JP2015093520A - フローティング部材、及びワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】更なる制振性能の向上を図ることができるフローティング部材、及びワイパ装置を提供する。
【解決手段】車体に設けられた支持ピン74と、ワイパモータ40に設けられるとともに、支持ピン74を収容する収容部と、の間に設けられ、車体に対してワイパモータ40を弾性支持する第3フローティング部材86において、支持ピン74に装着される装着筒部91と、装着筒部91から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部92と、車体及びワイパモータ40のうち、少なくとも何れか一方の部材側に向けて突出し、一方の部材を支持する支持突起93,95と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、フローティング部材、及びワイパ装置に関するものである。
車体のガラス面等を払拭するために用いられるワイパ装置として、ワイパモータと、ワイパモータの回転力を伝達するリンク機構と、一端にリンク機構が接続され、他端にワイパアームが固定されるピボット軸と、ピボット軸を回動自在に支持するピボットホルダと、を備えた構成が知られている。
ここで、車体にワイパ装置を固定するにあたって、さまざまな技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、ワイパモータに支持ピンを突設する一方、車体に支持ピンを受け入れる収容部を形成した技術が開示されている。また、支持ピンは、弾性変形可能なフローティング部材を介して収容部内に支持されており、ワイパモータで発生する振動が車体側に伝達されるのを抑制するようになっている。
特開2000−289576号公報
ところが、上述した従来のフローティング部材にあっては、更なる制振性能の向上を図る点で改善の余地があった。すなわち、従来のフローティング部材は、支持ピンの外周面及び収容部の内周面の全体に亘ってフローティング部材が接触しているため、フローティング部材で吸収しきれなかった振動が車体側に伝わり易いという課題がある。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、更なる制振性能の向上を図ることができるフローティング部材、及びワイパ装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るフローティング部材は、車体及び電装品のうち、何れか一方に設けられた支持ピンと、他方に設けられるとともに、前記支持ピンを収容する収容部と、の間に設けられ、前記車体に対して前記電装品を弾性支持するフローティング部材において、前記支持ピンに装着される装着筒部と、前記装着筒部から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部と、前記車体及び前記電装品のうち、少なくとも何れか一方の部材側に向けて突出し、前記一方の部材を支持する支持突起と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、フローティング部材が、車体及び電装品のうち、少なくとも何れか一方の部材に支持突起を介して当接することになる。そのため、従来のようにフローティング部材が支持ピンの外周面や収容部の内周面全体に亘って接触する構成に比べて、フローティング部材と、支持ピンの外周面や収容部の内周面と、の接触面積を低下させることができる。これにより、電装品で発生した振動が、フローティング部材を介して車体側に伝わるのを抑制し、更なる制振性能の向上を図ることができる。
また、本発明に係るフローティング部材において、前記支持突起は、前記外フランジ部から軸方向の外側に向けて突設されるとともに、前記支持ピンの基端部が固定されるベース部に当接する第1支持突起を備えていてもよい。
この構成によれば、ベース部に当接する第1支持突起が外フランジ部に形成されているため、外フランジ部全体をベース部に接触させる構成に比べて、フローティング部材とベース部との接触面積を低下させることができる。これにより、電装品で発生した振動が、フローティング部材を介して車体側に伝わるのを抑制できる。
また、本発明に係るフローティング部材において、前記支持突起は、前記装着筒部から径方向の内側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第2支持突起を備えていてもよい。
この構成によれば、装着筒部に径方向の内側に向けて突出する第2支持突起を形成することで、装着筒部の内周面全体を支持ピンの外周面に接触させる構成に比べて、フローティング部材と支持ピンとの接触面積を低下させることができる。これにより、電装品で発生した振動が、フローティング部材を介して車体側に伝わるのを抑制できる。
また、本発明に係るフローティング部材において、前記支持突起は、前記装着筒部から径方向の外側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第3支持突起を備えていてもよい。
この構成によれば、装着筒部に径方向の外側に向けて突出する第3支持突起を形成することで、装着筒部の外周面全体を収容部の内周面に接触させる構成に比べて、フローティング部材と収容部との接触面積を低下させることができる。これにより、電装品で発生した振動が、フローティング部材を介して車体側に伝わるのを抑制できる。
また、本発明に係るフローティング部材において、前記支持突起は、前記装着筒部から径方向の内側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第2支持突起と、前記装着筒部から径方向の外側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第3支持突起と、を備え、前記第2支持突起及び前記第3支持突起のうち、少なくとも一部同士は、前記装着筒部の周方向に沿う同位置に配設されていてもよい。
この構成によれば、周方向の同位置に配置された第2支持突起及び第3支持突起同士の変形を抑制し、装着筒部自体が支持ピンの外周面や収容部の内周面に接触するのを抑制できる。
また、本発明に係るフローティング部材において、前記外フランジ部は、軸方向の外側に向かうに従い、内径が漸次拡大する傾斜部を備えていてもよい。
この構成によれば、外フランジ部が、軸方向の外側に向かうに従い、内径が漸次拡大する傾斜部を備えているため、外フランジ部の内周面と支持ピンとの接触面積を低下させることができる。
また、本発明に係るワイパ装置は、前記車体のガラス面を払拭するワイパブレードを駆動させるための前記電装品と、前記電装品に取り付けられるとともに、前記車体に対して前記電装品を弾性支持する上記本発明のフローティング部材と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、上記本発明のフローティング部材を備えているため、制振性能に優れた信頼性の高いワイパ装置を提供できる。
本発明によれば、更なる制振性能の向上を図ることができる。
車体にワイパ装置を取り付けた状態を示す説明図である。 ワイパ装置の斜視図である。 第1フローティング部材(第2フローティング部材)の断面図である。 第3ブラケットと係合部との係合状態を示す拡大斜視図である。 係合部の拡大斜視図である。 第3フローティング部材の斜視図である。 図6のA矢視図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 図7のC−C線に沿う断面図である。 本実施形態のワイパモータの他の構成を示す斜視図である。
<車両>
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、車体1にワイパ装置5を取り付けた状態を示す説明図である。以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。
図1に示すように、車両100には、フロントガラス2における運転席側のガラス面を払拭すべく、運転席側に配置された第1ワイパブレード(ワイパブレード)3aと、フロントガラス2における助手席側のガラス面を払拭すべく、助手席側に配置された第2ワイパブレード(ワイパブレード)3bと、が設けられている。本実施形態の車両100は、右ハンドル車とし、進行方向を向いて右側を運転席側と称する一方、左側を助手席側と称して説明する場合がある。なお、車両100は、右ハンドル車に限られるものではなく、左ハンドル車であってもよい。左ハンドル車の場合、進行方向を向いて左側が運転席側となる一方、右側が助手席側となる。
フロントガラス2は、全体が前方に僅かに膨出するように湾曲形成されており、上縁2a及び下縁2bもそれぞれ僅かに弧状となるように形成されている。
第1ワイパブレード3aは、運転席側に配置されている第1ワイパアーム4aの先端に取り付けられている。そして、第1ワイパブレード3aは、第1ワイパアーム4aに内装されている不図示のスプリングにより、フロントガラス2側に向かって付勢されている。
一方、第2ワイパブレード3bは、助手席側に配置されている第2ワイパアーム4bの先端に取り付けられている。そして、第2ワイパブレード3bは、第2ワイパアーム4bに内装されている不図示のスプリングにより、フロントガラス2側に向かって付勢されている。
車両100の車体1(例えば、ダッシュパネル70)には、車幅方向における運転席側に第1ブラケット71が設けられている一方、中央部に第2ブラケット72が設けられている。また、車体1には、車幅方向における第1ブラケット71と第2ブラケット72との間であって、第2ブラケット72寄りに位置する部分に、第3ブラケット73が設けられている。これら3つのブラケット71,72,73を介し、車体1にワイパ装置5が取り付けられている。
ワイパ装置5は、各ワイパアーム4a,4bを駆動して払拭動作を行わせるためのものであって、その払拭パターンは、いわゆるタンデム式になっている。すなわち、フロントガラス2の下方において、車幅方向に沿う運転席側端部に第1ピボット軸6aが配置されているとともに、中央部に第2ピボット軸6bが配置されている。そして、各ワイパアーム4a,4bはワイパ装置5により駆動されて上反転位置と下反転位置との間で同一方向に揺動してフロントガラス2を払拭する。
<ワイパ装置>
図2は、ワイパ装置5の斜視図である。
図2に示すように、ワイパ装置5は、上述した第1ピボット軸6a及び第2ピボット軸6bを有する装置本体105を備えている。
(装置本体)
装置本体105の第1ピボット軸6aは、第1ピボットホルダ7に回転自在に支持されており、その先端部に第1ワイパアーム4aの基端部が取り付けられている。一方、第2ピボット軸6bは、第2ピボットホルダ8に回転自在に支持されており、その先端部に第2ワイパアーム4bの基端部が取り付けられている。
第1ピボットホルダ7は、アルミダイキャスト等により形成されたものであって、第1ピボット軸6aの基端部が挿通される筒状の第1ホルダ本体9を有している。第1ホルダ本体9の内部には、不図示のすべり軸受が嵌合固定されている。このすべり軸受を介し、第1ホルダ本体9に第1ピボット軸6aが回転自在に支持されている。
第1ピボット軸6aは、軸方向に沿う中央部から先端部に至る半分が第1ホルダ本体9から突出した状態になっており、この突出した部位に、第1ワイパアーム4aの基端部が取り付けられる。一方、第1ピボット軸6aの基端は、第1ホルダ本体9の基端部から突出しており、この突出した部位に、後述する第1レバー31が取り付けられている。
また、第1ホルダ本体9には、第1取付ステー11が車幅方向に沿う運転席側に向かって延設されている。第1取付ステー11は、車体1側の上述した第1ブラケット71(図1参照)に、第1フローティング部材14を介して弾性支持されている。
図3は、第1フローティング部材14の断面図である。
図3に示すように、第1フローティング部材14は、筒部15と、筒部15の軸方向における両端部から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部16と、筒部15に内装されたカラー17と、を備えている。なお、筒部15及び外フランジ部16はゴム等の弾性変形可能な材料により一体に形成され、カラー17は筒部15にインサート成形等により形成されている。
筒部15は、軸方向から見た平面視が円形状とされ、第1取付ステー11の先端部に形成された図示しない収容部内に収容されている。
各外フランジ部16は、第1取付ステー11を挟持するように配置されている。また、各外フランジ部16の外周面には、軸方向の内側から外側に向かうに従い外フランジ部16の外径が漸次縮小する傾斜面16aが形成されている。
そして、筒部15内には不図示のボルト等が挿通され、これらボルト等を用いて第1フローティング部材14が第1ブラケット71に固定されている。
このように、車体1(第1ブラケット71)に、第1フローティング部材14を介して第1取付ステー11が弾性支持されているので、ワイパ装置5の振動が第1取付ステー11を介して車体1に伝わってしまうのを抑制できる。特に、本実施形態の第1フローティング部材14は、外フランジ部16に傾斜面16aが形成されているため、外フランジ部16のうち、軸方向における外側端面は内側端面に比べて面積が小さくなる。したがって、第1取付ステー11やボルト等と、外フランジ部16の軸方向における外側端面と、の接触面積を低減して、外フランジ部16の軸方向における外側端面を介して車体1に伝わる振動を効果的に抑制できる。
さらに、図2に示すように、第1ホルダ本体9には、車幅方向における助手席側、つまり第2ピボットホルダ8側に向かって円柱状の第1パイプ取付部19が延設されている。この第1パイプ取付部19には、パイプフレーム20における車幅方向に沿う運転席側端部が外嵌固定されている。
パイプフレーム20は、第1ピボットホルダ7と第2ピボットホルダ8とを連結するためのものであって、車幅方向に沿って延びる円筒状に形成されている。パイプフレーム20における運転席側端部には、カシメ部20aが形成されている。このカシメ部20aは、第1ピボットホルダ7の第1パイプ取付部19にパイプフレーム20の運転席側端部を外嵌した後、この運転席側端部をカシメることにより形成される。このように構成することで、第1ピボットホルダ7の第1パイプ取付部19に、パイプフレーム20の運転席側端部が確実に外嵌固定される。
また、パイプフレーム20の助手席側端部は、第2ピボットホルダ8の後述する第2パイプ取付部22に外嵌固定されている。具体的に、パイプフレーム20の助手席側端部には、カシメ部20bが形成され、このカシメ部20bは、第2ピボットホルダ8の第2パイプ取付部22にパイプフレーム20の助手席側端部を外嵌した後、この助手席側端部をカシメることにより形成される。このように構成することで、第2ピボットホルダ8の第2パイプ取付部22に、パイプフレーム20の他端が確実に外嵌固定される。
第2ピボットホルダ8は、アルミダイキャスト等により形成されたものであって、第2ピボット軸6bの基端部が挿通される筒状の第2ホルダ本体21を有している。第2ホルダ本体21には、車幅方向における運転席側(第1ピボットホルダ7側)に向けて第2パイプ取付部22が突出している。
また、第2ホルダ本体21の内部には、不図示のすべり軸受が嵌合固定されており、このすべり軸受を介して、第2ホルダ本体21に第2ピボット軸6bが回転自在に支持されている。
第2ピボット軸6bは、軸方向に沿う中央部から先端部に至る半分が第2ホルダ本体21から突出した状態になっており、この突出した部位に、第2ワイパアーム4bの基端部が取り付けられる。一方、第2ピボット軸6bの基端部は、第2ホルダ本体21の基端部から突出しており、この突出した部位に、後述する第2レバー32が取り付けられている。
また、第2ホルダ本体21には、第2取付ステー24が車幅方向に沿う助手席側に向かって延在している。第2取付ステー24は、車体1側の上述した第2ブラケット72に、第2フローティング部材26を介して弾性支持されている。なお、第2フローティング部材26は、上述した第1フローティング部材14とほぼ同様の構成からなるため、その説明を省略する。そして、第2フローティング部材26は、筒部15が第2取付ステー24の図示しない収容部内に装着されるとともに、不図示のボルト等を用いて第2ブラケット72(図1参照)に固定されている。
ここで、第1ピボット軸6aの基端部には、板状の第1レバー31の一端部が固定されている。一方、第2ピボット軸6bの基端部には、板状の第2レバー32の一端部が固定されている。
第1レバー31は、第1ピボット軸6aの径方向に沿って延在しており、第1ピボット軸6aと一体となって回動するようになっている。一方、第2レバー32は、第2ピボット軸6bの径方向に沿って延在しており、第2ピボット軸6bと一体となって回動するようになっている。
第1レバー31の他端部及び第2レバー32の他端部には、それぞれ連結ロッド33の両端部が、ボールジョイント34a,34bを介して回動自在に連結されている。すなわち、第1レバー31及び第2レバー32は、連結ロッド33により連結されている。そして、各レバー31,32と一体となって回動する第1ピボット軸6aと第2ピボット軸6bとが、同期して動作するようになっている。
(ワイパモータ)
上述したパイプフレーム20には、モータブラケット41が取り付けられている。モータブラケット41は、例えばアルミダイキャスト等により形成されたものであって、パイプフレーム20を把持する第1把持片41a及び第2把持片41bを備えている。これら把持片41a,41bが、ボルト39によってパイプフレーム20に締結固定されている。なお、モータブラケット41は、アルミダイキャストに限られるものではなく、例えば樹脂や鋳鉄等により形成することも可能である。
モータブラケット41を構成する2つの把持片41a,41bのうち、第1把持片41aには、ワイパモータ(電装品)40が設けられている。ワイパモータ40は、各ピボット軸6a,6bを駆動する駆動源となるものであって、電動モータ42と、この電動モータ42に連結されている減速機構43と、を備えている。本実施形態において、減速機構43のケース43aと、上述した第1把持片41aと、は一体成形されている。
電動モータ42は、バッテリ等の外部電源に制御装置(何れも不図示)を介して接続されている。そして、車室内に設けられる不図示のワイパスイッチが操作されると、その操作信号に応じて制御装置から電動モータ42に駆動電流が供給され、電動モータ42が作動するようになっている。電動モータ42の出力は、減速機構43の出力軸44に伝達される。なお、電動モータ42としては、例えばブラシ付き直流モータが用いられる。また、制御装置としては、例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリ等を備えたマイクロコンピュータが用いられる。
減速機構43の出力軸44には、出力アーム45の一端部が取り付けられている。出力アーム45は、金属等からなる板材がクランク状に屈曲されて構成されている。出力アーム45の一端部には、出力軸44を挿入可能な挿入孔(不図示)が形成されている。
一方、出力軸44の他端部には不図示の雄ネジ部が刻設されており、出力アーム45の一端部が挿入された上からナット46が螺入されるようになっている。これにより、出力アーム45とナット46とが一体となって回転する。
また、出力アーム45の他端には、駆動ロッド47の一端部がボールジョイント48を介して回動自在に連結されている。さらに、駆動ロッド47の他端部は、上述した第1レバー31の他端部に、ボールジョイント49を介して回転自在に連結されている。
そして、上述した第1レバー31、第2レバー32、連結ロッド33、出力アーム45、及び駆動ロッド47は、ワイパモータ40の回転力を伝達するリンク機構60を構成している。
図4は第3ブラケット73と係合部81との係合状態を示す拡大斜視図である。
図2、図4に示すように、上述した第3ブラケット73は、金属板にプレス加工を施すことにより、断面ハット状に形成されたものである。具体的に、第3ブラケット73は、車体1に当接する一対のフランジ部73aと、これら一対のフランジ部73aの互いに対向する内側縁から前方に向けて各別に立ち上がる一対の側壁73bと、これら一対の側壁73b間に跨る取付壁(ベース部)73cと、が一体成形されたものである。そして、一対のフランジ部73aが車体1のダッシュパネル70に溶接等により固定されるようになっている。
図4に示すように、取付壁73cのうち、車幅方向に沿う中央部には不図示の貫通孔が形成されており、この貫通孔内に支持ピン74が挿通されている。支持ピン74は、ピン本体74aと、ピン本体74aの基端部に一体成形された頭部74bと、を備えている。そして、支持ピン74は、取付壁73cの貫通孔内に、車体1側からワイパ装置5側(後方から前方)に向かって挿通されている。これにより、支持ピン74のピン本体74aが、取付壁73cからワイパ装置5側に向かって突出した状態になっている。
なお、第3ブラケット73と支持ピン74との固定は、第3ブラケット73と支持ピン74の頭部74bとを溶接により固定してもよく、第3ブラケット73の貫通孔に支持ピン74を圧入して固定してもよい。
図5は係合部81の拡大斜視図である。
一方、図4、図5に示すように、上述した減速機構43のケース43aには、上述した第3ブラケット73に、支持ピン74と後述する第3フローティング部材86とを介して係合可能な係合部81が一体成形されている。
係合部81は、ワイパ装置5のケース43aから第3ブラケット73側(後方)に向かって突出する突壁82と、突壁82の後端部に連設された係合壁83と、を備えている。
突壁82は、後方から見た正面視がL字状とされ、上下方向に沿って延びる側壁82aと、側壁82aの下端縁から助手席側に向けて延びる下壁82bと、を備えている。そして、これら側壁82a及び下壁82bの後端縁に、係合壁83の側端縁及び下端縁が連設されている。したがって、ケース43aと係合壁83との間は、上方及び助手席側に向けて開放されている。
係合壁83は、後方から見た正面視がC字状とされ、助手席側に向けて開放された開口部84aを有する切欠き溝84が形成されている。切欠き溝84は、係合壁83が車幅方向に沿って切り欠かれたものであり、係合壁83における助手席側の側端縁に開口部84aが形成されている。開口部84aは、開口縁(助手席側)に向かって末広がりとなるように形成されている。すなわち、切欠き溝84は、開口部84aの開口幅が一旦狭くなった後、再び開口幅が大きくなるように形成されている。そして、切欠き溝84のうち、開口幅が大きくなっている箇所は、円形状に形成されており、支持ピン74が収容される収容部85として機能している。
このように形成された係合壁83の収容部85内には、ゴム等の弾性変形可能な材料からなる第3フローティング部材(フローティング部材)86が装着されている。
(第3フローティング部材)
図6は第3フローティング部材86の斜視図である。また、図7は図6のA矢視図であり、図8は図6のB−B線に沿う断面図である。図9は、図7のC−C線に沿う断面図である。
図4〜9に示すように、第3フローティング部材86は、装着筒部91と、装着筒部91の軸方向に沿う両端部から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部92と、車体1(第3ブラケット73や支持ピン74)側及びワイパモータ40(係合壁83)側に向けて各別に突出し、これら車体1及びワイパモータ40を弾性支持する複数の支持突起93〜95と、を有している。
装着筒部91は、上述した開口部84aを通して切欠き溝84の収容部85内に嵌合されている。したがって、収容部85の内周面は、第3フローティング部材86により被覆されている。また、装着筒部91は、その内側に支持ピン74が装着されるようになっている。本実施形態において、装着筒部91の内径は、ピン本体74aの直径よりも大きくなっている。なお、装着筒部91は、軸方向に沿う長さが係合壁83の厚さと同等になっている。
各外フランジ部92は、装着筒部91における軸方向の両端部に形成された環状とされ、係合壁83を厚さ方向で挟み込んでいる。なお、本実施形態において、軸方向における各外フランジ部92間の間隔は、係合壁83の厚さと同等程度になっている。また、外フランジ部92の内周面には、軸方向の外側に向かうに従い漸次拡径する傾斜部92aが形成されている。なお、外フランジ部92の外周縁は、外側に向けて突の円弧状に面取りが施されている。
支持突起93〜95は、外フランジ部92に形成された第1支持突起93と、装着筒部91の内周面に形成された第2支持突起94と、装着筒部91の外周面に形成された第3支持突起95と、を備えている。
第1支持突起93は、外フランジ部92から軸方向の外側に向けて突設されるとともに、周方向に沿って延びる円弧状とされ、周方向に等間隔で4つ配設されている。第1支持突起93は、外フランジ部92のうち内周寄りに配設されており、その内周縁が上述した装着筒部91の傾斜部92aに連なっている。また、第1支持突起93のうち、軸方向における外側端面は平坦面とされている。そして、各外フランジ部92のうち、第3ブラケット73側に位置する外フランジ部92は、第1支持突起93を介して第3ブラケット73に当接している。すなわち、第3ブラケット73側に位置する外フランジ部92に形成された第1支持突起93は、軸方向における外側端面が第3ブラケット73(取付壁73c)に当接している。なお、第3フローティング部材86は、ケース43a側に位置する外フランジ部92に形成された第1支持突起93が、ケース43aに当接するように形成しても構わない。
第2支持突起94は、装着筒部91から径方向の内側に向けて突設されるとともに、軸方向に沿って延在している。具体的に、第2支持突起94は、装着筒部91の軸方向における全体に亘って延在している。また、第2支持突起94は、周方向に等間隔で4つ配設されている。本実施形態において、第2支持突起94は、装着筒部91のうち、上述した各第1支持突起93における周方向の中央部に位置する部分にそれぞれ配設されている。さらに、各第2支持突起94は、軸方向から見て半円状に形成され、その径方向の内側端部がピン本体74aに当接している。すなわち、第3フローティング部材86は、第2支持突起94を介してピン本体74aを弾性支持する。
第3支持突起95は、装着筒部91から径方向の外側に向けて突設されるとともに、軸方向に沿って延在している。具体的に、第3支持突起95は、装着筒部91の軸方向における全体に亘って延在している。また、第3支持突起95は、周方向に等間隔で8つ配設されている。本実施形態において、第3支持突起95は、装着筒部91のうち、上述した各第2支持突起94と周方向の同位置、及び各第2支持突起94間にそれぞれ配設されている。すなわち、各第3支持突起95は、1つ置きに第2支持突起94と径方向で重なるように配設されている。
さらに、各第3支持突起95は、軸方向から見て矩形状に形成され、その径方向の外側端面は平坦面とされている。そして、各第3支持突起95は、径方向の外側端面が収容部85の内周面に当接している。すなわち、第3フローティング部材86は、第3支持突起95を介して収容部85内で弾性支持されている。なお、本実施形態において、第3支持突起95は、周方向に沿う幅が第2支持突起94と同等に形成され、径方向に沿う高さが第2支持突起94よりも高くなっている。
(ワイパ装置の組み付け方法)
次に、上述したワイパ装置5の車体1への組み付け方法について説明する。なお、ワイパ装置5の収容部85内には、開口部84aを通して第3フローティング部材86が予め嵌合されているものとする。
まず、ワイパ装置5の係合部81を車体1側に向け、係合部81が支持ピン74と前後方向で対向するように、ワイパ装置5を配置する。この状態からワイパ装置5を後方に向けて移動させ、第3フローティング部材86の装着筒部91内に、ピン本体74aを進入させる。
このとき、第3フローティング部材86の第1支持突起93のうち、第3ブラケット73側に位置する第1支持突起93が第3ブラケット73(取付壁73c)に当接するまで、装着筒部91内にピン本体74aを進入させる。これにより、係合部81とピン本体74aとが第3フローティング部材86を介して組み付けられ、支持ピン74に対する係合部81の位置決めが行われるとともに、車体1に対してワイパ装置5が仮固定される。具体的には、第3フローティング部材86は、第1支持突起93を介して第3ブラケット73に当接し、第2支持突起94を介してピン本体74aの外周面に当接し、第3支持突起95を介して収容部85の内周面に当接する。
その後、不図示のボルトやピンを第1フローティング部材14の筒部15内に挿通し、第1取付ステー11を車体1側の第1ブラケット71に固定する。また、不図示のボルトやピンを第2フローティング部材26の筒部15内に挿通し、第2取付ステー24を車体1側の第2ブラケット72に固定する。これにより、車体1へのワイパ装置5の組み付けが完了する。すなわち、ワイパ装置5が各フローティング部材14,26,86を介して車体1に弾性支持される。
(ワイパ装置の動作)
次に、ワイパ装置5の動作について説明する。
図2に示すように、ワイパモータ40の電動モータ42が作動すると、減速機構43の出力軸44が回転する。そして、出力軸44と一体となって出力アーム45が回転する。出力アーム45が回転することにより、駆動ロッド47の一端部が連れ回る。ここで、駆動ロッド47の他端部は、第1ピボット軸6aに固定された第1レバー31の他端部に取り付けられている。このため、出力アーム45の回転運動が駆動ロッド47を介して第1レバー31の揺動運動に変換される。
そして、図1に示すように、第1ピボット軸6aの先端に取り付けられている第1ワイパアーム4aが所定範囲内を揺動運動する。これにより、第1ワイパブレード3aがフロントガラス2の運転席側を払拭する。
また、第1ピボット軸6aに固定された第1レバー31と、第2ピボット軸6bに固定された第2レバー32と、がそれぞれボールジョイント34a,34bを介して連結ロッド33により連結されているので、第2ピボット軸6bの先端部に取り付けられている第2ワイパアーム4bも、第1ワイパアーム4aと同期して所定範囲内を揺動運動する。これにより、第2ワイパブレード3bがフロントガラス2の助手席側を払拭する。
(効果)
そして、本実施形態による第3フローティング部材86では、車体1(支持ピン74)側及びワイパモータ40(収容部85)側に向けて各別に突出し、これら車体1及びワイパモータ40を支持する複数の支持突起93〜95を備える構成とした。
この構成によれば、第3フローティング部材86が、支持ピン74と収容部85とに支持突起93〜95を介して当接することになる。そのため、従来のように第3フローティング部材86が支持ピン74の外周面や収容部85の内周面全体に亘って接触する構成に比べて、第3フローティング部材86と、支持ピン74の外周面や収容部85の内周面と、の接触面積を低下させることができる。これにより、ワイパ装置5で発生した振動が、第3フローティング部材86を介して車体1側に伝わるのを抑制し、更なる制振性能の向上を図ることができる。
そして、本実施形態では、第3ブラケット73(取付壁73c)に当接する第1支持突起93が外フランジ部92に形成されているため、外フランジ部92の軸方向における外側端面全体を第3ブラケット73に接触させる構成に比べて、第3フローティング部材86と第3ブラケット73との接触面積を低下させることができる。特に、第3フローティング部材86のうち、最も車体1側に位置する部分に第1支持突起93を配設することになるので、第3フローティング部材86を介して車体1側に伝わる振動を効果的に抑制できる。なお、第3フローティング部材86は、第3ブラケット73(取付壁73c)に対して、上述したように第1支持突起93のみの接触としてもよく、第1支持突起93の変形等により外フランジ部92の一部が接触していても構わない。
また、装着筒部91に径方向の内側に向けて突出する第2支持突起94を形成することで、装着筒部91の内周面全体を支持ピン74の外周面に接触させる構成に比べて、第3フローティング部材86と支持ピン74との接触面積を低下させることができる。
さらに、装着筒部91に径方向の外側に向けて突出する第3支持突起95を形成することで、装着筒部91の外周面全体を収容部85の内周面に接触させる構成に比べて、第3フローティング部材86と収容部85との接触面積を低下させることができる。
その結果、ワイパ装置5で発生した振動が、第3フローティング部材86を介して車体1側に伝わるのを効果的に抑制できる。
しかも、本実施形態では、外フランジ部92が、軸方向の外側に向かうに従い、内径が漸次拡大する傾斜部92aを備えているため、外フランジ部92の内周面とピン本体74aとの接触面積を低下させることができる。
また、本実施形態では、第2支持突起94及び第3支持突起95のうち、少なくとも一部同士は、装着筒部91の周方向に沿う同位置に配設されているため、周方向の同位置に配置された第2支持突起94及び第3支持突起95同士の変形を抑制し、装着筒部91自体が支持ピン74の外周面や収容部85の内周面に接触するのを抑制できる。
そして、本実施形態のワイパ装置5によれば、上述した第3フローティング部材86を備えているため、制振性能に優れた信頼性の高いワイパ装置5を提供できる。
なお、本実施形態では、各外フランジ部92それぞれに第1支持突起93を形成することで、第3フローティング部材86を収容部85内に嵌合させる際に、第3フローティング部材86の軸方向の向きを考慮しなくてもよいので、組付性を向上させることができる。
また、各支持突起93〜95をそれぞれ周方向に等間隔で配設することで、第3フローティング部材86の周方向に沿う位置を考慮しなくてもよいので、これによっても組付性を向上させることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、車体1側に支持ピン74を設け、ワイパ装置5側(ワイパモータ40側)に支持ピン74を受け入れる係合部81を設けた場合について説明したが、これに限られない。
すなわち、図10に示すように、ワイパモータ40側に支持ピン140を設けても構わない。具体的には、ワイパモータ40において、減速機構43のケース43aには、ブラケット150が固定されている。ブラケット(ベース部)150は、車幅方向から見た側面視でL字状とされ、その前端部は図示しないボルト等によりケース43aに固定されている。また、ブラケット150の後端部には、後方に向けて支持ピン140が立設されている。そして、この支持ピン140に上述した第3フローティング部材86が装着されている。なお、ケース43aとブラケット150とを一体に形成しても構わない。
そして、このように構成されたワイパモータ40は、支持ピン140が第3フローティング部材86を介して車体1側の図示しない収容部内に支持されるようになっている。この場合、第3フローティング部材86の第1支持突起93はブラケット150に当接し、第3支持突起95は車体1側の収容部の一部と当接することとなる。なお、図10に示す構成において、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略している。
また、上述した実施形態では、本発明のワイパ装置5をフロントガラス2用に用いた場合について説明したが、これに限られない。
さらに、上述した実施形態では、本発明のフローティング部材(第3フローティング部材86)をワイパ装置5に採用した場合について説明したが、これに限られない。車体1及び電装品のうち、何れか一方に設けられた支持ピンと、他方に設けられるとともに、支持ピンを収容する収容部と、の間に設けられ、車体1に対して電装品を弾性支持する際に、本発明のフローティング部材を採用することが可能である。
さらに、上述した実施形態では、第3フローティング部材86のうち、装着筒部91及び外フランジ部92にそれぞれ支持突起93〜95を配設する構成について説明したが、これに限らず、少なくとも何れかの支持突起93〜95が配設されていれば構わない。
また、各支持突起93〜95の個数や形状等は、適宜設計変更が可能である。この場合、各支持突起93〜95の個数や形状等は、第3フローティング部材86の強度、及び制振性能の双方を両立できるように設定することが好ましい。
さらに、上述した実施形態では、第3フローティング部材86の装着筒部91が円筒状である場合について説明したが、これに限らず、例えば装着筒部91のうち一部が切り欠かれたC字状等であっても構わない。また、上述した実施形態では、切欠き溝84を収容部85として機能させる構成について説明したが、これに限らず、孔であっても構わない。
また、上述した実施形態では、装着筒部91の軸方向における両端部に外フランジ部92を形成した場合について説明したが、これに限られない。装着筒部91のうち、少なくとも第3ブラケット73側に位置する端部に外フランジ部92が形成されていれば構わない。
また、上述した実施形態では、各支持突起93〜95を装着筒部91や外フランジ部92に一体で形成する場合について説明したが、これに限らず、別体で形成することも可能である。
さらに、上述した実施形態では、ブラケット150をL字状としたが、これに限らず、例えば大型のブラケットにてワイパモータ40を保持するとともに、パイプフレーム20を把持する構成(すなわち、第1把持片41aとブラケット150とを一体形成するような構成)にしてもよい。この際、支持ピンは大型のブラケット側に備えても車体1側に備えてもどちらでもよい。
さらに、上述した実施形態では、第3ブラケット73は車体1のダッシュパネル70等に溶接等により固定されるものについて説明したが、これに限らず、第3ブラケット73は車体1と一体形成されるものであってもよい。
さらに、上述した実施形態では、第3フローティング部材86の装着筒部91の軸方向に沿う長さが係合壁83の厚さと同等の場合を説明したが、これに限らず、装着筒部91の軸方向長さは適宜設定することができる。
また、軸方向における各外フランジ部92間の間隔は、係合壁83の厚さと同等程度の場合を説明したが、これに限らず、軸方向における各外フランジ部92間の間隔は適宜設定することができる。
これらの長さを適宜設定することにより、第3フローティング部材86の装着性や制振性能を最適な設定とすることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…車体
3a…第1ワイパブレード(ワイパブレード)
3b…第2ワイパブレード(ワイパブレード)
5…ワイパ装置
40…ワイパモータ(電装品)
73c…取付壁(ベース部)
74,140…支持ピン
85…収容部
86…第3フローティング部材(フローティング部材)
91…装着筒部
92…外フランジ部
92a…傾斜部
93…第1支持突起(支持突起)
94…第2支持突起(支持突起)
95…第3支持突起(支持突起)
150…ブラケット(ベース部)

Claims (7)

  1. 車体及び電装品のうち、何れか一方に設けられた支持ピンと、他方に設けられるとともに、前記支持ピンを収容する収容部と、の間に設けられ、前記車体に対して前記電装品を弾性支持するフローティング部材において、
    前記支持ピンに装着される装着筒部と、
    前記装着筒部から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部と、
    前記車体及び前記電装品のうち、少なくとも何れか一方の部材側に向けて突出し、前記一方の部材を支持する支持突起と、を備えていることを特徴とするフローティング部材。
  2. 請求項1記載のフローティング部材において、
    前記支持突起は、前記外フランジ部から軸方向の外側に向けて突設されるとともに、前記支持ピンの基端部が固定されるベース部に当接する第1支持突起を備えていることを特徴とするフローティング部材。
  3. 請求項1または請求項2記載のフローティング部材において、
    前記支持突起は、前記装着筒部から径方向の内側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第2支持突起を備えていることを特徴とするフローティング部材。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のフローティング部材において、
    前記支持突起は、前記装着筒部から径方向の外側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第3支持突起を備えていることを特徴とするフローティング部材。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載のフローティング部材において、
    前記支持突起は、
    前記装着筒部から径方向の内側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第2支持突起と、
    前記装着筒部から径方向の外側に向けて突出するとともに、前記装着筒部の周方向に間隔をあけて配設された複数の第3支持突起と、を備え、
    前記第2支持突起及び前記第3支持突起のうち、少なくとも一部同士は、前記装着筒部の周方向に沿う同位置に配設されていることを特徴とするフローティング部材。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載のフローティング部材において、
    前記外フランジ部は、軸方向の外側に向かうに従い、内径が漸次拡大する傾斜部を備えていることを特徴とするフローティング部材。
  7. 前記車体のガラス面を払拭するワイパブレードを駆動させるための前記電装品と、
    前記電装品に取り付けられるとともに、前記車体に対して前記電装品を弾性支持する請求項1から請求項6の何れか1項に記載のフローティング部材と、を備えていることを特徴とするワイパ装置。
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