WO2018073860A1 - 空気ばね及び台車 - Google Patents

空気ばね及び台車 Download PDF

Info

Publication number
WO2018073860A1
WO2018073860A1 PCT/JP2016/080694 JP2016080694W WO2018073860A1 WO 2018073860 A1 WO2018073860 A1 WO 2018073860A1 JP 2016080694 W JP2016080694 W JP 2016080694W WO 2018073860 A1 WO2018073860 A1 WO 2018073860A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
air spring
protrusion
inner cylinder
outer cylinder
stopper
Prior art date
Application number
PCT/JP2016/080694
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
隆之 澤
秀樹 北田
浦 康彦
武宏 西村
圭市郎 加村
與志 佐藤
Original Assignee
住友電気工業株式会社
川崎重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友電気工業株式会社, 川崎重工業株式会社 filed Critical 住友電気工業株式会社
Priority to US15/526,396 priority Critical patent/US10435044B2/en
Priority to JP2017511973A priority patent/JP6898847B2/ja
Priority to SG11201903313YA priority patent/SG11201903313YA/en
Priority to PCT/JP2016/080694 priority patent/WO2018073860A1/ja
Priority to CN201680090149.0A priority patent/CN109844359B/zh
Priority to TW106135479A priority patent/TWI739928B/zh
Publication of WO2018073860A1 publication Critical patent/WO2018073860A1/ja

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F5/00Constructional details of bogies; Connections between bogies and vehicle underframes; Arrangements or devices for adjusting or allowing self-adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves
    • B61F5/02Arrangements permitting limited transverse relative movements between vehicle underframe or bolster and bogie; Connections between underframes and bogies
    • B61F5/04Bolster supports or mountings
    • B61F5/10Bolster supports or mountings incorporating fluid springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
    • F16F9/04Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum in a chamber with a flexible wall
    • F16F9/05Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum in a chamber with a flexible wall the flexible wall being of the rolling diaphragm type
    • F16F9/052Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum in a chamber with a flexible wall the flexible wall being of the rolling diaphragm type characterised by the bumper

Abstract

空気ばねは、外筒と、外筒に組み合わされる内筒と、外筒と内筒とを連結し、外筒と内筒との間に内部空間を形成するダイアフラムと、内筒上で回動可能となるように内部空間に配置され、外筒が必要以上に内筒側に移動するのを抑制可能なストッパアセンブリと、ストッパアセンブリを内筒上で回動させる回動機構とを備えている。ストッパアセンブリは、外筒側に突出するストッパ部を有し、外筒は、内筒側に突出し、かつストッパ部と対向する位置に配置された4以上の突出部を組として有している。組に属する突出部の各々は、連続して配置され、かつ高さが異なっている。組に属する突出部のうちの最も高さが低い突出部は、組に属する突出部のうち最も高さの高い突出部と隣り合わないように配置される。

Description

空気ばね及び台車
 本発明は空気ばね及び台車に関する。
 従来から、圧縮空気の弾力性を利用した空気ばねは知られている。従来の空気ばねの一例が、例えば特開2000-035075号公報に記載されている。この文献に記載された空気ばねは、圧縮変形量(圧縮ストローク)をほぼ一定に保つための高さ調整機構を有する。
 従来の空気ばねの他の例として、特開2012-017769号公報に記載された空気ばねもある。この公報に記載の空気ばねは、下降規制手段を備えたストッパ付空気ばねである。従来の空気ばねのさらに他の例として、特開2012-145135号公報に記載された空気ばねを挙げることができる。この空気ばねは、上下方向の変位量を制限するためのストッパを備えている。
特開2000-035075号公報 特開2012-017769号公報 特開2012-145135号公報
 本発明の一態様である空気ばねは、外筒と、この外筒と組み合わされる内筒と、外筒と内筒とを連結し、外筒と内筒との間に内部空間を形成するダイアフラムとを備える。この空気ばねは、内筒上で回動可能となるように内部空間に配置され、外筒が必要以上に内筒側に移動するのを抑制可能なストッパアセンブリと、このストッパアセンブリを内筒上で回動させる回動機構を備える。そして、ストッパアセンブリは、外筒側に突出するストッパ部を有し、外筒は、内筒側に突出し、かつ、ストッパ部と対向する位置に設けられた4以上の突出部を組として有しており、組に属する突出部の各々は、連続して配置され、かつ、高さが異なっており、組に属する突出部のうちの最も高さが低い突出部は、組に属する突出部のうち最も高さの高い突出部と隣り合わないように配置される。
図1は、本発明の実施の形態1における空気ばねの断面図である。 図2は、図1に示されるストッパアセンブリと内筒とを示す平面図である。 図3は、図1に示される外筒の内部構造を示す部分平面図である。 図4は、図1に示されるストッパアセンブリと外筒の突出部の位置関係を示す平面図である。 図5は、本発明の実施の形態1における突出部の配列態様を示す説明図である。 図6は、比較例における空気ばねの外筒の突出部の配列態様を示す説明図である。 図7は、比較例における空気ばねの外筒が内筒に対して接近した状態における突出部とストッパ部との位置関係の説明図である。 図8は、本発明の実施の形態1における空気ばねの外筒が内筒に対して接近した状態における突出部とストッパ部との位置関係の説明図である。 図9は、本発明の実施の形態2における空気ばねの部分断面図である。 図10は、本発明の実施の形態3に係る台車の側面図である。
 [本開示が解決しようとする課題]
 以下、図1~図9を用いて、本発明の実施の形態における空気ばねを説明するが、その前に、代表的な従来例である上述した特許文献1(特開2000-035075号公報)に記載の空気ばねが包含する課題について説明する。
 この空気ばねでは、外筒(6)に複数の被支持面(6a,6b,6c)が設けられている。特許文献1の図7に示されるように、最も高さの低い被支持面(6a)が、最も高さの高い被支持面(6c)と隣接して配置されている。この空気ばねでは、外筒(6)は、内筒(2)側に移動するのみならず、内筒(2)に対して水平移動又は回転する場合がある。最も高さの低い被支持面(6a)と隆起部(8b)とが対向するようにストッパの位置が設定されている場合、外筒(6)が内筒(2)側に移動することにより、最も高さの高い被支持面(6c)は、隆起部(8b)の上面よりも低い位置に位置することがある。この状態で、外筒(6)が内筒(2)に対して水平移動又は回転すると、隆起部(8b)の側面と最も高さの高い被支持面(6c)の側面とが衝突してしまう可能性がある。
 [本開示の効果]
 本実施の形態の空気ばねは、上記のような特許文献1に記載の空気ばねにおける課題を解決可能である。また、本実施の形態の空気ばねは、懸架装置、防振装置、車高調整装置等の様々な用途に使用可能であるが、例えば鉄道車両に用いる場合、車両と台車部(台車および車輪)の間に装着され、車輪から車両に伝わる振動を軽減することができる。
 本実施の形態の空気ばねは、セルフシール方式の空気ばねであり、外筒と、この外筒と組み合わされる内筒と、外筒と内筒とを連結し、外筒と内筒との間に内部空間を形成するダイアフラムとを備える。外筒および内筒は、金属や繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)等の剛性を有する素材で作製可能である。ダイアフラムは、エラストマー等の弾性材料で作製することができる。内部空間は密閉空間であり、内部空間には加圧空気が封入される。
 本実施の形態の空気ばねは、上記内筒上で回動可能となるように内部空間に配置され、外筒が必要以上に内筒側に移動するのを抑制可能なストッパアセンブリと、このストッパアセンブリを内筒上で回動させる回動機構をも備える。ストッパアセンブリは、手動により駆動可能であってもよく、動力源からの動力により駆動可能であってもよい。
 本実施の形態の空気ばねの上記ストッパアセンブリは、外筒側に突出するストッパ部を有している。本実施の形態の空気ばねの上記外筒は、内筒側に突出し、かつ、ストッパ部と対向する位置に設けられた4以上の突出部を組として有しており、組に属する突出部の各々は、連続して配置され、かつ、高さが異なっており、組に属する突出部のうちの最も高さが低い突出部は、組に属する突出部のうち最も高さの高い突出部と隣り合わないように配置される。
 [本願発明の実施形態の説明]
 最初に本願発明の実施形態を列挙して説明する。
 (1)本発明の一態様に係る空気ばねは、外筒と、内筒と、ダイアフラムと、ストッパアセンブリと、回動機構とを備える。内筒は外筒と組み合わされる。ダイアフラムは、外筒と内筒とを連結し、外筒と内筒との間に内部空間を形成する。ストッパアセンブリは、内筒上で回動可能となるように内部空間に配置されており、外筒が必要以上に内筒側に移動するのを抑制可能である。ストッパアセンブリは、外筒側に突出するストッパ部を有している。外筒は、内筒側に突出する4以上の突出部を組として有しており、組に属する突出部の各々は、連続して配置され、かつ、高さが異なっており、組に属する突出部のうちの最も高さが低い突出部は、組に属する突出部のうち最も高さの高い突出部と隣り合わないように配置される。これにより、ストッパ部の側面と突出部の側面とが衝突し損傷することを抑制することができる。
 (2)上記(1)に係る空気ばねにおいて、組に属する突出部のうちの最も高さが低い突出部は、組に属する突出部のうちの高さが2番目に低い突出部と組に属する突出部のうちの高さが3番目に低い突出部との間に配置されていてもよい。この場合、組に属する突出部のうち最も高さが低い突出部と、それに隣接する突出部との高さの差が最小となるため、ストッパ部の側面と突出部の側面とが衝突し損傷することをさらに抑制することができる。
 (3)上記(1)に係る空気ばねにおいて、組に属する突出部のうちの最も低い前記突出部と組に属する突出部のうちの最も高さの高い突出部の間には、組に属する突出部の数から3を減じた数の突出部が配置されていてもよい。この場合、組に属する突出部のうちの最も低い突出部と組に属する突出部のうちの最も高さの高い突出部との間隔が最大となるため、ストッパ部の側面と突出部の側面とが衝突し損傷することをさらに抑制することができる。
 (4)上記(1)に係る空気ばねにおいて、ストッパ部の数は複数であり、突出部の組の数はストッパ部の数に等しくてもよい。これにより、外筒の内筒側への移動の抑制の確実性とストッパ部及び突出部の衝突しがたさを両立することが可能となる。
 (5)上記(1)~(4)に係る空気ばねにおいて、ストッパ部は、ゴム層と金属層とを有し、ゴム層と金属層とは交互に配置されていてもよい。これにより、ゴム層のみでストッパ部を構成した場合と比較してストッパ部の圧縮方向に対する剛性が向上し、外筒の内筒側への移動の抑制をより確実に行うことが可能となる。
 (6)上記(5)に係る空気ばねにおいて、ストッパ部の上面に、減摩材が形成されていてもよい。これにより、ストッパ部と突出部との間の摺動を滑らかにすることが可能となる。
 [本願発明の実施形態の詳細]
 次に本願発明の実施形態の詳細について説明する。
(実施の形態1)
 図1に本発明の実施の形態1における空気ばねを示す。図1に示すように、空気ばね10は、外筒1と、内筒9と、ダイアフラム4とを備える。外筒1は、上面板と、上面板から突出する(内筒9側に突出する)複数の突出部11~14と、上面板から立ち上がり、突出部12~14よりも外側に位置するリング状凸部16とを備える。上面板は、中央部に平板部と、周縁部に側壁部とを有する。上面板の平板部の中央部に穴部を設け、この穴部に連結部17を装着する。突出部11~14は、円筒状の形状を有し、図1に示すように、それぞれ異なる高さを有する。突出部11~14は、図1の例では、中空であるが、中実であってもよい。
 内筒9は、図1に示すように、中央部に穴部と、この穴部の周囲に上面部を有する下面板と、この下面板から立ち上がるフランジ部18と、下面板の上面部に配置されるストッパアセンブリ2とを含む。ストッパアセンブリ2は、円筒状の形状を有する複数のストッパ部21と、ストッパ部21が載置されるベース部22と、下面板の中央部の穴部に挿着されるリング部23とを有する。ストッパ部21は、外筒1が内筒9側へ所定量以上移動するのを抑制する機能を有する。
 図1に示すように、ダイアフラム4は、外筒1と内筒9とを連結し、外筒1と内筒9との間に内部空間27を形成する。ダイアフラム4の一端側の部分は、外筒1の側壁部と上面板とに沿って延在し、ダイアフラム4の一端は、外筒1のリング状凸部16に当接される。ダイアフラム4の他端は、内筒9の周縁部上に載置され、内筒9のフランジ部18に当接される。それにより、空気ばね10の内部空間27を密閉空間とすることができる。ダイアフラム4と内筒9の周縁部との間には、ゴムシート26が配置される。
 内筒9の下には、底板8が配置される。底板8は、中央部に筒状部を有しており、この筒状部は、ストッパアセンブリ2のリング部23内に挿着される。内筒9には、ネジ穴33が設けられ、底板8に挿通したボルト28をネジ穴33に螺着することで、内筒9に底板8を固定することができる。内筒9と底板8間に、ストッパアセンブリ2を回動操作するためのレバー5が配設される。レバー5の一端は、ネジ25によりリング部23に固定され、レバー5の他端には、手でレバー5を回動操作可能となるようにハンドル7が装着される。底板8の下には、積層ゴム6が配置される。なお、ストッパアセンブリ2は、ストッパ部21が突出部11~14と対向するように回動した状態で、内筒9又は底板8に適宜固定される。
 図2に、内筒9の内部構造例を示す。図2に示すように、ストッパアセンブリ2は、3つのベース部22を備え、各ベース部22の外側端部上にストッパ部21がそれぞれ固定される。ストッパ部21は、ベース部22から外筒1側に対して突出している。ベース部22の各々は、等間隔に配置されている。図2の例においては、ベース部22の各々は、120°の間隔を置いて配置されている。さらに、ベース部22の各々は、等しい長さを有している。
 レバー5を回動操作することにより、3つのベース部22が同時に回動され、それに伴い3つのストッパ部21も同時に回動されることとなる。このとき、3つのベース部22は、内筒9の下面板の上面部上を摺動する。
 図3に、外筒1の内部構造を示す。図3に示すように、4種類の高さの突出部11~14が等間隔で配置される。この4種類の高さの突出部11~14は、連続して配置されている。この4種類の高さの突出部11~14は、組となっている。組に属する突出部の数は4以上であればよい。組となっている突出部11~14の各々は、連続して配置されている。組の数は、複数であってもよい。図3の例では、それぞれ異なる高さを有する4種類の突出部11~14が3組設けられている。すなわち、図3の例では、ストッパ部21の数に等しい数の突出部11~14の組が設けられている。そして、図4に示すように、同じ高さを有する3つの突出部12が、3つのストッパ部21に対応する位置に配置される。突出部11、突出部13~14も同様に配置される。すなわち、各々の組における突出部の配列は、同一である。それにより、3つのストッパ部21を回動させて、同時に同じ高さを有する3つの突出部11と対向する位置に配置することができる。
 図5に、突出部11~14の配列を模式的に示す。図5に示すように、突出部11~14は、突出部11、突出部12、突出部13、突出部14の順に配列されている。なお、突出部11は、隣接する組に属する突出部14と隣接しており、突出部14は、別の隣接する組に属する突出部11と隣接している。
 突出部11は高さH1を有している。突出部12は高さH2を有している。突出部13は高さH3を有している。突出部14は高さH4を有している。突出部11~14の高さH1~H4は、高さH4>高さH1>高さH3>高さH2との関係を充足している。すなわち、突出部11~14は、最も高さの高い突出部(突出部14)が、最も高さの低い突出部(突出部12)と隣り合わないように配列されている。このことを別の観点からいえば、最も高さの低い突出部(突出部12)は、最も高さの高い突出部以外の突出部(突出部11及び突出部13)の間に配置されている。すなわち、最も高さの低い突出部(突出部12)は、2番目に高さの低い突出部(突出部13)と3番目に高さの低い突出部(突出部11)との間に配置されている。さらに別の観点からいえば、最も高さの低い突出部と最も高さの高い突出部との間には、n-1個(組に属する突出部の数が2n(nは2以上の整数)である場合)又はn個若しくはn-1個(組に属する突出部の数が2n+1である場合)の突出部が配置されている場合突出部が配置されていることが好ましい。
 以下に、実施の形態1における空気ばねの効果を比較例と対比して説明する。図6に比較例における空気ばねにおける突出部11~14の配列を模式的に示す。図6に示すように、比較例における空気ばねの突出部11~14は、突出部12、突出部13、突出部11、突出部14の順に配列されている。突出部12は、隣接する組に属する突出部14と隣接して配置されている。突出部14は、別の隣接する組に属する突出部12に隣接して配置されている。すなわち、比較例における空気ばねにおいては、最も高さの高い突出部(突出部14)が最も高さの低い突出部(突出部12)と隣接して配置されている箇所が存在する。
 図7に、比較例における空気ばねにおいて外筒1が内筒9に対して接近した状態における突出部11~14とストッパ部21との位置関係を模式的に示す。図8に、実施の形態1における空気ばねにおいて外筒1が内筒9に対して接近した状態における突出部11~14とストッパ部21との位置関係を模式的に示す。なお、図7及び図8では、ストッパアセンブリ2が、ストッパ部21が突出部12と対向するように位置決めされた状態を示している。
 上記のとおり、比較例における空気ばねにおいては、最も高さの低い突出部である突出部12と最も高さの高い突出部である突出部14とが隣り合うように配置されている。そのため、図7に示すように、ストッパ部21と突出部12とが相当程度接近する位置まで外筒1が内筒9側に移動した場合には、突出部14の下面の位置(図中の一点鎖線)は、ストッパ部の上面の位置(図中の点線)よりも低くなる。この状態で、外筒1が内筒9に対して水平移動又は回転するような振動(図中の矢印の方向の振動)を受けた場合、ストッパ部21の側面と突出部12の側面とが衝突してしまう場合がある。このような衝突により、空気ばねが損傷するおそれがある。また、このような衝突により、空気ばねが取り付けられた車両の乗り心地が悪化する。
 他方、実施の形態1における空気ばねにおいては、最も高さの低い突出部である突出部12が最も高さの高い突出部以外の突出部である突出部11及び突出部13と隣接しているため、図8に示すように、外筒1が内筒9のより近くまで移動しない限り、突出部11及び突出部13の下面がストッパ部21の上面よりも低い位置とならない。そのため、実施の形態1における空気ばねにおいては、外筒1が内筒9に対して水平移動又は回転するような振動が加わったとしても、突出部11~14の側面とストッパ部21の側面とが衝突しがたい。したがって、実施の形態1における空気ばねにおいては、空気ばねが損傷してしまうことを抑制することが可能となり、また空気ばねが取り付けられた車両の乗り心地の悪化を抑制することが可能となる。
 実施の形態1における空気ばねにおいて、最も高さの低い突出部(突出部12)は、2番目に高さの低い突出部(突出部13)と3番目に高さの低い突出部(突出部11)との間に配置されている場合、組に属する突出部のうち最も高さが低い突出部と、それに隣接する突出部との高さの差が最小となるため、ストッパ部21の側面と突出部11~14の側面とが衝突し損傷することをさらに抑制することができる。
 実施の形態1に係る空気ばねにおいて、最も高さの低い突出部と最も高さの高い突出部との間に、n-1個(組に属する突出部の数が2n(nは2以上の整数)である場合)又はn個若しくはn-1個(組に属する突出部の数が2n+1である場合)の突出部が配置されている場合、組に属する突出部のうちの最も低い突出部と組に属する突出部のうちの最も高さの高い突出部との間隔が最大となるため、ストッパ部の側面と突出部の側面とが衝突し損傷することをさらに抑制することができる。
 実施の形態1における空気ばねにおいて、突出部11~14の組の数がストッパ部21の数に等しい場合、外筒1の内筒9側への移動は、複数箇所において抑制される。したがって、この場合には、外筒1の内筒9側への移動がより確実に抑制される。突出部11~14の組の数が複数である場合、突出部の数が増加する。その結果、突出部間の間隔が狭くなる。すなわち、外筒1が内筒9に対して水平移動又は回転するような振動を受けた場合に突出部11~14の側面とストッパ部21の側面とが衝突しやすくなる。
 しかしながら、実施の形態1における空気ばねにおいては、最も高さの高い突出部(突出部14)が最も高さの低い突出部(突出部12)と隣接して配置されている箇所が存在しないので、このような場合であっても突出部11~14の側面とストッパ部21の側面とが衝突してしまうことを抑制できる。そのため、この場合には、外筒1の内筒9側への移動をより確実に抑制しつつ、空気ばねの損傷及び空気ばねが取り付けられた車両の乗り心地悪化も抑制することが可能となる。
 (実施の形態2)
 図9に実施の形態2における空気ばねのストッパ部21の構造を示す。図9に示すように、ストッパ部21は、積層ゴム構造を有している。すなわち、ストッパ部21は、ゴム層21aと、金属層21bとを有している。ゴム層21aと金属層21bとは、ストッパ部の底面から上面に向かう方向において交互に配置されている。ストッパ部21の上面側は、金属層21bが配置されている。ストッパ部21は、このような構造を有することにより、ストッパ部21をゴム層21aのみで構成した場合と比較して、圧縮変形に対する剛性が高くなる。
 また、ストッパ部21上(より具体的には、ストッパ21部の上面側に配置された金属層21b上)には、減摩材21cが設けられていてもよい。減摩材21cは、突出部11~14との摩擦係数が、突出部11~14と金属層21bとの摩擦係数よりも小さくなる材料である。減摩材21cには、例えばテフロン(登録商標)が用いられる。
 以下に、実施の形態2における空気ばねの効果について説明する。
 ストッパアセンブリ2は、ストッパ部21と突出部11~14とが対向する位置に位置決めされる。また、ストッパ部21の上面と突出部11~14の下面とが衝突することにより、外筒1の内筒9側への移動が抑制される。
 ストッパ部21及び突出部11~14の全体が金属により形成されている場合、ストッパ部21の上面と突出部11~14の上面とが衝突する際に、ストッパ部21及び突出部11~14の硬さに起因して、衝撃、騒音等が発生する。他方、ストッパ部21及び突出部11~14の全体がゴムにより形成されている場合、ストッパ部21の上面と突出部11~14の上面との衝突によりストッパ部21及び突出部11~14が大きく変形するため、外筒1の内筒9側への移動が十分に抑制できない。
 実施の形態2における空気ばねのストッパ部21は、ゴム層21aを有している。そのため、柔らかいゴム層21aにより、ストッパ部21の上面と突出部11~14の上面とが衝突する際の衝撃、騒音等を緩和することができる。また、実施の形態2における空気ばねのストッパ部21は、ゴム層21aと金属層21bとが積層された構造を有しているため、ストッパ部21がゴム層21aのみで構成されている場合と比較して、圧縮変形に対する剛性が高い。そのため、実施の形態2における空気ばねにおいては、外筒1の内筒9側への移動を十分に抑制することが可能となる。以上のように、実施の形態2における空気ばねによると、騒音、衝撃等の緩和と外筒1の内筒9側への移動の抑制の確実性とを両立することが可能となる。
 さらに、実施の形態2における空気ばねにおいて、ストッパ部21の上面に減摩材21cが設けられている場合、ストッパ部21の上面と突出部11~14の上面との間の摺動を滑らかにすることが可能となる。
 (実施の形態3)
 以下に、実施の形態3に係る台車の構成について説明する。
 図10に実施の形態3に係る台車100の側面図を示す。図10に示すように、実施の形態3に係る台車100は、空気ばね10と、台車枠110と、車軸120と、車輪130とを有している。台車枠110は、側梁110aと側梁110bとを有している。車輪130は、車軸120の両端に取り付けられている、車軸120は、台車枠110に取り付けられている。より具体的には、台車枠110は、側梁110a及び側梁110bが軸ばね(図示せず)を介して車軸120に受け支えられることにより、車軸120に取り付けられている。空気ばね10は、上記の実施の形態1又は実施の形態2に係る空気ばねである。空気ばね10は、台車枠110に取り付けられている。より具体的には、空気ばね10の積層ゴム6の側が台車枠110に取り付けられている。
 以下に実施の形態3に係る台車の効果について説明する。
 上記のとおり、実施の形態3に係る台車100は、実施の形態1又は実施の形態2に係る空気ばねである空気ばね10を有している。そのため、実施の形態3に係る台車100においては、空気ばねの損傷及び台車に取り付けられる車両の乗り心地の悪化を抑制することが可能となる。
 以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、各実施の形態の特徴を適宜組合せることも当初から予定している。また、今回開示した実施の形態はすべての点での例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
 1 外筒、2 ストッパアセンブリ、4 ダイアフラム、5 レバー、6 積層ゴム、7 ハンドル、8 底板、9 内筒、10 空気ばね、11,12,13,14 突出部、16 リング状凸部、17 連結部、18 フランジ部、21 ストッパ部、21a ゴム層、21b 金属層、21c 減摩材、22 ベース部、23 リング部、25 ネジ、26 ゴムシート、27 内部空間、28 ボルト、33 ネジ穴、100 台車、110 台車枠、110a,110b 側梁、120 車輪、130 車軸、H1,H2,H3,H4 高さ。

Claims (7)

  1.  外筒と、
     前記外筒と組み合わされる内筒と、
     前記外筒と前記内筒とを連結し、前記外筒と前記内筒との間に内部空間を形成するダイアフラムと、
     前記内筒上で回動可能となるように前記内部空間に配置され、前記外筒が必要以上に前記内筒側に移動するのを抑制可能なストッパアセンブリと、
     前記ストッパアセンブリを前記内筒上で回動させる回動機構とを備え、
     前記ストッパアセンブリは、前記外筒側に突出するストッパ部を有し、
     前記外筒は、前記内筒側に突出し、かつ前記ストッパ部と対向する位置に配置された4以上の突出部を組として有し、
     前記組に属する前記突出部の各々は、連続して配置され、かつ高さが異なっており、
     前記組に属する前記突出部のうちの最も高さが低い前記突出部は、前記組に属する前記突出部のうち最も高さの高い前記突出部と隣り合わないように配置される、空気ばね。
  2.  前記組に属する前記突出部のうちの最も高さが低い前記突出部は、前記組に属する前記突出部のうちの高さが2番目に低い前記突出部と前記組に属する前記突出部のうちの高さが3番目に低い前記突出部との間に配置される、請求項1に記載の空気ばね。
  3.  前記組に属する前記突出部のうちの最も低い前記突出部と前記組に属する前記突出部のうちの最も高さの高い前記突出部の間には、前記組に属する前記突出部の数が2n(nは2以上の整数)である場合、n-1個の前記突出部が配置されており、前記組に属する前記突出部の数が2n+1(nは2以上の整数)である場合、n個又はn-1個の前記組に属する前記突出部が配置されている、請求項1に記載の空気ばね。
  4.  前記ストッパ部の数は複数であり、
     前記突出部の前記組の数は前記ストッパ部の数に等しい、請求項1に記載の空気ばね。
  5.  前記ストッパ部は、ゴム層と金属層とを有し、
     前記ゴム層と前記金属層とは交互に積層される、請求項1~4のいずれか1項に記載の空気ばね。
  6.  前記ストッパ部の上面には減摩材が設けられている、請求項1~5のいずれか1項に記載の空気ばね。
  7.  請求項1~6のいずれか1項に記載の前記空気ばねを備える、台車。
PCT/JP2016/080694 2016-10-17 2016-10-17 空気ばね及び台車 WO2018073860A1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/526,396 US10435044B2 (en) 2016-10-17 2016-10-17 Air spring and bogie
JP2017511973A JP6898847B2 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 空気ばね及び台車
SG11201903313YA SG11201903313YA (en) 2016-10-17 2016-10-17 Air spring and bogie
PCT/JP2016/080694 WO2018073860A1 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 空気ばね及び台車
CN201680090149.0A CN109844359B (zh) 2016-10-17 2016-10-17 空气弹簧和转向架
TW106135479A TWI739928B (zh) 2016-10-17 2017-10-17 空氣彈簧及台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/080694 WO2018073860A1 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 空気ばね及び台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018073860A1 true WO2018073860A1 (ja) 2018-04-26

Family

ID=62019083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2016/080694 WO2018073860A1 (ja) 2016-10-17 2016-10-17 空気ばね及び台車

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10435044B2 (ja)
JP (1) JP6898847B2 (ja)
CN (1) CN109844359B (ja)
SG (1) SG11201903313YA (ja)
TW (1) TWI739928B (ja)
WO (1) WO2018073860A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110836239A (zh) * 2019-11-11 2020-02-25 株洲时代新材料科技股份有限公司 非线性空气弹簧及其横向刚度设计方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018073862A1 (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 住友電気工業株式会社 空気ばね及び台車
CN107740833A (zh) * 2017-10-27 2018-02-27 株洲时代新材料科技股份有限公司 沙漏式空气弹簧组件
TWI764746B (zh) * 2021-06-04 2022-05-11 中台橡膠工業股份有限公司 二次懸吊系統之空氣彈簧

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588368A (en) * 1992-07-30 1996-12-31 Man Ghh Schienenverkehrstechnik Gmbh Secondary suspension for rail vehicles
JPH0989029A (ja) * 1995-09-27 1997-03-31 Bridgestone Corp 上下動ストッパを具える空気ばね
JP2000035075A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 空気ばね
JP2000088030A (ja) * 1998-09-11 2000-03-28 Sumitomo Metal Ind Ltd 空気ばね及びその高さ調整装置
JP2012017769A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ストッパ付空気ばね

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3999787B2 (ja) * 2005-02-16 2007-10-31 アスモ株式会社 フローティング支持構造
CN100386228C (zh) * 2006-06-07 2008-05-07 西南交通大学 用于低速磁悬浮列车的空气弹簧
CN102165213B (zh) * 2009-07-07 2014-04-16 住友电气工业株式会社 用于车辆的空气弹簧和用于车辆的铁路转向架
FR2964435B1 (fr) * 2010-09-08 2012-08-31 Ntn Snr Roulements Butee de suspension et jambe de suspension
JP5670760B2 (ja) 2011-01-07 2015-02-18 東洋ゴム工業株式会社 空気ばね
CN102352906A (zh) * 2011-07-16 2012-02-15 西南交通大学 自由膜式防倾斜空气弹簧
CN104527694B (zh) * 2014-12-31 2017-12-08 株洲时代新材料科技股份有限公司 轨道交通用空气弹簧

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588368A (en) * 1992-07-30 1996-12-31 Man Ghh Schienenverkehrstechnik Gmbh Secondary suspension for rail vehicles
JPH0989029A (ja) * 1995-09-27 1997-03-31 Bridgestone Corp 上下動ストッパを具える空気ばね
JP2000035075A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 空気ばね
JP2000088030A (ja) * 1998-09-11 2000-03-28 Sumitomo Metal Ind Ltd 空気ばね及びその高さ調整装置
JP2012017769A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ストッパ付空気ばね

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110836239A (zh) * 2019-11-11 2020-02-25 株洲时代新材料科技股份有限公司 非线性空气弹簧及其横向刚度设计方法
CN110836239B (zh) * 2019-11-11 2021-01-22 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 非线性空气弹簧及其横向刚度设计方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20180290669A1 (en) 2018-10-11
CN109844359A (zh) 2019-06-04
CN109844359B (zh) 2021-04-23
TW201819227A (zh) 2018-06-01
JPWO2018073860A1 (ja) 2019-08-08
US10435044B2 (en) 2019-10-08
JP6898847B2 (ja) 2021-07-07
TWI739928B (zh) 2021-09-21
SG11201903313YA (en) 2019-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018073860A1 (ja) 空気ばね及び台車
WO2011004742A1 (ja) 移動体用空気ばね、および移動体用台車
US10138972B2 (en) Air spring and carriage for vehicle
EP3239014B1 (en) Railway vehicle and vibration damping and suspension device thereof
CN103075456B (zh) 空气弹簧
JP2010127350A (ja) 車両用懸架装置
WO2014013762A1 (ja) 空気ばね
CN102678818A (zh) 扭矩波动吸收器
JPWO2015105099A1 (ja) 捩り振動低減装置
CN103133587B (zh) 空气弹簧
JP2015006836A (ja) U字形サスペンション
JP2005231464A (ja) 鉄道車両用の空気ばね及び台車
JP2020063761A (ja) 軸ばね
CA1202988A (en) Wheel suspension with eccentric shear disc
WO2018073864A1 (ja) 空気ばね及び台車
JP2006057746A (ja) 軸ばね装置
KR101930733B1 (ko) 고속철도차량의 안티롤바 장치용 탄성너클 및 그 제조방법
JP4613333B2 (ja) 免震装置
JP2020019316A (ja) 貨車用バネ装置
JP5854542B1 (ja) エアースプリングクッションローラ
JP5309056B2 (ja) 緩衝装置
KR102433955B1 (ko) 엘리베이터의 롤러 가이드 장치용 가이드 롤러
JP7228967B2 (ja) 継手
KR102316491B1 (ko) 엘리베이터의 롤러 가이드 장치용 가이드 롤러
US20200011388A1 (en) Antivibration centering ring for the foot of a torque tube of an aircraft brake, and a brake fitted with such a ring

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2017511973

Country of ref document: JP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 15526396

Country of ref document: US

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 16919086

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 16919086

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1