WO2020170739A1 - 車体側部構造 - Google Patents

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翔平 大路
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Abstract

車体側部構造(10)は、ルーフサイドレール(17)と、クオータピラー(15)と、を備える。ルーフサイドレールは、車体前後方向に延びて第1の中空構造が形成される。 クオータピラーは、第2の中空構造が形成され、ルーフサイドレールに対して交差するように上端部が連結される。また、クオータピラーは、ルーフサイドレールとクオータピラーの上端部との交差部において、ルーフサイドレールが開口される開口部(71)を上端部の蓋部(48f)で閉塞する。

Description

車体側部構造
 本発明は、車体側部構造に関する。
 本願は、2019年2月20日に出願された日本国特願2019-028041号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 車体側部構造として、例えば、サイドドアの開口部を囲む車体骨格を構成するサイドボデーであり、車体内側の骨格と車体外側の意匠面を構成するサイドアウタパネルとを相互に組み付けて構成され、前記骨格のうち車体上部骨格を構成するルーフサイドレール補強部材にクオータピラー補強部材(またはリヤピラーリンフォース、Cピラー補強部材とも呼ぶ)の上端部が接合する構成が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
 さらに、車体後部の強度、剛性を確保する構成として、前記ルーフサイドレール補強部材を最後尾のピラー(リヤーピラー、Dピラーやゲートピラー)まで延ばすことが考えられる。
日本国特開2006-312358号公報
 しかし、特許文献1のようにルーフサイドレール補強部材にクオータピラー補強部材の上端部が接合すると、過剰に強度剛性を高め、生産性が悪く、車体重量も増加するおそれがある。
 本発明の態様は、車体の重量を増すことなく、車体の強度、剛性を確保できる車体側部構造を提供する。
 (1)本発明に係る車体側部構造は、ルーフサイドレールインナとサイドアウタパネルのルーフサイドレールアウタ部とを接合して車体前後方向に延びて第1の中空構造が形成されるルーフサイドレールと、前記ルーフサイドレールインナに連続するピラー側延長部と前記サイドアウタパネルのクオータピラーアウタ部とを接合して車体上下方向に延びて第2の中空構造が形成されるクオータピラーと、を備え、前記ルーフサイドレールインナは、車体前後方向に延びて閉断面を前記第1の中空構造の内部に形成するルーフサイドレール補強部材を有し、前記クオータピラーは、前記ピラー側延長部と車体上下方向にのびる閉断面を前記第2の中空構造の内部に形成するピラー補強部材を有し、前記ルーフサイドレールおよび前記クオータピラーの交差部において、前記ルーフサイドレールが開口される開口部を前記ピラー補強部材の上端部の蓋部で閉塞して第3の中空構造を形成する。
 上記(1)の態様において、ルーフサイドレールの前記開口部をクオータピラー補強部材の上端部の蓋部で閉塞するようにした。よって、クオータピラー補強部材の上端部で開口部のみを閉塞することにより、前記開口部を跨ぎルーフサイドレールの第1の中空構造を車体前後方向におおよそ連続させることができる。特に、前記蓋部は断面を仕切るバルクヘッドの機能を有し、ルーフサイドレールとクオータピラーの応力方向の違いによる開口部の捩じれや断面変形を抑制できる。
 これにより、ルーフサイドレール補強部材までクオータピラー補強部材(またはリヤピラーリンフォース、Cピラー補強部材とも呼ぶ)の上端部を延長する必要がなくなり車体の重量を増すことなく、前記開口部を跨ぎルーフサイドレールの第1の中空構造を車体前後方向へ連続させてサイドドア周り、ルーフ周りや車体後部の強度、剛性を確保できる。
 なお、前記「閉塞する」とは、クオータピラー補強部材の上端部の蓋部と外側のサイドアウタパネル(クオータピラーアウタ部)との間の微小な隙間を許容し、ルーフサイドレールに対するクオータピラーの捩じりに対して十分な抗力を発生する大きさであればよい。前記「おおよそ連続」もその意味である。
 (2)上記(1)の態様において、前記ルーフサイドレールは、前記開口部の車体前方に、平板状の前記ルーフサイドレールインナと、断面U字状の前記ルーフサイドレール補強部材と、を備え、センタピラーの補強部材の上端部と接合してもよい。
 ここで、クオータピラーの車体前方にセンタピラー(いわゆる、Bピラー)が設けられている。そこで、上記(2)の態様において、ルーフサイドレールに形成された開口部の車体前方に、平板状のルーフサイドレールインナ(内面(レールインナ内側壁))と、断面U字状のルーフサイドレール補強部材を備えるようにした。よって、ルーフサイドレール補強部材にセンタピラーの補強部材の上端部を接合できる。
 これにより、センタピラーの補強部材の上端部がルーフサイドレール補強部材で補強される。したがって、側面衝突によりセンタピラーに入力する荷重をセンタピラーからルーフサイドレールに伝えることができ、入力した荷重をセンタピラーで支えることができる。
 (3)上記(1)の態様において、前記ルーフサイドレールインナは、前記開口部から後方を少なくとも内面と底面とからなる略L字形状に形成し、前記クオータピラー補強部材は、ドア開口部を開閉するドアに対向する面が、車体後方で、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜し、少なくとも内面と後面とからなる前記ピラー側延長部と略三角形の閉断面に形成され、前記底面と前記後面とが連続してもよい。
 前記ピラー側延長部も厚板の鋼板であり、少なくとも内面と後面とからなる略L字形状で、クオータピラー補強部材と略三角形の閉断面に形成する。また、前記ルーフサイドレールインナもピラー側延長部と連続する厚板の鋼板であり、前記開口部から後方を少なくとも内面と底面からなる略L字形状に形成する。これにより、前記開口部より前方にあるルーフサイドレール補強部材の支持強度が高まる。即ち、略三角形の開口部をクオータピラー補強部材の上端部で閉塞することにより、ルーフサイドレール補強部材の後端を強く支持可能となる。これにより、サイドドア上方のルーフサイドレールの第1の中空構造の曲げ応力を十分に確保できる。
 なお、実施形態ではピラー補強部材は段差状としてドアとのシール面を確保できる。
 (4)上記(3)の態様において、前記クオータピラー補強部材は、前記開口部を閉塞する前記蓋部と、前記蓋部から前記ルーフサイドレールインナ側に延び、前記ピラー側延長部の前記開口部の周縁に接合するフランジと、を有してもよい。
 これにより、クオータピラー補強部材(すなわち、ピラー)に加わる応力をルーフサイドレールインナに伝達可能にできる。
 (5)上記(4)の態様において、前記ピラー補強部材の下端部が接合されるホイールハウスと、前記ホイールハウスの前端部から車体前方へ延びるサイドシルと、前記ホイールハウスに設けられて、前記ピラーの下端部から前記サイドシルまで延びるホイールアーチ補強部材と、を備え、前記ピラー補強部材は、前記ホイールアーチ補強部材を介して前記サイドシルのサイドシル補強部材に連結されてもよい。
 ここで、ピラー補強部材、ホイールアーチ補強部材、およびサイドシル補強部材は、車体側部構造の骨格部材の一部を構成する。そこで、上記(5)の態様において、ピラー補強部材を、ホイールアーチ補強部材を介してサイドシル補強部材に連結することにより、車体側部構造を強固に形成できる。
 本発明の態様によれば、ルーフサイドレールの開口部をクオータピラー補強部材の上端部で閉塞するようにした。これにより、ルーフサイドレール補強部材の重量を増すことなく、車体側部(ルーフサイドレール)の強度、剛性を確保できる。
本発明に係る実施形態の車体側部構造を示す分解斜視図である。 実施形態の車体側部構造からサイドアウタパネルを外した斜視図である。 図1のIII-III線に沿って破断したサイドシルにサイドシルアウタパネル部を接合した断面図である。 図2のピラー補強部材の上端部とルーフサイドレールインナとを接合する部分の斜視図である。 図4のルーフサイドレールインナのピラー側延長部およびピラー補強部材を示す分解斜視図である。 図2のVI-VI線に沿ってピラー(クオータピラー)を破断した状態においてサイドアウタパネルを接合した斜視図である。 図6のピラー(クオータピラー)を示す断面図である。 図1のVIII-VIII線に沿ってセンタピラーを破断した状態においてサイドアウタパネルのセンタピラーアウタ部を接合した断面図である。 図2のIX-IX線に沿ってルーフサイドレールを破断した状態においてサイドアウタパネルを接合した斜視図である。 図2のX-X線に沿ってルーフサイドレールを破断した状態においてサイドアウタパネルを接合した斜視図である。
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。車体側部構造は、略左右対称の構成であり、以下左側構成について説明して右側構成の説明を省略する。
 図1、図2に示すように、車体側部構造10は、サイドシル12と、リアホイールハウス(ホイールハウス)13と、ホイールアーチ補強部材14と、クオータピラー15と、センタピラー16と、ルーフサイドレール17と、サイドアウタパネル18と、を備えている。クオータピラー15は、いわゆるCピラーである。センタピラー16は、いわゆるBピラーである。
 サイドアウタパネル18は、車幅方向外側の意匠面を形成するプレス延性がある薄板のパネルである。サイドアウタパネル18は、サイドシルアウタパネル部18aと、リアホイールアウタ部18bと、クオータピラーアウタ部18cと、センタピラーアウタ部18dと、ルーフサイドレールアウタ部18eと、を有する。
 車体側部構造10は、サイドシルアウタパネル部18aと、リアホイールアウタ部18bと、クオータピラーアウタ部18cと、センタピラーアウタ部18dと、ルーフサイドレールアウタ部18eとにより、車体のサイドドアのドア開口部21が形成される。ドア開口部21はドア(図示せず)により開閉される。
 図2、図3に示すように、サイドシル12は、例えば、車体の車幅方向左外側に配置され、車体前後方向に向けて延びている。サイドシル12は、サイドシルインナ25と、サイドシル補強部材26と、サイドシルアウタパネル部18aと、を備えている。
 サイドシル12は、サイドシルインナ25およびサイドシル補強部材26で矩形枠状の閉断面に形成され、サイドシル補強部材26が車外側からサイドシルアウタパネル部18aで覆われている。以下、矩形枠状の閉断面を「サイドシル閉断面部27」という。
 サイドシル補強部材26は、サイドシル補強外壁31と、サイドシル補強上壁32と、サイドシル補強下壁33と、サイドシル補強上フランジ34と、サイドシル補強下フランジ35と、を有する。
 サイドシル補強外壁31の上辺からサイドシル補強上壁32が車幅方向内側(すなわち、サイドシルインナ25側)へ向けて張り出されている。サイドシル補強外壁31の下辺からサイドシル補強下壁33が車幅方向内側(すなわち、サイドシルインナ25側)へ向けて張り出されている。サイドシル補強上壁32の内辺からサイドシル補強上フランジ34が上方へ向けて張り出されている。サイドシル補強下壁33の内辺からサイドシル補強下フランジ35が下方へ向けて張り出されている。
 サイドシル補強部材26は、サイドシル補強外壁31、サイドシル補強上壁32、サイドシル補強下壁33、サイドシル補強上フランジ34、およびサイドシル補強下フランジ35により断面ハット状に形成されている。サイドシル補強上フランジ34およびサイドシル補強下フランジ35がサイドシルインナ25に車幅方向外側から重ね合わされた状態に接合されている。これにより、サイドシル12がサイドシル補強部材26およびサイドシルインナ25によりサイドシル閉断面部27が矩形枠状に形成されている。
 サイドシル閉断面部27の後端部27aにリアホイールハウス13の前端部13aが接続されている。換言すれば、サイドシル12は、リアホイールハウス13の前端部13aから車体前方へ向けて延出されている。
 リアホイールハウス13は、リアタイヤ37の上方を覆うように形成されている。リアホイールハウス13は、リアホイールハウスアウタ41と、リアホイールハウスインナ42(図6も参照)と、を備える。リアホイールハウスアウタ41は、リアタイヤ37の上方外側を覆うホイールアーチ43を有する。ホイールアーチ43の前部43aがサイドシル閉断面部27の後端部27aに接合されている。
 ホイールアーチ43は、前部43aがサイドシル閉断面部27の後端部27aからリアホイールハウスアウタ41の前上部41aまで車体後上方へ向けて傾斜状に延びている。
以下、ホイールアーチ43の前部43aを「ホイールアーチ前部43a」という。
 ホイールアーチ前部43aにホイールアーチ補強部材14が車体前方で、かつ、斜め上から重ねられている。ホイールアーチ補強部材14は、クオータピラー15の補強部材(クオータピラー補強部材)48の下端部48aからサイドシル12の補強部材(すなわち、サイドシル補強部材)26の後端部26aまで延びている。
 これにより、ホイールアーチ前部43aとホイールアーチ補強部材14とにより、サイドシル閉断面部27からクオータピラー閉断面部55に繋がる閉断面が形成されている。
以下、ホイールアーチ前部43aとホイールアーチ補強部材14との閉断面を「ホイールアーチ閉断面部45」という。ホイールアーチ閉断面部45の前端部45aにサイドシル閉断面部27の後端部27aが接合されている。
 リアホイールハウス13の前上部からクオータピラー15が立ち上げられている。
 図4、図5に示すように、クオータピラー15は、ルーフサイドレール17に対して交差する。クオータピラー15は、後述のルーフサイドレールインナ65に連続するピラー側延長部47と、クオータピラー補強部材(ピラー補強部材)48と、クオータピラーアウタ部18c(図1参照)と、を備えている。
 前記ピラー側延長部47は、クオータピラー15のインナピラー、すなわちクオータピラーインナを構成する。前記ピラー側延長部47は、リアホイールハウスアウタ41の前上部41aに下端部47aが接合されている。前記ピラー側延長部47は、リアホイールハウスアウタ41の前上部41aからルーフサイドレール17へ向けて車体前方で、かつ上方へ向けて傾斜状に延びている。前記ピラー側延長部47は、上端部47bが、ルーフサイドレール17のルーフサイドレールインナ65(後述する)に連続する。
 具体的には、ピラー側延長部47の上端部47bは、車体前方の略平板状のルーフサイドレールインナ65(レールインナ内側壁(内面)65a)に連続する。さらに、ピラー側延長部47の上端部47bは、車体後方の略L字状のルーフサイドレールインナ65(レールインナ内側壁(内面)65aおよびレールインナ底部(底面)65b(図5、図9参照))に連続する。なお、ここで、「連続」とは一体成形または個別に成形後に接合することを含む。
 図5、図6に示すように、前記ピラー側延長部47は、ピラーインナ底部(内面)47cと、ピラーインナ前脚部47dと、ピラーインナ後脚部(後面)47eと、ピラーインナ前フランジ47fと、ピラーインナ後フランジ47gと、を有する。
 ピラーインナ底部47cは、車体前後方向を向けて配置され、前記レールインナ内側壁65aに連続する。ピラーインナ底部47cの前辺にピラーインナ前脚部47dが連結されている。ピラーインナ前脚部47dは、ピラーインナ底部47cの前辺から車幅方向外側へ向けて前脚長寸法W1(図7参照)に張り出されている。ピラーインナ前脚部47dは、上端部47hがルーフサイドレールインナ65のレールインナ底部65bおよびレールインナフランジ65cに沿って車体前方へ向けて上方から連続する(一体または別体で上方から接合されていてもよい)。
 また、ピラーインナ底部47cの後辺にピラーインナ後脚部47eが連結されている。
ピラーインナ後脚部47eは、ピラーインナ底部47cの後辺から車幅方向外側へ向けて後脚長寸法W2(図7参照)に張り出され、ピラーインナ前脚部47dの車体後方に配置されている。ピラーインナ後脚部47eは、ピラーインナ前脚部47dの前脚長寸法W1よりドアの厚み分だけ後脚長寸法W2が大きく形成されている。ピラーインナ後脚部(後面)47eは、上端部47iがルーフサイドレールインナ65のレールインナ底部65bおよびレールインナフランジ65cに沿って車体後方へ向けて連続する(一体または別体で上方から接合されていてもよい)。
 さらに、ピラーインナ前脚部47dの外辺からピラーインナ前フランジ47fが車体前方へ向けて張り出されている。また、ピラーインナ後脚部47eの外辺からピラーインナ後フランジ47gが車体後方へ向けて張り出されている。
 ピラー側延長部47は、ピラーインナ底部47c、ピラーインナ前脚部47d、ピラーインナ後脚部47e、ピラーインナ前フランジ47f、およびピラーインナ後フランジ47gにより、異形の断面ハットの外向き開口となる開断面に形成されている。よって、クオータピラー15の第2の中空構造Qは、ルーフサイドレール17の第1の中空構造P(図9参照)に開口部71を経て連通されている。換言すれば、クオータピラー15のピラーインナ底部47cは、ピラー側延長部47により開口部71の一部が形成されている。
開口部71については後で詳しく説明する。
 図6、図7に示すように、ピラー側延長部47にクオータピラー補強部材48が車幅方向外側から重ねられ、ピラーインナ前フランジ47fおよびピラーインナ後フランジ47gに接合されている。よって、ピラー側延長部47およびクオータピラー補強部材48で車体上下方向にのびる閉断面が形成されている。これにより、クオータピラー15がクオータピラー補強部材48で補強される。クオータピラー補強部材48は、第2の中空構造Qの内部に形成されている。
 クオータピラー補強部材48は、リアホイールハウスアウタ41の前上部41a(図4参照)に下端部48aが接合されている。また、クオータピラー補強部材48は、上端部48bが、ルーフサイドレール17に対して交差するように接合されている。
 具体的には、クオータピラー補強部材48は、ピラー補強段差部48cと、ピラー補強前フランジ48dと、ピラー補強後フランジ48eと、蓋部48fと、蓋部フランジ(フランジ)48gと、を有する。蓋部48f、および蓋部フランジ48gは、クオータピラー補強部材48の上端部48bを形成する。
 ピラー補強前フランジ48dは、ピラーインナ前フランジ47fに車幅方向外側から接合されている。ピラー補強後フランジ48eは、ピラーインナ後フランジ47gに車幅方向外側から接合されている。
 ピラー補強段差部48cは、ピラー補強前フランジ48dとピラー補強後フランジ48eとの間に設けられ、ドア開口部21の開口面21aの内側に近接して配置される。開口面21aはドアシール面を形成するため段差形状であるので、ピラー補強段差部48cも、第1段差部48hと、第2段差部48iと、を有する。第1段差部48hは、第1補強脚部48jと、第1補強段部48kと、を有する。
 第1補強脚部48jは、ピラー補強前フランジ48dの後辺から車幅方向外側へ向けて張り出されている。第1補強段部48kは、第1補強脚部48jの外辺から車体後方へ向けて張り出されている。第1段差部48hは、第1補強脚部48jおよび第1補強段部48kで断面L字状に形成されている。第1補強段部48kの後辺に第2段差部48iが形成されている。
 第2段差部48iは、第2補強脚部48lと、第2補強段部48mと、第3補強脚部48nと、を有する。第2補強脚部48lは、第1補強段部48kの後辺から車幅方向外側へ向けて張り出されている。第2補強段部48mは、第2補強脚部48lの外辺から車体後方へ向けて張り出されている。第3補強脚部48nは、第2補強段部48mの後辺から車幅方向外側へ向けてピラー補強後フランジ48eまで張り出されている。第2段差部48iは、第2補強脚部48lおよび第2補強段部48mで断面L字状に形成されている。
 ピラー補強段差部48cは、ピラー補強前フランジ48dからピラー補強後フランジ48eまで車体後方で、かつ、車幅方向外側へ向けて段差状に第1想像線51に沿って傾斜している。このように、ピラー補強段差部48cを段差状に傾斜させることにより、ピラー補強段差部48c(すなわち、クオータピラー補強部材48)の強度、剛性を確保できる。なお、ピラー補強段差部48cはサイドアウタパネル18との間に微小の隙間を確保する。
 ここで、ピラー補強前フランジ48dがピラーインナ前フランジ47fに接合され、ピラー補強後フランジ48eがピラーインナ後フランジ47gに接合されている。よって、ピラー側延長部47およびクオータピラー補強部材48により車体上下方向にのびる閉断面が形成される。以下、この閉断面を、クオータピラー閉断面部55という。
 また、ピラー側延長部47は、ピラーインナ後脚部47eの後脚長寸法W2がピラーインナ前脚部47dの前脚長寸法W1に対してドア厚み分大きく形成されている。さらに、クオータピラー補強部材48は、ピラー補強段差部48cが第1想像線51に沿って段差状に傾斜されている。
 これにより、クオータピラー閉断面部55は、第1想像線51、第2想像線52、および第3想像線53に倣って、断面形状が略三角形に形成される。第2想像線52は、ピラーインナ底部47cに沿った線である。第3想像線53は、ピラーインナ後脚部47eに沿った線である。
 クオータピラー補強部材48の蓋部48f、および蓋部フランジ48gについては後で詳しく説明する。
 クオータピラーアウタ部18cは、サイドアウタパネル18(図1も参照)の一部を構成する部材であり、ピラー補強前フランジ48dおよびピラー補強後フランジ48eに車幅方向外側から接合される。この状態において、クオータピラーアウタ部18cは、ピラー補強段差部48cに沿って車幅方向外側に配置される。クオータピラーアウタ部18cは、ピラー補強前フランジ48dからピラー補強後フランジ48eまで車体後方で、かつ、車幅方向外側へ向けてピラー補強段差部48cに沿って段差状に傾斜している。クオータピラーアウタ部18cは、ドア開口部21(図1参照)の開口面21aを形成する。ドア開口部21はドア(図示せず)により開閉される。すなわち、ピラー補強段差部48cは、ドア開口部21を開閉するドアに対向するシール面を形成する。
 図1、図8に示すように、クオータピラー15の車体前方に間隔をおいてセンタピラー16が設けられている。センタピラー16は、サイドシル12の車体前後方向の中央12bから立ち上げられている。センタピラー16は、センタピラーインナ57と、センタピラー補強部材58と、センタピラーアウタ部18dと、を備えている。センタピラーインナ57およびセンタピラー補強部材58で閉断面が形成される。以下、この閉断面をセンタピラー閉断面部59という。
 センタピラー閉断面部59は、サイドシル閉断面部27の車体前後方向の中央27bにおいて、下端部59aがサイドシル閉断面部27に対して交差するように接合されている。また、センタピラー閉断面部59は、ルーフサイドレール17のルーフサイドレール閉断面部68(後述する)の車体前後方向の中央68aにおいて、上端部59bがルーフサイドレール閉断面部68に対して交差するように外側から接合されている。
 センタピラー閉断面部59のセンタピラー補強部材58に、センタピラーアウタ部18dが車幅方向外側から接合されている。
 ここで、クオータピラー補強部材48は、ホイールアーチ補強部材14を介してサイドシル補強部材26に連結されている。すなわち、クオータピラー閉断面部55は、ホイールアーチ補強部材14を介してサイドシル閉断面部27に連続されている。また、サイドシル閉断面部27は、センタピラー補強部材58(すなわち、センタピラー閉断面部59)に連結されている。
 クオータピラー閉断面部55、ホイールアーチ補強部材14、サイドシル閉断面部27、およびセンタピラー閉断面部59は、車体側部構造10の骨格部材の一部を構成する。
 これにより、クオータピラー閉断面部55を、ホイールアーチ補強部材14を介してサイドシル閉断面部27に連結し、サイドシル閉断面部27をセンタピラー閉断面部59に連結することにより、車体側部構造10を強固に形成できる。
 センタピラー16の上端部およびクオータピラー15の上端部15b(図9参照)にルーフサイドレール17が連続され、車体前後方向に延びている。ルーフサイドレール17は、フロントピラー19の後上端部19aからセンタピラー16の上端部およびクオータピラー15の上端部15bを経て車体後部まで車体後方へ向けて延びている。
 図5、図9に示すように、ルーフサイドレール17は、開口部71より前方はルーフサイドレールインナ(ルーフサイドインナパネル)65と、ルーフサイドレール補強部材66と、ルーフサイドレールアウタ部18eと、を備えている。開口部71の前後にルーフサイドレールインナ65とルーフサイドレールアウタ部18eで車体前後方向にのびる第1の中空構造Pが形成される。開口部71より車体前方の第1の中空構造P内において、ルーフサイドレールインナ65およびルーフサイドレール補強部材66でルーフサイドレール閉断面部68が車体前後方向にのび上部の車体骨格を形成する閉断面として形成される。
 ここで、ルーフサイドレールインナ65は、開口部71より車体前方において、略平板状の、少なくともレールインナ内側壁(内面)65aで構成される。また、ルーフサイドレールインナ65は、開口部71より車体後方において、略L字状の、少なくともレールインナ内側壁(内面)65aとレールインナ底部(底面)65bとで構成される。
 ルーフサイドレール補強部材66は、車体前方側からピラー側延長部47の上端部47b手前まで延びることにより、後端部66aが上端部47bの車体前方側近傍に位置する。
 ここで、クオータピラー15の第2の中空構造Q(図6参照)は、開口部71を経て前記第1の中空構造Pに連通されている。なお、この開口部71は、ピラー側延長部47に対応して車体後方において、ドアの厚み分、室内側から室外側に大きく拡大されている。
 前記開口部71は、クオータピラーの第2の中空構造Q(図7参照)に連通されている。ここで、クオータピラーの第2の中空構造Qは、断面形状が略三角形に形成されている(図6、図7参照)。これにより、開口部71は略三角形に形成されている。すなわち、開口部71は、ルーフサイドレール17およびクオータピラー15の上端部15bの交差部74において、ルーフサイドレールインナ65のレールインナ底部(底面)65bに対応するように略三角形に開口されている。開口部71の車体前方にルーフサイドレール補強部材66が設けられている。
 つぎに、クオータピラー補強部材48の蓋部48f、および蓋部フランジ48gを図4、図5、図10に基づいて説明する。
 図4、図5、図10に示すように、クオータピラー補強部材48は、上端部48bに蓋部48fと、蓋部フランジ48gとを有する。クオータピラー補強部材48の上端部48bは、上端部48bの下側近傍48oからルーフサイドレール17の底部(すなわち、ルーフサイドレールインナ65のレールインナ底部65b)に沿って車幅方向内側へ折り曲げられる。よって、蓋部48fが開口部71の上方に配置される。
 蓋部48fは、開口部71の外形に倣って略三角形に形成され(図7も参照)、開口部71の上方に配置される。蓋部48fの蓋周縁に沿って蓋部フランジ48gが形成されている。蓋部フランジ48gは、第1フランジ48pと、第2フランジ48qと、第3フランジ48rと、を有する。
 第1フランジ48pは、蓋部48fの前周縁に形成されている。第1フランジ48pは、ピラーインナ前脚部47dの上端部47hを介してルーフサイドレールインナ65のレールインナ底部65bおよびレールインナフランジ65cに接合される。よって、第1フランジ48pは、開口部71の前周縁71aに接合される。
 第2フランジ48qは、蓋部48fの内周縁からピラー側延長部47の上端部47bに沿って立ち上げられた状態に折り曲げられている。第2フランジ48qは、ピラー側延長部47の上端部47bを介してルーフサイドレールインナ65のレールインナ内側壁65aに接合される。よって、第2フランジ48qは、開口部71の内周縁71bに接合される。
 第3フランジ48rは、蓋部48fの後周縁に形成されている。第3フランジ48rは、ピラーインナ後脚部47eの上端部47iを介してルーフサイドレールインナ65のレールインナ底部65bおよびレールインナフランジ65cに接合される。第3フランジ48rは、開口部71の後周縁71cに接合される。
 このように、第1フランジ48pが開口部71の前周縁71aに接合され、第2フランジ48qが開口部71の内周縁71bに接合される。また、第3フランジ48rが開口部71の後周縁71cに接合される。よって、蓋部フランジ48gは、開口部71の周縁(すなわち、前周縁71a、内周縁71b、および後周縁71c)に接合される。これにより、開口部71は、クオータピラー補強部材48の上端部48b(詳しくは、蓋部48f)で上方から覆われ、蓋部48fで閉塞される(閉じられる)。厳密にはサイドアウタパネル18と蓋部48fとの間には微小な隙間があるが、問題とならないレベルである。したがって、「閉塞」とは微小な隙間を許容する。
 また、クオータピラー補強部材48の上端部48b(すなわち、蓋部48f)で開口部71が閉塞され、開口部71の周縁に蓋部フランジ48gが接合されている。これにより、クオータピラー補強部材48の上端部48bがルーフサイドレール17に強固に結合されている。
 さらに、クオータピラー補強部材48の上端部48b(蓋部48f)で開口部71のみが閉塞される。これにより、交差部74(図9参照)をルーフサイドレールインナ65とルーフサイドレールアウタ部18eが形成する第1の中空構造P(図9参照)に連続する第3の中空構造Rに形成できる。
 したがって、ルーフサイドレール補強部材66までクオータピラー補強部材48(またはリヤピラーリンフォース、Cピラー補強部材とも呼ぶ)の上端部を延長する必要がない。これにより、車体の重量を増すことなく、前記開口部71を跨ぎルーフサイドレール17の第1の中空構造Pを車体前後方向へ連続させてサイドドア周り、ルーフ周りや車体後部の強度、剛性を確保できる。
 ここで、比較例として、例えば、ルーフサイドレール補強部材66を開口部71の車体後方まで延ばして、ルーフサイドレール補強部材66およびルーフサイドレールインナ65で閉断面を形成して開口部71を閉塞することも考えられる。
 ところで、ルーフサイドレール補強部材66は、例えば、比較的断面形状が大きなU字状の厚板の鋼板で形成される。このため、ルーフサイドレール補強部材66を開口部71の車体後方まで延ばして、ルーフサイドレール17の開口部71を閉塞した場合、ルーフサイドレール(車体)17の重量が増すことが考えられる。
 これに対して、実施形態の車体側部構造10は、クオータピラー補強部材48の上端部48b(すなわち、比較的小さな形状の蓋部48f)で開口部71のみを閉塞するようにした。よって、車体の重量を増すことなく、ルーフサイドレール17の第1の中空構造Pを車体前後方向へ連続させてルーフサイドレール17の強度、剛性を確保できる。これにより、ルーフ81周りの強度、剛性を確保できる。
 特に、蓋部48fは断面(開口部71または第2の中空構造Q)を仕切るバルクヘッドの機能を有し、ルーフサイドレール17とクオータピラー15に作用する応力方向の違いによる開口部71の捩じれや、断面変形を抑制できる。
 また、開口部71より車体後方において、ルーフサイドレールインナ65は少なくともレールインナ内側壁(内面)65aとレールインナ底部(底面)65bとからなる略L字形状に形成されている。また、ピラー側延長部47も連続するピラーインナ底部(内面)47cとピラーインナ後脚部(後面)47eとを有する。クオータピラー補強部材48は、ドア開口部21を開閉するドアに対向する面が、車体後方で、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜し、ピラー側延長部47と略三角形の閉断面に形成される。
 ここで、ピラー側延長部47もクオータピラー15と同様に厚板の鋼板であり、少なくともピラーインナ底部(内面)47cとピラーインナ後脚部(後面)47eとからなる略L字形状で、クオータピラー補強部材48と略三角形の閉断面に形成されている。ルーフサイドレールインナ65もピラー側延長部47と連続する厚板の鋼板であり、開口部71から車体後方が少なくともレールインナ内側壁(内面)65aとレールインナ底部(底面)65bとからなる略L字形状に形成される。
 このため、ルーフサイドレールインナ65の支持強度が高まる。即ち、略三角形の開口部71をクオータピラー補強部材48の上端部で閉塞すればルーフサイドレール閉断面部68の後端を強く支持可能となる。これにより、ルーフサイドレール補強部材66を開口部71より後方に延長する必要がなくなり軽量化できる。
 図1に示すように、ルーフサイドレール閉断面部68の中央68aにおいて、センタピラー閉断面部59の上端部59bが交差するように接合されている。よって、センタピラー閉断面部59の上端部59bがルーフサイドレール閉断面部68で補強される。これにより、側面衝突によりセンタピラー16に入力する荷重をセンタピラー(すなわち、センタピラー閉断面部59)からルーフサイドレール閉断面部68に伝えることができ、入力した荷重をセンタピラー16で支えることができる。
 その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
 例えば、前記実施形態では、ピラーとしてクオータピラー15を例示したが、その他の例として、ピラーを、センタピラーなどの他のピラーに適用することも可能である。
 また、前記実施形態では、ホイールハウスとしてリアホイールハウス13を例示したが、その他の例として、ホイールハウスを、フロントホイールハウスなどの他のホイールハウスに適用することも可能である。
10 車体側部構造
12 サイドシル
13 リアホイールハウス(ホイールハウス)
13a リアホイールハウスの前端部
14 ホイールアーチ補強部材
15 クオータピラー
15a クオータピラーの下端部
15bクオータピラーの上端部
16 センタピラー
17 ルーフサイドレール
18 サイドアウタパネル
18c クオータピラーアウタ部
18e ルーフサイドレールアウタ部
21 ドア開口部
26 サイドシル補強部材
43 ホイールアーチ
43a ホイールアーチ前部(ホイールアーチの前部)
47 ピラー側延長部
47c ピラーインナ底部(内面)
47e ピラーインナ後脚部(後面)
48 クオータピラー補強部材(ピラー補強部材)
48a クオータピラー補強部材の下端部
48b クオータピラー補強部材の上端部
48c ピラー補強段差部(ドア開口部を開閉するドアに対向する面)
48f 蓋部
48g 蓋部フランジ(フランジ)
58 センタピラー補強部材(センタピラーの補強部材)
65 ルーフサイドレールインナ
65a レールインナ内側壁(内面)
65b レールインナ底部(底面)
66 ルーフサイドレール補強部材
71 開口部
74 交差部
P,Q,R 第1~第3の中空構造

Claims (5)

  1.  ルーフサイドレールインナとサイドアウタパネルのルーフサイドレールアウタ部とを接合して車体前後方向に延びて第1の中空構造が形成されるルーフサイドレールと、
     前記ルーフサイドレールインナに連続するピラー側延長部と前記サイドアウタパネルのクオータピラーアウタ部とを接合して車体上下方向に延びて第2の中空構造が形成されるクオータピラーと、を備え、
     前記ルーフサイドレールインナは、
     車体前後方向に延びて閉断面を前記第1の中空構造の内部に形成するルーフサイドレール補強部材を有し、
     前記クオータピラーは、
     前記ピラー側延長部と車体上下方向にのびる閉断面を前記第2の中空構造の内部に形成するピラー補強部材を有し、
     前記ルーフサイドレールおよび前記クオータピラーの交差部において、前記ルーフサイドレールが開口される開口部を前記ピラー補強部材の上端部の蓋部で閉塞して第3の中空構造を形成する、
     車体側部構造。
  2.  前記ルーフサイドレールは、
     前記開口部の車体前方に、平板状の前記ルーフサイドレールインナと、断面U字状の前記ルーフサイドレール補強部材と、を備え、センタピラーの補強部材の上端部と接合する、
     請求項1に記載の車体側部構造。
  3.  前記ルーフサイドレールインナは、前記開口部から後方を少なくとも内面と底面とからなる略L字形状に形成し、
     前記ピラー補強部材は、ドア開口部を開閉するドアに対向する面が、車体後方で、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜し、少なくとも内面と後面とからなる前記ピラー側延長部と略三角形の閉断面に形成され、前記底面と前記後面とが連続する、
     請求項1に記載の車体側部構造。
  4.  前記ピラー補強部材は、
     前記開口部を閉塞する前記蓋部と、
     前記蓋部から前記ルーフサイドレールインナ側に延び、前記ピラー側延長部の前記開口部の周縁に接合するフランジと、を有する、
     請求項3に記載の車体側部構造。
  5.  前記ピラー補強部材の下端部が接合されるホイールハウスと、
     前記ホイールハウスの前端部から車体前方へ延びるサイドシルと、
     前記ホイールハウスに設けられて、前記クオータピラーの下端部から前記サイドシルまで延びるホイールアーチ補強部材と、を備え、
     前記ピラー補強部材は、
     前記ホイールアーチ補強部材を介して前記サイドシルのサイドシル補強部材に連結される、
     請求項4に記載の車体側部構造。
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