JP2838734B2 - レンズ制御装置 - Google Patents

レンズ制御装置

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JP2838734B2
JP2838734B2 JP3100743A JP10074391A JP2838734B2 JP 2838734 B2 JP2838734 B2 JP 2838734B2 JP 3100743 A JP3100743 A JP 3100743A JP 10074391 A JP10074391 A JP 10074391A JP 2838734 B2 JP2838734 B2 JP 2838734B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステッピングモ
ーターにより撮影レンズの光軸上位置移動をさせる。録
音手段を備えたビデオカメラ等、レンズ制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近のビデオカメラ等の撮像装置(以下
ビデオカメラという)においては、小型軽量化を目的と
して従来のカム環により変倍レンズとフォーカスレンズ
を連動させるズームレンズにかわって、カム環を廃止
し、変倍レンズとフォーカスレンズをそれぞれ独立した
モーターで、所定の関係を保つように駆動する、いわゆ
る電子カム方式のズームレンズが用いられるようになっ
た。
【0003】今日、このようなズームレンズを備えたビ
デオカメラにおいては、変倍レンズは直流モーターで駆
動し、フォーカスレンズはステッピングモーターにより
駆動するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
ピングモーターは、直流モーターに比べて振動や騒音が
大きくそのために従来のステッピングモーターを用いた
ビデオカメラにおいては、ビデオカメラのマイクロフォ
ンを通してステッピングモーターによるレンズの駆動音
がビデオテープにノイズとして録音されてしまうという
問題があった。
【0005】上記のような欠点を解消するための一つの
技術手段が、特公昭52−24649号公報に開示され
ている。同技術手段はステッピングモーターへの給電を
コントロールすることにより、相数とローターの着磁数
によって決まるローターの停止位置よりも細かいピッチ
でローターを停止させることを可能とするいわゆるマイ
クロステップ駆動に関するものであるが、回転中もコイ
ルへの給電がほぼ滑らかに変化するためと、有害な振動
や騒音の発生を防止し得るものである。
【0006】しかし、上記のような通電方法を用いたス
テッピングモーターによりレンズを駆動しようとする
と、矩形波状の通電を行った場合に比べてステッピング
モーターの出力トルクが減少するために、より大きな電
力や大きな形状のステッピングモーターが必要となり、
ビデオカメラの電源である電池の消耗を速めたり、ビデ
オカメラの小型軽量化の妨げになるといった問題があっ
た。
【0007】また、電池の消耗を防ぎ、小型のモーター
でレンズを駆動しようとする技術として、特公昭53−
25085号公報に開示されている手段との組み合わせ
も考えられる。これは、ステッピングモータを高速で駆
動するか低速で駆動するかによって、通電波形を変化さ
せるものである。しかし、この手段によると高速度でス
テッピングモーターを駆動するときにはより矩形波に近
い波形で通電を行うことになるため、最も振動,騒音の
大きくなる高速駆動時に振動,騒音の発生を防止するこ
とができないという問題があった。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、小型のステッピングモータ
ーを使用して電力消費が少なく、しかも充分な起動トル
クと所定の駆動速度を有し、振動、騒音の発生を抑制
し、録音の障害となることを防止したレンズ制御装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にか
かるレンズ制御装置は、変倍レンズと、フォーカスレン
ズとを有し、前記変倍レンズの移動によって合焦位置が
変化するとともに、変倍レンズの移動中、前記変倍レン
ズと前記フォーカスレンズの位置に応じて前記合焦位置
の変化の速度が異なる撮影レンズと、 前記フォーカスレ
ンズを光軸方向に移動させるステッピングモーターと、
前記変倍レンズの移動中、前記変倍レンズの移動によっ
て変化する合焦位置を補正するために前記フォーカスレ
ンズを追従させるべく前記ステッピングモーターを駆動
制御する制御手段とからなり、 前記制御手段は、前記変
倍レンズと前記フォーカスレンズの位置に基づいて決定
される駆動速度で前記フォーカスレンズを駆動すべく前
記ステッピングモーターの駆動周波数を制御するととも
に、前記ステッピングモーターの起動時、前記駆動周波
数が所定の周波数以上となる高速駆動である場合には、
前記ステッピングモーターの起動から所定時間の間
、前記ステッピングモーターへの初期駆動力を得るた
めにデューティー比の大きい矩形波状の出力を前記ステ
ッピングモーターに供給し、所定時間経過後は前記駆
動周波数に基づくマイクロステップ駆動波形の出力を前
記ステッピングモーターに供給するように構成されてい
ことを特徴とする構成によって、前記の目的を達成し
ようとするものである。
【0010】
【作用】以上の構成により、撮影レンズの光軸上位置を
ステッピングモーターにより移動開始するとき、制御手
段は、撮影レンズ位置に対応してステッピングモーター
駆動周波数を設定し、この設定周波数が所定の周波数以
上であるときは、ステッピングモーター駆動回路を制御
してステッピングモーターの起動から所定時間の間はデ
ューティ比の大きい矩形波状の出力をステッピングモー
ターに供給し、所定時間経過後は所定周波数の略円滑な
波形の出力をステッピングモーターに供給する。
【0011】上記動作により、ステッピングモーターは
充分な起動トルクを発生し、また所定の駆動速度を有す
るので、消費電力の少ない小型ステッピングモーターの
採用が可能であり、ステッピングモーターによる振動、
騒音の発生を抑制し録音の妨害となることを防止でき
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係る撮像装置を実施例によ
り説明する。図1はこの発明に係る一実施例の構成を示
すブロック図であり、図2は一実施例のステッビングモ
ーターへの通電波形を示す説明図、図3は一実施例の動
作を示すフローチャートである。
【0013】図1において、1は第1のレンズ鏡筒、
2,3,4,5は撮影レンズであり、3は変倍レンズ、
5はフォーカスレンズである。6は第2のレンズ鏡筒、
7は第3のレンズ鏡筒である。8は直流モーター、9は
ポテンショメーター、10は第1のガイドバー、11は
撮影レンズ5の位置を移動させる2相式のステッピング
モーター、12は第3のレンズ鏡筒のねじ部、13,1
4は第2,第3のガイドバー、15は撮像素子であるC
CD、16はCCDフォルダー、17はマイクロコンピ
ューター、18はA/Dコンバーター、19はステッピ
ングモーター駆動回路、20はコントラスト検出回路、
21は直流モーター駆動回路である。
【0014】第1のレンズ鏡筒1には、第1の撮影レン
ズ2,第3の撮影レンズ4,直流モーター8,ポテンシ
ョメーター9,第1,第2,第3のガイドバー10,1
3,14,ステッピングモーター11と、CCD15が
固定されたCCDフォルダー16が固定されている。
【0015】第2のレンズ鏡筒6は、変倍レンズ3を保
持するとともに、軸受け部6aを有し、該軸受け部6a
は前記第1のレンズ鏡筒1に固定された第1のガイドバ
ー10と嵌合し、第2のレンズ鏡筒6は、第1のレンズ
鏡筒1に対し光軸方向に移動自在に支持される。また、
第2のレンズ鏡筒6には、前記軸受け部6aと光軸に対
して略対称の位置にねじ部6cが設けられ、該ねじ部6
cは第1の鏡筒に固定された直流モーター8の出力軸上
に一体に設けられたリードスクリュー8aと噛合してお
り、第2のレンズ鏡筒6は、直流モーター8の回転によ
り光軸方向に駆動される。さらに、第2のレンズ鏡筒6
は突起部6bを有し、該突起部6bはポテンショメータ
ー9のスライダー部9aに設けられた凹部に嵌合し、ポ
テンショメーター9の出力端子9bには第2の撮影レン
ズ3の位置に応じた電圧が出力される。
【0016】第3のレンズ鏡筒7にはフォーカスレンズ
である第4の撮影レンズ5が固定されている。第3のレ
ンズ鏡筒7には第1の軸受け部7a,第2の軸受け部7
b,伸長部7cが設けられている。第3の鏡筒7の第1
の軸受け部7aは第1の鏡筒1に固定された第2のガイ
ドバー13に嵌合し、また、第3の鏡筒7の第2の軸受
け部7bは第1の鏡筒1に固定された第3のガイドバー
14に嵌合することで第3の鏡筒7は、第1の鏡筒1に
対して光軸方向に移動自在に支持されている。さらに、
第3の鏡筒7の伸長部7cにはねじ部12が固定され、
該ねじ部12は、第1の鏡筒1に固定されたステッピン
グモーター11の出力軸上に1体に設けられたリードス
クリュー11aと噛合しており、第3の鏡筒7は、ステ
ッピングモーター11により光軸方向に駆動される。
【0017】A/Dコンバーター18は、ポテンショメ
ーター9の出力端子とマイクロコンピューター17の入
力端子に電気的に接続され、ポテンショメーター9の出
力端子に電圧値として出力される第2の撮影レンズの位
置をディジタルコードとしてマイクロコンピュータ17
に伝える。
【0018】ステッピングモーター駆動回路19は、第
1,第2,第3,第4の出力端子と、第1,第2,第3
の入力端子、及び電源端子を有する。ここで、図4,図
5を参照してステッピングモーター駆動回路19の説明
をする。図4は標準的なステッピングモーター駆動回路
の入出力端子の説明図であり、図5はステッピングモー
ター駆動回路の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【0019】図4において、19a,19b,19c,
19dは、それぞれ第1,第2,第3,第4の出力端子
であり第1の出力端子19aと第2の出力端子19b
は、ステッピングモーター11の第1のコイル11bに
接続され、第3の出力端子19cと第4の出力端子19
dは、ステップヒングモーター11の第2のコイル11
cに接続されている。
【0020】第1の入力端子19eはステッピングモー
ターを駆動するとき、駆動指令信号となるパルスを入力
する端子であり、第1の入力端子19eに1パルスの入
力がある度毎にステッピングモーター11のコイルへの
給電のデューティー比が変化する。第2の入力端子19
fはステッピングモーター11の回転方向を決定する端
子であり、例えば第2の入力端子19fの入力が、Hレ
ベルであればステッピングモーター11は時計廻り方向
に回転し、Lレベルであればステッピングモーター11
は反時計廻り方向に回転する。第3の入力端子19g
は、ステッピングモーター11への給電をデューティー
比100%にする入力端子であり、第3の入力端子19
gの入力がHレベルのときには、ステッピングモーター
11の第1,第2のコイルへの通電はデューティー比1
00%になるようになっている。19h,19iは電源
端子である。
【0021】つぎに、ステッピングモーター駆動回路の
動作について図5を参照して説明する。図5に示すaは
ステッピングモーター駆動回路19の第1の入力端子1
9eに入力されるパルス信号を示し、bはステッピング
モーター11の第1のコイル11bへの給電を縦軸を通
電方向及びデューティー比で示し、cはステッピングモ
ーター11の第2のコイル11cへの給電を縦軸を通電
方向及びデューティー比で表している。b,cにおいて
符号は通電方向を示している。また、図5に示すdはス
テッピングモーター駆動回路の第3の入力端子19gへ
の入力を示している。
【0022】時刻t1に電源がONされると、ステッピ
ングモーター11の第1のコイル11bには、デューテ
ィー比d2でステッピングモーター駆動回路19の第1
の出力端子19aから第2の出力端子19bへの電流が
流れるように給電がなされる。同様にステッピングモー
ター11の第2のコイル11cには、デューティー比d
4でステッピングモーター駆動回路の第3の出力端子1
9cから第4の出力端子19bへの電流が流れるように
給電がなされる。次に時刻t2に1パルス目の信号がス
テッピングモーター駆動回路19の第1の入力端子19
eに入力するとステッピングモーターの第1,第2のコ
イルへの給電はそれぞれ、d2→d3,d4→d3に変
化する。以後ステッピングモーターの第1,第2のコイ
ルへの給電はステッピングモーター駆動回路19の第1
の入力端子に1パルス入力する度毎に1段階ずつ変化す
る。
【0023】時刻t3にステッピングモーター駆動回路
の第3の入力端子19gへの入力がLレベルからHレベ
ルに変化すると、それまで−d3の通電が行われていた
ステッピングモーター11の第1,第2のコイル11
b,11cへの給電は、ステッピングモーター駆動回路
19の第1の入力端子19eへのパルス入力に係わらず
それぞれ−d6に変化する。さらに時刻t4にステッピ
ングモーター駆動回路の第3の入力端子19gの入力が
Lのままならステッピングモーター11の第2のコイル
11cへの給電をd0からd1に変化させるパルスがス
テッピングモーター駆動回路の第1の入力端子に入力さ
れるとステッピングモーター11の第2のコイル11c
への給電は−d6からd6に変化する。
【0024】以上説明したようにステッピングモーター
駆動回路は、第3の入力端子に加えられる入力信号がL
のときには1パルス当たり1段階ずつデューティー比が
変化し、第3の入力端子に加えられる入力信号がHのと
きにはデューティー比は常に100%であり通電の方向
を変化させるべきパルス数の入力パルスがあると通電の
方向が変化するものである。
【0025】この発明の一実施例に使用するステッピン
グモーター駆動回路19は、前記動作をする例えば市販
のステッピングモーター駆動用ICであるTA8425
Hの回路構成の出力段のトランジスターブリッジへの入
力段を、図6に示す回路から図7に示す回路のように変
更したものであり、容易に実現可能である。
【0026】図6は上記市販のステッピングモーター駆
動用IC TA8425Hの出力段の構成を示してお
り、19jはコイルへの通電方向を決定する入力端子で
あり、該入力端子19jがHレベルの時にはコイル11
b(または11c)には19a(または19c)から1
9b(または19d)への方向に電流が流れ、Lレベル
時にはコイル11b(または11c)には19b(19
d)から19a(19c)への方向に電流が流れる。ま
た、19kはコイルに印加する電圧のデューティー比を
決定する入力端子であり、19kへの入力がHレベルの
時には通電は遮断され、Lレベルの時には19jの入力
によって決まる方向に通電が行われる。
【0027】図7はこの発明に係るビデオカメラの実施
例に使用するステッピングモーター駆動回路19の出力
段を示しており、前述の市販のステッピングモーター駆
動用ICと異なる点はデューティー比を決定する入力端
子19kへの入力と、ステッピングモーター駆動回路の
第3の入力端子19gをインバーター回路19mで反転
した信号とをアンド回路19nの各入力端子に接続して
いることに特徴がある。また、ステッピングモータ駆動
回路19の第3の入力端子19gは抵抗lによってプル
ダウンされている。
【0028】図7に示す回路構成になるステッピングモ
ーター駆動回路19は、第3の入力端子19gがHレベ
ルの時には100%のデューティー比でステッピングモ
ーター11のコイル11b(11c)への通電を行い、
また第3の入力端子19gがLレベルの時には入力端子
19kに入力するパルスのデューティー比と同じデュー
ティー比でステッピングモーター11のコイル11b
(11c)への通電を行う。
【0029】図1において、コントラスト検出回路20
は、CCD15からの画像信号からコントラスト値を検
出しマイクロコンピューター17に伝える。直流モータ
ー駆動回路21はマイクロコンピューター17の指令に
より直流モーター8の駆動,停止を行う。
【0030】この発明に係るビデオカメラの実施例は周
知のビデオカメラと同様に録音デッキ部等を有している
が、その構成は特に限定されるものでないので、図示、
説明ともに省略する。
【0031】次に図1,図2,図3を参照してこの発明
に係る一実施例の動作について、ズーミング動作を例に
して説明する。図2は一実施例であるビデオカメラにお
いて、ステッピングモーターを高い駆動周波数で起動す
る際のステッピングモーター駆動回路19の入力端子に
加わる波形と出力波形のタイミングチャートであり、a
は第1の入力端子19cの入力波形、bは第3の入力端
子19gの入力波形、cはステッピングモーター11の
第1のコイル11bへの給電を縦軸を通電方向及びデュ
ーティー比で表し、dはステッピングモーター11の第
2のコイル11cへの給電を縦軸を通電方向及びデュー
ティー比で表している。
【0032】図3は一実施例でのズーミング動作時にス
テッピングモーターを起動するフローチャートである。
図3において、ステップS1で図1には不図示のズーム
スイッチがオンされると、マイクロコンピューター17
はオンを検出しステップS2に進み、まず、変倍レンズ
である第2の撮影レンズ3の位置をポテンショメーター
9の出力電圧をA/Dコンバーター18を介して検出す
る。
【0033】周知のように所謂電子カム方式のズームレ
ンズにおいては変倍レンズ3を一定速で動かしてズーミ
ングを行うときには、変倍レンズ3の位置によりフォー
カスレンズ5を駆動するスピードは変化させる必要があ
る。そのためにマイクロコンピューター17は、フォー
カスレンズ5を動かす必要なスピード、即ちステッピン
グモーター駆動回路19の第1の入力端子19cに入力
するパルスの周波数fdrを設定する(ステップS
3)。次にマイクロコンピューター17は設定した周波
数fdrからあらかじめマイクロコンピューターが記憶
している所定の周波数fa以上かどうかを判定する(ス
テップS4)。設定された周波数fdrが所定の周波数
fa以下のときにはステップS5に進み、マイクロコン
ピューター17はステッピングモーター駆動回路19の
第3の入力端子19gへの出力端子OUT1をLレベル
とする。そして、ステップS6で駆動方向を設定し、ス
テッピングモーター駆動回路19の第2の入力端子19
fへの出力をズームスイッチの状態によりHまたはLと
した後にステッピングモーター駆動回路19の第1の入
力端子19eへのパルス出力を開始する。またこのとき
直流モーター駆動回路21も直流モーター8への通電を
開始しズーミング動作が開始される。
【0034】上記の場合には、ステッピングモーター駆
動回路19の第3の入力端子19gへの出力端子OUT
1がLレベルであるためにステッピングモーター11の
第1,第2のコイルには、起動時から階段状にデューテ
ィー比の変化する略滑らかな通電が行われる。
【0035】ステップS4において、変倍レンズ3の位
置により設定された周波数fdrが所定の周波数fa以
上のときにはステップS7に進み、マイクロコンピュー
ター17はステッピングモーター駆動回路19の第3の
入力端子19gへの出力端子OUT1をHレベルとす
る。これは、図2に示すタイミングチャートではTaの
タイミングである。次にステップS8でマイクロコンピ
ューター17は駆動方向を設定し、ステッピングモータ
ー駆動回路19の第2の入力端子19fへの出力をズー
ムスイッチの状態によりHまたはLとした後にステッピ
ングモーター駆動回路19の第1の入力端子19eへの
パルス出力を開始する。またこのとき直流モーター駆動
回路21も直流モーター8への通電を開始しズーミング
動作が開始される。これは、図2に示すタイミングチャ
ートではTbのタイミングである。
【0036】次にステップS9では、マイクロコンピュ
ーター17はステッピングモーター駆動回路に何パルス
のパルスを出力したかをカウントして出力したパルスの
数がマイクロコンピューター17があらかじめ記憶して
いる所定のパルス数PaになるとステップS10に進
み、ステッピングモーター駆動回路19の第3の入力端
子19gへの出力端子OUT1をLレベルとする。これ
は図2に示すタイミングチャートではTcのタイミング
である。以後ステッピングモーター11の第1,第2の
コイルには、階段状にデューティー比の変化する略滑ら
かな通電が行われる。
【0037】即ち、ステッピングモーター駆動回路19
は、変倍レンズ3の位置に対応してステッピングモータ
ー駆動周波数を設定し、この設定したステッピングモー
ター駆動周波数が所定の周波数以上であるときは、ステ
ッピングモーター11の起動から所定時間の間はデュー
ティ比の大きい矩形波状の出力をステッピングモーター
11に供給し、所定時間経過後は変倍レンズ3の位置に
対応した設定周波数の略円滑な波形の出力をステッピン
グモーターに供給する。
【0038】以上の構成と制御により、一定速度で駆動
される変倍レンズ3に対して、ステッピングモーター1
1はフォーカスレンズ5を必要な初期駆動力と、変倍レ
ンズ3の位置に対応した設定速度により駆動することが
できる。そして、消費電力の少ない小型ステッピングモ
ーターの採用が可能である。
【0039】なお、マイクロコンピューター17は撮影
レンズ位置に対応してステッピングモーター駆動回路1
9を制御する制御手段を構成している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、撮影レンズの光軸上位置をステッピングモーターに
より移動開始するとき、ステッピングモーター駆動回路
は、撮影レンズ位置に対応して設定したステッピングモ
ーター駆動周波数が所定の周波数以上であるときは、ス
テッピングモーターの起動から所定時間の間はデューテ
ィ比の大きい矩形波状の出力をステッピングモーターに
供給し、所定時間経過後は撮影レンズ位置に対応した周
波数の略円滑な波形の出力をステッピングモーターに供
給する。
【0041】上記動作により、ステッピングモーターは
起動時には充分なトルクを発生し、また必要な駆動速度
で撮影レンズを移動させるので、消費電力の少ない小型
ステッピングモーターの採用が可能であり、ステッピン
グモーターによる振動、騒音の発生を抑制し、録音の妨
害となることを防止したレンズ制御装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例のブロック図である。
【図2】 一実施例のステッピングモーター起動回路タ
イミングチャートである。
【図3】 一実施例のズーミング動作フローチャートで
ある。
【図4】 標準的なステッピングモーター駆動回路入出
力端子説明図である。
【図5】 ステッピングモーター駆動回路動作説明用タ
イミングチャートである。
【図6】 従来のステッピングモーター駆動用ICの出
力段説明図である。
【図7】 実施例に使用するステッピングモーター駆動
用ICの出力段説明図である。
【符号の説明】
2,4 撮影レンズ 3 撮影レンズ(変倍レンズ) 5 撮影レンズ(フォーカスレンズ) 8 直流モーター 9 ポテンショメーター 11 ステッピングモーター 15 撮像素子(CCD) 17 マイクロコンピューター(制御手段) 19 ステッピングモーター駆動回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍レンズと、フォーカスレンズとを有
    し、前記変倍レンズの移動によって合焦位置が変化する
    とともに、変倍レンズの移動中、前記変倍レンズと前記
    フォーカスレンズの位置に応じて前記合焦位置の変化の
    速度が異なる撮影レンズと、 前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるステッピ
    ングモーターと、 前記変倍レンズの移動中、前記変倍レンズの移動によっ
    て変化する合焦位置を補正するために前記フォーカスレ
    ンズを追従させるべく前記ステッピングモーターを駆動
    制御する制御手段とからなり、 前記制御手段は、前記変倍レンズと前記フォーカスレン
    ズの位置に基づいて決定される駆動速度で前記フォーカ
    スレンズを駆動すべく前記ステッピングモーターの駆動
    周波数を制御するとともに、前記ステッピングモーター
    の起動時、前記駆動周波数が所定の周波数以上となる高
    速駆動である場合には、前記 ステッピングモーターの起
    から所定時間の間は、前記ステッピングモーターへ
    の初期駆動力を得るためにデューティー比の大きい矩形
    波状の出力を前記ステッピングモーターに供給し、
    定時間経過後は前記駆動周波数に基づくマイクロステッ
    プ駆動波形の出力を前記ステッピングモーターに供給す
    るように構成されていることを特徴とするレンズ制御装
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