JP6083972B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に撮影制御技術に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置には、ズームレンズの駆動による光学的な変倍(光学ズーム)機能と、撮像した領域の一部を拡大する電子的な変倍(電子ズーム)機能を備えたものがある。近年、ズームレンズの性能向上により超広角から超望遠まで同一のレンズで撮影でき、また撮像素子の高画素化によって、拡大倍率を高くしても十分な解像感の得られる撮影が可能になってきている。拡大倍率の高倍率化に伴い、画角調整やピント(焦点調節状態)調整、露出調整などの操作手段が煩雑になってきており、操作性を向上させる発明が開示されている。例えば、特許文献1では、ズーム速度の調整方法の操作性を向上させた光学機器が開示されている。この機器では、ズームモードの切り替えスイッチによって、ズーム操作の押圧量に依存して速度を変更するか否かを選択することが可能である。また、特許文献2では、防振モード選択の操作性を向上させた防振装置が開示されている。この装置では、防振モード設定スイッチと防振開始スイッチとの2つのスイッチを設けることによって、誤ってブレ補正を行うことを防ぐことが可能である。
特開2007−65385号公報 特開平7−333665号公報
ズーム倍率が高倍率の撮像装置で、撮影者がシャッタチャンスを逃さないためには、ズームを広角から望遠まで素早く変更する手段と共に、微妙な画角合わせが可能なようにゆっくりと変更する手段とを備え、両者間で簡単に切り替え可能である必要があった。また、ピント調整や露出調整を手動で行う場合においても、素早く調整する手段と微妙な調整が可能な手段とを簡単に切り替える方法が必要であった。一方で、超望遠での撮影時には、手振れの影響とともに体全体の揺れによる低域揺れによって、静止している被写体でも画角から出入りし、画角調整が難しいという課題もあった。これらの課題を解決するために、モード変更用の操作部材を配置し、モードを簡単に切り替える方法が考えられている。しかしながら、画角調整やピント調整、露出調整の操作用ごとに部材を配置すると、操作性が良い位置にすべての部材を配置することが容易ではなかった。また、複数の部材が配置されていることで、操作したい部材とは異なる部材を操作してしまい、誤操作の原因となる恐れがあった。
そこで本発明の目的は、少ない操作部材で、画角調整やピント調整、露出調整などの操作性を向上させることができる撮像装置などを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮影条件を決める複数の調整パラメータをそれぞれ制御する第1の制御手段と第2の制御手段と、前記第1の制御手段と第2の制御手段による各種の動作モードを変更するモード変更手段と、前記モード変更手段に対して操作指示を行う操作手段と、を備える。そして、前記操作手段によって操作指示がなされたときに前記モード変更手段は、前記第1の制御手段による防振制御を、フレーミングを優先させる防振モードにし、第2の制御手段によるズーム制御とフォーカス制御と露出制御の少なくともいずれか1つの制御量を、モード移行前よりも微調整可能な量にするモードにすることを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、少ない操作部材(操作手段)で、画角調整やピント調整、露出調整などの操作性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図。 露出制御値である絞り値とシャッタ速度の組み合わせ例を示す図。 防振制御に関する回路構成例を示すブロック図。 焦点距離と、被写体距離ごとのフォーカスレンズ位置との関係を例示した図。 レンズ一体式デジタルカメラの外観例の上面及び背面を示す図。 露出補正、プログラムシフト及びMFの操作画面例を示す図。 モードの切替処理の例を示すフローチャート。 モード切替の設定変更画面例を示した図。 ズーム制御における制御量変更の処理例を示すフローチャート。 露出制御における制御量変更の処理例を示すフローチャート。 フォーカス制御における制御量変更の処理例を示すフローチャート。 防振制御における制御量変更の処理例を示すフローチャート。 モード切替スイッチ(操作手段)状態と制御量の関係例を示す図。 レンズ交換式デジタルカメラの外観例の上面及び背面を示す図。
本発明の特徴は、操作手段によって操作指示がなされたときに、制御手段による各種の動作モードを変更するモード変更手段は制御手段のうちの少なくとも2つの制御手段による動作モード、若しくは該動作モードにおける制御量を同時に変更することである。より具体的には、以下の制御手段を備える。光学ズームまたは電子ズームで画角を変更するズーム制御手段、フォーカスレンズを駆動してピントを変更するフォーカス制御手段、絞り及びシャッタを駆動して露光量を変更する露出制御手段、防振レンズを制御して手振れを防止する防振制御手段を備える。そして、各種動作モードを変更するモード変更手段と、左手で操作可能な位置に配置され、モード変更手段に対して操作指示を行う操作手段を備え、操作手段で指示されたときにモード変更手段は少なくとも2つの制御手段のモード若しくは制御量を同時に変更する。
以下に、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る撮像装置の一例として、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズ鏡筒101は、その内部にレンズ群を保持してレンズ駆動を行う。ズームレンズ102は焦点距離を調節することで光学的に画角を変更し、フォーカスレンズ103はピントを調節する。防振レンズ104は手振れを補正する補正用レンズであり、光量を調節する絞り及びシャッタ105は露出制御に使用する。レンズ鏡筒101を通過した光は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106が受光し、光信号から電気信号へと変換する。電気信号は、画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等が施された後、画像データとして画像メモリ108に送られる。画像メモリ108はDRAM(Dynamic-Random-Access-Memory)やSRAM(Static-Random-Access-Memory)等で構成される。
表示部109は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)等で構成され、撮影した画像データとともに、特定の情報(例えば、撮影条件を決める調整パラメータの情報)を表示する。このようなライブビュー等の情報表示により、撮影者が画角合わせを行うための電子ビューファインダ(EVF)機能を実現している。駆動部110乃至113は、レンズ鏡筒101の各レンズを駆動するモータへ電流を供給するモータドライバ回路によって構成される。モータドライバ回路は、各種の制御手段である制御部115乃至118から指令された制御命令に基づいた電圧若しくはパルス幅となる信号を出力する回路である。
制御部114はCPU(中央演算処理装置)等の演算装置を用いて構成され、ユーザ操作に応じて各部に制御命令を送ることでカメラ全体を制御する。制御部114のうち、本実施形態に関連する制御について説明する。なお、図1では、制御部114の内部処理を、制御部115乃至120として機能ブロックで表している。
露出制御115は、画像処理回路107での画像処理によって得られた輝度情報に基づいて露出制御値(絞り値及びシャッタ速度)を演算し、この演算結果に基づき絞りシャッタ駆動110に指令を出力することで絞り及びシャッタ105を駆動する。これによって、AE(自動露出)制御が行われる。図2は、AE制御における露出制御値である絞り値とシャッタ速度の組み合わせを示すプログラム線図である。例えば、露出値がEv15である場合、適正露出では絞り値はAv5(Fno5.6)、シャッタ速度はTv10(1/1000)となるように絞り及びシャッタ105を駆動する。このとき、例えば、前記制御手段による制御対象の操作指示を行う制御操作手段による露出補正で+1段アンダー側に補正する場合には、プログラム線図に従ってEv14相当の露出制御値すなわちシャッタ速度をTv9(1/500)となるように駆動する。ここにおいて、プログラムシフトとは、露出値を変えずに絞り値とシャッタ速度との組み合わせを変更することである。すなわち、プログラム線図上においては、絞り値とシャッタ速度との組み合わせを斜め方向にシフトさせることとなる。
防振制御116は、角速度センサ等(前記制御操作手段にあたる)の角速度信号を振れ量である角度信号に変換し、防振レンズ駆動部111に対して防振レンズ104の駆動指令(ないし操作指示)を出す。図3は、防振制御116に関する回路構成を示すブロック図である。300は、角速度センサ等の振れ検出部である。301は、振れ検出部からの振れ信号(振れ出力)を増幅する増幅器、302は、増幅された振れ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。303は、DC成分をカットするカットオフ周波数変更可能なデジタルハイパスフィルタ(デジタルHPF)、304は、振れ信号である角速度信号を角度信号に変換するためのデジタルローパスフィルタ(デジタルLPF)である。305は、振れ信号から防振レンズ104の振れ補正量を算出する振れ補正量算出部である。防振制御116を構成するデジタルHPF303やデジタルLPF304、振れ補正量算出部305は、主にCPU内での演算によって行われる。揺れ検出フィルタのデジタルHPF303のカットオフ周波数は、振れ検出部300で検出した振れ量などに応じて変更される。撮影者がカメラを大きく振るパンニング操作やズームレンズ102を駆動する際の振動等によって生じる大きな振れを検出した場合、揺れに応答して振れ補正量演算部305の演算結果が防振レンズ104を制御可動端に張り付けるような出力となる恐れがある。防振レンズ104が制御可動端に張り付いた場合、防振性能は低下し、EVFの表示画像も手振れをそのまま表示してしまうこととなる。そこで、大きな揺れを検知した場合には、デジタルHPF303のカットオフ周波数を高くし、防振レンズ120の応答を抑制することで出来るだけ中央付近にレンズを駆動するようにする。振れ量が小さくなったところで、カットオフ周波数を徐々に元の低い周波数に戻す。こうすることで、大きな振れに応答して防振レンズ104が制御可動端に張り付くことを防止することができる。
一方、超望遠で被写体をフレーミングする際には、周波数が高い手振れだけでなく、比較的周波数の低い体の揺れがEVFの表示画像でも確認できるようになってくる。超望遠で体の揺れに起因する低域の揺れを防振しない場合、その影響が大きくなると静止している被写体でも撮影者の意図とは別にフレームアウトしてしまうという問題が発生する。そこで、デジタルHPF303のカットオフ周波数を低くし、制御可動範囲のぎりぎりまで防振レンズ104を可動させることによって体の揺れまでも防振し、意図しないフレームアウトを防ぐことができる。このように低域の大きな揺れに対して、防振性能を優先する場合には、デジタルHPF303のカットオフ周波数を高くし、体の揺れによるフレームアウトを防止するためにはカットオフ周波数を低くするというように処理モードを切り替える必要がある。
フォーカス制御117において、例えば、コントラストAF(オートフォーカス)方式の制御では、次のようにレンズが駆動される。画像処理回路107の画像処理によって得られた撮影光学系の焦点調節情報(コントラスト評価値)に基づき、被写体にピントが合うようにフォーカスレンズ103が駆動される。図4は、ズームレンズの焦点距離と、ピントが合うフォーカスレンズ位置との関係を、被写体までの距離ごとに示すデータデーブルをグラフ化した図である。このテーブルはフォーカスカムテーブルと称する。横軸はズームレンズ位置に対応する焦点距離を示し、縦軸はフォーカス位置を示し、各グラフ線の横にはカメラから被写体までの距離((10cmなどで示す被写体距離)を示している。フォーカス制御117は、AF動作時にフォーカスレンズ駆動部112を制御してフォーカスレンズ103を所定の範囲で移動させることでスキャン動作を行う。この動作中に得られるコントラスト評価値等を用いて既知の方法により、合焦点であるフォーカスレンズ位置が検出される。その時のズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置から、フォーカスカムテーブルを参照することで被写体距離が計測可能である。なお本発明の適用上、焦点調節制御の如何は問わないので、位相差AF方式や他の方式と組み合わせた方式なども採用可能である。また、MF(マニュアルフォーカス)方式の制御においては、操作部123によって、後述する指示量に応じたフォーカス駆動速度及び駆動方向にフォーカスレンズ103を移動させてピント調整を行う。最至近距離及び最無限距離に対するフォーカスレンズ位置は、フォーカスカムテーブルを用いることによって算出することができる。このフォーカスレンズ位置の間を、指定された駆動速度で動作させることによってMF機能を実現する。
デジタルカメラ100は光学ズーム機能と電子ズーム機能を有する。操作部123には、撮影者がカメラにズーミングを指示するためのズーム操作部材(制御操作手段)としてのズームレバー等が設けられている。ズーム操作指示に用いるズーム操作部材の操作量及び操作方向に基づいてズーム駆動速度や駆動方向が演算され、演算結果に従ってズーム動作が行われる。光学ズームによる画角変更時には、フォーカスカムテーブルからも分かるように、合焦状態を維持するため、ズームレンズ102の位置に応じてフォーカスレンズ103を適正なフォーカス位置へ移動させる必要がある。このような制御をCZ(コンピュータズーム)制御という。CZ制御119とズームレンズ駆動部113は光学ズーム駆動を担当する。CZ制御119は、AF制御若しくはMF制御によって算出した被写体の距離に対して、ピントが追従するようにズームレンズ102及びフォーカスレンズ103を制御する。光学ズーム動作時に所定の制御周期ごとにズームレンズ102の位置を検出し、ズームレンズ位置と被写体距離からフォーカスカムテーブルを用いてフォーカスレンズ位置を算出し、フォーカスレンズ103を駆動させる。これによって、合焦状態を維持したまま光学ズーム動作を行うことが可能となる。
一方、電子ズーム制御121及び画像メモリ108は電子ズーム駆動を担当する。電子ズーム制御121は、画像メモリ108に転送された画像データから対象領域を切り出すことによって電子ズーム機能を実現する。また、撮像素子106に取り込む映像のフレームレート周期で切り出す範囲を徐々に大きくし、表示部109に表示させることで滑らかな電子ズーム表示が実現される。
モード変更手段にあたるシステム制御120は、操作部123による操作を解析し、各制御部に指示を出すことで各種の機能を実現する役割を担う。撮影動作においては、レリーズスイッチの押下操作に対して、撮像素子16及び画像処理回路107に指示し画像データを画像メモリ108に生成する。画像データは、インターフェース(I/F)部121を介して記録部122と不揮発性のメモリ124の一方あるいは両方に記録する。同様に、ズーム調整やピント調整、露出調整、防振開始・終了なども、操作部(操作手段、制御操作手段)123の操作をシステム制御(モード変更手段)120にて解析し、各種の制御手段である各制御部115乃至118に対して指示を行うことで実現される。こうして、操作手段によって操作指示がなされたときに、前記制御手段による各種の動作モードを変更するモード変更手段は少なくとも2つの制御手段による動作モード、若しくは該動作モードにおける制御量を同時に変更する。
以下、図5乃至図8を参照して、本実施形態として、レンズ一体式デジタルカメラにおいてモード切替スイッチ状態に応じて該当機能の制御手段によるモード、若しくは該動作モードにおける制御量を変更する実施例について説明する。図5は、レンズ一体式デジタルカメラの外観の上面(a)及び背面(b)を示した図である。操作部123の操作部材のうち、本実施形態に関わる操作部材を123a乃至123fとして説明する。123aはモード切替スイッチ(操作手段)であり、レンズ鏡筒101を左手(利き手の反対手)で支えてグリップする場合、グリップ姿勢を変えずに左手親指で操作可能な位置に配置されている。モード切替スイッチ123aの形状としては、押下によって指示をするボタン型、スライド式のスライドレバー型など種々の形状を取ることができる。また、ボタン型においては、ボタンの押下中をON状態、解放している間をOFF状態とする方法や、ボタンの押下ごとにON状態とOFF状態をトグルする方法などを取ることができる。
123bは、制御操作手段のズーム操作部材であるズームレバーを示しており、デジタルカメラ100の右側から右手でグリップした場合、右手の人差指で操作できる位置に配置されている。ズームレバー123bは、操作方向と操作量によって、ズームの駆動方向及び駆動速度を指定することが可能である。ズームレバー123bを右方向に操作した場合にはズームをテレ方向に、左方向に操作した場合にはワイド方向に駆動する指示とする。また、ズームレバー123bを大きく(可動範囲一杯まで)操作した場合にはズームを速く、小さく(可動範囲の途中まで)操作した場合には遅く駆動する指示とする。光学ズームにおけるズームの駆動速度は、ズームレンズ102を駆動する速度を変更することで実現できる。電子ズームにおいては、切り出して表示する範囲の更新周期を変更することで実現できる。
123dは露出補正ボタンであり、ボタンを押下すると表示部109に図6(a)に示すような露出補正操作画面が表示される。図6(a)の状態で、十字キー123fの左方向のキーを押下すると、カーソルを左方向に移動するとともに露出をアンダー方向に所定段数分補正する。同様に、十字キー123fの右方向のキーを押下すると、カーソルを右方向に移動するとともに露出をオーバー方向に所定段数分補正する。また、レリーズスイッチ123cを半押ししながら露出補正ボタン123dを押下することで、露出を固定(AEロック)することができる。AEロック時には図6(b)に示すようなプログラムシフトの操作画面が表示される。図6(b)の状態で十字キー123fの左右キーを押下する変更指示がなされると、露出値を維持したまま、絞り値とシャッタ速度の組み合わせ変更量を変更することができる。
123eはフォーカスモード切替ボタンであり、ボタンを押下するごとにAF/MFのモードを切り替えることができる。フォーカスモードをMFモードに選択すると、表示部109には図6(c)に示すようなMF操作画面が表示される。123fは十字キーであり、上下左右の押下によって指示が可能である。図6(c)の状態で、十字キー123fの上方向のキーを押下すると、カーソルを上方向に移動するとともにフォーカスレンズ103を無限方向に駆動する。同様に、十字キー123fの下方向のキーを押下すると、カーソルを下方向に移動するとともにフォーカスレンズ103を至近方向に駆動する。また、キーの押下時間を計時し、所定時間以上押下され続けているとフォーカス速度を高速にする。フォーカスモードがAFモード時にレリーズスイッチ123cを半押ししながらフォーカスモード切替ボタン123eを押下することで、フォーカスを固定(AFロック)することができる。このとき、フォーカスモードとしてはMFモードとなり、十字キー123fの上下キーを押下することでフォーカスレンズ103を駆動することができる。
以上の如く、左手で操作可能な位置に配置されている、前記モード変更手段に対して操作指示を行う操作手段の操作(モード切替スイッチ123aを押下すること)により、次のようなことができる。すなわち、CZ制御118/フォーカス制御117/露出制御115/防振制御116のうち少なくとも2つの制御のモード、若しくは各制御の制御量であるズーム速度/フォーカス速度/プログラムシフト段数/防振カットオフ周波数を同時に変更できる。モード変更手段による各種動作モードの変更については、例えば、次の通りである。CZ制御118はズーム速度低速モードとズーム速度通常モードの間で変更することであり、フォーカス制御117はAFロックとAFロック解除の間で変更することである。また、露出制御115はAEロックとAEロック解除の間で変更することであり、防振制御116はフレーミング優先防振モードと撮影優先防振モードの間で変更することである。
図5に示すように、モード切替スイッチ123aは、各機能の操作部材123b乃至123fを操作する手とは逆の手で操作可能な位置に配置する。このことによって、グリップ姿勢を変えることなく素早くモード切替(モード変更)や撮影設定の操作(制御手段による制御対象の操作指示)を行うことができる。
次に、図7を用いてモード切替処理の手順について説明する。図7は、モード切替スイッチ123aを操作した場合の防振制御、ズーム制御、フォーカス制御及び露出制御の各モードの切替処理の例を示すフローチャートである。S100(ステップ100であり、以下同様)では、モード切替スイッチ123aがONであるか否かを判定する。ONである場合にはS101に進む。S101では防振制御のモードをフレーミング優先モードに切り替える。フレーミング優先モードでは、デジタルHPF303のカットオフ周波数を低くすることで体の揺れによる被写体のフレームアウトを防止する。S102ではズーム速度モードを低速モードに変更することで、画角の微調整を容易にすることできるモードとする。S103ではAEロックを行う。AEロック時には、プログラムシフトモードとなり、十字キー123fの左右キーを操作することによって絞り値とシャッタ速度の組み合わせを変更することができる。S104ではAFロックを行う。AFロック時には、MFモードとなり、十字キー123fの上下キーを操作することによってピント位置を調整することができる。図6(d)はプログラムシフト及びMFの両方を操作可能としたときの操作画面を示している。画面下部の横方向にプログラムシフトの絞り値とシャッタ速度の組み合わせを示したバーを示し、画面右部の縦方向にMFの距離を示したバーを表示することで、十字キー123fの左右キー及び上下キーの操作でそれぞれの値を変更可能であることを示している。
S105乃至S117は、モード切替スイッチ123aがONの状態でのズームレバー123b及び十字キー123fを操作した際の処理を示している。S105ではズームレバー123bが操作されたか否かを判定する。操作されている場合にはS106へ進む。S106では、ズームレバーの操作方向に応じてワイド方向若しくはテレ方向にズームを制御する。このときのズーム速度はS102で設定された低速モードとなる。S107ではズームレンズ102がワイド端若しくはテレ端まで到達したか否かの判定を、S108ではズームレバーの操作が終了したか否かの判定を行う。ズームレンズ102が端に到達した場合、若しくは、ズームレバー操作が終了した場合には、ズーム制御を終了し、操作状態(制御操作手段の状態)の判定に戻る。
S109では、十字キー123fの左右キーが操作されたか否かを判定する。操作されている場合にはS110へ進む。S110では、左右キーの操作方向に応じて絞り値及びシャッタ速度の組み合わせを変更する。S111では絞り値が開放端若しくは小絞り端まで到達したか否かの判定を、S112ではシャッタ速度限界に到達したか否かの判定を、S113では左右キーの操作が終了したか否かの判定を行う。絞り値及びシャッタ速度が端に到達した場合、若しくは、左右キー操作が終了した場合には、プログラムシフトを終了し、操作状態の判定に戻る。
S114では十字キー123fの上下キーが操作されたか否かを判定する。操作されている場合にはS115へ進む。S115では、上下キーの操作方向に応じて無限方向若しくは至近方向にフォーカスを制御する。S116ではフォーカスレンズ103が無限端若しくは至近端まで到達したか否かの判定を、S117では左右キーの操作が終了したか否かの判定を行う。フォーカスレンズ103が端に到達した場合、若しくは、上下キー操作が終了した場合には、MF制御を終了し、操作状態の判定に戻る。
S118では、モード切替スイッチ123aがOFFとなったか否かを判定する。OFFとなっていない場合には、S105に戻り、変更されたモードが継続される。OFFとなった場合には、モードを元の状態に切り替える。S119及びS120ではAFロック及びAEロックを解除し、レリーズスイッチ123cを半押しした際にAF及びAEを行うモードとする。S121ではズームの速度モードを通常モードと変更し、ズームレバー123の操作量に連動してズーム速度を変更できるモードとする。S122では防振制御のモードをフレーミング優先モードから撮影優先モードに変更し、デジタルHPF303のカットオフ周波数を通常の帯域に変更する。本実施形態では、AEロック時の操作でプログラムシフトを行う例を示したが、露出補正を行ってもよい。
図7のフローチャートでは、モード切替スイッチ123aをONとすると、画角調整、露出調整及びピント調整のすべてのモードが変更される例を示したが、メニュー操作によって切り替えるモードを個別に選択するようにもできる。図8は、モード変更選択手段によるモード切替の設定変更画面を示した図である。設定画面において十字キー123fの上下キーにて設定を変更するモードを選択し、左右キーにて個別のモードの変更をON/OFFすることができる。モード変更がOFFとなった機能は、図7のフローチャートにおいて該当する処理が省略されることとなる。
前記制御手段による制御対象の操作指示を行う制御操作手段により、例えば、次のことが行われる。CZ制御118に対しては、ズームレバー123bによってズーム動作の操作指示を行う。フォーカス制御117に対しては、十字キー123fの上下キーでMF動作の操作指示を行う。露出制御115に対しては、十字キー123fの左右キーでプログラムシフト段数変更の操作指示を行う。また、防振制御116に対しては、前記制御操作手段の操作量に相当する撮影者の手揺れ等を検出する検出手段が操作指示を行う。
(実施形態2)
以下、図9乃至図13を参照して、本発明の実施形態2を説明する。ここでは、操作手段のモード切替スイッチ状態と操作部材(制御操作手段)の操作量等に応じて、モード変更手段が複数の制御手段の該当機能の制御量を変更する例について説明する。本実施形態は、モード切替スイッチがONの場合には画角やピント、露出などの構図を微調整するモードとなり、モード切替スイッチがOFFの場合には構図を高速に変更するモードとなる例に関わる。また、図7と同じ記号を割り当てているものは同様の処理であるため、一部説明を省略する。
図9は、ズーム制御における制御量変更の処理を示すフローチャートである。ズーム制御の制御量であるズーム速度は、ズームレバーが操作されたときの、操作手段のモード切替スイッチ状態、動画記録中の有無、レバー操作量に応じて変更される。S105では、ズームレバー123bが押下されているか否かを判定する。押下されている場合にはS100へ進む。S100ではモード切替スイッチ123aがONであるか否かを判定し、ONである場合にはS200へ、OFFである場合にはS201へ進む。さらにS200とS201では、撮影状態が動画記録中であるか否かの判定を行う。動画記録中である場合には、ズームレンズ102及びフォーカスレンズ103の駆動音が動画に録音される恐れがあるため、できるだけ低速で駆動する必要がある。本実施形態においては、400pps以下では、駆動音が記録されない程度の静かさである。S202乃至S205では、ズームレバー123bの操作量の大小を判定している。
上述した如く、モード切替スイッチ状態、撮影状態及びズームレバー操作量の組み合わせによって、ズーム速度が決定される。図13(a)に、これらの組み合わせとズーム速度の関係を示している。S206乃至S209によってズーム速度が決定されると、S106に進みズーム制御を開始する。S106乃至S108ではズームがワイド端またはテレ端に到達するかズームレバー操作が終了するまでの処理であるが、図7と同様であるため詳細の説明は省略する。
図10は、露出制御における制御量変更の処理を示すフローチャートである。AEロック中の左右キー操作でプログラムシフトが可能である場合の処理について説明する。プログラムシフトの制御量であるシフト段数は、プログラムシフト操作画面において左右キーが操作されたときの、操作手段のモード切替スイッチ状態に応じて変更される。S109では十字キー123fの左右キーが押下されているか否かを判定する。押下されている場合にはS100へ進む。S100ではモード切替スイッチ123aがONであるか否かを判定し、ONである場合にはS300へ進みシフト段数を1/3Evとする。OFFである場合にはS301へ進みシフト段数を1Evとする。図13(b)に、モード切替スイッチ状態とシフト段数の関係を示している。S300とS301によってシフト段数が決定されると、S110に進みプログラムシフトを開始する。S111乃至S113では、絞り値及びシャッタ速度が可動端に到達するか、キー操作が終了するまでの処理であるが、図7と同様であるため詳細の説明は省略する。また、露出制御機能がプログラムシフトでなく露出補正である場合には、露出制御量のシフト段数を露出補正段数と置き換えることで同様の処理となる。
図11は、フォーカス制御における制御量変更の処理を示すフローチャートである。AFロック中の上下キー操作でMF制御が可能である場合の処理について説明する。フォーカス制御の制御量であるフォーカス速度は、MF操作画面において上下キーが操作されたときの、操作手段のモード切替スイッチ状態、キー押下時間に応じて変更される。S114では十字キー123fの上下キーが押下されているか否かを判定する。押下されている場合にはS100へ進むとともに、上下キーの押下開始時間を保存しておく。S100ではモード切替スイッチ123aがONであるか否かを判定し、ONである場合にはS400へ、OFFである場合にはS401へ進む。さらにS400とS401では、現在の時間を計測し、上下キーの押下開始時間からの経過時間が所定時間以上経過した場合には長押し状態だと判定する。モード切替スイッチ状態及び上下キー押下時間の組み合わせによって、フォーカス速度が決定される。
図13(c)に、これらの組み合わせとフォーカス速度の関係を示している。S402乃至S404によってフォーカス速度が決定されると、S115に進みフォーカス駆動を開始する。S116とS117ではフォーカスが無限端または至近端に到達するか、上下キー操作が終了するまでの処理であるが、図7と同様であるため詳細の説明は省略する。
図12は、防振制御における制御量変更の処理を示すフローチャートである。防振制御の制御量であるデジタルHPF303のカットオフ周波数は、操作手段のモード切替スイッチ状態、動画記録中の有無、振れ検出部300にて検出された振れ量に応じて変更される。フレーミング優先防振モードは、静止している被写体を捉え続けている場合に、体の揺れに起因する低域の揺れによりフレームアウトしてしまうことを防止するため、デジタルHPF303のカットオフ周波数を下げるモードである。
他方、動いている被写体に対してフレーミングを追いかけるような大きな揺れを検出すると、防振レンズ104は制御可動端に張り付いてしまう恐れがある。可動端に張り付くと防振が効かない状態となり、動画記録中にはそのときの手振れ状態が動画像として記録されてしまう。それを回避するため、カットオフ周波数を上げて中心付近にレンズを駆動するようにする。しかしながら、静止画のフレーミング中で、特に超望遠での撮影時には、中心付近へ駆動する動作によって、静止している被写体でもフレームアウトさせてしまう恐れがある。したがって、フレーミング優先防振モードでの動画記録中以外では、カットオフ周波数は変更しないようにする。一方、撮影優先防振モードでは、静止画のフレーミング中に可動端に張り付いてしまうことで防振性能が低下することを回避するため、大きな揺れを検出するとカットオフ周波数を上げる。
図12のフローチャートに沿って、処理の流れを説明する。S500では防振制御がONであるか否かを判定し、ONである場合にはS100へ進む。S100では、操作手段のモード切替スイッチ123aがONであるか否かを判定し、ONである場合にはフレーミング優先防振モードとしてS501へ進み、OFFである場合には撮影優先防振モードとしてS502へ進む。S501では、撮影状態が動画記録中であるか否かの判定を行い、動画記録中以外ではS504へ進む。S502とS503では、揺れ量の大小を判定している。モード切替スイッチ状態、撮影状態及び揺れ量の組み合わせによって、カットオフ周波数が決定される。図13(d)に、これらの組み合わせとカットオフ周波数の関係を示している。S504乃至S506によってカットオフ周波数が決定すると、S507に進み、防振制御を開始する。S508では、防振制御がOFFとなったか否かを判定し、OFFとなるまでS100からの処理を繰り返し、防振制御が継続される。
以上の如く、ズームレバー123bの操作量を検出すること、十字キー123fの上下キーのキー押下時間を検出すること、十字キー123fの左右キーのキー押下時間を検出すること、撮影者の揺れ量を検出すること、により次のことが行われる。静止画記録モード、動画記録モードといった複数の撮影モードからモードを選択する撮影モード選択手段で選択されたモードと前記検出手段で検出された操作量のいずれか、若しくは両方に応じて、前記制御手段の制御量が変更される。つまり、静止画記録モードか動画記録モードかのモード選択状態とズームレバー操作量/キー押下時間/揺れ量の検出量のいずれか、若しくは両方に応じて、ズーム速度/フォーカス速度/プログラムシフト段数/防振カットオフ周波数を変更できる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3として、撮像装置の一例であるレンズ交換式のデジタルカメラに適用した例について説明する。
図14は、レンズ交換式デジタルカメラの外観の上面(a)及び背面(b)を示した図である。操作部(操作手段、制御操作手段、モード変更選択手段)123の操作部材のうち、レンズ一体式デジタルカメラの外観を示した図5との相違点について説明する。レンズ一体式デジタルカメラでは、ズーム操作部材(制御操作手段)はズームレバー123bとして右手人差し指で操作できる位置に配置されていた。レンズ一体式デジタルカメラにおいては、レンズ側で操作するようになっており、ズームリング123gとしてレンズ鏡筒101の周りに円周状に配置されている。したがって、モード切替スイッチ123aをONにしながらズームリング123gを回転させる操作は困難である。この場合、モード切替スイッチ123aと連動してズーム制御のモード及び制御量は変更されないこととする。
また、MF制御の操作部材はフォーカスリング123hとして、レンズ鏡筒101の周りに円周状に配置されている。したがって、ズーム操作と同様に、モード切替スイッチ123aをONにしながらフォーカスリング123hを回転させる操作は困難であり、モード切替スイッチ123aと連動してMF制御のモード及び制御量は変更されないこととする。
このように操作部材(制御操作手段)123の配置に応じて、モード切替スイッチ(操作手段)123aの操作指示によってモード及び制御量を変更できる機能は、この切替スイッチと同時に操作可能な防振制御機能と露出制御機能だけにできる。こうして、モード切替スイッチによる操作指示を、いずれかの機能に限定するような構成でもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100・・デジタルカメラ(撮像装置)、102・・ズームレンズ、103・・フォーカスレンズ、104・・防振レンズ、105・・絞り及びシャッタ、106・・撮像素子、115〜119・・各種の制御手段、120・・システム制御(モード変更手段)、123・・操作部(操作手段、制御操作手段)

Claims (10)

  1. 光学系を通過した光を撮像素子で受光することで被写体の撮像を行う撮像装置であって、
    撮影条件を決める複数の調整パラメータをそれぞれ制御する第1の制御手段と第2の制御手段と、
    前記第1の制御手段と第2の制御手段による各種の動作モードを変更するモード変更手段と、
    前記モード変更手段に対して操作指示を行う操作手段と、
    を備え、
    前記操作手段によって操作指示がなされたときに前記モード変更手段は、前記第1の制御手段による防振制御を、フレーミングを優先させる防振モードにし、第2の制御手段によるズーム制御とフォーカス制御と露出制御の少なくともいずれか1つの制御量を、モード移行前よりも微調整可能な量にするモードにすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の制御手段は、光学ズーム若しくは電子ズームによって画角を変更するズーム制御手段またはフォーカスレンズを駆動してピントを変更するフォーカス制御手段または絞り及びシャッタを制御して露光量を変更する露出制御手段であり前記第1の制御手段は、防振レンズを制御して手振れを防止する防振制御手段であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 複数の撮影モードから撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、前記第1の制御手段と第2の制御手段による制御対象の操作指示を行う制御操作手段と、前記制御操作手段または当該装置の揺れによる操作量を検出する検出手段とを備え、
    前記撮影モード選択手段で選択された撮影モードと前記検出手段で検出された操作量のいずれか、若しくは両方に応じて前記第1の制御手段と第2の制御手段の制御量を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮影モード選択手段は、静止画記録モード若しくは動画記録モードを選択することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記ズーム制御手段は、前記モード変更手段によって選択されたモードに応じてズーム速度を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記フォーカス制御手段は、前記モード変更手段によってモード変更の指示がなされたときにフォーカス位置をロックするとともに、フォーカス位置の変更指示がされたときには選択されたモードに応じてフォーカス速度を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記露出制御手段は、前記モード変更手段によってモード変更の指示がなされたときに露光量をロックするとともに、絞り及びシャッタの変更指示がされたときには選択されたモードに応じて絞り及びシャッタの変更量を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  8. 前記防振制御手段は、前記モード変更手段によってモード変更の指示がなされたときに揺れ検出フィルタのカットオフ周波数を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  9. 前記モード変更手段によってモードが変更される制御手段を選択するモード変更選択手段を備えることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記フレーミングを優先させる防振モードでは、揺れ検出フィルタのカットオフ周波数をモード移行前よりも低くすることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の撮像装置。
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