JP6599793B2 - 底箱 - Google Patents

底箱 Download PDF

Info

Publication number
JP6599793B2
JP6599793B2 JP2016029163A JP2016029163A JP6599793B2 JP 6599793 B2 JP6599793 B2 JP 6599793B2 JP 2016029163 A JP2016029163 A JP 2016029163A JP 2016029163 A JP2016029163 A JP 2016029163A JP 6599793 B2 JP6599793 B2 JP 6599793B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fold line
box
plate portion
sheet
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016029163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017145032A (ja
Inventor
勝典 塚本
佳洋 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2016029163A priority Critical patent/JP6599793B2/ja
Publication of JP2017145032A publication Critical patent/JP2017145032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6599793B2 publication Critical patent/JP6599793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Description

本発明は、被梱包物をその位置を規制した状態で支持し、被梱包物を梱包する外箱が外嵌される底箱に関する。
例えば、給湯器、給湯器用ポンプユニットや温風暖房器などの器具を出荷するのに際しては、被梱包物としての器具本体を梱包箱に収納し、この状態で目的地まで運搬することが行われている。このような梱包箱には、被梱包物をその位置を規制した状態で支持する、上面が開放された底箱と、底箱に外嵌されて被梱包物を梱包する、上面及び下面が夫々開放された外箱とを備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。そして、底箱に被梱包物を設置し、外箱を底箱にその上方から外嵌し、外箱の上側から、被梱包物の上端周縁部を覆うように緩衝体を嵌め込み、この状態で上面を蓋で閉じることで被梱包物が梱包される。底箱としては、底壁シート部とその底壁シート部の各辺に夫々連設される側壁シート部とを備える一枚の段ボールシートを折り曲げて上面が開放された箱状に組み立てられるものが用いられる。
ところで、出荷時、梱包箱には、例えば器具の付属品などの被同梱物を同梱することがある。従来、緩衝体を一枚の段ボールシートを折り曲げて箱状に組み立てて構成し、例えばこの緩衝体の角部を内側に凹状に凹まされることで被同梱物を収納するため収納部を一体に設けることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
然しながら、被同梱物の中には、真鍮製の逆止弁や配管用の継手のような重量物もある。この場合、上記従来例のように梱包箱の上部に位置する緩衝体に被同梱物の収納部を設けていると、梱包箱の安定性が悪い。このため、一枚の段ボールシートから組み立てられる底箱に被同梱物を収納する収納部を一体に設けることが考えられるが、特に被同梱物が重量物である場合、運搬時の衝撃(例えば落下によるもの)や振動で被同梱物が破損したり、収納部から被同梱物が飛び出して器具本体に衝突して傷つける等の不具合が生じないようにする必要がある。
特開2008−254792号公報 特開2008−222297号公報
本発明は、以上の点に鑑み、被同梱物が収納でき、しかも、運搬時の衝撃や振動で被同梱物が破損したり、飛び出することを防止できるようにした底箱を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、被梱包物をその位置を規制した状態で支持し、被梱包物を梱包する外箱が外嵌される本発明の底箱は、底壁シート部とその底壁シート部の各辺に夫々連設される側壁シート部とを備える一枚の段ボールシートを折り曲げて上面が開放された箱状に組み立てられると共に、被梱包物に同梱される被同梱物を収納する内箱を有し、段ボールシートの紙幅方向に位置する所定の側壁シート部に、紙幅方向にのびる内箱用シートが更に連設され、内箱用シートに、所定の側壁シート部側から順に紙幅方向に間隔を存して、流れ方向に夫々のびる第1折線、第2折線、第3折線及び第4折線が設けられ、内箱用シートが、第1折線で折り曲げられて所定の側壁シート部に対向する姿勢に折り返される第1折線と第2折線との間の第1内側板部と、第2折線で第1内側板部に対して折り曲げられて底壁シート部に重なり合う第2折線と第3折線との間の内底板部と、第3折線で内底板部に対して折り曲げられて第1内側板部に対向する第3折線と第4折線との間の第2内側板部と、第4折線で第2内側板部に対して折り曲げられて内底板部に対向する第4折線より紙幅方向外側の内蓋板部とを有し、内箱の流れ方向両側の開口面を夫々覆う一対の第3内側板部が第1内側板部及び第2内側板部の少なくとも一つに、紙幅方向にのびる第5折線を介して連設され、内蓋板部の開放を防止するロック手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、底箱を箱状に組み立てた後、第1内側板部、内底板部、第2内側板部、内蓋板部及び第3内側板部を第1〜第5の各折線で順次折り曲げると、底箱内に、ロック手段で開放が防止された蓋付きの内箱が形成され、この内箱に被同梱物を収納することができる。この場合、紙幅方向にのびる内箱用シートを各折線で折り曲げているため、内箱の組立姿勢では、第1内側板部、第2内側板部及び第3内側板部における段ボールシートの中芯が夫々上下方向にのびるように延在することで、内箱に十分な強度を持たせることができる。しかも、被同梱物が収納される内箱底側は、夫々がクッション性を持つ底壁シートと内底板部との二重底構造となる。その結果、内箱内に収納される被同梱物が重量物であっても、運搬時の衝撃や振動で被同梱物が破損したり、飛び出すことを防止できる。
本発明においては、前記第1折線が紙幅方向に間隔を存して形成される2本の折線で構成される場合、前記ロック手段が、第1折線の各折線間でこれら折線に沿って開設される第1挿通孔と、前記内蓋板部から紙幅方向に突出すると共に、流れ方向にのびる第6折線で内蓋板部に対して折り曲げ自在で第1挿通孔に挿入可能な爪片と、この爪片に第6折線に沿って開設される第2挿通孔と、前記所定の側壁シート部から第1挿通孔を跨いで紙幅方向にのびて第2挿通孔に挿入可能な舌片とで構成されることが好ましい。これによれば、底箱に外箱を外嵌する際に、第2挿通孔に挿入した舌片が抜け出し難い構造にできる。
ところで、底箱、ひいては、梱包箱の小型化を図るためには、被梱包物を底箱に設置した状態で被梱包物と所定の側壁シート部との間のスペースは、内箱を組み立てられるだけのものに定寸されていることが望ましい。この場合、第1内側板部と内底板部とが重なるように折り畳み、これら折り畳んだものを第1折線を起点に揺動させれば、被梱包物と所定の側壁シート部との間のスペースに挿入でき、第1内側板部が所定の側壁シート部に対向する姿勢から内底板部を展開すれば、上記スペースに内箱を組み立てることができる。然し、第1内側板部と内底板部とを折り畳むときに、第1内側板部が不必要に折り曲げられると、強度が低下する。そこで、本発明においては、前記内底板部に、前記第2折線から所定間隔を存してかつその第2折線に沿ってのびてるリード罫が設けられることが好ましい。これによれば、第1内側板部が不必要に折り曲げられて強度が低下する等の不具合は生じない。
被梱包物と被同梱物とを梱包する梱包箱を分解した状態で示す斜視図。 本実施形態の底箱の組立前の状態を示す展開図。 本実施形態の底箱の組立後の状態を示す平面図。 (a)及び(b)は、底箱を組み立てた状態を示す、内箱の組立手順を説明する斜視図及び断面図。 (a)及び(b)は、第3底板部、第1緩衝板部及び第2緩衝板部を夫々折り畳んだ状態を示す、内箱の組立手順を説明する斜視図及び断面図。 (a)及び(b)は、リード罫を起点に第1内側板部と内底板部とを折り畳んだ状態を示す、内箱の組立手順を説明する斜視図及び断面図。 (a)及び(b)は、第1折線で第1内側板部を折り返した状態を示す、内箱の組立手順を説明する斜視図及び断面図。 (a)及び(b)は、第1内側板部、内底板部及び第2内側板部を箱状に組み立てた状態を示す、内箱の組立手順を説明する斜視図及び断面図。 (a)及び(b)は、内蓋板部を閉じた状態を示す、内箱の組立手順を説明する斜視図及び断面図。
以下、図面を参照して、被梱包物を給湯器用ポンプユニット、被同梱物を重量物としての逆止弁とし、これら給湯器と逆止弁とを梱包箱に同梱する場合を例に本発明の実施形態の底箱を説明する。
図1を参照して、WBは、ポンプユニットPuと逆止弁Ovとを同梱する梱包箱である。梱包箱WBは、ポンプユニットPuをその位置を規制した状態で支持すると共に逆止弁Ovを収納する内箱Ibを有する、上面が開放された本実施形態の底箱Bbと、底箱Bbに外嵌されてポンプユニットPuを梱包する外箱Obとを備える。ポンプユニットPuや逆止弁Ovは公知のものであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
外箱Obは、折線を介して連設される4枚の側壁シート部11と、各側壁シート部11の上辺に夫々連設される蓋シート部12とを備える一枚の段ボールシート1を折り曲げて上面及び下面が開放された箱状に組み立てたものであり、各蓋シート部12を折り曲げて上面開口を閉じることができるようにしている。段ボールシート1としては、表ライナーと中芯と裏ライナーとで構成されるものが用いられるが、これに限定されるものではない。
図2及び図3を参照して、内箱Ibを有する底箱Bbは、底箱用シート2と内箱用シート3とを有する一枚の段ボールシートから組み立てられる。段ボールシートとしては、上記同様、表ライナー3aと中芯3bと裏ライナー3cとで構成されるものが用いられる。底箱用シート2は、紙幅方向に長手の底壁シート部21とその底壁シート部21の各辺に夫々連設される側壁シート部22〜25とを備える。流れ方向に位置する側壁シート部23,25には、底壁シート部21の紙幅方向両端から所定長さだけ夫々突出するオーバーラップシート部26,26が夫々連設され、各オーバラップシート部26,26の所定位置には、流れ方向内方に向けて凹む凹状の切欠き26aが夫々設けられている。
また、紙幅方向に位置する側壁シート部22,24の所定位置には、略凸状の爪片22a,24aが形成されるように切込み22b,24bが夫々設けられている。そして、底箱Bbの組立時、爪片22a,24aを切欠き26aに夫々係止することで、粘着テープ等を用いることなく、底箱Bbが箱状に組み立てられ、その姿勢が維持できるようにしている。以下において、折線21aで底壁シート部21に対して各側壁シート部22〜25を起立する方向に折り曲げる場合を基準とし、これと同方向に折り曲げる場合を谷折り、その逆に折り曲げる場合を山折りとして説明する。
内箱用シート3は、紙幅方向に位置(図2中、左側に位置)する所定の側壁シート部22に連設されている。内箱用シート3には、側壁シート部22側から順に紙幅方向に間隔を存して、流れ方向に夫々のびる第1折線31a、第2折線32a、第3折線33a及び第4折線34aが設けられている。そして、内箱用シート3が、第1折線31aで谷折りされて所定の側壁シート部22に対向する姿勢に折り返される、第1折線31aと第2折線32aとの間の第1内側板部31と、第2折線32aで第1内側板部31に対して略直角に山折りされて底壁シート部21に重なり合う、第2折線32aと第3折線33aとの間の内底板部32と、第3折線33aで内底板部32に対して略直角に山折りされて第1内側板部31に対向する、第3折線32aと第4折線33aとの間の第2内側板部33と、第4折線34aで第2内側板部33に対して略直角に山折りされて内底板部32に対向する、第4折線34aより紙幅方向外側の内蓋板部34とを有する。
第1折線31aは、紙幅方向に間隔を存して形成される2本の折線311,312で構成され、各折線311,312で略直角に夫々谷折りされた姿勢では、各折線311,312の間に底壁シート部21に平行で流れ方向に長手の帯状部31bが形成されるようにしている。帯状部31bには、第1折線311,312に沿って後述の爪部が挿入される第1挿通孔31cが開設されている。また、第1内側板部31の流れ方向両側には、紙幅方向にのびる第5折線31dを介して一対の第3内側板部35,35が夫々連設されている。そして、各第3内側板部35,35が、第5折線31dで第1内側板部31に対して略直角に夫々山折りされ、第1内側板部31、内底板部32、第2内側板部33及び内蓋板部34を第1〜第4の各折線31a,32a,33a,34aで順次折り曲げて内箱Ibを組み立てた内箱Ibの組立姿勢で流れ方向両側の開口面を夫々覆うようにしている。
内底板部32の流れ方向両側には、紙幅方向にのびる第7折線32bを介して一対の第1緩衝板部36,36が夫々連設されている。そして、各第1緩衝板部36,36は、第7折線32bで内底板部32に対して谷折り方向に折り返されて、内箱Ibの組立姿勢で各第1緩衝板部36,36が内底板部32と底壁シート部21とに重なり合うようにしている。また、内底板部32には、第2折線32aから所定間隔を存してかつこの第2折線32aに沿ってのびるリード罫32cが設けられている。第2折線32aとリード罫32cとの紙幅方向の間隔は、内底板部32に各第1両緩衝板部36,36を重ね合せたときの厚みに応じて設定される。第2内側板部33の流れ方向両側にもまた、紙幅方向にのびる第8折線33bを介して一対の第2緩衝板部37,37が夫々連設されている。そして、各第2緩衝板部37,37は、第8折線33bで第2内側板部33に対して谷折り方向に折り返されて、各第2緩衝板部37,37がポンプユニットPuと内箱Ibとの間に介在されるようにしている。
内蓋板部34には紙幅方向に突出する爪片38が連設され、流れ方向にのびる第6折線38aで内蓋板部34に対して山折りされて第1挿通孔31cに挿入できるようにしている。また、内蓋板部34の所定位置には、流れ方向内方に向けて凹む凹状の切欠き34bが設けられ、内箱Ibの組立姿勢で内箱Ib内を視認するための覗き窓を構成するようにしている。爪片38には、第6折線38aに沿って第2挿通孔38bが開設され、側壁シート部22に設けた舌片27が挿入できるようにしている。舌片27は、流れ方向にのびる第9折線27aを介して側壁シート部22から第1挿通孔31cを跨いで紙幅方向にのびるように、側壁シート22に連設されている。この場合、舌片27には、第9折線27aから間隔を存してかつ第9折線27aに平行に第10折線27bが設けられ、第9及び第10の各折線27a,27bで略コ字状に谷折りできようになっている。以下に、図4〜図9を参照して、底箱Bb及び内箱Ibの組立手順を含む、ポンプユニットPuと逆止弁Ovとの梱包手順を説明する。
先ず、底箱Bbを組み立てる。底箱Bbの組立に際しては、流れ方向の側壁シート部23,25を各折線21aで谷折りして底壁シート部21に対して起立させると共に、オーバラップシート部26,26を他の折線21bで略直角に谷折りする。そして、紙幅方向の側壁シート部22,24を各折線21aで谷折りして底壁シート部21に対して起立させ、この状態で爪片22a,24aを谷折り方向に折り曲げて切欠き26aに夫々係止することで底箱Bbを箱状に組み立てる(図4参照)。底箱Bbが組み立てられると、内箱Bb内に、流れ方向の側壁シート部23,25の内面に沿ってポンプユニットPuの位置を規制する一対の規制体4を夫々設置する。各規制材4は、一枚の段ボールシートを角柱状に折り曲げ構成され、底箱Bbへの規制体4の設置状態にて流れ方向内方に突出する4個の突片41でポンプユニットPuの収納空間42が区画されるようにしている。そして、収納空間42にポンプユニットPuを設置した後、所定の側壁シート部22とポンプユニットPuと規制体4,4とで区画されたスペースSpに内箱Ibを組み立てる。
内箱Ibの組立に際しては、図4に示す状態から、第5折線31dで第1内側板部31に対して各第3内側板部35,35を山折り方向に折り畳んで第1内側板部31に各第3内側板部35,35を順次重ね合わせる。そして、第7折線32aで内底板部32に対して各第1緩衝板部36,36を谷折り方向に折り畳んで各第1緩衝板部36,36を内底板部32に順次重ね合わせると共に、第8折線33aで第2内側板部33に対して各第2緩衝板部37,37を谷折り方向に折り畳んで第2内側板部33に各第1緩衝板部37,37を順次重ね合わせる(図5に示す状態)。
次に、第2折線32aで第1内側板部31に対して内底板部32を略直角に山折りし、リード罫32cを起点にして更に略直角に山折りして内底板部32を第3内側板部35に重ね合わせる(図6に示す状態)。この折り畳んだものを第1折線31aを起点に揺動、即ち、第1折線311,312で略直角に夫々谷折りしながら、スペースSpに挿入し、第1内側板部31が側壁シート22に対向する姿勢にする(図7に示す状態)。
次に、第2内側板部33を第3折線33aで内底板部32に対して山折りしながら、内底板部32を、各第1緩衝板部36,36を介して底壁シート部21の内面に重なるように谷折り方向に折り曲げて展開する(図8に示す状態)。そして、第3内側板部35,35を谷折り方向に戻して両規制体4,4に夫々接触させる。これにより、底箱Bb内のスペースSpに、内蓋板部34が開放状態の内箱Ibが組み立てられる。この場合、各第2緩衝板部37,37は折り返した状態のまま保持され、ポンプユニットPuと内箱Ibとの間で緩衝材としての役割を果たすようにしている。この状態で内箱Ibに逆止弁Ovを収納する。
逆止弁Ovが収納されると、内蓋板部34を第4折線34aで第2内側板部33に対して略直角に山折りすると共に、爪片38を第6折線38aで内蓋板部34に対して略直角に山折りし、爪片38を第1挿通孔31cに挿入して係止する。そして、舌片27を第9折線27a及び第10折線27bで谷折りしながら第2挿通孔38bに挿入して係止する。このとき、外箱Obを底箱Bbに外嵌する際に舌片27が抜け出すことを確実に防止するために、第9折線27aと第10折線27bとの間に位置する舌片27の基端部が、鉛直方向に対して内箱Ibの内方に傾斜するような姿勢を取るようにしておくことが好ましい。これにより、内箱Ibの上面が内蓋板部34で覆われると共に、内蓋板部34の開放も防止され、内箱Ibがその内部に逆止弁Ovを収納した状態で完全に組み立てられる。本実施形態では、第1及び第2の両挿通孔31c,38bと、爪片38と、舌片27とでロック手段が構成される。
内箱Ibが組み立てられると、底箱Bbにその上方から外箱Obを外嵌し、外箱Obの上側開放面から、ポンプユニットPuの上端周縁部を覆うように2個の緩衝体5,5を嵌め込む。緩衝体5,5としては、一枚の段ボールシートを角柱状に折り曲げて構成されるものが用いられる。そして、側壁シート部11に対して蓋シート部12を折り曲げて上面を閉じ、この状態で粘着テープで固定することで、梱包が終了する。
以上の実施形態によれば、内箱Ibの組立姿勢では、第1内側板部31、第2内側板部32及び第3内側板部33における内箱用シート3の中芯3bが夫々上下方向にのびるように延在することで、内箱Ibに十分な強度を持たせることができる。しかも、逆止弁Ovが収納される内箱Ibの底側は、夫々がクッション性を持つ底壁シート部21と、内底板部32と、各第1緩衝板部36,36との四重底構造となる。その結果、運搬時の衝撃や振動で逆止弁Ovが破損したり、飛び出すことを確実に防止できる。また、第1及び第2の両挿通孔31c,38bと、爪片38と、舌片27とでロック手段を構成したことで、底箱Bbに外箱Obを外嵌する際に、第2挿通孔38bに挿入した舌片27が抜け出し難い構造にできる。
更に、リード罫32cを設けたことで、第1内側板部31と各第3側板部35,35とが重なるように折り畳むと共に、内底板部33と各第1緩衝板部36,36とが重なるように折り畳んだ状態で、リード罫32cを起点に折り曲げて内底板部33が上側に位置する第3側板部35に重なるように折り畳む際、第1内側板部31が不必要に折り曲げられてこの第1内側板部31の強度が低下する等の不具合が生じることを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではない。上記実施形態では、一対の第3内側板部35,35が第1内側板部31に第5折線31dを介して連設されているものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、第2内側板部33に設けた第2緩衝板部37,37で構成することもできる。なお、上記実施形態において、一対の第2緩衝板部37,37を谷折りして第3内側板部35,35に夫々重なり合うようにし、組立姿勢における内箱Ibの強度を高めるようにしてもよい。また、上記実施形態では、内底板部32に第1緩衝板部36,36が連設されたものを例に説明したが、第1緩衝板部36,36は省略することもできる。この場合、第2折線32aとリード罫32cとの紙幅方向の間隔は、段ボールシートの厚みに応じて適宜設定される。
また、上記実施形態では、第1及び第2の両挿通孔31c,38aと、爪片38と、舌片27とでロック手段が構成されるものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば上記底箱Bbのように爪片と切欠きとでその開放を防止するロック手段を構成することができ、また、内蓋板部34の先端を第1側板部31の上端に重ね、この状態で粘着テープを貼付するようにしてもよい。この場合、粘着テープでロック手段が構成される。
更に、上記実施形態では、第3内側板部33が一対の規制体4,4でその開放ができないようにしたものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、上記同様、爪片と切欠きとでその開放が防止されるようにすることもできる。また、上記実施形態では、底箱Bbの組立後、底箱Bb内に規制体4,4を設置するものを例に説明したが、被梱包物の位置が規制できるものであれば、これに限定されるものではなく、また、底箱用シート2を組み立てるときに同時に規制体4,4が同時に組み立てられるようにすることもできる。
WB…梱包箱、Bb…底箱、Ib…内箱、Ob…外箱、Pu…給湯器用ポンプユニット(被梱包物)、Ov…逆止弁(被同梱物)、2…底箱用シート(一枚の段ボールシート)、3…内箱用シート、21…底壁シート、22〜25…側壁シート、27…舌片(ロック手段)、31…第1内側板部、31a…第1折線、31c…第1挿通孔(ロック手段)、311,312…第1折線を構成する折線、31d…第5折線、32…内底板部、32a…第2折線、32c…リード罫、33…第2内側板部、33a…第3折線、34…内蓋板部、34a…第4折線、35…第3内側板部、38…爪片(ロック手段)、38a…第6折線、38b…第2挿通孔(ロック手段)。

Claims (3)

  1. 被梱包物をその位置を規制した状態で支持し、被梱包物を梱包する外箱が外嵌される底箱であって、底壁シート部とその底壁シート部の各辺に夫々連設される側壁シート部とを備える一枚の段ボールシートを折り曲げて上面が開放された箱状に組み立てられると共に、被梱包物に同梱される被同梱物を収納する内箱を有するものにおいて、
    段ボールシートの紙幅方向に位置する所定の側壁シート部に、紙幅方向にのびる内箱用シートが更に連設され、
    内箱用シートに、所定の側壁シート部側から順に紙幅方向に間隔を存して、流れ方向に夫々のびる第1折線、第2折線、第3折線及び第4折線が設けられ、内箱用シートが、第1折線で折り曲げられて所定の側壁シート部に対向する姿勢に折り返される第1折線と第2折線との間の第1内側板部と、第2折線で第1内側板部に対して折り曲げられて底壁シート部に重なり合う第2折線と第3折線との間の内底板部と、第3折線で内底板部に対して折り曲げられて第1内側板部に対向する第3折線と第4折線との間の第2内側板部と、第4折線で第2内側板部に対して折り曲げられて内底板部に対向する第4折線より紙幅方向外側の内蓋板部とを有し、内箱の流れ方向両側の開口面を夫々覆う一対の第3内側板部が第1内側板部及び第2内側板部の少なくとも一つに、紙幅方向にのびる第5折線を介して連設され、内蓋板部の開放を防止するロック手段を設けたことを特徴とする底箱。
  2. 請求項1記載の底箱であって、前記第1折線が紙幅方向に間隔を存して形成される2本の折線で構成されるものにおいて、
    前記ロック手段が、第1折線の各折線間でこれら折線に沿って開設される第1挿通孔と、前記内蓋板部から紙幅方向に突出すると共に、流れ方向にのびる第6折線で内蓋板部に対して折り曲げ自在で第1挿通孔に挿入可能な爪片と、この爪片に第6折線に沿って開設される第2挿通孔と、前記所定の側壁シート部から第1挿通孔を跨いで紙幅方向にのびて第2挿通孔に挿入可能な舌片とで構成されることを特徴とする底箱。
  3. 前記内底板部に、前記第2折線から所定間隔を存してかつその第2折線に沿ってのびるリード罫が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の底箱。
JP2016029163A 2016-02-18 2016-02-18 底箱 Active JP6599793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016029163A JP6599793B2 (ja) 2016-02-18 2016-02-18 底箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016029163A JP6599793B2 (ja) 2016-02-18 2016-02-18 底箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017145032A JP2017145032A (ja) 2017-08-24
JP6599793B2 true JP6599793B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=59682754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016029163A Active JP6599793B2 (ja) 2016-02-18 2016-02-18 底箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6599793B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109533555A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 天津商业大学 一种组合式包装盒
CN109533553A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 天津商业大学 一种多联包组合式包装盒

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293319A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Aiwa Co Ltd 梱包箱
JP5522603B2 (ja) * 2009-12-22 2014-06-18 相互印刷紙器株式会社 中仕切りおよびこの中仕切り付き収納箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017145032A (ja) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120234723A1 (en) System and method of packaging
JP6356491B2 (ja) ガラス瓶の梱包装置
JP5240251B2 (ja) 梱包材
JP6599793B2 (ja) 底箱
JP6135423B2 (ja) トレイ型の包装箱
JP2016137925A (ja) 梱包箱
JP5619490B2 (ja) 緩衝仕切り付包装用箱
EP3023345B1 (en) Corrugated packaging box
JP2009023713A (ja) 包装箱
JP3233434U (ja) 包装材
JP6048197B2 (ja) 貯湯式給湯機用梱包部材
JP5189349B2 (ja) 梱包箱
JP2008094442A (ja) 梱包用緩衝部材
JP6544432B2 (ja) 梱包装置
JP7091691B2 (ja) 梱包箱
JP6990370B2 (ja) 物品収容ケース
JP7322476B2 (ja) 包装ケース
JP4937173B2 (ja) 包装構造体及び包装体
JP5374988B2 (ja) ユニット梱包箱
JP2009286476A (ja) 梱包材
JP6121005B2 (ja) 梱包材
JP3060572U (ja) 包装構造
JP2008230647A (ja) 包装箱
RU61688U1 (ru) Контейнер из гофрированного картона с крышкой
JP2023130272A (ja) 包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6599793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250