JP2000001529A - リサイクル性エラストマー - Google Patents

リサイクル性エラストマー

Info

Publication number
JP2000001529A
JP2000001529A JP16812098A JP16812098A JP2000001529A JP 2000001529 A JP2000001529 A JP 2000001529A JP 16812098 A JP16812098 A JP 16812098A JP 16812098 A JP16812098 A JP 16812098A JP 2000001529 A JP2000001529 A JP 2000001529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastomer
conjugated diene
compound
dienophile
structures
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16812098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4031866B2 (ja
Inventor
Keisuke Chino
圭介 知野
Makoto Ashiura
誠 芦浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP16812098A priority Critical patent/JP4031866B2/ja
Priority to US09/234,310 priority patent/US6512051B2/en
Priority to DE19902484A priority patent/DE19902484A1/de
Publication of JP2000001529A publication Critical patent/JP2000001529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4031866B2 publication Critical patent/JP4031866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】温度変化により架橋構造の形成と崩壊を可逆的
に起こすことができ、耐熱性に優れ、コールドフロー性
が低く、リサイクル容易なエラストマー、およびこれに
用いることができる原料エラストマーの提供。 【解決手段】共役ジエン構造とジエノフィル構造からデ
ィールス−アルダー反応によって形成される架橋構造を
有するエラストマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共役ジエン構造と
ジエノフィル構造からディールス−アルダー反応によっ
て形成される架橋構造を有するエラストマーに関し、詳
しくは、温度変化により架橋構造の形成と崩壊を可逆的
に起こしうるエラストマーに関する。
【0002】
【従来の技術】側鎖にフラン骨格を有するポリエステル
がビスマレイミド存在下、100℃で架橋し、140℃
で解架橋が起こることが知られている(米国特許第3,
435,003号明細書)。また、シクロペンタジエン
を含むブチルゴムが室温で架橋し、無水マレイン酸存在
下、加熱することにより解架橋が起こり、エチレンプロ
ピレンゴムの場合にも、150℃で架橋し、170℃で
解架橋が起こることが知られている(J.Polym.
Sci.,Polym.Chem.Ed.,17(19
79)p.2039、J.Polym.Sci.,Po
lym.Chem.Ed.,17(1979)p.20
55、米国特許第4,138,441号明細書)。シク
ロペンタジエンを持つ共重合体でも熱可逆性が見出され
ている(米国特許第3,826,760号明細書)。オ
キサゾリジンやフランをつけたポリマーが熱可逆架橋性
を示すことも知られている(Macromolecul
es,1990,23,p.2636.)。フラン骨格
を有する樹脂は数多く知られており、これらにディール
ス−アルダー反応によりビスジエノフィルを結合させて
架橋させること、および得られた架橋体を加熱して脱架
橋させることについても知られている(Macromo
lecules,1998,31,p.314.)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、樹脂ポリマーにおける架橋−脱架橋が知られている
が、エラストマーについてはこのような技術思想がな
い。即ち、側鎖にヘテロ原子を含む共役ジエン構造を有
するエラストマーは知られておらず、側鎖に共役ジエン
構造を有するエラストマーにディールス−アルダー反応
により2つ以上のジエノフィルを有する化合物を結合さ
せて架橋させ、また、得られた架橋体を加熱して脱架橋
させた例はない。また、側鎖にジエノフィル構造を有す
るエラストマーは知られておらず、該エラストマーにデ
ィールス−アルダー反応により2つ以上の共役ジエンを
有する化合物を結合させて架橋させ、また、得られた架
橋体を加熱して脱架橋させた例はない。本発明は、温度
変化により架橋構造の形成と崩壊を可逆的に起こすこと
ができ、耐熱性に優れ、コールドフロー性が低く、リサ
イクル容易なエラストマー、およびこれに用いることが
できる原料エラストマーを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、共役ジ
エン構造とジエノフィル構造からディールス−アルダー
反応によって形成される架橋構造を有するエラストマー
を提供する。
【0005】側鎖に共役ジエン構造を有するエラストマ
ー(A)であって、該共役ジエン構造がヘテロ原子を含
む共役ジエン構造であるエラストマー(A)を提供す
る。
【0006】前記ヘテロ原子を含む共役ジエン構造がフ
ラン骨格を有する共役ジエン構造であるのが好ましい。
【0007】側鎖に共役ジエン構造を有するエラストマ
ー(A)および2つ以上のジエノフィル構造を有する化
合物(B)を含有するエラストマー組成物を提供する。
前記エラストマー組成物を構成する前記エラストマー
(A)は特に限定されないが、前記共役ジエン構造がヘ
テロ原子を含む共役ジエン構造であるのが好ましく、フ
ラン骨格を有する共役ジエン構造であるのがより好まし
い。温度の調節により、架橋・脱架橋反応を起こさせ
て、該エラストマー組成物((A)+(B))と下記エ
ラストマー(C)との転換を自由に行うことができる。
【0008】前記エラストマー(A)が、2つ以上のジ
エノフィル構造を有する化合物(B)により架橋されて
なるエラストマー(C)を提供する。前記エラストマー
(C)を構成する前記エラストマー(A)は特に限定さ
れないが、前記共役ジエン構造がヘテロ原子を含む共役
ジエン構造であるのが好ましく、フラン骨格を有する共
役ジエン構造であるのがより好ましい。
【0009】前記エラストマー(C)および共役ジエン
構造を有する化合物(D)を含有するエラストマー組成
物を提供する。
【0010】2つ以上のジエノフィル構造を有する化合
物(B)と共役ジエン構造を有する化合物(D)との反
応物(E)および前記エラストマー(A)を含有するエ
ラストマー組成物を提供する。前記エラストマー組成物
を構成する前記エラストマー(A)は特に限定されない
が、前記共役ジエン構造がヘテロ原子を含む共役ジエン
構造であるのが好ましく、フラン骨格を有する共役ジエ
ン構造であるのがより好ましい。温度の調節により、架
橋・脱架橋反応を起こさせて、該エラストマー組成物
((E)+(A))と上記エラストマー組成物((C)
+(D))との転換を自由に行うことができる。また、
化合物(D)を系外に除いてエラストマー(C)を得る
ことができる。
【0011】主鎖にオレフィン構造を有するエラストマ
ーに、メルカプト基を有するフラン化合物を反応させる
ことを特徴とする前記エラストマー(A)の製造方法を
提供する。
【0012】側鎖にジエノフィル構造を有するエラスト
マー(A′)を提供する。
【0013】前記ジエノフィル構造がマレイミド骨格を
有する構造であるのが好ましい。
【0014】前記エラストマー(A′)および2つ以上
の共役ジエン構造を有する化合物(B′)を含有するエ
ラストマー組成物を提供する。温度の調節により、架橋
・脱架橋反応を起こさせて、該エラストマー組成物
((A′)+(B′))と下記エラストマー(C′)と
の転換を自由に行うことができる。
【0015】前記エラストマー(A′)が、2つ以上の
共役ジエン構造を有する化合物(B′)により架橋され
てなる請求項1に記載のエラストマー(C′)を提供す
る。
【0016】前記エラストマー(C′)およびジエノフ
ィル構造を有する化合物(D′)を含有するエラストマ
ー組成物を提供する。
【0017】2つ以上の共役ジエン構造を有する化合物
(B′)とジエノフィル構造を有する化合物(D′)と
の反応物(E′)および前記エラストマー(A′)を含
有するエラストマー組成物を提供する。温度の調節によ
り、架橋・脱架橋反応を起こさせて、該エラストマー組
成物((E′)+(A′))と上記エラストマー組成物
((C′)+(D′))との転換を自由に行うことがで
きる。また、化合物(D′)を系外に除いてエラストマ
ー(C′)を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0019】本発明は、共役ジエン構造とジエノフィル
構造からディールス−アルダー反応によって形成される
架橋構造を有するエラストマーを提供する。前記エラス
トマーは、共役ジエン構造およびジエノフィル構造の一
方を有する原料エラストマーと他方を2つ以上有する化
合物とがディールス−アルダー反応によって架橋してな
る。即ち、前記エラストマーの例として、側鎖に共役ジ
エン構造を有するエラストマー(A)が、2つ以上のジ
エノフィル構造を有する化合物(B)により架橋されて
なるエラストマー(C)、および、側鎖にジエノフィル
構造を有するエラストマー(A′)が、2つ以上の共役
ジエン構造を有する化合物(B′)により架橋されてな
るエラストマー(C′)が挙げられる。
【0020】初めに前記エラストマーに用いられる原料
エラストマーについて説明する。本発明に用いられる原
料エラストマーは、側鎖に共役ジエン構造を有するエラ
ストマー(A)または側鎖にジエノフィル構造を有する
エラストマー(A′)である。即ち、エラストマー
(A)は、エラストマーの側鎖に共役ジエンを有し、エ
ラストマー(A′)は、エラストマーの側鎖にジエノフ
ィル構造を有する。
【0021】共役ジエンは、特に限定されず、鎖状共役
ジエンおよび環状共役ジエンを用いることができるが、
熱等に対する安定性が優れるため、環状共役ジエンが好
ましい。本発明に用いられる共役ジエンを第1表に列記
する。
【0022】
【表1】
【0023】(第1表中、R1 〜R6 は、H、CH3
2 5 、C3 7 、C6 5 、F、Cl、Brおよび
Iからなる群から選ばれる基を表し、それぞれ同じであ
っても異なっていてもよい。) なかでも、ヘテロ原子を有するもの、特にフラン骨格を
有するものを好適に使用することができる。
【0024】ジエノフィルは、ディールス−アルダー反
応で、ジエンと付加的に反応して環式化合物を与える不
飽和化合物である。本発明に用いられるジエノフィル
は、特に限定されない。本発明に用いられるジエノフィ
ルを第2表に列記する。
【0025】
【表2】
【0026】前記共役ジエンまたはジエノフィルの結合
しているエラストマーは、特に限定されず、主鎖にオレ
フィン構造を有するものまたは有しないもののいずれも
用いることができる。主鎖にオレフィン構造を有するエ
ラストマーは、例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム、イ
ソプレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アクリロ
ニトリル−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴ
ム、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状ス
チレン−ブタジエンゴム、液状ポリクロロプレンが挙げ
られる。主鎖にオレフィン構造を有しないエラストマー
は、例えば、1,2−ポリブタジエンゴム、エチレン−
プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アク
リルゴム、エピクロロヒドリンゴム、多硫化ゴム、シリ
コーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、液状1,2−
ポリブタジエン、液状シリコーンゴム、液状フッ素ゴム
を用いることができる。なかでも、主鎖にオレフィン構
造を有するものが好ましい。
【0027】エラストマー(A)およびエラストマー
(A′)の製造方法は、特に限定されない。例えば、下
記式(I)に表されるように、主鎖にオレフィン構造を
有するエラストマーにメルカプト基を有するフラン化合
物を反応させる方法を用いて、エラストマー(A)を得
ることができる。
【0028】
【化1】
【0029】本発明は、また、前記エラストマー(A)
および2つ以上のジエノフィル構造を有する化合物
(B)を含有するエラストマー組成物、ならびに、前記
エラストマー(A′)および2つ以上の共役ジエン構造
を有する化合物(B′)を含有するエラストマー組成物
を提供する。化合物(B)が有するジエノフィルは、前
述した化合物(A′)に用いられるジエノフィルを用い
ることができ、化合物(B′)が有する共役ジエンは、
前述した化合物(A)に用いられる共役ジエンを用いる
ことができる。
【0030】本発明に用いられる化合物(B)は、2つ
以上のジエノフィル構造を有するので、第2表に列記さ
れたジエノフィルのうち、2つ以上が結合している化合
物であれば特に限定されず、ポリマーであってもよい。
化合物(B)の有する2つ以上のジエノフィル構造は、
同一であっても、異なっていてもよい。具体的には、例
えば、ビスマレイミド等のビスジエノフィル、トリマレ
イミド等のトリジエノフィルが挙げられる。ビスマレイ
ミドは、下記式(II)に表されるものを好適に用いるこ
とができる。なかでも、4,4′−ビスマレイミドジフ
ェニルメタンが特に好適に用いられる。
【0031】
【化2】 (式中、R1 〜R4 は、H、CH3 、C2 5 、C3
7 、F、Cl、BrおよびIからなる群から選ばれる基
を表し、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
また、Xは、第3表に列記する群から選ばれる基を表
し、第3表中、pおよびqは1以上の整数を表す。)
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】本発明に用いられる化合物(B′)は、2
つ以上の共役ジエン構造を有するので、第1表に列記さ
れた共役ジエンのうち、2つ以上が結合している化合物
であれば特に限定されない。化合物(B′)の有する2
つ以上の共役ジエン構造は、同一であっても、異なって
いてもよい。
【0037】前記エラストマー組成物におけるエラスト
マー(A)と化合物(B)の含有量またはエラストマー
(A′)と化合物(B′)の含有量は、エラストマー
(A)が側鎖に有する共役ジエン構造1当量またはエラ
ストマー(A′)が側鎖に有するジエノフィル構造1当
量に対して、化合物(B)の有するジエノフィル構造ま
たは化合物(B′)の有する共役ジエン構造が0.01
〜1.5当量とするのが好ましく、0.1〜1.0当量
とするのがより好ましい。
【0038】本発明は、また、前記エラストマー(A)
が、前記化合物(B)により架橋されてなるエラストマ
ー(C)、および、前記エラストマー(A′)が、前記
化合物(B′)により架橋されてなるエラストマー
(C′)を提供する。エラストマー(C)においては、
エラストマー(A)が側鎖に有する共役ジエン構造と化
合物(B)の有するジエノフィル構造とが、ディールス
−アルダー反応で結合している。その結果、エラストマ
ー(C)は、エラストマー(A)が化合物(B)により
架橋されたかたちとなっている。エラストマー(C′)
においても同様のことがいえる。
【0039】エラストマー(C)中のエラストマー
(A)と化合物(B)の比率またはエラストマー
(C′)中のエラストマー(A′)と化合物(B′)の
比率は、エラストマー(A)が側鎖に有する共役ジエン
構造1当量またはエラストマー(A′)が側鎖に有する
ジエノフィル構造1当量に対して、化合物(B)の有す
るジエノフィル構造または化合物(B′)の有する共役
ジエン構造が0.01〜1.5当量とするのが好まし
く、0.1〜1.0当量とするのがより好ましい。
【0040】エラストマー(C)およびエラストマー
(C′)には、本発明の目的を損なわない範囲で、その
他の添加剤、例えば、各種安定剤、難燃剤、帯電防止
剤、着色剤、充填剤等を製造中にまたは製造後に添加す
ることができる。
【0041】また、前記エラストマー(C)および共役
ジエン構造を有する化合物(D)を含有するエラストマ
ー組成物とすることもでき、前記エラストマー(C′)
およびジエノフィル構造を有する化合物(D′)を含有
するエラストマー組成物とすることもできる。
【0042】共役ジエン構造を有する化合物(D)は、
特に限定されず、鎖状共役ジエンおよび環状共役ジエン
を用いることができる。化合物(D)には、第1表に列
記した共役ジエンが好適に用いられる(第1表中、R1
〜R6 は、H、CH3 、C25 、C3 7 、C
6 5 、F、Cl、BrおよびIからなる群から選ばれ
る基を表し、それぞれ同じであっても異なっていてもよ
い。)。これらは、エラストマー(C)を構成するエラ
ストマー(A)の側鎖に結合しているジエンと同じであ
っても、異なっていてもよい。なかでも、フラン、チオ
フェン、シクロヘキサジエン等が好適に用いられる。エ
ラストマー(C)と化合物(D)の含有量は、特に限定
されない。ジエノフィル構造を有する化合物(D′)
は、第2表に列記したジエノフィルが好適に用いられ
る。これらは、エラストマー(C′)を構成するエラス
トマー(A′)の側鎖に結合しているジエノフィルと同
じであっても、異なっていてもよい。
【0043】エラストマー(C)の製造方法は、特に限
定されないが、例えばエラストマー(A)、化合物
(B)および必要に応じてその他の添加剤と2軸押出
機、バンバリミキサー、ニーダー等を用いて、加熱下、
混練して製造する方法を用いることができる。エラスト
マー(C′)も同様である。架橋温度は特に限定されな
いが、フラン骨格を有するエラストマーとビスマレイミ
ドを用いる場合は、50〜100℃で行うことができ
る。エラストマー(C)の脱架橋は、温度は特に限定さ
れないが、フラン骨格を有するエラストマーとビスマレ
イミドを用いる場合は、100〜180℃、好ましくは
130℃±10℃で行うことができる。
【0044】加熱下に混練する際に起こる架橋反応は、
下記式(III)である。 (A)+(B)→(C) (III) 上記式(III)に例示されるディールス−アルダー反応
は、可逆反応であり、架橋体であるエラストマー(C)
は、加熱により逆(レトロ)ディールス−アルダー反応
を起こして、エラストマー(A)と化合物(B)に解離
(脱架橋)する(式(IV))。 (A)+(B)←(C) (IV)
【0045】また、上述したエラストマー(C)および
共役ジエン構造を有する化合物(D)を含有するエラス
トマー組成物を加熱下に混練すると、脱架橋反応が起こ
り、化合物(B)と化合物(D)との反応物(E)およ
びエラストマー(A)を含有する組成物を生じる(式
(V))。 (C)+(D)→(E)+(A) (V) 逆に、反応物(E)およびエラストマー(A)を含有す
る組成物を加熱下に混練すると、架橋反応が起こり、エ
ラストマー(C)および共役ジエン構造を有する化合物
(D)を含有するエラストマー組成物を生じる(式(V
I))。 (C)+(D)←(E)+(A) (VI) 上記式(V)および(VI)の反応は、必要に応じてトル
エン等の溶媒の存在下で行うことができる。
【0046】上記式(III)および(IV)ならびに上記式
(V)および(VI)を具体的に例示したものを下記式
(VII)に表す。
【0047】
【化3】 (式中、Xは、下記式(VIII)
【化4】 で表される基である。)
【0048】上記式(III)〜(VII)で表された反応は、
共役ジエン構造とジエノフィル構造からディールス−ア
ルダー反応によって形成される架橋構造を有するエラス
トマーとしてエラストマー(C)を用いたものである
が、エラストマー(C′)についても同様の反応が起こ
る。
【0049】また、上記式(V)および(VI)の反応
は、上記式(III)および(IV)の反応に比べて反応速度
が速いので、エラストマー(C)の使用時に化合物
(D)を用いることにより、架橋構造の形成と崩壊を速
く起こさせることができる。エラストマー(C′)につ
いても同様である。
【0050】
【実施例】以下に実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限られるものではない。(1)エラストマー(A1)の調製(フラン骨格の導
入) 液状ブタジエンゴム(Polyoil130、ヒュルス
社製)15.52g(ブタジエンユニットについて0.
287mol)に、フルフリルメルカプタン16.38
g(0.144mol)および2,2 ′−アゾビスイソ
ブチロニトリル1.18g(0.00718mol)を
加え、窒素雰囲気下、60℃で24時間かくはんした。
反応溶液をメタノールに沈殿させ、減圧乾燥することに
より側鎖にフラン骨格を有するエラストマー(A1)を
得た。液状ブタジエンゴムおよび得られたエラストマー
(A1)について、 1H NMRスペクトルを測定した
(図1および図2)。図2においては、図1にみられな
いフラン骨格の水素に由来するシグナル(図2中のg、
h、iおよびj)の発生が見られる一方、液状ブタジエ
ンゴム主鎖中の二重結合炭素に結合している水素に由来
するシグナル(図2中のb)が小さくなっている。これ
により、側鎖にフラン骨格が導入されていることが確認
された。エラストマー(A1)におけるフラン骨格の導
入率は、ブタジエンユニットに対して、23%であっ
た。
【0051】(2)エラストマー(C1)の調製(ディ
ールス−アルダー反応による架橋) エラストマー(A1)2.39g(フルフリル基につい
て6.9mmol)をトルエン(5mL)に溶解し、
4,4′−ビスマレイミドジフェニルメタン0.24g
(0.69mmol)を加え、60℃でかくはんした。
架橋反応が進むにつれて粘度が高くなり、数時間後には
かくはんが不可能となり、さらに4時間後には完全にゲ
ル状となったエラストマー(C1)が得られた。エラス
トマー(A1)および得られたエラストマー(C1)に
ついて、IRスペクトルを測定した(図3および図
4)。図4において生成した1715cm-1のピークよ
り、エラストマー(A1)と4,4′−ビスマレイミド
ジフェニルメタンが結合していることが確認された。
【0052】(3)エラストマー(A1)の再生(脱架
橋) ゲル状のエラストマー(C1)をフラン溶媒に加え、1
10℃でかくはんした。1時間後、ゲル状のエラストマ
ー(C1)は溶解し、均一な溶液となった。この溶液を
メタノールに沈殿させ、乾燥物を得た。得られた乾燥物
について、 1H NMRスペクトルを測定した(図
5)。図5と図2の比較より、得られた乾燥物が(1)
項で得られたエラストマー(A1)であることが確認さ
れた。一方、溶液中には、4,4′−ビスマレイミドジ
フェニルメタンのフラン付加体(E1)が確認された。
また、エラストマー(C1)について示差走査熱量測定
(DSC)を行ったところ、106℃付近から脱架橋に
よる吸熱ピークが観測され(図6)、熱重量測定分析
(TGA)でも110℃付近からの重量減少が観測され
たことより(図7)、脱架橋が行われたことが確認され
た。
【0053】(4)エラストマー(C1)の再生(脱架
橋後の再架橋) (3)項の脱架橋により生成した4,4′−ビスマレイ
ミドジフェニルメタンのフラン付加体(E1)とエラス
トマー(A1)の溶液を130℃に加熱してフラン溶媒
を気化させ、ゲル状物を得た。得られたゲル状物につい
て、IRスペクトルを測定し、エラストマー(A1)と
4,4′−ビスマレイミドジフェニルメタンの架橋体、
すなわちエラストマー(C1)であることを確認した。
これは、フラン溶媒の気化時に4,4′−ビスマレイミ
ドジフェニルメタンのフラン付加体(E1)からフラン
が解離して生じた4,4′−ビスマレイミドジフェニル
メタンと、エラストマー(A1)の側鎖が反応したこと
によると推定された。
【0054】(3)項の脱架橋と(4)項の再架橋は、
可逆反応であり、温度を変化させることにより、何度で
も繰り返し行わせることができた。
【0055】(5)脱架橋温度と再架橋温度の測定(無
溶媒の系) 第4表に示される量比で、(1)項で得られたエラスト
マー(A1)に4,4′−ビスマレイミドジフェニルメ
タンを加え、140℃で1時間かくはんし、室温中に放
置して冷却し、完全にゲル状となったエラストマー(C
2)を得た。エラストマー(A1)および得られたエラ
ストマー(C2)について、IRスペクトルを測定し、
エラストマー(A1)と4,4′−ビスマレイミドジフ
ェニルメタンが結合していることを確認した。ゲル状の
エラストマー(C2)を150℃で1時間かくはんした
ところ、ゲル状のエラストマー(C2)は溶解し、均一
なエラストマー(A1)の溶液となった。その後冷却し
て溶液がゲル化を開始した温度を脱架橋温度とした。即
ち、溶液を冷却する際、脱架橋温度より高い温度におい
ては、脱架橋した状態(架橋していない状態)にある。
ゲル化を開始した溶液をさらに冷却して、溶液が流動性
を失い、ゴム状のエラストマー(C2)になったときの
温度を再架橋温度とした。無溶媒の系における脱架橋温
度と再架橋温度を第4表に示す。なお、実施例1におい
ては、溶液を冷却して再架橋させてもゴム状までには至
らず、ゲル状物が得られた。
【0056】
【表7】
【0057】
【発明の効果】本発明の共役ジエン構造とジエノフィル
構造からディールス−アルダー反応によって形成される
架橋構造を有するエラストマーは、通常のエラストマー
に比べて耐熱性が高く、コールドフロー性が低い。ま
た、前記エラストマーは、温度変化を与えることによ
り、脱架橋して流動性を持ったり、再架橋してゲル状に
なったりする。この転換は可逆的に何度でも行うことが
できるので、リサイクルが可能である。従って、前記エ
ラストマーをホットメルト接着剤に配合すると、リサイ
クル性を向上させることができる。また、室温ではコー
ルドフローを起こす樹脂やゴムに前記エラストマーを配
合すると、押出時の流れ防止や、コールドフローを防止
することができる。従って、前記エラストマーは、樹脂
やゴムの流れ防止剤として好適に用いることができ、接
着剤の改質剤として有用である。さらに、前記エラスト
マーは、共役ジエン構造を有する化合物またはジエノフ
ィル構造を有する化合物の存在により、温度変化による
架橋・脱架橋の速度を速くすることができるので、各用
途において作業性等を改善することもできる。
【0058】また、前記エラストマーの1態様であるエ
ラストマー(C)の原料等として、本発明が提供するエ
ラストマー(A)、ならびに、前記エラストマー(A)
および2つ以上のジエノフィル構造を有する化合物
(B)を含有するエラストマー組成物は好適である。同
様に、前記エラストマーの1態様であるエラストマー
(C′)の原料等として、本発明が提供するエラストマ
ー(A′)、ならびに、前記エラストマー(A′)およ
び2つ以上のジエノフィル構造を有する化合物(B′)
を含有するエラストマー組成物は好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液状ブタジエンゴムの 1H NMRスペクト
ルを示す図である。
【図2】 エラストマー(A1)の 1H NMRスペク
トルを示す図である。
【図3】 エラストマー(A1)のIRスペクトルを示
す図である。
【図4】 エラストマー(C1)のIRスペクトルを示
す図である。
【図5】 乾燥物の 1H NMRスペクトルを示す図で
ある。
【図6】 エラストマー(C1)のDSC曲線を示す図
である。
【図7】 エラストマー(C1)のTG曲線を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA06 AA40 AA71 AB11 AB16 GA10 GB04 GB09 4J002 AC11W BB20W BB27W BD12W BK00W CE00X CH07X CH08X CK02W CN01X CN02W CN03X CP10W EA016 ED056 EE016 EE036 EE056 EH076 EH106 EL146 ES006 ET006 EU026 EV046 EV096 EV216 4J027 AA03 AA08 BA02 BA04 BA07 BA13 BA17 CC02 CD09 4J032 BA08 CA03 CA04 CA06 CA14 4J100 AA02P AA03Q AA06P AB02Q AL02P AM02Q AR17P AR31P AR32P AR36P AS02P AS03P AS03Q AS07P BA11H BA13H BA20H BA27H BA40H BA45H BA54H BC08H BC33H BC43H BC53H BC66H CA01 CA04 CA05 CA31 HA47 HA53 HA61 HA62 HC01 HC21 HC25 HC30 HC34 HC59 HC63

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共役ジエン構造とジエノフィル構造からデ
    ィールス−アルダー反応によって形成される架橋構造を
    有するエラストマー。
  2. 【請求項2】側鎖に共役ジエン構造を有するエラストマ
    ー(A)であって、該共役ジエン構造がヘテロ原子を含
    む共役ジエン構造であるエラストマー(A)。
  3. 【請求項3】前記ヘテロ原子を含む共役ジエン構造がフ
    ラン骨格を有する共役ジエン構造である請求項2に記載
    のエラストマー(A)。
  4. 【請求項4】側鎖に共役ジエン構造を有するエラストマ
    ー(A)または請求項2もしくは3に記載のヘテロ原子
    を含む共役ジエン構造を有するエラストマー(A)およ
    び2つ以上のジエノフィル構造を有する化合物(B)を
    含有するエラストマー組成物。
  5. 【請求項5】側鎖に共役ジエン構造を有するエラストマ
    ー(A)または請求項2もしくは3に記載のヘテロ原子
    を含む共役ジエン構造を有するエラストマー(A)が、
    2つ以上のジエノフィル構造を有する化合物(B)によ
    り架橋されてなる請求項1に記載のエラストマー
    (C)。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のエラストマー(C)およ
    び共役ジエン構造を有する化合物(D)を含有するエラ
    ストマー組成物。
  7. 【請求項7】2つ以上のジエノフィル構造を有する化合
    物(B)と共役ジエン構造を有する化合物(D)との反
    応物(E)および側鎖に共役ジエン構造を有するエラス
    トマー(A)または請求項2もしくは3に記載のヘテロ
    原子を含む共役ジエン構造を有するエラストマー(A)
    を含有するエラストマー組成物。
  8. 【請求項8】主鎖にオレフィン構造を有するエラストマ
    ーに、メルカプト基を有するフラン化合物を反応させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のエラストマー(A)
    の製造方法。
  9. 【請求項9】側鎖にジエノフィル構造を有するエラスト
    マー(A′)。
  10. 【請求項10】前記ジエノフィル構造がマレイミド骨格
    を有する構造である請求項9に記載のエラストマー
    (A′)。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載のエラストマ
    ー(A′)および2つ以上の共役ジエン構造を有する化
    合物(B′)を含有するエラストマー組成物。
  12. 【請求項12】請求項9または10に記載のエラストマ
    ー(A′)が、2つ以上の共役ジエン構造を有する化合
    物(B′)により架橋されてなる請求項1に記載のエラ
    ストマー(C′)。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のエラストマー
    (C′)およびジエノフィル構造を有する化合物
    (D′)を含有するエラストマー組成物。
  14. 【請求項14】2つ以上の共役ジエン構造を有する化合
    物(B′)とジエノフィル構造を有する化合物(D′)
    との反応物(E′)および請求項9または10に記載の
    エラストマー(A′)を含有するエラストマー組成物。
JP16812098A 1998-01-22 1998-06-16 リサイクル性エラストマー Expired - Fee Related JP4031866B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16812098A JP4031866B2 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 リサイクル性エラストマー
US09/234,310 US6512051B2 (en) 1998-01-22 1999-01-21 Elastomer composition
DE19902484A DE19902484A1 (de) 1998-01-22 1999-01-22 Elastomer-Zusammensetzung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16812098A JP4031866B2 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 リサイクル性エラストマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000001529A true JP2000001529A (ja) 2000-01-07
JP4031866B2 JP4031866B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=15862231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16812098A Expired - Fee Related JP4031866B2 (ja) 1998-01-22 1998-06-16 リサイクル性エラストマー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4031866B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121228A (ja) * 2000-10-11 2002-04-23 Nof Corp 架橋性組成物、架橋型樹脂およびその脱架橋型樹脂
WO2003106539A1 (ja) * 2002-06-17 2003-12-24 日本電気株式会社 生分解性樹脂、生分解性樹脂組成物、生分解性成形体、生分解性樹脂の製造方法
JP2006519292A (ja) * 2003-02-20 2006-08-24 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド ポリアリーレンの合成方法及びその方法により製造されたポリアリーレン
JP2010248470A (ja) * 2009-03-24 2010-11-04 Sanyo Chem Ind Ltd 吸液性樹脂及び吸液性樹脂成形体の製造方法
WO2011101176A1 (de) * 2010-02-16 2011-08-25 Evonik Röhm Gmbh Funktionsmaterialien mit reversibler vernetzung
WO2011101175A1 (de) * 2010-02-16 2011-08-25 Evonik Röhm Gmbh Funktionsmaterialien mit steuerbarer viskosität
JP2013542273A (ja) * 2010-09-06 2013-11-21 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 制御可能な粘度を有するかまたはビスヒドラゾンもしくは共役ビスシッフ塩基とのアザ・ディールス・アルダー反応による可逆的な架橋を有する機能材料
JP2014533772A (ja) * 2011-11-28 2014-12-15 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 擬似熱可塑性の自己架橋性複合材
JP2014234514A (ja) * 2013-05-30 2014-12-15 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 可逆性ポリマー接着剤組成物
JP2017039877A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 日本ゼオン株式会社 架橋性ゴム組成物
JP2018095764A (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 東洋インキScホールディングス株式会社 感光性用組成物、加飾シート、および成型加工品
CN110099801A (zh) * 2016-12-15 2019-08-06 米其林集团总公司 包括含有由亲二烯体交联的带有共轭二烯基团的聚合物的橡胶组合物的轮胎
JP6636220B1 (ja) * 2019-01-15 2020-01-29 三菱電機株式会社 液状硬化性樹脂組成物、固定子コイル、回転電機及び回転電機の異常過熱発生検出方法
JP2021503522A (ja) * 2017-11-17 2021-02-12 ユニベルシテ ドゥ ボルドー フラニル基を含むリサイクル可能な架橋ジエンエラストマー及びその前駆体

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121228A (ja) * 2000-10-11 2002-04-23 Nof Corp 架橋性組成物、架橋型樹脂およびその脱架橋型樹脂
WO2003106539A1 (ja) * 2002-06-17 2003-12-24 日本電気株式会社 生分解性樹脂、生分解性樹脂組成物、生分解性成形体、生分解性樹脂の製造方法
US8258254B2 (en) 2002-06-17 2012-09-04 Nec Corporation Biodegradable resin, biodegradable resin composition, biodegradable molded object, and process for producing biodegradable resin
JP4765076B2 (ja) * 2003-02-20 2011-09-07 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ポリアリーレンの合成方法及びその方法により製造されたポリアリーレン
JP2006519292A (ja) * 2003-02-20 2006-08-24 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド ポリアリーレンの合成方法及びその方法により製造されたポリアリーレン
JP2010248470A (ja) * 2009-03-24 2010-11-04 Sanyo Chem Ind Ltd 吸液性樹脂及び吸液性樹脂成形体の製造方法
WO2011101175A1 (de) * 2010-02-16 2011-08-25 Evonik Röhm Gmbh Funktionsmaterialien mit steuerbarer viskosität
WO2011101176A1 (de) * 2010-02-16 2011-08-25 Evonik Röhm Gmbh Funktionsmaterialien mit reversibler vernetzung
CN102844391A (zh) * 2010-02-16 2012-12-26 赢创罗姆有限公司 具有可逆交联的功能材料
JP2013519764A (ja) * 2010-02-16 2013-05-30 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可逆的な架橋を有する機能材料
JP2013519763A (ja) * 2010-02-16 2013-05-30 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 制御可能な粘度を有する機能材料
US8916635B2 (en) 2010-02-16 2014-12-23 Evonik Roehm Gmbh Functional materials with reversible crosslinking
US8987380B2 (en) 2010-02-16 2015-03-24 Evonik Roehm Gmbh Functional materials with controllable viscosity
JP2013542273A (ja) * 2010-09-06 2013-11-21 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 制御可能な粘度を有するかまたはビスヒドラゾンもしくは共役ビスシッフ塩基とのアザ・ディールス・アルダー反応による可逆的な架橋を有する機能材料
JP2014533772A (ja) * 2011-11-28 2014-12-15 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 擬似熱可塑性の自己架橋性複合材
JP2017115162A (ja) * 2011-11-28 2017-06-29 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 擬似熱可塑性の自己架橋性コンポジット
JP2014234514A (ja) * 2013-05-30 2014-12-15 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 可逆性ポリマー接着剤組成物
JP2017039877A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 日本ゼオン株式会社 架橋性ゴム組成物
JP2018095764A (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 東洋インキScホールディングス株式会社 感光性用組成物、加飾シート、および成型加工品
CN110099801A (zh) * 2016-12-15 2019-08-06 米其林集团总公司 包括含有由亲二烯体交联的带有共轭二烯基团的聚合物的橡胶组合物的轮胎
JP2021503522A (ja) * 2017-11-17 2021-02-12 ユニベルシテ ドゥ ボルドー フラニル基を含むリサイクル可能な架橋ジエンエラストマー及びその前駆体
JP7291136B2 (ja) 2017-11-17 2023-06-14 ユニベルシテ ドゥ ボルドー フラニル基を含むリサイクル可能な架橋ジエンエラストマー及びその前駆体
JP6636220B1 (ja) * 2019-01-15 2020-01-29 三菱電機株式会社 液状硬化性樹脂組成物、固定子コイル、回転電機及び回転電機の異常過熱発生検出方法
WO2020148801A1 (ja) * 2019-01-15 2020-07-23 三菱電機株式会社 液状硬化性樹脂組成物、固定子コイル、回転電機及び回転電機の異常過熱発生検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4031866B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000001529A (ja) リサイクル性エラストマー
KR20170071537A (ko) 타이어용 고무 조성물
JP2007182572A (ja) 良好な湿潤牽引性及び低アロマチックオイル含有量を有するゴム組成物
JP2002241540A (ja) 油展1,2−ポリブタジエンおよびその製造方法
JP2000186215A (ja) 熱可塑性エラストマ―ゲルにおける添加剤としてのジ置換エチレン―マレイミドコポリマ―の適用
TW303384B (ja)
JP2703288B2 (ja) 制振性能に優れたブロック共重合体及びそれを含有する組成物
JP2016108434A (ja) 共役ジエン系重合体およびゴム組成物
JP3681412B2 (ja) シラン変性ジエンゴム、加硫ゴム組成物およびシラン変性ジエンゴムの製造方法
EP0198295A1 (en) Vibration insulating rubber
US4820780A (en) Modification of rubber with N-chlorothio-sulfonamide
Roy et al. Epoxidized Rubbers
TW202124464A (zh) 共軛二烯系接枝聚合物、及其製造方法
JP2021503522A (ja) フラニル基を含むリサイクル可能な架橋ジエンエラストマー及びその前駆体
US20020165325A1 (en) Radical-modified polymer and polymer composition containing the same
JPH0757788B2 (ja) ブロック共重合体
US3491079A (en) Vulcanization of polymers
JP4432249B2 (ja) ジエン系ゴム用新規加硫剤およびそれを用いたゴム組成物
JP2653658B2 (ja) 変性低分子量共役ジエン系重合体
JP2001081240A (ja) 熱可逆架橋性エラストマーおよびその組成物
US4910266A (en) Modification process using N-chloro-thiosulfonamide and rubber
JPH0456043B2 (ja)
JPS5817482B2 (ja) 改質ゴム状タ−ポリマ−の製造方法
JPH0158212B2 (ja)
US4133845A (en) Polysegment copolymers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040826

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060913

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Effective date: 20070618

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20071016

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071022

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees