JP2005036832A - ブッシュ固定構造 - Google Patents

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cylinder
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Yoshiki Takai
良樹 高井
Takayuki Yoshida
高之 吉田
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Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
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Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】外力によってシャフトが撓んだ際に、該シャフトを安定した状態で支持して振動を抑止できるブッシュ固定構造の提供。
【解決手段】エンドキャップ5の内周面は、ブッシュ6の外径と略同径を有するブッシュ支持部5cと、ブッシュ6の中間部からシリンダ開口端部1aへ向かって拡径するテーパ部5dとを有することとした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のパワーステアリングギア等に採用して好適なブッシュ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のブッシュ構造を採用したパワーステアリングギアは、筒状のシリンダの開口端部にエンドキャップが装着され、該エンドキャップ内周面に設けられたブッシュを介してシャフトが支持された構造となっている(特許文献1、2参照)。
なお、前記ブッシュの材質としては軽量化やコストダウンのために合成樹脂材が一般的に使用される。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−72781号公報 (第1−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開2000−137118号公報 (第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した特許文献1の発明にあっては、シャフトやブッシュ等の加工精度のばらつきによりブッシュとシャフトとの間に隙間が生じており、シャフトが外力によって撓んだ際にブッシュに衝突して振動が発生するという問題点があった。
【0005】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、外力によってシャフトが撓んだ際に、該シャフトを安定した状態で支持して振動を抑制できるブッシュ固定構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の発明では、シリンダと、該シリンダ開口端部に装着されるエンドキャップと、該エンドキャップ内周に設けられたブッシュと、該ブッシュに支持されるシャフトから成るブッシュ固定構造において、前記エンドキャップ内周面は、前記ブッシュ外径と略同径を有するブッシュ支持部と、ブッシュの中間部から前記シリンダ開口端部へ向かって拡径するテーパ部とを有することとした。
【0007】
従って、シャフトが外力を受けて撓んだ際、該シャフトの撓みをテーパ部で許容しつつ、ブッシュがシャフトに押圧されてテーパ面に沿って湾曲し、その湾曲した頂点付近が該ブッシュの反対側との間でシャフトを挟持するように押圧することによりシャフトの振動を収束させて抑制できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のブッシュ固定構造の実施の形態を説明する。
なお、本実施の形態ではブッシュ固定構造を自動車のパワーステアリングギアに適用した例について説明する。
【0009】
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1を説明する。
図1は本発明の実施の形態1のブッシュ固定構造が採用されるパワーステアリングギアの概略図、図2は本実施の形態のブッシュ固定構造を説明する断面図、図3は同拡大図、図4はブッシュの平面図、図5は同正面図、図6は同側面図、図7は同底面図、図8は同斜視図、図9は本実施の形態のブッシュ固定構造の作用を説明する図である。
【0010】
図1に示すように、本実施の形態のブッシュ構造が適用される自動車のパワーステアリングギアは、図外のステアリングホイールの操舵力がロータリーバルブR、図外のピニオン等を介して筒状のシリンダ1内を貫通したシャフト2を左右に移動させることにより、該シャフト2の両端部に連結されたタイロッド3を介して図外の車輪に蛇角の変化を与えるものである。
前記ロータリーバルブRは前記操舵力に応じてシリンダ1内の画成された液室(図示せず)にパイプP1,P2を用いてオイルを供給・排出させることにより前記シャフト2の左右方向の移動に補助力を付与している。
【0011】
図2に示すように、前記シャフト2の右側は中空状に形成されると共に、その端部は締結部材4、タイロッド3を介して車輪に連結されている。
また、前記シリンダ1のシリンダ開口端部1aには円筒状のエンドキャップ5と、該エンドキャップ5の内周面に装着された樹脂製のブッシュ6が装着されており、これらエンドキャップ5とブッシュ6によってシャフト2がシリンダ開口端部1aに支持されている。
前記エンドキャップ5は、第1端部に設けられた係止部5aがシリンダ開口端部1aに、第2端部が液室7を封止しているシール部材Sにそれぞれ当接した状態で設けられている。
また、前記シリンダ1とタイロッド3の間にはダストブーツDが外嵌されている。
【0012】
図3に示すように、前記エンドキャップ5の内周面は、全周に亘って凹設された係止溝5bと、前記ブッシュ6の外径と略同径を有するブッシュ支持部5cと、後述するブッシュ6の中間部からシリンダ開口端部1aへ向かって拡径するテーパ部5dが形成されている。
【0013】
図4〜8に示すように、前記ブッシュ6は円筒状に形成されると共に、第1端部(シリンダ開口端部1a側)には軸方向に伸びるスリット8が複数設けられ、これによって、ブッシュ6の第1端部側は径方向に撓み易くなっている(後述する(イ)に対応)。
さらに、前記複数のスリットの1つでもあるスリット8aは、軸方向に亘って貫通した状態で傾斜状に設けられ、該ブッシュ6がスリット8aの幅だけ縮径可能となっている(後述する(ロ)、(ハ)に対応)。
また、ブッシュ6の第2端部は径方向に突出した係止部6aが設けられている。
【0014】
よって、ブッシュ6をエンドキャップ5に装着させる際には、図外の組付け装置によってブッシュ6をスリット8aで縮径させながらエンドキャップ5の内周面に所定位置まで圧入した後、該ブッシュを拡径させて第2端部の係止部6aをエンドキャップ5の係止溝5bに嵌合させることにより、自動組付けが可能となる(後述する(ロ)に対応)。
【0015】
このように構成されたブッシュ構造では、図9に示すように、自動車の走行中の外力によってシャフト2がシリンダ1に対して撓むが、この際、シャフト2の撓みはテーパ部5cによって許容されつつ、ブッシュ6の第1端部はシャフト1との間でテーパ部5cに沿って湾曲し、その湾曲した頂点付近x1は第2端部の部位x2との間でシャフト1を矢印方向に押圧して挟持した状態となり、結果、シャフト1の振動を収束させて抑制させることが可能となる(請求項1に対応)。
この際、前述したように、ブッシュ6はスリット8,8aによって径方向に撓み易く形成されているため、前記シャフト1の撓みに追従して当接可能となる(後述する(イ)に対応)。
また、スリット8aは傾斜状に形成されているため、シャフト1からの押圧力が特定のスリット8のみにかかるのを防止でき、シャフト1を支持する性能が低下する虞がない(後述する(ハ)に対応)。
【0016】
<実施の形態2>
以下、本発明の実施の形態2を説明する。
本実施の形態のブッシュ構造では、ブッシュ6の第1端部にシリンダ開口端部1a側に向かって縮径したテーパ部20aを形成したこと以外は前記実施の形態1と同様であるため、同一部材の符号については同一の符号を付してその説明は省略する。
図10は本発明の実施の形態2のブッシュ構造を示す断面図、図11は本実施の形態のブッシュ構造の作用を説明する図である。
【0017】
本実施の形態のブッシュ構造では、ブッシュ20の第1端部にシリンダ開口端部1a側に向かって縮径するテーパ部20aが形成されている。
また、前記ブッシュ20はエンドキャップ5のテーパ部5dに達しない長さで形成されている。
このように構成されたブッシュ構造では、図11に示すように、自動車の走行中の外力によってシリンダ1に対してシャフト2が撓むが、この際、シャフト2の撓みはテーパ部5cによって許容されつつ、ブッシュ20のテーパ部20aが湾曲して、その湾曲した頂点付近y1が第2端部の部位y2との間でシャフト1を矢印方向に押圧して挟持した状態となり、結果、シャフト1の振動を収束させて抑制させることが可能となる(請求項2に対応)。
【0018】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、本実施の形態ではスリット8aのみ軸方向に傾斜状に設けたが、スリット8を傾斜状に設けても構わない。
また、ブッシュ6の材質・形状については適宜設定できる。
【0019】
更に、上記実施の形態及び実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
【0020】
(イ)請求項1または請求項2記載のブッシュ固定構造において、
前記ブッシュのシリンダ側開口端部には軸方向に伸びるスリットが複数形成されることを特徴とするブッシュ固定構造。
【0021】
即ち、ブッシュが径方向に撓み易くなってシャフトの撓みに追従して容易に対応でき、シャフトの振動抑制効果を向上できる。
【0022】
(ロ)請求項1、請求項2、上記(イ)記載のブッシュ固定構造において、
前記スリットのうち1つは、ブッシュの軸方向に貫通した状態で形成されることを特徴とするブッシュ固定構造。
【0023】
即ち、ブッシュが縮径可能となり自動組付けに対応できる。
【0024】
(ハ)請求項1、請求項2、上記(イ)、(ロ)のうちいずれかに記載のブッシュ固定構造において、
前記スリットのうち少なくとも1つは、軸方向に傾斜状に形成されることを特徴とするブッシュ固定構造。
【0025】
即ち、シャフトからの押圧力が特定のスリットのみにかかるのを防止でき、該押圧力を効率的に受け止めてシャフトの支持性能が低下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のパワーステアリングギアの概略図である。
【図2】本実施の形態のブッシュ固定構造を説明する断面図である。
【図3】本発明のブッシュ固定構造を説明する拡大図である。
【図4】ブッシュの平面図である。
【図5】ブッシュの正面図である。
【図6】ブッシュの側面図である。
【図7】ブッシュの底面図である。
【図8】ブッシュの斜視図である。
【図9】本実施の形態のブッシュ固定構造の作用を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態2のブッシュ固定構造を説明する拡大図である。
【図11】本実施の形態のブッシュ固定構造の作用を説明する図である。
【符号の説明】
D ダストブーツ
P1,P2 パイプ
R ロータリーバルブ
S シール部材
1 シリンダ
1a シリンダ開口端部
2 シャフト
3 タイロッド
4 締結部材
5 エンドキャップ
5a、6a 係止部
5b 係止溝
5c ブッシュ支持部
5d、20a テーパ部
6、20 ブッシュ
7 液室
8、8a スリット

Claims (2)

  1. シリンダと、該シリンダ開口端部に装着されるエンドキャップと、
    該エンドキャップ内周に設けられたブッシュと、
    該ブッシュに支持されるシャフトから成るブッシュ固定構造において、
    前記エンドキャップの内周面は、前記ブッシュの外径と略同径を有するブッシュ支持部と、ブッシュの中間部から前記シリンダ開口端部へ向かって拡径するテーパ部とを有することを特徴とするブッシュ固定構造。
  2. シリンダと、該シリンダ開口端部に装着されるエンドキャップと、
    該エンドキャップ内周に設けられたブッシュと、
    該ブッシュに支持されるシャフトから成るブッシュ固定構造において、
    前記エンドキャップの内周面は、前記ブッシュの外径と略同径を有するブッシュ支持部と、ブッシュの中間部から前記シリンダ開口端部へ向かって拡径するテーパ部が形成され、
    前記ブッシュのシリンダ開口端部にはシリンダ開口端部側へ向かって縮径するテーパ部が形成されることを特徴とするブッシュ固定構造。
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