JP2008236981A - 電動モータの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータの車体への取付剛性を高めることである。
【解決手段】リヤワイパモータに固定される板状のブラケット23にはゴム製のマウントラバー31が装着され、このマウントラバー31がボルト32とナット33とにより車体パネル13に固定されることで、ブラケット23は車体パネル13に取り付けられる。マウントラバー31は円筒状の本体部34と本体部34の軸方向端部に設けられる円錐台状部35aとを備え、円錐台状部35aの軸方向端部において車体パネル13に当接する。また、本体部34の外周には軸方向に突出するストッパ部36aが一体に設けられ、ブラケット23が外力等により所定の角度以上に傾斜すると、ストッパ部36aが車体パネル13に当接して、マウントラバー31の過度の弾性変形が防止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動モータに板状のブラケットを固定し、このブラケットをマウントラバーを介して車体パネルに取り付けるようにした電動モータの車体への取付構造に関する。
自動車等の車両に設けられるワイパ装置等の駆動源としては電動モータが用いられる。このような電動モータは、通常、ワイパ装置を構成する他の部材とともに板状のブラケットに固定され、このブラケットがボルトとナット等の締結装置により車体パネルに固定されることで当該車体に取り付けられる。
このような取付構造では、電動モータが作動すると、その振動がブラケットを介して車体パネルに伝達され、車室内に騒音等を生じるおそれがある。そのため、電動モータを車体パネルへ取り付ける際には、防振構造を設ける必要がある。
例えば、特許文献1には、電動モータが固定されるブラケット(ワイパフレーム)とこのブラケットを車体パネルに固定するためのボルトとの間にゴム製のマウントラバー(フローティングラバー)を装着し、このマウントラバーにより電動モータの振動を吸収するようにした電動モータの取付構造が記載されている。この場合、マウントラバーはボルトにより車体パネルに固定される円筒状の内側ブロックと、この内側ブロックの外側に設けられて連結部により当該内側ブロックに連結される円筒状の外側ブロックとを備え、内側ブロックの軸方向端部において車体パネルに接触するとともに外側ブロックの外周においてブラケットを保持するようになっている。
特開平11−139254号公報
しかしながら、特許文献1に示される取付構造では、マウントラバーは内側ブロックと外側ブロックとを連結部により連結した構造となっているので剛性が低く、電動モータの車体への取付剛性を確保できないという問題があった。
また、特許文献1に示される取付構造では、ブラケットは外側ブロックの外周に対応した軸方向寸法を有する円筒部において外側ブロックの外周に固定されているので、ブラケットが大きく傾斜すると、ブラケットの円筒部先端が車体パネルに当たって騒音を生じるおそれがあった。
さらに、特許文献1に示される取付構造では、車体パネルとマウントラバーとの間にカラーを設け、円筒部や外側ブロックの軸方向端部をカラーに当接させてマウントラバーの傾斜角度を規制するようにしているので、その部品点数が多くなる。
本発明の他の目的は、電動モータの車体への取付剛性を高めることにある。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットをマウントラバーを介して車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、前記マウントラバーは、前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、前記本体部の外周に該本体部と一体に設けられ、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットと前記ブラケットに装着されるマウントラバーと前記マウントラバーを車体パネルに固定する締結装置とを有する電動モータの取付構造であって、前記マウントラバーは、前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、前記本体部の外周に該本体部と一体に設けられ、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有し、前記締結装置は、前記本体部と前記円錐台状部とを貫通する第1の締結部材と、前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材とを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記円錐台状部の前記車体パネルとの接触面の直径を、前記第2の締結部材の前記車体パネルとの接触面の直径と同一径にしたことを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記ストッパ部の前記本体部に対する軸方向への突出量を、前記円錐台状部の前記本体部に対する軸方向への突出量よりも小さくしたことを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットをマウントラバーを介して車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、前記マウントラバーは、前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、前記本体部の外周に装着され、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットと前記ブラケットに装着されるマウントラバーと前記マウントラバーを車体パネルに固定する締結装置とを有する電動モータの取付構造であって、前記マウントラバーは、前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、前記本体部の外周に装着され、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有し、前記締結装置は、前記本体部と前記円錐台状部とを貫通する第1の締結部材と、前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材とを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記円錐台状部の前記車体パネルとの接触面の直径を、前記第2の締結部材の前記車体パネルとの接触面の直径と同一径にしたことを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記ストッパ部の前記本体部に対する軸方向への突出量を、前記円錐台状部の前記本体部に対する軸方向への突出量よりも小さくしたことを特徴とする。
本発明によれば、マウントラバーの本体部の外周にストッパ部を設け、ブラケットが傾斜したときにはストッパ部を車体パネルに当接させてブラケットの過度の傾斜を抑制するようにしたので、電動モータの車体への取付剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、マウントラバーに設けられる円錐台状部と車体パネルとの接触面と第2の締結部材と車体パネルとの接触面とを同一径に形成するようにしたので、マウントラバーを締結装置による締結力が加えられる部分のみで車体パネルに接触させることができる。したがって、マウントラバーの締結装置による締結力が加えられない部分が車体パネルに接触し、当該部分から電動モータの振動が車体パネルに伝達されることを防止して、この取付構造の防振性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、ストッパ部の本体部に対する軸方向への突出量を円錐台状部の本体部に対する軸方向への突出量よりも小さくしたので、ブラケットが傾斜しないときにストッパ部を車体パネルから離間させて、当該ストッパ部を介して電動モータの振動が車体パネルに伝達されることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はリヤワイパ装置を示す斜視図であり、図2は図1に示すリヤワイパ装置の正面図である。
図1に示すリヤワイパ装置11は車両のリヤガラス(不図示)を払拭するものであり、その駆動源として電動モータとしてのリヤワイパモータ12を備えている。リヤワイパモータ12は本発明の電動モータの取付構造により車両を構成する車体パネル13に取り付けられ、図2に示すピボット軸14を揺動駆動して、このピボット軸14に固定されるリヤワイパアーム15を払拭動作させる。
図1、図2に示すように、リヤワイパモータ12はモータ本体21と減速機22とを備えている。減速機22はそのケースフレーム22aにおいてモータ本体21のヨーク21aに固定され、これにより、リヤワイパモータ12はモータ本体21と減速機22とが1つのユニットとされた減速機付きモータとされている。
減速機22のケースフレーム22aにはボス部22bが設けられ、ピボット軸14はこのボス部22bに回動自在に支持されている。また、ケースフレーム22aの内部には図示しない減速機構とクランク機構とが収容され、モータ本体21の出力は減速機構により所定の回転数にまで減速されるとともにクランク機構により揺動運動に変換されてピボット軸14に伝達される。
なお、モータ本体21としては例えばブラシ付き直流モータが用いられ、減速機構としては例えばウォームギア機構が用いられるが、モータ本体21として例えばブラシレスモータ等の他種の電動モータを用い、減速機構として例えば減速歯車列等の他種の減速機構を用いるようにしてもよい。
リヤワイパ装置11は、リヤワイパモータ12を車体パネル13に取り付けるためのブラケット23を備えている。このブラケット23は鋼板等の板材をプレス加工して板状に形成され、その本体部23aにおいて図示しない締結部材によりケースフレーム22aに固定される。また、ブラケット23には本体部23aに対して折り曲げて形成された3つの取付脚部23bが一体に設けられ、これらの取付脚部23bはそれぞれその先端においてマウントラバー(グロメット)31を介して締結装置つまり第1の締結部材としてのボルト32と第2の締結部材としてのナット33とにより車体パネル13に固定されるようになっている。
このように、リヤワイパモータ12に固定されるブラケット23はマウントラバー31を介して車体パネル13に取り付けられるので、リヤワイパモータ12が作動時に生じる振動はマウントラバー31により吸収される。これにより、リヤワイパ装置11の作動時にリヤワイパモータ12の振動が車体パネル13に伝達されることを抑制して、車室内の振動や騒音を低減することができる。
図3は本発明の一実施の形態であるリヤワイパモータつまりブラケットの車体への取付構造の詳細を示す断面図であり、図4はブラケットの取付脚部に設けられる取付孔の詳細を示す斜視図である。また、図5(a)は図3に示すマウントラバーの平面図、図5(b)は図3に示すマウントラバーの一部切り欠き側面図、図5(c)は図3に示すマウントラバーの斜視図である。
図3、図4に示すように、ブラケット23の各取付脚部23bの先端には、それぞれ円形の取付孔23cが設けられ、マウントラバー31はそれぞれの取付孔23cに装着される。なお、各取付脚部23bにおけるブラケット23の車体パネル13への取付構造は、基本的には同一である。
図5(a)〜(c)に示すように、マウントラバー31は本体部34と一対の円錐台状部35a,35bと一対のストッパ部36a,36bとを備え、これらがゴム材料により一体に形成された構造となっている。
本体部34は軸心にボルト挿通孔37を備えた円筒状に形成され、一対の円錐台状部35a,35bはそれぞれ本体部34の軸方向の両端部に当該本体部34と一体に設けられている。図3に示すように、円錐台状部35aは本体部34に対して車体パネル13の側に向けて軸方向に離れるほどその直径が徐々に小径になる円錐台形状に形成されており、円錐台状部35bは本体部34に対して車体パネル13とは反対側に向けて軸方向に離れるほどその直径が徐々に小径になる円錐台形状に形成されている。車体パネル13の側に設けられる円錐台状部35aの軸方向端面はこのマウントラバー31のパネル側の座面38aとなっており、車体パネル13とは反対側に設けられる円錐台状部35bの軸方向端面はこのマウントラバー31のボルト側の座面38bとなっている。
一方、ストッパ部36a,36bは、それぞれ本体部34と同軸の円筒状に形成され、本体部34の外周に当該本体部34と一体に設けられる。一方のストッパ部36aは本体部34に対して車体パネル13の側に向けて軸方向に突出してその軸方向の先端面39aは車体パネル13に対向し、他方のストッパ部36bは本体部34に対して車体パネル13とは反対側に向けて軸方向に突出している。
なお、ボルト挿通孔37は本体部34から各円錐台状部35a,35bの軸方向端部にまで延びて形成され、各座面38a,38bの軸心に開口する。
各ストッパ部36a,36bの本体部34に対する軸方向への突出量は、対応するつまり同方向に突出する円錐台状部35a,35bの本体部34に対する軸方向への突出量よりも小さく設定されている。これにより、自然状態(マウントラバー31が弾性変形しない状態)では、ストッパ部36aの先端面39aは車体パネル13に対して所定の隙間を空けて対向するようになっている。
図3に示すように、マウントラバー31は車体パネル13の側の座面38aが車体パネル13に当接するように当該車体パネル13に配置される。また、当該マウントラバー31のボルト挿通孔37には本体部34と円錐台状部35a,35bとを貫通するようにボルト32が挿通され、このボルト32は車体パネル13を貫通して、車体パネル13を挟んでマウントラバー31に対向して配置されるナット33にねじ結合により締結される。これにより、マウントラバー31はボルト32とナット33とにより車体パネル13に固定される。
円錐台状部35aと車体パネル13との接触面である座面38aの直径D1は、ナット33の車体パネル13との接触面となる当該ナット33の直径D2と同一径となっている。これにより、マウントラバー31はボルト32とナット33による締結力が加えられる範囲つまりナット33の車体パネル13との接触面の範囲においてのみ、車体パネル13に接触する。
なお、ボルト32のヘッド部32aとマウントラバー31の間にはワッシャ41が装着され、マウントラバー31のボルト32のヘッド部32aの側の座面38bにはこのワッシャ41を介してボルト32とナット33とによる締結力が加えられる。
マウントラバー31の外周には、各ストッパ部36a,36bの間に開口するとともに本体部34にまで達する円環状の溝部42が形成され、マウントラバー31はこの溝部42にブラケット23の取付孔23cの周辺部分が填め込まれるように当該ブラケット23の取付孔23cに装着される。つまり、マウントラバー31はこの溝部42においてブラケット23に保持されるようになっている。
なお、図4に示すように、ブラケット23には取付孔23cの一部を開放する切り欠き部23dが設けられ、マウントラバー31は径方向に弾性変形した状態でこの切り欠き部23dから押し込まれて取付孔23cに装着される。また、マウントラバー31が取付孔23cに装着されると、図3に示すように、ボルト挿通孔37に金属製の円筒状カラー43が装着され、ボルト32はこのカラー43が装着された後にボルト挿通孔37に挿通される。これにより、ボルト32が直接マウントラバー31の内面に接触することを防止して、ボルト挿通孔37の内面の摩耗等が防止される。
図6は図3に示す取付構造のブラケットが傾斜したときの状態を示す断面図である。
リヤワイパモータ12に固定されるブラケット23に外力等が加えられると、マウントラバー31が弾性変形して、ブラケット23が傾斜することになる。ここで、マウントラバー31の本体部34の軸方向端部に円錐台状部35aを設け、マウントラバー31をナット33と同一径の座面38aにおいて車体パネル13に接触させるようにすると、マウントラバー31の車体パネル13との接触面が小さくなり、また、マウントラバー31のブラケット23を保持する外周側の部分の軸方向の厚みが円錐台状部35a,35bがテーパ状に形成される分だけ低減するので、ブラケット23の傾斜に対するマウントラバー31の剛性つまりブラケット23の車体パネル13への取付剛性が低くなるおそれがある。
これに対して、本発明の取付構造では、マウントラバー31の本体部34の外周に、車体パネル13に対して所定の間隔を空けて対向するストッパ部36aを設けるようにしたので、図6に示すように、ブラケット23が外力等により所定の角度傾斜したときには、ストッパ部36aの先端面39aが車体パネル13に当接して、それ以上のブラケット23の傾斜を抑制することができる。つまり、ストッパ部36aは、マウントラバー31がブラケット23が傾斜する方向へ過度に弾性変形することを規制するリブとして機能する。これにより、マウントラバー31が過度に弾性変形することを抑制して、このマウントラバー31つまりはリヤワイパモータ12の車体パネル13への取付剛性を高めることができる。また、ボルト32とマウントラバー31の間に設けられたワッシャ41がマウントラバー31のストッパ部36bの先端面39bに部分的に当接することで、さらに、リヤワイパモータ12の車体パネル13への取付剛性を高めることができる。
このように、本発明の取付構造では、マウントラバー31の本体部34の外周にストッパ部36aを設け、ブラケット23が所定角度以上に傾斜したときには、ストッパ部36aの先端面39aを車体パネル13に当接させてブラケット23の過度の傾斜を抑制するようにしたので、振動低減のために本体部34の軸方向端部に円錐台状部35aを設けるようにしても、マウントラバー31つまりこのマウントラバー31を介して車体パネル13に取り付けられるリヤワイパモータ12の当該車体パネル13への取付剛性を高めることができる。さらに、ストッパ部36bの先端面39bがワッシャ41に当接することで、リヤワイパモータ12の車体パネル13への取付剛性を高めることができる。
また、本発明の取付構造では、マウントラバー31の座面38aとナット33とを同一径に形成し、マウントラバー31を当該座面38aのみで車体パネル13に接触させるようにしたので、マウントラバー31のボルト32とナット33とによる締結力が加えられない部分である円錐台状部35aの円錐面部分を車体パネル13から離れた状態として、当該円錐面部分を介してリヤワイパモータ12からの振動が車体パネル13に伝達されることを防止することができる。つまり、マウントラバー31の当該締結力が加えられない部分はリヤワイパモータ12の作動時に振動しやすい部分であるが、この部分を車体パネル13から離間させることにより、当該部分からリヤワイパモータ12の振動が車体パネル13に伝達されることを防止して、この取付構造の防振性を高めることができる。
さらに、本発明の取付構造では、ストッパ部36aの本体部34に対する車体パネル13の側の軸方向への突出量を円錐台状部35aの本体部34に対する当該軸方向への突出量よりも小さくしたので、ブラケット23が傾斜しないときにはストッパ部36aの先端面39aを車体パネル13から離間させて、当該ストッパ部36aを介してリヤワイパモータ12の振動が車体パネル13に伝達されることを防止することができる。さらに、ストッパ部36bの先端面39bがワッシャ41に当接することで、リヤワイパモータ12の振動が車体パネル13に伝達されることを防止することができる。
図7は図3に示す取付構造の変形例を示す断面図であり、図8は図7に示す取付構造のブラケットが傾斜したときの状態を示す断面図である。なお、図7、図8においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図3に示す取付構造では、マウントラバー31の外周に設けられるストッパ部36aを、ゴム材料により当該本体部34と一体に形成するようにしている。これに対して、図7に示す取付構造では、ストッパ部36aを樹脂材料やアルミ合金等の金属材料によりマウントラバー31とは別体に形成し、このストッパ部36aをマウントラバー31の外周に装着するようにしている。
この場合、ストッパ部36aには装着片51が一体に設けられる。この装着片51は、マウントラバー31の本体部34と同軸の円環状であって周方向外側に開口する断面コの字形状に形成され、本体部34の外周に形成される溝部42に填め込まれる。これにより、ストッパ部36aはマウントラバー31の外周に装着される。
なお、ストッパ部36aは装着片51の外周から車体パネル13の側に向けて軸方向に突出するように設けられる。また、図3に示す場合と同様に、ストッパ部36aの軸方向の先端面39aは所定の隙間を空けて車体パネル13に対向する。
これにより、図8に示すように、リヤワイパモータ12に固定されるブラケット23が所定の角度まで傾斜したときには、ストッパ部36aの先端面39aが車体パネル13に当接して、それ以上のマウントラバー31の弾性変形つまりブラケット23の傾斜が抑制され、この取付構造の取付剛性が確保される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態おいては、車両のリヤワイパ装置11の駆動源として用いられるリヤワイパモータ12の取付構造に本発明を適用しているが、これに限らず、例えば、フロントワイパ装置の駆動源として用いられるフロントワイパモータや、パワーウインド装置の駆動源として用いられるパワーウインドモータなど、他の電動モータの取付構造に本発明を適用してもよい。
また、前記実施の形態においては、電動モータはモータ本体21に減速機22が取り付けられた減速機付きモータとされているが、これに限らず、減速機22を持たない電動モータに本発明を適用してもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ストッパ部36aはマウントラバー31の本体部34と同軸の円筒状に形成されているが、これに限らず、例えば、セグメント形状または突起状に形成されたストッパ部36aを本体部34の外周に周方向に複数並べて設けるようにするなど、その形状は任意に設定することができる。
さらに、前記実施の形態においては、本体部34の軸方向の両端部に円錐台状部35a,35bとストッパ部36a,36bとを設け、これにより、マウントラバー31の天地違いを無くしてその装着作業を容易に行い得るようにしているが、これに限らず、車体パネル13に対向する側にのみ円錐台状部35aやストッパ部36aを設けるようにしてもよい。
さらに、締結装置としては、ボルト32とナット33とによるものに限らず、例えば、リベット等、他の締結装置を用いてもよい。
リヤワイパ装置を示す斜視図である。 図1に示すリヤワイパ装置の正面図である。 本発明の一実施の形態であるリヤワイパモータつまりブラケットの車体への取付構造の詳細を示す断面図である。 ブラケットの取付脚部に設けられる取付孔の詳細を示す斜視図である。 (a)は図3に示すマウントラバーの平面図、(b)は図3に示すマウントラバーの一部切り欠き側面図、(c)は図3に示すマウントラバーの斜視図である。 図3に示す取付構造のブラケットが傾斜したときの状態を示す断面図である。 図3に示す取付構造の変形例を示す断面図である。 図7に示す取付構造のブラケットが傾斜したときの状態を示す断面図である。
符号の説明
11 リヤワイパ装置
12 リヤワイパモータ(電動モータ)
13 車体パネル
14 ピボット軸
15 リヤワイパアーム
21 モータ本体
21a ヨーク
22 減速機
22a ケースフレーム
22b ボス部
23 ブラケット
23a 本体部
23b 取付脚部
23c 取付孔
23d 切り欠き部
31 マウントラバー
32 ボルト(第1の締結部材)
32a ヘッド部
33 ナット(第2の締結部材)
34 本体部
35a,35b 円錐台状部
36a,36b ストッパ部
37 ボルト挿通孔
38a,38b 座面
39a,39b 先端面
41 ワッシャ
42 溝部
43 円筒状カラー
51 装着片
D1,D2 直径

Claims (8)

  1. 電動モータに固定される板状のブラケットをマウントラバーを介して車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、
    前記マウントラバーは、
    前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、
    前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、
    前記本体部の外周に該本体部と一体に設けられ、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  2. 電動モータに固定される板状のブラケットと前記ブラケットに装着されるマウントラバーと前記マウントラバーを車体パネルに固定する締結装置とを有する電動モータの取付構造であって、
    前記マウントラバーは、
    前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、
    前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、
    前記本体部の外周に該本体部と一体に設けられ、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有し、
    前記締結装置は、
    前記本体部と前記円錐台状部とを貫通する第1の締結部材と、
    前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材とを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  3. 請求項2記載の電動モータの取付構造において、前記円錐台状部の前記車体パネルとの接触面の直径を、前記第2の締結部材の前記車体パネルとの接触面の直径と同一径にしたことを特徴とする電動モータの取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動モータの取付構造において、前記ストッパ部の前記本体部に対する軸方向への突出量を、前記円錐台状部の前記本体部に対する軸方向への突出量よりも小さくしたことを特徴とする電動モータの取付構造。
  5. 電動モータに固定される板状のブラケットをマウントラバーを介して車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、
    前記マウントラバーは、
    前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、
    前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、
    前記本体部の外周に装着され、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  6. 電動モータに固定される板状のブラケットと前記ブラケットに装着されるマウントラバーと前記マウントラバーを車体パネルに固定する締結装置とを有する電動モータの取付構造であって、
    前記マウントラバーは、
    前記ブラケットに保持される円筒状の本体部と、
    前記本体部の前記車体パネル側に向く軸方向端部に該本体部と一体に設けられ、該本体部から離れるほど小径になる円錐台状部と、
    前記本体部の外周に装着され、前記車体パネル側に向けて軸方向に突出するストッパ部とを有し、
    前記締結装置は、
    前記本体部と前記円錐台状部とを貫通する第1の締結部材と、
    前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材とを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  7. 請求項6記載の電動モータの取付構造において、前記円錐台状部の前記車体パネルとの接触面の直径を、前記第2の締結部材の前記車体パネルとの接触面の直径と同一径にしたことを特徴とする電動モータの取付構造。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の電動モータの取付構造において、前記ストッパ部の前記本体部に対する軸方向への突出量を、前記円錐台状部の前記本体部に対する軸方向への突出量よりも小さくしたことを特徴とする電動モータの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015093520A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 株式会社ミツバ フローティング部材、及びワイパ装置
JP2016222007A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社ミツバ 支持装置及びワイパ装置
JP2017067150A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社ミツバ 支持装置
JP7153462B2 (ja) 2017-07-31 2022-10-14 株式会社デンソーテン 駆動装置の取付構造

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