JP3705692B2 - ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸 - Google Patents
ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3705692B2 JP3705692B2 JP02368898A JP2368898A JP3705692B2 JP 3705692 B2 JP3705692 B2 JP 3705692B2 JP 02368898 A JP02368898 A JP 02368898A JP 2368898 A JP2368898 A JP 2368898A JP 3705692 B2 JP3705692 B2 JP 3705692B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- rack shaft
- shaft
- cylindrical body
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、舵取り操作に応じて回転するピニオン軸に連動して車体の左右方向へ移動するラック軸を備えたラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の舵取装置の一形式として、舵輪(ステアリングホイール)に連動連結されたピニオン軸のピニオンを車体の左右方向に延設されたラック軸のラック歯に噛合させてなり、舵取りのための舵輪の回転操作をラック軸の軸長方向への移動に変換し、この移動を左右の操向車輪(一般的には前輪)に伝えて舵取りを行わせる構成としたラックピニオン式舵取装置がある。
【0003】
このようなラックピニオン式舵取装置は、更に、左右の操向車輪との連結のための一対のタイロッドをラック軸の両端部に各別に連結してなるエンドテイクオフ形と、前記タイロッドをラック軸の中途部に一括して連結してなるセンタテイクオフ形とに大別される。
【0004】
センタテイクオフ形のラックピニオン式舵取装置は、左右の操向車輪に至るタイロッドが長寸となる反面、これらと操向車輪との相対的な位置関係の設定に自由度が大きいという利点を有しており、一部の車種において採用されている。
【0005】
以上の如きセンタテイクオフ形のラックピニオン式舵取装置において、ラック軸は筒状のラックハウジングに移動自在に収容されているが、このラック軸には前記タイロッドの取付部から軸長方向と交叉する方向への押付力が作用することになるから、図7の(a),(b)に示す如くラック軸100のタイロッド取付近傍位置に、ラックハウジング101の内面に接触が可能な合成樹脂製の筒体102を設けて、前記押付力によるラック軸100の撓みをなくするようにしている。
【0006】
この筒体102は、前記ラック軸100の軸芯及びタイロッド基端の間の距離がユーザ仕様により制約されているため、タイロッド側に軸長方向の割り部102aを有する断面略C字形に形成されている。また、この筒体102の湾曲方向中央部には貫通孔103を穿孔し、この貫通孔103に対応するピン孔104を前記ラック軸100に穿設して、前記貫通孔103からピン孔104へとピン105を挿嵌することにより筒体102をラック軸100に固定している。
【0007】
また、タイロッド取付用のねじ体106の緊締力を前記筒体102の割り部102aに付与する押え部材107を設けて、前記割り部102aを押えることにより、筒体102をラックハウジング101の内面に良好に接触させることができるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記した従来の筒体102は、断面略C字形に成形したものをラック軸100に嵌合してピン105により固定する構造であるため、筒体102を設計した円弧状態に形成することが困難であり、全体が略U字形となるように湾曲することになる。そのため筒体102が外方にわん曲してラックハウジング101に嵌めるのが困難であったり、筒体102が内方にわん曲してラック軸100に嵌めるのが困難であるという問題がある。また、筒体102はラック軸100に嵌合したあと、ピン105で固定する間にラック軸100から脱落するのを防止するため、略U字形に湾曲した筒体102の弾性復元力を大きくして、該弾性復元力により掴持する必要がある。従って、筒体102をラック軸100に嵌合するとき、弾性復元力の大きな筒体102を無理に押し広げる必要があり、この押し広げ操作が行い難くて、作業性が悪いという問題があった。
【0009】
また、全体が略U字形となるように湾曲した筒体102は、円弧方向中央部及び両端部が固定されるにすぎないから、該筒体102の内面とラック軸100の外面との間に隙間ができ、筒体102の割り部102a間における全ての外面をラックハウジング101の内面に良好に接触させることができないという問題があった。
【0010】
また、筒体102とは別個にピン105及び押え部材107が必要であるため、部品点数が多いのであり、コスト高になるという問題もあった。
【0011】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ラック軸を芯材とし、該ラック軸に筒体を成形して固定することにより、筒体をラック軸に簡易に固定することができて、しかも、筒体の外面をラックハウジングの内面に良好に接触させることができるラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸を構成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る舵取装置は、舵取り操作に応じて回転するピニオン軸に連動して車体の左右方向へ移動するラック軸を収容するラックハウジングを備え、前記ラック軸に取付けられるタイロッドから前記ラック軸に作用する荷重を前記ラックハウジングの内面で受止める筒体を前記ラック軸に設けてなるラックピニオン式舵取装置において、前記筒体は、軸長方向の割り部が設けられた筒本体及び該筒本体の周方向両端部を前記割り部に跨って連結する連結部を備え、前記ラック軸を芯材として該ラック軸に前記筒体が成形されていることを特徴とする。
【0013】
第3発明に係るラック軸は、舵取り用のタイロッドが取付けられる軸本体の外面に、前記タイロッドから作用する荷重を前記軸本体が収容されるラックハウジングの内面で受止める筒体を設けてなるラック軸において、前記筒体は、全長に亘って割り部が設けられた筒本体及び該筒本体の周方向両端部を前記割り部に跨って連結する連結部を備え、前記軸本体を芯材として該軸本体に前記筒体が成形されていることを特徴とする。
【0014】
第1発明及び第3発明にあっては、ラック軸を芯材とし、該ラック軸に筒体を成形するから、筒体の円弧状態を良好に保持することができ、該筒体の外面をラックハウジングの内面に良好に接触させることができる。また、筒体を成形によりラック軸に簡易に固定することができる。また、ラック軸に成形するから、前記した従来例に比べて部品点数を少なくすることができる。
【0015】
第2発明に係る舵取装置は、前記ラック軸の前記筒体との対応位置に凹所が設けられ、前記筒体に前記凹所に入って筒体の移動を拘束する拘束部が成形されていることを特徴とする。
【0016】
第2発明にあっては、筒体に一体に成形された拘束部が筒体の移動を拘束するから、筒体のラック軸への固定状態を長期間に亘って良好に保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るラックピニオン式舵取装置の要部の縦断正面図、図2は同じく要部の縦断側面図、図3はラックピニオン式舵取装置全体の断面図、図4はラック軸の正面図、図5は同じくラック軸を示すもので、(a)は図4のX−X線の拡大断面図、(b)は図4のY−Y線の拡大断面図、(c)は拡大底面図、(d)は拡大平面図、図6はラック軸の軸本体のみの底面図である。
【0018】
図3に示したラックピニオン式舵取装置は、一端部が舵輪(ステアリングホイール)に連動連結され、他端部にピニオン(図示せず)が設けられたピニオン軸1と、前記ピニオンに噛合するラック歯(図示せず)が設けられ、車体の左右方向に延設された金属製のラック軸2と、該ラック軸2を移動が可能に収容する円筒状のラックハウジング3と、該ラックハウジング3の内面に接触が可能であり、前記ラック軸2に設けられた筒体4と、前記ラックハウジング3の周りに配置される円筒状の伸縮が可能なブーツ5と、一対のタイロッド6,6の基端部を保持する一つのタイロッド取付体7と、該タイロッド取付体7を、前記ラツクハウジング3及びブーツ5を貫通してラック軸2の一端部に取付けるねじ体8,8とを備えたセンタテイクオフ形のラックピニオン式舵取装置である。
【0019】
ラック軸2は、図1,図2に示す如く一端部が閉止された円筒形をなす前記ラックハウジング3の内部に軸長方向への移動が可能に収容されている。また、ラック軸2の一端部には、前記筒体4と環状の凹所21と軸長方向へ延びる回り止め溝23と前記タイロッド取付体7を取付けるための取付孔22とが設けられており、他端側の中間部には前記ラック歯が設けられており、該ラック歯と反対側面が案内シートを介してラックハウジング3に支持されている。
【0020】
凹所21及び回り止め溝23は、図5に示す如く前記筒体4が設けられる位置に設けるのであり、また、図1、図5に示す如く凹所21は軸長方向に所定間隔を隔てて二つ設けられている。これら凹所21,21の外側に二つの前記取付孔22,22がラック軸2の軸長方向と交叉するように傾斜して設けられており、その開口部に、平坦状の受座24,24が設けられている。
【0021】
筒体4は、ラック軸2を芯材とし、該ラック軸2の外面に合成樹脂材料を成形するのであり、図5に示す如く軸長方向の割り部4aを有する断面略C字形の筒本体41と、該筒本体41の周方向両端部を前記割り部4aに跨って一体に連結する一対の連結部42,42と、前記凹所21,21に入って筒体4の軸長方向への移動を拘束する一対の拘束部43,43と、前記回り止め溝23に入って筒体4の周方向への移動を拘束する一つの拘束部44とを備えている。
【0022】
この筒体4の成形は、ラック軸2の一端部を成形用型内に入れて該型内に合成樹脂材料を充填することにより成形する。このように成形した筒体4は、図4、図5に示す如くラック軸2の外面に突出状に形成される筒本体41と、凹所21,21に入って筒本体41の周方向両端部を割り部4aに跨って連結する連結部42,42と、凹所21,21に入って環状となり、一部が前記連結部42,42を兼ねる拘束部43,43と、回り止め溝23に入って棒状となる拘束部44とが一体であり、一方の拘束部43,43が筒体4の軸長方向への移動を拘束し、他方の拘束部44が筒体4の周方向への移動を拘束する。また、筒本体41の湾曲方向中央部近くの外面には全長に亘って延びる複数の油留まり溝45,45を設けて、これら油留まり溝45,45にグリース等の潤滑剤を保持する。
【0023】
ラックハウジング3は、図3に示すように、一端が閉止され、他端が開放された有底筒状に形成され、その閉止側の中途部には、これと交叉する態様にピニオンハウジング9が連設してあり、該ピニオンハウジング9の内部には、軸心回りでの回転自在に前記ピニオン軸1が支承され、該ピニオン軸1の回転がラック軸2の軸長方向の摺動に変換されるようになしてある。
【0024】
ラックハウジング3の開放側の中途部には、図3に示すように、前記タイロッド取付体7をラックハウジング3に対し移動させるための窓孔31を設け、該窓孔31の形成域周りを前記ブーツ5により覆い、ゴミ、水などの異物が窓孔31からラックハウジング3内に侵入するのを防止するようにしている。
【0025】
タイロッド取付体7は、図1に示すように、タイロッド6の基端部を挾持する一対の挾持片71,71と、これら挾持片71,71に所定間隔を隔てて固着され、ラック軸2の軸長方向と交叉する一対の筒状の突起72,72とを備え、挾持片71,71に穿設された一対の貫通孔及び各突起72,72の中心部孔に前記ねじ体8,8を挿通して、該ねじ体8,8を前記ラック軸2の取付孔22,22に緊締することにより、突起72,72をラック軸2の受座24,24に当接させ、タイロッド取付体7をブーツ5の外側に配置して固定する。
【0026】
ブーツ5は、可撓性を有する合成樹脂、ゴムなどにより形成されるもので、図3に示すように、両端部を蛇腹形状とした伸縮部51,51、及びこれら伸縮部51,51を連結する連結筒部52を備え、該連結筒部52に、前記タイロッド取付体7と対向する扁平部53を設け、該扁平部53に前記突起72,72が嵌合される嵌合孔54,54が設けられている。また、伸縮部51,51の両端は、取付環10,10によりラックハウジング3に着脱可能に取付けられている。
【0027】
また、図3に示した実施の形態のラックピニオン式舵取装置は、ラック軸2の摺動を油圧により補助する動力舵取装置として構成されており、ラック軸2に補助力を加える油圧シリンダ11は、ラック軸2の一端に同軸をなして連結されたピストンロッド12を、ラックハウジング3の開放端部に連設されたシリンダチューブ13内に延設し、この延設端に取付けたピストン14をシリンダチューブ13に摺動自在に内嵌せしめて構成されている。
【0028】
シリンダチューブ13は、ラックハウジング3との連結端の逆側を閉止してなる有底円筒形の部材であり、ラックハウジング3との連結側には、その内側にシール部材15を保持するシールホルダ16が取付けてある。ピストンロッド12は、前記シール部材15によりその中途部を液密に封止してシリンダチューブ13の内部に延設してある。
【0029】
以上の如く油圧シリンダ11は、ピストン14の両側にて液密に封止された一対の油室をシリンダチューブ13の内側に形成してなり、これらの油室への外部からの油圧送給に応じてピストン14の両側に発生する圧力差により前記ピストンロッド12を軸長方向に押し引きし、該ピストンロッド12の基端に連結された前記ラック軸2に軸長方向の移動力を加える構成となっている。
【0030】
ピストン14両側の油室は、シリンダチューブ13の外側の該当位置に夫々接続された各別の送油管17,17により、前記ピニオンハウジング9の外側に設けられた一対の送油ポート91,92に接続されている。該ピニオンハウジング9には、舵取りのための舵輪操作に伴って前記ピニオン軸1に加わる操舵トルクに応じて油圧の給排動作を行い、前記送油ポート91,92のいずれかに送出する公知の油圧制御弁が内蔵されており、送油ポート91,92への送出油圧が送油管17,17を経て油圧シリンダ11に送給され、この送給に応じて発生する油圧力がラック軸2に加えられ、前述の如く生じる舵取りが補助される構成となっている。
【0031】
以上の如く構成されたセンタテイクオフ形のラックピニオン式舵取装置は、ラック軸2を芯材とし、該ラック軸2の外面に、割り部4aを有する筒本体41及び該筒本体41の周方向両端部を割り部4aに跨って一体に連結する連結部42,42を備えた筒体4を成形しているから、該筒体4の円弧状態を良好に保持することができ、該筒体4の外面をラックハウジング3の内面に良好に接触させることができるのであり、また、筒体4をラック軸2に簡易に固定することができる。また、ラック軸2の凹所21,21に入って移動を拘束する拘束部43,43を筒本体41と一体に成形するから、長期間に亘って筒体4の固定状態を保持することができる。
【0032】
また、舵輪の回転操作によりピニオン軸1を介してラック軸2が軸長方向へ往復移動した場合、該ラック軸2に取付けられたタイロッド取付体7を介してタイロッド6,6が動作することになり、また、このタイロッド6,6からタイロッド取付体7を介して軸長方向と交叉する方向への押付力がラック軸2に作用することになり、この押付力により筒体4がラックハウジング3の内面に押付けられる。このため、ラック軸2は、筒体4の外面がラックハウジング3の内面と接触した状態で往復移動することになる。この場合、筒体4は合成樹脂製であるからラック軸2を円滑に移動させることができるのであり、また、筒体4がラック軸2に成形され、拘束部43,43がラック軸2の凹所21,21に入って筒体4の移動を拘束しているから、長期間に亘って筒体4の固定状態を保持することができる。
【0033】
尚、以上説明した実施の形態では、筒体4の移動を拘束する拘束部43,43を利用して連結部42,42を形成したが、その他、この連結部42,42は拘束部43,43と別個に形成してもよい。また、筒体4の周方向への移動を拘束する手段として一つの回り止め溝23を設けたが、その他、この回り止め溝23に代えてラック軸の外面に軸長方向へ延びるローレットを設けてもよい。また、筒体4の移動を拘束する手段として環状の凹所21及び回り止め溝23を設ける他、例えば梨地模様の如くラック軸2の外面を凹凸の粗面としてもよいし、また、ラック軸2の外面に適宜形状の非環状の凹所又は突部を一個又は複数個設けてもよい。また、筒体4の移動を拘束する手段は、ラック軸に設ける他、例えはブーツ5における連結筒部の扁平部53を利用し、該扁平部53に前記連結部43,43及び割り部4aに係合する突起を設けて移動を拘束するようにしてもよい。また、筒体4は合成樹脂製である他、アルミニウム合金、焼結金属など前記ラック軸2と異なる材料であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述した如く第1発明及び第3発明によれば、ラック軸を芯材とし、該ラック軸に筒体を成形することができるから、筒体の円弧状態を良好に保持することができ、該筒体の外面をラックハウジングの内面に良好に接触させることができる。しかも、筒体をラック軸に簡易に固定することができ、さらに、固定用のピン及び押え部材を余分に用いる従来例に比べて部品点数を少なくすることができ、コストを低減できる。
【0035】
第2発明によれば、筒体と一体に成形された拘束部が筒体の移動を拘束するから、筒体のラック軸への固定状態を長期間に亘って良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラックピニオン式舵取装置の要部の縦断正面図である。
【図2】 本発明に係るラックピニオン式舵取装置の要部の縦断側面図である。
【図3】 本発明に係るラックピニオン式舵取装置全体の断面図である。
【図4】 本発明に係るラック軸の正面図である。
【図5】 本発明に係るラック軸を示すもので、(a)は図4のX−X線の拡大断面図、(b)は図4のY−Y線の拡大断面図、(c)は拡大底面図、(d)は拡大平面図である。
【図6】 本発明に係るラック軸の軸本体のみの底面図である。
【図7】 従来例を示すもので、(a)は縦断正面図、(b)は縦断側面図である。
【符号の説明】
2 ラック軸
21 凹所
3 ラックハウジング
4 筒体
4a 割り部
41 筒本体
42 連結部
43 拘束部
Claims (3)
- 舵取り操作に応じて回転するピニオン軸に連動して車体の左右方向へ移動するラック軸を収容するラックハウジングを備え、前記ラック軸に取付けられるタイロッドから前記ラック軸に作用する荷重を前記ラックハウジングの内面で受止める筒体を前記ラック軸に設けてなるラックピニオン式舵取装置において、前記筒体は、軸長方向の割り部が設けられた筒本体及び該筒本体の周方向両端部を前記割り部に跨って連結する連結部を備え、前記ラック軸を芯材として該ラック軸に前記筒体が成形されていることを特徴とするラックピニオン式舵取装置。
- 前記ラック軸の前記筒体との対応位置には凹所が設けられ、前記筒体には、前記凹所に入って筒体の移動を拘束する拘束部が成形されている請求項1記載のラックピニオン式舵取装置。
- 舵取り用のタイロッドが取付けられる軸本体の外面に、前記タイロッドから作用する荷重を前記軸本体が収容されるラックハウジングの内面で受止める筒体を設けてなるラック軸において、前記筒体は、全長に亘って割り部が設けられた筒本体及び該筒本体の周方向両端部を前記割り部に跨って連結する連結部を備え、前記軸本体を芯材として該軸本体に前記筒体が成形されていることを特徴とするラック軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02368898A JP3705692B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02368898A JP3705692B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11222147A JPH11222147A (ja) | 1999-08-17 |
JP3705692B2 true JP3705692B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=12117387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02368898A Expired - Fee Related JP3705692B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3705692B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4746728B2 (ja) * | 1999-12-28 | 2011-08-10 | キーパー株式会社 | センターテイクオフ型ステアリング装置用樹脂製ステアリングブーツ |
JP4846218B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2011-12-28 | 株式会社岡村製作所 | リクライニング椅子における背凭れの傾動装置 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP02368898A patent/JP3705692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11222147A (ja) | 1999-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8465034B2 (en) | Rack bar supporting device of steering apparatus for vehicle | |
EP2703252B1 (en) | Rack-and-pinion steering gear unit | |
US20080178701A1 (en) | Tilt-and-telescope steering apparatus | |
US9114828B2 (en) | Telescopic steering apparatus | |
CN102066160A (zh) | 转向盘组件 | |
GB2455619A (en) | Telescopic steering spindle arrangement | |
US20070193383A1 (en) | Steering apparatus and manufacturing method of same | |
US6553864B1 (en) | Actuator pedal for the brake system of road vehicle | |
JP3569816B2 (ja) | 舵取り装置 | |
JP3705692B2 (ja) | ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるラック軸 | |
JP7006309B2 (ja) | ステアリング装置 | |
CN101190688B (zh) | 汽车转向管柱装置 | |
EP1232929A3 (de) | Sicherheitslenksäule | |
JP2000247243A (ja) | 自動車用操向コラムの調節装置 | |
CN212172336U (zh) | 用于车辆的方向盘 | |
JP3748700B2 (ja) | ラックピニオン式舵取装置及びこれに用いるブーツ | |
JP3667060B2 (ja) | 舵取装置 | |
KR200489681Y1 (ko) | 체인지코어 장착유닛 | |
JP2006123643A (ja) | ステアリング装置 | |
JP3818830B2 (ja) | 舵取装置 | |
JP3741549B2 (ja) | 舵取装置及びこれに用いる取付具 | |
JP4623353B2 (ja) | 舵取り装置 | |
JP3835974B2 (ja) | 舵取装置 | |
JP3489019B2 (ja) | 舵取装置 | |
JP4449302B2 (ja) | ラックピニオン式舵取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050726 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |