WO2020095391A1 - 緩衝材及び梱包体 - Google Patents

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Abstract

緩衝材(1)は、第一筒構造(3)と第二筒構造(4)とを備える。第一筒構造(3)は、その内部に、収納空間(31)と、収納空間(31)に隣り合う隣接空間(32A)とを有する。第一筒構造(3)は、第二筒構造(4)と向かい合う部分を有する第一壁(33)と、収納空間(31)の入口となる開口(341)が形成された第二壁(34)と、収納空間(31)と隣接空間(32A)との間にあり、折り曲げ線(61)によって開口(341)の縁部に接続された隔壁(35A)とを有する。第一壁(33)は、隣接空間(32A)から第一筒構造(3)の外側へ貫通した貫通穴(332A)を有する。第二筒構造(4)を形成する壁から第二筒構造(4)の外側へ延びた延長部(45A)が貫通穴(332A)を通って隣接空間(32A)に入っている。隔壁(35A)が延長部(45A)に接触可能である。

Description

緩衝材及び梱包体
 本発明は、緩衝材及び梱包体に関する。
 下記特許文献1には、物品の周囲に配設されて、該物品に加わる衝撃を緩衝する緩衝部材が開示されている。
日本実開平6-76130号公報
 包装される物品と共に用いられる例えば付属品のような第二物品が存在する場合がある。上述した従来の技術では、そのような第二物品を同梱することについては特に考慮されていない。
 本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、包装される物品に対して第二物品を同梱する上で有利な緩衝材及び梱包体を提供することを目的とする。
 本発明の緩衝材は、包装される物品への衝撃を緩和する緩衝材であって、外壁と、外壁に接続され、外壁に平行な第一方向を軸方向とする第一筒構造と、外壁に接続され、第一方向を軸方向とし、第一筒構造に隣り合う第二筒構造と、を備え、第一筒構造は、多角形の横断面形状を有し、第二筒構造は、多角形の横断面形状を有し、第一筒構造は、外壁から、外壁に垂直な第二方向へ、第一長さだけ突出し、第二筒構造は、外壁から、第一長さよりも短い第二長さだけ第二方向へ突出し、第一筒構造は、その内部に、収納空間と、第一方向において収納空間に隣り合う隣接空間とを有し、第一筒構造は、第二筒構造と向かい合う部分を有する第一壁と、収納空間の入口となる開口が形成された第二壁と、収納空間と隣接空間との間にあり、折り曲げ線によって開口の縁部に接続された隔壁とを有し、第一壁は、隣接空間から第一筒構造の外側へ貫通した貫通穴を有し、第二筒構造を形成する壁から第二筒構造の外側へ延びた延長部が貫通穴を通って隣接空間に入っており、隔壁が延長部に接触可能であるものである。
 また、本発明の梱包体は、上記緩衝材と、物品及び緩衝材を覆う外装材と、緩衝材の収納空間に収納された第二物品と、を備えるものである。
 本発明によれば、緩衝材に収納空間を設けたことで、包装される物品と共に第二物品を同梱する上で有利になる。
実施の形態1による緩衝材を備えた梱包体を示す分解斜視図である。 実施の形態1による緩衝材の展開図である。 実施の形態1による緩衝材の斜視図である。 実施の形態1による緩衝材の斜視図である。 実施の形態1による緩衝材の側面図である。 図5中のVI-VI線で切断した断面図のうちの一部を拡大した図である。 実施の形態2による緩衝材の展開図である。 実施の形態3による緩衝材の展開図である。 実施の形態4による緩衝材の斜視図である。 実施の形態4による緩衝材の展開図である。
 以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得る。
実施の形態1.
 図1は、実施の形態1による緩衝材を備えた梱包体を示す分解斜視図である。図1に示すように、梱包体100は、実施の形態1による緩衝材1と、包装される物品110と、外装箱120と、ボトム内装材130と、付属品140とを備える。物品110は、例えば電気機器のような製品でもよいし、製品の一部を構成する部品でもよい。物品110の形状は、図示のような直方体でもよいし、直方体以外の形状でもよい。
 緩衝材1、物品110、ボトム内装材130、及び付属品140は、外装箱120内に収納される。本実施の形態における外装箱120は、段ボール製の容器である。外装箱120は、緩衝材1及び物品110を覆う外装材の例である。変形例として、外装材は、例えば、木製容器、鋼製容器、プラスチック製容器などでもよい。
 緩衝材1は、外装箱120の内壁と、物品110との間に配置される。緩衝材1は、外装箱120に収納された物品110への衝撃を緩和する機能を有する。緩衝材1は、物品110の外形のうちの角部を含む領域に配置されることに適する。図示の例では、緩衝材1は、物品110の側面と上面との間の角部を含む領域に配置されている。緩衝材1は、物品110の側面の一部と上面の一部とに接している。
 図示の例では、物品110の四つの側面のすべてに緩衝材1が配置されている。すなわち、物品110に対して四つの緩衝材1が配置されている。このような構成に限らず、本実施の形態の梱包体100は、緩衝材1を少なくとも一つ備えていればよい。例えば、物品110の四つの側面のうちの一つに緩衝材1が配置され、残りの三つの側面には他の緩衝材が配置されてもよい。
 付属品140は、物品110に付属する物品である。付属品140は、物品110よりも小さい。付属品140は、第二物品に相当する。緩衝材1は、その内部に収納空間31を有する。収納空間31に付属品140が収納されている。図示の例では、四つの緩衝材1のうちの一つの緩衝材1の収納空間31に付属品140が収納されている。他の緩衝材1の収納空間31にも付属品140が収納されてもよい。
 ボトム内装材130は、外装箱120内の底部に敷かれるマット状の部材である。ボトム内装材130は、物品110の底面に接する。ボトム内装材130は、物品110の底面への衝撃を緩和する。
 次に、梱包体100を組み立てる手順の例について、以下に説明する。緩衝材1を物品110に装着する。緩衝材1が装着された物品110をボトム内装材130の上に載せる。それらを外装箱120内に入れる。外装箱120が備える上フラップ121,122,123,124を順次折り曲げて、テープなどを用いて封かんする。梱包体100が組み立てられた状態を以下「梱包状態」と称する。
 本実施の形態であれば、緩衝材1の収納空間31に付属品140を収納できる。付属品140は、緩衝材1の内部にあるので、衝撃から守られる。また、輸送中に付属品140が外装箱120内で他の位置へ移動することを確実に防止できるので、付属品140が傷つくことを確実に防止できる。このように、他の緩衝材を用いることなく、物品110に同梱された付属品140を確実に保護できる。なお、梱包状態では、上フラップ121,122,123,124が付属品140の上面を覆うことにより、付属品140の上面も確実に保護される。
 図2は、実施の形態1による緩衝材1の展開図である。本実施の形態の緩衝材1は、図2に示す1枚のシートから作ることができる。このシートは、例えば、紙製段ボールシートでもよいし、樹脂製段ボールシートでもよい。図2に示すように、緩衝材1を展開したシートは、長方形の外形を有する。緩衝材1は、外壁2と、第一壁33と、第二壁34と、隔壁35Aと、隔壁35Bと、第三壁36と、第四壁37と、第五壁41と、第六壁42と、第七壁43と、第八壁44と、延長部45Aと、延長部45Bとを有する。これらの要素の各々は、平板状の形状を有する。延長部45A,45Bの各々は、矩形の形状を有する。延長部45A,45Bの各々は、当該矩形のうちの三辺に沿う切り込み線によりシートから部分的に分離されることによって形成されている。延長部45A,45Bの各々は、当該矩形のうちの残りの一辺において第六壁42につながっている。
 第一壁33には、貫通穴331Aと、貫通穴331Bと、穴332Aと、穴332Bとが形成されている。第二壁34の一部が除去されることによって開口341が形成されている。図2の展開図において、隔壁35A及び隔壁35Bは、第二壁34から開口341の内部へ延びている。狭小部333Aは、貫通穴331Aと穴332Aとの間に形成されている。狭小部333Aは、穴332Aを貫通穴331Aから隔てている。狭小部333Bは、貫通穴331Bと穴332Bとの間に形成されている。狭小部333Bは、穴332Bを貫通穴331Bから隔てている。
 隔壁35A、延長部45A、貫通穴331A、及び穴332Aの各々と、隔壁35B、延長部45B、貫通穴331B、及び穴332Bの各々とは、鏡像対称の関係にあり、互いに同様の構成を有する。このため、以下、これらの要素については、一方のみを説明して他方の説明を省略する場合がある。
 図3及び図4は、実施の形態1による緩衝材1の斜視図である。これらの図に示すように、緩衝材1は、多角形の横断面形状を有する第一筒構造3と、多角形の横断面形状を有する第二筒構造4とを備える。第一筒構造3は、第一壁33、第二壁34、第三壁36、及び第四壁37により形成されている。第一壁33、第二壁34、第三壁36、及び第四壁37は、第一筒構造3の外形を角柱とみなしたときの側面に相当する。第二筒構造4は、第五壁41、第六壁42、第七壁43、及び第八壁44により形成されている。第五壁41、第六壁42、第七壁43、及び第八壁44は、第二筒構造4の外形を角柱とみなしたときの側面に相当する。
 以下、第一筒構造3の軸方向をX方向と呼ぶ。X方向は、外壁2の平面に平行である。X方向は、第一方向に相当する。第二筒構造4の軸方向は、第一筒構造3の軸方向と同じ方向である。すなわち、第二筒構造4は、X方向を軸方向としている。便宜上、図3中で手前から奥に向かう方向を+X方向とし、奥から手前に向かう方向を-X方向とする。第二筒構造4は、第一筒構造3に隣り合っている。
 第一筒構造3は、例えば、長方形の横断面形状を有する。変形例として、第一筒構造3の横断面形状は、台形、三角形、五角形などでもよい。第二筒構造4は、例えば、長方形の横断面形状を有する。変形例として、第二筒構造4の横断面形状は、台形、三角形、五角形などでもよい。
 以下、外壁2の平面に垂直な方向をY方向と呼ぶ。Y方向は、X方向に対して垂直である。便宜上、図3中で右から左に向かう方向を+Y方向とし、左から右に向かう方向を-Y方向とする。第一筒構造3は、外壁2から、+Y方向へ、第一長さL1だけ突出している。第二筒構造4は、外壁2から、+Y方向へ、第一長さL1よりも短い第二長さL2だけ突出している。第一長さL1は、外壁2の外面からの第一筒構造3の最大の突出長さに相当する。第二長さL2は、外壁2の外面からの第二筒構造4の最大の突出長さに相当する。本実施の形態において、第一筒構造3と第二筒構造4との間には、第一長さL1から第二長さL2を引いた長さに相当する高さの段差が形成されている。
 Z方向は、X方向及びY方向の双方に対して垂直な方向である。便宜上、図3中の上方向を+Z方向とし、下方向を-Z方向とする。第一筒構造3は、第二筒構造4に対して+Z方向に位置する。
 第一筒構造3は、外壁2に接続されている。図示の例では、X方向に平行な折り曲げ線51によって第二壁34が外壁2に接続されることで、第一筒構造3が外壁2に接続されている。第二壁34は、外壁2に対して垂直に配置される。第一壁33は、外壁2に対して垂直に配置される。すなわち、第一壁33は、第二壁34に対して平行に配置される。第一壁33の一部は、第二筒構造4と向かい合う。図1の梱包状態の例においては、第一壁33の他の一部は、物品110の上面に接する。
 第三壁36は、X方向に平行な折り曲げ線52によって第一壁33に接続されている。第三壁36は、外壁2の内面側に重なっている。第三壁36は、外壁2に対して平行に配置される。第四壁37は、第一壁33と第二壁34との間にある。第四壁37は、X方向に平行な折り曲げ線53によって第二壁34に接続され、かつ、X方向に平行な折り曲げ線54によって第一壁33に接続されている。第四壁37は、外壁2に対して平行に配置される。物品110の形状によっては、梱包状態において第四壁37の少なくとも一部が物品110に接してもよい。
 本実施の形態では、第三壁36を設けたことにより、第一筒構造3の形状を確実に保持する上でより有利になる。ただし、第三壁36は、省略されてもよい。
 第二筒構造4は、外壁2に接続されている。図示の例では、X方向に平行な折り曲げ線55によって第八壁44が外壁2に接続されることで、第二筒構造4が外壁2に接続されている。第五壁41は、第一壁33と向かい合う。第五壁41は、外壁2に対して垂直に配置される。第五壁41が第一壁33に接触していてもよいし、第五壁41と第一壁33との間に多少の隙間があってもよい。
 第六壁42は、第五壁41と、第八壁44との間にある。第六壁42は、X方向に平行な折り曲げ線57によって第五壁41に接続され、かつ、X方向に平行な折り曲げ線56によって第八壁44に接続されている。第六壁42は、外壁2とは反対側の位置にある。第六壁42は、外壁2に対して平行に配置される。図1の梱包状態の例においては、第六壁42は、物品110の側面に接する。
 第七壁43は、X方向に平行な折り曲げ線58によって第五壁41に接続されている。第七壁43は、外壁2の内面側に重なっている。第七壁43は、外壁2に対して平行に配置される。本実施の形態では、第七壁43を設けたことにより、第二筒構造4の形状を確実に保持する上でより有利になる。ただし、第七壁43は、省略されてもよい。
 第一筒構造3の内部に、収納空間31と、隣接空間32Aと、隣接空間32Bとが形成されている。図3に示すように、第二壁34に形成された開口341は、収納空間31の入口に相当する。開口341から収納空間31に付属品140を入れたり出したりすることができる。本実施の形態において、開口341は、+Z方向に向いている。
 隣接空間32A及び隣接空間32Bは、X方向において収納空間31に隣り合う。隣接空間32Aと隣接空間32Bとの間に収納空間31がある。隣接空間32A及び隣接空間32Bは、第一壁33、第二壁34、第三壁36、及び第四壁37により囲まれている。本実施の形態における隣接空間32Bは、第二隣接空間に相当する。
 図3に示すように、隔壁35Aは、折り曲げ線61によって開口341の縁部に接続されている。隔壁35Aは、収納空間31と隣接空間32Aとの間にある。隔壁35Aを設けたことにより、収納空間31に収納された付属品140の動きを抑えることができるので、付属品140の傷つきをより確実に防止できる。また、付属品140が隣接空間32Aへ移動してしまうことを確実に防止できる。
 隔壁35Bは、折り曲げ線62によって開口341の縁部に接続されている。隔壁35Bは、収納空間31と隣接空間32Bとの間にある。隔壁35Bを設けたことにより、収納空間31に収納された付属品140の動きを抑えることができるので、付属品140の傷つきをより確実に防止できる。また、付属品140が隣接空間32Bへ移動してしまうことを確実に防止できる。
 図示の例では、隔壁35A,35Bの平面は、X方向に対して垂直である。変形例として、隔壁35A,35Bの平面がX方向に対して傾斜していてもよい。図示の例では、折り曲げ線61,62は、Y方向に対して平行である。変形例として、折り曲げ線61,62がY方向に対して傾斜していてもよい。
 図4に示すように、貫通穴331A及び貫通穴331Bの各々は、X方向を長手方向とする形状を有する。穴332A及び穴332Bの各々は、Y方向を長手方向とする形状を有する。
 図5は、実施の形態1による緩衝材1の側面図である。図5は、X方向から見た図に相当する。図5に示すように、貫通穴331Aは、隣接空間32Aから第一筒構造3の外側へ貫通している。延長部45Aは、第二筒構造4を形成する第六壁42から第二筒構造4の外側へ延びている。延長部45Aは、+Z方向へ向かって突出している。延長部45Aの少なくとも一部は、貫通穴331Aを通って隣接空間32Aに入っている。貫通穴331Aと延長部45Aとの間の摩擦力により、延長部45Aが貫通穴331Aから抜け出ることが防止される。その結果、第一筒構造3及び第二筒構造4の双方の形状を確実に維持することができる。
 図6は、図5中のVI-VI線で切断した断面図のうちの一部を拡大した図である。図6は、第六壁42の表面に相当するXZ平面で切断した図に相当する。図6に示すように、隣接空間32A内に入った部分の延長部45Aは、隔壁35Aに隣接している。隔壁35Aは、延長部45Aに接触可能である。図示の例では、隔壁35Aに+X方向の外力が作用していないときには、隔壁35Aと延長部45Aとの間に僅かな隙間200があり、隔壁35Aは延長部45Aに接触していない。隔壁35Aに+X方向の外力が作用すると、隔壁35Aが変形したり、隔壁35Aの位置がずれたりして、隔壁35Aが延長部45Aに接触する。
 収納空間31に収納された付属品140が、輸送中の振動、重力、慣性力などによって隔壁35Aに押し当てられることにより、隔壁35Aに+X方向の外力が作用する可能性がある。その際、変形あるいは位置ずれした隔壁35Aが延長部45Aに接触すると、隔壁35Aは延長部45Aにより押し返される。このため、隔壁35Aがそれ以上変形したり位置ずれしたりすることが延長部45Aにより防止される。その結果、収納空間31に収納された付属品140の動きを確実に抑えることができるので、付属品140が傷ついたり、付属品140が隣接空間32Aへ移動してしまったりすることを確実に防止できる。
 なお、図示の構成に限らず、隔壁35Aに外力が作用してない状態でも隔壁35Aが延長部45Aに常に接触しているように構成してもよい。
 本実施の形態において、Y方向は、隔壁35Aの幅方向に相当する。図5に示すように、本実施の形態では、延長部45Aが隔壁35Aに接する位置は、隔壁35Aの幅方向の中央に近い位置となる。隔壁35Aの変形及び位置ずれをより確実に防止する観点からは、隔壁35Aの幅方向の中央になるべく近い位置に延長部45Aが接するような配置とすることが望ましい。ただし、延長部45Aが隔壁35Aに接する位置が、隔壁35Aの幅方向の中央からずれた位置であっても、隔壁35Aの変形及び位置ずれを十分に防止することが可能である。
 本実施の形態において、隣接空間32A内にある延長部45Aの平面は、Y方向に対して垂直である。その結果、隣接空間32A内にある延長部45Aの平面に対して隔壁35Aの平面が垂直となる。これにより、以下の効果が得られる。延長部45Aが隔壁35Aから圧力を受けたときに、延長部45Aが倒れるように変形することをより確実に防止できる。それゆえ、隔壁35Aの変形をより確実に防止できる。
 図6に示すように、本実施の形態において、隔壁35Aの先端部は、第二壁34に向かい合う第一壁33に形成された穴332Aに挿入されている。これにより、以下の効果が得られる。隔壁35Aに+X方向の外力が作用したときに、隔壁35Aの変形及び位置ずれをより確実に防止できる。また、緩衝材1を組み立てたときに、隔壁35Aを適正な位置に容易に位置決めできる。これに対し、穴332Aがないと仮定すると、緩衝材1を組み立てた後に、折り曲げ線61で折り曲げた部分の弾性により、隔壁35Aが-X方向に回動して戻ってしまう可能性がある。
 図示を省略するが、隔壁35B、延長部45B、貫通穴331B、及び穴332Bの構成も上記と同様である。本実施の形態における隔壁35Bは、隔壁35B、延長部45B、及び貫通穴331Bは、それぞれ、第二隔壁、第二延長部、及び第二貫通穴に相当する。なお、本開示による緩衝材は、第二隔壁、第二延長部、及び第二貫通穴を備えないものでもよい。
 図3に示すように、本実施の形態において、収納空間31は、第一壁33と、第三壁36と、第四壁37と、隔壁35Aと、隔壁35Bとによって囲まれている。すなわち、収納空間31は、六つ面のうち、開口341を除く五つ面の面を壁で囲まれている。これにより、付属品140を確実に保護する上でより有利になる。
 図5に示すように、本実施の形態において、延長部45Aは、第五壁41と第六壁42との間の角に接続されている。すなわち、延長部45Aは、折り曲げ線57により形成された角に接続されている。延長部45Aは、この角から第六壁42の平面に平行な方向へ延びている。また、延長部45Aは、全体的に第一筒構造3の内部に位置する。すなわち、延長部45Aのほぼ全体が第一筒構造3の内部に位置する。本実施の形態であれば、第五壁41と第六壁42との間の角が第一筒構造3から離れることをより確実に防止できる。その結果、第二筒構造4の形状をより確実に保持することができる。
 緩衝材1が段ボールシートから作られている場合には、第一壁33、第二壁34、第五壁41、及び第八壁44を形成する段ボールシートのフルートの溝及び凸条が延びる方向がY方向となるようにすることが望ましい。これにより、以下の効果が得られる。段ボールシートの平面に平行に作用する外力に対する段ボールシートの強度は、フルートの溝及び凸条が延びる方向の外力に対する強度の方が、それと直交する方向の外力に対する強度よりも高くなる。物品110から緩衝材1に力が作用した場合、第一壁33、第二壁34、第五壁41、及び第八壁44にY方向の圧力が作用する可能性がある。フルートの方向を上記のようにすることで、そのような圧力に対する強度をより高くすることができるので、第一筒構造3及び第二筒構造4の形状をより確実に保持することができる。
 図1の例では、+Z方向が鉛直上方を向くように緩衝材1が配置されている。この場合、開口341が上面に位置するので、収納空間31へ付属品140を入れたり出したりする操作がしやすい。
 ただし、梱包状態における緩衝材1の向き及び物品110との位置関係は、図1の例に限定されない。例えば、+Y方向が鉛直上方を向くように緩衝材1を配置し、第一壁33の一部が物品110の側面に接し、第六壁42が物品110の底面に接するようにして緩衝材1を使用してもよい。
 本実施の形態に対する変形例として、収納空間31の入口となる開口341が+Y方向に向くように構成してもよい。例えば、本実施の形態における第四壁37の位置に、第四壁37に代えて第二壁34を形成し、第二壁34がY方向に垂直になるようにしてもよい。すなわち、第一壁33に対して第二壁34を垂直に配置してもよい。本変形例は、+Y方向が鉛直上方を向くように緩衝材1を配置することに適している。本変形例であれば、そのような配置のとき、+Y方向に向いた開口341が鉛直上方を向くので、収納空間31へ付属品140を入れたり出したりする操作がしやすい。
実施の形態2.
 次に、図7を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図7は、実施の形態2による緩衝材1Aの展開図である。本実施の形態の緩衝材1Aは、狭小部333A,333Bを備えない点において実施の形態1と異なる。本実施の形態では、狭小部333Aが形成されていないことにより、貫通穴331Aと穴332Aとがつながっている。貫通穴331A及び穴332Aは、全体としてT字状をなしている。同様に、狭小部333Bが形成されていないことにより、貫通穴331Bと穴332Bとがつながっている。貫通穴331B及び穴332Bは、全体としてT字状をなしている。本実施の形態のように、貫通穴331Aと穴332Aとがつながっていてもよく、貫通穴331Bと穴332Bとがつながっていてもよい。
実施の形態3.
 次に、図8を参照して、実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図8は、実施の形態3による緩衝材1Bの展開図である。本実施の形態において、隔壁35Aは、先端部351Aを有する。先端部351Aの幅は、先端部351A以外の隔壁35Aの幅よりも狭くなっている。先端部351Aは、隔壁35Aの幅方向における中央に配置されている。先端部351Aが挿入する穴332Aは、先端部351Aの寸法に合わせて、実施の形態1よりも短い長さに形成されている。同様にして、隔壁35Bは、先端部351Bを有する。先端部351Bの幅は、先端部351B以外の隔壁35Bの幅よりも狭くなっている。先端部351Bは、隔壁35Bの幅方向における中央に配置されている。先端部351Bが挿入する穴332Bは、先端部351Bの寸法に合わせて、実施の形態1よりも短い長さに形成されている。本実施の形態であれば、組み立てる際に、先端部351A,351Bを穴332A,332Bに挿入する操作を、より軽い力で行うことができる。
実施の形態4.
 次に、図9及び図10を参照して、実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図9は、実施の形態4による緩衝材1Cの斜視図である。図10は、実施の形態4による緩衝材1Cの展開図である。
 図9に示すように、本実施の形態では、外壁2から貫通穴331Aまでの距離L3は、第二長さL2よりも長い。距離L3は、例えば、外壁2の外面と、貫通穴331Aの中心位置との間の、Y方向に沿う距離である。
 延長部45Aは、第一筒構造3の外部に位置する第一部分451と、第一筒構造3の内部に位置する第二部分452とを有する。第一部分451は、X方向に平行な折り曲げ線63によって第六壁42に接続されている。第一部分451は、第五壁41と第六壁42との間の角から+Y方向に向かって延びる。第一部分451は、第一壁33の外面に重なる。第二部分452は、X方向に平行な折り曲げ線64によって第一部分451に接続されている。第二部分452は、貫通穴331Aを通って隣接空間32Aに入っている。第二部分452は、折り曲げ線64の位置から+Z方向へ向かって突出している。
 本実施の形態における第一長さL1は、実施の形態1よりも長い。この場合において、仮に、外壁2から貫通穴331Aまでの距離が第二長さL2と同じであり、延長部45Aが第六壁42の位置からそのまま+Z方向へ突出したとすると、延長部45Aが隔壁35Aに接する位置は、隔壁35Aの幅方向の中央から大きくずれた位置となる。対照的に、本実施の形態では、上記距離L3を第二長さL2よりも長くしたことにより、延長部45Aの第二部分452が隔壁35Aに接する位置を、隔壁35Aの幅方向の中央に近い位置にすることが可能となる。その結果、隔壁35Aの変形及び位置ずれを確実に防止する上でより有利になる。
 なお、延長部45Bは、上述した延長部45Aと同様の構成を有する。また、本実施の形態の緩衝材1Cは、図10に示す1枚のシートから作ることができる。
1,1A,1B,1C 緩衝材
2 外壁
3 第一筒構造
4 第二筒構造
31 収納空間
32A,32B 隣接空間
33 第一壁
34 第二壁
35A,35B 隔壁
36 第三壁
37 第四壁
41 第五壁
42 第六壁
43 第七壁
44 第八壁
45A,45B 延長部
51,52,53,54,55,56,57,58 折り曲げ線
61,62,63,64 折り曲げ線
100 梱包体
110 物品
120 外装箱
121,122,123,124 上フラップ
130 ボトム内装材
140 付属品
200 隙間
331A,331B 貫通穴
332A,332B 穴
333A,333B 狭小部
341 開口
351A,351B 先端部
451 第一部分
452 第二部分

Claims (8)

  1.  包装される物品への衝撃を緩和する緩衝材であって、
     外壁と、
     前記外壁に接続され、前記外壁に平行な第一方向を軸方向とする第一筒構造と、
     前記外壁に接続され、前記第一方向を軸方向とし、前記第一筒構造に隣り合う第二筒構造と、
     を備え、
     前記第一筒構造は、多角形の横断面形状を有し、
     前記第二筒構造は、多角形の横断面形状を有し、
     前記第一筒構造は、前記外壁から、前記外壁に垂直な第二方向へ、第一長さだけ突出し、
     前記第二筒構造は、前記外壁から、前記第一長さよりも短い第二長さだけ前記第二方向へ突出し、
     前記第一筒構造は、その内部に、収納空間と、前記第一方向において前記収納空間に隣り合う隣接空間とを有し、
     前記第一筒構造は、前記第二筒構造と向かい合う部分を有する第一壁と、前記収納空間の入口となる開口が形成された第二壁と、前記収納空間と前記隣接空間との間にあり、折り曲げ線によって前記開口の縁部に接続された隔壁とを有し、
     前記第一壁は、前記隣接空間から前記第一筒構造の外側へ貫通した貫通穴を有し、
     前記第二筒構造を形成する壁から前記第二筒構造の外側へ延びた延長部が前記貫通穴を通って前記隣接空間に入っており、
     前記隔壁が前記延長部に接触可能である緩衝材。
  2.  前記隣接空間内の前記延長部の平面に対して前記隔壁の平面が垂直となる請求項1に記載の緩衝材。
  3.  前記第一筒構造は、前記第二壁に向かい合う壁に形成された穴を有し、
     前記隔壁の端部が前記穴に挿入されている請求項1または請求項2に記載の緩衝材。
  4.  前記第一筒構造は、その内部に、前記第一方向において前記収納空間に隣り合う第二隣接空間を有し、
     前記隣接空間と前記第二隣接空間との間に前記収納空間があり、
     前記第一筒構造は、前記収納空間と前記第二隣接空間との間にあり、折り曲げ線によって前記開口の縁部に接続された第二隔壁を有し、
     前記第一壁は、前記第二隣接空間から前記第一筒構造の外側へ貫通した第二貫通穴を有し、
     前記第二筒構造を形成する壁から前記第二筒構造の外側へ延びた第二延長部が前記第二貫通穴を通って前記第二隣接空間に入っており、
     前記第二延長部に前記第二隔壁が接触可能である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の緩衝材。
  5.  前記第一筒構造は、前記第一方向に平行な折り曲げ線によって前記第一壁に接続された第三壁と、前記第一方向に平行な折り曲げ線によって前記第二壁に接続された第四壁とを有し、
     前記収納空間は、前記第一壁と、前記第三壁と、前記第四壁と、前記隔壁と、前記第二隔壁とによって囲まれている請求項4に記載の緩衝材。
  6.  前記外壁から前記貫通穴までの距離は、前記第二長さよりも長い請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の緩衝材。
  7.  前記第二筒構造は、前記第一壁と向かい合う第五壁と、前記第一方向に平行な折り曲げ線によって前記第五壁に接続され、前記外壁とは反対側の位置にある第六壁とを有し、
     前記延長部は、前記第五壁と前記第六壁との間の角に接続されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の緩衝材。
  8.  請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の緩衝材と、
     前記物品及び前記緩衝材を覆う外装材と、
     前記緩衝材の前記収納空間に収納された第二物品と、
     を備える梱包体。
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