JP3999787B2 - フローティング支持構造 - Google Patents

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本発明はフローティング支持構造に係り、詳しくは車両用ワイパ装置のワイパフレームの振動を車体に伝え難くするフローティング支持構造に関するものである。
一般に、車両のフロントガラスの下部近傍には、ワイパ装置が備えられる。従来のワイパ装置では、ワイパモータやワイパモータの回転をピボット軸の往復回動に変換するワイパリンク機構等が取り付けられたワイパフレームを、車体に組み付けることによって車両に搭載するようにしたものがある。前記ピボット軸は、その先端にワイパブレードが連結されるワイパアームが固定されている。ワイパ作動時に、ワイパモータの回転運動がワイパリンク機構の押し出し及び引き込み運動に変換され、前記ワイパリンク機構の押し出し及び引き込み運動によって生じる力が前記ピボット軸を介してワイパフレームに作用して、又はワイパモータ自体の振動が伝達されて、ワイパフレームは振動する。そのため、ワイパフレームを車体に取り付ける際、該フレームと車体との間にフローティング支持構造(防振ゴム)を配置して、該フレームの振動が車体に伝達されるのを防止している。
図11は、従来のフローティング支持構造を示す要部断面図である。ワイパフレーム(図示せず)と一体に連結され、前記ピボット軸を回動可能に支持するピボットホルダ51には取付部52が設けられ、その取付部52に設けられた取付孔52aには防振ゴム53が装着されている。前記防振ゴム53には挿通孔54が設けられ、その挿通孔54にはカラー55が嵌め込まれている。前記カラー55は、円筒部56と、該円筒部56の一端(図11において下端)に径方向に延設されたツバ部57を備えている。前記円筒部56に設けられた貫通孔56aがネジ孔に形成されている。また、車両の車体(ボディー)58には、締結孔58aが設けられている。
そして、前記車体58の締結孔58aを貫挿したボルト59を、前記防振ゴム53の挿通孔54を貫挿した前記カラー55のネジ孔56aに螺合することによって、前記取付部52は、前記防振ゴム53を介して車体58に対してフローティング支持される。このとき、前記カラー55の円筒部56の他端(図11において上端)56bが前記車体58の締結孔58aの周縁に当接することによって前記防振ゴム53の過剰締結による防振効果の低下を防止している。なお、図12に示すように、前記カラー55は前記防振ゴム53に予めインサート成形されたものもある。
ところで、前記カラー円筒部56の他端56bが前記車体締結孔58aの周縁に当接する状態で前記ボルト59を締め込むとき、該他端56bの端面積が小さいためその他端56bの押圧により図13(a)に示すように前記締結孔58aの周縁に亀裂Kが発生したり、図13(b)に示すように他端56bが締結孔58a内に脱落してしまう恐れがあった。
そこで、前記締結孔58aを大きく形成し、締結時に前記円筒部56の他端56bが該締結孔58aを貫挿しながら前記ボルト59に直接に当てることが考えられるが、前記締結孔58aが大きいと前記車体58に対するワイパフレームの取付位置がズレてしまうといった問題点がある。
また、図14に示すように、前記防振ゴム53に2つのカラー60,61を組付け、前記車体58の締結孔58a周縁に当接するカラー61には大きなツバ部61aを形成することが考えられるが、部品点数や組付工数などが増加してコストアップに繋がるといった問題点がある。
一方、前記カラー55の円筒部56に設けられたネジ孔56aに前記ボルト59が直接に螺合するようになっているため、そのボルト59を締め込む又は緩めるとき、特に、ボルト59が錆付いてしまったときなどは、前記カラー55が連れ回られてしまい(前記防振ゴム53とカラー55とが相対回転してしまい)、ボルト59をしっかり締め込む又は緩めることができなくなる恐れもあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、コスト低減を図ることができ、被取付部材を確実に取付部材に取り付ける(又は取付部材から外す)ことができるフローティング支持構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、内周面に雌ネジを形成した円筒部と、該円筒部の一端に設けた大径ツバ部と、該大径ツバ部の前記円筒部側に形成されたストッパ部とを有するカラー部材と、筒部と、該筒部の両端に設けた第1及び第2ツバ部とを有し、該筒部に前記円筒部を挿通して前記カラー部材が嵌め込まれ、前記ストッパ部が被取付部材の取付部の両開口端部間に位置するよう該被取付部材に装着される防振部材とを備え、前記ストッパ部と前記取付部の開口端部との間には、前記防振部材の係止肉部が介在され、ネジ部材を前記雌ネジに螺合し、前記防振部材を介して取付部材に前記被取付部材をフローティング支持することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、内周面に雌ネジを形成した円筒部と、該円筒部の一端に設けた大径ツバ部と、該大径ツバ部の前記円筒部側に形成されたストッパ部とを有するカラー部材と、筒部と、該筒部の両端に設けた第1及び第2ツバ部とを有し、該筒部に前記円筒部を挿通して前記カラー部材が嵌め込まれ、前記ストッパ部が被取付部材の取付部の両開口端部間に位置するよう該被取付部材に装着される防振部材とを備え、前記ストッパ部には、該ストッパ部の周方向両端部を径方向へ折り曲げてなる当たり部が設けられるとともに、該ストッパ部と前記取付部の開口端部との間には、係止肉部が介在され、ネジ部材を前記雌ネジに螺合し、前記防振部材を介して取付部材に前記被取付部材をフローティング支持することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のフローティング支持構造において、前記ストッパ部と前記取付部の開口端部との間には、前記防振部材の係止肉部が介在されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、前記ストッパ部は、前記円筒部の中心軸線を中心とする前記大径ツバ部の円周上に設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、前記大径ツバ部から前記ストッパ部先端面までの距離は、前記大径ツバ部から前記取付部の下端面までの距離より大きく設定されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、前記大径ツバ部の外径は、前記取付孔の内径よりも大きいことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、前記カラー部材は、前記円筒部の他端に小径ツバ部を設け、該小径ツバ部を前記取付部材の締結孔周縁に当接させたことを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、前記防振部材の第2ツバ部は、その下端面中央に前記筒部の筒孔を連通するテーパ状凹部が設けられ、このテーパ状凹部は前記第1ツバ部側に向けて縮径するように形成されていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載のフローティング支持構造において、前記円筒部の内径が前記取付部材の締結孔の内径と同じ又はそれより小さく設定され、前記円筒部の外径が前記小径ツバ部の外径より小さく設定されているとともに、前記締結孔の内径が前記小径ツバ部の外径より小さく設定されていることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、前記被取付部材は、先端にワイパブレードが連結されるワイパアームを固定するためのピボット軸を回転可能に支持する筒状のベアリング部と、該ベアリング部の軸方向中間部から径方向に延設されたホルダ部とを有するピボットホルダであり、前記取付部材は、前記ワイパブレードにより払拭されるフロントガラスを有する車体であることを要旨とする。
(作用)
従って、請求項に記載の発明によれば、カラー部材は大径ツバ部と円筒部とを一体に形成し、その円筒部の内周面に雌ネジを形成しているので、ナット及びナット側のワッシャが不要となり、部品点数及びコストが低減される。また、カラー部材の大径ツバ部にストッパ部が設けられ、防振部材は、前記ストッパ部が被取付部材の取付部の両開口端部間に位置するよう該被取付部材に装着されている。また、ストッパ部と取付部の開口端部との間には、係止肉部が介在されているため、ストッパ部と取付部の開口端部とが直接に接触しない。従って、ネジ部材でカラー部材を締結固定する場合、ストッパ部が取付部に間接的に当接して回り止めとなり、ネジ部材を締め込む又は緩めるとき、カラー部材と防振部材とが連れ回りしない。
請求項2に記載の発明によれば、当たり部が設けられることによって、ストッパ部と取付部の開口端部との当接面積が増加され、単位面積当たりの当接圧が低減される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜3に記載の発明の作用に加えて、ストッパ部が円筒部の中心軸線(つまり締結の中心軸線)から比較的に離れた位置に配置されているため、取付部の開口端部に対するストッパ部の当接圧が小さく受け止められる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜4に記載の発明の作用に加えて、大径ツバ部からストッパ部先端面までの距離が該大径ツバ部から取付部の下端面までの距離より小さく設定される場合、ネジ部材の締め込みの際(又は緩めるとき)にはカラー部材(ストッパ部)が連れ回りして共に回転しようとする。その回転力はストッパ部の高さが取付部までの高さにとどかないことにより、その回転方向のストッパ部と取付部との間には防振部材にせん断力として作用し亀裂の恐れがある。これを防止して、ネジ部材の締め込みの際(又は緩めるとき)の回転力を、ストッパ部とその回転方向の取付部との間の係止肉部によって圧縮変形して受け止め、従来のようなせん断力を作用させないようにした。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の作用に加えて、大径ツバ部の外径は、前記取付孔の内径よりも大きく、その大径ツバ部の円筒部側にストッパ部が形成される。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6に記載の発明の作用に加えて、小径ツバ部により取付部材への当接圧が低減され、過剰な締め付けによる取付部材の変形や締結孔内へのカラー部材の脱落が防止される。これにより、締結孔を小さくすることができ、取付部材への被取付部材の取付位置のずれが防止される。また、小径ツバ部が筒部の筒孔に引っかかり、被取付部材への防振部材の装着と取付部材への被取付部材の取り付けを行うとき、カラー部材が防振部材から脱落しない。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明の作用に加えて、カラー部材は容易に防振部材に嵌め込まれる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7又は8に記載の発明の作用に加えて、締結孔周縁に対する小径ツバ部の当接面積を、カラー部材の形成板厚により決まる円筒部他端面の当接面積より大きくした。締結孔周縁に対するカラー部材の当接面積を大きくするためにカラー部材の形成板厚を大きくする必要がなくなる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9に記載の発明の作用に加えて、ワイパ作動、特にワイパモータの振動やワイパブレードの払拭時の振動がピボットホルダを介して車体へ伝達されること、及び固定位置のズレによりワイパ払拭パターンとして増幅されて位置ズレが生じてしまうことを防止できる。その取付においても部品点数が少なく作業性が優れる。
以上詳述したように、請求項1〜10に記載の発明によれば、コスト低減を図ることができ、被取付部材を取付部材に確実に取り付ける(又は被取付部材を取付部材から外す)ことができる。
以下、本発明を車両用ワイパ装置に具体化した一実施の形態を図1〜図9に従って説明する。図1は車両用ワイパ装置の要部正面図である。図2は車両用ワイパ装置の要部平面図である。
本実施形態のワイパ装置のワイパフレーム11には、ワイパモータ12と該ワイパモータ12の回転をピボット軸13の往復回動に変換するワイパリンク機構14,15等が取り付けられている。前記ピボット軸13は、前記ワイパフレーム11に一体連結された被取付部材としてのピボットホルダ16により回動可能に支持され、その先端にワイパブレード(図示せず)が連結されるワイパアーム(図示せず)が固定されている。
前記ピボットホルダ16は、前記ピボット軸13を回動可能に支持するベアリング部16aと、該ベアリング部16aの軸方向中間部から径方向に延設されたホルダ部16bを備えている。前記ホルダ部16bには、2つの取付部17,18が設けられている。各取付部17,18には、図3及び図9に示すように、一部(先端部)が開口した取付孔19が形成されている。各取付部17,18の開口部の両側部をそれぞれ開口端部17a,18aとしている。前記各取付孔19には、それぞれ防振部材としての防振ゴム20が装着されている。
前記防振ゴム20は、図3〜図5に示すように、筒部20aと、該筒部20aの軸方向両端に形成されるほぼリング状の一対の第1及び第2ツバ部としての上下ツバ部20b,20cとを備えている。前記筒部20aは、その軸線に沿って延びる筒孔としての挿通孔20dを有する。前記挿通孔20dには、後述するカラー部材21が嵌め込まれている。前記上ツバ部20bは、その外周縁に一対の環状突部20e,20fが形成されている。両環状突部20e,20fは、防振ゴム20の軸線方向に沿って互いに反対方向へ突出し、図3及び図4においては環状突部20eが上方へ突出し、環状突部20fが下方へ突出している。また、上ツバ部20b側の前記筒部20a内には前記挿通孔20dより大径の円形凹部20gが設けられ、下ツバ部20cの下端面中央には前記挿通孔20dを連通するテーパ状凹部20hが設けられている。前記テーパ状凹部20hは前記上ツバ部20b側に向けて縮径するように形成されている。
前記両ツバ部20b,20c間の筒部20a外周の一部分には、両ツバ部20b,20cを連結する略半円柱状の隆出部20i(図9に示す)が形成されている。前記隆出部20iの反対側における前記筒部20a外周には、前記両ツバ部20b,20cの外周まで隆出した連結部20jが形成されている。つまり、連結部20jの外周面が前記両ツバ部20b,20cの外周面と同じ円周面上に位置している。前記連結部20jの外周面中央には、前記下ツバ部20cの外端面から防振ゴム20の軸線方向に沿って前記上ツバ部20bに亘って切り欠いて形成された切欠部20kが設けられている。そして、前記切欠部20kの円周方向両側には、2つの係止肉部20mが形成される。
前記カラー部材21は、金属からプレス成形され、円筒部21aと、該円筒部21aの一端(図3、図4及び図6において下端)に径方向に延設された大径ツバ部21bと、該円筒部21aの他端(図3、図4及び図6において上端)に径方向に延設された小径ツバ部21cとを備えている。前記円筒部21aは、その内周面に雌ネジ21dが形成されている。前記大径ツバ部21bは、前記防振ゴム20の下ツバ部20cよりやや小径に形成され、円周上に前記円筒部21aの軸線方向に沿って小径ツバ部21c側へ向かって折り曲げるストッパ部21eが形成されている。
また、前記両ツバ部21b,21c間における円筒部21aは、その外径が前記防振ゴム20の挿通孔20dの内径とほぼ同じに設定され、その高さh(図4に示す)が前記防振ゴム20の円形凹部20g底面から前記下ツバ部20c外端面までの距離(高さ)tとほぼ同じに設定されている。さらに、図7に示すように、前記大径ツバ部21bの内面からストッパ部21eの先端面までの距離(高さ)h1は、該大径ツバ部21bの内面から前記下ツバ部20cの内面(つまり前記取付部17,18の下端面)までの距離h2より大きく設定されている。
そして、前記ストッパ部21eが前記切欠部20kに挿入し、前記大径ツバ部21bの内面が前記下ツバ部20cの外端面に当接するよう前記円筒部21aが前記下ツバ部20c側のテーパ状凹部20hから前記挿通孔20dを貫挿する。これにより、前記カラー部材21は、その小径ツバ部21cが前記円形凹部20g内に嵌合するよう前記防振ゴム20に嵌め込まれる。
図3は、前記ピボットホルダ16のホルダ部16bは、その取付部17,18に装着された防振ゴム20を介して車体(ボディー)30に取り付けるフローティング支持構造を示す要部断面図である。図4は、図3の分解断面図である。図3に示すように、前記取付部17,18に装着された防振ゴム20の上ツバ部20b外端面が前記車体30に当接し、前記車体30に設けられた締結孔30a及びワッシャ31の貫通孔31aを貫挿するネジ部材としてのボルト32が前記カラー部材21の雌ネジ21dに螺合している。そして、前記ボルト32の締め付け時の軸力により前記カラー部材21の小径ツバ部21cが前記車体30の締結孔30a周縁に当接するよう前記防振ゴム20の上ツバ部20bが圧縮変形される。
また、図9に示すように、前記防振ゴム20は、その連結部20jが前記取付部17(又は18)の開口部に配置されるようにピボットホルダ16の取付孔19に装着されている。そして、前記カラー部材21のストッパ部21eは、円周方向において前記取付部17(又は18)の両開口端部17a(又は18a)間に配置されている。つまり、前記ストッパ部21eと両開口端部17a(又は18a)間には、前記両係止肉部20mがそれぞれ挟持されている。そして、カラー部材21は、円周方向に前記ボルト32の締め込み(又は緩め)による回転力が作用されたとき、そのストッパ部21eが係止肉部20mを介して開口端部17a(又は18a)に当接しているため、連れ回されなく防振ゴム20(又はピボットホルダ16)に対して回動しない。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、前記カラー部材21の円筒部21aの内径R4が前記車体30の締結孔30aの内径R1と同じ又はそれより小さく設定され、前記カラー部材21の円筒部21aの外径R3が前記小径ツバ部21cの外径R2より小さく設定されている。且つ、前記締結孔30aの内径R1が前記小径ツバ部21cの外径R2より小さく設定されている。つまり、R4≦R1<R2、R3<R2となっている。これにより、前記小径ツバ部21cは円筒部21aの他端部から径方向に広げてカラー部材21形成の板厚より大きく形成され、前記車体30の締結孔30a周縁との当接面積が増大される。また、前記小径ツバ部21cの外径R2が前記カラー部材21の円筒部21aの外径(つまり前記挿通孔20dの内径)R3より大きく設定されているため、防振ゴム20に嵌め込まれたカラー部材21は、簡単に防振ゴム20から抜け出すことが防止される。ただし、前記カラー部材21の防振ゴム20への嵌め込みを考慮して、前記小径ツバ部21cの外径R2はカラー部材21が防振ゴム20に嵌め込めるような大きさに設定されている。
以下、本実施形態のフローティング支持構造の特徴を記載する。
(1) カラー部材21は大径ツバ部21bと円筒部21aとを一体に形成し、その円筒部21aの内周面に雌ネジ21dを形成しているので、ナット及びナット側のワッシャが不要となり、部品点数及びコストが低減される。また、カラー部材21の大径ツバ部21bにストッパ部21eが設けられ、防振ゴム20は、そのストッパ部21eが取付部17(又は18)の両開口端部17a(又は18a)間に位置するようピボットホルダ16に装着されている。従って、ボルト32でカラー部材21を締結固定する場合、ストッパ部21eが取付部17(又は18)に間接的に当接して回り止めとなり、ボルト32を締め込む又は緩めるとき、カラー部材21と防振ゴム20とが連れ回りしない。その結果、ピボットホルダ16を確実に車体30に取り付ける(又は車体30から外す)ことができる。
(2) カラー部材21は、その円筒部21aの他端に小径ツバ部21cが設けられている。その小径ツバ部21cによりカラー部材21の車体30への当接圧が低減されるとともに、過剰な締め付けによる車体30の変形や締結孔30a内へのカラー部材21の脱落を防止することができる。これにより、締結孔30aを小さくすることができ、車体30へのピボットホルダ16の取付位置のずれが防止される。また、小径ツバ部21cが挿通孔20d内の円形凹部20gに引っかかり、ピボットホルダ16への防振ゴム20の装着と車体30へのピボットホルダ16の取り付けを行うとき、カラー部材21が防振ゴム20から脱落しない。その結果、取付の作業性を向上することができる。
(3) 円筒部21aの内径R4が車体30の締結孔30aの内径R1と同じ又はそれより小さく設定され、円筒部21aの外径R3が小径ツバ部21cの外径R2より小さく設定されている。また、前記締結孔30aの内径R1が前記小径ツバ部21cの外径R2より小さく設定されている。従って、締結孔30a周縁に対する小径ツバ部21cの当接面積を、カラー部材21の形成板厚により決まる円筒部21a他端面の当接面積より大きくした。締結孔30a周縁に対するカラー部材21の当接面積を大きくするためにカラー部材21の形成板厚を大きくする必要がなくなる。その結果、カラー部材21の形成板厚を小さくすることによってコストの低減に繋がる。
(4) ストッパ部21eは、円筒部21aの中心軸線を中心とする大径ツバ部21bの円周上に設けられている。従って、ストッパ部21eが円筒部21aの中心軸線(つまり締結の中心軸線)から比較的に離れた位置に配置されているため、取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18a)に対するストッパ部21eの当接圧を低減することができる。
(5) ストッパ部21eと取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18a)との間には、係止肉部20mが介在されているため、ストッパ部21eと取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18aとが直接に接触しない。その結果、ストッパ部21eと取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18aとが直接に接触する事による金属接触音(異音)の発生を防止することができる。
(6) 大径ツバ部21bからストッパ部21e先端面までの距離h1は、同じく大径ツバ部21bから取付部17(又は18)の下端面までの距離h2より大きく設定されている。つまりh1>h2となっている。従って、h1<h2の場合、ボルト32の締め込みの際(又は緩めるとき)にはカラー部材21(ストッパ部21e)が連れ回りして共に回転しようとするが、その回転力はストッパ部21eの高さが取付部17(又は18)までの高さにとどかないことにより、その回転方向のストッパ部21eと取付部17(又は18)との間には防振ゴム20にせん断力として作用し亀裂の恐れがある。これを防止して、ボルト32の締め込みの際(又は緩めるとき)の回転力を、ストッパ部21eとその回転方向の取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18a)との間の係止肉部20mによって圧縮変形して受け止め、従来のようなせん断力を作用させないようにした。その結果、係止肉部20mがストッパ部21eと取付部17(又は18)とのせん断力により作用されて亀裂の発生に起因する防振ゴム20の破損を防止することができる。
(7) 本発明をワイパ装置に具体化した。従って、ワイパ作動、特にワイパモータの振動やワイパブレードの払拭時の振動がピボットホルダ16を介して車体30へ伝達されること、及び固定位置のズレによりワイパ払拭パターンとして増幅されて位置ズレが生じてしまうことを防止できる。その取付においても部品点数が少なく作業性が優れる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更されてもよい。
○図10に示すように、ストッパ部21eには、該ストッパ部21eの周方向両端部を径方向へ折り曲げてなる当り部21fを設けて実施してもよい。この場合、当たり部21fが設けられることによって、ストッパ部21eと取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18a)との当接面積が増加され、単位面積当たりの当接圧が低減される。これによって、ボルト32の締め込みの際(又は緩めるとき)にストッパ部21eとその回転方向の取付部17(又は18)の開口端部17a(又は18a)との間の係止肉部20mによって圧縮変形して受け止められるが、この受け止め面積が大きくなることで単位面積あたりの圧縮変形量を小さくできる。
○上記実施形態では、大径ツバ部21bは、防振ゴム20の下ツバ部20cよりやや小径に形成されたが、大径ツバ部21bを、防振ゴム20の下ツバ部20cと同径に形成してもよい。
○防振ゴム20の上下ツバ部20b,20cは平面から見て円形状をなしていなくともよく、それ以外の形状をなしていてもよい。
○防振ゴム20の隆出部20iを省略してもよい。
○ワッシャ31をボルト32に一体に形成してもよい。また、ワッシャ31を省略してもよい。
○防振部材20として、ゴムに代えて樹脂材料を用いてもよい。
○本発明をワイパ装置以外の装置に具体化してもよい。
車両用ワイパ装置の要部正面図。 同じく車両用ワイパ装置の要部平面図。 本実施形態のフローティング支持構造を示す断面図。 同じくフローティング支持構造を示す分解断面図。 本実施形態の防振部材の斜視図。 本実施形態のカラー部材の斜視図。 カラー部材が嵌め込まれた防振部材の正面図。 同じくカラー部材が嵌め込まれた防振部材の底面図。 フローティング支持構造を示す図3におけるA−A線断面図。 別例のフローティング支持構造を示す断面図。 従来のフローティング支持構造を示す断面図。 従来のカラー部材と防振部材が一体になった場合の断面図。 (a)(b)は従来のフローティング支持構造を示す要部拡大図。 従来のカラー部材が嵌め込まれた防振部材の断面図。
符号の説明
13…ピボット軸、16…被取付部材としてのピボットホルダ、16a…ベアリング部、16b…ホルダ部、17,18…取付部、17a,18a…開口端部、19…取付孔、20…防振部材としての防振ゴム、20a…筒部、20b…第1ツバ部としての上ツバ部、20c…第2ツバ部としての下ツバ部、20d…筒孔としての挿通孔、20h…テーパ状凹部、20m…係止肉部、21…カラー部材、21a…円筒部、21b…大径ツバ部、21c…小径ツバ部、21d…雌ネジ、21e…ストッパ部、21f…当たり部、30…取付部材としての車体、30a…締結孔、32…ネジ部材としてのボルト。

Claims (10)

  1. 内周面に雌ネジを形成した円筒部と、該円筒部の一端に設けた大径ツバ部と、該大径ツバ部の前記円筒部側に形成されたストッパ部とを有するカラー部材と、
    筒部と、該筒部の両端に設けた第1及び第2ツバ部とを有し、該筒部に前記円筒部を挿通して前記カラー部材が嵌め込まれ、前記ストッパ部が被取付部材の取付部の両開口端部間に位置するよう該被取付部材に装着される防振部材とを備え、
    前記ストッパ部と前記取付部の開口端部との間には、前記防振部材の係止肉部が介在され、
    ネジ部材を前記雌ネジに螺合し、前記防振部材を介して取付部材に前記被取付部材をフローティング支持することを特徴とするフローティング支持構造。
  2. 内周面に雌ネジを形成した円筒部と、該円筒部の一端に設けた大径ツバ部と、該大径ツバ部の前記円筒部側に形成されたストッパ部とを有するカラー部材と、
    筒部と、該筒部の両端に設けた第1及び第2ツバ部とを有し、該筒部に前記円筒部を挿通して前記カラー部材が嵌め込まれ、前記ストッパ部が被取付部材の取付部の両開口端部間に位置するよう該被取付部材に装着される防振部材とを備え、
    前記ストッパ部には、該ストッパ部の周方向両端部を径方向へ折り曲げてなる当たり部が設けられるとともに、該ストッパ部と前記取付部の開口端部との間には、係止肉部が介在され、
    ネジ部材を前記雌ネジに螺合し、前記防振部材を介して取付部材に前記被取付部材をフローティング支持することを特徴とするフローティング支持構造。
  3. 請求項2に記載のフローティング支持構造において、
    前記ストッパ部と前記取付部の開口端部との間には、前記防振部材の係止肉部が介在されていることを特徴とするフローティング支持構造。
  4. 請求項1乃至のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、
    前記ストッパ部は、前記円筒部の中心軸線を中心とする前記大径ツバ部の円周上に設けられていることを特徴とするフローティング支持構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、
    前記大径ツバ部から前記ストッパ部の先端面までの距離は、前記大径ツバ部から前記取付部の下端面までの距離より大きく設定されていることを特徴とするフローティング支持構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、
    前記大径ツバ部の外径は、前記被取付部材に形成され前記防振部材が装着される取付孔の内径よりも大きいことを特徴とするフローティング支持構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、
    前記カラー部材は、前記円筒部の他端に小径ツバ部を設け、該小径ツバ部を前記取付部材の締結孔周縁に当接させたことを特徴とするフローティング支持構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、
    前記防振部材の第2ツバ部は、その下端面中央に前記筒部の筒孔を連通するテーパ状凹部が設けられ、このテーパ状凹部は前記第1ツバ部側に向けて縮径するように形成されていることを特徴とするフローティング支持構造。
  9. 請求項7又は8に記載のフローティング支持構造において、
    前記円筒部の内径(R4)が前記取付部材の締結孔の内径(R1)と同じ又はそれより小さく設定され、前記円筒部の外径(R3)が前記小径ツバ部の外径(R2)より小さく設定されているとともに、前記締結孔の内径(R1)が前記小径ツバ部の外径(R2)より小さく設定されていることを特徴とするフローティング支持構造。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1に記載のフローティング支持構造において、
    前記被取付部材は、先端にワイパブレードが連結されるワイパアームを固定するためのピボット軸を回転可能に支持する筒状のベアリング部と、該ベアリング部の軸方向中間部から径方向に延設されたホルダ部とを有するピボットホルダであり、
    前記取付部材は、前記ワイパブレードにより払拭されるフロントガラスを有する車体であることを特徴とするフローティング支持構造。
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