JP5162558B2 - 車両用ステアリング装置のシール構造 - Google Patents

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本発明は、エンジンルームと車室とを仕切る隔壁に設けられたシャフト挿通孔に挿通されたステアリングシャフトの周囲をグロメットで覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造に関するものである。
車両用ステアリング装置においては、雨水、塵埃、騒音などがエンジンルームから車室内に侵入することを防止するため、エンジンルームと車室とを仕切る隔壁(ダッシュボード)に設けられたシャフト挿通孔に挿通されたステアリングシャフトの周囲をグロメットで覆うようにしたシール構造が採用されている。
このような車両用ステアリング装置のシール構造においては、予めグロメットをステアリングシャフト側の部品、例えばステアリングギヤボックスに取り付けた上で、ステアリングシャフトを隔壁のシャフト挿通孔に挿通しながら組み付けて、グロメットのシール部を隔壁のシール面に密着させるように技術が知られている(特許文献1参照)。
このような構成のシール構造では、グロメット自体の弾性変形の復元力で、シール部を隔壁のシール面に密着させる押圧力を得る構成が簡便であり、ステアリングシャフトを組み付ける過程で、グロメットのシール部が隔壁に突き当ることでグロメットの可撓部が弾性変形するようにしたものがある。また、グロメットのシール部を、内外を反転させた形態に保持される構成として、そのシール部を反転させた状態で組み付けた後、反転状態にあるシール部を復元して隔壁のシール面に密着させるようにしたものもある。
特開2005−280564号公報
しかるに、予めグロメットをステアリングシャフト側の部品に取り付けた上で、ステアリングシャフトを所定位置に組み付ける際に、車体や他の部品との干渉を避けるなどの都合で、ステアリングシャフト側の部品の組付方向が制限されて、グロメットのシール部が隔壁のシール面に対して斜め方向から当接するように組み付けざるを得ない場合がある。
このような場合、グロメットのシール部を反転させた状態で組み付ける構成では、特に問題とならないが、組み付ける最中にグロメットの可撓部を弾性変形させる構成では、組み付けの途中で、グロメットのシール部が隔壁のシール面に当接した後に、可撓部の撓み代の分だけ押し込むことになり、このとき、シール部が隔壁のシール面に引き摺られる状態となるため、シール部に捲れが発生し、シール部の一部のみがシール面に接触した状態となってシール不良を招くという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、グロメットのシール部が車体側のシール面に対して斜め方向から当接するようにステアリング装置を車体に組み付ける場合に、グロメットのシール部の捲れを確実に防止することができるように構成された車両用ステアリング装置のシール構造を提供することにある。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、エンジンルーム(7)と車室(8)とを仕切る隔壁(9)に設けられたシャフト挿通孔(10)に挿通されたステアリングシャフト(6)の周囲をグロメット(11)で覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造であって、前記グロメットは、前記隔壁のシール面(25)に当接するシール部(26)の外周側に外向きに突出し、かつ組み付け完了状態で前記シール面に当接しない態様で設けられた外側ストッパ部(29)を備え、組み付け時に前記シール部の内周側が前記シール面から離反する向きに前記シール部が捲れようとした時に前記外側ストッパ部が前記シール面に当接することで前記シール部の前記シール面に対する傾きを規制するようにした構成とする。
これによると、グロメットのシール部が隔壁のシール面に対して斜め方向から当接するようにステアリング装置を車体に組み付ける場合に、隔壁のシール面にグロメットのシール部が引き摺られてシール部が捲れようとすると、外側ストッパ部が隔壁のシール面に当接してシール部の傾きを規制するため、シール部の捲れを確実に防止することができる。
前記課題を解決するためになされた第2の発明は、エンジンルーム(7)と車室(8)とを仕切る隔壁(9)に設けられたシャフト挿通孔(10)に挿通されたステアリングシャフト(6)の周囲をグロメット(61)で覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造であって、前記グロメットは、前記隔壁のシール面(25)に当接するシール部(26)の内周側に内向きに突出した態様で設けられた内側ストッパ部(62)を備え、組み付け時に前記シール部の内周側が前記シール面から離反する向きに前記シール部が捲れようとした時に前記内側ストッパ部が当該グロメットの内面に当接することで前記シール部の前記シール面に対する傾きを規制するようにした構成とする。
これによると、グロメットのシール部が隔壁のシール面に対して斜め方向から当接するようにステアリング装置を車体に組み付ける場合に、隔壁のシール面にグロメットのシール部が引き摺られてシール部が捲れようとすると、内側ストッパ部がグロメットの内面に当接してシール部の傾きを規制するため、シール部の捲れを確実に防止することができる。
前記課題を解決するためになされた第3の発明は、エンジンルーム(7)と車室(8)とを仕切る隔壁(9)に設けられたシャフト挿通孔(10)に挿通されたステアリングシャフト(6)の周囲をグロメット(81)で覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造であって、前記グロメットは、前記隔壁のシール面(25)に当接するシール部(26)の外周側に外向きに突出し、かつ組み付け完了状態で前記シール面に当接しない態様で設けられた外側ストッパ部(29)と、前記シール部の内周側に内向きに突出した態様で設けられた内側ストッパ部(62)とを備え、組み付け時に前記シール部の内周側が前記シール面から離反する向きに前記シール部が捲れようとした時に前記外側ストッパ部が前記シール面に当接すると共に前記内側ストッパ部が当該グロメットの内面に当接することで前記シール部の前記シール面に対する傾きを規制するようにした構成とする。
これによると、グロメットのシール部が隔壁のシール面に対して斜め方向から当接するようにステアリング装置を車体に組み付ける場合に、隔壁のシール面にグロメットのシール部が引き摺られてシール部が捲れようとすると、外側ストッパ部が隔壁のシール面に当接すると共に内側ストッパ部がグロメットの内面に当接してシール部の傾きを規制するため、シール部の捲れを確実に防止することができる。
前記課題を解決するためになされた第4の発明は、前記第1〜第3の発明において、前記ストッパ部は、前記シール部の全周に渡って設けられた構成とする。
これによると、シール部の捲れをより一層確実に防止することができる。
なお、ストッパ部がシール部の周方向の一部に設けられた構成とすることも可能である。この場合、ステアリング装置の組み付け方向に応じてストッパ部を設ければ良い。
このように本発明によれば、グロメットのシール部が隔壁のシール面に対して斜め方向から当接するようにステアリング装置を車体に組み付ける場合に、隔壁のシール面にグロメットのシール部が引き摺られてシール部が捲れようとすると、外側ストッパ部が隔壁のシール面に当接したり内側ストッパ部がグロメットの内面に当接してシール部の傾きを規制するため、シール部の捲れを確実に防止することができ、これによりシール不良を回避して、安定的なシール性能を確保することができる。
本発明が適用される車両用ステアリング装置を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るシール構造を示す断面図である。 図2に示したグロメットの初期状態を示す断面図である。 図2に示したグロメットの組み付け状況を段階的に示す断面図である。 グロメットの組み付け時の状態を詳しく示す要部断面図であり、(A)に図2に示したグロメットの場合を、(B)に別例の場合をそれぞれ示す。 本発明の第2の実施形態に係るシール構造を示す断面図である。 図6に示したグロメットの組み付け時の状態を詳しく示す要部断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るシール構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明が適用される車両用ステアリング装置1は、ステアリングホイール2と、ラック・ピニオン式のステアリングギヤボックス3と、第1〜第3のステアリングシャフト4〜6とを有しており、エンジンルーム7と車室8とを仕切る隔壁(ダッシュボード)9に設けられたシャフト挿通孔10に第3のステアリングシャフト6が挿通され、隔壁9とステアリングギヤボックス3との間には、第3のステアリングシャフト6の周囲を覆うようにグロメット11が設けられている。
第1〜第3のステアリングシャフト4〜6は、ユニバーサルジョイント13・14を介して相互に連結されている。第3のステアリングシャフト6の前端は、ステアリングギヤボックス3内のピニオン15に接続されている。ピニオン15は、車幅方向に往復動可能に設けられたラック軸16に歯合しており、このラック軸16の両端がタイロッドを介して左右の前輪のナックルアームに連結されて、ステアリングホイール2の回転操作に応じて左右の前輪が転舵される。
また、このステアリング装置1では、ドライバがステアリングホイール2に加える手動操舵力を軽減するための補助操舵力を発生する電動モータ18がステアリングギヤボックス3に併設されている。この電動モータ18の駆動力は、ステアリングギヤボックス3内にピニオン15と共に収容されたウォームギヤ機構19を介してステアリングシャフト6に入力される。
<第1の実施形態>
図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係るグロメット11は、ゴム材料からなり、ステアリングギヤボックス3のハウジングに形成された円筒状の筒状部21の中心孔22が開口する端面23に当接する第1のシール部24と、隔壁9のシャフト挿通孔10の周囲に形成されたシール面25に当接する第2のシール部26とを有している。
第1のシール部24は、ステアリングギヤボックス3の筒状部21の中心孔22を取り囲む態様で円環状に形成されており、第2のシール部26は、ダッシュボード9のシャフト挿通孔10を取り囲む態様で軸線方向に延びた円筒状に形成されており、シャフト挿通孔10を介して車室8側の空間と連通されたグロメット11の内部空間とエンジンルーム7とがグロメット11により遮断されて、エンジンルーム7側から車室8側に雨水、塵埃、騒音などが侵入することが防止される。シール部24・26の当接面は、密閉性を高めるために鋸刃状の断面形状(ラビリンス形状)をなしている。
第1のシール部24の外周側には、ステアリングギヤボックス3の筒状部21の外周に嵌合してグロメット11をステアリングギヤボックス3に対して固定する円筒状の取付部27が形成されている。第1のシール部24と第2のシール部26とは、比較的薄肉に形成された可撓部28を介して接続されている。
図3に示すように、可撓部28は、初期状態で、第1のシール部24から第2のシール部26に向かって次第に拡径した円錐台形状をなすように形成されている。また、グロメット11は、初期状態では、第1のシール部24の当接面24aと第2のシール部26の当接面26aとの間隔が、ステアリングギヤボックス3の筒状部21の端面23と隔壁9のシール面25との間隔より大きくなるように形成されている。
図2に示したように、組み付け状態では、第1のシール部24がステアリングギヤボックス3の端面23に規制されると共に、第2のシール部26が隔壁9のシール面25に規制されることで、可撓部28がU字形状に屈曲変形する。この可撓部28の弾性変形の復元力により、第1のシール部24と第2のシール部26とが互いに相反する向きに付勢され、第1のシール部24がステアリングギヤボックス3の端面23に圧接すると共に、第2のシール部26が隔壁9のシール面25に圧接する。
さらにグロメット11は、第2のシール部26の外周側に外向きに突出した態様で設けられた外側ストッパ部29を備えている。この外側ストッパ部29は、シール部26の全周に渡って設けられている。
図4(A)に示すように、ステアリングシャフト6及びステアリングギヤボックス3は、グロメット11がステアリングギヤボックス3に取り付けられた状態で、ステアリングシャフト6がシャフト挿通孔10に挿通されるように組み付けられる。特にここでは、ステアリングシャフト6及びステアリングギヤボックス3が、斜め方向、すなわち隔壁9のシール面25に直交する向きに対して傾斜した方向に組み付けられる。
この場合、図4(B)に示すように、グロメット11のシール部26が隔壁9のシール面25に対して斜め方向から当接し、さらに図4(C)に示すように、ステアリングシャフト6及びステアリングギヤボックス3を所定の組み付け位置まで押し込むと、グロメット11の可撓部28が撓んでシール部26が隔壁9のシール面25に圧接する。
このとき、図5(A)に示すように、グロメット11のシール部26には、グロメット11の軸線に対して傾斜した向きに押圧力Fが作用し、隔壁9のシール面25に沿ってグロメット11のシール部26が摺動しようとするが、両者間の摩擦抵抗でグロメット11のシール部26が隔壁9のシール面25に引き摺られる状態となる。このため、図中に想像線で示すように、シール部26が内向きに捲れる、すなわちシール部26の内周側がシール面25から離反する向きにシール部26が捲れようとするが、外側ストッパ部29が隔壁9のシール面25に当接してシール部26の傾きが規制されるため、シール部26の捲れを確実に防止することができ、これによりシール部26が隔壁9のシール面25に全面的に当接した状態となり、安定的なシール性能を確保することができる。
特に、グロメット11では、シール部26が可撓部28を介して保持された状態であるため、シール部26が動き易く、しかも、シール性を高めるためにシール部26の当接面が鋸刃状の断面形状に形成されていることから、シール部26と隔壁9のシール面25との間の摺動抵抗が大きいため、図5(B)に示すように、外側ストッパ部29を有しないグロメット51では、シール部26が大きく捲れてシール不良を招く。
また、隔壁9のシール面25に直交する方向に対する組み付け方向の傾斜角が大きくなると、図4(B)に示す当接開始状態から図4(C)に示す組み付け完了状態に至るまでの間でのシール部26の移動距離(引き摺り量)も増大することから、シール部26の捲れがより顕著になるが、図5(A)に示したように、外側ストッパ部29を有するグロメット11では、シール部26の捲れを防止することができるため、シール面25に直交する方向に対する組み付け方向の傾斜角を小さくしなくて済み、シール部26の捲れに煩わされることなく、適宜な組み付け角度で組み付けることができる。
<第2の実施形態>
図6に示すように、本発明の第2の実施形態に係るグロメット61は、隔壁9のシール面25に当接するシール部26の内周側に内向きに突出した態様で設けられた内側ストッパ部62を備えている。この内側ストッパ部62は、シール部26の全周に渡って設けられている。その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
この構成では、図4の例と同様に、グロメット61のシール部26が隔壁9のシール面25に対して斜め方向から当接するように、ステアリングシャフト6及びステアリングギヤボックス3を組み付けると、図7に示すように、グロメット61のシール部26に、グロメット61の軸線に対して傾斜した向きに押圧力Fが作用する。このため、シール部26がシール面25に引き摺られる状態となり、図中に想像線で示すように、シール部26が内向きに捲れる、すなわちシール部26の内周側がシール面25から離反する向きにシール部26が捲れようとするが、内側ストッパ部62がグロメット61の内面、具体的にはU字形状に屈曲した可撓部28の内面に当接することで、シール部26の傾きが規制されるため、シール部26の捲れを確実に防止することができる。
<第3の実施形態>
図8に示すように、本発明の第3の実施形態に係るグロメット81は、第1の実施形態と同様の外側ストッパ部29と、第2の実施形態と同様の内側ストッパ部62とを備えている。その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
この構成では、図4の例と同様に、グロメット81のシール部26が隔壁9のシール面25に対して斜め方向から当接するように、ステアリングシャフト6及びステアリングギヤボックス3を組み付ける場合、隔壁9のシール面25にグロメット81のシール部26が引き摺られてシール部26が捲れようとすると、外側ストッパ部29が隔壁9のシール面25に当接すると共に内側ストッパ部62がグロメット81の内面、具体的にはU字形状に屈曲した可撓部28の内面に当接してシール部26の傾きを規制するため、シール部26の捲れを確実に防止することができる。
なお、第2の実施形態において、図7に図示する向きと逆向きにシール部26が傾いた場合に、内側ストッパ部62が隔壁9のシール面25に当接し得るように構成すると、シール部26の逆向きの傾きを規制することができ、これにより、シール部26の外向きの捲れ、すなわちシール部26の外周側がシール面25から離反する向きの捲れを防止することができる。これは、第3の実施形態においても同様である。
また、前記の各例では、外側ストッパ部29や内側ストッパ部62が、シール部26の全周に渡って設けられているものとしたが、シール部26の周方向の一部に設けられた構成とすることも可能である。この場合、ステアリングシャフト6及びステアリングギヤボックス3の組み付け方向を勘案して外側ストッパ部29や内側ストッパ部62を設ければ良い。
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングギヤボックス
4〜6 ステアリングシャフト
7 エンジンルーム
8 車室
9 隔壁
10 シャフト挿通孔
11・61・81 グロメット
21 筒状部
23 端面
24 シール部、24a 当接面
25 シール面
26 シール部、26a 当接面
27 取付部
28 可撓部
29 外側ストッパ部
62 内側ストッパ部

Claims (4)

  1. エンジンルームと車室とを仕切る隔壁に設けられたシャフト挿通孔に挿通されたステアリングシャフトの周囲をグロメットで覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造であって、
    前記グロメットは、前記隔壁のシール面に当接するシール部の外周側に外向きに突出し、かつ組み付け完了状態で前記シール面に当接しない態様で設けられた外側ストッパ部を備え、組み付け時に前記シール部の内周側が前記シール面から離反する向きに前記シール部が捲れようとした時に前記外側ストッパ部が前記シール面に当接することで前記シール部の前記シール面に対する傾きを規制するようにしたことを特徴とする車両用ステアリング装置のシール構造。
  2. エンジンルームと車室とを仕切る隔壁に設けられたシャフト挿通孔に挿通されたステアリングシャフトの周囲をグロメットで覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造であって、
    前記グロメットは、前記隔壁のシール面に当接するシール部の内周側に内向きに突出した態様で設けられた内側ストッパ部を備え、組み付け時に前記シール部の内周側が前記シール面から離反する向きに前記シール部が捲れようとした時に前記内側ストッパ部が当該グロメットの内面に当接することで前記シール部の前記シール面に対する傾きを規制するようにしたことを特徴とする車両用ステアリング装置のシール構造。
  3. エンジンルームと車室とを仕切る隔壁に設けられたシャフト挿通孔に挿通されたステアリングシャフトの周囲をグロメットで覆うようにした車両用ステアリング装置のシール構造であって、
    前記グロメットは、前記隔壁のシール面に当接するシール部の外周側に外向きに突出し、かつ組み付け完了状態で前記シール面に当接しない態様で設けられた外側ストッパ部と、前記シール部の内周側に内向きに突出した態様で設けられた内側ストッパ部とを備え、組み付け時に前記シール部の内周側が前記シール面から離反する向きに前記シール部が捲れようとした時に前記外側ストッパ部が前記シール面に当接すると共に前記内側ストッパ部が当該グロメットの内面に当接することで前記シール部の前記シール面に対する傾きを規制するようにしたことを特徴とする車両用ステアリング装置のシール構造。
  4. 前記ストッパ部は、前記シール部の全周に渡って設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ステアリング装置のシール構造。
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