JP2008236982A - 電動モータの取付構造 - Google Patents

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Takayuki Fukuda
孝之 福田
Masakazu Kamei
正和 亀井
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Abstract

【課題】振動を効果的に抑制することができるとともに車体パネルへの取付剛性を高め得る電動モータの取付構造を提供することである。
【解決手段】リヤワイパモータに固定される板状のブラケット23にはゴム製のマウントラバー31が装着され、このマウントラバー31がボルト32とナット33とにより車体パネル13に固定されることで、ブラケット23は車体パネル13に取り付けられる。マウントラバー31は内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法Tが均一な円筒状に形成され、このマウントラバー31の車体パネル13の側に向く軸方向端面31bと車体パネル13との間には、マウントラバー31よりも小径のスペーサ34が配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造に関し、特に、ブラケットと車体パネルとの間にマウントラバーを装着するようにした取付構造に関する。
自動車等の車両に設けられるワイパ装置等の駆動源としては電動モータが用いられる。このような電動モータは、通常、ワイパ装置を構成する他の部材とともに板状のブラケットに固定され、このブラケットがボルトとナット等の締結装置により車体パネルに固定されることで当該車体に取り付けられる。
このような取付構造では、電動モータが作動すると、その振動がブラケットを介して車体パネルに伝達され、車室内に騒音等を生じるおそれがある。そのため、電動モータを車体パネルへ取り付ける際には、防振構造を設ける必要がある。
例えば、特許文献1には、ワイパモータが固定されるブラケット(ワイパフレーム)とこのブラケットを車体パネルに固定するためのボルトとの間にゴム製のマウントラバーを装着し、このマウントラバーによりワイパモータの振動を吸収するようにした取付構造が記載されている。この場合、マウントラバーの軸心にはボルト挿通孔が設けられ、このボルト挿通孔には金属製の円筒状カラーが装着され、このカラーに挿通されるボルトをナットで締結することによりマウントラバーは車体パネルに固定される。また、マウントラバーの外周には円環状の溝部が形成され、この溝部に填め込まれることによりブラケットはマウントラバーに保持される。一方、カラーの軸方向端部にはマウントラバーの外径よりも小径のフランジが一体形成され、このフランジはマウントラバーの軸方向端面と車体パネルとの間に配置される。これにより、マウントラバーの車体パネル側への支持面積が小さくなり、マウントラバーを介してワイパモータの振動が車体パネルへ伝達されることを抑制することができる。
特許第3430884号公報
しかしながら、特許文献1に示される取付構造では、マウントラバーのフランジよりも外周側にはみ出す部分はその外周側ほど軸方向の厚みが薄く形成され、マウントラバー全体では軸心を通る断面が楕円状に形成されているので、マウントラバーのブラケットを保持する部分の肉厚が薄くなり、このマウントラバーによるブラケットの支持剛性つまりワイパモータの取付剛性が確保できないという問題点があった。
本発明の他の目的は、振動を効果的に抑制することができるとともに車体パネルへの取付剛性を高め得る電動モータの取付構造を提供することにある。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、前記マウントラバーよりも小径の円環状に形成され、前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサとを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、前記マウントラバーよりも小径の円環状に形成され、前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサと、前記マウントラバーの軸心に設けられる挿通孔に挿通される第1の締結部材と、前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材と、前記マウントラバーの前記車体パネルとは反対側を向く軸方向端面と前記第1の締結部材との間に配置されるワッシャとを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記ワッシャと前記マウントラバーの前記車体パネルとは反対側を向く軸方向端面との間に前記マウントラバーよりも小径の円環状に形成された副スペーサを配置することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記マウントラバーを前記ワッシャよりも大径に形成することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記マウントラバーの外周に設けられ前記ブラケットが填め込まれる円環状の溝部の内径と前記スペーサの外径とを同一径に形成することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、前記マウントラバーよりも大径に形成される大径円環部と前記マウントラバーよりも小径に形成される小径円環部とが同軸かつ一体に設けられ、前記大径円環部をマウントラバー側に向けて前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサとを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、前記マウントラバーよりも大径に形成される大径円環部と前記マウントラバーよりも小径に形成される小径円環部とが同軸かつ一体に設けられ、前記大径円環部をマウントラバー側に向けて前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサと、前記マウントラバーの軸心に設けられる挿通孔に挿通される第1の締結部材と、前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材と、前記マウントラバーの前記車体パネルとは反対側を向く軸方向端面と前記第1の締結部材との間に配置されるワッシャとを有することを特徴とする。
本発明の電動モータの取付構造は、前記ワッシャを前記第1の締結部材の座面よりも大径に形成することを特徴とする。
本発明によれば、マウントラバーを内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成するとともに、このマウントラバーよりも小径のスペーサを当該マウントラバーの軸方向端面と車体パネルとの間に配置するようにしたので、マウントラバーの車体パネル側への支持面積を小さくしてマウントラバーを介して車体パネルへ伝達される振動を効果的に抑制するとともに、マウントラバーのブラケットを保持する部分の肉厚を確保して、この取付構造によるブラケットの支持剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、マウントラバーの車体パネルとは反対側を向く軸方向端面と第1の締結部材との間にワッシャを配置するとともに、このワッシャとマウントラバーとの間にマウントラバーよりも小径の副スペーサを配置するようにしたので、マウントラバーの第1の締結部材側への支持面積を小さくして、第1の締結部材を介して車体パネルへ伝達される振動を効果的に抑制することができる。
さらに、本発明によれば、スペーサや副スペーサを配置することにより、マウントラバーの車体パネル側や第1の締結部材側への支持面積を小さくするようにしているので、当該支持面積を変えずにマウントラバーをワッシャよりも大径に形成することができる。これにより、マウントラバーつまりこの取付構造の剛性をさらに高めることができる。
さらに、本発明によれば、スペーサの外径とマウントラバーのブラケットが填め込まれる溝部の内径とを同一径に形成するようにしたので、マウントラバーを介して伝達される振動を効果的に抑制するとともに取付剛性を確保することができる。
さらに、本発明によれば、マウントラバーよりも大径の大径円環部とマウントラバーよりも小径の小径円環部とを備えたスペーサをマウントラバーの軸方向端面と車体パネルとの間に配置するようにしたので、マウントラバーの軸方向端面全体をスペーサで支持してマウントラバーの剛性つまり取付剛性を高めるとともに、マウントラバーの車体パネル側への支持面積を小さくしてマウントラバーを介して車体パネルに伝達される振動を効果的に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はリヤワイパ装置を示す斜視図であり、図2は図1に示すリヤワイパ装置の正面図である。
図1に示すリヤワイパ装置11は車両のリヤガラス(不図示)を払拭するものであり、その駆動源として電動モータとしてのリヤワイパモータ12を備えている。リヤワイパモータ12は本発明の電動モータの取付構造により車両を構成する車体パネル13に取り付けられ、図2に示すピボット軸14を揺動駆動して、このピボット軸14に固定されるリヤワイパアーム15を払拭動作させる。
図1、図2に示すように、リヤワイパモータ12はモータ本体21と減速機22とを備えている。減速機22はそのケースフレーム22aにおいてモータ本体21のヨーク21aに固定され、これにより、リヤワイパモータ12はモータ本体21と減速機22とが1つのユニットとされた減速機付きモータとされている。
減速機22のケースフレーム22aにはボス部22bが設けられ、ピボット軸14はこのボス部22bに回動自在に支持されている。また、ケースフレーム22aの内部には図示しない減速機構とクランク機構とが収容され、モータ本体21の出力は減速機構により所定の回転数にまで減速されるとともにクランク機構により揺動運動に変換されてピボット軸14に伝達される。
なお、モータ本体21としては例えばブラシ付き直流モータが用いられ、減速機構としては例えばウォームギア機構が用いられるが、モータ本体21として例えばブラシレスモータ等の他種の電動モータを用い、減速機構として例えば減速歯車列等の他種の減速機構を用いるようにしてもよい。
リヤワイパ装置11は、リヤワイパモータ12を車体パネル13に取り付けるためのブラケット23を備えている。このブラケット23は鋼板等の板材をプレス加工して板状に形成され、その本体部23aにおいて図示しない締結部材によりケースフレーム22aに固定される。また、ブラケット23には本体部23aに対して折り曲げて形成された3つの取付脚部23bが一体に設けられ、これらの取付脚部23bはそれぞれその先端においてマウントラバー(グロメット)31を介して締結装置つまり第1の締結部材としてのボルト32と第2の締結部材としてのナット33とにより車体パネル13に固定されるようになっている。
このように、ブラケット23とボルト32との間にマウントラバー31を装着し、ブラケット23をマウントラバー31を介して車体パネル13に取り付けるようにしたので、リヤワイパモータ12が作動時に生じる振動をマウントラバー31により吸収させることできる。これにより、リヤワイパ装置11の作動時にリヤワイパモータ12の振動が車体パネル13に伝達されることを抑制して、車室内の振動や騒音を低減することができる。
図3は本発明の一実施の形態であるリヤワイパモータつまりブラケットの車体への取付構造の詳細を示す断面図であり、図4はブラケットの取付脚部に設けられる取付孔の詳細を示す斜視図であり、図5は図3に示す取付構造の分解斜視図である。
図3、図4に示すように、ブラケット23の各取付脚部23bの先端には、それぞれ円形の取付孔23cが設けられ、マウントラバー31はそれぞれの取付孔23cに装着される。なお、各取付脚部23bにおけるブラケット23の車体パネル13への取付構造は、基本的には同一である。
マウントラバー31はゴム材料により軸心にボルト挿通孔31aを備えた円筒状に形成されており、また、図3に示すように、その軸方向の厚み寸法Tは内周部から外周部にかけて均一に形成されている。つまり、このマウントラバー31の両軸方向端面31b,31cは当該軸方向に垂直な平面状に形成され、当該軸方向端面31b,31cの外周に連なる円筒状の側面31dは当該軸方向端面31b,31cに直交している。そして、図3に示すように、マウントラバー31は車体パネル13の側の軸方向端面31bを車体パネル13の側に向けて当該車体パネル13に配置される。
また、図3、図5に示すように、マウントラバーの車体パネル13の側に向く軸方向端面31bと車体パネル13との間にはスペーサ34が配置される。このスペーサ34は、鋼板等の板材や樹脂材料等により、軸心にボルト挿通孔34aを備えた円環状且つ板状に形成され、その外径つまり最外側の径方向寸法Dはマウントラバー31の外径よりも小径とされるとともにナット33の座面と略同一径とされている。
マウントラバー31の軸方向端面31bと車体パネル13との間にスペーサ34が配置された状態で、ボルト32がマウントラバー31とスペーサ34とを貫通するようにボルト挿通孔31a,34aに挿通され、このボルト32は車体パネル13を挟んでマウントラバー31に対向して配置されるナット33にねじ結合により締結される。これにより、マウントラバー31は車体パネル13との間にスペーサ34を挟み込んだ状態でボルト32とナット33とにより車体パネル13に固定される。
このような構成により、マウントラバー31はナット33と略同一径に形成されたスペーサ34の範囲つまりボルト32とナット33による締結力が加えられる部分においてのみ車体パネル13に支持されることになる。これにより、マウントラバー31の車体パネル13の側への支持面積をスペーサ34が設けられない場合よりも小さくして、マウントラバー31を介して車体パネル13へ伝達される振動を効果的に抑制することができる。
また、スペーサ34をナット33の座面と同一径に形成するようにしたので、マウントラバー31のボルト32とナット33とによる締結力が加えられない部分つまりマウントラバー31のスペーサ34よりも外周側にはみ出した部分を車体パネル13から離れた状態として、当該部分を介してリヤワイパモータ12からの振動が車体パネル13に伝達されることを防止することができる。つまり、マウントラバー31のスペーサ34よりも外周側にはみ出した部分はリヤワイパモータ12の作動時に振動しやすい部分であるが、この部分を車体パネル13から離間させることにより、当該部分からリヤワイパモータ12の振動が車体パネル13に伝達されることを防止して、この取付構造の防振性を高めることができる。
ボルト32のヘッド部32aとマウントラバー31の車体パネル13とは反対側に向く軸方向端面31cとの間にはワッシャ35が配置される。このワッシャ35はボルト32のヘッド部32aの座面やマウントラバー31よりも大径に形成され、マウントラバー31の軸方向端面31cはその全面でワッシャ35に当接し、当該ワッシャ35を介してボルト32とナット33とによる締結力が加えられるようになっている。
マウントラバー31の外周には、その側面31dの軸方向中間部に開口する円環状の溝部36が形成され、マウントラバー31はこの溝部36にブラケット23の取付孔23cの周辺部分が填め込まれるように当該ブラケット23の取付孔23cに装着される。つまり、マウントラバー31はこの溝部36においてブラケット23に保持されるようになっている。この溝部36の内径つまりマウントラバー31の軸心を中心とした溝部36の底部までの径方向寸法はスペーサ34の径方向寸法Dと同一径に形成されている。
なお、図4に示すように、ブラケット23には取付孔23cの一部を開放する切り欠き部23dが設けられ、マウントラバー31は径方向に弾性変形した状態でこの切り欠き部23dから押し込まれて取付孔23cに装着される。また、マウントラバー31が取付孔23cに装着されると、図3に示すように、そのボルト挿通孔31aに金属製の円筒状カラー37が装着され、ボルト32はこのカラー37が装着された後にボルト挿通孔31aに挿通される。これにより、ボルト32が直接マウントラバー31の内面に接触することを防止して、ボルト挿通孔31aの内面の摩耗等が防止される。
図6は図3に示す取付構造のブラケットが傾斜したときの状態を示す断面図である。
リヤワイパモータ12に固定されるブラケット23に外力等が加えられると、図6に示すように、マウントラバー31が弾性変形して、ブラケット23が傾斜することになる。特に、マウントラバー31の軸方向の厚み寸法Tを内周部よりも外周部の方を小さくする等してマウントラバー31の車体パネル13側への支持面積を小さくし、マウントラバー31を介しての車体パネル13への振動伝達を抑制するようにした従来の取付構造では、マウントラバー31のブラケット23を保持する部分の肉厚が薄くなってブラケット23の傾斜に対するマウントラバー31の剛性が低くなる。
これに対して、本発明の取付構造では、マウントラバー31の軸方向の厚み寸法Tを内周部から外周部にかけて均一に形成するとともに、マウントラバー31の軸方向端面31bと車体パネル13との間にマウントラバー31よりも小径のスペーサ34を配置して当該マウントラバー31の車体パネル13の側への支持面積を小さくするようにしたので、マウントラバー31の車体パネル13の側への支持面積を小さくしても、マウントラバー31のブラケット23を支持する外周部を十分な肉厚に形成することができる。したがって、図6に示すように、ブラケット23が外力等により所定の角度傾斜したときでも、マウントラバー31の外周部においてブラケット23を確実に支持して、このマウントラバー31つまりはリヤワイパモータ12の車体パネル13への取付剛性を高めることができる。
このように、本発明の取付構造では、マウントラバー31の軸方向の厚み寸法Tを内周部から外周部にかけて均一に形成するとともに、このマウントラバー31よりも小径のスペーサ34を当該マウントラバー31の軸方向端面31bと車体パネル13との間に配置するようにしたので、マウントラバー31の車体パネル13側への支持面積を小さくしてマウントラバー31を介して車体パネル13へ伝達される振動を効果的に抑制するとともに、マウントラバー31のブラケット23を保持する部分の肉厚を十分に確保して、この取付構造によるブラケット23の支持剛性を高めることができる。
また、本発明の取付構造では、スペーサ34の径方向寸法Dとマウントラバー31のブラケット23が填め込まれる溝部36の内径とを同一径に形成するようにしたので、マウントラバー31を介して車体パネル13に伝達される振動を効果的に抑制するとともに取付剛性を確保することができる。
図7は図3に示す取付構造の変形例であってマウントラバーとワッシャとの間に副スペーサを配置した場合を示す断面図である。
図3に示す取付構造では、マウントラバー31の車体パネル13の側に向く軸方向端面31bと車体パネル13との間にのみスペーサ34を配置するようにしているが、図7に示す場合には、マウントラバー31の車体パネル13とは反対側を向く軸方向端面31cとワッシャ35との間に副スペーサ41を配置するようにしている。この副スペーサ41もスペーサ34と同様にマウントラバー31の外径よりも小径の円環状に形成されている。これにより、マウントラバー31のボルト32の側への支持面積を小さくして、ボルト32を介して車体パネル13へ伝達されるリヤワイパモータ12の振動を効果的に抑制することができる。
図8は図3に示す取付構造の変形例であってマウントラバーをワッシャよりも大径に形成した場合を示す断面図である。
図3に示す取付構造では、マウントラバー31はボルト32のヘッド部32aとの間に配置されるワッシャ35よりも小径に形成されているが、図8に示す場合には、マウントラバー31を当該ワッシャ35よりも大径に形成するようにしている。つまり、この取付構造では、マウントラバー31と車体パネル13との間にスペーサ34を配置することにより、マウントラバー31の車体パネル13の側への支持面積を小さくするようにしているので、当該支持面積を変えずにマウントラバー31をワッシャ35よりも大径に形成することができる。これにより、マウントラバー31のブラケット23を支持する部分を径方向に拡大して、防振性を低下することなく、マウントラバー31つまりこの取付構造の剛性をさらに高めることができる。
図9は図3に示す取付構造の変形例であってスペーサを2段形状に形成した場合を示す断面図である。
図3に示す取付構造では、マウントラバー31よりも小径の円板状に形成されたスペーサ34をマウントラバー31と車体パネル13との間に配置するようにしているが、図9に示す場合には、その外径が2段階に相違するスペーサ42をマウントラバー31と車体パネル13との間に配置するようにしている。
このスペーサ42は、その外径つまり径方向寸法がマウントラバー31の外径よりも大径に形成される大径円環部42aと、その外径つまり径方向寸法がマウントラバー31の外径よりも小径であってナット33の座面と略同一径に形成される小径円環部42bとを備え、これらが互いに同軸となって軸方向に並べて一体に形成された構造となっている。そして、このスペーサ42は、大径円環部42aをマウントラバー31の軸方向端面31bの側に向けるとともに小径円環部42bを車体パネル13の側に向けて当該軸方向端面31bと車体パネル13との間に配置される。
このようなスペーサ42を用いることにより、大径円環部42aによりマウントラバー31の軸方向端面31bの全体をスペーサ42で支持してマウントラバー31の剛性つまり取付剛性を高めるとともに、マウントラバー31を小径円環部42bにより車体パネル13の側へ支持することによりその支持面積を小さくして、マウントラバー31を介して車体パネル13に伝達されるリヤワイパモータ12の振動を効果的に抑制することができる。
なお、図7〜図9においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態おいては、車両のリヤワイパ装置11の駆動源として用いられるリヤワイパモータ12の取付構造に本発明を適用しているが、これに限らず、例えば、フロントワイパ装置の駆動源として用いられるフロントワイパモータや、パワーウインド装置の駆動源として用いられるパワーウインドモータなど、他の電動モータの取付構造に本発明を適用してもよい。
また、前記実施の形態においては、電動モータはモータ本体21に減速機22が取り付けられた減速機付きモータとされているが、これに限らず、減速機22を持たない電動モータに本発明を適用してもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ワッシャ35はボルト32と別体に形成されているが、これに限らず、ボルト32のヘッド部32aと一体に形成されていてもよい。
さらに、締結装置としては、ボルト32とナット33とによるものに限らず、例えば、リベット等、他の締結装置を用いてもよい。
リヤワイパ装置を示す斜視図である。 図1に示すリヤワイパ装置の正面図である。 本発明の一実施の形態であるリヤワイパモータつまりブラケットの車体への取付構造の詳細を示す断面図である。 ブラケットの取付脚部に設けられる取付孔の詳細を示す斜視図である。 図3に示す取付構造の分解斜視図である。 図3に示す取付構造のブラケットが傾斜したときの状態を示す断面図である。 図3に示す取付構造の変形例であってマウントラバーとワッシャとの間に副スペーサを配置した場合を示す断面図である。 図3に示す取付構造の変形例であってマウントラバーをワッシャよりも大径に形成した場合を示す断面図である。 図3に示す取付構造の変形例であってスペーサを2段形状に形成した場合を示す断面図である。
符号の説明
11 リヤワイパ装置
12 リヤワイパモータ(電動モータ)
13 車体パネル
14 ピボット軸
15 リヤワイパアーム
21 モータ本体
21a ヨーク
22 減速機
22a ケースフレーム
22b ボス部
23 ブラケット
23a 本体部
23b 取付脚部
23c 取付孔
23d 切り欠き部
31 マウントラバー
31a ボルト挿通孔
31b,31c 軸方向端面
31d 側面
32 ボルト(第1の締結部材)
32a ヘッド部
33 ナット(第2の締結部材)
34 スペーサ
34a ボルト挿通孔
35 ワッシャ
36 溝部
37 円筒状カラー
41 副スペーサ
42 スペーサ
42a 大径円環部
42b 小径環状部
T 厚み寸法
D 径方向寸法

Claims (8)

  1. 電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、
    内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、
    前記マウントラバーよりも小径の円環状に形成され、前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサとを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  2. 電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、
    内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、
    前記マウントラバーよりも小径の円環状に形成され、前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサと、
    前記マウントラバーの軸心に設けられる挿通孔に挿通される第1の締結部材と、
    前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材と、
    前記マウントラバーの前記車体パネルとは反対側を向く軸方向端面と前記第1の締結部材との間に配置されるワッシャとを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  3. 請求項2記載の電動モータの取付構造において、前記ワッシャと前記マウントラバーの前記車体パネルとは反対側を向く軸方向端面との間に前記マウントラバーよりも小径の円環状に形成された副スペーサを配置することを特徴とする電動モータの取付構造。
  4. 請求項2または3記載の電動モータの取付構造において、前記マウントラバーを前記ワッシャよりも大径に形成することを特徴とする電動モータの取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動モータの取付構造であって、前記マウントラバーの外周に設けられ前記ブラケットが填め込まれる円環状の溝部の内径と前記スペーサの外径とを同一径に形成することを特徴とする電動モータの取付構造。
  6. 電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、
    内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、
    前記マウントラバーよりも大径に形成される大径円環部と前記マウントラバーよりも小径に形成される小径円環部とが同軸かつ一体に設けられ、前記大径円環部をマウントラバー側に向けて前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサとを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  7. 電動モータに固定される板状のブラケットを車体パネルに取り付ける電動モータの取付構造であって、
    内周部から外周部にかけて軸方向の厚み寸法が均一な円筒状に形成され、前記ブラケットと前記車体パネルとの間に装着されるマウントラバーと、
    前記マウントラバーよりも大径に形成される大径円環部と前記マウントラバーよりも小径に形成される小径円環部とが同軸かつ一体に設けられ、前記大径円環部をマウントラバー側に向けて前記マウントラバーの前記車体パネル側に向く軸方向端面と該車体パネルとの間に配置されるスペーサと、
    前記マウントラバーの軸心に設けられる挿通孔に挿通される第1の締結部材と、
    前記車体パネルを挟んで前記マウントラバーに対向して配置され、前記第1の締結部材に締結される第2の締結部材と、
    前記マウントラバーの前記車体パネルとは反対側を向く軸方向端面と前記第1の締結部材との間に配置されるワッシャとを有することを特徴とする電動モータの取付構造。
  8. 請求項2〜5および7のいずれか1項に記載の電動モータの取付構造において、前記ワッシャを前記第1の締結部材の座面よりも大径に形成することを特徴とする電動モータの取付構造。
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