JP2000335243A - スライドドア式車両 - Google Patents

スライドドア式車両

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Publication number
JP2000335243A
JP2000335243A JP11143726A JP14372699A JP2000335243A JP 2000335243 A JP2000335243 A JP 2000335243A JP 11143726 A JP11143726 A JP 11143726A JP 14372699 A JP14372699 A JP 14372699A JP 2000335243 A JP2000335243 A JP 2000335243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
door
hatch
opened
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP11143726A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP11143726A priority Critical patent/JP2000335243A/ja
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ類やアクチュエータ類を用いること
なく、スライドドアとフューエルリッドなどのハッチと
の干渉を高い信頼性でもって防止する。 【解決手段】 スライドドア10を車両の前後方向へ移
動させることにより開閉する形式で、かつ開放したとき
のスライドドア10によって被い隠される箇所にハッチ
(例えばフューエルリッド20)が位置している形式の
スライドドア式車両であって、前記ハッチを開いた状態
においてスライドドア10を開放操作したときの動きに
基づき、スライドドア10がハッチに到達する前にこの
ハッチを閉めた状態に作動させることが可能な機械式の
連動機構30を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドドア形式
で、かつ開放したときのスライドドアによって被い隠さ
れる箇所にフューエルリッドなどのハッチが位置してい
る形式のスライドドア式車両に関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の車両において、スライ
ドドアを開放操作するときにフューエルリッドなどが開
いていると、ドアとリッドとの干渉によって互いにキズ
を付け合うことが予想される。この対策として例えばフ
ューエルリッドが開いている限り、スライドドアのロッ
クを電気的に解除できないようにした技術がある。つま
り、この技術ではドアロック機構の側にそのロック解除
を電気制御によって阻止できるアクチュエータなどが設
けられ、またフューエルリッドの側にはそのリッドが開
いていることを検出するカーテシスイッチなどが設けら
れた構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの技術
では、前記のアクチュエータやカーテシスイッチなどを
必要とすることからコストアップを招く。またフューエ
ルリッドが開いていても手動であればドアロックの解除
は可能であるため、それによってスライドドアを開放し
た場合は前記のように干渉を招くおそれがある。
【0004】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その目的は、スイッチ類やアクチュエータ類を用い
ることなく、スライドドアとフューエルリッドなどのハ
ッチとの干渉を高い信頼性でもって防止することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1記載の発明は、スライドド
アを車両の前後方向へ移動させることにより開閉する形
式で、かつ開放したときのスライドドアによって被い隠
される箇所にハッチが位置している形式のスライドドア
式車両であって、前記ハッチを開いた状態においてスラ
イドドアを開放操作したときの動きに基づき、スライド
ドアがハッチに到達する前にこのハッチを閉めた状態に
作動させることが可能な機械式の連動機構を備えてい
る。このように機械式の連動機構により、スライドドア
を開くときの動きを利用してハッチをスライドドアと干
渉する前に閉めることができる。したがってコストアッ
プの原因となるスイッチ類やアクチュエータ類を必要と
せず、スライドドアとハッチとの干渉を高い信頼性で防
止することができる。
【0006】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
のスライドドア式車両であって、前記連動機構は、スラ
イドドアを案内するレールの側において開放操作される
スライドドアの動きを受けて作動するレバーと、ハッチ
の側において前記レバーの動きに連動して作動し、開い
た状態のハッチを閉めた状態にする連動レバーとによっ
て構成されている。このような構成の連動機構によれ
ば、スライドドアとハッチとの干渉を防止する信頼性が
高いわりには簡単な構造で済む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はスライドドア式車両のドア周辺を表した斜
視図である。この図面でのスライドドア10は閉じた状
態が示されており、このスライドドア10を車両の後方
へ移動させることにより昇降口が開放される。なおスラ
イドドア10は、その上下及び中間が車体側の各ドアレ
ール12に案内されて移動するようになっている。
【0008】また車体側におけるスライドドア10の後
方箇所、つまり開放したときのスライドドア10によっ
て被い隠される箇所にはフューエルリッド20が位置し
ている。このフューエルリッド20と、スライドドア1
0の下部を案内する前記ドアレール12との間には、ス
ライドドア10を開放操作したときの動きをフューエル
リッド20に伝えることが可能な機械式の連動機構30
が設けられている。この連動機構30は、当然のことな
がら車体側のトリムボード内に組み込まれている。
【0009】図2はスライドドア10の下部を案内する
ドアレール12側の連動機構30の構造を表した斜視
図、図3はフューエルリッド20側の連動機構30の構
造を表した斜視図である。これらの図面によって連動機
構30を説明すると、まず図2で示すドアレール12の
側においては車体側に固定されたベース32に対し、レ
バー34がピン36により回転動作可能に取り付けられ
ている。このレバー34の一端部は、ドアレール12の
背面部に所定の範囲にわたって開口した窓12aを通っ
てこのドアレール12の内部に突出している。
【0010】ドアレール12の内部は、スライドドア1
0のローラブラケット14に回転自在に支持されたドア
ローラ16がスライドドア10の開閉によって移動す
る。このドアローラ16がレバー34に当たってそれを
押し動かした場合、このレバー34がピン36を支点と
して一定の範囲で回転することとなる。このときのレバ
ー34の回転動作を許容できるように、前記窓12aの
開口範囲が設定されているのである。
【0011】レバー34の他端部には、プッシュプルタ
イプのケーブル38におけるインナケーブルが連結され
ている。なおアウタケーブルの端部は前記ベース32に
結合されている。したがって前記レバー34が例えば図
2の実線で示す位置から仮想線で示す位置に回転したも
のとすると、これによってケーブル38のインナケーブ
ルが所定量だけ引っ張られることになる。
【0012】図3によって連動機構30のフューエルリ
ッド20の側の構造について説明すると、車体側に固定
されたベース40に対してベルクランク形状の連動レバ
ー42がピン44によって回転動作可能に取り付けられ
ている。この連動レバー42の一端部はリンク46を介
してフューエルリッド20に連結されている。なおフュ
ーエルリッド20は周知のようにヒンジ22によって片
開きする形式であり、図3の実線は開いた状態が、また
仮想線は閉じた状態が示されている。連動レバー42の
他端部には前記ケーブル38のインナケーブルが連結さ
れており、かつこちら側のアウタケーブルの端部もベー
ス40に結合されている。
【0013】前記構成において、フューエルリッド20
を図3の実線で示すように開くと、リンク46を介して
連動レバー42が仮想線で示す位置から実線で示す位置
に回転する。この連動レバー42の回転動作に連動して
ケーブル38のインナケーブルがフューエルリッド20
の側に引っ張られる。この結果、ドアレール12の側の
レバー34が図2の実線で示す位置に回転する。
【0014】フューエルリッド20を開いたままでスラ
イドドア10を開放操作すると、ドアレール12内を移
動するドアローラ16によってレバー34が図2の実線
位置から仮想線で示す位置に押し動かされる。このレバ
ー34の回転動作により、ケーブル38のインナケーブ
ルが今度はドアレール12の側に引っ張られる。これに
より連動レバー42が図3の実線位置から仮想線で示す
位置まで回転し、リンク46を介してフューエルリッド
20が閉ざされる。このようにスライドドア10を開放
するときのドアローラ16の移動を利用することによ
り、フューエルリッド20をスライドドア10と干渉す
る前に閉ざすことができ、これらの干渉を確実に防止す
ることができる。
【0015】なおスライドドア10を開放することな
く、通常の手動操作によってフューエルリッド20を閉
めた場合は、連動レバー42が図3の実線位置から仮想
線で示す位置まで回転することによってケーブル38の
インナケーブルが押される。このインナケーブルの動き
に連動してレバー34も図2の実線位置から仮想線で示
す位置に回転する。ただしケーブル38には、より安価
なプルタイプの使用も可能である。
【0016】ケーブル38にプルタイプを使用した場
合、手動操作によってフューエルリッド20を閉めたと
きに連動レバー42は図3の仮想線で示す位置に回転す
るものの、レバー34は図2の実線位置に残ることとな
る。しかし、このときのインナケーブルには弛み(遊
び)が生じているので、その後のスライドドア10の開
放によってレバー34が図2の仮想線で示す位置まで回
転しても、その動きはインナケーブルが正常な状態に張
られるだけで、その他に影響を及ぼすことは避けられ
る。またフューエルリッド20についてはこれに限るも
のではなく、開放したときのスライドドア10によって
被い隠される箇所に位置しているハッチであれば、例え
ばバッテリなどのサービスハッチも対象となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライドドア式車両のドア周辺を表した斜視
図。
【図2】ドアレール側の連動機構の構造を表した斜視
図。
【図3】フューエルリッド側の連動機構の構造を表した
斜視図。
【符号の説明】
10 スライドドア 12 ドアレール 20 フューエルリッド(ハッチ) 30 連動機構 34 レバー 42 連動レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアを車両の前後方向へ移動さ
    せることにより開閉する形式で、かつ開放したときのス
    ライドドアによって被い隠される箇所にハッチが位置し
    ている形式のスライドドア式車両であって、 前記ハッチを開いた状態においてスライドドアを開放操
    作したときの動きに基づき、スライドドアがハッチに到
    達する前にこのハッチを閉めた状態に作動させることが
    可能な機械式の連動機構を備えているスライドドア式車
    両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスライドドア式車両であ
    って、 前記連動機構は、スライドドアを案内するレールの側に
    おいて開放操作されるスライドドアの動きを受けて作動
    するレバーと、ハッチの側において前記レバーの動きに
    連動して作動し、開いた状態のハッチを閉めた状態にす
    る連動レバーとによって構成されているスライドドア式
    車両。
JP11143726A 1999-05-24 1999-05-24 スライドドア式車両 Pending JP2000335243A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327225A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nissan Motor Co Ltd スライドドアのフィラーリッドガイド構造
JP2013112053A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Honda Motor Co Ltd 車体側部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327225A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nissan Motor Co Ltd スライドドアのフィラーリッドガイド構造
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