JP2000048815A - 電池用水素吸蔵合金 - Google Patents

電池用水素吸蔵合金

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイクル寿命が長く、アルカリ溶液中での反
応性が非常に高い、アルカリ電池に用いられるすぐれた
水素吸蔵合金を提供すること。 【解決手段】 アルカリ蓄電池の負極に用いられる水素
吸蔵合金が開示されている。この合金の組成は、一般式
ABxyで表される。但し、Aは希土類元素Laまたは
ミッシュメタルから選択され、BはNi、Fe、Mn、
Cr、Cu、Coおよびそれらの混合物からなる群から
選択され、MはAl、In、Zn、Sn、Ga、Si、
Ge、Biおよびそれらの混合物からなる群から選択さ
れ、xおよびyは、4.5≦x≦5.5および0.3<
y≦0.6の範囲内にあるように選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ電池の負
極として用いられる水素吸蔵合金に関し、さらに詳細に
は、従来の水素吸蔵合金よりもサイクル寿命が長くかつ
アルカリ溶液中の反応性がすぐれている水素吸蔵合金に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、アルカリ電池の負極として用いら
れる水素吸蔵合金が非常に注目されている。この合金
は、水素を可逆的に吸収・脱離し、その吸収された水素
が活性材料として用いられる。水素吸蔵化合物を用いて
効率的な再充電を可能とする電池は、大容量を有するこ
とが望まれ、反応抵抗(過電位)を小さくして高レ−ト
充放電特性を向上させるのに十分なほどの高い水素拡散
率が必要とされ、また、サイクル寿命を伸ばすために電
極の繰り返し反応中における組成の変化率が小さいこと
が要求される。
【0003】従来、アルカリ電池に用いられる水素吸蔵
合金はAB2型とAB5型に分類されている。前者は大容
量を有するが、後者と比較して高価である。従って、商
業性の観点から、AB5型の方がより好ましい。AB5
の代表例として、LaNi5が挙げられるが、この合金
はサイクル寿命が余りにも短すぎるという欠点を有して
いる。
【0004】LaNi5のサイクル寿命を改善するため
に、多くの組成物が提案されている。一例として、特開
昭63−175339号および特開昭63−26486
9号に開示されているMmNiCoMnAlが挙げられ
る。ランタンのすべてをミッシュメタル〔Mm〕(L
a、Ce、PrおよびNdのような希土類元素の混合
物)と置換すると共に、ニッケルの一部をCoおよびA
lと置換することが、サイクル寿命を延ばすのに非常に
有用であることがわかっている。
【0005】また、いくつかの他の元素が添加された例
も提案されている。特開平5−284619号(199
3年)において、Zrが他の活性元素の酸化を防ぐため
の酸化膜を形成する目的で添加されている。米国特許第
5、242、656号(1993年)において、アルカ
リ電池の充放電過程においてアルカリ金属イオンM+
連続的に減らして電池内のMOHの濃度を増やすため
に、アルカリ金属が添加されている。このように電池内
のMOHの濃度を増やすことによって、カソ−ド(正
極)とアノ−ド(負極)を効果的に保護してサイクル寿
命を延ばすことができる。
【0006】Niの一部をAl、Zr等と置換すること
は、水素吸蔵合金のサイクル寿命を向上させるのに効果
的である。しかし、それらの元素は合金の反応抵抗を増
やすので、過電位が大きくなって、高レ−ト充放電特性
を劣化させる。H.S.リム(H.S.Lim)らは、電池の用
途と進歩に関する第12回「電池会議(1997年)」
において、LaNi4.8In0.2のサイクル寿命はLaN
5のサイクル寿命よりも短い、と報告している。米国
特許第4、925、748号(1990年)において、
水素ガス発生反応における過電圧を大きくして高レ−ト
充電過程における水素発生を防ぐ目的で、In、Ga等
が添加されている。なお、InとGaの原子比は0.0
2から0.1の範囲内とされている。しかし、この例に
おいても、サイクル寿命は完全には改善されていない。
【0007】一方、海水中の鋼構造物の腐食を防ぐため
に、犠牲アノ−ドがカソ−ド保護システムの1つとして
用いられている。B.M.ポンシェル(B.M.Ponchel)よ
って「材料保護」7(1968年)に報告されているよ
うに、純アルミは、海水中で(標準水素電極を基準とし
て)約−0.8Vの実電位を有する薄い保護酸化膜がそ
の表面に形成され、その保護酸化膜によって、犠牲アノ
−ド保護システムとして作用する純金属としての機能が
失われる。しかし、アルミ合金中に非常にわずかの量の
In、Sn、Ga、Bi、Zn、Cd、Hg等を添加す
ると、アルミ表面に形成される酸化膜による不動態化を
妨げることができる。これらの添加物は、保護酸化膜の
連続的な形成を抑制するかまたは防ぐことによって、ア
ルミ表面の活性度を維持し、犠牲アノ−ドとして用いる
のに必要な電気陰性度と交換電流密度を高めることがで
きる。これらの添加物を含む合金として、Al−In、
Al−Zn、Al−Sn、Al−Zn−In、Al−Z
n−Sn、Al−Zn−Ga等が犠牲アノ−ドとして最
も用いられる。
【0008】一方、松下電気産業(株)によって開発さ
れた用途の広いAl添加合金であるMmNi5-(a+b+c)
CoaMnbAlcは、高密度酸化膜を形成することによ
って上記の水素吸蔵合金の腐食を防ぐことができるが、
合金の作動電流が犠牲にされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、放電容量、
サイクル寿命特性、および反応性の全ての性能を満足す
る水素吸蔵合金を作製するのはいまだに困難なことであ
る。他の元素の適切な添加によって、サイクル寿命を著
しく劣化させることなく交換電流を高めることができ
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、従来技術におけ
る上記の問題点を解決することにある。すなわち、本発
明の目的は、サイクル寿命が長く、アルカリ溶液中での
反応性が非常に高い、アルカリ電池に用いられるすぐれ
た水素吸蔵合金を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、一般式AB
Xyで表される組成を有する水素吸蔵合金を提供するこ
とによって、達成される。ただし、Aは希土類元素La
またはミッシュメタルから選択され、BはNi、Fe、
Mn、Cr、Cu、Coおよびそれらの混合物からなる
群から選択され、MはAl、In、Zn、Sn、Ga、
Si、Ge、Biおよびそれらの混合物からなる群から
選択され、xおよびyは、4.5≦x≦5.5および
0.3<y≦0.6の範囲内にあることを特徴とする。
【0012】本発明による上記の構成において、Al、
In、Zn、Sn、Ga、Si、GeおよびBiは、犠
牲アノ−ドシステムの役割と同様の役割を果たすために
添加される。レボウルらは、合金におけるインジウムの
効果を説明するのに、「溶解−再析出」の機構を提案し
ている。すなわち、アノ−ド反応過程において溶解され
たIn、Sn等はカソ−ド反応過程において合金の表面
に析出する。再析出の理由は、In(OH)3/Inの
標準電位がアルミよりもはるかに陽電性が大きいことに
よる。また、すずの効果は、Sn4+イオン として合金
の表面の酸化膜に進入して付加的なカチオンの空格子点
を生成するすずの性質による(I.グラッパ(I.Gurraap
pa)、「腐食保護および腐食制御」、1997年)。換
言すれば、Al合金中のこのような元素は、合金の表面
の酸化膜上に析出されることによって、その合金を活性
化することが可能な元素である。
【0013】上記の水素吸蔵合金におけるIn、Sn等
はアルミに対する犠牲アノ−ドとして同じ役割を果た
す。数サイクルの充放電過程の後、アルカリ溶液中の従
来のMm−Ni水素吸蔵合金からなる電極はランタンの
酸化物または水酸化物で被覆され、この酸化物または水
酸化物が合金の水素拡散経路を密封して容量を低下させ
る。しかし、アノ−ド反応過程において溶解したIn
(III)、Sn(IV)等は、それらの標準電位、I
n(OH)3/In(−1.0V)、SnO2-/Sn
(−0.79V)、およびZnO2-/Zn(−1.24
V)が他の元素の標準電位、例えば、La(OH)3
La(−2.80V)、Al(OH)3/Al(−2.
31V)、およびMn(OH)2/Mn(−1.56
V)よりも陽電性が大きいので、合金の表面に析出す
る。これは、析出された金属インジウムが合金の表面
膜、例えば、酸化アルミ、ランタン水酸化物などに吸収
され、これらの不活性な膜の連続的な状態を部分的に破
壊して、膜の密度を高めさせないかまたは膜を厚くさせ
ない働きをすることを意味している。
【0014】このようにInやSnの析出した膜はより
活性な状態にあるので、合金の交換電流密度を大きく
し、反応性を高める効果がある。さらに、上記の元素の
原子比が0.02よりも小さいと、表面膜は内部の元素
の酸化を防ぐに十分な連続性を維持することができる。
このような効果によって、多数の充放電サイクルの後に
おいても、合金の反応性は保持され、かつ電池の容量も
保持される。合金の高レ−ト充放電特性は、上記の元素
が添加されると水素原子の拡散が一層急激になるので、
改善される。インジウムは合金のサイクル寿命を延ばす
元素である。他の添加元素もインジウムと同じ効果を有
している。電解液に添加された上記の元素の塩もまた、
合金に対して同じ効果を及ぼす。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例および添付図面を参
照して、本発明をさらに詳細に説明する。
【0016】
【実施例1】MmNi3.6Co0.7Mn0.4Al0.3(M
m:65重量%La、25重量%Nd、6重量%Pr、
および4重量%Ceの混合物)の組成を有する水素吸蔵
合金をア−ク溶解炉で作製した。次いで、その合金を、
水素の吸収・脱離を数回繰り返すことによって、300
から400メッシュに粉砕した。得られた粉末をポリビ
ニ−ルアルコ−ル(PVA、1.5重量%水溶液)と混
合して、ペ−ストを作製した。このペ−ストをニッケル
発泡体のシ−ト上に圧延し、乾燥してから加圧して負極
を得た。その後、このようにして得られた合金の交換電
流密度を直線偏光によって測定した。測定には、Ni
(OH)2の焼結体からなる対向電極と、Hg/「6N
KOH」HgOからなる参照電極と、「6N KO
H」水溶液からなる電解質を用いた。結果を表1に列挙
する。
【0017】0.12gの上記の粉末と0.48gの銅
粉末の混合物からなる錠剤を、「6N KOH」水溶液
で満たされたビ−カ内において、2枚のシ−ト状のNi
(OH)2電極の間に挿入した。そして、100mA/
gの電流で充放電を繰り返した。サイクル寿命の評価に
は、微小電極によるサイクリックボルタンメトリ−(電
位掃引法)を用いた。上記の水素吸蔵合金の粉末によっ
て満たされたエッチングによって形成された小さなキャ
ビティを有するプラチナ製の微小円板状の電極を作用電
極として用いた。最大ピ−クに対する、(Hg/HgO
電極に対応する)−600mVから−700mVにおけ
るレドックスピ−クの比、ip/ip,maxによって合金の
反応度を評価する。(ip/ip,max)比が高くなれば、
サイクル寿命が長くなる。結果を図1に示す。
【0018】
【実施例2】実施例1のMmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3をMmNi3.6Co0.7Mn0.4Al0.3In0.004
置き換えた以外は、実施例1と同じ方法によって、電極
を作製した。また、その電極を同じ方法で試験した。結
果を表1と図1に示す。
【0019】なお、充放電前の電極をEDX(X線分
析)によって化学的に分析した。また、数サイクルの充
放電のあと、雫を切って乾燥してから、同じように電極
を分析した。結果を図4に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1に示すように、実施例2のインジウム
の添加された水素吸蔵合金は、実施例1のインジウムの
添加されていない合金よりも大きな容量を有している。
また、実施例2の水素吸蔵合金は、実施例1の合金より
も約80%高い交換電流密度を有している。従って、水
素吸蔵合金の高レ−ト充放電特性はインジウムの添加に
よって大きく改善されるが、それは、インジウムの添加
によって水素原子の拡散がより急速に起こるからであ
る。
【0022】図1の結果から、実施例1のインジウムの
添加されていない水素吸蔵合金のi p/ip,max比は約1
000サイクルの充放電後に急激に低下して電極を劣化
させるが、実施例2のインジウムの添加された水素吸蔵
合金のip/ip,max比は1000サイクルの充放電後で
も非常に緩やかに低下する、ことが明らかである。これ
らの2つの比は共に約400から500サイクルの充放
電後に最大値に達するが、実施例2の合金は1500サ
イクルの充放電後でも約80%のip/ip,max比を維持
し、これは、実施例1の合金のip/ip,max比がわずか
に約50%にすぎないのと比較して、非常に高い。イン
ジウムの添加によって、かなり多くの充放電サイクルの
後でも、合金の活性度は保持され、また電池の容量も保
持される。本発明によれば、水素吸蔵合金のサイクル寿
命を延ばすことができる。
【0023】12サイクルの充放電の前後における実施
例2の水素吸蔵合金のEDX結果を、それぞれ、図4
(a)および図4(b)に示す。これらの2つのスペク
トルを比較すると、充放電過程後に現れるIn(Lα)
ピ−クは、本発明の合金からなる電極の表面にかなりの
量のインジウムが析出し、その合金の表面のインジウム
の濃度が合金の内部のインジウムの濃度よりも累積的に
高い、ことを示している。これはまた、前述のインジウ
ムの「溶解−再析出」の機構を実証している。
【0024】
【実施例3】実施例1のMmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3をMmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1に置き換え
た以外は、実施例1と同じ方法によって、電極を作製し
た。また、その電極を同じ方法で試験した。結果を表2
と図2に示す。
【0025】
【実施例4】実施例1のMmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3をMmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1Sn0.01
置き換えた以外は、実施例1と同じ方法によって、電極
を作製した。また、その電極を同じ方法で試験した。結
果を表2と図2に示す。
【0026】
【実施例5】実施例1のMmNi3.6Co0.7M0.4Al
0.3をMmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1In0.004
置き換えた以外は、実施例1と同じ方法によって、電極
を作製した。また、その電極を同じ方法で試験した。結
果を表2と図2に示す。
【0027】なお、充放電前の電極をEDXによって化
学的に分析した。また、数サイクルの充放電の後、雫を
切って乾燥してから、同じように電極を分析した。結果
を図5(a)および図5(b)に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2に示すように、実施例4のすずの添加
された水素吸蔵合金と実施例5のインジウムの添加され
た水素吸蔵合金は、実施例3のすずまたはインジウムの
いずれも添加されていない合金よりも大きな容量を有し
ている。また、実施例4および5の水素吸蔵合金は、実
施例3の合金よりも約20%から30%高い交換電流密
度を有している。従って、水素吸蔵合金の高レ−ト充放
電特性はすずまたはインジウムの添加によってわずかに
改善されるが、それは、すずまたはインジウムの添加に
よって水素原子の拡散がより急速に起こるからである。
【0030】図2の結果から、実施例4および5のすず
またはインジウムの添加された水素吸蔵合金は、それぞ
れ、500サイクルの充放電後でも、約70%および6
0%のip/ip,max比を維持している、ことが明らかで
ある。一方、実施例3のすずまたはインジウムのいずれ
も添加されていない水素吸蔵合金のip/ip,max比は、
100サイクルの充放電の後で実施例4および5のip
/ip,max比よりも低く、500サイクルの充放電後は
60%未満である。なお、実施例3、4および5におけ
るこれらの3つの比は約200から300サイクルの充
放電の後で最大値に達する。すずまたはインジウムの添
加によって、かなり多くの充放電サイクルの後でも、合
金の活性度は保持され、また電池の容量も保持される。
本発明によれば、水素吸蔵合金のサイクル寿命を延ばす
ことができる。
【0031】なお、11サイクルの充放電の前後におけ
る実施例5の水素吸蔵合金のEDXの結果を、それぞ
れ、図5(a)および図5(b)に示す。図4(b)を
参照して述べたのと同じように、図5(b)において、
充放電過程後に現れるIn(Lα)ピ−クは、本発明の
合金からなる電極の表面にかなりの量のインジウムが析
出し、その合金の表面のインジウムの濃度が合金の内部
のインジウムの濃度よりも累積的に高い、ことを示して
いる。これはまた、前述のインジウムの「溶解−再析
出」の機構を実証している。これはまた、実施例5の合
金組成は前述の実施例2の合金組成と異なっているにも
関わらず、前述と同様、インジウムの「溶解−再析出」
の機構が存在することを実証している。
【0032】
【実施例6】実施例1のMmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3をMmNi3.6Co0.6Mn0.4Al0.3Zn0.1に置
き換えた以外は、実施例1と同じ方法によって、電極を
作製した。また、その電極を同じ方法で試験した。結果
を表3と図3に示す。
【0033】
【実施例7】実施例1のMmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3をMmNi3.6Co0.6Mn0.4Al0.3Zn0.1Sn
0.01に置き換えた以外は、実施例1と同じ方法によっ
て、電極を作製した。また、その電極を同じ方法で試験
した。結果を表3と図3に示す。
【0034】
【実施例8】実施例1のMmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3をMmNi3.6Co0.6Mn0.4Al0.3Zn0.1In
0.004に置き換えた以外は、実施例1と同じ方法によっ
て、電極を作製した。また、電極を同じ方法で試験し
た。試験の結果を表3と図3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】表3に示されるように、実施例7のすずの
添加された水素吸蔵合金と実施例8のインジウムの添加
された水素吸蔵合金は、実施例6のすずまたはインジウ
ムのいずれも添加されていない合金よりも大きな容量を
有している。また、実施例7および8の水素吸蔵合金
は、実施例6の合金よりも約20%から40%高い交換
電流密度を有している。従って、水素吸蔵合金の高レ−
ト充放電特性はすずまたはインジウムの添加によってわ
ずかに改善されるが、それは、すずまたはインジウムの
添加によって水素原子の拡散がより急速に起こるからで
ある。
【0037】図3の結果から、実施例6のすずまたはイ
ンジウムのいずれも添加されていない水素吸蔵合金のi
p/ip,max比は約200サイクルの充放電の後で急激に
低下して電極を劣化させるが、実施例7および8のすず
またはインジウムが添加された水素吸蔵合金のip/i
p,max比は約200サイクルの充放電の後でも非常に緩
やかに低下する、ことが明らかである。実施例7および
8の合金は、500サイクルの充放電の後でもまだ約7
0%のip/ip,max比を維持している。一方、実施例6
の合金のip/ip,max比は、実施例7および8のip
p,max比よりも常に低く、500サイクルの充放電の
後では40%未満である。なお、実施例6、7および8
におけるこれらの3つの比は約150から250サイク
ルの充放電の後で最大値に達する。すずまたはインジウ
ムの添加によって、かなり多くの充放電サイクルの後で
も、合金の活性度は保持され、また電池の容量も保持さ
れる。本発明によれば、水素吸蔵合金のサイクル寿命を
延ばすことができる。
【0038】上記の実施例において、すずまたはインジ
ウムが添加された合金はすずまたはインジウムのいずれ
も添加されていない合金よりもすぐれていることを述べ
たが、上記の実施例においてすずまたはインジウムのい
ずれも添加されていない合金として例示したように、M
nの存在とは無関係に、アルミまたは亜鉛を添加するこ
とによってもAB5型の従来の合金を改善することがで
きることは明らかである。
【0039】なお、ここに記載された本発明は、具体的
に例示された上記の実施例以外の変形例および修正例を
包含することは、当業者であれば容易に理解されるであ
ろう。すなわち、本発明は、その精神と範囲から逸脱す
ることなくなされた、そのような変形例と修正例をすべ
て包含する、と理解されるべきである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項に記載され
る本発明による水素吸蔵合金からなる電極はより長いサ
イクル寿命(図1、2および3を参照)と、より大きい
交換電流密度および容量(表1、2および3を参照)を
有している。交換電流密度が大きくなれば、反応性が向
上する。図4および図5に示すように、合金の表面には
かなりの量のインジウムが現れているが、これは、イン
ジウムの「溶解−再析出」の機構を実証するものであ
る。なお、請求項に記載される他の元素も犠牲アノ−ド
システムとして同じ効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】MmNi3.6Co0.7Mn0.4Al0.3In0.004
およびMmNi3.6Co0. 7Mn 0.4Al0.3の組成を有
する水素吸蔵合金からなる電極のサイクル寿命を微小電
極によるサイクリックボルタンメトリ−(走査速度:1
0mV/秒)によって評価した結果であって、それらの
電極のサイクル数に対する最大ピ−クとレドックスピ−
クの比(Ip/Ip,max)を示すグラフである。
【図2】MmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1
0.004、MmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1
0.01、およびMmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1の組
成を有する水素吸蔵合金からなる電極のサイクル寿命を
微小電極によるサイクリックボルタンメトリ−(走査速
度:20mV/秒)によって評価した結果であって、そ
れらの電極のサイクル数に対する最大ピ−クとレドック
スピ−クの比(Ip/Ip,max)を示すグラフである。
【図3】MmNi3.6Co0.6Mn0.4Al0.3Zn0.1
0.004、MmNi3.6Co0.6Mn0.4Al0.3Zn0.1
0.01、およびMmNi3.6Co0.6Mn0. 4Al0.3
0.1の組成を有する水素吸蔵合金からなる電極のサイ
クル寿命を微小電極によるサイクリックボルタンメトリ
−(走査速度:20mV/秒)によって評価した結果で
あって、それらの電極のサイクル数に対する最大ピ−ク
とレドックスピ−クの比(Ip/Ip,max)を示すグラフ
である。
【図4】MmNi3.6Co0.7Mn0.4Al0.3In0.004
のX線分析(EDX)のエネルギ分散スペクトルを示す
図であり、図4(a)は充放電前の合金のスペクトル、
図4(b)は12サイクルの充放電後の合金のスペクト
ルを示している。
【図5】MmNi3.8Co0.7Al0.4Zn0.1In0.004
のX線分析(EDX)のエネルギ分散スペクトルを示す
図であり、図5(a)は充放電前の合金のスペクトル、
図5(b)は11サイクルの充放電後の合金のスペクト
ルを示している。
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月25日(1999.8.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、いくつかの他の元素が添加された例
も提案されている。米国特許第5,284,619号
(1993年)において、Zrが他の活性元素の酸化を
防ぐための酸化膜を形成する目的で添加されている。米
国特許第5、242、656号(1993年)におい
て、アルカリ電池の充放電過程においてアルカリ金属イ
オンM+を連続的に減らして電池内のMOHの濃度を増
やすために、アルカリ金属が添加されている。このよう
に電池内のMOHの濃度を増やすことによって、カソ−
ド(正極)とアノ−ド(負極)を効果的に保護してサイ
クル寿命を延ばすことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】一方、松下電器産業(株)によって開発さ
れた用途の広いAl添加合金であるMmNi5-(a+b+c)
CoaMnbAlcは、高密度酸化膜を形成することによ
って上記の水素吸蔵合金の腐食を防ぐことができるが、
合金の作動電流が犠牲にされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、一般式AB
Xyで表される組成を有する水素吸蔵合金を提供するこ
とによって、達成される。ただし、Aは希土類元素La
またはミッシュメタルから選択され、BはNi、Fe、
Mn、Cr、Cu、およびCoからなる群から選択され
た少なくとも一種であり、MはAlと、In、Zn、S
n、Ga、Si、Ge、およびBiからなる群から選択
された少なくとも一種との組合せであって、Mは犠牲ア
ノードと同様の役割を果たすものであり、かつ、In、
Zn、Sn、Ga、Si、Ge、およびBiは溶解−再
析出を行うものであり、xおよびyは、4.5≦x≦
5.5および0.3<y≦0.6の範囲内にあることを
特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記の水素吸蔵合金におけるIn、Sn等
はアルミの犠牲アノ−ドにおけるのと同じ役割を果た
す。数サイクルの充放電過程の後、アルカリ溶液中の従
来のMm−Ni水素吸蔵合金からなる電極はランタンの
酸化物または水酸化物で被覆され、この酸化物または水
酸化物が合金の水素拡散経路を密封して容量を低下させ
る。しかし、アノ−ド反応過程において溶解したIn
(III)、Sn(IV)等は、それらの標準電位、I
n(OH)3/In(−1.0V)、SnO2-/Sn
(−0.79V)、およびZnO2-/Zn(−1.24
V)が他の元素の標準電位、例えば、La(OH)3
La(−2.80V)、Al(OH)3/Al(−2.
31V)、およびMn(OH)2/Mn(−1.56
V)よりも陽電性が大きいので、合金の表面に析出す
る。これは、析出された金属インジウムが合金の表面
膜、例えば、酸化アルミ、ランタン水酸化物などに吸収
され、これらの不活性な膜の連続的な状態を部分的に破
壊して、膜の密度を高めさせないかまたは膜を厚くさせ
ない働きをすることを意味している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例1】(参考例)MmNi3.6Co0.7Mn0.4
0.3(Mm:65重量%La、25重量%Nd、6重
量%Pr、および4重量%Ceの混合物)の組成を有す
る水素吸蔵合金をア−ク溶解炉で作製した。次いで、そ
の合金を、水素の吸収・脱離を数回繰り返すことによっ
て、300から400メッシュに粉砕した。得られた粉
末をポリビニ−ルアルコ−ル(PVA、1.5重量%水
溶液)と混合して、ペ−ストを作製した。このペ−スト
をニッケル発泡体のシ−ト上に圧延し、乾燥してから加
圧して負極を得た。その後、このようにして得られた合
金の交換電流密度を直線偏光によって測定した。測定に
は、Ni(OH)2の焼結体からなる対向電極と、Hg
/「6N KOH」HgOからなる参照電極と、「6N
KOH」水溶液からなる電解質を用いた。結果を表1
に列挙する。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H003 AA02 AA04 BB02 BD03 5H028 AA02 EE01 FF04 HH01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式ABXyで表される組成を有す
    る、アルカリ蓄電池に用いられる水素吸蔵合金であっ
    て、 前記一般式において、 Aは希土類元素Laまたはミッシュメタルから選択さ
    れ、 BはNi、Fe、Mn、Cr、Cu、Coおよびそれら
    の混合物からなる群から選択され、 MはAl、In、Zn、Sn、Ga、Si、Ge、Bi
    およびそれらの混合物からなる群から選択され、 xおよびyは、4.5≦x≦5.5および0.3<y≦
    0.6の範囲内にあることを特徴とする水素吸蔵合金。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水素吸蔵合金におい
    て、Mは純金属または合金のいずれかの形態で添加され
    ることを特徴とする水素吸蔵合金。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の水素吸蔵合金を用いる
    アルカリ蓄電池において、水素吸蔵合金が負極に適用さ
    れることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  4. 【請求項4】 In、Zn、Sn、Ga、Si、Geお
    よびBiからなる群から選択される1つ以上の元素のイ
    オンが蓄電池の電解質に添加されることを特徴とするア
    ルカリ蓄電池。
  5. 【請求項5】 一般式ABX(AlZn)yで表される組
    成を有する、アルカリ蓄電池に用いられる水素吸蔵合金
    であって、 前記一般式において、 Aは希土類元素Laまたはミッシュメタルから選択さ
    れ、 BはNi、Fe、Mn、Cr、Cu、Coおよびそれら
    の混合物からなる群から選択され、 xおよびyは、4.5≦x≦5.5および0.3<y≦
    0.5の範囲内にあることを特徴とする水素吸蔵合金。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の水素吸蔵合金を用いる
    アルカリ蓄電池において、水素吸蔵合金が負極に適用さ
    れることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  7. 【請求項7】 一般式ABX(AlIn)yで表される組
    成を有する、アルカリ蓄電池に用いられる水素吸蔵合金
    であって、 前記一般式において、 Aは希土類元素Laまたはミッシュメタルから選択さ
    れ、 BはNi、Fe、Mn、Cr、Cu、Coおよびそれら
    の混合物からなる群から選択され、 xおよびyは、4.5≦x≦5.5および0.3<y≦
    0.5の範囲内にあることを特徴とする水素吸蔵合金。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の水素吸蔵合金を用いる
    アルカリ蓄電池において、水素吸蔵合金が負極に適用さ
    れることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  9. 【請求項9】 一般式ABX(AlZnIn)yで表され
    る組成を有する、アルカリ蓄電池に用いられる水素吸蔵
    合金であって、 前記一般式において、 Aは希土類元素Laまたはミッシュメタルから選択さ
    れ、 BはNi、Fe、Mn、Cr、Cu、Coおよびそれら
    の混合物からなる群から選択され、 xおよびyは、4.5≦x≦5.5および0.3<y≦
    0.5の範囲内にあることを特徴とする水素吸蔵合金。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の水素吸蔵合金を用い
    るアルカリ蓄電池において、水素吸蔵合金が負極に適用
    されることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  11. 【請求項11】 一般式ABX(AlZnSn)yで表さ
    れる組成を有する、アルカリ蓄電池に用いられる水素吸
    蔵合金であって、 前記一般式において、 Aは希土類元素Laまたはミッシュメタルから選択さ
    れ、 BはNi、Fe、Mn、Cr、Cu、Coおよびそれら
    の混合物からなる群から選択され、 xおよびyは、4.8≦x≦5.5および0.3<y≦
    0.6の範囲内にあることを特徴とする水素吸蔵合金。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の水素吸蔵合金を用
    いるアルカリ蓄電池において、水素吸蔵合金が負極に適
    用されることを特徴とするアルカリ蓄電池。
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