JP3489019B2 - 舵取装置 - Google Patents

舵取装置

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JP3489019B2 JP12963597A JP12963597A JP3489019B2 JP 3489019 B2 JP3489019 B2 JP 3489019B2 JP 12963597 A JP12963597 A JP 12963597A JP 12963597 A JP12963597 A JP 12963597A JP 3489019 B2 JP3489019 B2 JP 3489019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、舵取り操作に応じ
て移動するラック軸の中途部を操舵用の車輪に連結して
なるセンタテイクオフ形のラックピニオン式舵取装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】自動車用の舵取装置の一形式として、舵
輪(ステアリングホイール)に連動連結されたピニオン
を車体の左右方向に延設されたラック軸の中途部に噛合
させてなり、舵取りのための舵輪の回転操作をラック軸
の軸長方向の移動に変換し、この移動を左右の操向車輪
(一般的には前輪)に伝えて舵取りを行わせる構成とし
たラックピニオン式の舵取装置がある。 【0003】このようなラックピニオン式の舵取装置
は、更に、左右の操向車輪との連結のための一対のタイ
ロッドをラック軸の両端部に各別に連結してなるエンド
テイクオフ形と、前記タイロッドをラック軸の中途部に
一括して連結してなるセンタテイクオフ形とに大別され
る。 【0004】センタテイクオフ形の舵取装置は、左右の
操向車輪に至るタイロッドが長寸となる反面、ラック軸
及びこれを支承するラックハウジングの長さを短くで
き、また、これらと操向車輪との相対的な位置関係の設
定に自由度が大きいという利点を有しており、ラックハ
ウジングの配設に制約がある一部の車種において採用さ
れている。 【0005】以上の如きセンタテイクオフ形の舵取装置
においては、ラックハウジングの内部にて移動する前記
ラック軸の中途部に左右一対のタイロッドを連結する必
要があり、この連結は、前記ラックハウジングの周壁を
ラック軸の移動長さに相当する長さに亘って切欠いて形
成された窓孔を介して実現されている。 【0006】なお前記窓孔の形成域は、その両側に蛇腹
状の伸縮部を備える樹脂製のブーツにより封止し、ラッ
クハウジングの内部への異物の侵入を防ぐようにしてあ
り、前記タイロッドの連結は、実開昭57−174275号公
報、実公昭63-12047号公報等に開示されている如く、前
記ブーツの両側の伸縮部に挾まれた筒状部に、タイロッ
ド取付け用のブラケットを、前者の周壁を貫通する一対
の嵌着孔に後者に突設された一対の嵌合突起を嵌め合わ
せて取付け、左右のタイロッドの連結用のボルトを、前
記嵌着突起に形成された各別のガイド孔に沿わせて挿入
し、前記窓孔の内側に位置するラック軸の周面にねじ止
め固定する手順により、前記ブーツを間に挾んで行われ
ている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】さて、以上の如き連結
構造においては、前記ブーツによる封止が損なわれない
ようにするために、前記嵌着孔と前記嵌合突起との嵌め
合わせが確実に行われる必要があり、このためには、前
記嵌着孔間の離隔寸法と前記嵌合突起間の離隔ピッチが
正しく一致することが必要である。 【0008】ところが前記ブーツは、一般的に樹脂成形
品であり、前記嵌着孔はその成形段階にて一体形成され
ることから、両嵌着孔間の離隔寸法を高精度に仕上げる
ことは難しく、タイロッド連結用のブラケットの取付け
に際し、該ブラケットに突設された嵌合突起の嵌め合わ
せが確実に行えないという問題があり、更には、両者の
嵌め合わせそのものが困難となる虞れさえあった。 【0009】また一方、例えば、米国特許第46016
02号に開示されているように、左右のタイロッドが、
ラック軸の軸心に対して互いに異なる方向に傾斜する連
結ボルトによって連結される構成とした舵取装置が実用
化されている。このような舵取装置において前述した連
結構造を採用した場合、連結ボルトのガイド孔を備える
ブラケット側の嵌合突起と、該嵌合突起の嵌め合わせの
ためのブーツ側の嵌着孔とが、ラック軸の軸心に対して
傾斜する軸心を有し、前記嵌合突起の先端位置が前記嵌
着孔の形成位置に整合しないことから、これら両者の嵌
め合わせに困難を伴い、タイロッドの連結に多大の工数
を要するという問題があった。 【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、センタテイクオフ形のラックピニオン式舵取装
置において、ラック軸の中途部にブーツを介して行われ
るタイロッドの連結を、容易にしかも確実に実施でき、
この連結に要する工数の削減を図ると共に、連結後のブ
ーツによる封止が損なわれることのない連結構造を提供
することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明に係る舵取装置
は、舵取り操作に応じて軸長方向に移動するラック軸
と、該ラック軸を支承する筒形のハウジングとを備え、
該ハウジングの周壁を適長に亘って切欠いてなる窓孔の
形成域をその両側に伸縮部を備えるブーツによって覆
い、該ブーツにタイロッド取付け用のブラケットを、該
ブラケットに突設された一対の嵌合突起を前記ブーツの
周壁を貫通する各別の嵌着孔に嵌め合わせて取付け、前
記嵌合突起の夫々に形成されたボルト孔に沿って挿入さ
れる連結ボルトにより、前記窓孔の内側に位置する前記
ラック軸の周面にタイロッドを連結してなるラックピニ
オン式の舵取装置において、前記嵌着孔の形成位置を含
む前記ブーツの一部を、他部よりも弾性に富む材料から
なる別部材により構成してあることを特徴とする。 【0012】 本発明においては、ラック軸のハウジン
グに形成された窓孔を覆うブーツの一部、具体的には、
タイロッド取付け用のブラケットに突設された嵌合突起
が嵌め合わされる嵌着孔の形成位置を含めた部分を、ゴ
ム等の弾性に富む材料からなる別部材により構成し、前
記嵌合突起の嵌め合わせに際し、前記嵌着孔間の離隔ピ
ッチを前記別部材を変形せしめて調整し、前記嵌合突起
の嵌め合わせを容易に行わせると共に、嵌め合わせ後の
嵌合状態を良好に保ち、嵌め合わせ部分での封止性が損
なわれないようにする。 【0013】 【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る舵取
装置の要部の構成を示す一部破断正面図である。 【0014】図中1はラック軸であり、該ラック軸1
は、一側端部を閉止された円筒形をなすラックハウジン
グ2の内部に軸長方向への摺動自在に支承されている。
ラックハウジング2の閉止端側の中途部には、これと交
叉する態様にピニオンハウジング20が連設してあり、該
ピニオンハウジング20の内部には、軸心回りでの回転自
在にピニオン軸21が支承されている。ピニオンハウジン
グ20の上部へ突出するピニオン軸21の上端部は、図示し
ない舵輪(ステアリングホイール)に連結されており、
該ピニオン軸21は、舵取りのための前記舵輪の操作に応
じて軸回りに回転するようになしてある。 【0015】ラック軸1は、その外周に適長に亘って形
成されたラック歯を備えており、該ラック歯は、ピニオ
ンハウジング20との交叉部において、前記ピニオン軸21
の下半部に一体的に形成されたピニオン(図示せず)に
噛合させてあり、この噛合により、舵輪の操作に応じた
ピニオン軸21の回転がラック軸1の軸長方向の摺動に変
換されるようになしてある。 【0016】ラックハウジング2の他側には、その周壁
を所定の長さ範囲に亘って切欠いて窓孔22が形成されて
おり、該窓孔22の形成域は、中央の筒状部5aの両側に蛇
腹状の伸縮部5b,5bを備え、後述の如く取付けられた樹
脂製のブーツ5により覆われている。前記窓孔22の内側
に位置するラック軸1の外周には、左右の操向車輪への
連結のための一対のタイロッド4,4が、前記ブーツ5
の筒状部5aに固定された取付ブラケット41を介して、各
別の連結ボルト40,40により、後述の如くに連結されて
おり、舵輪の操作に応じて前述の如く生じるラック軸1
の摺動を前記タイロッド4,4を介して左右の操向車輪
に伝え、舵取りを行わせる構成となっている。 【0017】図示の舵取装置は、ラック軸1の摺動を油
圧により補助する動力舵取装置として構成されており、
ラック軸1に補助力を加えるパワーシリンダ3は、タイ
ロッド4,4の連結側のラック軸1の端面に同軸をなし
て連結されたピストンロッド30を、ラックハウジング2
の同側端部に連設されたシリンダチューブ31内に延設
し、この延設端に取付けたピストン32を、その外周に巻
装されたシールリング33を介してシリンダチューブ31に
摺動自在に内嵌せしめて構成されている。 【0018】シリンダチューブ31は、ラックハウジング
2との連結端の逆側を閉止してなる有底円筒形の部材で
あり、ラックハウジング2との連結側には、その内側に
シール部材60を保持するシールホルダ6が取り付けてあ
る。ピストンロッド30は、前記シール部材60によりその
中途部を液密に封止してシリンダチューブ31の内部に延
設してある。 【0019】以上の如くパワーシリンダ3は、ピストン
32の両側にて液密に封止された一対の油室をシリンダチ
ューブ31の内側に形成してなり、これらの油室への外部
からの油圧送給に応じてピストン32の両側に発生する圧
力差により前記ピストンロッド30を軸長方向に押し引き
し、該ピストンロッド30の基端に連結された前記ラック
軸1に軸長方向の移動力を加える構成となっている。 【0020】ピストン32両側の油室は、シリンダチュー
ブ31の外側の該当位置に夫々接続された各別の送油管2
3,23により、前記ピニオンハウジング20の外側に設け
られた一対の送油ポート24,25に接続されている。該ピ
ニオンハウジング20には、舵取りのための舵輪操作に伴
って前記ピニオン軸21に加わる操舵トルクに応じて油圧
の給排動作を行い、前記送油ポート24,25のいずれかに
送出する公知の油圧制御弁が内蔵されており、送油ポー
ト24,25への送出油圧が送油管23,23を経てパワーシリ
ンダ3に送給され、この送給に応じて発生する油圧力が
ラック軸1に加えられ、前述の如く生じる舵取りが補助
される構成となっている。 【0021】以上の如く構成された本発明の舵取装置の
特徴は、前記窓孔22の内側におけるラック軸1への前記
タイロッド4,4の連結構造にあり、この特徴は、前記
窓孔22の形成域を覆う態様に取付けられたブーツ5の構
成により実現される。 【0022】図2は、タイロッド4,4の連結部近傍の
拡大断面図である。本図に示す如くタイロッド4,4の
取付けのための取付ブラケット41の一面には、相互に所
定長隔てて一対の嵌合突起42,42が突設されており、こ
れらの軸心部には、前記連結ボルト40,40の挿通が可能
なサイズを有するガイド孔43,43が貫通形成されてい
る。 【0023】 一方、窓孔22の外側を覆うブーツ5の筒
状部5aには、その略中央に、ゴム材等の弾性に富む材料
からなる固定部材5cが一体的に取付けてあり、該固定部
材5cには、筒状部5aの長手方向に所定長隔てて一対の嵌
着孔50,50(図3,4参照)が形成されている。 【0024】図3は、筒状部5aの外観を示す平面図であ
り、本図に示す如く、前記固定部材5cは、嵌着孔50,50
の形成位置を含む長円形の平面形状を有しており、図2
に示す如く、筒状部5aの該当位置に形成された装着孔の
内縁に、その外縁に周設された凹溝を嵌め込み、接着等
の適宜の接合手段により、該筒状部5aに一体的に接合さ
れている。 【0025】固定部材5cに形成された嵌着孔50,50間の
離隔長は、取付ブラケット41における前記嵌合突起42,
42間の離隔長と略等しく設定されており、取付けブラケ
ット41は、嵌合突起42,42の突設面をブーツ5の側に向
け、これらの嵌合突起42,42の基端部近傍を前記嵌着孔
50,50に嵌め合わせることにより、前記ブーツ5に一体
的に取付けてある。 【0026】また、前記ブーツ5に覆われた前記窓孔22
の内側に位置するラック軸1の周面には、前記取付け状
態においてブーツ5の内側に突出する嵌合突起42,42の
先端に当接可能な座面10,10が形成されており、前記取
付けブラケット41は、両嵌合突起42,42に形成されたガ
イド孔43,43に挿通された連結ボルト40,40を、前記座
面10,10に形成されたねじ孔11,11に螺合することによ
り、前記ブーツ5を間に挾んでラック軸1に固定されて
いる。 【0027】前記連結ボルト40,40は、左右のタイロッ
ド4,4の基端部に挿通され、これらと共に前記ガイド
孔43,43に挿通されており、前述の如くラック軸1の中
途部に螺合されている。これにより前記タイロッド4,
4は、取付ブラケット41を介してブーツ5と共にラック
軸1に取付けられたことになり、前記窓孔22の形成範囲
内にて生じるラック軸1の両方向の摺動は、前記筒状部
5aの両側の伸縮部5b,5bの伸縮によって許容される。 【0028】図4は、ブーツ5への取付ブラケット41の
取付け手順の説明図である。タイロッド4,4を連結す
る連結ボルト40,40は、図2に示す如く、ラック軸1の
軸心に対して夫々の頭部を近付ける向きに傾けてあり、
これらの連結ボルト40,40のガイド孔43,43を備える嵌
合突起42,42は、その先端を開く向きに傾けて突設され
ている。 【0029】これらの嵌合突起42,42は、図2に示す如
く、ブーツ5に形成された各別の嵌着孔50,50に夫々の
基端部近傍を嵌め合わせた状態に取付けられるから、嵌
着孔50,50間の離隔長dは、最終的な嵌め合わせ部位と
なる嵌合突起42,42の基端部側の離隔長D1 に合わせて
設定されている。このような嵌着孔50,50への嵌合突起
42,42の嵌め込みは、図4(a)に示す如く、夫々の先
端側から行われるが、前述した如く嵌合突起42,42は、
先端部を外向きに開く態様に突設されており、これらの
先端部における離隔長D2 は、基端側の離隔長D1 と略
等しく設定された嵌着孔50,50間の離隔長dよりも大き
い。 【0030】 本発明においては、嵌着孔50,50の形成
位置を含むブーツ5の一部が、他部よりも弾性に富む材
料からなる固定部材5cにより構成してあることから、嵌
合突起42,42の先端部の嵌め込みに際し、前記固定部材
5cの弾性変形が可能な範囲内において嵌着孔50,50間の
離隔長dを調整し、嵌合突起42,42の先端の離隔長D2
に合わせることができ、前記嵌め込みを容易に行わせる
ことができる。 【0031】 また、以上の嵌め込みにより図4(b)
の如く実現される取付ブラケット41の取付け状態におい
ては、固定部材5cの弾性復帰により、前記嵌着孔50,50
は、嵌合突起42,42の基端部に確実に嵌め合わされ、こ
の嵌め合わせ部分での封止性が損なわれる虞れはない。 【0032】このように取付ブラケット41が取付けられ
た固定部材5cは、ラック軸1への連結ボルト40,40の締
め付けにより、図2に示す如く、取付けブラケット41と
ラック軸との間に挾持されるから、ラック軸1の摺動に
伴って変形する虞れはなく、嵌合突起42,42の嵌め合わ
せ状態は良好に維持される。 【0033】前記ブーツ5は、図1に示す如く、両側の
伸縮部5b,5bの端部に円環状の取付け環5d,5dを備え、
これらを前記窓孔22の両側部分に外嵌し、これらを締め
付けバンド7,7(図5参照)により外側から締め付け
て、該窓孔22の外側を覆う態様に取付けてある。 【0034】図示の舵取装置においては、ラックハウジ
ング2の一側端部に、パワーシリンダ3を構成するシリ
ンダチューブ31が連設されており、前述した取付けに際
し、両側の取付け環5d,5dは、相異なる外径を有するラ
ックハウジング2とシリンダチューブ31とに夫々外嵌さ
れる。図5は、シリンダチューブ31側のブーツ5の取付
け位置近傍の拡大断面図であり、本図に示す如く、シリ
ンダチューブ31の該当位置には、円環状をなす固定環34
が嵌着固定されており、同側の取付け環5dは、この固定
環34に外嵌され、締め付けバンド7により締め付け固定
されている。 【0035】固定環34は、他側の取付け環5dの取付け部
位となるラックハウジング2の外径と略等しい外径を有
しており、該固定環34の使用により、ブーツ5の両側の
取付け環5d,5dを同径とすることができ、該ブーツ5の
組み付けに際し、その方向性を考慮する必要がなく、組
み付け不良の発生を未然に防止し得る。また、両側の取
付け環5d,5dを締め付ける締め付けバンド7,7も共通
化でき、組み付け作業が容易となる。 【0036】なお以上の実施の形態においては、筒状部
5aの周方向の一部のみに、別部材として長円形の固定部
材5cを取付け、この固定部材5cに嵌着孔50,50を形成し
てあるが、別部材として構成される固定部材5cは、嵌着
孔50,50の形成位置を含めて如何なる形態としたもので
あってもよく、例えば、図6に示す如く、環状をなす固
定部材5cを筒状部5aの中央部分に介装し、この固定部材
5cに嵌着孔50,50を形成することもできる。 【0037】 【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る舵取装置
においては、ラック軸のハウジングの外側を覆うブーツ
の一部を弾性に富む材料からなる別部材により構成し、
この別部材にタイロッド連結用のブラケットの一部を嵌
着固定する嵌着孔を形成してあるから、前記ブラケット
の取付けに際し、別部材の弾性変形により嵌着孔間の距
離を調整することにより、ブラケットの取付けが容易に
行えると共に、取付け後の嵌め合わせ部分での封止性が
損なわれることもなく、ラック軸の中途部にブーツを介
して行われるタイロッドの連結が、容易にしかも確実に
実施できるようになる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る舵取装置の要部の構成を示す一部
破断正面図である。 【図2】タイロッドの連結部近傍の拡大断面図である。 【図3】本発明に係る舵取装置に用いられるブーツの特
徴部分の平面図である。 【図4】ブーツへの取付ブラケットの取付け手順の説明
図である。 【図5】シリンダチューブ側のブーツの取付け位置近傍
の拡大断面図である。 【図6】本発明に係る舵取装置に用いられるブーツの他
の実施の形態を示す特徴部分の平面図である。 【符号の説明】 1 ラック軸 2 ラックハウジング 4 タイロッド 5 ブーツ 5a 筒状部 5c 固定部材 22 窓孔 40 連結ボルト 41 取付ブラケット 42 嵌合突起 50 嵌着孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 3/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 舵取り操作に応じて軸長方向に移動する
    ラック軸と、該ラック軸を支承する筒形のハウジングと
    を備え、該ハウジングの周壁を適長に亘って切欠いてな
    る窓孔の形成域をその両側に伸縮部を備えるブーツによ
    って覆い、該ブーツにタイロッド取付け用のブラケット
    を、該ブラケットに突設された一対の嵌合突起を前記ブ
    ーツの周壁を貫通する各別の嵌着孔に嵌め合わせて取付
    け、前記嵌合突起の夫々に形成されたボルト孔に沿って
    挿入される連結ボルトにより、前記窓孔の内側に位置す
    る前記ラック軸の周面にタイロッドを連結してなるラッ
    クピニオン式の舵取装置において、前記嵌着孔の形成位
    置を含む前記ブーツの一部を、他部よりも弾性に富む材
    料からなる別部材により構成してあることを特徴とする
    舵取装置。
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