JP3537324B2 - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JP3537324B2
JP3537324B2 JP27105998A JP27105998A JP3537324B2 JP 3537324 B2 JP3537324 B2 JP 3537324B2 JP 27105998 A JP27105998 A JP 27105998A JP 27105998 A JP27105998 A JP 27105998A JP 3537324 B2 JP3537324 B2 JP 3537324B2
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column hole
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gear housing
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嘉久 加藤
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の操舵用のス
テアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の操舵装置であるステアリング装
置は、通常、全体的にリング状とされたステアリングホ
イールを備えており、このステアリングホイールの軸芯
部分にステアリングシャフトの一端が連結されている。
ステアリングシャフトは筒状のコラムチューブに嵌挿さ
れた状態で、車両の室内とエンジンルームとを仕切る隔
壁を貫通している。隔壁よりもエンジンルーム側では、
更にコラムホールカバーに被覆されている。コラムホー
ルカバーは、ラックバー及びピニオンギヤ等を含んで構
成されるステアリングギヤを収容するステアリングギヤ
ハウジングに連結されており、ステアリングシャフトの
エンジンルーム側の先端にはステアリングギヤハウジン
グ内のピニオンギヤが一体的に連結されている。このピ
ニオンギヤは概ね車幅方向に沿って長手とされたラック
バーに噛合しており、更に、ラックバーの端部はタイロ
ッドやナックルアーム等の各種リンクにより構成される
リンク機構を介して車輪に連結されている。ステアリン
グホイールの回転に伴いピニオンギヤが回転してラック
バーが自らの長手方向に沿って変位すると、その変位量
に応じてリンク機構が車輪を操作し、車輪の軸の向きを
変化させる構成となっている。
【0003】また、上記のステアリング装置に油圧装置
を設け、ステアリングホイールの回転操作の際に油圧で
ラックバーの変位を補助し、ステアリングホイールの回
転操作に要する操作力を軽減する所謂パワーステアリン
グ装置も一般的に適用されている。
【0004】ところで、このようなステアリング装置の
エンジンルーム側の部分の近傍には、エンジンの排気ガ
スを送りだすエキゾーストパイプが設置されており、エ
ンジンが作動している状態では、エキゾーストパイプの
外周部から高温の熱が発散している。このようなエキゾ
ーストパイプから発散された熱によりステアリングギヤ
やパワーステアリング用の油送管の連結部分に設けられ
たパッキン等が熱せられるため、エキゾーストパイプと
コラムホールカバー及びステアリングギヤハウジングと
の間に板状のヒートインシュレータ(断熱材)を配置し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のヒート
インシュレータには通常2箇所以上を締結ボルトが貫通
しており、ステアリングギヤハウジング及びコラムホー
ルカバーに形成された雌ねじ部に締結ボルトが螺合して
締結ボルトとステアリングギヤハウジング及びコラムホ
ールカバーとでヒートインシュレータを締め付けること
でヒートインシュレータが取り付けられる。
【0006】しかしながら、上記の如く2箇所以上を締
結ボルトで締め付け固定する構成では、締結工程が多
く、コストが嵩むという欠点がある。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、安価なコ
ストでヒートインシュレータの取り付けが可能なステア
リング装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ステアリングシャフトが連結されたステアリングギ
ヤにより、前記ステアリングシャフトの回転を車輪の軸
の向きを変更する方向への運動に変換するステアリング
装置であって、前記ステアリングギヤを収容するステア
リングギヤハウジングと、前記ステアリングシャフトを
覆うと共に前記ステアリングハウジングに連結されたコ
ラムホールカバーと、前記ステアリングギヤハウジング
及び前記コラムホールカバーの近傍の熱源と前記コラム
ホールカバー及びステアリングギヤハウジングとの間に
設けられ、前記熱源からの熱の前記ステアリングギヤハ
ウジング及び前記コラムホールカバーへの伝導を遮断若
しくは軽減するヒートインシュレータと、前記ヒートイ
ンシュレータに設けられて、前記ステアリングギヤハウ
ジング及び前記コラムホールカバーの何れか一方へ固定
される固定部と、前記ヒートインシュレータに設けられ
て、前記ステアリングギヤハウジング及び前記コラムホ
ールカバーの何れか他方へ当接し、前記固定部の固定状
態では前記何れか他方を押圧し、前記何れか他方との間
の摩擦により前記何れか他方に支持される押圧部と、
記ステアリングギヤハウジングと前記コラムホールカバ
ーとの連結部分に対応して前記ステアリングギヤハウジ
ング又は前記コラムホールカバーに設けられた筒状の内
側筒部と、前記ステアリングギヤハウジング及び前記コ
ラムホールカバーのうち前記内側筒部が設けられていな
い方に前記内側筒部に対応して設けられ、前記ステアリ
ングギヤハウジングと前記コラムホールカバーとの連結
状態では、前記内側筒部の外周部を覆うように前記内側
筒部へ嵌合され、更に、前記押圧部により外側から押圧
され、前記押圧部と前記内側筒部とにより挟持される筒
状の外側筒部と、を備えることを特徴としている。
【0009】上記構成のステアリング装置によれば、ス
テアリングギヤハウジング及びコラムホールカバーの近
傍に設けられたエギゾーストパイプ等の熱源からの熱
は、ヒートインシュレータにより遮断される。このた
め、ステアリングギヤハウジング及びコラムホールカバ
ー、更には、これらに連結される部材(例えば、所謂パ
ワーステアリング装置におけるステアリングオイルの配
管)との連結部分への熱源の熱影響が軽減若しくは防止
される。
【0010】ここで、本ステアリング装置では、ステア
リングギヤハウジング又はコラムホールカバーに内側筒
部が設けられる。これに対して、ステアリングギヤハウ
ジング又はコラムホールカバのうち、このた内側筒部が
設けられていない方には外側筒部が設けられ、この外側
筒部の内側に入り込むように内側筒部が嵌合される。こ
れにより、ステアリングギヤハウジングとコラムホール
カバーとが連結される。
【0011】この連結状態でヒートインシュレータの固
定部が、ボルト等の締結手段を含む固定手段によってス
テアリングギヤハウジング及びコラムホールカバーの何
れか一方へ固定される。この固定部の固定状態では、ス
テアリングギヤハウジング及びコラムホールカバーの何
れか他方へ当接した押圧部が前記何れか他方を押圧し、
この押圧状態で押圧部と前記何れか他方との間に生じた
摩擦により押圧部が前記何れか他方に支持される。この
ように、本発明では、固定部は基本的に一箇所でよく、
締結等の固定工程の工数を軽減できる。
【0012】
【0013】また、上記のようなステアリングギヤハウ
ジングとコラムホールカバーとの連結状態でヒートイン
シュレータを取り付けると、押圧部が外側筒部を押圧
し、押圧部と外側筒部の外周部との間の摩擦により押圧
部が外側筒部に支持されるが、このときの押圧部の押圧
力と、押圧力を受けた外側筒部が内側筒部の外周部を押
圧した際の内側筒部からの押圧反力とにより、外側筒部
が内外から挟持される。これにより、内側筒部に対する
外側筒部の相対変位が制限され、上記の連結状態が維持
される。
【0014】なお、本発明は、基本的に、内側筒部とヒ
ートインシュレータの押圧部とで外側筒部の挟持する構
成であればよいが、内側筒部と外側筒部との連結状態
を、より一層確実に維持する構成としては、次のような
構成があげられる。
【0015】すなわち、上記の効果を有する構成として
は、例えば、前記外側筒部への押圧状態の前記押圧部よ
りも前記内側筒部との嵌合を解除する方向への前記外側
筒部移動方向とは反対方向側で前記押圧部へ当接可能と
された当接部を前記外側筒部の外周部に設けたことを特
徴とする構成があげられる。
【0016】このような構成とした場合、内側筒部との
嵌合を解除する方向(例えば、外側筒部の軸方向一方)
へ外側筒部を内側筒部に対して相対移動させようとする
と、これに伴い、外側筒部の外周部に形成された当接部
が移動しようとするが、当接部はその移動方向とは反対
方向側で外側筒部の外周部を押圧している押圧部に当接
しているため、当接部の移動が押圧部により制限され、
間接的に外側筒部の移動が当接部により制限される。こ
れにより、内側筒部と外側筒部との連結状態を、より一
層確実に維持することができる。
【0017】なお、上記構成の当接部には、予め、突起
等を外側筒部の外周部に形成し、この突起の外周部を当
接部としてもよいし、また、外側筒部の少なくとも押圧
部との当接部分を、押圧部からの押圧力で弾性変形可能
な弾性材(一例としては、ゴム材や軟質の合成樹脂材)
で形成し、前記押圧部の押圧力で弾性変形し、これによ
り、外側筒部の半径方向外側へ向けて開口した凹形状の
凹部の内周部を当接部としてもよい。
【0018】請求項記載の本発明は、請求項記載の
ステアリング装置において、前記外側筒部を前記コラム
ホールカバーに設けると共に、前記外側筒部を含めて前
記コラムホールカバーを前記押圧部の押圧力により弾性
変形可能な弾性部材で形成したことを特徴としている。
【0019】上記構成のステアリング装置によれば、コ
ラムホールカバーが押圧部の押圧力により弾性変形可能
な弾性部材(一例として、ゴム材や軟質の合成樹脂材)
により形成され、コラムホールカバーに設けられた外側
筒部がステアリングギヤハウジングに設けられた内側筒
部の外周部を覆った状態で嵌合する。
【0020】この状態でコラムホールカバーに設けられ
た外側筒部の外周部をヒートインシュレータの押圧部が
押圧すると、この押圧力により外側筒部の外周部が弾性
変形して外側筒部の半径方向外側へ向けて開口した凹部
が形成され、凹部へ押圧部が入り込む。この状態では、
内側筒部(ステアリングギヤハウジング)と押圧部とに
より外側筒部(コラムホールカバー)が挟持されるのみ
ならず、押圧部からの押圧力により外側筒部の外周部に
形成された凹部の内周部のうち、内側筒部から外れる方
向への外側筒部の移動方向(すなわち、ステアリングギ
ヤハウジングから外れる方向へのコラムホールカバーの
移動方向)とは反対側の部分が押圧部に当接し、内側筒
部から外れる方向への外側筒部の移動が押圧部により制
限される。このため、コラムホールカバーとステアリン
グギヤハウジングとの連結状態を、より一層確実に維持
することができる。
【0021】また、本発明では、上記の如くコラムホー
ルカバーを弾性部材で形成しているため、押圧部が入り
込む凹部を予め形成しなくても押圧部の押圧力で凹部が
形成される。このため、コラムホールカバーの成形が容
易になり、コストの軽減に寄与する。さらに、コラムホ
ールカバーを弾性部材で形成することで、車両走行時の
振動等による押圧部との接触箇所に摩耗や錆、或いは、
異音が発生するようなことはない。
【0022】
【発明の実施の形態】図2には、本発明の一実施の形態
に係るステアリング装置10の要部が斜視図によって示
されており、図1にはステアリング装置10の正面図が
示されている。また、図3には、本発明の一実施の携帯
に係るステアリング装置10の要部の内部構造が断面図
によって示されている。
【0023】図1乃至図3に示されるように、ステアリ
ング装置10はステアリングギヤボックス12を備えて
いる。ステアリングギヤボックス12は、略車両左右方
向(図1及び図2の矢印LF及びその反対方向)に沿っ
て長手とされた筒状のステアリングギヤハウジング14
を備えている。ステアリングギヤハウジング14の内部
にはラックガイド16が収容されている。ラックガイド
16の端面一部には略車両左右方向(図3の紙面奥行き
及び手前方向)に沿って長手で且つ略断面半円形状の凹
部18が形成されており、ステアリングギヤとしてのラ
ックバー20が凹部18に沿って略車両左右方向へスラ
イド自在に嵌め込まれている。また、このラックガイド
16は図示しない板ばね等の付勢手段により凹部18の
開口方向側へ付勢されており、ラックバー20を後述す
るステアリングギヤとしてのピニオンギヤ24へ押し付
けている。
【0024】ラックバー20の長手方向両端部には、タ
イロッドが取り付けられており、このタイロッドを介し
て車両の前輪(車輪)を支持するナックルアーム(符号
無きものは何れも図示省略)へ連結されている。ラック
バー20の凹部18とは反対側は平面状にカットされて
おり、ラックバー20の長手方向に沿ってギヤ22が形
成されている。このラックバー20のギヤ22には、軸
方向がラックバー20の長手方向に対して交差したピニ
オンギヤ24が噛合している。ピニオンギヤ24はラッ
クガイド16の内部で回転自在に軸支されており、ピニ
オンギヤ24が自らの軸周りに回転すると、ピニオンギ
ヤ24に噛合するラックバー20が自らの長手方向に沿
ってスライドする。
【0025】また、図3に示されるように、ピニオンギ
ヤ24の軸方向一端側にはトーションバー26がピニオ
ンギヤ24と同軸的に配置されている。このトーション
バー26の軸方向一方の端部にはステアリングシャフト
28が形成されており、ピニオンギヤ24へロレット嵌
合している。これにより、ピニオンギヤ24とトーショ
ンバー26とが一体とされている。トーションバー26
の長手方向他端側は、ステアリングシャフト28を構成
するギヤ側シャフト30の一端へ同軸的に固定されてい
る。ギヤ側シャフト30の他端側は、車両のエンジンル
ーム32とキャビン34とを仕切る隔壁36を貫通して
キャビン34側へ突出しており、更にその先端部はユニ
バーサルジョイント38を介してギヤ側シャフト30と
共にステアリングシャフト28を構成するホイール側シ
ャフト40の長手方向一方の端部へ連結されている。ホ
イール側シャフト40の長手方向他方の端部は、全体的
にリング状に形成されたステアリングホイールのハブへ
同軸的に固定されている。
【0026】また、図3に示されるように、ギヤ側シャ
フト30の隔壁36とステアリングギヤボックス12と
の間の部分の周囲には、全体的に筒状で且つ蛇腹状に撓
んだコラムホールカバー42が設けられている。コラム
ホールカバー42はゴム材或いはゴム材と同等の弾性を
有する合成樹脂材等の弾性部材により形成されており、
一方の筒状開口端44は隔壁36に固定され、外側筒部
としての他方の筒状開口端46はステアリングギヤボッ
クス12に形成された円筒状の内側筒部としての筒部4
8の外周を覆った状態で筒部48へ嵌め込まれている。
図3に示されるように、筒部48の外周部からはリング
状のフランジ部50が延出されており、筒状開口端46
の内周部に係合している。これにより、ステアリングギ
ヤボックス12とコラムホールカバー42とが概ね一体
となっている。
【0027】さらに、図3に示されるように、ステアリ
ング装置10は一端が上述したギヤ側シャフト30へ固
定されたコントロールバルブシャフト52を備えてい
る。コントロールバルブシャフト52は全体的に円筒状
とされており、その内部には上述したトーションバー2
6が同軸的に配置され、トーションバー26が捩じれた
場合にトーションバー26に対してコントロールバルブ
シャフト52がトーションバー26の捩じれ角度分だけ
相対的に回転できるようになっている。ステアリングギ
ヤボックス12の内部で且つコントロールバルブシャフ
ト52の周囲には、ロータリーバルブ54がコントロー
ルバルブシャフト52と同軸的に配置されている。コン
トロールバルブシャフト52には、その内周部と外周部
との間を貫通する複数の透孔56が形成されている。
【0028】また、図3に示されるように、ステアリン
グギヤボックス12にはその内部と外部を連通する複数
の透孔58が形成されており、ロータリーバルブ54の
透孔56と連通している。透孔56はホースを介してス
テアリングオイルを貯留するリザーバタンクや、ラック
バーと同軸的且つ一体的に連結されたパワーピストンが
収容されたパワーシリンダ(符号無きものは何れも図示
省略)の内部に連通している。すなわち、本ステアリン
グ装置10は、ステアリングオイルの油圧により操舵力
をアシストする所謂『パワーステアリング装置』であ
る。
【0029】また、図1及び図2に示されるように、本
ステアリング装置10はヒートインシュレータ60を備
えている。
【0030】ヒートインシュレータ60はメッキ鋼板を
プレス成形することにより形成されており、ステアリン
グギヤボックス12のラックバー20を収容した部分に
対応した本体62を備えている。本体62は全体的に平
板状とされており、その一部には透孔64を有する固定
部66が設けられている。固定部66の透孔64は、ス
テアリングギヤボックス12の外周部に形成された被固
定部68のねじ孔70に対応して形成されており、固定
部66を貫通した固定ボルト72がねじ孔70へ螺合し
て締結されることで、ヒートインシュレータ60の本体
62がステアリングギヤハウジング14へ固定される。
【0031】本体62の幅方向一端からは、斜め下方へ
向けて横壁部74、76が延出されており、ステアリン
グギヤハウジング14のラックバー20を収容した部分
の上方(図2の矢印UP方向側)を覆っている。また、
本体62の長手方向一方の端部からは、斜め上方へ向け
て縦壁部78が延出されている。一方、本体62の長手
方向他方の端部からは、斜め上方へ向けて縦壁部80が
延出されており、ステアリングギヤハウジング14のコ
ントロールバルブシャフト52が収容された部分の略車
両左側(図2の矢印LF方向側)を覆っている。これら
の縦壁部78と縦壁部80との間を熱源となるエキゾー
ストパイプ(図示省略)が通過する。エキゾーストパイ
プはエンジンからの高熱の排気ガスを排気口へ送給する
管で、排気ガスで熱せられることにより外周部から熱を
発散する。
【0032】また、縦壁部80の幅方向一方の端部及び
横壁部74の長手方向一方の端部からは連続して縦壁部
82が延出されており、ステアリングギヤハウジング1
4の略車両前方側(図1及び図2の矢印FR方向側)を
覆っている。
【0033】さらに、縦壁部80の上端部からはコラム
ホールカバー42の筒状開口端46へ接近する方向へ向
けて首部84が延出されている。首部84の先端部は一
旦略車両上方側へ向けて屈曲された後、筒状開口端46
から離間する方向へ屈曲されており、略車両上方側へ向
けて屈曲された部分が押圧部86として筒状開口端46
の外周部へ当接し、筒状開口端46を押圧している。
【0034】ここで、図5に示されるように、押圧部8
6は、平面視で筒状開口端46側へ向けて張り出すよう
に湾曲しており、更に、図4に示されるように、透孔6
4の中心から押圧部86までの水平方向の寸法L1は、
ねじ孔70の中心から筒状開口端46の押圧部86が当
接する部分までの水平方向の寸法L2よりも僅かに長
い。したがって、透孔64とねじ孔70とが同軸の状態
で固定ボルト72により本体62をステアリングギヤハ
ウジング14へ固定すると、押圧部86が筒状開口端4
6の外周部を弾性変形させて、押圧部86が筒状開口端
46に食い込む。これにより、筒状開口端46には半径
方向外側へ向けて開口した凹部90が形成される。
【0035】さらに、図1及び図2に示されるように、
横壁部74の上端部からは、コラムホールカバー42の
曲率に沿って湾曲した縦壁部88が延出されており、コ
ラムホールカバー42の略車両左側の略下半分を覆って
いる。
【0036】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0037】本ステアリング装置10では、コラムホー
ルカバー42にヒートインシュレータ60が設けられて
おり、ヒートインシュレータ60によってステアリング
ギヤハウジング14のラックバー20を収容した部分の
略車両上方側、ステアリングギヤハウジング14のステ
アリングシャフト28を収容した部分及びコラムホール
カバー42の略車両左方側が覆われている。このため、
ステアリングギヤハウジング14のラックバー20を収
容した部分の略車両上方側で且つステアリングギヤハウ
ジング14のステアリングシャフト28を収容した部分
の略車両左方側を通過するエキゾーストパイプ(熱源)
から熱が発散されても、発散された熱はヒートインシュ
レータ60に遮断され、ステアリングギヤハウジング1
4やコラムホールカバー42への熱の伝搬を軽減若しく
は防止する。これにより、ステアリングギヤボックス1
2のステアリングオイル送給用のホースとの接続部位に
設けられたオイルシール等の合成樹脂材やゴム材により
形成された部材の熱による劣化を軽減或いは防止でき
る。
【0038】上記の作用を奏するヒートインシュレータ
60は、以下のようにしてステアリングギヤハウジング
14へ固定される。
【0039】図5の二点鎖線に示されるように、先ず、
押圧部86を筒状開口端46(コラムホールカバー4
2)の所定の当接部位に対して固定部66の透孔64及
び被固定部68のねじ孔70(図5では図示省略)の軸
芯C周りに変位した状態で配置され、この状態でヒート
インシュレータ60が軸芯C周りに回転可能な程度に固
定ボルト72が仮締めされる。固定ボルト72を仮締め
した後に、固定ボルト72を本締め(すなわち、ヒート
インシュレータ60をステアリングギヤハウジング14
へ締結固定)しつつ、ヒートインシュレータ60を軸芯
C周りに矢印A方向へ回転変位させる。これにより、押
圧部86が筒状開口端46(コラムホールカバー42)
を押圧して筒状開口端46を弾性変形させ、押圧部86
が筒状開口端46に食い込む(図4図示状態)。この状
態では、押圧部86が筒状開口端46の弾性力に抗して
筒状開口端46を押圧しているため、単に筒状開口端4
6へ接触した場合よりも筒状開口端46と押圧部86と
の間の摩擦力が大きく、押圧部86(ヒートインシュレ
ータ60)が筒状開口端46に保持される。したがっ
て、固定ボルト72で締結固定される部位が一箇所であ
っても、ヒートインシュレータ60を安定させることが
でき、安価なコストでヒートインシュレータ60を取り
付けることができる。
【0040】また、図4に示されるように、押圧部86
が筒状開口端46を押圧した状態では、筒状開口端46
を介して押圧部86が間接的にステアリングギヤハウジ
ング14の筒部48を押圧し、筒部48からの押圧反力
が筒状開口端46を押圧部86側へ押圧する。この押圧
部86の押圧力と筒部48の押圧反力とにより筒状開口
端46が挟持されることで、筒状開口端46の筒部48
に対する嵌合状態(連結状態)を維持できる。
【0041】しかも、上記の如く、押圧部86が筒状開
口端46(コラムホールカバー42)に食い込むこと
で、筒状開口端46に凹部90が形成され、見かけ状、
凹部90の内部へ押圧部86が入り込み、凹部90の内
周部が押圧部86に当接している。凹部の内周部のうち
当接部としての下側内周部92は押圧部86の下側に位
置し、上下方向(筒状開口端46の軸方向)に沿って押
圧部86と対向している。このため、ステアリングギヤ
ハウジング14に対してコラムホールカバー42を上方
へ移動させようとしても(すなわち、コラムホールカバ
ー42をステアリングギヤハウジング14から外そうと
しても)、下側内周部92が押圧部86へ当接している
ため、押圧部86により下側内周部92の上方への移
動、すなわち、コラムホールカバー42の上方への移動
が制限或いは阻止される。これにより、この意味でも嵌
合状態(連結状態)を効果的に維持できる。
【0042】すなわち、本実施の形態では、筒部48の
外周部に形成されたフランジ部50が筒状開口端46の
内周部に係合していることで、ステアリングギヤボック
ス12とコラムホールカバー42とが連結されている
が、更に、押圧部86を筒状開口端46(コラムホール
カバー42)へ食い込ませ、押圧部86と筒部48との
挟持力と、押圧部86が筒状開口端46へ食い込み、入
り込むことにより形成された凹部90と押圧部86との
嵌合で、コラムホールカバー42をステアリングギヤハ
ウジング14との連結状態をより一層確実に維持できる
ことになる。このため、車両走行時の振動等によるコラ
ムホールカバー42のステアリングギヤハウジング14
からの外れをより一層確実に防止できる。
【0043】また、上記の如く、コラムホールカバー4
2は、ゴム材や軟質の合成樹脂材により形成されてお
り、押圧部86からの押圧力で上記の凹部90が筒状開
口端46の外周部に形成される。したがって、凹部90
を筒状開口端46に予め形成する必要がなく、コラムホ
ールカバー42の成形が容易である。
【0044】さらに、コラムホールカバー42をゴム材
や軟質の合成樹脂材により形成することで、押圧部86
との当接部位(食い込み部位)に車両走行時の振動等に
よる摩耗や、摩耗に起因する錆、更には、摩擦時の異音
の発生を防止できる。
【0045】なお、本実施の形態では、結果的にヒート
インシュレータ60を屈曲することで押圧部86を形成
した構成であったが、ヒートインシュレータ60の一部
から押圧部86に相当するような押圧部を突出形成して
もよい。
【0046】また、本実施の形態では、押圧部86をコ
ラムホールカバー42に食い込ませた構成であったが、
特許請求の範囲の請求項1又は請求項2に記載の本発明
の観点からすれば、押圧部86がコラムホールカバー4
2へ食い込まずに圧接するだけの構成であってもよい。
すなわち、コラムホールカバー42が硬質な金属等で形
成されている場合には、基本的にコラムカバー42に押
圧部86を食い込ませることは困難である。しかしなが
ら、上述した本実施の形態の如く、透孔64の中心から
押圧部86までの水平方向の寸法L1を、ねじ孔70の
中心からコラムホールカバー42の押圧部86が当接す
る部分までの水平方向の寸法L2よりも僅かに長くし
て、固定ボルト72を本締めする際に、強制的に押圧部
86を相手方の所定の当接部位まで回転変位させること
で、単に押圧部86を相手方へ接触させた場合よりも摩
擦力が大きくなり、ヒートインシュレータ60を安定さ
せることができる。なお、コラムホールカバー42等の
押圧部86が当接する相手方が硬質な金属等で形成され
ている場合であっても、押圧部86が当接する部分にゴ
ム材や軟質の合成樹脂材を固着させておくことで本実施
の形態の如く押圧部86を食い込ませることも可能であ
る。
【0047】さらに、本実施の形態では、押圧部86を
コラムホールカバー42へ食い込ませて凹部90を形成
し、当接部としての凹部90の下側内周部92と押圧部
90とを上下方向に沿って対向させることでコラムホー
ルカバー42の上方への移動を制限或いは阻止する構成
であるが、当接部の構成はこれに限るものではなく、押
圧部86がコラムカバー42を押圧した状態で押圧部8
6の下側で押圧部86と対向する構成であればよい。す
なわち、押圧部86がコラムホールカバー42へ食い込
まない構成(すなわち、凹部90が形成されない構成)
であっても、コラムホールカバー42に外側へ向けて突
出した突起等を形成し、押圧部86がコラムホールカバ
ー42を押圧した状態では、この突起が押圧部86の下
側で押圧部86と対向する構成とすれば、基本的に押圧
部86がコラムホールカバー42へ食い込んだ構成と同
様の効果が得られる。
【0048】また、本実施の形態では、ヒートインシュ
レータ60を固定ボルト72によりステアリングギヤハ
ウジング14へ固定し、押圧部86はコラムホールカバ
ー42を押圧する構成であってが、押圧部86がステア
リングギヤハウジング14を押圧する構成であってもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
本発明では、固定部が一箇所だけであっても、ヒートイ
ンシュレータを安定した状態で取り付けることができ、
締結等の固定工程の工数を軽減できる。
【0050】しかも、ステアリングギヤハウジング及び
コラムホールカバーの何れか一方とヒートインシュレー
タとの挟持力でステアリングギヤハウジングに対するコ
ラムホールカバーの相対変位を制限でき、ステアリング
ギヤハウジングとコラムホールカバーとの連結状態を維
持できる。
【0051】さらに、請求項記載の本発明は、コラム
ホールカバーを弾性部材とし、ヒートインシュレータの
押圧部の押圧力でコラムホールカバー(外側筒部)を弾
性変形させて押圧部がコラムホールカバー(外側筒部)
へ食い込む構成としたため、より一層確実にステアリン
グギヤハウジングとコラムホールカバーとの連結状態を
維持できると共に、車両走行時の振動等によるヒートイ
ンシュレータの押圧部とコラムホールカバー(外側筒
部)との間の摩耗や、これに起因する錆、或いは、摩擦
に伴う異音の発生を防止できる。ヤハウジングの相対変
位を制限でき、ヒートインシュレータとステアリングギ
ヤハウジングとの連結状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るステアリング装置
の要部の正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るステアリング装置
の要部の斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るステアリング装置
の機構を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るステアリング装置
の要部の拡大断面図である。
【図5】ヒートインシュレータを取り付ける際の様子を
模式的に表した図である。
【符号の説明】
10 ステアリング装置 14 ステアリングギヤハウジング 20 ラックバー(ステアリングギヤ) 24 ピニオンギヤ(ステアリングギヤ) 28 ステリングシャフト 42 コラムホールカバー 46 筒状開口端(外側筒部) 48 筒部(内側筒部) 60 ヒートインシュレータ 66 固定部 86 押圧部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−324440(JP,A) 実開 平2−13848(JP,U) 実開 昭58−190260(JP,U) 実開 平1−69915(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 1/00 - 1/28 B62D 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトが連結されたステ
    アリングギヤにより、前記ステアリングシャフトの回転
    を車輪の軸の向きを変更する方向への運動に変換するス
    テアリング装置であって、 前記ステアリングギヤを収容するステアリングギヤハウ
    ジングと、 前記ステアリングシャフトを覆うと共に前記ステアリン
    グハウジングに連結されたコラムホールカバーと、 前記ステアリングギヤハウジング及び前記コラムホール
    カバーの近傍の熱源と前記コラムホールカバー及びステ
    アリングギヤハウジングとの間に設けられ、前記熱源か
    らの熱の前記ステアリングギヤハウジング及び前記コラ
    ムホールカバーへの伝導を遮断若しくは軽減するヒート
    インシュレータと、前記ヒートインシュレータに設けられて、 前記ステアリ
    ングギヤハウジング及び前記コラムホールカバーの何れ
    か一方へ固定される固定部と、前記ヒートインシュレータに設けられて、 前記ステアリ
    ングギヤハウジング及び前記コラムホールカバーの何れ
    か他方へ当接し、前記固定部の固定状態では前記何れか
    他方を押圧し、前記何れか他方との間の摩擦により前記
    何れか他方に支持される押圧部と、前記ステアリングギヤハウジングと前記コラムホールカ
    バーとの連結部分に対応して前記ステアリングギヤハウ
    ジング又は前記コラムホールカバーに設けられた筒状の
    内側筒部と、 前記ステアリングギヤハウジング及び前記コラムホール
    カバーのうち前記内側筒部が設けられていない方に前記
    内側筒部に対応して設けられ、前記ステアリングギヤハ
    ウジングと前記コラムホールカバーとの連結状態では、
    前記内側筒部の外周部を覆うように前記内側筒部へ嵌合
    され、更に、前記押圧部により外側から押圧され、前記
    押圧部と前記内側筒部とにより挟持される筒状の外側筒
    部と、 を備える ことを特徴とするステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記外側筒部を前記コラムホールカバー
    に設けると共に、前記外側筒部を含めて前記コラムホー
    ルカバーを前記押圧部の押圧力により弾性変形可能な弾
    性部材で形成したことを特徴とする請求項1記載のステ
    アリング装置。
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