JP2749349B2 - ステップモータの駆動方法 - Google Patents

ステップモータの駆動方法

Info

Publication number
JP2749349B2
JP2749349B2 JP1030713A JP3071389A JP2749349B2 JP 2749349 B2 JP2749349 B2 JP 2749349B2 JP 1030713 A JP1030713 A JP 1030713A JP 3071389 A JP3071389 A JP 3071389A JP 2749349 B2 JP2749349 B2 JP 2749349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
mini
phase excitation
drive
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1030713A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02211095A (ja
Inventor
和司 川村
斎 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1030713A priority Critical patent/JP2749349B2/ja
Publication of JPH02211095A publication Critical patent/JPH02211095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2749349B2 publication Critical patent/JP2749349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はステップモータを高速高精度に駆動するステ
ップモータの駆動方法に関するものである。
【従来の技術】
ステップモータを高速に且つ高精度に駆動させるため
に二相励磁駆動とミニステップ駆動とを組み合わせたス
テップモータの駆動方法としては特開昭61−20789号に
示される方法が従来あった。この従来例では二相励磁駆
動より第5図(a),(b)に示すようにA相、B相で
直接目的とするそれぞれ同一の分割数のミニステップ駆
動に切り換えていた。
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来例の方法では一駆動の移動量が二相励磁
駆動からミニステップ駆動に切り換わる時に大きく変化
し、第6図に示すように振動を生じやすいという問題が
あった。 またモータコイルに流す二相励磁駆動時の電流値は第
7図に示すようにミニステップ駆動時の二相の電流イ,
ロの絶対値が一致する点の電流値Ia,Ibを用いていたた
め、精度を重視した電流値となっており、本来ステップ
モータが持っていた推力を出し切らない電流値となって
いた。 更に従来例ではミニステップ駆動時の電流波形は、第
8図に示す余弦波状の波形若しくは「PM形ステップモー
タのミニステップ駆動による高精度位置決めに関する研
究」昭和59年度精機学会春季大会学術論演論文集に示さ
れるように静的な安定点に基づいて修正された電流波形
(第9図)を用いていたため、ステップモータ駆動環境
の変化、例えば移動速度、移動方向により位置決め精度
の悪化が見られるという問題があった。 このように従来のステップモータの駆動方法ではステ
ップモータの高速高精度駆動を実現するには不十分であ
った。 またミニステップ駆動から二相励磁駆動若しくは一相
励磁駆動に切り換えて加速する場合にも同様な問題があ
った。 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは、二相励磁駆動若しくは一相励磁駆
動とミニステップ駆動との切り換えて停止を行う場合に
おける問題点を解決したステップモータの駆動方法を提
供するにある。 併せて請求項2及び請求項3記載の発明はステップモ
ータが本来持っている推力を生かすことができるステッ
プモータの駆動方法及び、駆動状態に応じた適正な電流
波形によるミニステップ駆動が行え、位置決め精度の向
上が図れるステップモータの駆動方法を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明はステップモータを二相励磁駆動若しくは一相
励磁駆動とミニステップ駆動とを併用して駆動するステ
ップモータの駆動方法において、二相励磁駆動若しくは
一相励磁駆動からミニステップ駆動に切り換える際、速
度検出値に基づいて、複数の順次多くなった分割数のミ
ニステップ駆動を行うことを特徴とし、更に請求項2記
載の発明は請求項1記載の発明において、二相励磁駆動
若しくは一相励磁駆動の安定点における駆動電流値をミ
ニステップ駆動時の電流値の最大値以上に設定したこと
を特徴とし、更にまた請求項3記載の発明は請求項1又
は請求項2記載の発明において、ミニステップ駆動時の
電流の波形を複数持って駆動状態に応じて電流の波形を
選択可能としたことを特徴とする。
【作 用】
而して請求項1の発明によれば、二相励磁駆動若しく
は一相励磁駆動からミニステップ駆動に切り換える際、
速度検出値に基づいて、複数の順次多くなった分割数の
ミニステップの駆動を行なうので、振動を抑制しながら
減速することができるのである。 また請求項2の発明によれば、大きな電流値で二相励
磁駆動、若しくは1相励磁駆動を行うのでステップモー
タが本来持っている推力を生かすことができる。 更に請求項4の発明ではミニステップ駆動時におい
て、使用状態で予想される駆動状態に応じた適正な電流
波形を選択することにより、高精度の位置決めを実現す
ることができる。
【実施例】
以下本発明を実施例により説明する。 第1図は本発明のステップ駆動方法を用いた実施例の
構成図を示しており、この実施例は制御プログラムなど
を格納したROM1及びミニステップ駆動の電流分割テーブ
ル及び二相(又は一相)励磁のテーブルを記憶するRAM2
と、制御演算を行うCPU3と、ディジタル化された励磁電
流信号をアナログ変換するD/A変換器5と、励磁相切り
換え信号をラッチするラッチ7と、アナログ化された励
磁電流信号と、励磁相切り換え信号とでステップモータ
9を駆動する駆動装置6と、ステップモータ9の速度を
検出して検出データをCPU3へ送出する速度検出器4とか
ら構成されている。 而してCPU3は例えば切り換え指令を受けて、2相励磁
からミニステップ駆動に切り換えて駆動する場合に、切
り換え時点での振動を防ぐために、一駆動内においてま
ずA相、B相に対応する第2図(a),(b)に示すよ
うにこのミニステップにおける分割数n1,n2,n3を順次多
く取って目的とする分割数n3のミニステップ駆動を行う
のである。この場合のミニステップ駆動の切り換えは速
度検出器4からのステップモータ8の速度データや、移
動位置等に基づいて行う。 逆に一相(又は二相)励磁駆動へミニステップ駆動か
ら切り換えて加速する場合には分割数の多いほうから少
ない方へ順次切り換えて、移動量の変化による振動発生
を抑制する。 ところで実施例回路においては二相励磁駆動時の電流
値を第3図に示すようにミニステップ駆動時の電流イ、
ロの値Ia′、Ib′すなわちミニステップ駆動時の最大値
若しくはそれ以上の値を二相励磁駆動時の電流ハの値の
電流値として設定しており、ステップモータ8が本来持
っている大きな推力を生かしきることができるようにし
てある。 更に実施例回路では使用状態で予想される駆動環境の
変化、例えば移動方向プラス方向とマイナス方向との機
械的摩擦の差異に応じた移動方向プラス方向(正回転方
向)及び移動方向マイナス方向(逆回転方向)について
ステップ数に対する電流の絶対値の電流波形を第4図
(a)[A相の場合]、同図(b)[B相の場合]の如
く作成する。即ち、ステップaにおける機械的摩擦は正
回転方向が逆回転方向よりも大きいため電流の絶対値を
大きくとることを示している。尚第4図(a),(b)
の実線イは正回転方向の電流波形を、また破線のロは逆
回転方向の電流波形を夫々示す。 このようにして作成した電流波形のデータをRAM2に記
憶させておき、CPU3が駆動状態に応じて適正な電流波形
を選択してステップモータ8を駆動し、位置決めの精度
を高めるようにしてある。
【発明の効果】
請求項1の発明は、二相励磁駆動若しくは一相励磁駆
動からミニステップ駆動に切り換える際、速度検出値に
基づいて、複数の順次多くなった分割数のミニステップ
の駆動を行うので、二相励磁駆動若しくは一相励磁駆動
からミニステップ駆動に切り換えて停止する際に、振動
を抑制しながら減速することができるという効果を奏す
る。 また請求項2の発明は二相励磁駆動若しくは一相励磁
駆動の安定点における駆動電流値をミニステップ駆動時
の電流値の最大値以上に設定したので、大きな電流値で
二相励磁駆動、若しくは一相励磁駆動を行うのでステッ
プモータが本来持っている推力を生かすことができ、大
きな推力で駆動することができるという効果がある。 また更に請求項3の発明はミニステップ駆動時の電流
の波形を複数持って駆動状態に応じて選択可能としたの
で、ミニステップ駆動時において、使用状態で予想され
る駆動状態に応じた適正な電流波形を選択することによ
り、高精度の位置決めを実現することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を用いた駆動回路の構成図、第
2図(a),(b)は同上の電流波形切り換え時の説明
図、第3図は二相励磁駆動時の電流値の説明図、第4図
(a),(b)はミニステップ駆動時の電流波形の説明
図、第5図(a),(b)は従来例の電流波形切り換え
の説明図、第6図は同上の振動現象の説明図、第7図は
従来例における二相励磁駆動時の電流値の説明図、第8
図及び第9図は従来例におけるミニステップ駆動時の電
流波形の説明図である。 1はROM、2はRAM、3はCPU、4は速度検出器、5はD/A
変換器、6は駆動装置、7はラッチ、8はステップモー
タである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステップモータを二相励磁駆動若しくは一
    相励磁駆動とミニステップ駆動とを併用して駆動するス
    テップモータの駆動方法において、二相励磁駆動若しく
    は一相励磁駆動からミニステップ駆動に切り換える際、
    速度検出値に基づいて、複数の順次多くなった分割数の
    ミニステップの駆動を行なうことを特徴とするステップ
    モータの駆動方法。
  2. 【請求項2】二相励磁駆動若しくは一相励磁駆動の安定
    点における励磁電流値をミニステップ駆動時の電流値の
    最大値以上に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    ステップモータの駆動方法。
  3. 【請求項3】ミニステップ駆動時の電流の波形を複数持
    って駆動状態に応じて電流の波形を選択可能としたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のステップモータの駆
    動方法。
JP1030713A 1989-02-09 1989-02-09 ステップモータの駆動方法 Expired - Lifetime JP2749349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1030713A JP2749349B2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09 ステップモータの駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1030713A JP2749349B2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09 ステップモータの駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02211095A JPH02211095A (ja) 1990-08-22
JP2749349B2 true JP2749349B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=12311285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1030713A Expired - Lifetime JP2749349B2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09 ステップモータの駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2749349B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000030244A1 (fr) * 1998-11-12 2000-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositf de commande d'un moteur pas a pas

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2838734B2 (ja) * 1991-05-02 1998-12-16 キヤノン株式会社 レンズ制御装置
JP2011102951A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Nikon Corp 撮影用照明装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5950797A (ja) * 1982-09-14 1984-03-23 Alps Electric Co Ltd パルスモ−タの駆動回路
JPH0614799B2 (ja) * 1982-12-29 1994-02-23 富士通株式会社 ステツピングモ−タ停止制御方式
JPH0614798B2 (ja) * 1983-07-12 1994-02-23 松下電器産業株式会社 パルスモ−タ−用駆動装置
JPS61196799A (ja) * 1985-02-22 1986-08-30 Fukui Denshi Giken:Kk パルスモ−タ駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000030244A1 (fr) * 1998-11-12 2000-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositf de commande d'un moteur pas a pas

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02211095A (ja) 1990-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Acarnley Stepping motors: a guide to theory and practice
JPWO2003019314A1 (ja) 同期電動機のセンサレス制御装置
JP2001510678A (ja) ステップモータの制御方法および制御装置
JP2000050699A (ja) 誘導モ―タ用弱界磁制御方法
JP2749349B2 (ja) ステップモータの駆動方法
JPH02273098A (ja) ステッピングモータの駆動方式
JPS5812592A (ja) パルスモ−タを用いた駆動装置
Liu et al. Compensation of load-dependent position error for a hybrid stepper motor
JP3402870B2 (ja) 多相リニアモータ駆動装置
JP3796634B2 (ja) 平面リニアパルスモータの制振制御方法および制振制御装置
US7323840B2 (en) Magnetic-pole detecting system for synchronous AC motor and magnetic-pole detecting method therefor
Acarnley Stepping motors
US4647829A (en) Means and method for stepping motor stabilization
JPS5818880B2 (ja) ステツピングモ−タの制御方式
JP3725316B2 (ja) 5相ステッピングモータの駆動方法
JPH028559B2 (ja)
JPH06182682A (ja) ロボットの速度制御方法
JP3152682B2 (ja) 刺繍ミシンのパルスモータ制御装置
JPS61273194A (ja) リニアパルスモ−タの駆動方法
JPH06189598A (ja) ステッピングモータの駆動制御装置
JP2872964B2 (ja) 駆動モータ
JP2549508B2 (ja) ステツピングモ−タの閉ル−プ駆動制御方法
JPH01218393A (ja) ステツプモータのミニステツプ駆動装置
KR100321127B1 (ko) 리니어 모터용 영구자석 배열 구조
JPS6237054A (ja) リニアパルスモ−タ