JP2002162556A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2002162556A
JP2002162556A JP2000361714A JP2000361714A JP2002162556A JP 2002162556 A JP2002162556 A JP 2002162556A JP 2000361714 A JP2000361714 A JP 2000361714A JP 2000361714 A JP2000361714 A JP 2000361714A JP 2002162556 A JP2002162556 A JP 2002162556A
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aperture
cam
lens
zoom
driving
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JP2000361714A
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English (en)
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立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/69Control of means for changing angle of the field of view, e.g. optical zoom objectives or electronic zooming

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成により所定のズーム値と任意の絞り
値とを組み合わせて設定することが可能なレンズ駆動装
置を提供する。 【解決手段】このレンズ駆動装置が組み込まれたレンズ
鏡筒1は、固定枠2と、固定枠2に回動動自在に嵌入す
るカム環3と、カム環3に進退自在の嵌入する第一,二
群レンズ枠4,5と、第一群レンズ枠4に回動自在に支
持される絞りリング6とを有してなり、カム環3には、
レンズ枠4,5を段階的ズーム位置に駆動する斜行カム
溝と、各ズーム位置に保持する周方向カム溝と、絞りリ
ング6を駆動する絞りカム溝とが設けられており、レン
ズ枠4,5が各ズーム位置に固定して位置した状態のま
までカム環3を回動して絞りリング6を回動させ、撮影
レンズの絞り値を設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置における
レンズ光学系の進退と絞り開閉を行うレンズ駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子カメラや引き伸し機等の光学
装置に適用されるレンズ光学系の進退と絞り開閉を行う
レンズ駆動装置に関して提案された特開平11−287
941号公報に開示のものは、単一の駆動源によりレン
ズの進退駆動と絞り駆動とを行うレンズ駆動装置に関す
るものである。
【0003】この従来のレンズ駆動装置においては、鏡
筒に形成したカムに不感帯部を設ける。レンズが移動し
て上記不感帯部に位置したときに上記鏡筒の回動で絞り
を開閉させる。鏡筒を逆転させて上記絞りの開度を維持
した状態でレンズを逆方向に移動させることでレンズ倍
率変更と合焦駆動と絞り開閉の各動作を単一の駆動源で
行うことができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の特開平
11−287941号公報に開示のレンズ駆動装置で
は、絞りをセットする場合にレンズを初期位置に戻す必
要があり、任意の絞り値と特定のレンズ位置とを組み合
わせる場合、所要時間が長くなる。また、絞り駆動を行
うために駆動板を用いる必要があるので、鏡筒の外径が
大きくなり、上記装置が組み込まれる機器の大型化を招
くといった不都合もあった。
【0005】本発明は、上述の不都合を解決するために
なされたものであり、簡単な構成により所定のズーム値
と任意の絞り値とを組み合わせて設定することが可能で
あるレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
レンズ駆動装置は、段階的に複数の焦点距離値に変更可
能なレンズ光学系と、上記レンズ光学系の中に設けら
れ、その絞り値を変更可能な絞り装置と、上記撮影レン
ズ系の焦点距離値と上記絞り装置の絞り値を切り換える
ための単一の駆動源と、上記レンズ光学系を駆動して焦
点距離値を変更し、上記複数の焦点距離値のそれぞれに
おいて、その焦点距離値を固定して上記絞り装置の絞り
値を変更する駆動手段とを有しており、上記駆動源によ
り上記レンズ光学系を駆動し、その焦点距離値を固定し
た状態で上記絞り装置を駆動して絞り値を変更する。
【0007】本発明の請求項2記載のレンズ駆動装置
は、少なくとも2群以上の移動レンズ群枠と、上記移動
レンズ群枠の1つに設けられた絞り装置と、上記移動レ
ンズ群枠を駆動する範囲の第一のカム部と、上記移動レ
ンズ群枠を駆動しない範囲の第二のカム部と、上記移動
レンズ群枠が上記第二のカム部により位置決めされてい
るときに上記絞り装置を駆動する第三のカム部とを有す
るカム手段と、上記カム手段によって上記移動レンズ群
枠と上記絞り装置を駆動するための単一の駆動源とを有
しており、上記駆動源により上記カム手段を駆動するこ
とにより上記第一のカム部で移動レンズ群枠を駆動し、
上記第三のカム部により絞り装置を駆動する。
【0008】本発明の請求項3記載のレンズ駆動装置
は、少なくとも2群以上の移動レンズ群枠と、上記移動
レンズ群枠の1つに設けられた絞り装置と、上記移動レ
ンズ群枠を駆動する範囲の第一のカム部と、上記移動レ
ンズ群枠を駆動しない範囲の第二のカム部と、上記移動
レンズ群枠が上記第二のカム部により位置決めされてい
るときに上記絞り装置を駆動する第三のカム部とを有す
るカム手段と、上記カム手段によって上記移動レンズ群
枠と上記絞り装置を駆動するための単一の駆動源と、上
記駆動源によってカム手段を駆動し、上記移動レンズ群
枠の移動によって得られる焦点距離と上記絞り装置の絞
りを制御する制御手段とを有しており、上記制御手段の
制御に基づいて上記駆動源を駆動することにより上記カ
ム手段を介して上記第一のカム部で移動レンズ群枠を駆
動し、上記移動レンズ群枠の焦点距離を設定し、さら
に、上記第三のカム部により上記絞り装置を駆動して、
上記絞り装置の絞りを設定する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態のレン
ズ駆動装置が組み込まれたレンズ鏡筒の分解斜視図であ
る。図2は、図1のA−A断面図であって、上記レンズ
鏡筒を構成する第一群レンズ枠と絞り枠を結像面側から
見た図である。図3は、上記レンズ鏡筒を構成する固定
枠とカム環のカム溝の展開図である。図4(A),
(B),(C)は、上記カム環の絞りカム溝により絞り
枠の絞り駆動ピンが駆動される状態を示す動作状態展開
図である。図5は、レンズ枠のカム溝とエンコ−ダ出力
との関係を示す図である。
【0010】なお、以下の説明で動作の回動方向として
レンズ鏡筒の被写体側(図1の下方側)から見て時計回
り(結像側から見て反時計回り)をD1 方向とし、被写
体側から見て反時計回り(結像側から見て時計回り)を
D2 方向とする。また、光軸方向のレンズ鏡筒の被写体
側を前方とし、レンズ鏡筒の結像側を後方とする。
【0011】まず、上記図1〜図4(C)を用いて上記
レンズ鏡筒の構造から説明する。図1に示すように本実
施形態のレンズ鏡筒1は、固定枠2と、固定枠2の内周
2aに回動可能に嵌入する駆動手段としてのカム環3
と、カム環3の内周に相対回動可能に嵌入する移動レン
ズ群枠としての第一群レンズ枠4と、同じくカム環3の
内周に相対回動可能に嵌入する移動レンズ群枠としての
第二群レンズ枠5と、駆動ギヤ部を介してカム環3を回
動駆動する単一の駆動源としての駆動モータ21と、カ
ム環3の回動位置およびレンズ位置検出用エンコ−ダを
構成するフォトリフレクタ(以下、PRと記載する)2
8と、駆動モータ21の回転量検出用のフォトインタラ
プタ(以下、PIと記載する)26とを有してなる。
【0012】上記レンズ鏡筒1は、電子カメラ60(図
7参照)に内蔵されるものであり、その電子カメラ60
においては、後述するように制御手段としてのシステム
コントローラであるCPU(Central Processing Uni
t)31の制御のもとで撮像処理制御、および、ズーミ
ングおよび絞り駆動制御がなされる。また、本カメラ6
0では、撮像系の被写界深度が深いことからフォーカシ
ング駆動は不要とする。
【0013】上記固定枠2には、レンズ枠4,5のカム
フォロア11,12が嵌入し、そのカムフォロアをレン
ズ光軸(以下、光軸と記載する)O方向にガイドする3
本の直進溝2bと、絞りリング6の絞り駆動ピン13の
逃げ部となる開口2cと、PR28の取り付け用開口部
2dとが設けられている。
【0014】上記カム環3には、上記カムフォロア1
1,12が嵌入し、そのカムフォロアをレンズ光軸(以
下、光軸と記載する)O方向に進退駆動するための各3
本のカム溝(駆動手段,カム手段)3b,3cと、上記
絞り駆動ピン13を光軸O周りの回動方向に駆動するた
めの絞りカム溝(駆動手段,カム手段)3dと、回動駆
動用のギヤ部3eとが設けられている。
【0015】さらに、カム環3には、外周部の周方向に
沿ってカム環回動位置検出用反射テープ27が貼付され
ている。その反射テープ位置が固定枠1に支持されるP
R28により検出される。その出力は、カム環3の回動
位置を示すエンコーダ出力として後述するCPU31に
取り込まれ、ズーム駆動,絞り駆動等の制御に用いられ
る。
【0016】また、カム環3のギヤ部3eには、ギヤ2
4が噛合しており、上記ギヤ24は、それと一体のギヤ
23を介して駆動モータ21のピニオン22に噛合して
いる。したがって、駆動モータ21によりカム環3は回
動駆動される。駆動モータ21の回転量は、モータ軸に
固着されるスリット板25の回転をPI26により検出
し、その出力を後述するCPU31に取り込むことで検
知される。
【0017】上記第一群レンズ枠4には、ズームレンズ
を構成する第一群レンズ15が保持されており、枠外周
の3つのカムフォロア取り付け穴4aに3つのカムフォ
ロア11がそれぞれ固着されている。上記カムフォロア
11は、カム環3のカム溝3b、さらに、固定枠2の直
進溝2bに摺動自在に嵌入する。そして、第一群レンズ
枠4の内周部には、絞り装置である絞りリング6が光軸
O回りに回動自在に組み込まれている(図2参照)。こ
の第一群レンズ枠4には開口4dの周囲にレンズ光軸O
に平行な不図示の丸穴が6つ設けられている。
【0018】上記第二群レンズ枠5には、ズームレンズ
を構成する第二群レンズ16が保持されており、枠外周
の3つのカムフォロア取り付け穴5aに3つのカムフォ
ロア12がそれぞれ固着されている。上記カムフォロア
12は、カム環3のカム溝3c、さらに、固定枠2の直
進溝2bに摺動自在に嵌入する。
【0019】上記絞りリング6は、その外周部に取り付
け穴6aを有し、その穴にカム環3の絞りカム溝3dで
駆動される絞り駆動ピン13が固着される。そして、そ
の内周部に絞り開口6eを有している。この絞りリング
6は、その中心から放射状に板厚方向に貫通した6つの
長穴6bを有している。
【0020】また、絞りリング6と第一群レンズ枠4の
間に挟まれるように第一群レンズ15の鏡筒結像側に絞
り開口6eを開閉するための6枚構成の絞り羽根7が組
み込まれている。
【0021】上記絞り羽根7は、各々の羽根に2本のピ
ンが固定され、そのうちの1本の羽根ピン7aは、上記
丸穴の1つに回転可能に嵌合し、もう1本の羽根ピン7
bは、上記絞りリング6に設けられた長穴6bの1つに
その長穴の長手方向に摺動可能に嵌合している。
【0022】絞り駆動ピン13は、第一群レンズ枠4の
開口溝4bより外方に突出しており、その絞り駆動ピン
13がカム環3の絞りカム溝3dのピン当接面により押
圧駆動され、絞りリング6が回転されることで絞り羽根
7が羽根ピン7aを中心に回動して絞り開口が変化す
る。
【0023】上記絞りリング6の外周には、ストッパ6
cと突起6dが設けられている。一方、第一群レンズ枠
4の内周にストッパ4cが設けられている。上記突起6
dには、絞りリング付勢バネ9の一端が懸架されてお
り、そのバネの他端は、第一群レンズ枠4の内周部に懸
架されている。したがって、絞りリング6は、第一群レ
ンズ枠4に対してD2 方向に付勢された状態で支持され
る。絞り駆動ピン13が解放された状態では、ストッパ
4cと6cが当接し、最小絞り状態となる。
【0024】上記絞り駆動ピン13の解放状態で図2に
示すように第一群レンズ枠4のカムフォロア11と絞り
駆動ピン13とは光軸O回りに相対角度θA をなしてお
り、そのとき、絞りリング6は絞り羽根7に最小絞りを
与える。また、絞り駆動ピン13を絞り付勢バネ9の付
勢力に抗して上記角度θA からさらに最大角度θC だけ
D1 方向に移動させたとき、絞りリング6は開放絞りを
与える。絞り駆動ピン13が上記角度θA から角度θC
まで間の角度θB にあるときは、絞りリング6は絞り羽
根7に最小絞りから開放絞りの間の任意の大きさの絞り
値を与える。
【0025】上記カム環3に設けられるカム溝3b,3
cには、第一群レンズ枠4のカムフォロア11と第二群
レンズ枠5のカムフォロア12がそれぞれ摺動自在に嵌
入している。
【0026】上記カム溝3b,3cは、図3のカム溝展
開図、または、図5のカム溝とエンコ−ダ出力との関係
を示す図に示すように第一群レンズ枠4と第二群レンズ
枠5を光軸O方向に駆動するため、光軸Oに対して斜行
するレンズ枠駆動領域(第一のカム部)S1 ,S3 ,S
5 としての斜行カム溝3b1,3c1と、斜行カム溝3b3,
3c3と、斜行カム溝3b5,3c5とを有している。さら
に、上記2つのレンズ枠を光軸O方向に駆動せず所定の
ズーム位置を保持する周方向に沿ったカム溝で形成され
るレンズ枠非駆動領域(第二のカム部)であって、ワイ
ド域S2 の周方向カム溝3b2,3c2と、ズーム標準域S
4 の周方向カム溝3b4 ,3c4と、テレ域S6 の周方向
カム溝3b6,3c6とを有している。そして、上記斜行カ
ム溝と周方向カム溝とがそれぞれ交互に連らなった状態
で一対のカム溝3bおよびカム溝3cを連続して形成す
る。
【0027】なお、カム環3上には、上記一対のカム溝
3bおよびカム溝3cが三対設けられている。また、図
5には、第一群レンズ枠4を駆動制御するためのカムフ
ォロア11が嵌合するカム環3のカム溝3bのみの展開
形状が示されているが、カム環3のカム溝3cもカム環
3の回転方向に対して同位相の斜行カム溝と周方向カム
溝とで形成されている。
【0028】レンズ枠4,5のカムフォロア11および
12がカム環3のカム溝3b,3cの上記斜行カム溝中
に嵌入している状態でカム環3がD1 方向に回動する
と、カムフォロア11および12は、固定枠2の直進溝
2bで直進ガイドされながら互いに間隔を変えながら光
軸O方向に移動し、第一群レンズ枠4と第二群レンズ枠
5は、沈胴位置からワイド位置へ、または、ワイド位置
からズーム標準位置(ズーム中間位置)へ、あるいは、
ズーム標準位置からテレ位置にそれぞれ繰り出される。
カム環3がD2 方向に回動すると上述の方向と逆方向に
繰り込まれる。
【0029】また、レンズ枠4,5のカムフォロア11
および12がカム環3のカム溝3b,3cの上記周方向
カム溝に嵌入している状態でカム環3がD1 、または、
D2方向の回動してもカムフォロア11,12は、光軸
O方向に移動せず、第一群レンズ枠4と第二群レンズ枠
5は進退することなく、互いに所定の間隔を保ちながら
ワイド位置、または、ズーム標準位置、または、テレ位
置にそれぞれ保持される。
【0030】第一群レンズ枠4のカムフォロア11が上
記カム環3のカム溝3b上を相対的に摺動移動した場
合、図5のカム溝とエンコ−ダ出力との関係図に示すよ
うに、カムフォロア11がカム溝3bのワイド域S2
(周方向カム溝3b2),ズーム標準域S4 (周方向カム
溝3b4),テレ域S6 (周方向カム溝3b6)上のそれぞ
れの沈胴位置側寄りでPR28のエンコ−ダ出力が
“H”(高出力レベル)から“L”(低出力レベル)に
切り換わる。また、カムフォロア11がカム溝3bのワ
イド域S2 ,ズーム標準域S4 のそれぞれのテレ位置寄
りの端に到達したとき、PR28のエンコ−ダ出力が
“L”から“H”に切り換わる。
【0031】また、図5に示すようにカム溝3b上のワ
イド域S2 (周方向カム溝3b2)の沈胴位置側端と、上
記PR28のエンコ−ダ出力が“H”から“L”に切り
換わる遷移点との間の領域をワイド停止域RW とする。
【0032】カム溝3b上のズーム標準域S4 (周方向
カム溝3b4)の沈胴位置側の端と上記PR28のエンコ
−ダ出力が“H“から“L”に切り換わる遷移点との間
の領域をズーム標準停止域RS とする。
【0033】カム溝3b上のテレ域S6 (周方向カム溝
3b6)の沈胴位置側の端と上記PR28のエンコ−ダ出
力が“H”から“L”に切り換わる遷移点との間の領域
をテレ停止域RT とする。
【0034】カム環3によりズームワイド駆動を行った
直後、あるいは、絞り駆動前後の状態では、カムフォロ
ア11を上記ワイド停止域RW に停止させる。
【0035】また、カム環3によりズーム標準駆動を行
った直後、あるいは、絞り駆動前後の状態では、カムフ
ォロア11を上記ズーム標準停止域RS に停止させる。
【0036】また、カム環3によりズームテレ駆動を行
った直後、あるいは、絞り駆動前後の状態では、カムフ
ォロア11を上記テレ停止域RT に停止させる。
【0037】一方、上記カム環3に設けられる絞りカム
溝3dには、第一群レンズ枠4の絞り駆動ピン13が挿
入されており、その絞りカム溝3dは、図3の展開図に
示すように斜行する逃げ部3d1,3d3,3d5と、光軸O
と平行な面であって絞り駆動ピン13が当接可能なピン
当接面3d2,3d4,3d6が設けられている。
【0038】上記絞りカム溝3d中には、第一群レンズ
枠4に保持される絞りリング6の絞り駆動ピン13が挿
入されている。また、第一群レンズ枠4が上記ワイド位
置,ズーム標準位置,テレ位置のいずれかにある状態で
は、第一群レンズ枠4と共に絞りリング6も同繰り出し
位置にあるので、絞り駆動ピン13は、絞りカム溝3d
のピン当接面3d2,3d4,3d6に当接可能な位置にあ
る。そこで、カム環3をD1 方向に回動駆動すると、ピ
ン当接面3d2,3d4,3d6の1つで絞り駆動ピン13が
押圧移動される。その絞り駆動ピン13の押圧移動によ
り絞りリング6が第一群レンズ枠4に対して相対的にD
1 方向に回動する。その回動により絞り値が変化する。
【0039】次に、図4(A),(B),(C)の動作
状態展開図により絞り駆動ピン13による絞りリング6
の絞り駆動動作をズームワイド状態を例にして詳しく説
明すると、第一群レンズ枠4,第二群レンズ枠5が共に
沈胴位置にある状態(図3参照)からカム環3がD1 方
向に回動駆動されると、カムフォロア11,12は、カ
ム溝3b,3cの斜行カム溝3b1,3c1により前方に移
動して周方向カム溝3b2,3c2端部のワイド停止域RW
に到達する(図4(A)参照)。そのとき、第一群レン
ズ枠4,第二群レンズ枠5は、ワイド位置に繰り出され
ている。一方、絞りリング6の絞り駆動ピン13は、絞
りカム溝3dの逃げ部3d1中をカムフォロア11と共に
前方に移動して、絞りカム溝3dのピン当接面3d2側方
に位置する(図4(A)参照)。
【0040】そこで、カム環3をD1 方向に回動させ、
PR28のエンコ−ダ出力が“H”から“L”に切り換
わった遷移点(図5のP6 )を基準にして、カム環3が
所定角度回転するとピン当接面3d2が絞り駆動ピン13
に当接する。この状態でカムフォロア11と絞り駆動ピ
ン13とは、角度θA (図2参照)をなし、絞りリング
6の絞り羽根7の絞り状態は、最小絞りの状態である。
【0041】続いて、カム環3をD1 方向に所望の絞り
値に応じて任意角度回動させると、ピン当接面3d2で絞
り駆動ピン13が押圧されてD1 方向に回動移動する。
この状態では、カムフォロア11と絞り駆動ピン13と
は、角度(θA +θB )をなし、絞りリング6の絞り羽
根7の絞り状態は、最小絞りと開放絞りとの間の所望と
する任意の絞り値となる(図4(B)参照)。そこで撮
像が行われる。撮像後にカム環3をD2 方向に回動さ
せ、カムフォロア11,12をもとのワイド停止域RW
に戻す。
【0042】また、絞りを全開にする場合は、カム環3
をさらにD1 方向に所定角度回動させてカムフォロア1
1,12がカム溝3b2,3c2の端部近傍に到達すると、
カムフォロア11と絞り駆動ピン13とは、角度(θA
+θC )をなし、絞りリング6の絞り羽根7の絞り状態
は、開放状態となる(図4(C)参照)。撮像実行後、
カム環3をD2 方向に回動させ、カムフォロア11,1
2をもとのワイド停止域RW に戻す。
【0043】なお、上述の絞り駆動中、第一群レンズ枠
4,第二群レンズ枠5は、ワイド位置を保持したままで
ある。
【0044】第一群レンズ枠4,第二群レンズ枠5が上
記ワイド位置以外のズーム標準位置、テレ位置にズーム
アップされた状態、あるいは、他のズーム位置からズー
ムダウンされた状態でも上述した動作と同様の絞り駆動
が行われる。
【0045】すなわち、カムフォロア11,12がズー
ム対応停止域にある状態から同様にカム環3をD1 方向
に回動させ、絞りリング6をレンズ枠4に対して所定角
度回動させることによって、上述した絞り動作が実行さ
れる。そして、撮像動作実行後、カム環3を回動してカ
ムフォロア11を各ズーム対応停止域である停止域RS
、または、RT 等に戻し、絞りを最小絞りに戻す。そ
の状態で次のズーム駆動、または、絞り,撮像等に対し
て待機する。
【0046】なお、図3乃至図4に示したカム溝の逃げ
部3d1,3d3,3d5は、絞り駆動ピン13に対して完全
に逃げなくてもよい。レンズ光学系のズームアップ,ズ
ームダウン中に絞りが変化しても特に問題にはならない
からである。
【0047】なお、上記カム環3に設けられる絞りカム
溝3dの逃げ部3d1,3d3,3d5は、必ずしも図3に示
したような斜行するカム面である必要はなく、第一群レ
ンズ枠4の繰り出し動作による絞り駆動ピン13の移動
位置から逃げる形状であればよい。例えば、図6に示す
ように絞りカム溝29dが光軸Oと平行な面、および、
直交する面で形成される逃げ部29d1,29d3,29d
5,29d7,29d8を有する逃げ部29dとピン当接面
29d2,29d4,29d6とから形成されていてもよい。
【0048】次に上述したレンズ鏡筒1を内蔵した電子
カメラの構成について、図7のブロック構成図を用いて
説明する。図7に示すように上記電子カメラ60は、カ
メラ全体の制御を行うシステムコントローラとしてのC
PU31と、上述した被写体像を取り込むための撮影レ
ンズおよび絞り装置を内蔵するレンズ鏡筒1と、レンズ
鏡筒1の第一,第二群レンズ15,16より取り込まれ
た被写体像を電気信号に変換する撮像素子41と、後述
する他の撮像のための各制御要素を含んでなる。
【0049】上記レンズ鏡筒1は、すでに記載したよう
に第一群レンズ15を保持する第一群レンズ枠4と、第
二群レンズ16を保持する第二群レンズ枠5とを有して
なり、上記第一群レンズ枠4には、絞り羽根7を有する
絞りリング6(図2参照)が内蔵されている。
【0050】上記2つのレンズ枠4,5と絞り羽根7
は、カム環3のカム溝およびカムフォロア等からなるレ
ンズ・絞り駆動機構36を介して単一の駆動源である駆
動モータ21によって駆動制御される。駆動モータ21
の出力軸にはスリット板25が取り付けられている。さ
らに、スリット板25の近傍に配置されたPI26によ
りスリット板25の回転に応じた出力信号が得られる。
この出力信号は、パルス信号発生回路37でパルス信号
に変換され、CPU31に取り込まれる。上記駆動モー
タ21への電力供給は、駆動回路35を介して行われ
る。
【0051】CPU31は、PI26のパルス信号を検
出しながら駆動回路35を制御することで駆動モータ2
1を必要回転量だけ駆動する。その駆動モータ21でカ
ム環3を回動駆動し、第一,二群レンズ枠4,5および
絞りリング6を駆動し、ズーミング(変倍動作)と絞り
駆動制御がなされる。
【0052】第一群,第二群レンズ枠4,5を精度よく
位置決めするために、カム環3の位置を検出するレンズ
位置エンコ−ダを設けると共に、上記駆動モータ21の
駆動量をPI26のパルス信号により検出し、利用す
る。
【0053】上記レンズ位置エンコーダは、前述したカ
ム環3の外周に貼付された反射テープ27と、固定枠2
に固着され、反射テープ27の反射部27aと非反射部
27bを検出する光センサであるPR(ホトリフレク
タ)28から構成される。
【0054】上記PR28の出力信号であるエンコ−ダ
出力によって粗い精度でカム環3のズーム回動基準位置
(図5のエンコ−ダ出力遷移点P1 〜P6 )、したがっ
て、レンズ枠4,5のワイド位置、ズーム標準位置、テ
レ位置を知ることが可能となる(図5参照)。その検出
精度は、粗いがバックラッシュやガタの影響が無いため
にレンズ枠の位置とエンコーダ出力の関係は変化しな
い。但し、後述するようにカメラ個々は互いにワイド位
置,ズーム標準位置,テレ位置とエンコ−ダ出力の関係
が制作誤差によって微妙に異なるため、カメラ毎に対応
関係のデータが不揮発性メモリ(EEPROM)45に
書き込まれている。その対応関係データに基づいて各ズ
ーム状態でのカム環3の回動基準位置の検出がなされ
る。
【0055】上記PI26のパルス信号とPR28のエ
ンコーダ出力を用いて駆動モータ21を制御すれば、C
PU31はレンズ枠4,5を所望の精度で位置制御がで
きる。後述する絞りの制御に対して上記エンコーダ出力
は重要な意味を持つ。
【0056】EEPROM等で構成される不揮発性メモ
リ45にはカメラシステムを制御する際に必要な制御パ
ラメータが記憶されており、そのパラメータ情報は、必
要に応じてCPU31に取り込まれる。
【0057】測光回路46は、被写体の輝度を検出する
ための回路であり、その出力は、CPU31に取り込ま
れる。
【0058】イメージセンサコントローラ42は、DS
P(Digital Signal Processor)等を含み、CPU31
からの指令に基づいて撮像素子(イメージセンサ)41
を制御する。上記DSPは、撮像素子41から入力した
画像データを所定のフォーマットに変換し、その画像変
換データをフラッシュROM、HDD、FDD等により
構成される画像データ記録メディア43へ格納する。
【0059】液晶モニタ44は、イメージセンサントロ
ーラ42により制御され、画像データによる画像を表示
するLCD表示部で構成される。電源回路32は、シス
テムを構成する各回路ブロックへ電源部33の電力を供
給するための回路であり、CPU31の制御信号に基づ
いて動作する。
【0060】CPU31には電源スイッチ(以下、スイ
ッチはSWと記載する)47、ズームアップSW48、
ズームダウンSW49、レリーズSW50等幾つかの操
作SWが接続されている。上記電源SW47がオン操作
されると、CPU31はシステムの各回路ブロックへ電
力を供給し、カメラを動作可能な状態にする。オフ操作
されると、電力供給を遮断し、動作不可能な状態にす
る。上記ズームアップSW48がオン操作されると、C
PU31が撮影レンズの焦点距離を広角側から長焦点側
へ変倍制御する。上記ズームダウンSW49がオン操作
されると、CPU31は撮影レンズの焦点距離を長焦点
側から広角側へ変倍制御する。上記レリーズSW50が
オン操作されるとCPU31が撮像動作を開始する。
【0061】次に、上述した構成を有する本実施形態の
電子カメラ60の撮像処理動作について、図8〜12の
フローチャートと、図5のカム溝とエンコ−ダ出力との
関係図と、図13の絞り特性線図等を用いて説明する。
なお、図8は、撮影処理のメインルーチンのフローチャ
ートである。図9は、上記メインルーチンで呼び出され
るサブルーチンの“ズームアップ駆動”のフローチャー
トである。図10は、上記メインルーチンで呼び出され
るサブルーチンの“ズームダウン駆動”のフローチャー
トである。図11は、上記メインルーチンで呼び出され
るサブルーチンの“絞り駆動(A)”のフローチャート
である。図12は、上記メインルーチンで呼び出される
サブルーチンの“絞り駆動(B)”のフローチャートで
ある。
【0062】上記図8〜12のメインルーチンおよびサ
ブルーチンの処理動作は、すべてCPU31の制御のも
とで実行される処理である。電源SW47のオンに伴っ
て図8のメインルーチンがスタートし、CPU31が制
御動作を開始する。まず、ステップS100でシステム
起動処理を行う。この起動処理では、電源回路32を制
御してシステムを構成する回路ブロックへ電力を供給す
る。また、各回路の初期化を行う。
【0063】ステップS101では駆動モータ21を駆
動制御し、カム環3を介して撮影レンズ(第一,二群レ
ンズ15,16)を沈胴位置からワイド位置まで駆動す
る。ステップS102ではズームアップSW48の状態
を検出する。ズームアップSW48の操作が無かった場
合(オフの場合)は、ステップS104に移行する。ま
た、ズームアップSW48が操作され、オンが検出され
るとS102からS103へ移行し、後述するサブルー
チン“ズームアップ駆動”が実行される。
【0064】なお、本実施形態のカメラの例では、上記
撮影レンズはワイド,ズーム標準,テレの三段階で変倍
動作が可能とし、上記“ズームアップ駆動”処理が実行
されるとテレ側(長焦点側)へ一段の変倍動作が行われ
る。
【0065】ズームアップSW48がオフでステップS
102からS104へ移行した場合、そこでズームダウ
ンSW49の状態を検出する。ズームダウンSW49の
操作が無かった場合(オフの場合)は、ステップS10
6に移行する。また、ズームダウンSW49のオンが検
出されたときは、ステップS105へ移行する。
【0066】ステップS105では後述するサブルーチ
ン“ズームダウン駆動”が実行される。この“ズームダ
ウン駆動”処理が実行されるとワイド側(短焦点側)へ
の一段の変倍動作が行われる。
【0067】ステップS106では、レリーズSW50
の状態が検出される。レリーズSW50が操作された場
合(オンされた場合)、ステップS110に移行する
が、レリーズSW50の操作が無かった場合(オフの場
合)は、ステップS107へ移行する。
【0068】ステップ107に移行した場合は、さらに
電源SW47の状態が検出される。電源SW47がオン
していれば、カメラの撮像動作を続けるためにステップ
S102へ戻る。電源SW47がオフのときは、ステッ
プS108へ移行し、撮影レンズを沈胴位置まで駆動す
る。そして、ステップS109でシステム停止処理を行
って、各制御要素への電力供給を止め、CPU31をH
ALT状態(動作停止状態)とする。
【0069】ステップS110に移行した場合、測光回
路46から入力した被写体輝度情報に基づいて露光演算
を行う。露光演算において撮影レンズの絞り設定値が決
定される。そして、ステップS111で後述するサブル
ーチン“絞り駆動(A)”が実行され、レンズ鏡筒1の
絞りが上記ステップS110の露光演算で決定された絞
り設定値になるようにカム環3を駆動する。
【0070】続いて、S112に移行して、CPU31
はイメージセンサコントローラ42のDSPへ被写体像
の画像データの取り込みを指示する。ステップS113
でDSPの画像データ取り込みが終了するまで待機す
る。ステップS114で後述するサブルーチン“絞り駆
動(B)”が実行される。このサブルーチンでは、レン
ズ鏡筒1のカム環3を回動させて、“絞り駆動(A)”
実行前の絞り状態およびレンズ枠状態にする。さらに、
ステップS115でDSPに対して撮像した画像データ
を液晶モニタへ表示するように指示する。その後、上記
ステップS102に戻る。
【0071】次に、上述したサブルーチン”ズームアッ
プ駆動”の処理動作の詳細について図9のフローチャー
トを用いて説明する。本サブルーチンもCPU31の制
御のもとで実行される。まず、ステップS200でCP
U31のメモリの一部に配置されるズーム位置レジスタ
31aの内容を参照する。このズーム位置レジスタ31
aには現在の撮影レンズ、すなわち、第一,二群レンズ
枠4,5の第一,二群レンズ15,16のズーム位置に
関するワイド,ズーム標準,テレの位置情報の1つが格
納されている。上記ズーム位置レジスタ31aの情報が
テレ位置ならば、撮影レンズを駆動することはできない
のでそのままメインルーチンへ復帰する。テレ位置でな
ければ、撮影レンズズームアップ駆動が可能であり、ス
テップS201へ移行する。なお、以下の説明で現在の
撮影レンズの位置がズーム標準位置である仮定して、図
3,図5を参照しつつステップS201以下の処理の説
明を行う。
【0072】上記図5には、カム溝とレンズ位置エンコ
ーダの出力の関係、すなわち、反射テープ27の反射部
と非反射部によるエンコ−ダ出力と、カムフォロア11
が位置するカム溝位置の関係が示されている。但し、こ
の図5には、レンズ枠4のカムフォロア11が嵌合する
カム環3のカム溝3bのみの展開形状が示されている
が、図3に示すようにレンズ枠5のカムフォロア12が
嵌合するカム環3のカム溝3cにも回転方向に対して同
位相の斜行カム溝と周方向カム溝が形成されている。
【0073】図3,5に示すようにカム環3のカム溝3
b,3c上のワイド,ズーム標準,テレ域S2 ,S4 ,
S6 の周方向カム溝にカムフォロア11,12が相対的
に移動している状態では、駆動モータ21を駆動しても
撮影レンズの焦点距離は変化しない。すなわち、ズーム
固定状態となる。
【0074】また、撮影レンズの絞り値を変化させる場
合、上記ズーム固定状態のもとで行う必要がある。例え
ば、撮影レンズがズーム標準位置にある状態では、ズー
ム標準域S4 のどこで撮影レンズを停止させても、焦点
距離はズーム標準と見ることができるので、ズーム標準
域S4 でのズーム固定状態のもとで絞り値を変化させる
ことができる。他のズーム域においても絞りを制御する
ためのズーム固定範囲が必要となる。これが上記ワイド
域S2 ,ズーム標準域S4 ,テレ域S6 である。なお、
上記絞りの制御方法は後述する。
【0075】上記カム環3のカム溝上のワイド,ズーム
標準,テレ域S2 ,S4 ,S6 における沈胴側端部域に
は、カムフォロア11,12が停止すべき停止域が設け
られており、その停止域は、前述した図5上で示される
ワイド停止域RW ,ズーム標準停止域RS ,テレ停止域
RT である。これらの停止域は、カム溝上のワイド,ズ
ーム標準,テレの各域の沈胴位置側端からPR28のが
“H”である範囲と“H”と“L”の遷移点までの領域
を含む。カム環3の回転中に上記エンコーダ出力を検出
することでカムフォロアが上記各停止域に到達したこと
を検出する。そして、撮影レンズの変倍動作(ズーム動
作)直後、または、絞り駆動後、カムフォロ11,12
が必ず上記の停止域に停止するようにし、続いて実行さ
れるズーム動作、または、絞り動作に対して待機するこ
とになる。
【0076】さて、ズームアップ駆動を実行するために
上記ステップS201で駆動モータ21をCW(時計回
り)方向へ回転すべく駆動回路35を制御する。駆動モ
ータ21がCW方向に回転すると、カム環3がD1 方向
(ズームアップ方向)に回転する。PR28のエンコー
ダ出力の変化(出力遷移点通過)を検出しながらCPU
31は駆動モータ21を制御する。ステップS202,
S203,S204では、それぞれエンコーダ出力の変
化をチェックしながら待機する。
【0077】すなわち、ステップS202では、エンコ
ーダ出力の“H”から“L”の変化をチェックする。上
述したように仮に撮影レンズがズーム標準停止域RS 位
置にあるとすれば、カム環3のD1 方向の回動によって
カムフォロア11はカム溝3b上を移動する。そして、
遷移点P1 (図5参照)に到達し、エンコーダ出力の
“H”から“L”の変化を検出するまで待機する。上記
出力変化が検出されれば、ステップS203に移行す
る。
【0078】続いて、ステップS203では、エンコー
ダ出力の“L”から“H”の変化をチェックする。上述
の例のように撮影レンズがズーム標準位置にあるとすれ
ば、カムフォロア11がカム溝3b上を移動して、遷移
点P2 (図5参照)に到達し、エンコーダ出力の“L”
から“H”の変化を検出するまで待機する。上記出力変
化が検出されれば、ステップS204に移行する。
【0079】さらに、ステップS204では、エンコー
ダ出力の“H”から“L”の変化をチェックする。上述
の例の場合、撮影レンズがズーム標準位置からテレ位置
に向けて繰り出される。そして、カムフォロア11がカ
ム溝3b上をズームアップ方向に移動して遷移点P3
(図5参照)に到達し、エンコーダ出力の“H”から
“L”の変化を検出すると、ステップS205に移行す
る。上記遷移点P3 への到達を検出したときは、カムフ
ォロア11がすでに止まるべきテレ停止領域RT を通り
過ぎている。
【0080】そこで、ステップS205にて駆動モータ
21にブレーキを掛け、一旦停止させ、ステップS20
6で駆動モータ21をCCW(反時計回り)方向へ逆回
転させる。その回転によりカム環3は、D2 方向に回動
し、カムフォロア11がズーム標準域方向に戻る。ステ
ップS207でエンコーダ出力が“L”から“H”の変
化する遷移点を検出するまで待機する。上記検出を行っ
たときにカムフォロア11は上記遷移点に到達し、撮影
レンズが1段ズームアップされた位置の停止域に位置し
ている状態になる。上述の例の場合、テレ側から遷移点
P4 (遷移点P3 と同一位置)に到達したことが検出さ
れると、カムフォロア11がテレ停止域RT に位置し、
撮影レンズがテレ位置に到達していることになる。
【0081】続いて、ステップS208において駆動モ
ータ21に電気的にモータ端子間を短絡させて停止させ
る。この端子間短絡によるブレーキ動作を、以下、単に
ブレーキという。
【0082】ステップS209では現在の位置情報をズ
ーム位置レジスタ31aに格納する。上述の例の場合
は、ズーム位置レジスタ31aにテレ位置情報を格納す
る。そして、メインルーチンへ復帰する。
【0083】次に、上述したサブルーチン”ズームダウ
ン駆動”の処理動作の詳細について図10のフローチャ
ートを用いて説明する。本サブルーチンもCPU31の
制御のもとで実行される。まず、ステップS300では
ズーム位置レジスタ31aの内容を検査する。そのズー
ム位置レジスタ31aの内容がワイド位置を示している
時は、撮影レンズをワイド方向へは駆動することはでき
ないのでそのままメインルーチンへ戻る。ズーム位置レ
ジスタ31aの内容がワイド位置でないときは、ステッ
プS301へ移行する。以下、撮影レンズの現在のズー
ム位置を仮にズーム標準位置、詳しくは、ズーム標準停
止域RS として図5を参照しつつ説明する。
【0084】S301では、駆動モータ21をCCW方
向へ回転すべく駆動回路35を制御する。上記駆動モー
タ21の回転によりカム環3がD2 方向(ズームダウン
方向)に回転し、PR28のエンコーダ出力が変化す
る。この出力変化(遷移点通過)を検出しながらCPU
31は駆動モータ21の制御を行う。そして、ステップ
S302,S303では、それぞれエンコーダ出力の変
化をチェックし、待機する。
【0085】すなわち、ステップS302では、エンコ
ーダ出力の“H”から“L”の変化をチェックする。上
述のように仮に撮影レンズがズーム標準停止域RS にあ
るとすれば、カムフォロア11がカム溝3b上をズーム
ダウン側に降下して遷移点P5 (図5参照)に到達し、
エンコーダ出力の“H”から“L”の変化が検出される
まで待機する。上記出力変化が検出された場合、ステッ
プS303に移行する。
【0086】続いて、ステップS303では、エンコー
ダ出力の“L”から“H”の変化をチェックする。上述
の例のように撮影レンズが最初ズーム標準停止域RS に
あったとすれば、カムフォロア11がカム溝3b上の遷
移点P6 (図5参照)に到達し、エンコーダ出力の
“L”から“H”の変化を検出するまで待機する。上記
遷移点P6 到達が検出されるとカムフォロア11が停止
すべきテレ停止域RW に到達していることになる。撮影
レンズも一段ズームダウンされた位置に到達する。
【0087】そこで、ステップS304にて駆動モータ
21にブレーキを掛けて停止させる。ステップS305
にて現在のズーム位置情報をズーム位置レジスタ31a
に格納する。上述の例の場合は、ワイド位置情報をズー
ム位置レジスタ31aに格納する。そして、メインルー
チンへ復帰する。
【0088】次に、上述したサブルーチン”絞り駆動
(A)”の処理動作の詳細について図11のフローチャ
ートを用いて説明する。本サブルーチンもCPU31の
制御のもとで実行され、カム環3の回動駆動により絞り
カム溝3dを介して絞りリング6を所定の相対角度だけ
回動させて所望の絞り値に設定する。すなわち、カム環
3の回動駆動により絞りカム溝3dのピン当接面で絞り
駆動ピン13を押圧駆動し、絞りリング6をレンズ枠4
に対して所定の相対角度だけ回動させる。その回動によ
り絞りリング6の複数の絞り羽根7(図2参照)が回動
して絞り開口が変化し、各絞り値が設定される。
【0089】上記各絞り値が得られるカム環の回動角
(絞りリング6の回動角)は、PI26の出力パルス数
により検知される。上記出力パルス数としては、各ズー
ム停止域、例えば、ズーム標準停止域RS の端位置での
レンズ位置エンコーダ(PR28)出力の遷移点を基準
とし、その遷移点からのPI26の出力パルス(パルス
信号発生回路37からの出力)のカウント数が当てられ
る。上記遷移点(基準位置)からのPI26の出力パル
ス数と絞り値Fnoとの関係は、撮影レンズのズーム状態
(焦点距離)により異なるが、一例として撮影レンズが
ズーム標準位置にあるときの絞り値Fnoと上記PI出力
パルス数との関係を表1のように仮定する。
【0090】
【表1】
【0091】上記ズーム標準状態での表1の関係テーブ
ルデータ、および、ワイド状態,テレ状態での絞り値F
noと上記PI出力パルス数との関係テーブルデータは、
不揮発性メモリ45に格納されている。
【0092】上記テーブルデータのパルス数は、反射テ
ープ27の貼付位置の誤差により変化し、1つのタイプ
のカメラに対して一義的に決定することは難しい。より
精度よく絞り値を設定するためには、カメラ個々で測定
したワイド位置,ズーム標準位置,テレ位置の各ズーム
位置に対する関係テーブルデータを個々のカメラ毎に不
揮発性メモリ(EEPROM)45へ記憶させる。
【0093】さて、上記サブルーチンの絞り駆動(A)
処理において、まず、ステップS400ではメインルー
チンのステップS110(図8参照)で設定された絞り
値に対応するPI出力パルス数を不揮発性メモリ45か
ら読み込む。今、仮に撮影レンズがズーム標準位置にあ
って、Fno=4.0に設定する場合は、表1から250
パルス駆動すればよい。
【0094】ステップS401では上記読み込まれたP
I出力パルス数をCPU31内の所定のレジスタへ設定
する。ステップS402では駆動モータ21をCW方向
へ回転させ、カム環3をD1 方向に回動させる。ステッ
プS403ではエンコ−ダ出力の“H”から“L”への
遷移点が検出されるまで待機する。上記遷移点が検出さ
れるとステップS404に移行してパルス数のカウント
が開始される。このとき、駆動モータ21の回転に伴っ
て図13に示すように絞り値Fnoが最小絞り値Fno11
から全開放絞り値Fno2.0に向けて徐々に変化してい
く。
【0095】そして、ステップS405で上記PI出力
パルスのカウント数が上記レジスタに設定した値と一致
するまで待機する。例えば、上述のように絞り設定値が
Fno=4.0であった場合、図13に示すようにPI出
力パルスのカウント数が250パルスに達すると絞りが
上記設定された所望の絞り状態になる。
【0096】そこで、ステップS406へ移行して駆動
モータ21にブレーキを掛けてカム環3を停止させ、撮
影レンズの移動を止める。そして、メインルーチンへ復
帰する。
【0097】次に、上述したサブルーチン”絞り駆動
(B)”の処理動作の詳細について図12のフローチャ
ートを用いて説明する。本サブルーチンもCPU31の
制御のもとで実行され、前記サブルーチンの“絞り駆動
(A)”が実行される前の状態に戻す処理である。例え
ば、現在の撮影レンズの焦点距離状態をズーム標準と仮
定した場合、カム環を回動させて、絞り値をもとの最小
絞り状態とし、絞り駆動ピン13を図5のズーム標準停
止域RSへ戻す。
【0098】まず、ステップS500において、駆動モ
ータ21をCCW方向へ回転させ、カム環3をD2 方向
に回動させる。そして、ステップS501でPR28の
エンコ−ダ出力の“L”から“H”に変化する遷移点が
検出されるまで待機する。例えば、撮影レンズがズーム
標準位置にある状態では、遷移点P1 が検出されるまで
待機する。上記遷移点が検出された場合、ステップS5
02に移行する。
【0099】ステップS502では、駆動モータ21に
ブレーキが掛け、撮影レンズを停止させる。そして、メ
インルーチンへ復帰する。
【0100】上述したように本実施形態のレンズ駆動装
置を内蔵する電子カメラ60においては、撮影レンズ保
持用レンズ枠4,5のズーム駆動用のカム溝3a,3b
をカム環3に設け、そのカム溝3a,3bには、それぞ
れ撮影レンズの各階段的ズーム位置を与える斜行カム溝
と周方向カム溝が設けられている。その周方向カム溝に
レンズ枠進退駆動用のカムフォロア11,12が位置し
ている状態では、カム環3が回動しても上記レンズ枠
4,5はもとの各ズーム位置に保持される。レンズ枠
4,5が各ズーム位置に固定保持される回動領域内で絞
りリング6をレンズ枠4に対して相対回動させることに
よって絞り値の設定を行うようにしている。したがっ
て、カム環3を回動する単一の駆動源となる駆動モータ
21により直接カム環3を駆動してレンズ鏡筒の精度の
高い階段的ズーム駆動と絞り駆動とが可能となる。ま
た、その駆動機構も簡単な部材で構成することができ、
上記カメラの小型化が実現できる。
【0101】なお、上述の実施形態は、上記レンズ鏡筒
1が撮像素子を適用する電子カメラ60に組み込んだ例
であるが、その他に銀塩フィルムを適用するカメラや他
の光学装置にも上記レンズ鏡筒1の構成を適用すること
は可能である。
【0102】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、単一の駆
動源を適用した簡単な構成により所定のズーム値と任意
の絞り値とを組み合わせて設定することが可能なレンズ
駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のレンズ駆動装置が組み込
まれたレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図2】図1のA−A断面図であって、上記一実施形態
のレンズ鏡筒を構成する第一群レンズ枠と絞りリングを
結像面側から見た図。
【図3】上記一実施形態のレンズ鏡筒を構成する固定枠
とカム環のカム溝の展開図。
【図4】上記一実施形態のレンズ鏡筒を構成するカム環
の絞りカム溝により絞りリングの絞り駆動ピンが駆動さ
れる状態を示す結像側から見た動作状態展開図。
【図5】上記一実施形態のレンズ鏡筒を構成するカム環
のカム溝とエンコ−ダ出力との関係を示す図。
【図6】上記一実施形態のレンズ鏡筒を構成するカム環
に設けられる絞りカム溝に対する変形例の絞りカム溝の
展開図。
【図7】上記一実施形態のレンズ鏡筒を内蔵する電子カ
メラのブロック構成図。
【図8】上記一実施形態のレンズ鏡筒を内蔵する電子カ
メラにおける撮影処理のメインルーチンのフローチャー
ト。
【図9】上記図8のメインルーチンで呼び出されるサブ
ルーチンの“ズームアップ駆動”のフローチャート。
【図10】上記図8のメインルーチンで呼び出されるサ
ブルーチンの“ズームダウン駆動”のフローチャート。
【図11】上記図8のメインルーチンで呼び出されるサ
ブルーチンの“絞り駆動(A)”のフローチャート。
【図12】上記図8のメインルーチンで呼び出されるサ
ブルーチンの“絞り駆動(B)”のフローチャート。
【図13】上記一実施形態のレンズ鏡筒を内蔵する電子
カメラにおける絞り特性線図。
【符号の説明】
3 ……カム環(駆動手段,カム手段) 3b……カム溝(カム手段) 3b1,3b3,3b5……斜行カム溝(第一のカム部,カム
手段) 3b2,3b4,3b6……周方向カム溝(第二のカム部,カ
ム手段) 3d……絞りカム溝(カム手段) 3d2,3d4,3d6……ピン当接面(第三のカム部,カム
手段) 4 ……第一群レンズ枠(移動レンズ群枠) 5 ……第二群レンズ枠(移動レンズ群枠) 6 ……絞りリング(絞り装置) 15 ……第一群レンズ(レンズ光学系) 16 ……第二群レンズ(レンズ光学系) 21 ……駆動モータ(単一の駆動源) 31 ……CPU(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 9/02 G03B 9/06 9/06 H04N 5/225 D H04N 5/225 5/232 A 5/232 G02B 7/04 D Fターム(参考) 2H044 AG01 BD07 BD08 BD09 DA02 DA03 DA04 DB02 DC01 DC04 DD03 EF03 2H080 AA21 AA34 AA38 AA54 AA63 AA79 5C022 AB66 AC31 AC54 AC56 AC61 AC69 AC74 AC78

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段階的に複数の焦点距離値に変更可能な
    レンズ光学系と、 上記レンズ光学系の中に設けられ、その絞り値を変更可
    能な絞り装置と、 上記レンズ光学系の焦点距離値と上記絞り装置の絞り値
    を切り換えるための単一の駆動源と、 上記レンズ光学系を駆動して焦点距離値を変更し、上記
    複数の焦点距離値のそれぞれにおいて、その焦点距離値
    を固定して上記絞り装置の絞り値を変更する駆動手段
    と、 を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2群以上の移動レンズ群枠
    と、 上記移動レンズ群枠の1つに設けられた絞り装置と、 上記移動レンズ群枠を駆動する範囲の第一のカム部と、
    上記移動レンズ群枠を駆動しない範囲の第二のカム部
    と、上記移動レンズ群枠が上記第二のカム部により位置
    決めされているときに上記絞り装置を駆動する第三のカ
    ム部とを有するカム手段と、 上記カム手段によって上記移動レンズ群枠と上記絞り装
    置を駆動するための単一の駆動源と、 を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2群以上の移動レンズ群枠
    と、 上記移動レンズ群枠の1つに設けられた絞り装置と、 上記移動レンズ群枠を駆動する範囲の第一のカム部と、
    上記移動レンズ群枠を駆動しない範囲の第二のカム部
    と、上記移動レンズ群枠が上記第二のカム部により位置
    決めされているときに上記絞り装置を駆動する第三のカ
    ム部とを有するカム手段と、 上記カム手段によって上記移動レンズ群枠と上記絞り装
    置を駆動するための単一の駆動源と、 上記駆動源によってカム手段を駆動し、上記移動レンズ
    群枠の移動によって得られる焦点距離と上記絞り装置の
    絞りを制御する制御手段と、 を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
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