。)がロータリーエンコーダカウンタ70
(以下、単にカウンタ70という。)を介して接続され
る。
【0019】エンコーダ68は、上記フォーカスデマン
ド28のフォーカスリング28Aが回転操作されると、
その回転操作による回転量(回転角度)及び回転方向に
対応したパルス信号をカウンタ70に出力する。カウン
タ70は、エンコーダ68から出力されたパルス信号に
基づいてアップカウント又はダウンカウントし、フォー
カスリング28Aの回転角度及び回転方向を数値化す
る。尚、カウンタ70は、レンズ部12又はフォーカス
デマンド28のいずれに搭載してもよい。
【0020】上記CPU66は、カウンタ70から適宜
カウント値を読み出しフォーカスリング28Aの回転角
度及び回転方向を検出する。尚、CPU66は、カウン
タ70からカウント値を読み出す毎に、カウンタ70の
カウント値を0にリセットする。また、上記CPU66
には、モーター駆動回路72がD/Aコンバータ74を
介して接続される。CPU66は、上記カウンタ70の
カウント値によって検出したフォーカスリング28Aの
回転角度及び回転方向に基づいてフォーカスレンズ52
の移動位置を指示する制御信号をD/Aコンバータ74
を介してモーター駆動回路72に出力する。
【0021】モーター駆動回路72は、入力した制御信
号に基づいてモーター76を駆動してフォーカスレンズ
52を移動させるとともに、ポテンショメータ78によ
ってフォーカスレンズ52の位置を検出し、フォーカス
レンズ52を制御信号が示す位置まで移動させる。尚、
フォーカスレンズ52はCPU66から出力された制御
信号の電圧(コントロール電圧)と、フォーカスレンズ
52の位置を示すポテンショータ78の電圧が等しくな
る位置に移動する。
【0022】ここで、上記フォーカスリング28Aの回
転角度及び回転方向に基づいてフォーカスレンズ52の
移動位置を求めるCPU66の処理手順について説明す
る。同図に示すようにCPU66には設定手段80が接
続される。この設定手段80は、フォーカスリング28
Aの回転角度に対するフォーカスレンズ52の移動位置
を示すレンズ移動曲線を設定する手段であり、図3に設
定手段80によって設定されるレンズ移動曲線の一例を
示す。同図にAの直線で示すように、通常は、所定の基
準点からのフォーカスリング28Aの回転角度に対して
フォーカスレンズ52が至近端から無限遠端まで比例し
て移動するように設定される。尚、本実施の形態の場
合、フォーカスリング28Aの回転角度を検出するため
にエンコーダ68を使用しているため、フォーカスリン
グ28Aの回転角度に端点は存在しないが、例えば、フ
ォーカスレンズ52が至近端に位置するときのフォーカ
スリング28Aの位置を上記基準点とし、この点を回転
角度0とする。また、上述したように、CPU66は、
カウンタ70から回転角度を読み取る毎に、カウント値
を0にリセットしているため、カウンタ70のカウント
値が示す回転角度は、前回読み取り時からの回転角度の
増分を示している。
【0023】この通常用いられるレンズ移動曲線Aに対
して、図3にBに示すレンズ移動曲線は、フォーカスリ
ング28Aの回転角度の狭い範囲でフォーカスレンズ5
2が至近端から無限遠端まで移動し、かつ、至近側より
無限側において滑らかにフォーカスレンズ52が移動す
るように設定されている。このようなレンズ移動曲線B
によれば、フォーカスリング28Aの少ない操作量でフ
ォーカスレンズ52を至近端から無限遠端まで高速で移
動させることができ、また、フォーカス調整の困難な無
限遠側では、至近側よりフォーカスレンズ52の位置を
微調整することができるため、フォーカス調整が行い易
いという利点がある。
【0024】このようにフォーカスレンズ52のレンズ
移動曲線は設定手段によって任意に設定することがで
き、設定されたレンズ移動曲線は、CPU66内のメモ
リに記録される。CPU66は、カウンタ70からフォ
ーカスリング28Aの回転角度を検出すると、図2に示
すように上記ポテンショメータ78からA/Dコンバー
タ82を介してフォーカスレンズ52の現在位置を検出
し、フィーカスリング28Aの回転角度とフォーカスレ
ンズ52の現在位置とからフォーカスレンズ52の移動
位置を上記メモリに記録したレンズ移動曲線を参照して
求める。そして、フォーカスレンズ52の移動位置を示
す制御信号を上述のようにD/Aコンバータ74を介し
てモーター駆動回路72に出力する。
【0025】これにより、フォーカスレンズ52は、フ
ォーカスリング28Aの回転操作に連動してレンズ移動
曲線に基づいて移動する。尚、上記エンコーダ68の代
わりにポテンショメータを使用してフォーカスリング2
8Aの回転角度を検出するようにした場合には、CPU
66は、ポテンショメータから出力される電圧をA/D
コンバータを介して入力することにより、フォーカスリ
ング28Aの回転角度を検出することができる。そし
て、エンコーダ68で検出した場合と同様に、検出した
回転角度からレンズ移動曲線を参照してフォーカスレン
ズ52の移動位置を求めることができる。図4に、ポテ
ンショメータを用いた場合のレンズ移動曲線の設定例を
示している。図4のAの直線が示すように、通常、ポテ
ンショメータの両回転方向の制止端の間でフォーカスレ
ンズが至近端から無限遠端まで比例して移動するように
設定される。これに対して上記図3のレンズ移動曲線と
同様の効果を得るためには、図4のBのレンズ移動曲線
で示すようにフォーカスリングの所定の角度範囲内でフ
ォーカスレンズが至近端から無限遠端まで移動するよう
に設定される。
【0026】以上のように、フォーカスリング28Aの
回転角度を回転制止端の存在しないエンコーダ68で検
出する場合や、フォーカスリング28Aの回転角度をポ
テンショメータで検出する場合にフォーカスレンズ52
の至近端又は無限遠端がポテンショメータの制止端と一
致しないレンズ移動曲線が設定された場合には、カメラ
マンはフォーカスレンズ52の至近端及び無限遠端を検
知することが困難となる。このため、図2に示すように
CPU66には、これを検知させるための駆動手段84
が接続される。以下に示すようにこの駆動手段84は、
フォーカスリング28Aの回転に負荷を与えるための手
段である。
【0027】図5は、フォーカスリング28Aの回転に
負荷を与える機構の一例を示したフォーカスデマンド2
8の断面図であり、図6は、図5中のA−A矢視図であ
る。図5に示すようにフォーカスデマンド28は、固定
部材28Bと固定部材28Bに対して回動自在に設けら
れた上記フォーカスリング28Aとから構成される。フ
ォーカスリング28Aの内部には、周面の一部にギア1
00Aを有する円筒状の突設部100が形成される。こ
の突設部100の下面には、上記フォーカスリング28
Aの回転角度を検出するエンコーダ68の軸68Aが固
定され、エンコーダ68は固定部材28Bに固定され
る。従って、フォーカスリング28Aが回転すると、エ
ンコーダ68の軸が回転し、エンコーダ68からフォー
カスリング28Aの回転角度及び回転方向に応じたパル
ス信号が出力される。
【0028】また、フォーカスリング28Aの内部の空
洞部分において、支持部材102が固定部材28Bに設
置され、この支持部材102の頂部にクランク軸104
の基端が回動自在に支持される。そして、クランク軸1
04の先端に負荷ギア106が回動自在に支持される。
一方、上記支持部材102の側面に上記図2に示した駆
動手段84によって駆動されるモータ108が固定さ
れ、モータ108の出力軸108Aに偏心板110が取
り付けられる。そして、上記負荷ギア106とこの偏心
板110はリンク112によって連結される。
【0029】従って、駆動手段84によってモータ10
8が回動すると、図6に示すように偏心板110が揺動
し、この揺動がリンク112を介して負荷ギア106を
支持するクランク軸104に伝達され、負荷ギア106
が揺動する。これにより、負荷ギア106は上記突設部
100の周面に形成されたギアに略垂直方向から当接噛
合又は離間する。
【0030】上記CPU66は、ポテンショメータ78
からA/Dコンバータ82を介してフォーカスレンズ5
2の位置を検出した結果、フォーカスレンズ52が至近
端又は無限遠端に到達していることを検出した場合に、
駆動手段84に上記モータ108を図6において反時計
周りに回転させる制御信号を出力し、負荷ギア106を
フォーカスリング28Aの突設部100のギア100A
に噛合させる。これにより、負荷ギア106の回転負荷
がフォーカスリング28Aに与えられ、フォーカスリン
グ28Aの回転操作が重くなる。逆に、フォーカスレン
ズ52が至近端又は無限遠端以外の位置にある場合に
は、負荷ギア106をギア100Aから離間させた状態
にして、フォーカスリング28Aの回転操作を軽くす
る。
【0031】これにより、フォーカスレンズ52が至近
端又は無限遠端に到達した場合には、フォーカスリング
28Aの回転操作が重くなり、カメラマンは手感でフォ
ーカスレンズ52が至近端又は無限遠端に到達したこと
を容易に検知することができる。また、無駄な回転操作
を防止することができる。以上、上記実施の形態では、
フォーカスレンズ52が至近端又は無限遠端に到達した
ことを、フォーカスリング28Aの回転の負荷を重くす
ることで認識できるようにしていたが、逆に、フォーカ
スリング28Aの回転の負荷を軽くすることで認識でき
るようにしてもよい。
【0032】また、上記フォーカスリング28Aの回転
の負荷を変える代わりに、フォーカスリング28Aにバ
イブレータ等の振動源を搭載させ、前記駆動手段84に
よって振動源を駆動してフォーカスリング28Aを振動
させることによりフォーカスレンズ52が至近端又は無
限遠端に到達したことを認識できるようにしてもよい。
【0033】また、上記フォーカスリング28Aの回転
の負荷を変える代わりに、警告音を発生させる音源やラ
ンプをカメラマンが検知できる場所に設け、前記駆動手
段84によって前記音源やランプを駆動し、音や光によ
ってフォーカスレンズ52が至近端又は無限遠端に到達
したことを認識できるようにしてもよい。尚、ランプ
は、通常消灯した状態からフォーカスレンズ52が至近
端又は無限遠端に到達した場合に点灯させるようにして
もよいし、逆に、通常点灯した状態からフォーカスレン
ズ52が至近端又は無限遠端に到達した場合に消灯させ
るようにしてもよい。
【0034】また、上記実施の形態では、フォーカスレ
ンズ52を操作するレンズ操作装置について説明した
が、本発明はフォーカスレンズに限らず、ズームレンズ
等の他の移動レンズを操作するレンズ操作装置に適用す
ることができる。また、移動レンズを操作する操作部材
は、回転操作するものに限らずどのような操作部材にで
も本発明は応用できる。
【0035】更に、本発明は、移動レンズをモータによ
って駆動するものに限らず、マニュアルにより移動レン
ズを移動させる操作部材にも適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
メラマンが操作部材を操作してカメラの移動レンズを移
動させ、移動レンズが始端又は終端に到達した場合に、
制御手段がレンズ端点到達検出手段によって移動レンズ
が始端又は終端に到達したことを検出すると、操作部材
の操作にかかる負荷を変更するようにしたため、カメラ
マンは操作部材の操作感が変わったことで移動レンズが
始端又は終端に到達したことを容易に検知することがで
きる。
【0037】また、請求項2、3、4に記載の発明で
は、移動レンズが始端又は終端に到達した場合には、操
作部材の振動、警告音の発生、光の点灯又は消灯によっ
て移動レンズが始端又は終端に到達したことを知らせる
ようにしたため、これによってもカメラマンは移動レン
ズが始端又は終端に到達したことを容易に検知すること
ができる。
【0038】このように、移動レンズが始端又は終端に
到達したことを操作部材を操作を制止させることなく、
カメラマンに検知させるようにしたため、操作部材の故
障が防止されるとともに、レンズ操作の操作性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズ操作装置が適用さ
れたテレビカメラ装置の一実施の形態を示した斜視図で
ある。
【図2】図2は、本発明に係るレンズ操作装置の一実施
の形態を示した構成図である。
【図3】図3は、フォーカスレンズの移動曲線の設定例
を示した図である。
【図4】図4は、フォーカスレンズの移動曲線の設定例
を示した図である。
【図5】図5は、フォーカスデマンドの内部構成を示し
た断面図である。
【図6】図6は、図5におけるA−A矢視図である。
【符号の説明】
10…テレビカメラ 12…レンズ部 14…カメラ部 26…ズームレートデマンド 28…フォーカスデマンド 28A…フォーカスリング 50…撮影光学系 52…フォーカスレンズ 66…CPU 68…インクリメンタルロータリーエンコーダ 70…ロータリーエンコーダカウンタ 72…モーター駆動回路 76…モーター 78…ポテンショメータ 80…設定手段 84…駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 7/04 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの移動レンズを移動させるレンズ
    操作部材の操作量を検出し、該検出した操作量に基づい
    て前記移動レンズを始端から終端までの範囲で移動させ
    るレンズ操作装置において、 前記移動レンズが始端又は終端に到達したことを検出す
    るレンズ端点到達検出手段と、 前記操作部材の操作にかかる負荷の大きさを変更する負
    荷変更手段と、 前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レンズが
    始端又は終端に到達したことを検出すると、前記負荷変
    更手段によって前記操作部材の操作にかかる負荷を変更
    する制御手段と、 からなることを特徴とするレンズ操作装置。
  2. 【請求項2】 カメラの移動レンズを移動させるレンズ
    操作部材の操作量を検出し、該検出した操作量に基づい
    て前記移動レンズを始端から終端までの範囲で移動させ
    るレンズ操作装置において、 前記移動レンズが始端又は終端に到達したことを検出す
    るレンズ端点到達検出手段と、 前記操作部材を振動させる振動手段と、 前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レンズが
    始端又は終端に到達したことを検出すると、前記振動手
    段によって前記操作部材を振動させ、前記移動レンズが
    始端又は終端に到達したことを知らせる制御手段と、 からなることを特徴とするレンズ操作装置。
  3. 【請求項3】 カメラの移動レンズを移動させるレンズ
    操作部材の操作量を検出し、該検出した操作量に基づい
    て前記移動レンズを始端から終端までの範囲で移動させ
    るレンズ操作装置において、 前記移動レンズが始端又は終端に到達したことを検出す
    るレンズ端点到達検出手段と、 前記カメラに設けられた警告音を発生させる音源と、 前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レンズが
    始端又は終端に到達したことを検出すると、前記音源か
    ら音を発生させ、前記移動レンズが始端又は終端に到達
    したことを知らせる制御手段と、 からなることを特徴とするレンズ操作装置。
  4. 【請求項4】 カメラの移動レンズを移動させるレンズ
    操作部材の操作量を検出し、該検出した操作量に基づい
    て前記移動レンズを始端から終端までの範囲で移動させ
    るレンズ操作装置において、 前記移動レンズが始端又は終端に到達したことを検出す
    るレンズ端点到達検出手段と、 前記カメラの一部に設けられたランプと、 前記レンズ端点到達検出手段によって前記移動レンズが
    始端又は終端に到達したことを検出すると、前記ランプ
    を点灯又は消灯させ、前記移動レンズが始端又は終端に
    到達したことを知らせる制御手段と、 からなることを特徴とするレンズ操作装置。
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