JP5400861B2 - 車体側部構造 - Google Patents
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Description
この技術は、フューエルフラップの開放状態において、スライドドアの移動軌跡上に突出するストッパ(ストッパ部)を設け、フューエルフラップの開放時にスライドドアの開放を防止するものである。
この構成とした場合、ストッパ(ストッパ部)はフロアパネル上に設けられ、スライドレールに向けて下方側に突出する構成となっている。
そこで、ピラー断面が削られ、剛性が低下した部分を何らかの手段で補完する技術が望まれる。
車体のフロアパネルの車幅外側で前後に延在するサイドシルと、サイドシルにピラー下端が結合されて上下に延在するピラーと、フロアパネル上で且つサイドシル及びピラーの交差部に配置され、スライドドアの開放を規制するストッパ部を有するドア開放規制手段と、を備えた車体側部構造であって、ドア開放規制手段に、サイドシル若しくはフロアパネルに結合される第1結合部と、ピラーに結合される第2結合部と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体側部構造に、車体のフロアパネルの車幅外側で前後に延在するサイドシルと、サイドシルにピラー下端が結合されて上下に延在するピラーと、フロアパネル上で且つサイドシル及びピラーの交差部に配置され、スライドドアの開放を規制するストッパ部を有するドア開放規制手段と、を備える。
ドア開放規制手段に、サイドシル若しくはフロアパネルに結合される第1結合部と、ピラーに結合される第2結合部と、を有するので、ドア開放規制手段によって、ピラーとサイドシルとの交差部を補強することができる。これにより、例えばドア開放規制手段をフロアパネルやサイドシル上に配置するために、ピラーの断面が縮小された場合であっても、サイドシル及びピラーの交差部における剛性を補完することができる。
また、別体の補強部材を設ける必要がないため、部品点数やコストを削減することができるとともに、補強部材を配置するスペースを設ける必要もないため、レイアウト上有利となる。
ドア開放規制手段は、凹部に配置されるとともに、第2結合部は車両前後方向に延びてピラー側壁に結合される。
すなわち、ピラーに、ピラー下端側に向かうに連れて断面コ字状部の車体前後方向の幅が徐々に広がる末広がり形状部が形成されたので、末広がり形状部により、ピラー下端の稜線(ピラー側壁とピラー前壁及びピラー後壁の間の角部)をサイドシル(前後方向)に沿わせて連続させることができる。この結果、サイドシル及びピラーの交差部の剛性の向上を図ることができる。
また、凹部が形成されることで第1稜線部(稜線)を前後方向に沿わせることができない部位においては、第2結合部が前後方向に延びてピラー側壁に結合されることで、ピラー下端における稜線に第2結合部が連続することとなり、稜線を補強することができる。よって、ドア開放規制手段を配置するために凹部を形成した場合であっても、ピラーの剛性を確保することができる。
第2結合部が、第1稜線部若しくは第2稜線部の近傍に結合されるので、第1稜線部若しくは第2稜線部から第2結合部への荷重伝達が円滑に(スムーズに)おこなわれ、交差部における剛性及び強度をより向上できる。
ブラケットは、ストッパ部の車幅方向一方の面を覆う側面部と、側面部の下端から車幅方向に延在するとともに、サイドシル若しくはフロアパネルに結合される下面部と、側面部の上端から車幅方向に延在して下面部に対向する上面部と、を有する。
すなわち、ピラーとサイドシルとの間をコ字状断面に形成された剛性及び強度の高い部材であるブラケットでサイドシル若しくはフロアパネル、ピラー間を補強することができる。
ルーフパネル15、サイドパネル17、スライドドア21及びフロアパネル23は、車室(車内)12を構成する部材である。
サイドアウタパネル28は、フロントピラーアウタ(フロントピラー部)41、リヤピラーアウタ(リヤピラー部)43、ルーフサイドレールアウタ(ルーフサイドレール部)44、サイドシルアウタ(サイドシル部)45、及びリヤフェンダ46が形成される。
ルーフサイドレール34は、上部がサイドアウタパネル28のルーフサイドレール部44で覆われる。ルーフサイドレール34とセンタピラーインナ32とは、ブラケット(補強ブラケット)48で連結される。
サイドシル26は、サイドシルインナ35と、サイドシル部45と、からなる。
スライドレール51、レール格納部55(レールハウジングロア52及びレールハウジングアッパ53)でレールハウジングコンポーネント54が構成される。サイドシル26には、ドア開放規制手段164が配置される。
センタピラー24及びサイドシル26廻りに、乗員を拘束するシートベルト装置57が配置される。
図3〜図9に示されたように、車体側部構造は、車体11のフロアパネル23(図1参照)の車幅外側で前後に延在するサイドシル26と、サイドシル26にピラー下端25が結合されて上下に延在するピラー24と、フロアパネル23上で且つサイドシル26及びピラー24の交差部103に配置され、スライドドア21の開放を規制するストッパ部162を有するドア開放規制手段164と、を備える。
凹部104は、ピラー後壁95の後部側に位置する。
ドア開放規制手段164のストッパ部162とフューエルリッド22(図1参照)にケーブル165が延出される。
ドア開放規制手段164は、凹部104に配置されるとともに、第2結合部172は車両前後方向に延びてピラー側壁93に結合される。
また、ドア開放規制手段164は、断面コ字状に形成されるブラケット161を備える。
第1稜線部106は、ピラー24の前の稜線であり、ピラー側壁93の前端93aと一致する。第2稜線部107は、ピラー24の後の稜線であり、ピラー側壁93の後端93bと一致する。
ドア開放規制手段164の規制状態では、スライドドア21の係止部21aにストッパ部162が入り込んだ状態であるので、スライドドア21を矢印D1の如くスライドするときに、ストッパ部162が係止部21aを係止し、スライドドア21の開放が規制される。
ストッパ部(ストッパ)162は、側面部166に取付けられる。
第2結合部172は、上面部168に形成される。第2結合部172は、ピラー24側の結合部分である。第2結合部172は、シートベルトアンカ181の取付点111の近傍に結合される。
シートベルトアンカ181の取付点111は、ピラー24(センタピラーインナ32)の下部24bに形成される。
また、別体の補強部材を設ける必要がないため、部品点数やコストを削減することができるとともに、補強部材を配置するスペースを設ける必要もないため、レイアウト上有利となる。
すなわち、ピラー24に、ピラー下端25側に向かうに連れて断面コ字状部101の車体前後方向の幅が徐々に広がる末広がり形状部102が形成されたので、末広がり形状部102により、ピラー下端25の稜線25a(ピラー側壁93とピラー前壁94及びピラー後壁95の間の角部)をサイドシル26(前後方向)に沿わせて連続させることができる。この結果、サイドシル26及びピラー24の交差部103の剛性の向上を図ることができる。
第2結合部172が、第1稜線部106若しくは第2稜線部107の近傍に結合されるので、第1稜線部106若しくは第2稜線部107から第2結合部172への荷重伝達が円滑に(スムーズに)おこなわれ、交差部103における剛性及び強度をより向上できる。
ブラケット161は、ストッパ部162の車幅方向一方の面を覆う側面部166と、側面部166の下端166bから車幅方向に延在するとともに、サイドシル26若しくはフロアパネル23に結合される下面部167と、側面部166の上端166aから車幅方向に延在して下面部167に対向する上面部168と、を有する。
162…ストッパ部(ストッパ)、164…ドア開放規制手段、166…側面部、166a…側面部の上端、166b…側面部の下端、167…下面部、168…上面部、171…第1結合部、172…第2結合部、181…シートベルトアンカ。
Claims (6)
- 車体のフロアパネルの車幅外側で前後に延在するサイドシルと、
該サイドシルにピラー下端が結合されて上下に延在するピラーと、
前記フロアパネル上で且つ前記サイドシル及びピラーの交差部に配置され、スライドドアの開放を規制するストッパ部を有するドア開放規制手段と、を備えた車体側部構造であって、
前記ドア開放規制手段は、前記サイドシル若しくは前記フロアパネルに結合される第1結合部と、前記ピラーに結合される第2結合部と、を有することを特徴とする車体側部構造。 - 前記ピラーは、
車幅方向に対向するピラー側壁と、該ピラー側壁の前端及び後端から車幅外側に延出するピラー前壁及びピラー後壁と、
該ピラー前壁及びピラー後壁により形成される車幅方向に開口する断面コ字状部と、
ピラー下端側に向かうに連れて前記断面コ字状部の車体前後方向の幅が徐々に広がる末広がり形状部と、
前記交差部において前記ピラー後壁若しくはピラー前壁の一部を前記断面コ字状部内に向けて凹ませた凹部と、を備え、
前記ドア開放規制手段は、前記凹部に配置されるとともに、前記第2結合部は車両前後方向に延びて前記ピラー側壁に結合されることを特徴とする請求項1記載の車体側部構造。 - 前記ピラーは、前記ピラー側壁とピラー前壁との間に形成された第1稜線部と、前記ピラー側壁とピラー後壁との間に形成された第2稜線部と、を備え、
前記第2結合部は、前記第1稜線部若しくは第2稜線部の近傍に結合されることを特徴とする請求項2記載の車体側部構造。 - 前記ドア開放規制手段は、断面コ字状に形成されるブラケットを備え、
前記ブラケットは、前記ストッパ部の車幅方向一方の面を覆う側面部と、該側面部の下端から車幅方向に延在するとともに、前記サイドシル若しくは前記フロアパネルに結合される下面部と、前記側面部の上端から車幅方向に延在して前記下面部に対向する上面部と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車体側部構造。 - 前記ストッパ部は前記側面部に取付けられるとともに、前記第1結合部は前記下面部に形成され、前記第2結合部は前記上面部に形成されることを特徴とする請求項4記載の車体側部構造。
- 前記ピラーは、下部にシートベルトアンカの取付点を備え、
前記第2結合部は、前記シートベルトアンカの取付点の近傍に結合されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車体側部構造。
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