JP5197454B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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本発明は、デジタルカメラに関し、特に、ライブビュー表示が可能なデジタルカメラに関する。
レンズ一体型のコンパクトデジタルカメラでは、多機能、高画質化が進展するに伴い、光学ファインダと同じ様に、撮影時の画角の視認や、微妙なフォーカス調整といった操作を表示装置で行いたいという要求に対して、撮像素子上に結像している像を動画像の映像として、液晶モニタ等に表示するスルー画表示(以下、ライブビュー)機能を備えたデジタルカメラが普及している。また、近年では、コンパクトデジタルカメラだけでなく、レンズ交換式デジタルレフカメラにおいても、このライブビュー機能を搭載したものも見られるようになってきている。
このライブビュー機能の動作は、通常、例えば図7に示すようにデジタルカメラ100にて被写体200を撮影しようとするとき、デジタルカメラ100において、撮像素子から定期的な間隔で画素間引きあるいは画素加算などを行いながら電荷を読み出して画像信号を生成し、撮影における画角等を決定する為に、図8(A)に示すように最終的に液晶モニタ101等へ表示する動作である。
このようなライブビュー機能を備えるデジタルカメラにおいて、ユーザかマニュアルフォーカスを行うことが可能なものでは、より精度良く合焦させるため、例えば特許文献1に開示されているような、液晶モニタ101等に表示されているライブビュー表示を拡大表示する機能をさらに備えた機種も増えてきている。これは、図8(A)に示すようにユーザが手動操作により拡大したい部分(拡大表示枠102の部分)を選ぶことで、図8(B)に示すように、その拡大表示枠102の部分を液晶モニタ101等の画面全体に拡大表示するものである。
特開平5−244471号公報
しかし、ライブビュー表示を図8(B)に示すような拡大表示とすると、フォーカス移動量に対する表示画面でのボケ量が、より見え易くなるという問題が発生する。
ここで、表示倍率によるボケの違いの原理を説明する。
焦点深度(φ)の計算式は、
φ=K×F×δ
から求まる。但しここで、FはレンズのFナンバ、δは許容錯乱円径、Kは係数である。
図8(A)に示すような全体表示の場合は、ボケとして許容可能な許容錯乱円径は液晶モニタ101等の表示デバイスの画素数に応じた解像度となるので、許容錯乱円径が大きく、焦点深度が深くなるため、ユーザにはフォーカス移動量が大きくてもボケの変化が判別できない。一方、図8(B)に示すような拡大表示の場合(特に表示デバイスの画素数と同じ画素数のイメージャ領域を表示する場合)は、許容錯乱円径がイメージャの画素ピッチとなるため、焦点深度が浅くなり、少しのフォーカス移動でもボケの変化が見えるようになる。
従って、マニュアルでフォーカス調節可能なデジタルカメラでは、拡大表示のマニュアルフォーカス操作には繊細さが要求されることとなる。特に、レンズ交換式デジタルカメラは、コンパクトカメラと比べて撮像素子が大きく、レンズF値の小さなものが選択可能なため、焦点深度が浅くなり易いので、さらにその要求は厳しいものとなる。
また、ライブビュー表示を図8(B)に示すような拡大表示とすると、手振れ補正機能を備えたデジタルカメラでは、その手振れ補正の駆動量に対する表示画面上でのブレ量が、より見え易くなるという問題も発生する。
ここで、表示倍率による手振れ量の違いの原理を説明する。
図8(A)に示すような全体表示の場合は、表示デバイスの画素数に応じた解像度となるので、許容錯乱円径が大きく、許容錯乱円径以上のX−Y方向への移動がないと、その移動は表示画像には反映されない。一方、図8(B)に示すような拡大表示の場合(特に表示デバイスの画素数と同じ画素数のイメージャ領域を表示する場合)は、許容錯乱円径がイメージャの画素ピッチとなるため、少しのX−Y方向の移動でも表示画面で動いているのが見えてしまう。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ライブビュー表示を拡大表示した際の不具合を解消することが可能なデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明のデジタルカメラの一態様は、
ユーザにより回転操作が可能な操作部材と、
前記操作部材の回転速度または回転角度と回転方向とを検出し、検出結果に従ってフォーカスレンズの駆動を制御するフォーカスレンズ駆動制御手段と、
ライブビュー表示倍率の変更を指示する指示部と、
を有するライブビュー表示が可能なデジタルカメラにおいて、
前記指示部によるライブビュー表示倍率の変更指示に伴って、前記フォーカスレンズ駆動手段のフォーカスレンズ駆動感度を変更することを特徴とする。
また、本発明のデジタルカメラの別の態様は、
光学的に手振れを補正する手振れ補正ユニットと、
ライブビュー表示倍率の変更を指示する指示部と、
を有するライブビュー表示が可能なデジタルカメラにおいて、
前記指示部によるライブビュー表示倍率の変更指示に伴って、前記手振れ補正ユニットの手振れ補正感度を変更することを特徴とする。
本発明によれば、ライブビュー表示を拡大表示した際の不具合を解消することが可能なデジタルカメラを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るデジタルカメラのフォーカスレンズ駆動感度変更動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 図3は、第1実施形態に係るデジタルカメラにおける感度変更の例を説明するための、フォーカスリングの単位時間当たり回転数とフォーカスレンズの駆動量との関係を示す図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラの構成を示す図である。 図5は、第2実施形態に係るデジタルカメラの手振れ補正感度変更動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 図6は、第2実施形態に係るデジタルカメラにおける感度変更の例を説明するための、手振れ検出量と補正駆動量との関係を示す図である。 図7は、デジタルカメラによる撮影状況を示す図である。 図8(A)は、ライブビュー表示の例を示す図であり、図8(B)は、ライブビュー表示の拡大表示の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本第1実施形態は、ライブビュー表示が拡大された場合であっても容易にマニュアルにてフォーカスさせることが可能なデジタルカメラを提供しようとするものである。
本第1実施形態に係るデジタルカメラは、図1に示すように、ボディ部10とレンズ部20とからなるレンズ交換式デジタルカメラである。
上記レンズ部20は、上記ボディ部10に対して着脱自在に構成された交換レンズとして提供されるものであり、フォーカスレンズ21、フォーカス駆動部22、フォーカスリング23、フォーカスリング回転検出部24、レンズCPU25、通信部26等を備える。
ここで、フォーカスレンズ21は、被写体からの光束を結像する撮影光学系であり、フォーカス駆動部22によって光軸方向に駆動することでフォーカスを調整できるようになっている。デジタルカメラでは、このフォーカス調整はオートフォーカス(AF)機能により自動で行われるが、ユーザがマニュアル操作でフォーカス調整可能な機種も存在する。フォーカスリング23は、そのためのユーザの操作部材である。このフォーカスリング23は、ユーザにより回転操作が可能な操作部材であり、その回転方向でフォーカスレンズ21の駆動方向を指示し、その回転速度または回転角度によりフォーカスレンズ21の駆動量を指示するように構成されている。フォーカスリング回転検出部24は、このフォーカスリング23の回転方向と回転速度または回転角度とを検出し、その検出結果をレンズCPU25に入力する。レンズCPU25は、ボディ部10と通信部26を介して通信を行って、当該レンズ部20内の各部を制御するものであり、上記フォーカスリング回転検出部24からの検出結果に従って、上記フォーカス駆動部22へ駆動指示を行うことで、上記フォーカスレンズ21のフォーカス位置を調整する機能を備える。また、AFのために、上記フォーカスレンズ21のフォーカス位置を検出する不図示フォーカスエンコーダの検出結果を通信部26を介してボディ部10に送信したりする機能も備える。
一方、ボディ部10は、カメラCPU11、撮像素子12、画像処理回路13、表示回路14、表示部15、表示倍率指示部16、MF/AF指示部17、通信部18等を備える。
ここで、カメラCPU11は、当該ボディ部10内の各部を制御するものである。撮像素子12は、上記フォーカスレンズ21を透過した被写体光を受光して、上記カメラCPU11の制御の下に被写体像を映像信号に光電変換する。画像処理回路13は、上記カメラCPU11の制御の下に、上記撮像素子12から定期的な間隔で画素間引きあるいは画素加算などを行いながら電荷を読み出して画像信号を生成し、ゲイン制御やサンプルホールド制御等の処理を施した後、A/D変換して出力する。そして、表示回路14は、そのA/D変換された画像信号を記憶するメモリを備え、上記カメラCPU11の制御の下に、該メモリに記憶された画像信号を読み出し、D/A変換して液晶モニタ等の表示部15に表示することで、ライブビュー表示を行う。
表示倍率指示部16は、そのライブビュー表示の倍率及び拡大する部分を指示する操作部材であり、これは、専用の操作ボタンとして提供されても良いし、表示部15に階層メニューを表示して、その中から選択するような形態であっても構わない。
カメラCPU11は、この表示倍率指示部16によってユーザが指示した倍率でユーザが指定した部分の画像を表示するよう、画像処理回路13または表示回路14を制御する。例えば、拡大表示方式が、表示のみ変更するデジタル拡大方式の場合には、拡大する部分の画素を連続的に複数回読み出すよう表示回路14を制御する。また、拡大表示方式が、撮像素子12の読み出し方法まで変更する拡大方式の場合には、撮像素子12から拡大する部分の画素の電荷をそのまま読み出す画素等倍読み出しを行うよう画像処理回路13を制御する。さらに、カメラCPU11は、この表示倍率指示部16によってユーザが指示した倍率の表示倍率情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する。
MF/AF指示部17は、マニュアルフォーカス(MF)とAFとの切り替えを指示する操作部材であり、これは、専用の操作ボタンとして提供されても良いし、表示部15に階層メニューを表示して、その中から選択するような形態であっても構わない。
カメラCPU11は、このMF/AF指示部17によるユーザ指示に従ってAF機能の開始/停止を制御すると共に、そのMF/AF指示部17による指示内容を示すAF/MF情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する。
レンズ部20のレンズCPU25は、ボディ部10からの上記表示倍率情報及びAF/MF情報を通信部26を介して受信し、それらに従って、詳細は後述するように、フォーカスレンズ駆動感度を変更する。
なお、レリーズボタン操作による撮影要求がなされた際には、画像処理回路13は、上記カメラCPU11の制御の下に、上記撮像素子12から全ての電荷を画素等倍で読み出して画像信号を生成し、ゲイン制御やサンプルホールド制御等の処理を施した後、A/D変換して出力する。そして、そのA/D変換された画像信号に、不図示の圧縮伸張回路により上記カメラCPU11の制御の下に、JPEG等の所定の圧縮処理を施して、ボディ部10に内蔵又は着脱自在な不図示の記録メモリに記録する。
次に、上記のような構成のデジタルカメラのカメラCPU11及びレンズCPU25におけるフォーカスレンズ駆動感度変更動作を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
カメラCPU11は、まず、MF/AF指示部17の指示状態を読み込み(ステップS11)、AF/MFが変更されたか否かを判断する(ステップS12)。ここで、変更されていた場合には、MF/AF指示部17による指示内容を示すAF/MF情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する(ステップS13)。
その後、あるいは上記ステップS12で変更がなかったと判断された場合、さらに、表示倍率指示部16の指示内容を読み込み(ステップS14)、表示倍率が変更されたか否かを判断する(ステップS15)。ここで、変更されていた場合には、表示倍率指示部16による指示内容を示す表示倍率情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する(ステップS16)。
その後、あるいは上記ステップS15で変更がなかったと判断された場合、上記ステップS11に戻る。
一方、レンズCPU25は、ボディ部10からの通信部26を介した通信要求待ちとなっており(ステップS21)、通信要求を受けると、ボディ部10からの情報を通信部26を介して取得する(ステップS22)。この場合の情報としては、カメラCPU11が上記ステップS13で送信したAF/MF情報又は上記ステップS16で送信した表示倍率情報であり、レンズCPU25はその内容を図示しない内部メモリに保存する。
その後、内部メモリに保存された情報を基に現在MFモードであるか否かを判断し(ステップS23)、MFモードではなくてAFモードであれば、上記ステップS21に戻る。
これに対して、MFモードであれば、さらに、内部メモリに保存された情報を基に現在拡大表示が指示されているか否かを判断する(ステップS24)。ここで、拡大表示が指示されていない場合つまり全体表示が指示されている場合には、フォーカスレンズ駆動感度は標準に設定して(ステップS25)、上記ステップS21に戻る。また、拡大表示が指示されている場合には、フォーカスレンズ駆動感度を下げて(ステップS26)、上記ステップS21に戻る。
ここで、フォーカスレンズ駆動感度を下げるとは、例えば、図3に示すように、フォーカスリング23の回転角に対してフォーカスレンズ21の駆動量を減らすことである。即ち、単位時間当たりのフォーカスリング23の回転角が同じであっても、フォーカスレンズ21の駆動量を、全体表示の場合よりも少なくなるようにする。
さらには、拡大表示時には、フォーカスリング23の回転角の最低検出量を小さくし、全体表示時よりも小さな駆動ができるようにすることが好ましい。
また、感度を変更する量は、レンズのF−No、焦点距離、フォーカス位置に応じた値にすることも可能である。
さらには、拡大方式が表示のみ変更するデジタル拡大方式であるのか、撮像素子12からの読み出し方式まで変更する拡大方式かに応じて、値を変更するようにしても良い。その場合には、拡大方式が何れの方式であるのかも、カメラCPU11からレンズCPU25に通信するものとする。
なお、レンズCPU25は、全体表示時、拡大表示時の図3のグラフの関係をテーブルとして記憶したメモリを備え、使用するテーブルを切り替えることで感度変更するようにしても良いし、演算式によって駆動量を演算する構成であれば、使用する演算式を切り替えることで感度変更するようにすれば良い。
以上のように、本第1実施形態によれば、ユーザにより回転操作が可能な操作部材であるフォーカスリング23と、該フォーカスリング23の回転速度または回転角度と回転方向とを検出し、検出結果に従ってフォーカスレンズ21の駆動を制御するフォーカスレンズ駆動制御手段として機能するフォーカスリング回転検出部24、レンズCPU25及びフォーカス駆動部22と、ライブビュー表示倍率の変更を指示する指示部として機能する表示倍率指示部16と、を有するライブビュー表示が可能なデジタルカメラにおいて、表示倍率指示部16によるライブビュー表示倍率の変更指示に伴って、フォーカスレンズ21の駆動感度を変更するようにしたことにより、ライブビュー表示を拡大表示した際の不具合を解消することが可能となる。
特に、ライブビュー表示時にマニュアルフォーカスをする際、表示倍率に応じてフォーカスリング23の操作に応じたフォーカスレンズ21の駆動感度を変えることで、ライブビュー拡大表示時でも微妙なマニュアル合焦が容易となるマニュアルフォーカスシステムを供給することができるようになる。
即ち、ライブビュー拡大表示時には、フォーカスレンズ21の駆動感度を下げることによって、フォーカスリング23を大きく動かしてもフォーカスレンズ21はそれ程動かないので、マニュアルフォーカス操作に要求される繊細さが低減される。従って、特に、撮像素子が大きく、レンズF値の小さなものが選択可能なレンズ交換式デジタルカメラにおいて好適である。
また、ライブビュー拡大表示時には、フォーカスリング23の回転角の最低検出量を小さくすることで、ライブビュー全体表示時にはフォーカスレンズ21が移動されないような僅かなフォーカスリング23の操作でもフォーカスレンズ21を微小量移動させることができるので、より微妙なフォーカス合せが可能となる。
なお、MF/AF指示部17は、ボディ部10側ではなくてレンズ部20側に設けても良い。その場合には、MF/AF指示部17の状態はレンズCPU25で検出して、通信部26によりボディ部10のカメラCPU11に通信する構成とすれば良い。
同様に、表示倍率指示部16もボディ部10側ではなくてレンズ部20側に設けても良い。その場合にも、表示倍率指示部16の状態はレンズCPU25で検出して、通信部26によりボディ部10のカメラCPU11に通信する構成とすれば良い。
[第2実施形態]
本第2実施形態は、ライブビュー表示が拡大された場合に手振れ補正がなされた場合でも、見栄えの影響を抑えることが可能なデジタルカメラを提供しようとするものである。
本第2実施形態に係るデジタルカメラは、図4に示すように、ボディ部10とレンズ部20とからなるレンズ交換式デジタルカメラである。
上記レンズ部20は、上記ボディ部10に対して着脱自在に構成された交換レンズとして提供されるものであり、フォーカスレンズ21、レンズCPU25、通信部26、手振れ検出部27、手振れ駆動部28等を備える。
ここで、フォーカスレンズ21は、被写体からの光束を結像する撮影光学系である。手振れ検出部27は、例えば加速度センサや角速度センサを用いて当該デジタルカメラの手振れ状態を検出するものであり、その検出結果をレンズCPU25に入力する。また、手振れ駆動部28は、上記フォーカスレンズ21を手振れを相殺する方向に移動させる等、光学的に手振れを補正するものである。レンズCPU25は、ボディ部10と通信部26を介して通信を行って、当該レンズ部20内の各部を制御するものであり、上記手振れ検出部27からの検出結果に従って、上記手振れ駆動部28へ駆動指示を行うことで手振れ補正する機能を備える。また、AFのために、上記フォーカスレンズ21のフォーカス位置を検出する不図示フォーカスエンコーダの検出結果を通信部26を介してボディ部10に送信したりする機能も備える。
一方、ボディ部10は、カメラCPU11、撮像素子12、画像処理回路13、表示回路14、表示部15、表示倍率指示部16、通信部18、手振れ補正指示部19等を備える。
ここで、カメラCPU11は、当該ボディ部10内の各部を制御するものである。撮像素子12、画像処理回路13、表示回路14、表示部15、表示倍率指示部16及び通信部18は、上記第1実施形態で説明したものと同様であり、よって、その説明は省略する。
手振れ補正指示部19は、手振れ補正を行うか否かを指示する操作部材であり、これは、専用の操作ボタンとして提供されても良いし、表示部15に階層メニューを表示して、その中から選択するような形態であっても構わない。カメラCPU11は、この手振れ補正指示部19による指示内容を示す手振れ補正情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する。
レンズ部20のレンズCPU25は、ボディ部10からの表示倍率情報とこの手振れ補正情報を通信部26を介して受信し、それらに従って、以下のように、手振れ補正感度を変更する。
ここで、上記のような構成のデジタルカメラのカメラCPU11及びレンズCPU25における手振れ補正感度変更動作を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
カメラCPU11は、まず、手振れ補正指示部19の指示状態を読み込み(ステップS17)、手振れ補正の有無が変更されたか否かを判断する(ステップS18)。ここで、変更されていた場合には、手振れ補正指示部19による指示内容を示す手振れ補正情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する(ステップS19)。
その後、あるいは上記ステップS18で変更がなかったと判断された場合、さらに、表示倍率指示部16の指示内容を読み込み(ステップS14)、表示倍率が変更されたか否かを判断する(ステップS15)。ここで、変更されていた場合には、表示倍率指示部16による指示内容を示す表示倍率情報を通信部18を介してレンズ部20に送信する(ステップS16)。
その後、あるいは上記ステップS15で変更がなかったと判断された場合、上記ステップS11に戻る。
一方、レンズCPU25は、ボディ部10からの通信部26を介した通信要求待ちとなっており(ステップS21)、通信要求を受けると、ボディ部10からの情報を通信部26を介して取得する(ステップS22)。この場合の情報としては、カメラCPU11が上記ステップS19で送信した手振れ補正情報又は上記ステップS16で送信した表示倍率情報であり、レンズCPU25はその内容を図示しない内部メモリに保存する。
その後、内部メモリに保存された情報を基に現在手振れ補正モードであるか否かを判断し(ステップS27)、手振れ補正モードでなければ、上記ステップS21に戻る。
これに対して、手振れ補正モードであれば、さらに、内部メモリに保存された情報を基に現在拡大表示が指示されているか否かを判断する(ステップS28)。ここで、拡大表示が指示されていない場合つまり全体表示が指示されている場合には、手振れ補正感度は標準に設定して(ステップS29)、上記ステップS21に戻る。また、拡大表示が指示されている場合には、手振れ補正感度を上げて(ステップS30)、上記ステップS21に戻る。
ここで、手振れ補正感度を上げるとは、例えば、図6に示すように、手振れの最低検出量を小さくし、全体表示時よりも小さな手振れ量でも手振れ補正駆動ができるようにすることである。
感度を変更する量は、レンズのF−No、焦点距離、フォーカス位置に応じた値にすることも可能である。
さらには、拡大方式が表示のみ変更するデジタル拡大方式であるのか、撮像素子12からの読み出し方式まで変更する拡大方式かに応じて、値を変更するようにしても良い。その場合には、拡大方式が何れの方式であるのかも、カメラCPU11からレンズCPU25に通信するものとする。
なお、レンズCPU25は、全体表示時、拡大表示時の図6のグラフの関係をテーブルとして記憶したメモリを備え、使用するテーブルを切り替えることで感度変更するようにしても良いし、演算式によって駆動量を演算する構成であれば、使用する演算式を切り替えることで感度変更するようにすれば良い。
以上のように、本第2実施形態によれば、光学的に手振れを補正する手振れ補正ユニットとして機能するレンズCPU25及び手振れ駆動部28と、ライブビュー表示倍率の変更を指示する指示部として機能する表示倍率指示部16と、を有するライブビュー表示が可能なデジタルカメラにおいて、表示倍率指示部16によるライブビュー表示倍率の変更指示に伴って、手振れ補正感度を変更するようにしたことにより、ライブビュー表示を拡大表示した際の不具合を解消することが可能なデジタルカメラを提供することができる。
特に、ライブビュー表示時に手振れ補正をする際、表示倍率に応じて手振れ補正量を変えることで、ライブビュー拡大時でも破綻のない画面表示を提供できるようになる。
即ち、ライブビュー拡大表示時には、手振れ補正感度を上げることによって、ごく僅かな手振れでも手振れ補正することができるので、少しのX−Y方向の移動でも表示画面で動いているのが見えてしまうということが無くなる。
なお、表示倍率指示部16は、ボディ部10側ではなくてレンズ部20側に設けても良い。その場合、表示倍率指示部16の状態はレンズCPU25で検出して、通信部26によりボディ部10のカメラCPU11に通信する構成とすれば良い。
また、手振れ補正指示部19も、ボディ部10側ではなくてレンズ部20側に設けても良い。その場合には、手振れ補正指示部19の状態はレンズCPU25で検出すれば良い。
さらに、手振れ検出部27についても、レンズ部20側ではなくてボディ部10側に設けても良い。その場合には、手振れ検出部27の状態はカメラCPU11で検出して、通信部18によりレンズ部20のレンズCPU25に通信する構成とすれば良い。ボディ部10側に手振れ検出部27を設けた場合、撮像素子12で撮像した画像から像ブレを検出することで、手振れ検出する方式を採ることもできる。
また、手振れ駆動部28も、レンズ部20側ではなくてボディ部10側に設けても良い。その場合には、レンズCPU25から通信部18によりボディ部10へ切り替えた感度による駆動情報を通信する構成としても良いし、レンズCPU25から通信部18によりボディ部10へ手振れ検出量情報を通信して、カメラCPU11で手振れ補正感度を切り替えるようにしても良い。あるいは、手振れ検出部27もボディ部10側に設けて、カメラCPU11で手振れ補正感度を切り替えるようにしても構わない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記第1実施形態と上記第2実施形態とを組み合わせ、フォーカスレンズ駆動感度と手振れ補正感度との両方をライブビュー表示の倍率に応じて切り替えるようにしても良い。
また、上記第1及び第2実施形態は、レンズ交換式デジタルカメラを例に説明したが、コンパクトカメラなどのレンズ一体型デジタルカメラにも適用可能なことは勿論である。
10…ボディ部、 11…カメラCPU、 12…撮像素子、 13…画像処理回路、 14…表示回路、 15…表示部、 16…表示倍率指示部、 17…MF/AF指示部、 18…通信部、 19…手振れ補正指示部、 20…レンズ部、 21…フォーカスレンズ、 22…フォーカス駆動部、 23…フォーカスリング、 24…フォーカスリング回転検出部、 25…レンズCPU、 26…通信部、 27…手振れ検出部、 28…手振れ駆動部、 100…デジタルカメラ、 101…液晶モニタ、 102…拡大表示枠、 200…被写体。

Claims (4)

  1. ユーザにより回転操作が可能な操作部材と、
    前記操作部材の回転速度または回転角度と回転方向とを検出し、検出結果に従ってフォーカスレンズの駆動を制御するフォーカスレンズ駆動制御手段と、
    ライブビュー表示倍率の変更を指示する指示部と、
    を有するライブビュー表示が可能なデジタルカメラにおいて、
    前記指示部によるライブビュー表示倍率の変更指示に伴って、前記フォーカスレンズ駆動手段のフォーカスレンズ駆動感度を変更することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記ライブビュー表示倍率を拡大する指示に伴って、前記フォーカスレンズ駆動感度を下げることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 光学的に手振れを補正する手振れ補正ユニットと、
    ライブビュー表示倍率の変更を指示する指示部と、
    を有するライブビュー表示が可能なデジタルカメラにおいて、
    前記指示部によるライブビュー表示倍率の変更指示に伴って、前記手振れ補正ユニットの手振れ補正感度を変更することを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 前記ライブビュー表示倍率を拡大する指示に伴って、前記手振れ補正感度を上げることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
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