JP3590488B2 - シャッタ兼用絞り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等に設けられるシャッタ兼用絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、絞り羽根とシャッタ羽根とを兼用したシャッタ兼用絞り装置が知られている。
この装置は、環状の絞りカム板と絞り回し板の間に、複数枚の羽根を配置したものであり、絞りカム板と絞り回し板との相対的な回転動作によって、各羽根を揺動させ、複数枚の羽根の中央に形成される開口(絞り開口)の口径を変化させて絞り機構として機能させるとともに、各羽根によって全閉状態を得ることにより、シャッタとして機能させるようになっている。
【0003】ところで、このようなシャッタ兼用絞り装置において、絞り開口を適正な円形に近づけようとすると、羽根の枚数を多く設けるとともに、各羽根をゆるやかな円弧状に長く延びた形状とする必要がある。
しかしながら、このような多数枚の羽根を設けた場合、絞り開口の中心で各羽根が干渉して重ね合わせることが困難となるため、完全な遮蔽状態を得ることができず、シャッタとしての機能が得られなくなる。
そこで、従来は、例えば特開平4−133038号公報に開示されるように、延出部を形成した羽根が全閉状態を得るための専用の羽根として設けられたもの等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、例えば5枚以上の長尺な羽根を互いに重ね合わせて構成した場合、特に羽根の先端部の反り等の変形により、例えば一番上の羽根の先端部が一番下の羽根の基端部に干渉するなどして、適正な動作が妨げられ、さらに羽根自体の損傷を招くという問題も生じる。
一方、羽根の枚数や形状を制限してシャッタとしての適正な機能を得るようにした場合には、上述のように、円形に近い絞り開口を得ることが困難となり、星形や菱形の開口となって、絞りとしての適正な機能が得られなくなる。
【0005】
そこで本発明の目的は、絞り羽根とシャッタ羽根を兼用した複数の羽根を安定して制御でき、絞りとしての適正な円形の絞り開口と、シャッタとしての完全な全閉状態とを容易に得ることができ、信頼性の高いシャッタ兼用絞り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のシャッタ兼用絞り装置は、光軸を中心とする中心開口を有する絞り回し板と、前記光軸を中心とする中心開口を有する絞りカム板と、前記光軸を中心とする中心開口を有する中間板と、各々が回転軸と作動軸とを有する複数枚の羽根とを備え、前記中間板は前記絞り回し板と前記絞りカム板との間に配置され、前記絞り回し板と前記絞りカム板とは前記光軸を中心として回転方向に相対変位可能とされており、前記絞り回し板は、該絞り回し板の前記中心開口の周囲に周方向に等間隔で形成された複数の係止孔を備えており、前記複数枚の羽根の各回転軸がそれら複数の係止孔に回転可能に装着されることで、前記複数枚の羽根は各回転軸を中心として揺動可能に該絞り回し板に支持されており、前記絞りカム板は、該絞りカム板の前記中心開口の周囲に周方向に等間隔で形成された複数のカム溝を備えており、前記複数枚の羽根の各作動軸がそれら複数のカム溝にスライド可能に装着されており、前記絞りカム板と前記絞り回し板との相対的な回転移動によって前記複数枚の羽根が揺動して全閉状態ならびに絞り開口が形成されるようにしてあり、前記複数枚の羽根は、前記絞りカム板と前記中間板との間前記中間板と前記絞り回し板との間とに、交互に配置され、それによって、前記絞りカム板と前記中間板との間に配設された前記羽根が周方向に等間隔で配置され、且つ、前記中間板と前記絞り回し板との間に配設された前記羽根が周方向に等間隔で配置されており前記中間板には、前記絞りカム板と前記中間板との間に配設された前記羽根の前記回転軸が挿通される逃げ用溝と、前記中間板と前記絞り回し板との間に配設された前記羽根の前記作動軸が挿通される逃げ用溝とが形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記絞りカム板が回転不能に支持され、前記絞り回し板は回転可能に支持され、この絞り回し板が回転されることを特徴とする。
また、本発明は、前記絞り回し板の外周部には歯部が形成され、この歯部を介して絞り回し板が回転されることを特徴とする。
また、本発明は、前記羽根が、基端部と、基端部から突出する先端部とを備え、前記基端部に前記回転軸と作動軸が設けられ、基端部から先端部にわたり曲線状の縁が設けられ、前記絞り開口は前記複数枚の羽根の前記曲線状の縁により形成されることを特徴とする。
た、本発明は、前記複数枚の羽根がそれぞれ同一の羽根形状を有することを特徴とする。
た、本発明のシャッタ兼用絞り装置は、絞りカム板と絞り回し板との間に中間板を配置し、前記絞りカム板と前記中間板との間、及び、前記中間板と前記絞り回し板との間に、各々が回転軸と作動軸とを有する複数枚の羽根をそれぞれ配置し、前記複数枚の羽根の各回転軸を、前記絞り回し板に形成した複数の係止孔に揺動可能に支持させ、前記複数枚の羽根の各作動軸を、前記絞りカム板に形成した複数のカム溝にスライド可能に装着し、前記中間板には、前記絞りカム板と前記中間板との間に配設された前記羽根の前記回転軸が挿通される逃げ用溝と、前記中間板と前記絞り回し板との間に配設された前記羽根の前記作動軸が挿通される逃げ用溝とを形成しておき、前記絞りカム板と前記絞り回し板との相対的な回転移動により前記複数枚の羽根を揺動させ、それら複数枚の羽根により全閉状態ならびに絞り開口を形成するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明によるシャッタ兼用絞り装置の実施の形態例について説明する。図1は、本発明によるシャッタ兼用絞り装置の一例を示す分解斜視図、図2は、このシャッタ兼用絞り装置の開閉状態を示す平面図であり、図2(A)は全閉時の状態、図2(B)は中間絞り時の状態、図2(C)は、開放時の状態をそれぞれ示している。
このシャッタ兼用絞り装置2は、絞り羽根とシャッタ羽根とを兼用した6枚の羽根10A〜10Fを用いたものであり、それぞれ円環状の絞りカム板20と絞り回し板40との間に、円環状の中間板30を配置し、絞りカム板20と中間板30との間に3枚の羽根10A〜10Cを配置するとともに、中間板30と絞り回し板40との間に残りの3枚の羽根10D〜10Fを配置したものである。
絞りカム板20、絞り回し板40、中間板30はそれらの中心にそれぞれ中心開口2002、4002、3002を有し、絞りカム板20、絞り回し板40、中間板30はそれら中心開口2002、4002、3002の中心を合致させて配置されている。
羽根10A〜10Fは、例えば鋼製の薄板より形成され、それぞれ同一形状を有している。
【0008】
すなわち、各羽根10A〜10Fは、図3に示すように、やや丸味を帯びた略方形状の幅広の基端部10aと、この基端部10aの1つの角部より延出した細長い先端部10bとを一体に形成したものである。
また、羽根10A〜10Fの内周側は、基端部10aから先端部10bにかけて、ゆるやかな曲線状の縁1002が形成されており、中心開口2002、4002、3002の内側に円形に近い絞り開口10Xを得るようになっている。
【0009】
これらの羽根10A〜10Fは、それぞれ基端部10aの図1における下面側に突設した回転軸12を、絞り回し板40に形成した係止孔42に回転可能に装着するとともに、それぞれ基端部10aの図1における上面側に突設した作動軸14を、絞りカム板20に延出形成されたカム溝22にスライド可能に装着するものである。
また、各羽根10A〜10Fの回転軸12は、それぞれ基端部10aにおける先端部10bと反対側の角部近傍に設けられており、作動軸14は、それぞれ基端部10aにおける回転軸12と先端部10bとの中間位置に設けられている。
【0010】
したがって、絞り回し板40と絞りカム板20とが回転方向に相対変位することにより、各羽根10A〜10Fの作動軸14がカム溝22に案内されてスライドし、各羽根10A〜10Fが回転軸12を中心に回転し、それぞれの先端部10bが互いに同期した動作により、絞りの中心に向かって進出または後退することになる。
なお、後述するように、絞り回し板40の外周部には、この絞り回し板40を回動制御するためのギヤ機構と噛み合うラック40aが形成されている。
【0011】
また、絞り回し板40の係止孔42および絞りカム板20のカム溝22は、それぞれ周方向に6等分する位置、すなわち60°間隔で形成されている。
また、絞りカム板20と中間板30との間の3枚の羽根10A〜10Cは、120°ずつずれた状態で配置され、中間板30と絞り回し板40との間の3枚の羽根10D〜10Fも、120°ずつずれた状態で配置されている。
【0012】
そして、中間板30を挟んで図1における上側の羽根10A〜10Cと下側の羽根10D〜10Fとが、互いに補間する位置に配置されることにより、6枚の羽根10A〜10Fが60°ずつずれた状態で配置される構造となっている。
また、中間板30には、羽根10A〜10Cの回転軸12を絞り回し板40に形成した係止孔42に装着するために、回転軸12を挿通する挿通孔32a〜32f(逃げ用溝に相当)が形成されている。
【0013】
なお、実際には羽根10A〜10Cの回転軸12が各挿通孔32a、32b、32cに挿通され、回転軸12が羽根10D〜10Fの上側の面に突出する突起部を、残りの挿通孔32d、32e、32fにより逃がす構造となっている。また、6つの挿通孔32a〜32fを形成することにより、回転時のバランスの安定化や組み立て時の容易化等が図られている。尚、挿通孔32d、32e、32fは省略することも可能である。
【0014】
また、中間板30には、羽根10D〜10Fの作動軸14を絞りカム板20のカム溝22に装着するために、作動軸14を挿通する長溝34a〜34f(逃げ用溝に相当)が形成されている。すなわち、長溝34a〜34fは、作動軸14の移動範囲に応じて、中間板30に延在形成され、カム溝22の形状に応じて、わずかに曲率を有するものとなっている。
なお、実際には羽根10D〜10Fの作動軸14が各長溝34d、34e、34fに挿通され、作動軸14が羽根10A〜10Cの下側に突出する突起部を、残りの長溝34a、34b、34cにより逃がす構造となっている。また、6つの長溝34a〜34fを形成することにより、回転時のバランスの安定化や組み立て時の容易化等が図られている。
また、このような中間板30は絞り回し板40とは分離した状態で介在しているが、回転軸12を介して絞り回し板40とともに回動するようになっている。尚、長溝34a、34b、34cは省略することも可能である。
【0015】
以上のような構成において、絞り回し板40と絞りカム板20とが回転方向に相対変位することにより、各羽根10A〜10Fの先端部10bが最も進出した位置で、図2(A)に示すように全閉状態となり、シャッタとしての機能を得るようになっている。
すなわち、このシャッタ兼用絞り装置2では、中間板30により6枚の羽根10A〜10Fを3枚ずつに分離したことから、それぞれ3枚の羽根10A〜10C、ならびに10D〜10F同士が重なり合う状態で、容易に絞りの中心点を完全に塞ぎ、全閉状態を得ることができる。
【0016】
次に、各羽根10A〜10Fの先端部10bが中間的に進出した位置で、図2(B)に示すように、絞り開口10Xを得ることができ、更に、各羽根10A〜10Fの先端部10bが最も後退した位置で、図2(C)に示すように、各羽根10A〜10Fを中心開口2002、3002、4002の外側に退避させた完全な開放状態となる。
すなわち、このシャッタ兼用絞り装置2では、6枚の羽根10A〜10Fによって円形に近い絞り開口10Xを得ることができ、絞りとしての適正な機能を得ることができる。
【0017】
図4は、上述のシャッタ兼用絞り装置2をカメラの内部に取り付けた状態の断面図を示す。
図4では、カメラの撮影レンズ等を収容した鏡胴90の上半分を示しており、上述したシャッタ兼用絞り装置2は、それぞれレンズ枠100、102に保持された2つの撮影レンズ104、106の中間部に配置されている。
詳細には、前記絞りカム板20、絞り回し板40、中間板30は、それらの中心開口2002、4002、3002の中心をカメラの内部の撮影光路の光軸Lに合致させて配置されている。
すなわち、シャッタ兼用絞り装置2の絞り回し板40は、ハウジング108に取りつけられた絞り固定環110に、ボールベアリング112を介して回転可能に取り付けられている。なお、ボールベアリング112は、絞り回し板40の絞りカム板20と反対側の面に設けた環状部40bと、絞り固定環110の内周縁部110aとの間に、ベアリングボール112Aを介在させ、ベアリング押え環114を装着して、一体に組み付けたものである。
【0018】
また、ハウジング108には、モータ取付板116を介して絞りモータ118が取り付けられるとともに、絞りギヤ機構120が設けられている。
そして、絞りモータ118のピニオンギヤ118aの回転が、絞りギヤ機構120によって減速され、上述した絞り回し板40のラック40aに伝達されることにより、絞り回し板40が回動制御されるようになっている。
【0019】
一方、絞りカム板20は、周方向の複数箇所においてピン110Aを介して絞り固定環110に固定されている。
絞りカム板20には、ホトリフレクタ122が設けられている。このホトリフレクタ122は、絞り回し板40の回動の基準点を検出するものであり、図1に示すように、絞りカム板20に形成した覗き孔20aより、絞り回し板40に形成した検出用溝40cを検出するものである。
具体的には、ホトリフレクタ122の発光部より検出光を出射し、この検出光による絞り回し板40からの反射光の有無を受光部で検出することにより、検出用溝40cの位置を検出する。そして、この位置が、絞り回し板40を回動する場合の基準点として用いられる。
なお、符号130、132は、鏡胴90を構成する固定環、カム環を示す。
【0020】
そして、以上のように取り付けられた絞り回し板40と絞りカム板20との間に、上述した羽根10A〜10Fと中間板30が配置されている。なお、図4では、中間板30の両側に1枚ずつの羽根を示しており、簡略化した図となっている。また、図4は、各羽根10A〜10Fが最も後退した全開時の状態を示している。また、上述した回転軸12は、絞り回し板40の係止孔42に装着され、作動軸14は、絞りカム板20のカム溝22に装着されている。
したがって、絞りモータ118の作動により、絞り回し板40が回動制御されると、各羽根10A〜10Fは、図4に示す全開状態から開口部の中心方向に変位し、図2(B)に示す絞り開口10Xを得るとともに、図2(A)に示すように、レンズ104、106の間隙を完全に遮断した全閉状態が形成される。
【0021】
以上のように本実施例では、中間板30を設けて、6枚の羽根10A〜10Fを3枚ずつに分散したことにより、同形状の羽根の互いに均等な動作によって、シャッタとしての全閉状態を容易に得ることができる。
したがって、全閉状態を得るための専用の羽根を設ける必要がなく、各羽根10A〜10Fを全閉状態から全開状態にわたってバランス良く制御でき、応答性や安定性に優れた装置を得ることができる。
また、中間板30を挟んで、3枚ずつ配置し、同形状で取り付けた構造であるため、その点からも、バランスの良い制御を行うことができる。
【0022】
また、それぞれ3枚ずつの羽根を重ね合わせ、中間板30を介在させることにより重ね合わせる羽根の枚数を減少させたため、従来のように多数枚の羽根を重ね合わせることで、ある羽根の先端部が他の羽根に干渉するような不具合は生じない。
すなわち、3枚重ねの構造自体が簡素である上に、隣接する羽根が互いにガイドとして作用し、各羽根の適正な変位を確保できるためであり、更に図1に示すように、重なり合う羽根が互いに120°ずれているため、各羽根の先端部が最も突出した全閉状態であっても、他の羽根の基端側に交差せずに離れた状態に保持されるからである。
また、3枚ずつの羽根の重ね合わせであるため、組み付け作業も容易であり、精度的にも調整が簡単である上、重なり合う枚数が少ないため、耐久性にも優れたものとなる。
【0023】
また、その一方で、合計6枚の羽根により絞り開口10Xを形成するため、完全な円形に近い絞り開口10Xを得ることができる。
なお、実施例では、中間板30を挟んで羽根を3枚ずつ配置したが、例えば4枚ずつ配置する構成であってもよく、具体的な枚数については適宜選択し得るものである。
また、中間板30を挟んで異なる枚数の羽根を設けた構成であってもよい。
また、実施例では、絞りカム板20が固定状態にあり、絞り回し板40が回動制御されるようになっているが、この逆であってもよい。
また、実施例では、カメラに設けられるシャッタ兼用絞り装置について説明したが、カメラ以外の各種光学装置等にも同様に適用される。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、絞りカム板と絞り回し板との間に中間板を配置し、絞りカム板と中間板との間、及び、中間板と絞り回し板との間に、複数枚の羽根を分散して配置した。
そのため、多数の羽根が互いに干渉することなく、絞りとしての適正な円形の絞り開口及び全閉状態を容易に得ることができ、また、全閉状態から全開状態にわたってあるいは全閉状態から全開状態にわたってバランス良く制御でき、応答性や安定性に優れた装置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャッタ兼用絞り装置の一例を示す分解斜視図である。
【図2】(A)、(B)、(C)はシャッタ兼用絞り装置の開閉状態を示す平面図である。
【図3】シャッタ兼用絞り装置の羽根の形状を示す拡大平面図である。
【図4】カメラ内部におけるシャッタ兼用絞り装置の取り付け構造の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10A〜10F 羽根
12 回転軸
14 作動軸
20 絞りカム板
22 カム溝
30 中間板
32a〜32f 挿通孔
34a〜34f 長溝
40 絞り回し板
42 係止孔

Claims (6)

  1. 光軸を中心とする中心開口を有する絞り回し板と、前記光軸を中心とする中心開口を有する絞りカム板と、前記光軸を中心とする中心開口を有する中間板と、各々が回転軸と作動軸とを有する複数枚の羽根とを備え、
    前記中間板は前記絞り回し板と前記絞りカム板との間に配置され、前記絞り回し板と前記絞りカム板とは前記光軸を中心として回転方向に相対変位可能とされており、
    前記絞り回し板は、該絞り回し板の前記中心開口の周囲に周方向に等間隔で形成された複数の係止孔を備えており、前記複数枚の羽根の各回転軸がそれら複数の係止孔に回転可能に装着されることで、前記複数枚の羽根は各回転軸を中心として揺動可能に該絞り回し板に支持されており、
    前記絞りカム板は、該絞りカム板の前記中心開口の周囲に周方向に等間隔で形成された複数のカム溝を備えており、前記複数枚の羽根の各作動軸がそれら複数のカム溝にスライド可能に装着されており、前記絞りカム板と前記絞り回し板との相対的な回転移動によって前記複数枚の羽根が揺動して全閉状態ならびに絞り開口が形成されるようにしてあり、
    前記複数枚の羽根は、前記絞りカム板と前記中間板との間前記中間板と前記絞り回し板との間とに、交互に配置され、それによって、前記絞りカム板と前記中間板との間に配設された前記羽根が周方向に等間隔で配置され、且つ、前記中間板と前記絞り回し板との間に配設された前記羽根が周方向に等間隔で配置されており
    前記中間板には、前記絞りカム板と前記中間板との間に配設された前記羽根の前記回転軸が挿通される逃げ用溝と、前記中間板と前記絞り回し板との間に配設された前記羽根の前記作動軸が挿通される逃げ用溝とが形成されている、
    ことを特徴とするシャッタ兼用絞り装置。
  2. 前記絞りカム板は回転不能に支持され、前記絞り回し板は回転可能に支持され、この絞り回し板が回転される請求項1記載のシャッタ兼用絞り装置。
  3. 前記絞り回し板の外周部には歯部が形成され、この歯部を介して絞り回し板が回転される請求項2記載のシャッタ兼用絞り装置。
  4. 前記羽根は、基端部と、基端部から突出する先端部とを備え、前記基端部に前記回転軸と作動軸が設けられ、基端部から先端部にわたり曲線状の縁が設けられ、前記絞り開口は前記複数枚の羽根の前記曲線状の縁により形成される請求項1、2または3記載のシャッタ兼用絞り装置。
  5. 前記複数枚の羽根はそれぞれ同一の羽根形状を有する請求項1乃至4の何れか1項記載のシャッタ兼用絞り装置。
  6. 絞りカム板と絞り回し板との間に中間板を配置し、
    前記絞りカム板と前記中間板との間、及び、前記中間板と前記絞り回し板との間に、各々が回転軸と作動軸とを有する複数枚の羽根をそれぞれ配置し、
    前記複数枚の羽根の各回転軸を、前記絞り回し板に形成した複数の係止孔に揺動可能に支持させ、
    前記複数枚の羽根の各作動軸を、前記絞りカム板に形成した複数のカム溝にスライド可能に装着し、
    前記中間板には、前記絞りカム板と前記中間板との間に配設された前記羽根の前記回転軸が挿通される逃げ用溝と、前記中間板と前記絞り回し板との間に配設された前記羽根の前記作動軸が挿通される逃げ用溝とを形成しておき、
    前記絞りカム板と前記絞り回し板との相対的な回転移動により前記複数枚の羽根を揺動させ、それら複数枚の羽根により全閉状態ならびに絞り開口を形成するようにした、
    ことを特徴とするシャッタ兼用絞り装置。
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