JP2000264236A - センターテイクオフ式パワーステアリング装置 - Google Patents

センターテイクオフ式パワーステアリング装置

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JP2000264236A
JP2000264236A JP11067500A JP6750099A JP2000264236A JP 2000264236 A JP2000264236 A JP 2000264236A JP 11067500 A JP11067500 A JP 11067500A JP 6750099 A JP6750099 A JP 6750099A JP 2000264236 A JP2000264236 A JP 2000264236A
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boot
power
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達也 斎藤
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    • B62D3/02Steering gears mechanical
    • B62D3/12Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/20Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターテイクオフ式パワーステアリング装
置において、ギアハウジングとパワーシリンダの位置決
めの確実を図り、タイロッドとラック軸との連結部材が
パワーシリンダの窓状部内をスムースに移動可能とする
こと。 【解決手段】 センターテイクオフ式パワーステアリン
グ装置10において、ギアハウジング11とパワーシリ
ンダ13とを両者の一方に圧入したピン42により両者
の中心軸まわりの回転方向に位置決めし、ギアハウジン
グ11とパワーシリンダ13の一方に設けたストッパリ
ング46と他方に螺着したロックナット48とを両者の
軸方向で衝合することにより両者を軸方向で固定してな
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧パワーステア
リング装置、電動パワーステアリング装置等のセンター
テイクオフ式パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パワーステアリング装置では、
ギアハウジングにラック軸を直線移動可能に支持し、該
ギアハウジングにパワーシリンダを結合し、該ラック軸
を該パワーシリンダに挿通し、該パワーシリンダの発生
推力を該ラック軸に付与して操舵力をアシスト可能とし
ている。そして、これらパワーステアリング装置のう
ち、実開昭57-174275号公報に記載のセンターテイクオ
フ式パワーステアリング装置では、左右のタイロッドを
該ラック軸の中間部に連結する連結部材を、該パワーシ
リンダの側壁に形成した窓状部に往復動可能に設けてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 センターテイクオフ式パワーステアリング装置では、
ギアハウジングとパワーシリンダの結合部で、両者の中
心軸まわりの回転方向位置が少しでもずれると、タイロ
ッドとラック軸との連結部材がパワーシリンダの窓状部
に片あたりする等、スムースに往復動できず損傷の虞が
ある。
【0004】パワーシリンダの窓状部を覆う蛇腹状ブ
ーツが単一体からなり、ブーツの一端はギアハウジング
に設けた取付ボスに、他端はパワーシリンダに設けた取
付ボスにそれぞれ緊結し、ブーツの中間部にはタイロッ
ド取付部材を上述の連結部材に固定するボルト等が挿通
するようになっている。このため、ラック軸の左右の移
動に伴なう連結部材の移動の繰り返しにより、上述のボ
ルト等が通っているブーツの孔が拡大して疲労を生じ、
水の浸入を招く等、ブーツの防水シール性を損なう。
【0005】センターテイクオフ式パワーステアリン
グ装置では、ブーツの側傍にタイロッドが配置される。
他方、ブーツはゴム等の弾性体からなり、両端取付部に
挟まれる中央部での垂れ下がり変形を防ぐためには、外
径を大きく、内径を小さくすることが望まれるが、その
場合には、ブーツの外径とタイロッドとの干渉、ブーツ
の内径とラック軸との接触による不都合を生じ易い。
【0006】本発明の課題は、センターテイクオフ式パ
ワーステアリング装置において、ギアハウジングとパワ
ーシリンダの位置決めの確実を図り、タイロッドとラッ
ク軸との連結部材がパワーシリンダの窓状部内をスムー
スに移動可能とすることにある。
【0007】また、本発明の課題は、センターテイクオ
フ式パワーステアリング装置において、ブーツの耐久性
を向上することにある。
【0008】また、本発明の課題は、センターテイクオ
フ式パワーステアリング装置において、ブーツとタイロ
ッドとの干渉又はラック軸との接触を防止することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ギアハウジングにラック軸を直線移動可能に支持
し、該ギアハウジングにパワーシリンダを結合し、該ラ
ック軸を該パワーシリンダに挿通し、該パワーシリンダ
の発生推力を該ラック軸に付与して操舵力をアシスト可
能としてなり、左右のタイロッドを該ラック軸の中間部
に連結する連結部材を、該パワーシリンダの側壁に形成
した窓状部に往復動可能に設けてなるセンターテイクオ
フ式パワーステアリング装置において、該ギアハウジン
グと該パワーシリンダとを両者の一方に圧入したピンに
より両者の中心軸まわりの回転方向に位置決めし、該ギ
アハウジングと該パワーシリンダの一方に設けたストッ
パリングと他方に螺着したロックナットとを両者の軸方
向で衝合することにより両者を軸方向で固定してなるよ
うにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、ギアハウジン
グにラック軸を直線移動可能に支持し、該ギアハウジン
グにパワーシリンダを結合し、該ラック軸を該パワーシ
リンダに挿通し、該パワーシリンダの発生推力を該ラッ
ク軸に付与して操舵力をアシスト可能としてなり、左右
のタイロッドを該ラック軸の中間部に連結する連結部材
を、該パワーシリンダの側壁に形成した窓状部に往復動
可能に設けてなるセンターテイクオフ式パワーステアリ
ング装置において、前記左右のタイロッドの連結部材に
固定したブーツホルダをパワーシリンダの周囲に配置
し、該パワーシリンダの窓状部を該ブーツホルダの左右
で覆う左右のブーツを、ギアハウジングもしくはパワー
シリンダに設けた第1取付部と該ブーツホルダに設けた
第2取付部との間に延在してなるようにしたものであ
る。
【0011】請求項3に記載の本発明は、ギアハウジン
グにラック軸を直線移動可能に支持し、該ギアハウジン
グにパワーシリンダを結合し、該ラック軸を該パワーシ
リンダに挿通し、該パワーシリンダの発生推力を該ラッ
ク軸に付与して操舵力をアシスト可能としてなるパワー
ステアリング装置に用いられる蛇腹状のブーツにおい
て、第1取付部と第2取付部との間に延在されるに際
し、第1取付部の側から第2取付部の側に向けて、外径
はストレート状とし、内径は第1取付部の側から次第に
縮径したテーパ部と、第2取付部の側でこのテーパ部の
最小内径をストレート状に延在したストレート部とから
なるようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1の本発明によれば下記の作用があ
る。 ギアハウジングとパワーシリンダの回転方向の位置決
めを、両者間に設けたピンにより確実かつ容易に行うこ
とができる。これにより、ロックナットをギアハウジン
グ(又はパワーシリンダ)に螺着していくときのパワー
シリンダ(又はギアハウジング)の回転を固定しておく
必要もない。また、タイロッドとラック軸との連結部材
と、パワーシリンダの窓状部との回転方向での位置合せ
も確実となり、連結部材を窓状部の中でスムースに移動
できる。
【0013】請求項2の本発明によれば下記の作用が
ある。 パワーシリンダの窓状部を、タイロッドの連結部材に
固定した金属製等のブーツホルダと、左右のブーツとで
覆うこととした。従って、ラック軸の左右の移動に伴な
って連結部材が移動を繰り返す場合にも、タイロッド側
の取付部材を上述の連結部材に固定するためにブーツホ
ルダに設けたボルト等の孔が拡大せず、シール性能を損
なうことがないから、ブーツの耐久性を向上するものと
なる。
【0014】また、左右のブーツの中間部に金属製等の
ブーツホルダを設けたことにより、左右のブーツの支持
状態を安定化し、かつ各ブーツの短尺化による剛性向上
により、ブーツとタイロッドとの干渉又はラック軸との
接触も防止できる。
【0015】請求項3の本発明によれば下記の作用が
ある。 ブーツの外径をストレート状としたから、ブーツの外
径とタイロッドとの干渉を防止できる。また、ブーツの
内径をテーパ部と、そのテーパ部の最小内径でストレー
ト状をなすストレート部とからなるものとしたから、ブ
ーツの両端取付部に挟まれる中央部での垂れ下がりを防
ぐに足る剛性をブーツに確保でき、ブーツの内径とラッ
ク軸との接触も防止できる。また、ブーツの内径のテー
パ部では、そのストレート部よりも大内径をなす部分が
ギアハウジングもしくはパワーシリンダ又はそれらの結
合部を広く取囲み、その取囲み範囲内での部材レイアウ
トの自由度を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は油圧パワーステアリングを
示す模式図、図2は図1の要部拡大図、図3はロックナ
ットを示す模式図、図4は連結部材を示す模式図、図5
はブーツホルダを示す模式図、図6はブーツを示す模式
図である。
【0017】センターテイクオフ式パワーステアリング
装置10は、図1に示す如く、不図示のブラケットによ
り車体フレーム等に固定されるギアハウジング11に、
不図示の軸受により、ラック軸12を直線移動可能に支
持し、ギアハウジング11にパワーシリンダ13を結合
するとともに、ラック軸12をパワーシリンダ13に挿
通し、パワーシリンダ13を貫通するラック軸12にピ
ストン14を備える。15はラック軸12のためにパワ
ーシリンダ13に設けた軸受、16A、16Bはパワー
シリンダ13の第1室、第2室、17A、17Bはオイ
ルシール、18A、18Bはシール押え、19A、19
Bはポートである。これにより、油圧パワーステアリン
グ装置10にあっては、パワーシリンダ13の発生推力
をラック軸12に付与して操舵力をアシスト可能とす
る。
【0018】また、油圧パワーステアリング装置10
は、左右のタイロッド21A、21Bをラック軸12の
中間部に連結する連結部材22を、パワーシリンダ13
の側壁に形成した窓状部13Aに往復動可能としてい
る。このとき、連結部材22は窓状部13Aに摺接可能
に挿入されるガイドシュー23と、ガイドシュー23の
長手方向の2位置のそれぞれに圧入されるカラー24、
24の組立体(図4)である。また、左右のタイロッド
21A、21Bは取付部材25に締結される。そして、
左右のボルト26、26は、取付部材25と、パワーシ
リンダ13の窓状部13Aを含む周囲に配置したブーツ
ホルダ27と、連結部材22のカラー24、24を貫通
し、それらの取付部材25、ブーツホルダ27、連結部
材22をラック軸12の長手方向の2位置のそれぞれに
設けた取着座12A、12Aに締結する。
【0019】尚、ブーツホルダ27は、図5に示す如
く、略円筒状をなし、その周方向の一部に設けた平面部
の外面側を取付部材25のための取着面27Aとし、そ
の内面側を連結部材22のための取着面27Bとしてい
る。また、ブーツホルダ27は、両端部のそれぞれに後
述する左右のブーツ50、50のための第2取付部27
C、27Cを備える。
【0020】また、油圧パワーステアリング装置10
は、ギアハウジング11のフランジ11Aに、コントロ
ールバルブ30のバルブハウジング31をボルト31A
により固定している。コントロールバルブ30は、ステ
アリングホイールに連動して回転するステアリング軸3
2をバルブハウジング31に支持し、ステアリング軸3
2に設けられるロータ(不図示)と、ステアリング軸3
2に固定のトーションバー32Aの先端部にピニオン
(不図示)とともに固定されるスリーブ(不図示)と
を、ステアリングホイールに加えたステアリングトルク
に応ずるトーションバー32Aの弾性ねじり変形によっ
て相対変位可能に同軸配置し、パワーシリンダ13の第
1室17Aと第2室17Bにポンプ側供給流路33とタ
ンク側戻り流路34とを切換制御可能としている。尚、
ピニオンは、ラック軸12のラック歯35に噛合いされ
る。即ち、パワーステアリング装置10にあっては、ポ
ンプからの作動油をコントロールバルブ30からパワー
シリンダ13に送り、これによって発生するパワーシリ
ンダ13の推力を前述の如く、ラック軸12に付与し、
運転者によるステアリングホイールの操舵力をアシスト
するものである。
【0021】然るに、パワーステアリング装置10にあ
っては、(A) ギアハウジング11に対するパワーシリン
ダ13の結合構造、(B) パワーシリンダ13の窓状部1
3Aのシール構造を以下の如くにしている。
【0022】(A) ギアハウジング11に対するパワーシ
リンダ13の結合構造(図2、図3) ギアハウジング11の端部にパワーシリンダ13の先端
部を挿入可能とするボス40を設け、ボス40の奥の端
面41の周方向の特定位置にピン42を圧入する(図
2)。他方、パワーシリンダ13の先端部の端面の周方
向の特定位置にピン42が係合し得る係合溝43を設け
る(係合溝43はパワーシリンダ13の外径〜内径の肉
厚を径方向に貫通するスリット状をなす、但し係合溝4
3は係合孔に代えることもできる)(図2)。これによ
り、ギアハウジング11とパワーシリンダ13は、ギア
ハウジング11側のピン42にパワーシリンダ13の係
合溝43を係合させ、両者の中心軸まわりの回転方向の
位置決めを行い、結果として、ギアハウジング11に支
持されるラック軸12に前述の如く固定されるタイロッ
ド21A、21Bのための連結部材22のガイドシュー
23と、パワーシリンダ13の窓状部13Aの上述回転
方向での相対位置を合致せしめる。
【0023】また、パワーシリンダ13の先端部で、ギ
アハウジング11のボス40に挿入される部分の外周部
に設けたリング状溝45にはC字状ストッパリング46
が係着される。他方、ギアハウジング11のボス40の
開口部に設けたねじ部47にはロックナット48が螺着
され、ロックナット48の先端面48Aを軸方向でスト
ッパリング46に衝合することにより、ギアハウジング
11とパワーシリンダ13を軸方向で固定化できる。
尚、ロックナット48は、図3に示す如く、先端面48
Aをストッパリング46の外周に適合する円弧状面とさ
れ、基端部には回転操作工具を係止するための操作凹部
48Bを備える。
【0024】(B) パワーシリンダ13の窓状部13Aの
シール構造(図2、図5、図6) パワーシリンダ13の窓状部13Aは、図2に示す如
く、前述した左右のタイロッド21A、21Bの連結部
材22に固定したブーツホルダ27と、樹脂、ゴム等か
らなる左右のブーツ50、50により被覆されて防水シ
ールされる。即ち、ブーツホルダ27は前述の如く、連
結部材22に固定されてパワーシリンダ13の周囲に配
置され、左側のブーツ50は一端大径取付部51をギア
ハウジング11のボス40の外周部に設けた第1取付部
61Aに締結バンド62Aにより取着されるとともに、
他端小径取付部52をブーツホルダ27の左側の第2取
付部27Cに締結バンド63により取着されてパワーシ
リンダ13の周囲に延在され、右側のブーツ50は一端
大径取付部51をパワーシリンダ13の外周部に設けた
第1取付部61Bに締結バンド62Bにより取着される
とともに、他端小径取付部52をブーツホルダ27の右
側の第2取付部27Cに締結バンド63により取着され
てパワーシリンダ13の周囲に延在され、結果として、
ブーツホルダ27、左右のブーツ50、50の3者によ
り窓状部13Aを外界に対して防水シールする。
【0025】このとき、左右のブーツ50は、図6に示
す如く、蛇腹状をなし、ギアハウジング11もしくはパ
ワーシリンダ13の第1取付部61A、61Bに取付ら
れる大径取付部51の側から、ブーツホルダ27の第2
取付部27Cに取付られる小径取付部52の側に向けて
(1) 外径はストレート状とし、(2) 内径は大径取付部5
1の側から次第に縮径したテーパ部53と、小径取付部
52の側でこのテーパ部53の最小内径をストレート状
に延在したストレート部54とからなるものとされてい
る。
【0026】また、ブーツ50にあっては、大径取付部
51の側から小径取付部52の側に向けて、肉厚tを、
1<t2<t3の如くに変化させている(図6)。
【0027】尚、パワーステアリング装置10にあって
は、パワーシリンダ13を貫通したラック軸12の端部
にブーツ取付部材71を螺着し、ブーツ72の一端部を
パワーシリンダ13の端部の外周部に設けた取付部73
に締結バンド74で取着するとともに、ブーツ72の他
端部をブーツ取付部材71の取付部71Aに締結リング
75で取着してある。そして、ラック軸12は、このブ
ーツ72のシール空間を、前述のブーツホルダ27、左
右のブーツ50、50によるシール空間に連通する連通
路76、76A、76Bを備える。
【0028】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 ギアハウジング11とパワーシリンダ13の回転方向
の位置決めを、両者間に設けたピン42により確実かつ
容易に行うことができる。これにより、ロックナット4
8をギアハウジング11(又はパワーシリンダ13)に
螺着していくときのパワーシリンダ13(又はギアハウ
ジング11)の回転を固定しておく必要もない。また、
タイロッド21A、21Bとラック軸12との連結部材
22と、パワーシリンダ13の窓状部13Aとの回転方
向での位置合せも確実となり、連結部材22を窓状部1
3Aの中でスムースに移動できる。
【0029】パワーシリンダ13の窓状部13Aを、
タイロッド21A、21Bの連結部材22に固定した金
属製等のブーツホルダ27と、左右のブーツ50、50
とで覆うこととした。従って、ラック軸12の左右の移
動に伴って連結部材22が移動を繰り返す場合にも、タ
イロッド21A、21B側の取付部材25を上述の連結
部材22に固定するためにブーツホルダ27に設けたボ
ルト26等の孔が拡大せず、シール性能を損なうことが
ないから、ブーツ50の耐久性を向上するものとなる。
【0030】また、左右のブーツ50、50の中間部に
金属製等のブーツホルダ27を設けたことにより、左右
のブーツ50、50の支持状態を安定化し、かつ各ブー
ツ50の短尺化による剛性向上により、ブーツ50とタ
イロッド21A、21Bとの干渉又はラック軸12との
接触も防止できる。
【0031】ブーツ50の外径をストレート状とした
から、ブーツ50の外径とタイロッド21A、21Bと
の干渉を防止できる。また、ブーツ50の内径をテーパ
部53と、そのテーパ部53の最小内径でストレート状
をなすストレート部54とからなるものとしたから、ブ
ーツ50の両端取付部51、52に挟まれる中央部での
垂れ下がりを防ぐに足る剛性をブーツ50に確保でき、
ブーツ50の内径とラック軸12との接触も防止でき
る。また、ブーツ50の内径のテーパ部53では、その
ストレート部54よりも大内径をなす部分がギアハウジ
ング11もしくはパワーシリンダ13又はそれらの結合
部を広く取囲み、その取囲み範囲内での部材レイアウト
の自由度を高めることができる。
【0032】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は油圧パワーステアリング装置だけでなく、電動パ
ワーステアリング装置においても適用できる。
【0033】また、本発明のブーツは、センターテイク
オフ式パワーステアリング装置に限らず、広く一般のパ
ワーステアリング装置において適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、センター
テイクオフ式パワーステアリング装置において、ギアハ
ウジングとパワーシリンダの位置決めの確実を図り、タ
イロッドとラック軸との連結部材がパワーシリンダの窓
状部内をスムースに移動可能とすることができる。
【0035】また、本発明によれば、センターテイクオ
フ式パワーステアリング装置において、ブーツの耐久性
を向上することができる。
【0036】また、本発明によれば、センターテイクオ
フ式パワーステアリング装置において、ブーツとタイロ
ッドとの干渉又はラック軸との接触を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油圧パワーステアリングを示す模式図で
ある。
【図2】図2は図1の要部拡大図である。
【図3】図3はロックナットを示す模式図である。
【図4】図4は連結部材を示す模式図である。
【図5】図5はブーツホルダを示す模式図である。
【図6】図6はブーツを示す模式図である。
【符号の説明】
10 パワーステアリング装置 11 ギアハウジング 12 ラック軸 13 パワーシリンダ 13A 窓状部 21A、21B タイロッド 22 連結部材 27 ブーツホルダ 27C 第2取付部 42 ピン 46 ストッパリング 48 ロックナット 50 ブーツ 53 テーパ部 54 ストレート部 61A、61B 第1取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギアハウジングにラック軸を直線移動可
    能に支持し、該ギアハウジングにパワーシリンダを結合
    し、該ラック軸を該パワーシリンダに挿通し、該パワー
    シリンダの発生推力を該ラック軸に付与して操舵力をア
    シスト可能としてなり、 左右のタイロッドを該ラック軸の中間部に連結する連結
    部材を、該パワーシリンダの側壁に形成した窓状部に往
    復動可能に設けてなるセンターテイクオフ式パワーステ
    アリング装置において、 該ギアハウジングと該パワーシリンダとを両者の一方に
    圧入したピンにより両者の中心軸まわりの回転方向に位
    置決めし、 該ギアハウジングと該パワーシリンダの一方に設けたス
    トッパリングと他方に螺着したロックナットとを両者の
    軸方向で衝合することにより両者を軸方向で固定してな
    ることを特徴とするセンターテイクオフ式パワーステア
    リング装置。
  2. 【請求項2】 ギアハウジングにラック軸を直線移動可
    能に支持し、該ギアハウジングにパワーシリンダを結合
    し、該ラック軸を該パワーシリンダに挿通し、該パワー
    シリンダの発生推力を該ラック軸に付与して操舵力をア
    シスト可能としてなり、 左右のタイロッドを該ラック軸の中間部に連結する連結
    部材を、該パワーシリンダの側壁に形成した窓状部に往
    復動可能に設けてなるセンターテイクオフ式パワーステ
    アリング装置において、 前記左右のタイロッドの連結部材に固定したブーツホル
    ダをパワーシリンダの周囲に配置し、該パワーシリンダ
    の窓状部を該ブーツホルダの左右で覆う左右のブーツ
    を、ギアハウジングもしくはパワーシリンダに設けた第
    1取付部と該ブーツホルダに設けた第2取付部との間に
    延在してなることを特徴とするセンターテイクオフ式パ
    ワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 ギアハウジングにラック軸を直線移動可
    能に支持し、該ギアハウジングにパワーシリンダを結合
    し、該ラック軸を該パワーシリンダに挿通し、該パワー
    シリンダの発生推力を該ラック軸に付与して操舵力をア
    シスト可能としてなるパワーステアリング装置に用いら
    れる蛇腹状のブーツにおいて、 第1取付部と第2取付部との間に延在されるに際し、第
    1取付部の側から第2取付部の側に向けて、外径はスト
    レート状とし、内径は第1取付部の側から次第に縮径し
    たテーパ部と、第2取付部の側でこのテーパ部の最小内
    径をストレート状に延在したストレート部とからなるこ
    とを特徴とするパワーステアリング装置用ブーツ。
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