JP3515674B2 - カメラの焦点調節装置 - Google Patents

カメラの焦点調節装置

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JP3515674B2
JP3515674B2 JP02795297A JP2795297A JP3515674B2 JP 3515674 B2 JP3515674 B2 JP 3515674B2 JP 02795297 A JP02795297 A JP 02795297A JP 2795297 A JP2795297 A JP 2795297A JP 3515674 B2 JP3515674 B2 JP 3515674B2
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孝司 佐藤
祐紀 芝
達也 吉田
伸幸 永井
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ペンタックス株式会社
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、パルスモータを備えた焦点調節
装置、特にデジタルスチルカメラに適したカメラの焦点
調節装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】カメラにおける自動焦点調
節機構には、モータが使用されている。DCモータの場
合には、焦点調節レンズの位置を検出する手段として、
基準位置からの相対位置をエンコーダ等によって検出す
る相対位置検出手段などが知られている。このエンコー
ダを使用する場合は、エンコーダを収納するスペースが
必要であり、エンコーダの出力を検知する手段も必要で
ある。
【0003】そこで、撮影レンズの自動焦点調節機構
に、回転角のステップ制御が可能なパルス(ステッピン
グ)モータの使用が考えられる。回転トルクが大きく、
制御回路が簡単な1−2相励磁方式のパルスモータは、
1相励磁して停止したとき、つまり無励磁状態ではロー
タがディテント位置で停止するが、2相励磁して停止す
るときは、ロータがディテント位置とディテント位置と
の間の安定点に位置する。したがって、1相励磁位置で
励磁を切ると、ロータがその1相励磁位置に隣接するど
ちらかのディテント位置(2相励磁位置)まで回転して
停止してしまい、停止位置に誤差を生じてしまう。常に
励磁状態で停止させればこの誤差は生じないが、消費電
力が多くなってしまう。これは、消費電力の多いデジタ
ルスチルカメラでは好ましくない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記パルスモータの問題点に
鑑みてなされたもので、焦点深度に応じた焦点調節が可
能なカメラの焦点調節装置を提供するものである。
【0005】
【発明の概要】デジタルスチルカメラに使用される一般
的なCCD撮像素子は銀塩フィルムに比して受光面積が
狭く、撮影レンズの有効径も小型化しているので、焦点
深度が深いという特性がある。本発明は、上記従来のパ
ルスモータの問題およびデジタルカメラの特性に鑑みて
なされたもので、撮影レンズの焦点調節用レンズを合焦
位置まで移動させる、1相励磁および2相励磁の繰り返
しにより回転し、1相励磁位置がディテント位置となる
パルスモータと;該パルスモータを駆動制御する駆動制
御手段と;を備え、該駆動制御手段は、このパルスモー
タを、前記撮影レンズの焦点深度が所定値よりも深い条
件下では、1相励磁位置で停止するように駆動して1相
励磁位置で励磁を切って停止させ、前記撮影レンズの焦
点深度が所定値よりも浅い条件下では1相励磁位置また
は2相励磁位置で停止するように駆動して、2相励磁位
置で停止させるときは励磁状態を維持して停止させ、1
相励磁位置で停止させるときは励磁を切って停止させ
こと、に特徴を有する。
【0006】また本発明は、撮影レンズの焦点調節用レ
ンズを合焦位置まで移動させる、1相励磁および2相励
磁の繰り返しにより回転し、1相励磁位置がディテント
位置となるパルスモータと;該パルスモータの駆動量を
1相励磁の初期位置から1ステップ角で設定して駆動す
る駆動制御手段と;を備え、該駆動制御手段は、前記焦
点深度が所定値よりも深い場合は、前記パルスモータを
停止させる位置が2相励磁位置であったときには、その
2相励磁位置に隣接する1相励磁位置のうちさらに回転
させる方向となる1相励磁位置、または前ピンとなる1
相励磁位置で励磁を切って停止させることに特徴を有す
る。 前記パルスモータの駆動量を1相励磁の初期位置か
ら1ステップ角単位のステップ数で設定する駆動制御手
段の場合は、前記焦点深度が所定値よりも深く、前記設
定したパルスモータの駆動量が奇数の場合は、該駆動量
を切り上げまたは切り下げて、または該駆動量を前ピン
トなるように切り上げまたは切り下げて偶数に変更する
ことに特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明を説明
する。図は、本発明を、パワーズームレンズを備えたデ
ジタルカメラに適用した一実施の形態を示している。こ
のデジタルカメラは、詳細は図示しないが、パワーズー
ムレンズ、CCD撮像素子などを備えたズームレンズ部
と、フラッシュメモリーなどの画像記憶装置、カラー液
晶ディスプレイなどを備えたカメラ部とにより構成され
ている。
【0008】ズームレンズ部のレンズ制御系の構成につ
いて、図1を参照して説明する。ズームレンズ部は、レ
ンズ系として固定の第1レンズ群L1、可動の第2レン
ズ群L3および第3レンズ群L3を備え、ズームレンズ
部全体を制御するレンズ側制御回路(CPU)70を備
えている。このレンズ側制御回路70には、1−2相駆
動パルスモータとして、絞りを駆動する絞り用パルスモ
ータM1、ズームレンズの第2レンズ群L2駆動する2
群パルスモータM2、および第3レンズ群L3を駆動す
る3群パルスモータM3がそれぞれ、モータドライバ2
6、27、28を介して接続されている。本実施例のパ
ルスモータM1、M2、M3は、1−2相励磁(半ステ
ップ駆動)方式のパルスモータである。
【0009】レンズ側制御回路70にはさらに、第2レ
ンズ群L2が原点位置にあることを検知する2群原点セ
ンサー22、第3レンズ群L3の絶対位置を検出する3
群用ボリューム40、絞りの原点位置(開放位置)を検
出する絞り原点センサー55、カラー撮像素子(CCD
撮像素子)18や、テレスイッチおよびワイドスイッチ
を備えたズームスイッチ71、レリーズスイッチ72、
被写体輝度を測定する測光装置73、測距装置74が接
続されている。測光装置73は、CCD撮像素子18で
兼用するのが一般的であるが、表記上、別に表示してあ
る。測距装置74は、パッシブタイプ、アクティブタイ
プを問うものではないが、本実施の形態はパッシブタイ
プであり、被写体距離(撮影距離)を検出するものとす
る。
【0010】CCD撮像素子18は、CCDドライバ7
7によって駆動され、CCD撮像素子18上に結像され
た光学的な画像情報を電気的な画像信号に変換して信号
処理回路75に出力する。信号処理回路75は、入力し
た画像信号をデジタルの画像データに変換して画像デー
タ記憶装置76に記録する。画像データ記憶装置76の
記憶メディアとしては、内蔵のフラッシュメモリ、着脱
自在なメモリカードなど各種の記録メディアが使用され
る。
【0011】これらの電子デバイスに電力を供給するバ
ッテリ91は、カメラ部に装着し、電源スイッチ93が
オンしたときに、レギュレータ92を介して、あるいは
直接ズームレンズ部の各電子デバイスに電力供給する構
成にもできるが、説明を簡単にするために、これらはズ
ームレンズ部に搭載されているものとする。電源スイッ
チ93はレンズ側制御回路70に接続され、レンズ側制
御回路70は、電源スイッチ93がオンしたときに、レ
ギュレータ92を介して各電子デバイスに電力供給す
る。また、本実施例の電源スイッチ93は、レリーズス
イッチ72がオンしたときに撮像し、デジタル画像信号
を記憶装置76にメモリする撮像モードスイッチも兼ね
ている。
【0012】この実施形態のズームレンズ部のレンズ構
成は、図2〜図5に示すように、固定の正の第1レンズ
群L1と、可動の負の第2レンズ群L2及び正の第3レ
ンズ群L3との3群構成である。このレンズ系は、ズー
ミング(変倍)は、第2レンズ群L2と第3レンズ群L
3を移動させて行ない、フォーカシングは、第2レンズ
群L2を移動させて行なうバリフォーカルタイプである
が、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の相対位置制
御は、カム溝によるものではない。設定焦点距離情報
(第2レンズ群L2の位置情報)と被写体距離(撮影距
離)情報に基づいて、第2レンズ群L2の位置はオープ
ン制御し、第3レンズ群L3の位置はクローズド制御す
るタイプである。なお、本実施の形態では、説明を容易
にするために、第2レンズ群L2を焦点調節用レンズ
群、2群パルスモータM2を焦点調節用モータとし、第
3レンズ群を変倍レンズ群、3群モータM3をパワーズ
ーム用のズームモータとして説明する。
【0013】本実施例のパルスモータM1、M2、M3
は、1−2相励磁パルスモータである。したがって、励
磁が切られた状態では、何れかのディテント位置(1相
励磁位置)で停止している。つまり、1相励磁状態で励
磁を切ると、回転軸(ロータ)はその位置で停止し、2
相励磁状態で励磁を切ると、その位置で停止することも
あるが、ロータは左右いずれかの1相励磁位置まで回転
してディテント位置で停止する傾向がある。そのため、
2相励磁位置でパルスモータM1、M2、M3を停止さ
せるときには、その2相励磁を維持する必要があり、消
費電力が増大する。
【0014】一方、撮影レンズには、焦点深度が存在す
る。焦点深度は、絞りが絞り込まれれば絞り込まれるほ
ど、被写体距離が遠ければ遠いほど、焦点距離が短けれ
ば短いほど深くなる性質がある。焦点深度が深いという
ことは、焦点調節用レンズ群が合焦位置から多少移動し
ても、その焦点深度がCCD撮像素子18の受光面から
外れないこと、つまりピンぼけになり難いことを意味す
る。
【0015】そこで本実施の形態では、絞り値、被写体
距離および焦点距離によって定まる焦点深度が所定値よ
りも深いときには、2群パルスモータM2を偶数ステッ
プ角で駆動し、所定値よりも浅いときには2群パルスモ
ータM2を1ステップ角単位で駆動することとした。
お、本明細書において1ステップ角は、パルスモータM
2のロータが、1相励磁位置から2相励磁位置に、また
は2相励磁位置から1相励磁位置に回転するステップ角
である。焦点深度の所定値は、2群パルスモータM2を
2ステップ角駆動したときに生じうる最大誤差をカバー
できる値を設定する。つまり、正確な合焦位置にある第
2レンズ群L2を、2群パルスモータM2が1ステップ
角回転したときに移動する距離だけ移動しても、焦点深
度内にCCD撮像素子18の受光面が位置する量であ
る。
【0016】ズームレンズ部の全体構成について図2〜
図5を参照して説明する。レンズ側ケーシング11内に
位置する鏡筒ボディ10は、図2〜図5に明らかなよう
に、大きく分けて、前方プラスチックボディ12、後方
プラスチックボディ13、及びこの前方ボディ12と後
方ボディ13の間に挟着した絞りブロック14からなっ
ている。前方ボディ12と後方ボディ13の間には、光
軸と平行な方向の複数のガイドロッド15(図5に1本
のみ図示)が固定されており、このガイドロッド15
に、第2レンズ群L2を保持した2群枠16と、第3レ
ンズ群L3を保持した3群枠17とがそれぞれ移動自在
に案内されている。この3群枠17の後方には、CCD
撮像素子18が位置し、このCCD撮像素子18は、そ
の基板20を介して後方ボディ13に固定されている。
符号19は、水晶フィルターである。ケーシング11に
は、第1レンズ群L1の前方に位置するカバーガラス
(平行平面板)25(図2、図3)が固定されている。
【0017】2群枠16と3群枠17にはそれぞれ、上
方に突出する2群ピン16aと3群ピン17aが一体に
設けられている。また、この2群枠16と3群枠17は
それぞれ、バックラッシュ除去用の引張ばね16b、1
7bにより、後方(CCD撮像素子18側)に移動付勢
されている。
【0018】前方ボディ12には、2群枠16(第2レ
ンズ群L2)の原点位置を検出するフォトセンサー(原
点センサー)22が固定されており、2群枠16には、
このフォトセンサー22と協働するドッグプレート23
が固定されている。この実施の形態では、第2レンズ群
L2の原点位置は、広角端の無限遠撮影位置として設定
されており、第2レンズ群L2がこの原点位置にあると
き、ドッグプレート23がフォトセンサー22を遮光し
て原点位置を検出する。この原点位置からの移動量は、
第2レンズ群L2を移動させる2群パルスモータM2の
パルス数によって、レンズ側制御回路70が管理する。
なお、この原点からの移動量は、2群パルスモータM2
に連動するパルサーを用いてそのパルサーの出力に基づ
いて同様に管理することもできる。
【0019】図5は、望遠端の状態を示している。望遠
端から広角端に向けて焦点距離が変化するとき、2群枠
16(第2レンズ群L2)は前方に移動し、3群枠17
(第3レンズ群L3)は後方に移動する。つまり、焦点
距離を変化させるとき、2群枠16(第2レンズ群L
2)と3群枠17(第3レンズ群L3)は常に反対方向
に移動する。
【0020】以上の鏡筒ボディ10内の2群枠16と3
群枠17を駆動する駆動機構は、レンズ駆動ユニット3
0として、別に組み立てられ、前方ボディ12と後方ボ
ディ13上に跨らせて装着される。下方の第2親板32
には、その下面に、それぞれの出力軸を該第2親板32
に直交させた状態で、2群パルスモータM2と3群モー
タM3が固定されている。第1親板31には、2群枠1
6の2群ピン16aを嵌入させるカム溝(リード溝)を
有する2群駆動板35と、3群枠17の3群ピン17a
を嵌入させるカム溝(リード溝)を有する3群駆動板3
6とが、共通軸37で同軸に枢着されている。2群ピン
16aと3群ピン17aは、それぞれの引張ばね16b
と17bにより、カム溝の後側(CCD撮像素子18
側)の面に常時当接し、バックラッシュが除去される。
【0021】第1親板31と第2親板32の間には、2
群パルスモータM2の回転を2群駆動板35に伝達する
ギヤ機構38と、3群パルスモータM3の回転を3群駆
動板36に伝達するギヤ機構39及び3群駆動板36に
連動する図示しないボリューム機構(可変抵抗器)とが
支持されている。レンズ側制御回路70は、このボリュ
ーム機構の抵抗値を取り込んで、第3レンズ群L3の位
置情報に変換する。
【0022】図3において、符号60は、前方ボディ1
2と後方ボディ13の間に挟まれた絞りブロック14を
駆動する絞り駆動ユニットである。絞りブロック14
は、基板50によって、前方ボディ12と後方ボディ1
3との間に固定されている。絞りブロック14は、基板
50に固定されたリテイナ52と、絞り羽根53と、こ
の絞り羽根53を開閉駆動する開閉環54と、絞り羽根
53の原点位置(最大開放位置)を検出する絞り原点セ
ンサー55としてフォトセンサー(図示せず)を備えて
いる。レンズ側制御回路70は、このフォトセンサーを
介して絞りブロック14(絞り羽根53)の絞り原点位
置を検出する。
【0023】絞り駆動ユニット60は、絞りブロック1
4とは光軸方向及び径方向位置を異ならせて、後方ボデ
ィ13に固定される別ユニット部材である。駆動ユニッ
ト60の基板61には絞り用パルスモータM1が固定さ
れており、その出力軸の第1ギヤ62aは、第2ギヤ6
2bを介して、セクタギヤ62cに噛み合っている。セ
クタギヤ62cには一体に、半径アーム62dが設けら
れており、この半径アーム62dに、開閉環54の径方
向連動溝に嵌まる連動ピン63が突出形成されている。
つまり、絞り用パルスモータM1が回転し、半径アーム
62dが回転すると、開閉環54が回動して絞り羽根5
3を開閉駆動する。絞り用パルスモータM1は、ディテ
ント位置で停止する。
【0024】レンズ側ケーシング11は、略中心部の筒
状ボス81(図2、図3)を介して、図示しないボディ
側ケーシングと、360゜未満の回転角範囲で回転可能
に接続される。ボディ側ケーシングには、ズームスイッ
チ、レリーズスイッチ、信号処理回路、画像データメモ
リ手段の他、CCD撮像素子18上に結像した被写体像
を表示する、ファインダ機能を持つ液晶ディスプレイ、
ボディ側制御手段、各種機能スイッチ等の搭載が可能で
ある。ボディ側ケーシング内の電気回路と、レンズ側ケ
ーシング11内の電気回路とは、筒状ボス81を通るボ
ディ−レンズ接続FPC基板82を介して接続されてい
る。すなわち、ボディ側ケーシング内のCPUと接続さ
れたボディ−レンズ接続FPC基板82は、筒状ボス8
1を通って、基板20上に設けたコネクタ83と、レン
ズ側FPC基板84に設けたコネクタ85に接続されて
おり、このレンズ側FPC基板84上に、ケーシング1
1内のすべての電気要素を接続するプリント回路と、レ
ンズ側制御回路70等の電子デバイスが装着されてい
る。
【0025】このズームレンズの合焦位置、つまり第2
レンズ群L2の位置は、第3レンズ群L3の位置(設定
焦点距離)と、測距装置74によって測定された被写体
距離情報とによって一義的に定まる。
【0026】そこで、焦点距離および被写体距離によっ
て定まる第2レンズ群L2の位置(原点位置からの駆動
パルス数)を、予め計算によって、あるいは実測によっ
て求め、テーブルデータ化して、たとえばEEPROMに書き
込んでおく。そして、撮影時にはEEPROMからこのテーブ
ルを読み込み込んで第2レンズ群L2の位置、つまり原
点位置からの駆動パルス数を設定する構成とする。
【0027】そして実施例の一つでは、このテーブル
を、浅焦点深度用の1ステップ角駆動用(撮影時用)と
深焦点深度用の2ステップ角駆動用(撮影時以外用)
と、2つ用意する。つまり、浅焦点深度用の1ステップ
駆動用テーブルは、第2群パルスモータM2の駆動パル
ス数を整数(1個単位)で作成し、深焦点深度の偶数ス
テップ駆動用テーブルは、第2群パルスモータM2の駆
動パルス数を偶数(2個単位)で作成し、EEPROMに書き
込んでおく。
【0028】2群パルスモータM2を偶数ステップ角で
駆動する場合、駆動パルス数の設定値を整数で求め、奇
数の場合には切り捨てまたは切り上げなどによってまる
めることが可能である。一般に撮影レンズの場合、焦点
深度は近距離側よりも遠距離側に深い。そこで本実施例
の場合、第2群パルスモータM2は第2レンズ群L2を
無限遠側の合焦位置(2群原点位置)から近距離合焦位
置側に移動させるので、偶数駆動用テーブルの駆動パル
ス数は切り上げ処理を行う。
【0029】測光装置73によって測光した測定値に基
づいた適正絞り値と、絞り用パルスモータM1の駆動パ
ルス数との関係をテーブルデータ化し、絞り用パルスモ
ータM1を駆動する際に、その駆動パルス数をこのテー
ブルから読み込んで設定する。
【0030】焦点深度は、設定焦点距離および被写体距
離と、測光装置73によって測定され、設定された適正
絞り値(Fナンバーあるいはアペックス換算の絞り値A
v )とによって定まる。本発明では、焦点深度の具体的
数値は必要でない。つまり、現在の条件下における焦点
深度が所定値以上であるかどうかが分かればよい。そこ
で、例えば、設定焦点距離および被写体距離を行、列と
し、設定焦点距離および被写体距離とで特定される交点
(升目)に、その設定焦点距離および被写体距離におい
て焦点深度が所定位置以上になる絞り値(例えば境界値
となるFナンバー)を入れたテーブルデータを作り、こ
のテーブルデータをたとえばEEPROMに書き込んでおく。
【0031】撮影時には、EEPROMからこのテーブルデー
タを読み込み込み、このテーブルデータから特定された
Fナンバーと適正Fナンバー(絞り値)とを比較して、
以上の条件下で焦点深度が所定値以上かどうか(適正F
ナンバーの方が大きいかどうか)を判定する構成とす
る。そして、その判定結果が所定値以上(深焦点深度)
であれば深焦点深度用テーブルを使用し、所定値未満
(浅焦点深度)であれば浅焦点深度用テーブルを使用し
て、2群パルスモータM2の駆動パルス数を求める。
【0032】深焦点深度用テーブルを使用して求める駆
動パル数は偶数なので、2群パルスモータM2を停止さ
せるときには常に1相励磁のディテント位置になるの
で、励磁を切って停止させることができる。よって、合
焦とみなせる範囲内での焦点調節が可能になり、かつ電
力消費を減少させることができる。一方、浅焦点深度用
テーブルを使用するときは、駆動パルス数を1ステップ
角単位で求めることできるので、高精度の焦点調節が可
能になる。
【0033】本実施例では、焦点深度の浅深を、まず、
焦点距離および被写体距離で特定される境界絞り値と適
正絞りとを比較して判定したが、この3個のパラメータ
をどの組合せで使用するかは任意である。たとば、焦点
距離と適正絞り値とによって特定される境界被写体距離
と実測した被写体距離とを比較して判定してもよいし、
適正絞り値と被写体距離とで特定される境界焦点距離を
設定焦点距離と比較して判定してもよい。
【0034】次に、このレンズ側制御回路70の制御動
作について説明する。図6には、電源スイッチ93がオ
ンの間、常時測光処理および焦点調節処理を繰り返し実
行する実施例のフローチャートを示してある。なお、本
実施例では、この処理を実行している間に、タイマー割
込みによってモータM1、M2を駆動し、ズームスイッ
チ71による割込みによってモータM2、M3を駆動す
る。そして、レリーズスイッチ72がオンされたとき
に、画像データを画像データ記録装置76に書き込む構
成である。
【0035】電源スイッチがオン(撮影モードが設定)
され、スタート処理に入ると、まず、レンズ側制御回路
70は、内部RAMなどをイニシャライズし、モータM
1、M2、M3を駆動して絞り羽根53を原点位置(開
放位置)まで開放し、第2レンズ群L2、第3レンズ群
L3を原点位置まで移動させて、モータM1、M2、M
3をディテント位置(1相励磁位置)で停止させる(S
101)。次に、CCDドライバ77を起動してCCD
撮像素子18による撮像動作を開始させる(S10
3)。本実施例のCCDドライバ77は、一度起動する
と、停止処理を受けるか、電源が遮断されるなどの処理
がなされるまでは、撮像処理を繰り返す構成である。
【0036】3群用ボリューム40を介して第3レンズ
群L3の絶対位置を検出し、焦点距離を設定する(S1
05)。次に、測光装置73を作動させて測光し、測定
値と設定焦点距離に基づいて適正絞り値(Fナンバー)
を設定する(S107)。さらに、その適正絞り値に基
づいて、適正な露光量が得られる絞り値を、絞り原点位
置から絞り用パルスモータM1を駆動する駆動パルス数
(偶数)として設定する(S109)。そして、測距装
置74を作動させて測距し、被写体距離を設定する(S
111)。
【0037】以上の処理によって、焦点距離、適正Fナ
ンバーおよび被写体距離が求まるので、まず、焦点距離
および被写体距離に基づいて、先のテーブルから、境界
Fナンバーを選択する(S113)。そして、適正Fナ
ンバーをこの境界Fナンバーととを比較して、適正Fナ
ンバーの方が大きければ焦点深度が所定値よりも深いの
で、深焦点深度用テーブルによって2群パルスモータM
2の駆動パルス数を設定する(S115:YES 、S11
7)。これにより、2群パルスモータM2は偶数ステッ
プ角駆動される。一方、適正Fナンバーの方が小さけれ
ば焦点深度が所定値よりも浅いので、浅焦点深度用テー
ブルによって2群パルスモータM2の駆動パルス数を設
定する(S115:NO、S119)。これにより、2群
パルスモータM2は、1ステップ角単位で高精度に駆動
される。
【0038】以上の処理を、電源がオフされるまで、S
105〜S121の処理を繰り返す(S121:NO、S
105〜S121)。電源がオフされると、終了処理を
実行して停止する(S125:YES 、S127)。終了
処理には、少なくとも電源オフ処理、CCDドライバ7
7の停止処理が含まれるが、モータM1、M2、M3の
原点移動処理を含めてもよい。
【0039】以上の処理を繰り返している間に、タイマ
ー割込みによって、モータM1、M2を駆動する。その
処理の概要を、図7および図8に示したフローチャート
を参照して説明する。M1、M2設定値とは、S10
9、S117またはS119で設定された、パルスモー
タM1、M2の駆動パルス数であり、M1、M2現在値
とは、パルスモータM1、M2を原点位置から駆動した
パルス数を意味する。
【0040】タイマー割込み処理に入ると、M1現在値
(絞り用パルスモータM1を駆動したパルス数)がM1
設定値と等しいかどうかをチェックする(S201)。
等しくないく、小さければ絞り用パルスモータM1を+
1ステップ分励磁(順方向に1ステップ駆動)してM1
現在値を1インクリメントし(S201:NO、S20
3:YES 、S205、S207)、大きければ絞り用パ
ルスモータM1を−1ステップ分励磁(逆方向に1ステ
ップ分駆動)してM1現在値を1デクリメントする(S
201:NO、S203:NO、S209:YES 、S21
1、S213)。そして、M1現在値が偶数かどうかを
チェックし、偶数のときにはディテント位置なので絞り
用パルスモータM1の励磁を切り、奇数のときには2相
励磁位置なので励磁を切らずにモータM2処理に進む
(S215、S217)。つまり、絞り用パルスモータ
M1がM1現在値が偶数となるディテント位置にあると
きは励磁を切るのである。
【0041】M1現在値がM1設定値と等しいときに
は、駆動の必要がないので、M1現在値が偶数かどうか
をチェックし、偶数であれば、絞りパルスモータM1は
1相励磁のディテント位置にあるので励磁を切る(S2
01:YES 、S215:YES 、S217)。M1現在値
が奇数の場合はディテント位置ではないので(2相励磁
位置)、そのままにしてモータM2処理に進む(S21
5:NO)。
【0042】モータM2処理に入ると、M2現在値(2
群パルスモータM2を駆動したパルス数)がM2設定値
と等しいかどうかをチェックする(S301)。等しく
ないく、小さければ2群パルスモータM2を+1ステッ
プ分励磁(順方向に1ステップ駆動)してM2現在値を
1インクリメントし(S301:NO、S303:YES、
S305、S307)、大きければ2群パルスモータM
2を−1ステップ分励磁(逆方向に1ステップ分駆動)
してM2現在値を1デクリメントする(S301:NO、
S303:NO、S309:YES 、S311、S31
3)。そして、M2現在値が偶数かどうかをチェック
し、偶数のときにはディテント位置なので2群パルスモ
ータM2の励磁を切り、奇数のときには2相励磁位置な
ので励磁を切らずにリターンする(S315、S31
7)。つまり、2群パルスモータM2がM2現在値が偶
数となるディテント位置にあるときは励磁を切るのであ
る。
【0043】M2現在値がM2設定値と等しいときに
は、駆動の必要がないので、M2現在値が偶数かどうか
をチェックし、偶数であれば、2群パルスモータM2は
1相励磁のディテント位置にあるので励磁を切る(S3
01:YES 、S315:YES 、S317)。M2現在値
が奇数の場合、2群パルスモータM2はディテント位置
では停止していないので(2相励磁位置)、そのままに
してリターンする(S315:NO)。
【0044】以上の実施の形態では、2群パルスモータ
M2の駆動パルス数を、深焦点深度か浅焦点深度によっ
て駆動する前に別個に設定したが、別の実施例では、駆
動パルス数は、深焦点深度か浅焦点深度にかかわらず浅
焦点深度として設定する。そして、M2現在値がM2設
定値と等しくなったときに、深焦点深度のときは異なる
処理を行う。つまり、深焦点深度でM1現在値が奇数の
場合は、1ステップ角分前ピンとなるように、2群パル
スモータM2を+1ステップ角分励磁して隣接する1相
励磁位置に回転させ、M1現在値を1インクリメント
し、励磁を切る。この処理は、S305、S307、S
315、S317の処理と同様である。あるいは、2群
パルスモータM2をこれまでと同方向に1ステップ角分
励磁して隣接する1相励磁位置に回転させ、M1現在値
のアップダウン処理を行って励磁を切る。
【0045】また、レンズ側制御回路70は、以上の処
理を繰り返している間に、ズームスイッチ71がオンさ
れたときには割込み処理を実行し、モータM2、M3を
2ステップ角駆動する。そのズーミング時のモータ駆動
動作を説明する。図5の望遠端の状態において、ズーム
スイッチ71がワイド方向にオン操作されると、レンズ
側制御回路70は割込みによって、2群パルスモータM
2を2ステップ角単位で駆動して2群枠16(第2レン
ズ群L2)は後方に、3群モータM3を2ステップ角単
位(偶数ステップ)で駆動して3群枠17(第3レンズ
群L3)は前方に移動させる。レンズ側制御回路70
は、モータM2、M3を2ステップ角駆動する毎に、M
2現在値、M3現在値を2デクリメントする。そしてレ
ンズ側制御回路70は、ズームスイッチ71がオフされ
ると、つまり停止信号を受けるとモータM2、M3を停
止させるが、M2、M3現在値は偶数、つまり1相励磁
のディテント位置なので励磁を切って停止させる。
【0046】一方、ズームスイッチ71がテレ方向にオ
ン操作されると、レンズ側制御回路70は割込みによっ
て、2群パルスモータM2を1ステップ角単位で駆動し
て、2群枠16(第2レンズ群L2)は前方に移動さ
せ、3群モータM3を2ステップ角単位で駆動して3群
枠17(第3レンズ群L3)は後方に移動させる。レン
ズ側制御回路70は、モータM2、M3を2ステップ角
駆動する毎に、M2現在値、M3現在値を2インクリメ
ントする。そしてレンズ側制御回路70は、望遠端に行
き着くか、ズームスイッチ71がオフされると、つまり
停止信号を受けるとモータM2、M3を、M2、M3現
在値が偶数のとき、つまり1相励磁のディテント位置で
励磁を切って停止させる。
【0047】なお、第3レンズ群L3の位置は3群用ボ
リューム40によって検出できるので、3群パルスモー
タM3の駆動パルス数はカウントしなくてもよい。
【0048】以上のズーミング処理によって設定された
焦点距離に基づいて、レンズ側制御回路70は、絞り用
パルスモータM1および2群パルスモータM2を駆動す
る。測光装置73による被写体輝度情報に基づいて絞り
用パルスモータM1の駆動パルス数が設定され、この駆
動パルス数に基づいて、絞り原点位置(絞り原点センサ
ー55による検出位置)から駆動される絞り用パルスモ
ータM1により、設定された絞り値に絞り羽根53が設
定される。さらに、上記の設定焦点距離情報と測距装置
74による被写体距離情報に基づいて、前述のように2
群パルスモータM2の駆動パルス数が設定され、この駆
動パルス数に基づいて、2群レンズ原点位置(2群原点
センサー22による検出位置)から駆動される2群パル
スモータM2により位置制御されながら、第2レンズ群
L2が光軸に沿って移動して、ピントが合う。すなわ
ち、ズームスイッチ71によって第3レンズ群L3の位
置(焦点距離)を定めると、第2レンズ群L2の位置
は、この設定焦点距離と測距装置74による被写体距離
情報により一義的に定まるから、以上の動作により、ピ
ントの合った被写体像がCCD撮像素子18上に結像す
る。
【0049】以上、本実施例では、電源がオンされてい
ることを条件にスタート処理、タイマー割込み処理を実
行する構成としたが、本発明はこの構成に限定されな
い。例えば、電源がオンされたときにはS101の処理
だけを実行する。そして、ズームスイッチ71がオンさ
れたら、パルスモータM2、M3を駆動してズーミング
させるが、タイマー割込み処理は実行しない。電源がオ
ンされている状態で、レリーズスイッチ72がオンされ
たら、例えば、いわゆる半押しされたら、S103から
以降の処理を実行し、タイマー割込み処理を実行し、S
121の電源オフかのチェックを、レリーズスイッチ7
2オフかの処理に代えることで、実現できる。この構成
によれば、さらに消費電力を少なくできる。
【0050】以上の通り本実施の形態では、焦点深度が
深いときには、1−2相励磁の2群パルスモータM2を
偶数ステップ駆動し、停止するときは必ずディテント位
置で励磁を切るので、バッテリの消耗を減少させること
ができる。
【0051】以上、本発明について3個の1−2相励磁
パルスモータを備えたデジタルカメラに適用した実施の
形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限
定されず1−2相励磁パルスモータによって焦点調節レ
ンズ群を駆動するカメラであれば適用できる。また、図
示実施の形態では撮影レンズを備えたズームレンズ部と
画像データ記憶手段を備えたカメラボディ部とを別体と
して形成していたが、本発明は、これらが一体のデジタ
ルスチルカメラに適用することもできる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明によ
れば、撮影レンズの焦点調節用レンズを駆動する1−2
相励磁のパルスモータと、このパルスモータを、前記撮
影レンズの焦点深度が、所定値よりも深い条件下では、
ディテント位置を基準とした偶数ステップ単位で駆動し
てディテント位置で励磁を切って停止させるので、合焦
状態を維持しつつ、電力消費を減らすことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルスチルカメラの一実
施の形態の概要をブロックで示す図である。
【図2】本発明によるズームレンズ部の一実施形態を示
すケースを断面とした左側面図である。
【図3】同右側面図である。
【図4】同正面図である。
【図5】レンズ駆動ユニットを組み込む前のレンズユニ
ットの望遠端を示す、一部縦断左側面図である。
【図6】本発明を適用したデジタルスチルカメラの基本
動作の一実施例の概要をフローチャートで示す図であ
る。
【図7】同デジタルスチルカメラにおけるパルスモータ
駆動処理の一実施例をフローチャートで示す図である。
【図8】同デジタルスチルカメラにおけるパルスモータ
駆動処理の一実施例をフローチャートで示す図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 M1 絞り用パルスモータ M2 2群パルスモータ M3 3群パルスモータ 10 鏡筒ボディ 11 ケーシング 12 前方プラスチックボディ 13 後方プラスチックボディ 14 絞りブロック 16 2群枠 17 3群枠 18 CCD撮像素子 22 2群原点センサー(レンズ初期位置検出手段) 26 27 28 パルスモータドライバ 30 レンズ駆動ユニット 40 3群用ボリューム(可変抵抗器) 53 絞り羽根 55 絞り原点センサー(絞り初期位置検出手段) 70 レンズ側制御回路(駆動制御手段、演算手段) 71 ズームスイッチ 72 レリーズスイッチ 73 測光装置 74 測距装置 75 信号処理回路 76 画像データ記憶装置 77 CCDドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝司 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (72)発明者 芝 祐紀 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (72)発明者 吉田 達也 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (72)発明者 永井 伸幸 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−24573(JP,A) 特開 平6−98252(JP,A) 特開 平4−132374(JP,A) 特開 平3−238979(JP,A) 特開 昭63−148898(JP,A) 特開 平1−155778(JP,A) 特開 昭63−73214(JP,A) 特開 昭63−244023(JP,A) 特開 平6−339298(JP,A) 特開 平4−183300(JP,A) 特開 昭61−244300(JP,A) 実開 平1−180900(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G02B 7/08 G02B 7/09 G03B 13/36

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの焦点調節用レンズを合焦位
    置まで移動させる、1相励磁および2相励磁の繰り返し
    により回転し、1相励磁位置がディテント位置となる
    ルスモータと;該パルスモータを駆動制御する駆動制御手段と;を備
    え、 該駆動制御手段は、 このパルスモータを、前記撮影レン
    ズの焦点深度が所定値よりも深い条件下では、1相励磁
    位置で停止するように駆動して1相励磁位置で励磁を切
    って停止させ、前記撮影レンズの焦点深度が所定値より
    も浅い条件下では1相励磁位置または2相励磁位置で停
    止するように駆動して、2相励磁位置で停止させるとき
    は励磁状態を維持して停止させ、1相励磁位置で停止さ
    せるときは励磁を切って停止させること、を特徴とする
    カメラの焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズの焦点調節用レンズを合焦位
    置まで移動させる、1相励磁および2相励磁の繰り返し
    により回転し、1相励磁位置がディテント位置となるパ
    ルスモータと; 該パルスモータの駆動量を1相励磁の初期位置から1ス
    テップ角で設定して駆動する駆動制御手段と;を備え、 該駆動制御手段は、前記焦点深度が所定値よりも深い場
    合は、前記パルスモータを停止させる位置が2相励磁位
    置であったときには、その2相励磁位置に隣接する1相
    励磁位置のうちさらに回転させる方向となる1相励磁位
    置で励磁を切って停止させることを特徴とするカメラの
    焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズの焦点調節用レンズを合焦位
    置まで移動させる、1相励磁および2相励磁の繰り返し
    により回転し、1相励磁位置がディテント位置となるパ
    ルスモータと; 該パルスモータの駆動量を1相励磁の初期位置から1ス
    テップ角で設定して駆動する駆動制御手段と;を備え、 該駆動制御手段は、前記撮影レンズの焦点深度が所定値
    よりも浅い場合は、前記パルスモータを、1ステップ角
    で設定したステップ角数だけ駆動し、1相励磁位置で停
    止させるときは励磁を切って停止させ、2相励磁位置で
    停止させるときは励磁状態で停止させ、 前記焦点深度が所定値よりも深い場合は、前記パルスモ
    ータを停止させる位置が2相励磁位置であったときに
    は、その2相励磁位置に隣接する1相励磁位置のうち前
    ピンとなる1相励磁位置で励磁を切って停止させるこ
    と、を特徴とするカメラの焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズの焦点調節用レンズを合焦位
    置まで移動させる、1相励磁および2相励磁の繰り返し
    により回転し、1相励磁位置がディテント位置となるパ
    ルスモータと; 該パルスモータの駆動量を1相励磁の初期位置から1ス
    テップ角単位のステップ数で設定する駆動制御手段と;
    を備え、 該駆動制御手段は、前記焦点深度が所定値よりも深く、
    前記設定したパルスモータの駆動量が奇数の場合は、該
    駆動量を切り上げまたは切り下げて偶数に変更するこ
    と、を特徴とするカメラの焦点調節装置。
  5. 【請求項5】 撮影レンズの焦点調節用レンズを合焦位
    置まで移動させる、1相励磁および2相励磁の繰り返し
    により回転し、1相励磁位置がディテント位置となるパ
    ルスモータと; 該パルスモータの駆動量を1相励磁の初期位置から1ス
    テップ角単位のステップ角数で設定する制御手段と;を
    備え、 該制御手段は、前記焦点深度が所定値よりも深く、前記
    設定したパルスモータの駆動量が奇数の場合は、該駆動
    量を前ピントなるように切り上げまたは切り下げて偶数
    に変更すること、を特徴とするカメラの焦点調節装置。
  6. 【請求項6】 前記撮影レンズはズームレンズであっ
    て、被写体輝度を測定して撮影レンズの絞り機構の絞り
    値を設定する絞り値設定手段と、被写体距離を測定する
    測距手段と、前記ズームレンズの焦点距離を検出する焦
    点距離検出手段と、前記測定された被写体距離および前
    記検出された焦点距離と、前記設定された絞り値に基づ
    いて、前記焦点深度が所定値よりも深いかどうかを判定
    する設定手段とを備えたことを特徴とする請求項1から
    5のいずれか一項記載のカメラの焦点調節装置。
  7. 【請求項7】 前記焦点距離および被写体距離の組合せ
    と、各組合せにおいて前記ズームレンズの焦点深度が所
    定値よりも深くなる絞り値の境界値のテーブルデータを
    メモリしたメモリ手段を備え、前記判定手段は、前記検
    出焦点距離および測定被写体距離に基づいて前記のテー
    ブルデータから選択した絞り値と、前記設定された絞り
    値とを比較して前記焦点深度が所定値よりも深いかどう
    かを判定することを特徴とする請求項6記載のカメラの
    焦点調節装置。
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