JP4609685B2 - レンズ制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ制御システムに係り、特にカメラマンによるテレビレンズのフォーカシングに対してカメラマン以外の者が補正することができるレンズ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
放送用テレビカメラ・レンズシステム、特に高品位テレビ用のシステムにおいては、カメラマンが使用する小型のビューファインダーでは最良ピントの確認が困難なため、大型のモニターやテレビ受像機でピンぼけが確認されることがある。このため、従来、カメラマンによるフォーカシングに対してカメラマン以外の者(フォーカスマン)がカメラコントロールユニット(CCU)においてフォーカス補正を行えるようにしたシステムが知られている。このシステムによれば、フォーカスマンは大型のモニターの映像を見ながらピントを確認し、カメラマンによるフォーカシングが適切でない場合には、カメラマンに指示を与えることなく、自らの操作でピントを精度よく合わせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにカメラマン以外の他者がフォーカス補正を行えるようにしたシステムでは、カメラマンのフォーカス操作により指示されたフォーカス目標位置に対して実際に設定されるフォーカス位置がフォーカス補正により指示された補正量分だけシフトするため、この補正を解除しないと、カメラマンのフォーカス操作では、至近端又は無限遠端の近傍にフォーカス調整できない範囲が生じる。このため、フォーカス補正を解除する(補正量を0とする)操作が必要となるが、その解除を行なうための操作が煩雑であり、また、フォーカス補正を解除することによってフォーカス位置が動くため違和感が生じるという問題があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カメラマンによるフォーカシングに対して他者が補正を加えた場合に、その補正を、特別な解除操作なく、また、違和感なく、解除することができるレンズ制御システムを提供することを目的とする。
【0005】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レンズ装置とフォーカスコントローラとカメラコントロールユニットとを備え、前記フォーカスコントローラは、操作部材の操作に応じたフォーカス目標位置を前記レンズ装置に与える第1フォーカス位置指示手段を備え、前記レンズ装置は、前記フォーカスコントローラから与えられたフォーカス目標位置を取得する第1フォーカス位置取得手段と、前記カメラコントロールユニットから与えられたフォーカス目標位置を取得する第2フォーカス目標位置取得手段と、フォーカスレンズをモータで駆動することにより、撮影光学系のフォーカス位置を前記第2フォーカス目標位置取得手段により取得されたフォーカス目標位置となるように制御するフォーカス位置制御手段と、を備え、前記カメラコントロールユニットは、前記フォーカスコントローラから前記レンズ装置に与えられたフォーカス目標位置を前記レンズ装置から取得する第3フォーカス目標位置取得手段と、操作部材の操作に応じた補正量を指示するフォーカス補正量指示手段と、前記第3フォーカス位置取得手段により取得されたフォーカス目標位置に前記フォーカス補正量指示手段により指示された補正量を加算することにより前記第3フォーカス位置取得手段により取得されたフォーカス目標位置を補正するフォーカス目標位置補正手段と、前記フォーカス目標位置補正手段により補正されたフォーカス目標位置を前記レンズ装置に与える第2フォーカス目標位置指示手段と、を備えたレンズ制御システムにおいて、前記フォーカス目標位置補正手段は、前記第3フォーカス目標位置取得手段により取得されるフォーカス目標位置が変化している際に、該フォーカス目標位置の変化と共に前記補正量を徐々に減少させて該フォーカス目標位置を補正し、前記レンズ制御システムは、フォーカス補正を有効にするか否かを選択するフォーカス補正スイッチを備え、前記フォーカス位置制御手段は、前記フォーカス補正スイッチによってフォーカス補正を有効にしないことが選択された場合には、前記撮影光学系のフォーカス位置を前記第1フォーカス位置取得手段により取得したフォーカス目標位置となるように制御することを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、カメラマンのフォーカス操作等に基づいてフォーカス位置指示手段により指示されるフォーカス目標位置を、フォーカスマン等のカメラマン以外の他者の操作等に基づいてフォーカス補正量指示手段により指示された補正量で補正した場合に、フォーカス位置指示手段により指示されるフォーカス目標位置が変化している際に、フォーカス目標位置の変化と共に、補正量を徐々に減少させてフォーカス目標位置を補正するようにしたため、カメラがフォーカス操作を行なっている間に、補正量が最終的に0となり、撮影レンズのフォーカス位置がフォーカス位置指示手段により指示されるフォーカス目標位置に設定されるようになる。従って、特別な解除操作なく、また、違和感なく補正が解除される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るレンズ制御システムの好ましい実施の形態について詳説する。
【0008】
図1は、本発明に係るレンズ制御システムのフォーカス制御及びズーム制御に関する構成を示したブロック図である。同図に示すレンズ制御システムは、主に、レンズ装置10、カメラヘッド12、カメラコントロールユニット(CCU)14等から構成される。レンズ装置10とカメラヘッド12とは機械的及び電気的に接続され、フォーカスレンズ(群)Fやズームレンズ(群)Z等を含むレンズ装置10の光学系によって結像された画像は、カメラヘッド12の撮像素子によって電気信号(画像信号)に変換される。また、レンズ装置10には、後述のようにフォーカスレンズFやズームレンズZを駆動し、光学系のフォーカスやズームを制御する制御系が内蔵される。
【0009】
CCU14は、カメラヘッド12とケーブルにより接続されたカメラ制御装置であり、カメラヘッド12から画像信号を取得して各種信号処理を行ったり、また、カメラヘッド12やレンズ装置10の光学系の各種制御を行う。本実施の形態では、特にレンズ装置10のフォーカスに関する制御を行う。
【0010】
レンズ装置10には、同図に示すようにフォーカスコントローラ20やズームコントローラ22が接続され、フォーカスコントローラ20に配設された操作部材(例えば、フォーカスノブと称される回転式の操作部材)をカメラマンが操作すると、その操作量に対応するフォーカス操作値がフォーカス制御信号として出力される。ズームコントローラ22に配設された操作部材(例えば、サムリングと称される回転式の操作部材)をカメラマンが操作すると、その操作量に対応するズーム操作値がズーム制御信号として出力される。ここで、フォーカス制御信号のフォーカス操作値は、フォーカス目標位置を指示するものとし、ズーム制御信号のズーム操作値は、ズーム目標速度を指示するものとする。これらのフォーカスコントローラ20及びズームコントローラ22から出力されたフォーカス制御信号及びズーム制御信号は、レンズ装置10において、A/D変換器24を介してCPU26に入力される。
【0011】
CPU26は、後述のようにフォーカス目標位置を示すフォーカス指令値及びズーム目標速度を示すズーム指令値を決定し、これらのフォーカス指令値及びズーム指令値に基づいてフォーカスレンズF及びズームレンズZを駆動して光学系のフォーカス及びズームを制御する。
【0012】
ズーム指令値については、CPU26は、ズームコントローラ22から与えられたズーム制御信号のズーム操作値をズーム指令値とする。そして、ズーム指令値をD/A変換器30を介してズームアンプ32に出力する。ズームアンプ32は、そのズーム指令値に応じた回転速度(回転方向の要素も含む)でズームモータ34を駆動する。これによって、ズームモータ34の動力がギア等の動力伝達機構36を介してズームレンズZに伝達し、ズームレンズZがズームモータ34の回転速度に応じた速度で光軸方向に移動する。従って、ズーム速度がズーム指令値、即ち、ズーム操作値によって指示されたズーム目標速度となるように制御される。尚、CPU26は、位置センサー28からズーム現在位置を取得し、ズームレンズZがテレ端又はワイド端に近づくと、ズーム指令値に一定の制限を加えて、ズーム速度を強制的に減速させる等の処理を行なっている。
【0013】
フォーカス指令値については、後述のようにCCU14におけるフォーカス補正を有効にするか否かによって決定方法が異なるが、CPU26は、後述のようにフォーカス指令値を決定すると、そのフォーカス指令値をフォーカス目標位置とする。そして、そのフォーカス指令値と、位置センサー38から取得されるフォーカス現在位置との差を求め、その差に応じた値、即ち、フォーカス現在位置とフォーカス目標位置との差に応じたフォーカス目標速度を示す値をD/A変換器30を介してフォーカスアンプ40に出力する。フォーカスアンプ40は、そのフォーカス目標速度を示す値に応じた回転速度(回転方向の要素も含む)でフォーカスモータ42を駆動する。これによって、フォーカスモータ42の動力がギア等の動力伝達機構44を介してフォーカスレンズFに伝達され、フォーカスレンズFがフォーカスモータ42の回転速度に応じた速度で光軸方向に移動する。従って、光学系のフォーカス位置がフォーカス指令値の示すフォーカス目標位置となるようにフィードバック制御される。
【0014】
ここで、CCU14におけるフォーカス補正を有効にするか否かは、フォーカス補正スイッチ46によってユーザが選択できるようになっている。CPU26は、そのフォーカス補正スイッチ46のオン/オフ状態を検出し、フォーカス補正スイッチ46がオフであることを検出した場合、即ち、CCU14におけるフォーカス補正を無効にする場合には、フォーカスコントローラ20から与えられたフォーカス制御信号のフォーカス操作値を上述のフォーカス指令値とする。これによって、光学系のフォーカス位置は、フォーカスコントローラ20におけるカメラマンのフォーカス操作のみに基づいて制御される。
【0015】
一方、フォーカス補正スイッチ46がオンであることを検出した場合、即ち、CCU14におけるフォーカス補正を有効にする場合には、CPU26は、フォーカスコントローラ20から与えられたフォーカス制御信号のフォーカス操作値をシリアルコミュニケーションインターフェース(SCI)48及びカメラヘッド12を介してCCU14に送信する。これに対して、CCU14からは、補正されたフォーカス操作値がフォーカス制御信号としてカメラヘッド12を介して送信され、CPU26は、この補正されたフォーカス操作値をSCI48を介して取得し、フォーカス指令値とする。CCU14から与えられる補正されたフォーカス操作値は、後述のようにフォーカスコントローラ20からのフォーカス操作値に対してCCU14で調整される補正量が加算されたものであり、このフォーカス操作値をフォーカス指令値とすることによって、光学系のフォーカス位置は、フォーカスコントローラ20におけるカメラマンのフォーカス操作と、CCU14におけるカメラマン以外の者(フォーカスマン)によるフォーカス補正操作とに基づいて制御される。
【0016】
CCU14には、同図に示すようにCPU50が内蔵されており、CPU50は上述のようにレンズ装置10から送信されるフォーカスコントローラ20の(カメラマンの)フォーカス操作値をSCI52を介して取得する。
【0017】
一方、CCU14には、カメラマン以外の者(フォーカスマン)がフォーカス位置を補正するためのフォーカス補正操作手段54が接続されており、フォーカスマンが、フォーカス補正操作手段54に配設された操作部材を操作(フォーカス補正操作)すると、その操作量に基づいてフォーカス位置を補正する際の補正量を示す補正信号がCPU50に与えられる。CPU50は、その補正信号により補正量を取得し、レンズ装置10から取得したフォーカス操作値にその補正量を加算する。そして、その結果得られた値(補正されたフォーカス操作値)をフォーカス制御信号としてSCI52及びカメラヘッド12を介してレンズ装置10に送信する。これによって、カメラマンのフォーカス操作により指示されるフォーカス目標位置に対してフォーカスマンのフォーカス補正操作による補正が加えられることになる。
【0018】
また、CPU50は、レンズ装置10から与えられるフォーカスコントローラ20のフォーカス操作値に変化が生じている場合、即ち、カメラマンがフォーカス操作を行なっている場合に、フォーカスコントローラ20のフォーカス操作値に加算する補正量を徐々に減少させる。これによって、CCU14からレンズ装置10に送信される補正されたフォーカス操作値は、カメラマンがフォーカス操作を行なっている間に、徐々にそのフォーカスコントローラ20のフォーカス操作値に近づくことになり、最終的には、フォーカスコントローラ20のフォーカス操作値に一致する。従って、フォーカスマンがフォーカス補正操作を行なったために、フォーカスコントローラ20のフォーカス操作値により指示されるフォーカス目標位置と実際に設定されているフォーカス位置とが不一致となった場合であっても、特別な補正解除の操作を行なうことなく、カメラマンがフォーカス操作を行なっている間にフォーカスコントローラ20のフォーカス操作値により指示されるフォーカス目標位置と実際のフォーカス位置とが一致するようになり、至近端又は無限遠端の近傍にフォーカスコントローラ20でフォーカス調整できない範囲が生じる不具合が削減される。また、補正量を徐々に減少させることによって、違和感なくこのような補正解除の処理が行なわれる。
【0019】
次に、上記レンズ装置10のCPU26及びCCU14のCPU50の処理手順について図2及び図3のフローチャートを用いて説明する。まず、CCU14のCPU50の処理手順を図2のフローチャートで説明する。CPU50は、レンズ装置10からフォーカスコントローラ20の(カメラマンの)フォーカス操作値を読み込む(ステップS10)。そして、フォーカスコントローラ20におけるフォーカス操作が有るか否かを判定する(ステップS12)。NOと判定した場合には、フォーカス補正フラグがオンか否かを判定する(ステップS14)。更に、NOと判定した場合、即ち、上記ステップS12の判定でNOと判定した初期の場合には、補正動作開始時のフォーカス操作値を記憶する(ステップS16)。そして、フォーカス補正フラグをオンにし(ステップS18)、上記ステップS10に戻る。
【0020】
一方、上記ステップS14でYESと判定した場合には、フォーカス補正操作手段54からフォーカス補正操作の補正量を読み取る(ステップS20)。次いで、上記ステップS16において記憶されたフォーカス操作値に補正量を加算してその結果値をフォーカス操作値とする(ステップS22)。そして、この補正されたフォーカス操作値をフォーカス制御信号としてレンズ装置10に送信し(ステップS24)、上記ステップS10に戻る。
【0021】
上記ステップS12の判定処理で、NO、即ち、フォーカスコントローラ20におけるフォーカス操作無しと判定した場合、フォーカス補正フラグをオフにする(ステップS26)。そして、フォーカス操作量(フォーカス操作値の変化量)に応じて、現時点においてフォーカス操作値に加算している補正量を一定量減少させる(ステップS28)。次いで、その減少させた補正量をカメラマンのフォーカス操作値に加算し、その値をフォーカス操作値(補正されたフォーカス操作値)とする(ステップS30)。このようにして求めたフォーカス操作値をフォーカス制御信号としてレンズ装置10に送信し(ステップS24)、上記ステップS10に戻る。尚、ステップS28において補正量を減少させた場合に、フォーカス補正操作手段54がCCU14に出力する補正量と不一致となるため、これを防止するために(特にフォーカス操作が有りから無しに切り替わった際にステップS20において認識する補正量がフォーカス操作が有りに切り替わる直前の補正量と不一致となるのを防止するため)フォーカス補正操作手段54が出力する補正量も、フォーカス操作値に加算する補正量と共に減少させるような処理をフォーカス補正操作手段54において又はCPU50において行なうようにしてもよい。フォーカス操作量と補正量減少の関係は非直線になるようにしてもよい。フォーカス操作量が小さいときは微調整中として認識し、その時には補正量の減少を行わない等のしきい値を設けてもよい。
【0022】
次に、レンズ装置10のCPU26の処理手順について図3のフローチャートで説明する。CPU26は、フォーカスコントローラ20の(カメラマンの)フォーカス操作値を読み込む(ステップS40)。そして、フォーカス補正スイッチ46がオンか否かを判定する(ステップS42)。NOと判定した場合にはカメラマンのフォーカス操作値をフォーカス指令値とする(ステップS44)。そして、フォーカス指令値とフォーカス現在位置との差を求め、その差に応じた値をD/A変換器30に出力し(ステップS52)、上記ステップS40に戻る。
【0023】
一方、YESと判定した場合には、カメラマンのフォーカス操作値をCCU14に送信する(ステップS46)。そして、CCU14から補正されたフォーカス操作値を受信し(ステップS48)、その補正されたフォーカス操作値をフォーカス指令値とする(ステップS50)。そして、フォーカス指令値とフォーカス現在位置との差を求め、その差に応じた値をD/A変換器30に出力し(ステップS52)、上記ステップS40に戻る。
【0024】
以上、上記実施の形態では、フォーカスコントローラ20のフォーカス操作値を補正する処理をCCU14で行なうようにしたが、この処理は、CCU14から補正量を取得してレンズ装置10のCPU26で行なうようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るレンズ制御システムによれば、カメラマンのフォーカス操作等に基づいてフォーカス位置指示手段により指示されるフォーカス目標位置を、フォーカスマン等のカメラマン以外の他者の操作等に基づいてフォーカス補正量指示手段により指示された補正量で補正した場合に、フォーカス位置指示手段により指示されるフォーカス目標位置が変化している際に、フォーカス目標位置の変化と共に、補正量を徐々に減少させてフォーカス目標位置を補正するようにしたため、カメラがフォーカス操作を行なっている間に、補正量が最終的に0となり、撮影レンズのフォーカス位置がフォーカス位置指示手段により指示されるフォーカス目標位置に設定されるようになる。従って、特別な解除操作なく、また、違和感なく補正が解除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズ制御システムのフォーカス制御及びズーム制御に関する構成を示したブロック図である。
【図2】図2は、CCUのCPUの処理手順を示したフローチャートである。
【図3】図3は、レンズ装置のCPUの処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…レンズ装置、12…カメラヘッド、14…カメラコントロールユニット(CCU)、20…フォーカスコントローラ、26、50…CPU、42…フォーカスモータ、46…フォーカス補正スイッチ、54…フォーカス補正操作手段、F…フォーカスレンズ(群)
Claims (1)
- レンズ装置とフォーカスコントローラとカメラコントロールユニットとを備え、
前記フォーカスコントローラは、操作部材の操作に応じたフォーカス目標位置を前記レンズ装置に与える第1フォーカス位置指示手段を備え、
前記レンズ装置は、前記フォーカスコントローラから与えられたフォーカス目標位置を取得する第1フォーカス位置取得手段と、前記カメラコントロールユニットから与えられたフォーカス目標位置を取得する第2フォーカス目標位置取得手段と、フォーカスレンズをモータで駆動することにより、撮影光学系のフォーカス位置を前記第2フォーカス目標位置取得手段により取得されたフォーカス目標位置となるように制御するフォーカス位置制御手段と、を備え、
前記カメラコントロールユニットは、前記フォーカスコントローラから前記レンズ装置に与えられたフォーカス目標位置を前記レンズ装置から取得する第3フォーカス目標位置取得手段と、操作部材の操作に応じた補正量を指示するフォーカス補正量指示手段と、前記第3フォーカス位置取得手段により取得されたフォーカス目標位置に前記フォーカス補正量指示手段により指示された補正量を加算することにより前記第3フォーカス位置取得手段により取得されたフォーカス目標位置を補正するフォーカス目標位置補正手段と、前記フォーカス目標位置補正手段により補正されたフォーカス目標位置を前記レンズ装置に与える第2フォーカス目標位置指示手段と、を備えたレンズ制御システムにおいて、
前記フォーカス目標位置補正手段は、前記第3フォーカス目標位置取得手段により取得されるフォーカス目標位置が変化している際に、該フォーカス目標位置の変化と共に前記補正量を徐々に減少させて該フォーカス目標位置を補正し、
前記レンズ制御システムは、フォーカス補正を有効にするか否かを選択するフォーカス補正スイッチを備え、前記フォーカス位置制御手段は、前記フォーカス補正スイッチによってフォーカス補正を有効にしないことが選択された場合には、前記撮影光学系のフォーカス位置を前記第1フォーカス位置取得手段により取得したフォーカス目標位置となるように制御することを特徴とするレンズ制御システム。
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