JP2008024268A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッカ等の車体構造部材に入力された荷重をフロアクロスメンバ等の他の車体構造部材に伝えることができ、しかも、車体構造部材とドアパネル等の車両装備品との連結部分を被覆しても車両室内空間が狭くなることを抑制できる車体構造を得る。
【解決手段】スライドドアパネルに設けられたブラケットをガイドするガイドレール78を収容した戸袋48のうち、ロッカ20よりも車幅方向内方側へはみ出る部分をフロアクロスメンバ36に一体的に連結する。これにより、車幅方向外方側からセンターピラー16に入力された荷重をロッカ20のみならず戸袋48に伝わり、更に、戸袋48を介して荷重がフロアクロスメンバ36に伝わる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体の骨格等の構造である車体構造に係り、特に、略車両前後方向にドアパネルをスライドさせることで乗降口を開閉するスライドドアを採用した車体構造に関する。
下記非特許文献1に開示されているように、後部座席に対応した乗降口の開閉にスライドドアを適用した車両では車体を構成するロッカに開口が形成されている。このロッカの内側にはガイドレールが設けられており、ロッカの開口からロッカの内側に入り込んだスライドドアパネルに設けられたガイドブラケットがガイドレールに案内されて移動する構造になっている。
また、乗降口を開放している状態でスライドドアパネルは車体側壁の外側に位置するが、乗降口を閉止した状態ではスライドドアパネルが乗降口に嵌り込む。このことから、乗降口を閉止する直前にスライドドアパネルを車幅方向内側へ案内できるように、ガイドレールは車幅方向内方へ湾曲している。このガイドレールの湾曲部分はロッカよりも車幅方向内方側へ突出しており、ロッカに設けられた戸袋により覆われる。
発明協会公開技報(2002年3月1日発行、公技番号:2002−1245)
一方、車両の側部に沿って設けられるロッカの長手方向中間部には車幅方向に沿って長手とされたフロアクロスメンバの一端が位置する。車両側部における車体の剛性を確保するためには、車幅方向外方からロッカに入力された荷重をフロアクロスメンバに伝える方がよいため、ロッカとフロアクロスメンバとが機械的に連結される。但し、フロアクロスメンバはロッカよりも下側に配置されることから、ロッカとフロアクロスメンバとは筋交いを介して連結されることになる。しかしながら、上記のように、筋交いや戸袋を設けることで車両室内空間が狭くなってしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、ロッカ等の車体構造部材に入力された荷重をフロアクロスメンバ等の他の車体構造部材に伝えることができ、しかも、車体構造部材とドアパネル等の車両装備品との連結部分を被覆しても車両室内空間が狭くなることを抑制できる車体構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車体構造は、車両装備品を支持する支持部材の一部が車両室内側に突出した状態で内側に配置される第1車体構造部材と、前記第1車体構造部材からの前記支持部材との突出部分の近傍に設けられた第2車体構造部材と、前記第1車体構造部材に一体的に連結されて前記第1車体構造部材からの前記支持部材との突出部分を覆うと共に、前記第2車体構造部材に一体的に連結され、前記車両の外側から前記第1車体構造部材に入力された荷重を前記第2車体構造部材に伝達する被覆部材と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る車体構造では、車体装備品を支持する支持部材は第1車体構造部材の内側に配置されるが、その一部は第1車体構造部材よりも車両の室内側に突出する。この支持部材のうち第1車体構造部材よりも車両室内側に突出した部分は、第1車体構造部材に一体的に連結された被覆部材により覆われる。
ここで、支持部材を覆う被覆部材は第1車体構造部材のみならず第2車体構造部材にも一体的に連結され、車両の外側から第1車体構造部材に入力された荷重は、被覆部材を介して第2車体構造部材に伝えられる。このように、車両の外側からの荷重を第1車体構造部材で受けずに第2車体構造部材に伝えることができるので、このような荷重に対する車体の剛性が向上する。
また、第1車体構造部材に入力された荷重を第2車体構造部材に伝えるために第1車体構造部材と第2車体構造部材とを連結するための連結手段は第1車体構造部材から突出した支持部材を覆う被覆部材である。第1車体構造部材から突出した支持部材を覆うための部材と、第1車体構造部材と第2車体構造部材との連結手段を別に設けると、このような支持部材を覆う部材や連結手段の設置スペースを確保しなければならない。これに比べて、本発明では被覆部材の設置スペースだけを確保すればよく、これにより、車両室内空間が狭くなることを効果的に抑制できる。
なお、本発明において、第1車体構造部材及び第2車体構造部材の各々は、車体の骨格を構成するロッカやクロスメンバ等の骨格部材を構成してもよいし、このような骨格部材を補強するためのリインフォース等の補強部材を構成してもよい。
また、本発明において、車両装備品は支持部材に支持される構成であれば、その具体的な態様に限定されるものではない。したがって、車両装備品は、車両前後方向にスライドすることで車両側部に設けられた乗降口を開閉するスライドドアパネルであってもよいし、車両後部に設けられた荷室用開口部を開閉するバックドアパネルであってもよい。
請求項2に記載の本発明に係る車体構造は、車体の側部に沿って設けられると共に、内側に車両の前後方向にドアパネルをガイド可能に前記ドアパネルを支持するスライドドア装置のガイドレールが内側に配置されると共に、前記ガイドレールの長手方向中間部よりも先端側が前記車両の室内側へ突出したロッカと、前記車両の左右方向に沿って長手とされ、先端部が前記ロッカの近傍で前記ロッカの下側に設けられるフロアクロスメンバと、前記ロッカに一体的に連結されて前記ロッカから突出した前記ガイドレールの先端側を上方から覆うと共に、前記フロアクロスメンバに一体的に連結されて、前記車両の側方から前記ロッカに入力された荷重を前記フロアクロスメンバに伝える被覆部材と、を備えている。
請求項2に記載の本発明に係る車体構造では、車体構造部材の一態様である骨格部材として車体を構成するロッカの内側にはスライドドア装置のガイドレールが配置され、ドアパネルは車体側壁の側方でガイドレールに案内されながら車両の前後方向にスライドする。ガイドレールの長手方向中間部よりも先端側は、ロッカから車両室内側へ突出しており、この部分にガイドされて移動するドアパネルは、例えば、車体側部に形成された乗降口の内方へ向かい、乗降口に嵌り込むことで乗降口を閉止する。
ガイドレールのうち、ロッカから車両室内側へ突出した部分はロッカに一体的に連結された被覆部材により覆われる。
ここで、ガイドレールを覆う被覆部材はロッカのみならずフロアクロスメンバにも一体的に連結され、車両の外側からロッカに入力された荷重は、被覆部材を介してフロアクロスメンバに伝えられる。このように、車両の外側からの荷重をロッカで受けずにフロアクロスメンバに伝えることができるので、このような荷重に対する車体の剛性が向上する。
また、ロッカに入力された荷重をフロアクロスメンバに伝えるためにロッカとフロアクロスメンバとを連結するための連結手段はロッカから突出したガイドレールを覆う被覆部材である。ロッカから突出したガイドレールを覆うための部材と、ロッカとフロアクロスメンバとの連結手段を別に設けた場合には、このようなガイドレールを覆う部材や連結手段の設置スペースを確保しなくてはならない。これに比べて本発明では被覆部材の設置スペースだけを確保すればよく、これにより、車両室内空間が狭くなることを効果的に抑制できる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車体構造では、第1車体構造部材に入力された荷重を第2車体構造へ伝えることができ、しかも、車体装備品を支持する支持部材の第1車体構造部材からの突出部分を被覆できるにも関わらず、車両室内空間が狭くなることを抑制できる。
請求項2に記載の本発明に係る車体構造では、ロッカに入力された荷重をフロアクロスメンバへ伝えることができ、しかも、ドアパネルを支持するガイドレールのロッカからの突出部分を被覆できるにも関わらず、車両室内空間が狭くなることを抑制できる。
<第1の実施の形態の構成>
図4には本発明の第1の実施の形態に係る車体構造を適用した車体10が斜視図により示されている。この図に示されるように、車体10は側壁12には運転席や助手席等の前部座席に対応した乗降口14が形成されている。この乗降口14の後方には車体10の上下方向に沿って長手のセンターピラー16が側壁12に形成されている。さらに、このセンターピラー16の後方には後部座席に対応した乗降口18が形成されている。
また、図1及び図2に示されるように、センターピラー16の下端側には骨格部材として第1車体構造部材(車体構造部材)を構成するロッカ20が設けられている。ロッカ20は全体的に車体10の前後方向に沿って長手方向とされており、車体10の左右方向に沿ったフロアパネル22の両端部に沿って設けられている。ロッカ20は幅方向が車体10の上下方向に沿った長尺平板状の底壁部24を備えている。
底壁部24の幅方向一端(上下方向下端)からは車幅方向外方へ向けて下側横壁部26が延出されている。下側横壁部26は長手方向が底壁部24の長手方向に沿った長尺平板状に形成されており、下側横壁部26の底壁部24とは反対側の端部からは下側フランジ部28が車体10の上方へ向けて延出されている。下側フランジ部28は長手方向が底壁部24の長手方向に沿った長尺平板状で底壁部24に対して平行に形成されている。
一方、底壁部24の幅方向他端(上下方向上端)、すなわち、下側横壁部26とは反対側の底壁部24の端部からは車幅方向外方へ向けて上側横壁部30が延出されている。上側横壁部30は長手方向が底壁部24の長手方向に沿った長尺平板状に形成されており、上側横壁部30の底壁部24とは反対側の端部からは上側フランジ部32が車体10の上方へ向けて延出されている。上側フランジ部32は長手方向が底壁部24の長手方向に沿った長尺平板状で底壁部24に対して平行に形成されている。このような構造のロッカ20は全体的に車幅方向外方へ向けて開口した凹形状に形成されている(図3参照)。
図1及び図2に示されるように、上記のフロアパネル22のロッカ20側の端部からは上方へ向けてフランジ部34が延設されている。このフランジ部34はロッカ20の底壁部24と対向しており、溶接等により底壁部24へ一体的に接合されている。また、フロアパネル22上には骨格部材として第2車体構造部材(車体構造部材)を構成するフロアクロスメンバ36が設けられている。フロアクロスメンバ36は略車両左右方向に沿って長手方向とされ、厚さ方向が略車両上下方向に沿った底壁部38を備えている。
底壁部38の幅方向両端部からは略車両下方へ向けて側壁部40が延出されている。さらに、各側壁部40の底壁部38とは反対側の端部(下端部)からはフランジ部42が底壁部38の幅方向外方へ向けて延出されており、フランジ部42がボルト等の締結手段や溶接等によりフロアパネル22に一体的に固定されている(図1及び図2では一方の側壁部40及びフランジ部42のみを図示)。また、フロアクロスメンバ36の長手方向両端側における側壁部40の端部からは、底壁部38の幅方向外側へ向けて舌片状の当接片44が延出されており、この当接片44がフランジ部34に当接している。
一方、フロアクロスメンバ36の底壁部38よりも上側では、ロッカ20の底壁部24に孔部46が形成されている。孔部46は略車両前後方向に沿って長手方向とされた矩形状に形成されており、略車幅方向外方側から被覆部材としての戸袋48が孔部46を貫通してロッカ20よりも車幅方向内方側へ入り込んでいる。図3に示されるように、戸袋48は戸袋上部50と戸袋下部52とを備えている。戸袋上部50は平板部54を備えている。
平板部54は略車両前後方向に沿って長手とされ、厚さ方向が略車両上下方向に沿った平板状に形成されている。また、図2に示されるように、平板部54は、長手方向中間部よりも略車両前方側で漸次幅寸法が大きくなっており、図1に示されるように、平板部54の長手方向中間部よりも略車両前方の幅広部が孔部46を貫通している。平板部54の外周部のうち、車幅方向外方側を向いた部分以外の部分からは略車両下方へ向けて側壁部56が延出されている。
さらに、側壁部56のうち、戸袋上部50が孔部46を貫通した状態でフロアクロスメンバ36の底壁部38と対向する部分からは略車幅方向内方側へ向けて舌片状の固定片58が延出されている。この固定片58には1乃至複数(本実施の形態では2個)の透孔60が形成されている。この透孔60に対応してフロアクロスメンバ36の底壁部38には透孔62が形成されており、更に、透孔62に対応して底壁部38の裏面には締結手段を構成するウエルドナット64(図3参照)が設けられている。
平板部54が孔部46を貫通して固定片58が底壁部38に重ねられた状態で、透孔62と共に締結手段を構成するボルト66が透孔60、62を貫通して、ウエルドナット64に螺合することにより、戸袋上部50(戸袋48)がフロアクロスメンバ36に一体的に連結される。
一方、図2に示されるように、平板部54の外周部のうち、車幅方向外方側の部分からはフランジ部68が延出されている。図3に示されるように、このフランジ部68はセンターピラー16に対向した状態でセンターピラー16に当接している。
これに対して、図3に示されるように、戸袋下部52は平板部70を備えている。平板部70は厚さ方向が略車両上下方向に沿った板状とされており、平板部54の下側で平板部54と対向している。車幅方向内方側の平板部70の端部からは側壁部72が略車両上方へ向けて延出されている。側壁部72は略車幅方向に沿って側壁部56と対向しており、溶接等により側壁部56に一体的に固定されている。これに対して、平板部70の略車幅方向外方側の端部からは略車両下方へ向けてフランジ部74が延出されている。フランジ部74はその厚さ方向に沿ってセンターピラー16と対向した状態でセンターピラー16に当接している。
以上の構成の戸袋48は、戸袋上部50と戸袋下部52とで略車幅方向外方側へ向けて開口した箱形状とされており、その内側にはスライドドア装置76のガイドレール78が収容されている。ガイドレール78は概ね略車両前後方向に沿って長手方向とされており、その断面形状は略車両下方へ向けて開口した凹形状とされている。ガイドレール78はボルト等の締結手段や溶接等により平板部54に一体的に固着されている。このガイドレール78の内側には、スライドドア装置76を構成するスライドドアパネル80の下端部近傍に設けられたスライドブラケット82の先端部が入り込むようになっており、スライドブラケット82がガイドレール78に案内されて移動することで、スライドドアパネル80が乗降口18を開閉する方向、すなわち、略車両前後方向へスライドするようになっている。
また、ガイドレール78は略車両前方側の端部近傍が車幅方向内方側へ向けて湾曲しており、このガイドレール78の湾曲に応じて固定片58の長手方向中間部よりも前端側は幅寸法が漸次大きくなっている。乗降口18を閉じるために略車両前方側へ移動したスライドドアパネル80は、ガイドレール78の湾曲に従いスライドブラケット82が略車両前方へ移動しつつも車幅方向内方側へ移動することで、乗降口18の内側に嵌り込み、乗降口18を閉じ切る。
<第1の実施の形態の作用、効果>
本実施の形態に係る車体構造を適用した車体10では、ロッカ20の下側フランジ部28及び上側フランジ部32がセンターピラー16に当接している。このため、車幅方向外側からセンターピラー16に入力された荷重はロッカ20に伝わる。ここで、本実施の形態に係る車体構造を適用した車体10では、ロッカ20の下側フランジ部28及び上側フランジ部32のみならず、戸袋48を構成する戸袋上部50のフランジ部68及び戸袋下部52のフランジ部74がセンターピラー16に当接している。このため、車幅方向外側からセンターピラー16に入力された荷重は、ロッカ20のみならず戸袋48に伝わる。
ここで、戸袋48を構成する戸袋下部52は側壁部72が戸袋上部50の側壁部56に当接している。このため、フランジ部74から戸袋下部52に入力された荷重は側壁部72から側壁部56、すなわち、戸袋上部50へ伝わる。さらに、戸袋上部50は固定片58が透孔62に締結されたウエルドナット64を介してフロアクロスメンバ36の底壁部38に一体的に連結されている。このため、フランジ部68から戸袋上部50に入力された荷重及び戸袋下部52を介して戸袋上部50に入力された荷重は結果的にフロアクロスメンバ36に伝わる。すなわち、本実施の形態に係る車体構造を適用した車両では、車幅方向外側からセンターピラー16に入力された荷重はロッカ20とフロアクロスメンバ36の2種類の骨格部材で受け止めることができる。
また、ロッカ20とフロアクロスメンバ36との間には略車両上下方向の段差がある。しかしながら、上記のように、戸袋48のフランジ部68及びフランジ部74がセンターピラー16に当接していることで、車幅方向外側からセンターピラー16に入力された荷重はロッカ20を介さずに戸袋48に入力され、戸袋48を介してフロアクロスメンバ36に入力される。このため、車幅方向外側からセンターピラー16に入力された荷重がフロアクロスメンバ36に伝わるにあたり、略車両前後方向を軸方向とする軸周り方向のモーメントが発生しにくい(モーメントが発生したとしても小さい)。このため、フロアクロスメンバ36への荷重の伝達効率がよい。
また、上記のように、車幅方向外側からセンターピラー16に入力された荷重をフロアクロスメンバ36に伝えるための戸袋上部50は、そもそも、スライドドア装置76のガイドレール78を収容(被覆)するための構成である。このため、戸袋48とは別にフロアクロスメンバ36をロッカ20やセンターピラー16に連結するための筋交い等を設ける構成に比べて、部品点数を少なくできる。しかも、筋交い等を設けるためのスペースを必要としないことから、車体10内という極めて限られた空間を有効活用できる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図5には本発明の第2の実施の形態に係る車体構造を適用した車体90の要部を車体90の車幅方向室内上側から見た斜視図により示されている。また、図6には図5の6−6線に沿った断面図が示されており、図7には図5の7−7線に沿った断面図が示されている。さらに、図8には図5の8−8線に沿った断面図が示されている。
図5に示されるように、本実施の形態に係る車体構造を適用した車体90では、前記第1の実施の形態においてロッカ20に形成された孔部46に代わり、ロッカ20に切欠部92が形成されている。切欠部92は戸袋48の車幅方向内側の部分のうち、ロッカ20の底壁部24よりも略車幅方向内方側にはみ出る部分に対応して形成されているという点では、前記第1の実施の形態における孔部46と同じである。しかしながら、孔部46とは異なり、切欠部92は底壁部24のみならず、上側横壁部30及び上側フランジ部32まで連続して形成されており、このような切欠部92は、切欠部92からはみ出る戸袋48により埋められている。
このように、本実施の形態に係る車体構造を適用した車体90では、戸袋48の車幅方向内側の部分のうち、ロッカ20の底壁部24よりも略車幅方向内方側にはみ出る部分に対応してロッカ20には上側横壁部30及び上側フランジ部32が形成されておらず、この切欠部92が形成されている部分では、ロッカ20の上側横壁部30の機能を戸袋上部50(戸袋48)の平板部54が果たしている。このため、切欠部92が形成されている部位では、ロッカ20を低くでき、これにより、乗降口18の下端部の位置を平板部54の上面の位置まで下げることができ、乗降口18における乗降性を向上できる。
本発明の第1の実施の形態に係る車体構造を適用した車体の要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車体構造を適用した車体の要部を組み立てる前の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車体構造を適用した車体の要部の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車体構造を適用した車体の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車体構造を適用した車体の要部の構成を示す斜視図である。 図5の6−6線に沿って切った断面図である。 図5の7−7線に沿って切った断面図である。 図5の8−8線に沿って切った断面図である。
符号の説明
20 ロッカ(第1車体構造部材)
30 フロアクロスメンバ(第2車体構造部材)
48 戸袋(被覆部材)

Claims (2)

  1. 車両装備品を支持する支持部材の一部が車両室内側に突出した状態で内側に配置される第1車体構造部材と、
    前記第1車体構造部材からの前記支持部材との突出部分の近傍に設けられた第2車体構造部材と、
    前記第1車体構造部材に一体的に連結されて前記第1車体構造部材からの前記支持部材との突出部分を覆うと共に、前記第2車体構造部材に一体的に連結され、前記車両の外側から前記第1車体構造部材に入力された荷重を前記第2車体構造部材に伝達する被覆部材と、
    を備える車体構造。
  2. 車体の側部に沿って設けられると共に、内側に車両の前後方向にドアパネルをガイド可能に前記ドアパネルを支持するスライドドア装置のガイドレールが内側に配置されると共に、前記ガイドレールの長手方向中間部よりも先端側が前記車両の室内側へ突出したロッカと、
    前記車両の左右方向に沿って長手とされ、先端部が前記ロッカの近傍で前記ロッカの下側に設けられるフロアクロスメンバと、
    前記ロッカに一体的に連結されて前記ロッカから突出した前記ガイドレールの先端側を上方から覆うと共に、前記フロアクロスメンバに一体的に連結されて、前記車両の側方から前記ロッカに入力された荷重を前記フロアクロスメンバに伝える被覆部材と、
    を備える車体構造。
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