JPH03140583A - 車両のスライドドア構造 - Google Patents

車両のスライドドア構造

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JPH03140583A
JPH03140583A JP1280470A JP28047089A JPH03140583A JP H03140583 A JPH03140583 A JP H03140583A JP 1280470 A JP1280470 A JP 1280470A JP 28047089 A JP28047089 A JP 28047089A JP H03140583 A JPH03140583 A JP H03140583A
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JP
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sliding door
door
sliding
closing
opening
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JP1280470A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
武 山本
Takeshi Konishi
小西 武士
Masahiro Osumi
大隅 正宏
Hideo Sogabe
曽我部 秀雄
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 本発明は、車体に配設されたガイドレールに沿ってスラ
イド可能とされたスライドドア構造に関する。
(従来の技術) ワゴン車タイプ等の自動車における後部座席側には、車
体に配設されたガイドレールに沿って車体前後方向にス
ライド可能とされたスライドドアが装備されているが、
この種のスライドドアを通常の手動操作に代えて、モー
タやエアシリンダ等の作動でスライドさせることにより
開閉する自動開閉駆動機構が考えられている。
たとえば特開昭59−170381号公報には、車体に
取り付けたレールに沿ってスライド可能とされたスライ
ドドアに、車体の所定位置に装備した駆動手段に巻き付
けたケーブルを接続して、該駆動手段によってケーブル
を正逆方向に走行させて上記スライドドアを開閉させる
技術が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のようにケーブル走行によって該ケーブ
ルに接続されているスライドドアを自動開閉させるもの
では、ケーブル走行路の屈曲をできるだけ抑えてケーブ
ルを円滑に走行させる必要から、比較的広範囲にわたっ
て該ケーブルを張りつめることが要求される。すなわち
、コンパクトなスペースに上記のケーブルを配設しよう
とすると、ケーブル走行路の屈曲が大きくなる部分を生
じ、その屈曲部分におけるケーブルの摺動抵抗が増加す
ることになって、スライドドアの開閉操作性の低下を招
くと共に、屈曲部分でのケーブル摺動音をいたずらに増
大させる不具合が発生するからである。しかし、この不
具合を避けるべく、上述のようにケーブル走行路を広く
配設すると、逆に車両に装備された他の部材との干渉が
発生する虞れがある。
そのため、本発明は、限られた車体スペースを利用して
他の配設部材との干渉を招くことなく配設できると共に
、円滑かつ確実にスライドドアを開閉できる車両のスラ
イドドア構造の提供を第1の課題とする。
さらに、前記のようなスライドドア自動開閉装置では、
選択に応じて手動操作ができるような切換え手段の装備
が必要とされ、手動操作を選択した場合はスライドドア
の開閉操作が上記の自動開閉装置に影響されることなく
軽快に行えることが望まれるが、前述のケーブルタイプ
の開閉装置では該ケーブルが駆動手段側において回転ド
ラムのような巻取り・繰出しドラムに巻回されているの
で、上記のドアスライドはケーブルを牽引して該ドラム
を回転させながら行わねばならず、相当の抵抗が予測さ
れ、上記した軽快な手動操作性が損なわれるきらいがあ
る。
加えて、この種の自動開閉装置はスライドドアを駆動し
ていない状態では、電磁クラッチ等によってモータのよ
うな駆動手段と上記回転ドラム側とが切り離されている
のが通常であるが、そのため、たとえば傾斜地等に、ド
アを半開き状態にして駐車している場面を想定すると、
場合によってはスライドドアが自由スライドするような
、安全上好ましくない事態が生じる虞れが存在する。
このため、本発明は、手動操作時における軽快なドアス
ライド性を確保できると共に、ドア全閉位置と全開位置
との間で該ドアを確実にロックできる車両のスライドド
ア構造の提供を課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題に対処すべく次のように構成したこ
とを特徴とする。
すなわち、本発明の車両のスライドドア構造は、車体に
配設されたガイドレールに沿ってスライド可能とされた
スライドドアの構造において、上記スライドドアの移動
方向に沿って配置された螺旋シャフトを回転させて該螺
旋シャフトに係合されたスライド部材を移動させること
により、該スライド部材に連結されたスライドドアを開
閉させるスライド部材送り手段を設けると共に、上記ス
ライド部材に該部材を螺旋シャフトに係脱させるクラッ
チ機構を装備し、かつ該クラッチ機構を係脱駆動する駆
動手段を、上記螺旋シャフトを回転駆動する駆動手段と
は別に設けたことを特徴とする。
(作   用) 上記の構造によれば、螺旋シャフトを回転させ、かつス
ライド部材を走行させることに伴い、該スライド部材に
連動してスライドドアをガイドレールに沿ってスライド
させるから、スライドドアの駆動が確実となると共に、
ドア開閉を司る螺旋シャフトがスライドドアのスライド
方向に配置され、かつスライド部材が該シャフトを直線
的に往復走行する構造であるから、全体としてのドア開
閉機構が占めるスペースはコンパクト化されると共に、
該機構をスライドドアおよびガイドレールの側部近傍に
配備することが可能となることと相まって、車載状態に
おいて該機構が他の配役部材と干渉することがなくなる
加えて、ドアの手動開閉時、クラッチ機構によってスラ
イド部材を螺旋シャフトより脱しておけば、スライドド
アが螺旋シャフトと縁が切れていることにより、該ドア
を軽い力で円滑に開閉させることができる。
さらに、上記のようにクラッチ機構を備えると共に、螺
旋シャフトの回転を司る駆動手段と、りラッチ機構の係
脱操作を司る駆動手段が別異のものとされているため、
該クラッチ機構のみを単独に駆動してスライド部材を螺
旋シャフトに係脱させることができる。そのため、たと
えばドア半開き状態で傾斜地等に駐車させていても、ク
ラッチ機構によってスライド部材を螺旋シャフトに係合
させておけば、スライドドアの自由かつ不測なスライド
を防ぐことができることになる。
また上記のようにクラッチ機構の単独の係脱操作ができ
るから、該手段によってスライド部材を螺旋シャフトに
係合させたのち、手動でスライドドアが動くかどうかを
確かめれば、ドア開閉機構が正常作動可能であるか否か
をチエツクすることができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第2図に示すように、車体1の側面部に、
後部車室2を開閉するためのスライドドア3が、以下に
述べるロアレール、センターレール、アッパーレールか
らなるガイドレール群にガイドされて車体前後方向にス
ライド可能に取り付けられている。
上記ロアレール4は車体前後方向に位置して車体1の下
部側面に固定され、かっ前端部が後部車室2の内側に向
けて若干湾曲するチャンネル状の形状を有するもので、
このロアレール4に対応して、上記スライドドア3を形
成するインナーパネル3b(第3図に示す)の前端部下
方にガイドブラケット5によってガイドローラ6が支持
され、該ガイドローラ6がロアレール4に転勤自由に係
合されている。
またセンターレール8は車体1の側面を形成するアウタ
ーパネル7a(第2図に示す)の上下方向略中間高さ位
置において車体前後方向に固定され、かつ前端部が後部
車室2の内側に若干湾曲するチャンネル形状を有するも
ので、該センターレール8に対応して、スライドドア3
におけるインナーパネル3bの後端部にガイド部材9に
より複数のガイドローラ10.10が支持され、これら
ガイドローラ10.10がセンターレール8に転勤自由
に係合されている。
アッパーレール13は同じくチャンネル材から構成され
ており、ルーフパネル11(第3図に示す)の側部に接
合されて車体前後方向に延びるルーフサイドレインフォ
ースメント12の下面に沿って固定され、かつその前端
部が後部車室2の内側に向けて若干湾曲されている。そ
して該アッパーレール13に対応して、スライドドア3
のインナーパネル3bの上縁部にガイドアーム14によ
ってガイドローラ15が支持され、該ガイドローラ15
がアッパーレール13に転勤自由に係合されている。
このため、スライドドア3は上記の各ガイドレール4.
8.13にガイドされて全閉位置と全開位置とにわたっ
てスライド可能であると共に、第1図のような開扉状態
から、ガイドレール4.8.13群に沿って車体前方へ
スライドした場合、その閉方向移動の最終段階において
、ガイドレール4.8.13群の前端部の湾曲部に倣っ
て車内側に向けて移動することになる。
なお、第1図に示すように、スライドドア3の開時に該
ドア3の後端縁部が対接する車体1の所定位置には、該
スライドドア3の閉状態ロックを司るロック機構(後に
説明する)を構成するストライカ−16が固設されてい
る。
上記スライドドア3を開閉させる開閉駆動装置17はロ
アレール4を挟んで車内側に、かつフロアパネル18の
下面側に支持して装備されている。すなわち車体前後方
向に対向して位置する一対のブラケット19a、19b
が上記フロアパネル18の下面側に取り付けられ、これ
らブラケット19a、19bにわたってカムシャフト2
0と螺旋シャフト21とが平行状態で、かつ両シャフト
20.21がいずれも回転自由に架設されると共に、螺
旋シャフト21を回転駆動する正逆転駆動モータ22と
、カムシャフト20を所定の回動範囲で回動させるアク
チュエータ23とが備えられ、さらに後記するクラッチ
機構を内蔵するスライド部材24がカムシャフト20と
螺旋シャフト21とに係合されており、クラッチ機構の
ON状態から駆動モータ22を起動するに伴い、スライ
ド部材24がモータ回転方向に応じて車体後方側(ドア
開方向)、もしくは車体前方側(ドア閉方向)に走行す
るように構成されている。
また開閉駆動装置17は、4本のリンク25a〜25d
を枢支連結した屈曲自由な4関節リンク機横25を備え
、該4関節リンク機構25の1つの関節部26aが該リ
ンク機構25の回動支点として、上記螺旋シャフト21
を挟みスライドドア3とは反対位置の車内側において、
前述のフロアパネル18の下面側にブラケット27を介
して回転自由に軸支され、かつ該回動中心関節部26a
に対し対角線上に位置する関節部26bに連結された1
つのリンク25bが該関節部26bを超えて延長され、
その延長遊端がスライドドア3に連結されると共に、こ
のリンク25bに連なる他のリンク25aの途中部がス
ライド部材24に連結されている。
この場合、リンク25aとスライド部材24との連結は
、スライド部材24の上面に枢支ビン28を立設させ、
該枢支ピン28に水平揺動自由に支持させた揺動リンク
29の先端をリンク25aに軸支して行っている。また
リンク25bとスライドドア3との連結は、該ドア3の
アウターパネル3aの前部側下端にブラケット30を取
り付け、これに上記リンク25bの延出遊端をビン(図
示せず)により回動自由に連結することでなされている
。したがって開閉駆動装置17では、たとえばスライド
ドア3が第2図のように閉じられている状態において、
スライド部材24が車体後方側へ走行すると、その走行
力が揺動リンク29を介し4関節リンク機横25に働き
、上記走行と共に回動中心関節部26aを支点として4
関節リンク機構25が同方向に屈曲しつつ回動すること
になって、スライドドア3が開方向にスライドする。ま
た、スライド部材24が逆方向に走行するときも同様に
して、該部材24の動きが4関節リンク機構25によっ
てスライドドア3に伝達され、該ドア3が閉方向にスラ
イドすることになる。そして、スライド部材24の直線
運動が4関節リンク機横25の回動運動に変換される際
の、スライド部材24とリンク25aとの相対的な位置
関係の変化が前記揺動リンク29の揺動運動により吸収
される。
なお、スライド部材24に連結されるリンクは上記の2
5a以外に25cもしくは25dであってもよい。
さらに、上記スライド部材24には、該部材24を必要
に応じて螺旋シャフト21に係脱させるクラッチ機構3
2が内蔵されている。このクラッチ機n432を第4図
および第5図に基づいて説明すると、スライド部材24
の中央部下面に、螺旋シャフト21およびカムシャフト
20に平行して支軸33が固設され、この支軸33に上
下揺動自在に支持されたクラッチ部材34が、スライド
部材24の下面中央部に形成された凹部24a内に収納
されている。
上記クラッチ部材34は、該部材34の両側部とスライ
ド部材24との間に介装された一対のコイルスプリング
35.35により、常時第5図に実線で示す姿勢に付勢
されると共に、クラッチ部材34の一側部にカムシャフ
ト20の外周部に当接する凸部34aが、また他側部に
螺旋シャフト21に噛合する雌ネジ部34bがそれぞれ
一体的に形成されている。そして、上記コイルスプリン
グ35.35の付勢力で凸部34aがカムシャフト20
におけるカム四部20aに突入する状態に保たれ、この
状態から前述のアクチュエータ23でカムシャフト20
を第5図に鎖線で示すように所定角度回転させるに伴い
、上記凸部34aがカム凹部20aから脱し、かつ下方
に押し下げられ、クラッチ部材34が支軸33を中心と
してコイルスプリング35.35に抗し揺動し、雌ネジ
部34bが螺旋シャフト21に噛合するように構成され
ている。したがって、この状態から駆動モータ22で螺
旋シャフト21を正逆回転させれば、スライド部材24
がカムシャフト20および螺旋シャフト21に沿って往
復走行する。
第6図は上記駆動モータ22およびアクチュエータ23
を作動させる駆動回路であって、該回路56は、駆動モ
ータ22の両極部とアース36とをそれぞれ接続する2
系統の第1、第2接地回路37.38と、主電源回路3
9を介して電源40にそれぞれ接続された第1、第2電
源回路41.42と、第1接地回路37に直列に設けら
れたスライドドア3を閉じるための各開用スイッチ43
a、43b、43cと、同じく第2接地回路38に直列
に設けられたスライドドア3を開くための各開用スイッ
チ44a、44b、44cと、第1、第2電源回路41
.42にそれぞれ接続された第3、第4電源回路45.
46と、同じく第1、第2電源回路41.42に接続さ
れた第5、第6電源回路47.48と、第3、第4電源
回路45.46の途中に設けられて開用スイッチ43b
および開用スイッチ44bの作動の可否を制御するため
の切換えスイッチ49と、第5、第6電源回路47.4
8の途中に設けられて開用スイッチ43cおよび開用ス
イッチ44cの作動の可否を制御する切換えスイッチ5
0とを有する。
さらに主電源回路39には、前述のアクチュエータ23
が接続されると共に、第2接地回路38の途中にアクチ
ュエータ23に対する通電状態を制御するリレー51が
介設される。また該接地回路38には、スライドドア3
が所定位置に達した場合に、該回路38を開成すること
により駆動モータ22の作動を停止させるスイッチ52
が設けられており、このスイッチ52の作動がスライド
ドア開状態および閉状態を検出するリミットスイッチ等
の位置検出センサ(図示せず)に連動されている。
したがって、上記切換えスイッチ49および50が閉成
されて第3、第5電源回路45.47が電源40に接続
されている場合、開用スイッチ43a、43b、43c
の何れか1つを投入することにより第1接地回路37が
遮断され、かつ第1、第3、第5電源回路41.45.
47の何れか1つを介して駆動モータ22が回転駆動さ
れると共に、リレー51のコイル51aが励磁されてリ
レー接点51bが閉成され、これにより主電源回路39
を介してアクチュエータ23に通電される。これに伴い
カムシャフト20が所定角度回転し、クラッチ部材34
が支軸33を中心に揺動し、かつ雌ネジ部34bが螺旋
シャフト21に噛合してスライド部材24がドア閉じ方
向に走行することになる。
また、切換えスイッチ49および50が閉成されて第4
、第6電源回路46.48が電源40に接続されている
場合は、スイッチ44a、44b、44cの何れか1つ
を投入することにより、第2接地回路38が開成され、
かつ第2、第4、第6電源回路42.46.48の何れ
か1つを介して電源40に駆動モータ22が接続され、
該駆動モータ22に前記とは逆方向の通電がなされて回
転駆動されると共に、リレーコイル51aが励磁され、
電源40がアクチュエータ23に投入される。これに伴
いクラッチ部材34の雌ネジ部34bが螺旋シャフト2
0に噛合し、スライド部材24がドア開方向に走行する
なお、第1、第2電源回路41.42には、駆動モータ
22の駆動を制御してスライドドア3の開閉時における
開閉速度を可変するため、可変抵抗でなるコントローラ
53.54がそれぞれ装備される。
加えて主電源回路39の途中には、カムシャフト20の
単独駆動用としてのスイッチ55が介設され、該スイッ
チ55の任意な投入によってアクチュエータ23を作動
させ、クラッチ部材33を螺旋シャフト21に噛合でき
るように構成されている。その場合は螺旋シャフト21
の回転はなく、したがってスライド部材24の走行、つ
まりはスライドドア3の開閉作動は生じない。
さらに、本実施例においては、スライドドア3の閉方向
へのスライド時に、その最終段階で該ドア3を車体内方
に向けて確実に移動させるための締切り機構60が装備
されている。この機構60は第7図に示すように、スラ
イドドア3の閉時に該ドア3の後端縁部3Cと、これに
対向する車体1側部分とにわたって装備されている。
この締切り機構60は、車体側においてアウターパネル
7aとインナーパネル7bとの間に装着された駆動モー
タ61と、該駆動モータ61に連接された減速機62と
、支軸63を中心として回動自由に支持され、かつリン
ク部材64a、64bを介して減速機62の出力軸62
aに連結されたフックレバー65と、スライドドア3の
後端縁部3Cに支持ブラケット66を介して固設された
保合ビン67と、スライドドア3の移動時に保合ビン6
7に当接することで、駆動モータ61に対する通電状態
を制御するドア位置センサとしてのリミットスイッチ6
8を含み、上記フックレバー65およびリミットスイッ
チ68が車体側開口部1aを通して保合ビン67に臨ん
で配置されている。そして該スイッチ68が係合ビン6
7に当接した場合に駆動モータ61に通電されるように
構成されている。
なお、上記駆動モータ61の回転軸61の後端部には、
該軸61aを常に所定方向に付勢することにより、駆動
モータ61の非通電状態のとき、フックレバー65を実
線で示す位置に後退保持するためのコイルスプリング6
9が巻着されている。
さらに締切り機構60には、駆動モータ61に対する通
電状態を制御するための制御スイッチ70が備えられて
いる。この制御スイッチ70は第8図に示すように、第
1図で示したストライカ−16に対応して装備されるド
ア側のフックレバー72およびクローレバー73の動き
を検出して上記制御を施すものであって、スライドドア
3をm扉状態にロックするロック機構71を構成するこ
れらフックレバー72と、クローレバー73との、それ
ぞれ側部近傍に配置された第1制御スイツチ70aおよ
び第2制御スイツチ70bからなる。そして、これらの
各制御スイッチ70a、70bが共にOFF状態のとき
に、前記駆動モータ61への通電が可能とされ、また各
制御スイッチ70a、70bが共にON状態のときに駆
動モータ61への通電が阻止されるようになされている
。加えて第1図に示すように、駆動モータ61を駆動制
御する一対の異物センサ74.74が備えられている。
ここで、上記ロック機構71を簡単に説明すると、第8
図(I)に示すように、フックレバー72およびクロー
レバー73はそれぞれスライドドア3の後端縁部側に配
設されると共に、フックレバー72は支軸75により回
動自由に支持され、かつ図示しない付勢部材によって矢
印A方向に付勢されている。またスライドドア3の開時
に、フックレバー72の係合溝72aが、前記ストライ
カ−16に対向するようになされている。−方、クロー
レバー73は支軸76で回動自由に支持され、かつ図示
しない付勢部材によって矢印B方向に付勢されており、
該クローレバー73の先端部73aが上記フックレバー
72の外周部に当接すると共に、第2制御スイツチ70
bに接当してこれをONさせている。
そして第8図(1)に示すように、スライドドア3のm
時における車体内方への移動によって、フックレバー7
2の係合溝72aがストライカ−16に当接したのち、
反矢印A方向に回動する動きに連動して、クローレバー
73が鎖線で示すように回動し、該レバー73が第2制
御スイツチ70bから離反し、第1、第2制御スイツチ
70a、70bの何れもがOFFすることによって、駆
動モータ61に通電可能となる。その後、第8図(I[
)のように、フックレバー72の係合溝72aが完全に
ストライカ−16に係合し、またクローレバー73の先
端部73aがフックレバー72の外周部に形成された係
合部72bに係合して、該フックレバー73の回動が規
制される。そして、これによってストライカ−16がロ
ック状態に保持され、スライドドア3が閉扉状態に同じ
くロックされる。このロック状態では前記の制御スイッ
チ70a、70bにそれぞれのレバー72.73が接当
して何れもONL、したがって駆動モータ61への通電
が遮断される。
また前述の異物センサ74.74はドア締切り作動に先
立って異物を検出したとき、駆動モータ61の駆動を阻
止する働きをなす。このようにしてリミットスイッチ6
8、制御スイッチ70および異物センサ74により駆動
モータ61の駆動が制御されるように構成されている。
いま、これらのリミットスイッチ68、制御スイッチ7
0および異物センサ74の挙動に基づいて駆動モータ6
1の駆動を制御するコントローラ(図示せず)が設けら
れている状態を想定し、その場面での該コントローラの
制御動作を第9図のフローチャートによって説明すると
、まずステップS1において、第6図に示した駆動回路
56を構成するmmスイッチ43a、43b、43cの
うちの何れか1つがON状態にあるか否かを求め、ON
状態にあると判定したときはステップS2においてリミ
ットスイッチ68のON・OFFの判定を求め、そして
、該スイッチON状態(ドア閉)の判定によって、ステ
ップS、で異物センサ74.74がOFF状態にあるか
否かを求めて、該センサ74.74がOFF状態にある
とき、つまり異物(たとえば乗員の手足等)がないと判
定したときに、ステップS4において制御スイッチ70
a、70bが共にOFF状態にあるかを求める。そして
、これら両スイッチ70a、70bが共にOFF状態で
あれば、ステップS、においては駆動モータ61に通電
する。この通電によれば、減速機62を経て取り出され
た駆動モータ61の回転力がリンク部材64a、64b
からフックレバー65に入力され、フックレバー65が
回動する。この回動によって該フックレバー65が係合
ピン67に車外側から係合し、かつ該ビン67を車体内
向き方向に押圧することになって、該係合ピン67を支
点とするスライドドア3の車体内方への移動がアシスト
される。その後コントローラは、ステップS6において
、第1、第2制御スイツチ70a、70bがON状態で
あるか否かを求め、このON状態、つまりスライドドア
3が確実に閉状態にロックされている場合、ステップS
フで駆動モータ61への通電を終了する。
一方、この通電終了に伴い第7図で示しているコイルス
プリング69の力が駆動モータ61の回転軸61aに働
いて、該回転軸61aを回転させ、フックレバー65を
前記回動とは逆方向に回動させて、実線で示す元の状態
に復帰させる。
以上のような本実施例構造では、たとえばスライドドア
3が第2図の実線のように閉じられた状態にあるとする
とき、アクチュエータ23によってクラッチ機構32の
クラッチ部材34を螺旋シャフト21に噛合させ、かつ
駆動モータ22で該螺旋シャフト21を回転させると、
スライド部材24が車体後方側に走行する。この走行移
動は揺動リンク29によって連結された4関節リンク機
横25に伝達され、該リンク機構25が同じく車体後方
に向けて回動することによってスライドドア3にも、ス
ライド部材24の走行駆動力が伝達される。したがって
該ドア3はガイドレール4.8.13群にガイドされて
開方向にスライド移動する。この場合、スライド部材2
4の走行駆動力が上記揺動リンク29を介し4関節リン
ク機横25に入力される点は、該リンク機構25からス
ライドドア3に駆動力を入力する点、つまりリンク25
bの延出遊端とドア側連結ブラケット3Oとの連結点よ
りも、4関節リンク機構25の回動中心関節部26aに
、より近い位置にある。したがってスライド部材24の
走行速度よりも、上記リンク25bの延出遊端における
回動速度が早くなる。つまりスライドドア3にはスライ
ド部材24の走行速度が増幅されて伝達される。そのた
め4関節リンク機構25を使用しないならば、スライド
ドア3の開閉ストローク長Ll (第2図に示す)と同
じ距離を走行する必要があるスライド部材24の走行長
L2は大幅に短縮でき、このスライド部材24の走行駆
動を司るカムシャフト20および螺旋シャフト21の長
さも短縮でき、これによって開閉駆動装置17をコンパ
クトに構成できる。
加えて、螺旋シャフト21がスライドドア3のスライド
方向に配置され、かつスライド部材24が該シャフト2
1を直線的に往復走行する構造であって、これらをスラ
イドドア3およびガイドレール4.8.13群の側部近
傍に配備することが可能になるから、より一層開閉駆動
装置17がコンパクトに構成できる。
またカムシャフト20および螺旋シャフト21の前後長
が短くなることから、ブラケット19a、19bに架設
した状態におけるこれらシャフト20.21の撓みが少
なくなり、スライド部材24の走行時の摺動抵抗が低減
され、走行長し。
が短いことと相蒙って、スライドドア3のスライド駆動
が滑らかになると共に、スライド部材24の走行音が低
下する。
さらに4関節リンク機構25でスライド部材24の動き
を増幅してスライドドア3に伝達するから、スライド部
材24の走行速度に対してスライドドア3のスライド速
度が相対的に増大される。
その結果スライド部材24の走行速度、換言すれば螺旋
シャフト21の回転速度が低くとも、スライドドア3の
開閉速度を適正な速度に維持できることになって、スラ
イド部材24の走行速度を抑え、より走行音を低減させ
ると共に、駆動モータ22の低回転を可能にして該モー
タ22の負担を軽減できる。
加えて、スライドドア3がスライド部材24にリンク機
構で連結されているから、該ドア3に対する駆動力の入
力が確実であって、スライドドア3の開閉が円滑になる
と共に、特にドア閉時の最終段階で前述の締切り機構6
0によりスライドドア3を車体内方に押し込んだ際、こ
の押し込みに伴うドア3の動きが確実に4関節リンク機
構25に伝えられ、該リンク機構25の応動によりスラ
イドドア3をガイドレール4.8.13群の湾曲部に沿
って良好に引き込むことができる。
なお、スライド部材24と4間接リンク機横25とを連
結する揺動リンク29は下記のような働きをなす、すな
わち、スライドドア3の開閉時のスライド軌跡はガイド
レール4.8.13群によって規制される。またスライ
ド部材24の走行軌跡はカムシャフト20ないし螺旋シ
ャフト21によって規制され、かつ4関節リンク機構2
5の回動軌跡はスライド部材24によって規制されると
共に、回動支点である関節部26aの取り付は位置等に
よって拘束される。したがってスライドドア3、開閉駆
動装置17は上記の関係を考慮して設計されることにな
るが、これらを構成する各種の部材の製作寸法誤差や組
立て寸法誤差、ないしは取付は誤差等によってスライド
ドア3、開閉駆動装置17および4関節リンク機構25
の間で、作動上のアンマツチングが発生する可能性が存
在し、該アンマツチングが一旦発生すると、スライドド
ア3の円滑な開閉作動が阻害されることも考えられる。
しかし、上記のように揺動リンク29を連結部に介して
おけば、このアンマツチングを揺動リンク29の揺動運
動によって吸収することができ、このためアンマツチン
グに拘らずスライドドア3の円滑な、そして適切な開閉
作動が得られる。
ところで、スライドドア3の手動による開閉操作は、第
5図に示すクラッチ機構32の構造から明らかなように
、クラッチ部材34の雌ネジ部34bを螺旋シャフト2
1から脱している状態で可能であり、この状態ではスラ
イドドア3の開閉移動に連動してスライド部材24がカ
ムシャフト20および螺旋シャフト21に沿って滑動す
るのみであるから、手動によるスライドドア3のスライ
ドが抵抗少なく行え、ために該手動開閉が軽快に行える
また、第6図の駆動回路56で説明したように、該回路
56には螺旋シャフト21の駆動とは関係なくアクチュ
エータ23を起動するスイッチ55が備えられている。
このため次のような作用が期待できる。
すなわち、スライドドア3の自動ないし手動による開閉
操作時において、スライドドア3を全閉位置と全開位置
との中間で止めた場合、スイッチ55によってアクチュ
エータ23をONさせ、クラッチ部材34の雌ネジ部3
4bを螺旋シャフト21に噛合させることによって、ド
ア停止位置においてスライド部材24にロックをかける
ことができる。このため、たとえば車両を傾斜地等にド
ア半開き状態で駐車させても、スライドドア3が不測に
自由スライドするような動きをなくせる。
さらに上記のスイッチ55を備えることによつて、任意
な時点で該スイッチ55を投入することにより、クラッ
チ部材34を螺旋シャフト21に係合させ、この状態か
ら手動でスライドドア3をスライドさせることができる
か否かを確かめることで、開閉駆動装置17を作動させ
た際に該装置が正常に作動するかどうかをチエツクする
ことも可能となる。つまりクラッチ機構32が正常に機
能しておればスライドドア3はロックがかかつて動かな
いが、何らかの異常が生じていればロックがかからずス
ライドドア3がスライドする。このことから開閉駆動装
置17を駆動させることなく該装置17のチエツクが行
える。
ところで、第1図ないし第5図の第1実施例構造によれ
ば、螺旋シャフト21の回転に伴うスライド部材24の
走行時、スライド部材24は該カムシャフト20に沿っ
て走行するが、その状態ではカムシャフト20はコイル
スプリング35.35の力に抗してクラッチ部材34を
凸部34aを介して下方に押圧する姿勢に付勢されてい
るから、カムシャフト20とクラッチ部材34との間に
比較的大きな摺動抵抗が発生し、これが摺接部分の摩耗
原因となると共に、スライド部材24の走行音を高める
ことになる。第10図ないし第12図はかかる摺動抵抗
の増大を抑えた開閉駆動装置117の第2実施例を示す
すなわち、この第2実施例では、螺旋シャフト121を
支持するブラケット119a、119bにわたって略T
字状のガイド部材80が架設されると共に、該ガイド部
材80がスライド部材124のガイド渭81に挿通かつ
係合されて、スライド部材124が走行可能とされてい
る。またスライド部材124には、該部材内に収まる短
尺のカムシャフト120が回転のみ自由に該スライド部
材124に支持させて取り付けられると共に、スライド
部材124にアクチュエータ123が一体装備され、か
つ該アクチュエータ123がカムシャフト120に連動
連結されている。
したがって、アクチュエータ123によってカムシャフ
ト120を回転させ、クラッチ機構132において、こ
のシャフト120の凹部120aからクラッチ部材13
4の凸部134aが脱するように下圧させ、かつ支軸1
33を中心に該部材134を回動させ、雌ネジ部134
bを螺旋シャフト121に係合させた状態より、螺旋シ
ャフト121の駆動によってスライド部材134を走行
させれば、該部材134はガイド部材80に回り止めさ
れて走行する。そして、その場合カムシャフト120も
スライド部材124と一体走行するから、カムシャフト
120とクラッチ部材134との相対摺動が生じず、し
たがってスライド部材124の走行抵抗が減少し、摩耗
や走行音の増大が避けられる。
また、上記第2実施例構造では、アクチュエータ123
がスライド部材124に装備されているので、該アクチ
ュエータ123を第6図の電源40にスイッチ55を介
して結線している電気配線が、アクチュエータ123の
移動につれて振り動かされることになる。しかし、この
実施例においても4関節リンク機横25を採用している
ため、第10図のように該機構25のリンク25a、2
5dに沿って電気コード82を、適所を止め付けつつ配
線すれば、アクチュエータ123に対する配線状態が安
定する。なお、この第2実施例の他の構造は第1実施例
と同じである。
(発明の効果) 以上の記載によって明らかなように、本発明によれば、
スライドドアの開閉が確実かつ円滑に行えると共に、ス
ライド部材送り手段を含む全体のドア開閉機構をコンパ
クト化することにより、車載時の他の配設部材との干渉
をなくして車載性を向上させることができる。
さらに、スライドドアの手動開閉操作が軽快に行えると
共に、該ドアを全閉値1と全開位置との間の任意な位置
でロックできるから、たとえばドア半開き状態で傾斜地
等に駐車しても不測にドアが自由スライドするような危
険性をなくせる。加えて上記のようなロック操作を施し
た状態で、ドアがスライドするかどうかの手動操作を加
えてロックの利きを確かめれば、ドア自動開閉機構のチ
エツクが、該機構を駆動することなく簡単にできること
になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は第1実施例のス
ライドドア構造が適用された自動車の概略斜視図、第2
図は第1図の要部拡大断面図、第3図は第1図の■−■
線拡大断面図、第4図はスライド部材の縦断面図、第5
図は第4図のV−■線断面図、第6図は開閉駆動装置の
駆動回路図、第7図は締切り機構の平面図、第8図(1
)、(II)はそれぞれ締切り機構の作動を制御する制
御スイッチが配設されたロック機構の概略構成図、第9
図は締切り機構に対する制御動作の一例を示すフローチ
ャート図、第10図は本発明の第2実施例を示す開閉駆
動装置の斜視図、第11図は第10図の要部拡大斜視図
、第12図は第11図中のスライド部材の断面図である
。 1・・・車体、3・・・スライドドア、4,8.13・
・・ガイドレール、17,117・・・スライド部材送
り手段(開閉駆動装置)−21,121・・・螺旋シャ
フト、24.124・・・スライド部材、25・・・リ
ンク機構(4関節リンク機構)、32,132・・・ク
ラッチ機構、22・・・駆動手段(駆動モータ)、23
,123・・・駆動手段(アクチュエータ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体に配設されたガイドレールに沿ってスライド
    可能とされたスライドドアの構造であって、上記スライ
    ドドアの移動方向に沿って配置された螺旋シャフトを回
    転させて該螺旋シャフトに係合されたスライド部材を移
    動させることにより、該スライド部材に連結されたスラ
    イドドアを開閉させるスライド部材送り手段を設けると
    共に、上記スライド部材に該部材を螺旋シャフトに係脱
    させるクラッチ機構を装備し、かつ該クラッチ機構を係
    脱駆動する駆動手段を、上記螺旋シャフトを回転駆動す
    る駆動手段とは別に設けたことを特徴とする車両のスラ
    イドドア構造。
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