JP2006053409A - 光量調整装置及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents

光量調整装置及びこれを用いた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的装置は小型で円滑な開閉動作が可能であり、羽根の変形による光量ムラを生ずることのない光量調節装置の提供と、またこれを用いた撮像装置及び投影装置の提供。
【解決手段】光軸開口を有する基板と、上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した6枚以上で偶数枚n枚の羽根部材と、上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置している。そして、基板に配置する羽根部材を2つに区分し、第1の羽根は互いに重なり合う少なくとも2枚の羽根で構成し、各羽根は基端部を支軸に回動自在に支持し、全閉状態で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁内部に位置する。第2の羽根部材は、互いに重なり合う上記第1の羽根部材と対応する枚数の羽根で構成し、各羽根は開閉全域で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁外部に位置して上記基板に支持され比較的短い羽根で構成している。
【選択図】図2

Description

本発明はビデオカメラ、スチールカメラなどの撮像装置、或いはプロジェクタその他の投影装置に内蔵され、撮影光量、投映光量などの光量を調整する光量調整装置及びこの装置をレンズ鏡筒に組込んだ撮像装置に関する。
一般にこの種の光量調整装置は撮影光路或いは投影光路に光軸開口を有する基板を配置し、この基板に形成した光軸開口に1枚若しくは複数枚の羽根部材を配置し、この羽根を開閉動することによって光軸開口を大口径又は小口径に光量調整するものが比較的簡便な装置として広く用いられている。このような光量調整装置で光量を無段階に近く緻密に制御する場合には光軸開口の周囲に等間隔に複数枚の羽根を配置し、例えば羽根枚数に応じて正5角形、正6角形のような正多角形の絞り開口を小開口から大開口まで相似形で構成する所謂虹彩絞りが知られている。つまり基板に形成した光軸開口の周囲に等間隔に複数の羽根を互いに隣接する縁部が上下鱗状に重ね合うように配置し、この羽根の基端部を基板に設けた支軸に回動自在に支持し、各羽根の先端部を光軸開口に臨ませて絞り開口を構成し、各羽根部材を駆動装置で所定量回動することによって所望の絞り口径を得ている。
上記構成の羽根部材は、比較的短く先端部を先鋭形状に形成した羽根を順次重ね合わせて光軸開口に臨ませ、それぞれの羽根先端部は開閉域のほとんどで光軸開口の開口縁より内側に位置して絞り開口を構成する場合と、比較的長い形状の羽根でその先端部を開閉全域に渡って開口周縁の基板で支持するものがそれぞれ知られている。前者の比較的短い羽根で構成する場合には個々の羽根が短く小さい形状で互いに重なり合う部分(面積)も小さくなり、その駆動装置も低トルクで小型に構成出来、装置全体を小型コンパクトに構成出来るメリットがある。反面、各羽根は基端部のみが基板に支持されその先端部は開閉域のほとんどで開口縁の内側に突出するように位置する為羽根先端部が歪み易い問題があり、装置に外力が及ぶと羽根先端が振動して光量にバラつきが生じたり、羽根先端が反り返るなど変形した場合には光量のバラつきと同時に重なり合う羽根同士が干渉する喰付き現象で羽根の開閉動作が不能となる故障を引き起こすディメリットがある。従って使用するカメラなどの装置もその使用環境も限られ一部の限られた光学機器に使用されている。
次に後者の比較的長く大型の羽根で構成する場合には羽根先端部は開閉全域で基板に支持されてバックアップされるように構成することが出来、装置に加わる振動にも環境温度による変形にも強い装置が得られるメリットがある。反面このように羽根を長く大きく形成した場合には羽根の吊めるスペースも大きく、羽根相互の摩擦も羽根と基板との間の摩擦も大きく装置は大型化するディメリットがある。このように従来の装置は羽根部材を上記いずれかの設計思想を選択したうえで羽根はその全てを同一形状に構成することが通常の設計思想として採用されている。
上述のように先鋭状の羽根先端を光軸開口に臨ませて絞り開口を形成する場合には個々の羽根の基端部のみが基板に支持されることとなり絞り開口を形成する羽根先端部が変形して光量のムラ或いは羽根同士が喰い付いて動作不良を起こす問題がある。一方このような問題を解決する為に個々の羽根を大きく形成し開閉の全域で羽根先端部が基板の光軸開口縁で支持されるように構成すると前述のように装置が大型化する問題が新たに発生する。
そこで従来はカメラその他の各種光学機器の仕様に応じて比較的適切とする羽根の構成及び形状で光量調節装置を製作している為、適応できる光学装置に制約があり、また適応できる環境などの使用条件に制約があった。そこで本発明は光軸開口で絞り口径を形成する複数の羽根部材を異なる形状に構成することによって羽根部材の変形による弊害と羽根部材の大型化による弊害を軽減することが可能であるとの知見に基づき、この場合に異なる形状の羽根部材の重なり部に生ずる羽根同士の干渉を防止することをその課題としている。
従って本発明は比較的装置は小型で円滑な開閉動作が可能であり、羽根の変形による光量ムラを生ずることのない光量調節装置の提供をその課題とし、またこれを用いた撮像装置及び投影装置の提供を課題としている。
本発明は上記課題を解決するために以下の構成を採用する。
光軸開口を有する基板と、上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した6枚以上で偶数枚n枚の羽根部材と、上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置している。そして、基板に配置する羽根部材を2つに区分し、第1の羽根は互いに重なり合う少なくとも2枚の羽根で構成し、各羽根は基端部を支軸に回動自在に支持し、全閉状態で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁内部に位置する。
第2の羽根部材は、互いに重なり合う上記第1の羽根部材と対応する枚数の羽根で構成し、各羽根は開閉全域で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁外部に位置して上記基板に支持され比較的短い羽根で構成している。これによって絞り口径を形成する羽根は先端部全体が光軸開口内に臨む第1の羽根部材と、先端部が光軸開口周縁の基板に支持された状態の第2の羽根部材とで形成しているから比較的装置は小型コンパクトに構成出来、羽根の変形による動作不良或いは規制する光量にムラが生ずることがない。
また、前記羽根部材は重ね合わせ下位側の1枚目から3枚目の羽根で構成する第1の羽根部材と重ね合わせ上位側の残りの4枚目から6枚目の羽根で構成する第2の羽根部材とに区分し、上記第1の羽根部材と第2の羽根部材とは、第1の羽根部材の最上位の羽根の上に上記第2の羽根部材の最下位の羽根が積重ねられ、上記第1の羽根部材の重なり順位と上記第2の羽根部材の重なり順位が対応する羽根同士がそれぞれ、第2の羽根部材の羽根先端部と第1の羽根部材の羽根基端部とが開閉全域で互いに係合して重なり合うように第1の羽根部材の各羽根には基端部から延出した係合部が形成し、且つ第2の羽根部材の羽根先端部は第1の羽根部材の対応する羽根以外の重なり順位が異なる羽根の開閉軌跡と干渉しない開閉軌跡を描く形状に構成している。
更に、上記第2の羽根部材の各羽根は基端部を上記支軸に回動自在に支持し、先端部は開閉全域に渡って上記光軸開口の開口縁の外側に位置して上記基板に支持している比較的長い羽根で構成している。前記基板は間隔を隔てて互いに対向する一対の第1、第2の基板で構成し、この第1の基板上に前記第1の羽根部材、前記第2の羽根部材の順に積み重ね配置し、この第2の羽根部材上に第2の基板を配置する。
本発明は光軸開口を形成した基板に複数の羽根を等間隔に配置して羽根先端部を光軸開口に臨ませて絞り口径を形成する際に、構成する羽根を第1と第2に二分して第1の羽根部材は全閉状態で先端部が開口内に位置し、第2の羽根部材は開閉全域で先端部が開口縁周囲の基板に支持される形状にした為、比較的装置は小型で羽根の反り返りによる変形で開閉動作が不能になったり、スムーズな開閉が得られない等の問題も、変形によって光量が変化して撮影或いは投影の際に光量ムラをもたらすことがない。
また第1の羽根部材と第2の羽根部材は互いに開閉全域で上下順位が狂わないような重ね合わせ部(係合部)が形成してあり、それ以外の羽根とは互いに干渉しない軌跡で開閉するようにしてあるから開閉動作はスムーズであり、多少羽根が変形してもその動作に支障が生ずることがない。従って、本発明は羽根部材を偶数枚で構成し、その1/2を第1の羽根部材で、他の1/2を第2の羽根部材で構成すれば全ての羽根が上下に順序付けられて互いに干渉することがなく、更に好適な結果が得られる。また第1の羽根部材を先鋭状で短く構成して、その先端縁が絞り口径を形成し、この羽根で開口縁との間に生ずる間隔を第2の羽根部材で補充するように構成すれば更に装置は小型で羽根を開閉する負荷も軽減することが可能である。
以下図示の実施の形態に基づいて本発明を詳述する。
図1は本発明に係わる光量調整装置を示す分解斜視図、図2は光量を調節する羽根部材の組合せ(重ね合わせ)状態の説明図、図3は全開状態を示す説明図、図4は半絞り(大口径)状態の説明図、図5は半絞り(小口径)状態の説明図、図6は全閉状態の説明図である。
図1に示すように本発明の光量調整装置Eは、基板500と、この基板500の光軸開口510に配置された複数(後述する4枚以上)の羽根部材と、この羽根部材200を回動自在に支持する支軸530と、羽根部材200を開閉する駆動装置700と、この駆動装置700の回転を羽根部材200に伝達する駆動アーム600とから構成される。まず基板500は、後述するカメラ装置の鏡筒或いはプロジェクタ装置の投光部に配置され、これ等の装置に応じた形状の基盤部材で構成される。図示のものは羽根部材200を上下から挟み込んで支持するように上下一対の板状部材で構成してある。
以下第1の基板を地板500、第2の基板を押さえ板100として説明する。この地板500及び押さえ板100は両者を同一形状、同一素材で形成しても良いが、通常は地板500は樹脂のモールド成形で比較的堅牢に構成し、押さえ板100は金属或いは樹脂の薄板で比較的軟弱に構成する。そして地板500と押さえ板100には光軸開口110(以下開口という)がその中央に形成され、この開口110の形状は光路を通過する光量の最大を規制する口径、つまり最大口径をこの開口110で形成する大きさに形成するか、設計上必要とする最大口径より大きい口径に形成し、これに配置する羽根部材200の全開状態で最大口径を規定するかいずれかの形状、大きさに形成する。
そして上記地板500には開口510の周囲に羽根部材200を支持する支軸530と、羽根部材200を案内するガイドレール525と、伝動レバー400を嵌合するリング状凹溝520が形成されている。支軸530は地板500にモールド成形などで一体に(植設)形成されたピンで構成され、この支軸530は後述する羽根部材200の枚数に応じた数で開口110の中心と同心円上で等間隔に配置され、図示のものは羽根部材200が6枚構成である為支軸530は6ケ所に60度隔てて植設されたピンから構成されている。また上記地板500に形成されたリング状凹溝520にはリング形状の伝動レバー400が嵌合され、この伝動レバー400にはそれぞれの羽根部材200と係合する位置に伝動ピン420が設けてあり、また伝動レバー400にはアーム部430が設けられ、このアーム部430に形成した伝動スリット440に駆動装置700が連結される。
駆動装置700は地板500に形成された駆動装置取付部540に取付けられ、その構造は種々のものが知られているが、図示のものは内部にマグネットロータを内蔵し、このマグネットロータを回転自在に軸受支持するコイル枠にコイルを巻廻し、このコイルに電流を供給してマグネットロータを所定角度回転する。図示750はその外筺ヨークであり、図示770はカバーであり、図示760は取付ステムでコイル枠と一体に樹脂成形によって形成され地板500のビス穴542を介してビス止めされる。上記マグネットロータの回転軸710に駆動アーム600の係合孔610を嵌合することによって一体に固定され、この駆動アーム600には駆動ピン620が設けてある。そして地板500の前記取付部540に駆動装置700の前記ステム760がビス穴542を介してビスで固定され、駆動アーム600の駆動ピン620は地板500の逃げ溝546に挿通され前述の伝動レバー400に形成した伝動スリット440に係合される。
従って駆動モータに所定電流を供給するとコイルに生起した磁界によってマグネットロータが回転し、回転軸710の回転は駆動アーム600から伝動レバー400に伝達される。この伝動レバー400は地板500に形成されている凹溝520に案内され光軸を中心に開口110の周囲を所定量回転することとなり、この伝動レバー400に形成された伝動ピン420も所定量回転することとなる。
そこで羽根部材200の構成について説明すると羽根部材200は4枚以上適宜枚数を1組として重ね合わせて構成される。この羽根の枚数は互いに重ね合わせた羽根先端部が絞り口径を形成し、この絞り口径の形状に応じて4枚構成の場合は略四角形、5枚構成の場合は略五角形など多角形状で枚数が多い程形成される絞り口径は円に近くなる。またこの羽根の枚数は羽根先端部が形成する絞り口径が大口径から小口径に相似形で開閉されることが好ましく、口径の形状と開閉時の形状変化から最適な構成枚数が選択され、通常5枚羽根、6枚羽根、8枚羽根構成が多く用いられている。
そこで本発明はこのような複数枚の羽根部材200(以下羽根という)を2つに区割して構成する。第1の羽根部材200aは2枚以上好ましくは羽根総数nの半分(1/2n)で、羽根の基端部に形成した軸穴210を地板500の支軸530に嵌合して、2枚以上若しくは1/2n枚が互いに隣接する縁部を上下に重ね合わせて鱗状に配置する。各羽根A1、A2、A3の先端部は少なくとも全閉状態(姿勢)で開口110の内側に位置する形状に構成する。従って第1の羽根部材200aは基端部を地板500のガイドレール525に支持され、その案内面に沿って支軸530を中心に揺動することとなり、基根は基端部が地板500に片持ち支持され先端部が開口110に臨む状態となる。このように構成される第1の羽根部材200aは比較的短く、幅も狭い先鋭状の羽根形状となり、羽根相互の重なり面積も小さくなる。
一方、2つに区割された残りの第2の羽根部材200bは第1の羽根部材200aと同様に基端部に形成した軸穴210を支軸530に嵌合支持されて隣接する羽根の縁部は上下に重ねられ鱗状に積み重ねられる。そしてこの第2の羽根部材200bは開閉全域で羽根先端部が地板500の開口110の開口縁の外側に位置して地板ガイド面521に支持されるように形成する。従ってこの第2の羽根部材200bは必然的に幅広形状となり且つ、全閉時に羽根の外縁と開口縁との間に隙間が生じないように比較的長く形成され、重なり合う羽根同士の重なり面積も大きくなる。
次にこのように形成した第1、第2の羽根部材200a、200bはそれぞれを構成する羽根同士が順次上下に鱗状に組み合わせられるのと同時に第1の羽根部材200aの上に第2の羽根部材200bを重ね合わせる。図示のものは羽根総数を6枚構成とし、第1、第2の羽根部材200a、200bを3枚ずつにしてあり、図2に示すように羽根A1、A2、A3の順に第1の羽根部材200aが重ね合わせられ、その上に第2の羽根部材200bを構成する羽根B1、B2、B3が順次重ね合わせられている。従って第1の羽根部材200aの最上位の羽根A3の上に第2の羽根部材200bの最下位の羽根B1が重ね合わせてあり、この6枚の羽根の先端で絞り開口が形成されることとなる。
このような積み重ねで各羽根は基端部を支軸530で支持され、それぞれに形成したスリット220に伝動レバー400の伝動ピン420を係合して伝動レバー400の回転によって羽根を開方向若しくは閉方向に回動する。このとき、同一構成の第1、第2の羽根同士は互いに鱗状に重ね合わされて干渉することなく回動するが、第2の羽根部材200bが第1の羽根部材200aと干渉して開閉動作が円滑に行われないことがある。例えば積み重ね上方(上位)に位置する第2の羽根部材先端がその自重或いは振動によって垂れ下がり、近接した位置にある第1の羽根部材200aの基端部に突き当たって以降の動作が不能となる。
そこで本発明は、上下に区割した第1の羽根部材200aと第2の羽根部材200bとを次のように組み合わせることによって互いの開閉運動の干渉を防止したものである。まず積み重ね順序が同一である羽根同士を第1の羽根部材200aの基端部の上に第2の羽根部材の先端部が開閉全域で重なるようにする。図示のものは第1の羽根部材200aの基端部に絞り開口を形成する先端部とは逆方向(反対方向)に突出した係合面270(図2参照)を設ける。そしてこの係合面270(重ね合わせ部)は羽根の開閉全域で常時第2の羽根部材200bの先端部280と重なり合うようにする。
この羽根の重なり状態を図7に基づいて説明する。第1の羽根部材200aと重なり順位が同じである第2の羽根部材200bとは同図(a)の全開状態、同図(b)の大口径絞り状態、同図(c)の小口径絞り状態、同図(d)の全閉状態で何れも第1の羽根部材200aに形成した係合面270は第2の羽根部材200bの先端部280に形成した係合面290が上下に重なった状態で開閉するようになっている。従って、第1と第2の羽根部材200a、200bは羽根開閉の全域で重なり状態が狂うことがないように係合面が形成されている。
また第2の羽根部材200bの先端部280は第1の羽根の積み重ね順が上位の羽根図示A(n+1)は同図(a)の全開状態(b)、(c)の絞り状態(d)の全閉状態の何れも距離を隔てて重なり合うことがない。つまり、第2の羽根部材200bの先端部280は重なり順位が等しい第1の羽根部材200aとは常に上下に重なって係合した状態にあり、この第1の羽根の上に重なる羽根部材A(n+1)とは常に離間した運動軌跡で開閉する。
以上説明した羽根の重なり状態を6枚構成の羽根部材で説明すると、第1の羽根部材200aを構成する羽根A1、A2、A3と第2の羽根部材200bを構成する羽根部材B1、B2、B3とは、A1とB1、A2とB2、A3とB3が重なり順位が等しく対応している。そして羽根A1と羽根B1は、羽根A1基端部の係合部270と羽根B1先端部の係合部290が開閉全域で重なり合い、この羽根B1の先端部280は羽根A2の開閉軌跡の外側で互いに干渉しないようになっている。
同様に羽根A2と羽根B2は羽根A2の基端部で重なり合い、重なり順序が1つ上位の羽根A3と羽根B2の先端は互いに干渉しないようになっている。このように形状の異なる第1の羽根部材200aと第2の羽根部材200bとは、重なり順序が同じ羽根同士は開閉の全域で重なり合って互いに干渉することが無く、また上に位置する第2の羽根は対応する第1の羽根の重なり順上位の羽根とは互いに干渉しない運動軌跡でそれぞれ開閉するようになっている。
次に、図2に基づいて上述の羽根部材を6枚構成にした場合について更に詳述する。前述のようにこの羽根部材200は、羽根A1、A2、A3からなる第1の羽根部材200aと、羽根B1、B2、B3からなる第2の羽根部材200bとの2つの羽根部材により構成されている。そして、この第1の羽根部材200aを構成する各羽根は、後述する図6で示すように羽根先端230が全閉鎖時に開口510をブリッジ支持することがない長さに設定し、遮蔽部240を形成した比較的羽根の全長が短い小さな羽根である。また回転中心付近の羽根基端部250から絞り周縁260に連接し開口510周囲で羽根先端230とは逆方向に延長した係合面270を形成する。係合面270は、第2の羽根部材200bの羽根の係合面290と重なる。
一方、第2の羽根部材200bを構成する各羽根は、図3乃至図6で示す様に基板500の開口510を開閉全域でブリッジ支持して、しかも全閉までの閉鎖過程で第1の羽根部材200aを構成する各羽根部材の絞り周縁260に交差干渉しない長さに設定された比較的全長が長い大きな羽根である。従って、第1の羽根部材200aを構成する小さな羽根でコンパクトに基板500の開口510を閉鎖し、第2の羽根部材200bを構成する比較的全長が長い大きな羽根であり、第1の羽根部材200aの羽根と開口510との間に生ずる隙間を覆うことにより、装置のコンパクト化を図ることができる。
次に、図1の装置の組立手順について説明する。まず光量調整ユニット部の組立工程を図1で説明すると、最初に基板500の凹溝520に伝動レバー400を図示する状態位置で嵌込みセットする。そして、その上から羽根部材200の羽根A1を対向する位置にある基板500の支軸530に嵌合すると共にスリット孔220を伝動レバー400の作動ピン420に嵌め込み、以下同様に順に重ねる様に、羽根A2、羽根A3を順次重ね合わせて組み込む。次に羽根A3の上に第2の羽根部材200bの羽根B1をその上に羽根B2、羽根B3を順次重ね合わせる。次に、羽根B3の上から押え板100(第2の基板)を図示の状態に重ねたて止めねじ160により6箇所をねじ止めして光量調整ユニットを完成させる。また、駆動装置700の組立工程は、焼結などでマグネットロータを形成し、このロータを回動自在に内蔵したコイル枠にコイルを巻廻する。このコイル枠は上下若しくは左右に二分割され、上カバー770と下カバーで挟み込んだ状態でヨーク750を嵌合させる。その後、回転軸710の適宜位置に伝動アーム600を取付けて駆動装置700を完成させる。
そして、伝動レバー400のスリット孔440に、駆動装置700に固定した伝動アーム600の作動ピン620を嵌め込むと共に、伝動アーム600を覆うように保護カバーを設けて基板500の背面に駆動装置700を設置する。その状態で保護カバーを駆動装置700のステム760へねじ止めして駆動装置700に取付ける。
次に、図3はその羽根部材200の全開の開放状態を図示し、図4は光量で1Ev絞り込んだ絞り込み開始直後の状態を図示し、図5は4Ev絞り込んだ絞り切り直前の状態を図示し、図6は絞り切った全閉状態を図示している。そして、各羽根部材の羽根周縁で引き継がれ絞り穴輪郭が、ほぼ正多角形を維持でき露光ムラ、回折等の発生を抑え、画質低下を招く恐れが少ない。また、図6に示す様に、第2の羽根部材200bを構成する各羽根の先端280が第1の羽根部材200aを構成する各羽根の絞り周縁260に交差干渉することが無いので振動、衝撃により各羽根同士が食い付くことも無く円滑に絞り開閉をすることが出来る。
次に、図8は上述の光量調整装置を搭載した撮像装置の構成を示す説明図である。図中、Eは光量調整装置を示しGは光量調整駆動回路を示している。図中、Aは撮影用の前玉レンズ、Iは集光(結像)レンズで、JはCCD等の固体撮像素子である。この固体撮像素子Jから出力された画像信号は画像信号処理回路に転送され、画像処理した後メモリに記憶する等の処理を行う、SW2はシャッタレリーズスイッチ、SW1はメインスイッチ、CPUはマイクロコンピュータを各々示す。そして撮影は、固体撮像素子Jから出力される被写体光の光量を検出しCPUで露光時間を演算し、その演算結果に基づいて露出制御回路で固体撮像素子Jの電荷蓄積及び電荷放出を制御する。また羽根部材を駆動する光量調整駆動回路により、適正露光で取り込まれた画像データは、画像信号処理回路、CPUで演算処理されて記憶装置または記憶素子に蓄積される。
次に図9はプロジェクタ装置を示し、光源P1から液晶パネルなどの像形成手段に光を照射し、像形成手段で形成した画像を投影レンズでスクリーン上に投影する。図中P1はメタルハイランドランプ、高圧水銀ランプ、NSHランプ、キセノンランプ、VIPランプ等のランプ光源で、これから投射された光は球面反射鏡2により反射され、赤外線や紫外線をカットするフィルタ3を透過させ、不要な赤外線や紫外線を除去する。その後、光量調節装置Eにより適宜な明るさに絞り込まれ、インテグレータレンズ4を透過し、反射ミラー12aによりほぼ直角に折り曲げられた後、G波長とR波長を通過させB波長を反射させる特性をもったダイクロイックミラー10aにより反射分離されたB波長は、反射ミラー12bによりほぼ直角に折り曲げられた後、集光レンズ5aで平行光に集光され液晶パネル8aを透過しB波長の画像として合成プリズム11に至る。
一方、ダイクロイックミラー10aを通過したG波長とR波長は二段目のR波長を通過させG波長を反射させる特性をもったダイクロイックミラー10bにより反射分離されたG波長は、集光レンズ5bで平行光に集光され液晶パネル8bを透過しG波長の画像として合成プリズム11に至る。また、ダイクロイックミラー10aを通過したG波長とR波長は二段目のR波長を通過させG波長を反射させる特性をもったダイクロイックミラー10bにより反射分離されたR波長は、反射ミラー12c、12dによりほぼ直角に折り曲げられた後、集光レンズ5cで平行光に集光され液晶パネル8cを透過しR波長の画像として合成プリズム11に至る。そして、同時に合成プリズム11に至ったB、G、Rの画像光は合成され投影レンズ9により適宜拡大され前方のスクリーンS等にカラー画像として映し出される。
また、光量調節装置Eにより適宜な明るさに絞り込まれた光はハーフミラー50(若しくはダイクロイックミラー)により光の一部が分光され、その光は集光レンズ60を介し光センサ70(例えばホトダイオード)により受光される。そして、光センサ70の出力信号が光量調節回路により本体装置のCPUにより検出時点の光量値をダイレクトに捉え適正な光量と比較し、その比較結果に基づき光量調節装置Eを駆動制御することで温度変化による検出ズレを抑え適正な光量調整を行う様にしている。このような光量調節装置として図1で説明した装置を組込む。これによって光量調節部を小型かつコンパクトに構成することが出来る。
本発明に係わる光量調整装置を示す分解斜視図。 図1の装置における羽根部材の組合せ(重ね合わせ)状態の説明図。 全開状態を示す説明図 半絞り(大口径)状態の説明図 半絞り(小口径)状態の説明図 全閉状態の説明図。 羽根の挙動を示す動作状態の説明図を示し、全開状態を示す。 羽根の挙動を示す動作状態の説明図を示し、大口径絞り状態を示す。 羽根の挙動を示す動作状態の説明図を示し、小口径絞り状態を示す。 羽根の挙動を示す動作状態の説明図を示し、全閉状態を示す。 本発明に係わる光量調整装置を搭載した撮像装置の構成を示す説明図。 本願発明に係わるプロジェクタ装置の概略構成図。
符号の説明
100 押さえ板(第2の基板)
110 光軸開口(開口)
200 羽根部材
200a 第1の羽根部材
200b 第2の羽根部材
250 係合面
270 係合面
500 地板(第1の基板)
510 光軸開口(開口)
525 ガイドレール
400 伝動レバー
600 駆動アーム
700 駆動装置
E 光量調整装置

Claims (7)

  1. 光軸開口を有する基板と、
    上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した複数枚の羽根部材と、
    上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、
    上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置され、
    この羽根部材は重ね合わせ下位側の第1の羽根部材と重ね合わせ上位側の第2の羽根部材とに区分され、
    この第1の羽根部材は、互いに重なり合う少なくとも2枚の羽根で構成され、各羽根は全閉状態で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁内部に位置し、
    上記第2の羽根部材は、互いに重なり合う上記第1の羽根部材と対応する枚数の羽根で構成され、各羽根は開閉全域で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁外部に位置して上記基板に支持され、
    上記第1の羽根部材と第2の羽根部材とは、第1の羽根部材の最上位の羽根の上に上記第2の羽根部材の最下位の羽根が積重ねられ、
    この第1の羽根部材と第2の羽根部材とは重ね合わせ順位が対応する羽根同士がそれぞれ、第2の羽根部材の羽根先端部と第1の羽根部材の羽根基端部とが開閉全域で互いに係合して重なり合い、且つ第2の羽根部材の羽根先端部は第1の羽根部材の対応する羽根以外の羽根の開閉軌跡と干渉しない開閉軌跡を描く形状に構成されていることを特徴とする光量調節装置。
  2. 光軸開口を有する基板と、
    上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した6枚以上で偶数枚n枚の羽根部材と、
    上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、
    上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置され、
    この羽根部材は重ね合わせ下位側の1枚目からn/2枚目の羽根で構成する第1の羽根部材と、残りの(n/2+1)枚目からn/2枚目の羽根で構成する第2の羽根部材とに区分され、
    この第1の羽根部材の各羽根は全閉状態で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁内部に位置し、
    上記第2の羽根部材の各羽根は開閉全域で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁外部に位置して上記基板に支持され、
    上記第1の羽根部材の重なり順位と上記第2の羽根部材の重なり順位が一致する羽根同士は、第2の羽根部材の羽根先端部と第1の羽根部材の羽根基端部とが開閉全域で互いに係合して重なり合う形状で、且つ第2の羽根部材の羽根先端部が第1の羽根部材の重なり順位が異なる羽根の開閉運動と互いに干渉しない運動軌跡で開閉するように構成されていることを特徴とする光量調節装置。
  3. 光軸開口を有する基板と、
    上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した6枚の羽根部材と、
    上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、
    上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置され、
    この羽根部材は重ね合わせ順位が1枚目から3枚目の羽根で構成する第1の羽根部材と、4枚目から6枚目の羽根で構成する第2の羽根部材とに区分され、
    この第1の羽根部材の各羽根は基端部を上記支軸に回動自在に支持され、先端部は全閉状態で上記光軸開口の開口縁内部に位置する比較的短い羽根で構成され、
    上記第2の羽根部材の各羽根は基端部を上記支軸に回動自在に支持され、先端部は開閉全域に渡って上記光軸開口の開口縁の外側に位置して上記基板に支持される比較的長い羽根で構成され、
    この第1の羽根部材と第2の羽根部材とは重なり順位が一致する羽根同士が、第2の羽根部材の羽根先端部と第1の羽根部材の羽根基端部とが開閉全域で互いに係合して重なり合うように第1の羽根部材の各羽根には基端部から延出した係合部が形成され、
    且つ、第2の羽根部材の羽根先端部は第1の羽根部材の重なり順位が異なる羽根の開閉運動と互いに干渉しない運動軌跡で開閉するように構成されていることを特徴とする光量調節装置。
  4. 前記基板は間隔を隔てて互いに対向する一対の第1、第2の基板で構成され、この第1の基板上に前記第1の羽根部材、前記第2の羽根部材の順に積み重ね配置され、この第2の羽根部材上に第2の基板が配置されている請求項1乃至3に記載の光量調整装置。
  5. 撮影光路を有するレンズ鏡筒と、
    このレンズ鏡筒からの画像を撮影する撮像手段と
    上記レンズ鏡筒に配置された光軸開口を有する基板と、
    上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した複数枚の羽根部材と、
    上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、
    上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置され、
    この羽根部材は重ね合わせ下位側の第1の羽根部材と重ね合わせ上位側の第2の羽根部材とに区分され、
    この第1の羽根部材は、互いに重なり合う少なくとも2枚の羽根で構成され、各羽根は全閉状態で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁内部に位置し、
    上記第2の羽根部材は、互いに重なり合う上記第1の羽根部材と対応する枚数の羽根で構成され、各羽根は開閉全域で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁外部に位置して上記基板に支持され、
    上記第1の羽根部材と第2の羽根部材とは、第1の羽根部材の最上位の羽根の上に上記第2の羽根部材の最下位の羽根が積重ねられ、
    この第1の羽根部材と第2の羽根部材とは重ね合わせ順位が対応する羽根同士がそれぞれ、第2の羽根部材の羽根先端部と第1の羽根部材の羽根基端部とが開閉全域で互いに係合して重なり合い、且つ第2の羽根部材の羽根先端部は第1の羽根部材の対応する羽根以外の羽根の開閉軌跡と干渉しない開閉軌跡を描く形状に構成されていることを特徴とする撮像装置。
  6. 前記基板は間隔を隔てて互いに対向する一対の第1、第2の基板で構成され、この第1の基板上に前記第1の羽根部材、前記第2の羽根部材の順に積み重ね配置され、この第2の羽根部材上に第2の基板が配置されている請求項5に記載の撮像装置。
  7. 光源と、
    画像形成手段と、
    上記画像形成手段からの光を投影する投影手段と、
    上記光源と画像形成手段との間に配置された光軸開口を有する基板と、
    上記光軸開口の周囲に略等間隔に配置した複数枚の羽根部材と、
    上記基板に設けられ上記羽根部材の基端部を回動自在に支持する支軸とを備え、
    上記羽根部材は互いに隣接する縁部を順次上下に鱗状に重ね合せて先端部が上記光軸開口に臨むように配置され、
    この羽根部材は重ね合わせ下位側の第1の羽根部材と重ね合わせ上位側の第2の羽根部材とに区分され、
    この第1の羽根部材は、互いに重なり合う少なくとも2枚の羽根で構成され、各羽根は全閉状態で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁内部に位置し、
    上記第2の羽根部材は、互いに重なり合う上記第1の羽根部材と対応する枚数の羽根で構成され、各羽根は開閉全域で羽根先端部が上記光軸開口の開口縁外部に位置して上記基板に支持され、
    上記第1の羽根部材と第2の羽根部材とは、第1の羽根部材の最上位の羽根の上に上記第2の羽根部材の最下位の羽根が積重ねられ、
    この第1の羽根部材と第2の羽根部材とは重ね合わせ順位が対応する羽根同士がそれぞれ、第2の羽根部材の羽根先端部と第1の羽根部材の羽根基端部とが開閉全域で互いに係合して重なり合い、且つ第2の羽根部材の羽根先端部は第1の羽根部材の対応する羽根以外の羽根の開閉軌跡と干渉しない開閉軌跡を描く形状に構成されていることを特徴とする撮像装置。
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