JP6617285B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6617285B2
JP6617285B2 JP2016025864A JP2016025864A JP6617285B2 JP 6617285 B2 JP6617285 B2 JP 6617285B2 JP 2016025864 A JP2016025864 A JP 2016025864A JP 2016025864 A JP2016025864 A JP 2016025864A JP 6617285 B2 JP6617285 B2 JP 6617285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
lens
unit
amount
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016025864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016191908A (ja
Inventor
岸田 直高
直高 岸田
川添 健治
健治 川添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to US15/082,315 priority Critical patent/US9645352B2/en
Publication of JP2016191908A publication Critical patent/JP2016191908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6617285B2 publication Critical patent/JP6617285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Description

本開示は撮像装置に関する。
特許文献1には、フォーカスレンズと機械的に連結されていないフォーカスリングの回転操作量を検出し、この検出結果に基づいてフォーカスレンズを光軸方向に移動・停止する撮像装置が開示されている。特許文献1の撮像装置は、フォーカスレンズを光軸方向に移動・停止する際に、少なくとも焦点深度に応じて、検出されたフォーカスリングの回転操作量に対するリニアなピント変化の応答性を制御する。
特開2004−287038号公報
本開示は、マニュアルフォーカス動作を行う際に、マクロ領域でもピント調整がし易く操作感のよい撮像装置を提供する。
本開示の撮像装置は、被写体の合焦状態を調整するフォーカスレンズと、使用者の操作を受け付ける操作部と、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動する駆動部と、を備える。駆動部は、フォーカス位置を単位距離動かすときの前記操作部の操作量が被写体距離によらず一定となるようにフォーカスレンズを駆動する。
本開示における撮像装置は、マニュアルフォーカス動作を行う際に、マクロ領域でもピント調整がし易く、操作感が良い。
実施の形態1に係るデジタルカメラの正面斜視図 実施の形態1に係るデジタルカメラの背面図 実施の形態1に係るデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 マニュアルフォーカスリングの回転を検出する信号を示す図 被写体距離とMF操作量の関係を示す図 被写体距離とMF操作量の関係を示す図 被写体距離とフォーカス移動量の関係を示す図 フォーカス移動量制御を説明する図 フォーカス移動量制御を説明する図 フォーカス移動量制御を説明する図 実施の形態1に係るデジタルカメラのぶれ量に応じてフォーカスレンズの駆動を変える動作を説明するためのフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図面を用いて、実施の形態1について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なっている場合がある。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1.構成)
以下、図面を用いてデジタルカメラ100の構成を説明する。
(1−1.デジタルカメラ100の構成)
図1は、デジタルカメラ100の正面斜視図である。デジタルカメラ100は、デジタルカメラボディ102と交換レンズ301とを備える。また、デジタルカメラ100は、その上面にレリーズ釦181、電源スイッチ183およびモードダイヤル184などの操作部180を備える。
また、デジタルカメラ100は、その上面にマイクロホン部111を備える。マイクロホン部111は、マイクロホン111Lおよびマイクロホン111Rの2つのマイクロホンを含む。このうち、マイクロホン111Lおよびマイクロホン111Rはデジタルカメラ100の本体の上面に、左右方向に並んで位置する。
図2は、デジタルカメラ100の背面構成図である。デジタルカメラ100は、その背面に中央釦185および十字釦186などの操作部180を備える。また、デジタルカメラ100は、その背面に表示部190およびビューファインダー191を備える。
図3は、デジタルカメラ100の電気的構成図である。デジタルカメラ100は、デジタルカメラボディ102と交換レンズ301とを備える。デジタルカメラボディ102は、CCDイメージセンサ143、AFE(アナログ・フロント・エンド)144、音声入力系110、デジタル画像・音声処理部120、コントローラ130、RAM150、外部記憶媒体160、ROM170、操作部180、表示部190、ビューファインダー191およびスピーカー195を備える。
デジタルカメラ100は、外部から得られた情報から画像情報および音声信号を生成する。画像情報は、画像入力系140によって生成される。音声信号は、音声入力系110によって生成される。生成された画像情報および音声信号は、A/D変換され、デジタル画像・音声処理部120で各処理が施された後、メモリカード等の外部記憶媒体160に記録される。外部記憶媒体160に記録された画像情報は、使用者による操作部180の操作を受け付けて、表示部190またはビューファインダー191に表示される。ここで、画像情報は、表示部190およびビューファインダー191の両方に表示されてもよい。外部記憶媒体160に記録された音声信号は、使用者による操作部180の操作を受け付けて、スピーカー195から出力される。
以下、図1から図3に示す各部の詳細を説明する。
画像入力系140は、交換レンズ301、CCDイメージセンサ143およびAFE144を備える。
交換レンズ301は、複数のレンズを有する光学系である。交換レンズ301は、レンズコントローラ320、レンズマウント330、フォーカスレンズ310、フォーカスレンズ駆動部311、手振れ補正レンズ313、手振れ補正レンズ駆動部314、絞り316、絞り駆動部317、MF(マニュアルフォーカス)操作リング312、ぶれ量を検出可能なジャイロセンサ325等を備えている。フォーカスレンズ310、手振れ補正レンズ313は光学系を構成するレンズである。
レンズコントローラ320は、交換レンズ301全体を制御する。レンズコントローラ320は、MF操作リング312の使用者による操作を受け付けて、フォーカスレンズ310を駆動させるよう、フォーカスレンズ駆動部311を制御することができる。レンズコントローラ320は、レンズマウント330を介して、コントローラ130と通信することができる。尚、コントローラ130は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。
レンズマウント330は、デジタルカメラボディ102が備えるボディマウント340と相俟って、交換レンズ301およびデジタルカメラボディ102が機械的および電気的に接続するための接続部材である。交換レンズ301とデジタルカメラボディ102とが機械的および電気的に接続されると、レンズコントローラ320と、コントローラ130とは通信可能な状態となる。
フォーカスレンズ310は、交換レンズ301の光学系に入射されCCDイメージセンサ143上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ310のレンズ構成は何枚でも何群でもよい。フォーカスレンズ駆動部311は、レンズコントローラ320から通知される制御信号に基づいてフォーカスレンズ310を光学系の光軸に沿って進退するように駆動する。尚、フォーカスレンズ駆動部311は、例えばステッピングモータ、DCモータ、超音波モータなどにより実現できる。
絞り316は、複数の機械羽根を開閉可能に構成されている。絞り316は、交換レンズ301の光学系に入射する光量を調節することができる調節部材である。絞り駆動部317は、レンズコントローラ320から通知される制御信号に基づいて、絞り316の機械羽根の開閉状態を変化させるよう駆動する。尚、絞り駆動部317は、例えば、ステッピングモータ、DCモータ、超音波モータなどにより実現できる。
MF操作リング312は、交換レンズ301の外面に備わる操作部材である。MF操作リング312は、交換レンズ301に対して相対的に回転するように構成されている。MF操作リング312の回転位置や、回転速度は不図示の検出部により検出されて、レンズコントローラ320に通知される。レンズコントローラ320は、通知されたMF操作リング312の回転位置や回転速度に基づいて、フォーカスレンズ駆動部311に対して駆動制御信号を供給することができる。MF操作リング312の操作によって、フォーカスレンズ310を駆動させるよう、レンズコントローラ320はフォーカスレンズ駆動部311に駆動制御信号を供給する。
ボディマウント340は、交換レンズ301が備えるレンズマウント330と相俟って、交換レンズ301およびデジタルカメラボディ102が機械的及び電気的に接続するための接続部材である。交換レンズ301とデジタルカメラボディ102とが機械的および電気的に接続されると、レンズコントローラ320と、コントローラ130とは通信可能な状態となる。ボディマウント340は、コントローラ130から受信した露光同期信号やその他制御信号を、レンズマウント330を介してレンズコントローラ320に通知する。また、ボディマウント340は、レンズマウント330を介してレンズコントローラ320から受信した信号をコントローラ130に通知する。
CCDイメージセンサ143は、交換レンズ301を通して形成された被写体像を撮像して画像情報を生成する。CCDイメージセンサ143の受光面には、多数のフォトダイオードが2次元的に(マトリクス状に)配列されている。また、各フォトダイオードに対応して、R、GまたはBの原色カラーフィルターが配置されている。R、GおよびBの原色カラーフィルターは、所定の配列構造で配置されている。撮像対象となる被写体からの光は、交換レンズ301を通過した後に、CCDイメージセンサ143の受光面に結像される。結像された被写体像は、各フォトダイオードへ入射した光量に応じて、R、GまたはBに仕分けられたそれぞれの色情報に変換される。その結果、被写体像全体を示す画像情報が生成される。各フォトダイオードは、CCDイメージセンサ143の画素に対応する。しかし、各フォトダイオードから実際に出力される色情報は、R、G、Bのいずれかの原色情報である。そのため、各画素のそれぞれで発現させるべき色は、後段のデジタル画像・音声処理部120において、各画素に対応するフォトダイオードおよび、その周辺のフォトダイオードから出力される原色情報(色、光量)に基づき生成される。なお、CCDイメージセンサ143は、デジタルカメラ100が撮影モードにあるとき、一定時間ごとに新しいフレームの画像情報を生成することができる。
AFE144では、CCDイメージセンサ143から読み出された画像情報に対して相関二重サンプリングによる雑音抑圧、アナログゲインコントローラによるA/Dコンバータの入力レンジ幅への増幅、A/DコンバータによるA/D変換が施される。その後、AFE144は、画像情報をデジタル画像・音声処理部120に出力する。
音声入力系110は、マイクロホン部111およびアナログ音声処理部115を備える。マイクロホン部111は、マイクロホン111L、111Rを含む。マイクロホン部111は、音響信号を各マイクロホンにより電気信号に変換して、アナログ音声処理部115に入力する。アナログ音声処理部115は、処理した音声信号をA/DコンバータによりA/D変換し、デジタル画像・音声処理部120に出力する。
デジタル画像・音声処理部120は、AFE144から出力された画像情報およびアナログ音声処理部115から出力された音声信号に対して各種の処理を施す。例えば、デジタル画像・音声処理部120は、コントローラ130からの指示に従って、画像情報に対してガンマ補正やホワイトバランス補正、傷補正、符号化処理等を行う。また、デジタル画像・音声処理部120は、コントローラ130からの指示に従って、音声信号に対する各種処理を行う。デジタル画像・音声処理部120は、ハードワイヤードな電子回路で実現してもよいし、プログラムを実行するマイクロコンピュータなどで実現してもよい。デジタル画像・音声処理部120は、コントローラ130などと一体的に1つの半導体チップとして実現してもよい。
デジタル画像・音声処理部120は、マイクロホン部111の出力を演算処理して音響ズーム処理としての指向性合成処理を行う。
表示部190は、デジタルカメラ100の背面に配置される。本実施の形態では、表示部190は、液晶ディスプレイである。表示部190は、デジタル画像・音声処理部120にて処理された画像情報に基づく画像を表示する。表示部190が表示する画像には、スルー画像および再生画像などがある。スルー画像は、CCDイメージセンサ143により一定時間ごとに連続的に新たに生成されるフレームの画像である。通常は、デジタルカメラ100が撮影モードに設定されており、かつ静止画撮影を行っていない待機状態、または動画撮影状態にあるときに、デジタル画像・音声処理部120がCCDイメージセンサ143の生成した画像情報からスルー画像を生成する。使用者は、表示部190に表示されるスルー画像を参照することにより、被写体の構図を確認しながら被写体を撮影できる。再生画像は、デジタルカメラ100が再生モードにあるときに、デジタル画像・音声処理部120により生成される。再生画像は、外部記憶媒体160等に記録された高画素の記録画像を、表示部190のサイズに合わせて低画素に縮小した画像である。外部記憶媒体160に記録される高画素の画像情報は、レリーズ釦181が使用者による所定の操作を受け付けた後に、CCDイメージセンサ143が生成した画像情報に基づいてデジタル画像・音声処理部120により生成される。スピーカー195は、外部記憶媒体160に記録された音声信号を出力する。表示部190が表示する表示内容は、ビューファインダー191が表示することもできる。
コントローラ130は、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御する。
ROM170は、コントローラ130が実行するための、オートフォーカス制御(AF制御)や自動露出制御(AE制御)、ストロボの発光制御などに関するプログラムを格納している。ROM170は、また、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御するためのプログラムを格納している。ROM170は、また、デジタルカメラ100に関する各種条件および設定を記憶する。なお、本実施の形態では、ROM170は、フラッシュROMである。
コントローラ130は、ハードワイヤードな電子回路で実現してもよいし、プログラムを実行するマイクロコンピュータなどで実現してもよい。また、コントローラ130は、デジタル画像・音声処理部120などと一体的に1つの半導体チップとして実現してもよい。また、ROM170は、コントローラ130の外部に(コントローラ130とは別体として)存在している必要はなく、コントローラ130の内部に組み込まれていてもよい。
RAM150は、デジタル画像・音声処理部120およびコントローラ130のワークメモリとして機能する。RAM150は、SDRAMやフラッシュメモリなどで実現できる。RAM150は、画像情報および音声信号などを記録するための内部メモリとしても機能する。
外部記憶媒体160は、内部にフラッシュメモリ等の不揮発性の記録部を備えた外部メモリである。外部記憶媒体160は、デジタル画像・音声処理部120で処理される画像情報および音声信号などのデータを記録可能である。
操作部180は、デジタルカメラ100の外装に配置される操作釦や操作ダイヤルなどの操作インターフェースの総称である。操作部180は、使用者による操作を受け付ける。例えば、図1、図2および図3に示したレリーズ釦181、電源スイッチ183、モードダイヤル184、中央釦185および十字釦186などがこれにあたる。操作部180は、使用者による操作を受け付けると、コントローラ130に種々の動作を指示する信号を通知する。
レリーズ釦181は、半押し状態と全押し状態の二段階に遷移する押下式釦である。レリーズ釦181が使用者により半押しされると、コントローラ130は、AF(Auto Focus)制御および/またはAE(Auto Exposure)制御などを実行し、撮影条件を決定する。AF制御においては、デジタル画像・音声処理部120が画像情報の所定領域におけるコントラスト値を算出する。そして、これに基づいて、コントローラ130が、交換レンズ301を駆動させ、コントラスト値が最大になるようにフィードバック制御を行う。AF制御の結果、コントローラ130は、AF制御対象の被写体までの焦点距離を得ることができる。また、AF制御の結果、交換レンズ301は、AF制御対象の被写体像をCCDイメージセンサ143に結像させることができる。続いて、レリーズ釦181が使用者により全押しされると、コントローラ130は、全押しのタイミングに撮像された画像情報を外部記憶媒体160などに記録する。
電源スイッチ183は、デジタルカメラ100の各部への電力供給をON/OFFするためのスライド式スイッチである。電源OFF時に電源スイッチ183が使用者により右方にスライドされると、コントローラ130は、デジタルカメラ100の各部に電力を供給し、各部を起動させる。電源ON時に電源スイッチ183が使用者により左方にスライドされると、コントローラ130は、デジタルカメラ100の各部への電力供給を停止する。
モードダイヤル184は、回転式のダイヤルである。モードダイヤル184が使用者により回転されると、コントローラ130は、デジタルカメラ100の動作モードを、モードダイヤル184の現在の回転位置に対応する動作モードに切り替える。動作モードとは、例えば、オート撮影モード、マニュアル撮影モード、シーン選択モードなどである。
中央釦185は、押下式釦である。デジタルカメラ100が撮影モードあるいは再生モードにあるときに、中央釦185が使用者により押下されると、コントローラ130は、表示部190にメニュー画面を表示する。メニュー画面とは、使用者に様々な撮影条件および再生条件を設定させるための画面である。メニュー画面上で使用者により各種条件の設定項目の値が選択されている状態で中央釦185が押下されると、その設定項目がその値に決定される。決定された設定は、ROM170に記憶される。
十字釦186は、上下左右方向に設けられた4つの押下式釦を備える。使用者は、十字釦186のいずれかの方向の釦を押下することにより、メニュー画面上に表示される各種条件の設定項目の値を選択することができる。
(1−2.本発明との対応関係)
デジタルカメラ100は、本発明の撮像装置の一例である。MF操作リング312は、本発明の操作部の一例である。フォーカスレンズ駆動部311は、本発明の駆動部の一例である。ジャイロセンサ325は、本発明のぶれ検出部の一例である。レンズコントローラ320は、本発明の制御部の一例である。
(2.動作)
続いて、本実施の形態におけるデジタルカメラ100の動作の概要について説明する。
図4は、MF操作リング312を動作させた際の検出方法を説明するための図である。レンズ鏡筒外周に配置されたMF操作リング312がユーザーにより回転操作されることにより、PI(フォトインタラプタ)からのパルス(PIパルス)が出力され、レンズコントローラ320に入力される。レンズコントローラ320はこのパルス情報からMFリングの回転方向、回転速度、回転量を検出することが可能である。
レンズコントローラ320はMF操作リング312の回転方向に応じて、フォーカスレンズ310を無限方向もしくは至近方向に駆動するかを判断し、フォーカスレンズ駆動部311を制御する。また、レンズコントローラ320は、MF操作リング312の回転速度(PIパルス出力の周波数)に応じて、フォーカスレンズ310を「速度制御」もしくは「位置制御」のどちらの制御を行うかを判断し、フォーカスレンズ駆動部311を制御する。ここで、「速度制御」とは、PIパルス出力の周波数に応じて、無限と最至近間の駆動時間が特定時間になるようにフォーカスレンズ駆動部311を制御する。また「位置制御」とは、PI出力パルス数に応じて、フォーカス移動量を決定し、フォーカスレンズ駆動部311を制御する。そこで特に「位置制御」に関して、フォーカス移動量を決定する際に、マクロレンズ特有の制御を実施する。
図5Aに示すように、従来のフォーカスレンズの制御では、マクロ領域(被写体距離が至近に近い領域)になるほど、フォーカス位置を単位距離動かすときの操作部の操作量が多くなる。すなわち、被写体距離あたりのフォーカス移動量(パルス)が多くなる。ここで、フォーカス移動量はパルス数に応じた量であり、フォーカス移動量の単位を「パルス」としている。つまり、ユーザーが無限から至近へピント調整する際、MF操作リング312を一定速度で回転操作しても、マクロ領域になるほど、被写体距離の変化が少なくなる。このため、ピント調整する際、ユーザーはMF操作リング312を多く回す必要があり、操作性が悪い。
本開示の技術では、図5Bに示すように、レンズコントローラ320が、現在のフォーカスレンズ位置から被写体距離を算出し、フォーカス位置を単位距離動かすときの操作部の操作量が被写体距離によらず一定になるように制御する。すなわち、レンズコントローラ320が、単位被写体距離のフォーカス移動量(パルス)が一定量になるように制御する。レンズコントローラ320がこのような制御をすることで、MF操作リング312を一定速度で回転操作しても、フォーカス位置を単位距離動かすときの操作部の操作量が被写体距離によらず一定になるようにフォーカスレンズ駆動部311が制御される。
次に本開示の技術に関して、具体例をあげて説明する。図6は、MF操作リング312が超低速で回転操作された場合における、「焦点深度1Fδのフォーカス移動量(パルス)」と「被写体距離1mmのフォーカス移動量(パルス)」を示したグラフである。このグラフより、被写体距離225mmより至近側のマクロ領域において、徐々に被写体距離1mmのフォーカス移動量が大きくなり、最至近付近では非常に大きくなる。ちなみに、マクロレンズ以外ではこのようなグラフにはならず、「焦点深度1Fδのフォーカス移動量(パルス)」と「被写体距離1mmのフォーカス移動量(パルス)」の差は小さく、影響が少ない。このため、マクロレンズ以外では、従来の「焦点深度1Fδのフォーカス移動量(パルス)」から算出したフォーカス移動量でも問題が無く、操作感も悪くない。ここでFδのFはF値(f-number)を示し、δは許容錯乱円を示す。
図7A〜7Cにおいて更に具体例を説明する。図7A〜7Cは、被写体距離が480mm、125mm、105mmにおける、従来技術と本開示の技術における、MF操作リング312を回転操作した場合のPI出力パルス数の1パルスに応じた、フォーカス移動量を示す。
図7Aに示す被写体距離480mmのマクロ領域外では、MF操作リング312が超低速で回転操作された場合において、PI出力パルス数の1パルスに応じたフォーカス移動量は、焦点深度0.25Fδが3パルス相当である。これを被写体距離換算すると2.096mmになり、従来通りの「焦点深度を基準としたフォーカス移動量(パルス)」制御でも問題は無い。
しかし、マクロ領域になると徐々に「被写体距離1mmのフォーカス移動量(パルス)」が大きくなる。図7Bに示す被写体距離125mmのマクロ領域では、フォーカス移動量を焦点深度0.25Fδの5パルス相当を被写体距離換算すると0.036mmになる。そこで本技術では焦点深度からのフォーカス移動量を算出するのではなく、単位被写体距離のフォーカス移動量(パルス)が一定となるように、フォーカス移動量を算出する。つまり被写体距離1mmのフォーカス移動量が134パルス相当となる。
更に、図7Cに示す最短撮影距離である105mmでは、フォーカス移動量を焦点深度0.25Fδの8パルス相当であり、これを被写体距離換算すると0.015mmになる。同様に被写体距離が一定となるように、フォーカス移動量を算出すると被写体距離1mmのフォーカス移動量が516パルス相当となる。
上記の被写体距離1mmのフォーカス移動量(パルス)は、MF操作リング312が回転速度に応じて変更されたり、またパラメータ設定により、チューニングが可能である。更に、「焦点深度基準のフォーカス移動量」と「被写体距離基準のフォーカス移動量」をそれぞれ算出し、フォーカス移動量を比較して、実際の制御に適用することも可能である。具体例としては「焦点深度基準のフォーカス移動量」と「被写体距離基準のフォーカス移動量」を比較し、フォーカス移動量が大きい値を最終制御として適用する。
マニュアルフォーカス時のピント調整において、従来は、MF操作リング312のパルス出力量に応じて、焦点深度が一定になるようにフォーカス移動量を算出していた。このため、被写体がマクロ領域になればなる程、MF操作リング312を多く回さないと、被写体フォーカス位置が変化せず、ピント調整がしづらく、操作感が悪かった。またフォーカスのストロークが長いマクロレンズでは、MF操作リング312を多く回さないと、無限から最至近までフォーカスを移動させることができなかった。このため、パンニング時や被写体構図を決めている際は、粗くても良いので素早くMFピント調整をしたいができず、操作性が悪かった。
このように、従来、ユーザーがMFピント調整する際、マクロ領域から最至近になるほど、MF操作リングを多く回す必要があった。しかし、上記のような本開示の制御により、マクロ領域でも、一定の回転量で快適なMFピント調整が可能となる。
次に、デジタルカメラ100のぶれ量に応じてフォーカスレンズ310の駆動を変える技術について説明する。
ぶれ量を検出可能なジャイロセンサ325からの情報を基に、レンズコントローラ320は、一定期間に所定量のぶれ量であるかを算出し、ぶれ量が所定量以下である場合には、「第1状況」であると判断する。またぶれ量が所定量より大きい場合は、「第2状況」であると判断する。つまり、「第1状況」と「第2状況」によって、ユーザーによるMF操作リング312の回転操作による検出量が同等の場合でも、レンズコントローラ320は、フォーカス移動量(パルス)を切り替える。
「第1状況」とは、三脚撮影や手持ち撮影でもしっかり構えた状態であり、マニュアルフォーカスによってピントの微調整を行っている場合を想定している。「第1状況」では、MFピント精度(マニュアルフォーカスによるピント調整の精度)を重視し、MF操作リング312の回転量に対するフォーカス移動量を小さくする。逆に「第2状況」とは、手持ち撮影等のパンニング中や被写体の構図を決めている状態であり、ピントの微調整よりも素早いピント調整をしたい場合を想定している。「第2状況」では、MFピント速度(マニュアルフォーカスによるピント調整の速度)を重視し、MF操作リング312の回転量に対するフォーカス移動量を大きくする。
図8は、デジタルカメラ100のぶれ量に応じてフォーカスレンズの駆動を変える動作を説明するためのフローチャートである。レンズコントローラ320は、ジャイロセンサ325からの情報を基に、一定期間のぶれ量を算出し、ぶれ量が所定量以下である場合には「第1状況」と判断し、ぶれ量が所定量より大きい場合は「第2状況」と判断する(S801)。フォーカスレンズ駆動部311は、第1状況において第1状態で駆動する(S802)。一方、フォーカスレンズ駆動部311は、第2状況において第1状態と異なる第2状態で駆動する(S803)。ここで、第1状態は第2状態に比べてフォーカスレンズ310の駆動量を小さくしており、フォーカス移動量が小さい。
上記制御により、ユーザーの撮影シーンに応じて、MFピント微調整をしたい場合には、ピント微調整が可能となり、またMFピント微調整よりも素早くおおよそのピント調整をしたい場合には、レスポンス良くピント調整が可能となる。すなわち、撮影状況に応じたピント調整が可能となる。
なお、「第1状況」と「第2状況」の判断に関して、レンズ側の手振れ補正スイッチやボディー側の手振れ補正モードの選択情報を基に判断しても良い。更に、「第1状態」と「第2状態」を完全に二つに区分するのではなく、ぶれ量に応じてリニアリティーにフォーカス移動量を変更することは言うまでもない。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
また、上述の実施の形態において、本開示の撮像装置の一例として、デジタルカメラ100を説明したが、本開示の撮像装置の例として、デジタルカメラのほか、ムービーカメラも含まれる。
本開示における撮像装置は、マニュアルフォーカス動作を行う際に、マクロ領域でもピント調整がし易く、操作感が良い。このため、本開示は、撮像装置等として有用である。
100 デジタルカメラ
102 デジタルカメラボディ
110 音声入力系
111 マイクロホン部
111L マイクロホン
111R マイクロホン
115 アナログ音声処理部
120 デジタル画像・音声処理部
130 コントローラ
140 画像入力系
143 CCDイメージセンサ
150 RAM
160 外部記憶媒体
170 ROM
180 操作部
181 レリーズ釦
183 電源スイッチ
184 モードダイヤル
185 中央釦
186 十字釦
190 表示部
195 スピーカー
301 交換レンズ
310 フォーカスレンズ
311 フォーカスレンズ駆動部
312 MF操作リング
313 手振れ補正レンズ
314 手振れ補正レンズ駆動部
316 絞り
317 絞り駆動部
320 レンズコントローラ
325 ジャイロセンサ
330 レンズマウント
340 ボディマウント

Claims (2)

  1. 被写体の合焦状態を調整するフォーカスレンズと、
    使用者の操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを駆動する駆動部と、を備え、
    前記駆動部は、前記使用者がマクロ領域においてピント調整する際、フォーカス位置を単位距離動かすときの前記操作部の操作量が被写体距離によらず一定となるように前記フォーカスレンズを駆動する、
    撮像装置。
  2. レンズ鏡筒のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記ぶれ検出部が検出するぶれ量が所定値以下であるとき、前記操作部の操作量に対するフォーカスレンズの移動量を小さくする第1状態で前記駆動部が前記フォーカスレンズを駆動し、
    前記ぶれ検出部が検出するぶれ量が所定値を上回るとき、前記第1状態と異なり前記操作部の操作量に対するフォーカスレンズの移動量を大きくする第2状態で前記駆動部が前記フォーカスレンズを駆動するように制御する、
    請求項1に記載の撮像装置。
JP2016025864A 2015-03-30 2016-02-15 撮像装置 Active JP6617285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/082,315 US9645352B2 (en) 2015-03-30 2016-03-28 Image pickup apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068983 2015-03-30
JP2015068983 2015-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016191908A JP2016191908A (ja) 2016-11-10
JP6617285B2 true JP6617285B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=57246603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016025864A Active JP6617285B2 (ja) 2015-03-30 2016-02-15 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6617285B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10838022B2 (en) 2017-09-01 2020-11-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Rotational manipulation detector and lens barrel
JP7130412B2 (ja) * 2018-04-04 2022-09-05 キヤノン株式会社 制御装置、光学機器、撮像装置および制御方法
EP3570104B1 (en) 2018-05-17 2024-01-03 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image capturing device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002107607A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Fuji Photo Optical Co Ltd レンズ制御装置
JP4609685B2 (ja) * 2001-01-11 2011-01-12 富士フイルム株式会社 レンズ制御システム
JP2006201568A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Canon Inc 手ぶれ検出可能なカメラ
JP5197454B2 (ja) * 2009-03-23 2013-05-15 オリンパス株式会社 デジタルカメラ
JP5716342B2 (ja) * 2010-05-13 2015-05-13 株式会社リコー レンズ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016191908A (ja) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4528235B2 (ja) デジタルカメラ
JP6178987B2 (ja) 撮像装置
JP5716342B2 (ja) レンズ駆動装置
JP5393300B2 (ja) 撮像装置
JP5906427B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置
JP2012054920A (ja) 撮像装置
US9645352B2 (en) Image pickup apparatus
JP6617285B2 (ja) 撮像装置
JP5100410B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6442709B2 (ja) 撮像装置
JP2007057974A (ja) 撮影装置
JP6040422B2 (ja) 撮像装置
JP7289055B2 (ja) 撮像装置
JP2006184440A (ja) 電子カメラ
US10104291B2 (en) Imaging device
US9648220B2 (en) Imaging apparatus, imaging apparatus body and image sound output method
JP2006074401A (ja) 撮像方法及び撮像装置
JP2007127959A (ja) 撮影装置
JP2006222794A (ja) 撮影装置
JP2013223105A (ja) 収音装置、撮像装置
JP6168827B2 (ja) 像振れ補正装置および光学機器
JP5438496B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム
JP2009036987A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2010204303A (ja) 撮像装置
JP2018098764A (ja) 撮像装置および画像合成方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191014

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6617285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151