JP2008095737A - 自在継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】自在継手において、十字軸のトラニオンとヨークの嵌合孔との間に設けられる軸受の外輪カップは、ヨークの嵌合孔に圧入されているが、振動や衝撃によって外輪カップが嵌合孔に対して動くことがある。外輪カップが動くと、軸受に予圧抜けやガタが生じてしまう。
【解決手段】有底円筒状の外輪カップ28は、ヨークのタブ23の嵌合孔25に圧入嵌合され、針状ころ27を介して十字軸のトラニオン24を回転自在に支持する。嵌合孔25の入口縁部33に形成されたかしめ部34が、外輪カップ28の底壁32の外周縁に係合される。嵌合孔25の入口33aを覆う円板状に形成された固着材35が、外輪カップ28をタブ23に止定する。外輪カップ28が嵌合孔25内で動くことを防止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、十字軸を用いる自在継手に関する。
2つの軸を互いに連結する自在継手として種々のものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1には、十字軸を用いた自在継手が記載されている。この自在継手は、十字軸の各トラニオンを、ヨークの対応する嵌合孔に圧入されたベアリングカップによってニードルローラーを介して支持している。
特開2000−170786号公報 特開2005−214298号公報
ベアリングカップは、嵌合孔に圧入されてヨークに保持されている。また、ヨークの嵌合孔の周囲の肉を塑性変形して形成したかしめ突起がベアリングカップの端面に対向しており、ベアリングカップを受けるようにしてある。これにより、自在継手に連結されている軸から振動や衝撃が入力されること等に起因してベアリングカップが嵌合孔内で動いたときでも、ベアリングカップが嵌合孔から抜け出さないようにしている。
しかしながら、ベアリングカップが嵌合孔に対して相対移動することを完全には規制できておらず、ベアリングカップの移動に起因して、ベアリングカップやニードルローラー等に付与されている予圧が抜けたり、ベアリングカップとニードルローラーとの間にガタ(隙間)が生じてしまう。これら予圧抜けやガタは、異音の発生の原因となる。特に、自動車のステアリングシャフトとインターミディエイトシャフトとを連結する自在継手においては、上記予圧抜けやガタが操舵フィーリングの悪化の原因となる。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、十字軸のトラニオンを支持するためのカップとヨークとを確実に固定することのできる自在継手を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、十字軸(22)に設けられたトラニオン(24)と、このトラニオン(24)の外周面(24a)の周囲を取り囲んで環状に配置された複数の針状ころ(27)と、ヨーク(20,21)の嵌合孔(25)に保持され、上記針状ころ(27)を介して上記トラニオン(24)を回転自在に支持する有底円筒状の外輪カップ(28)と、ヨーク(20,21)の嵌合孔(25)の入口縁部(33)の周方向(C)の一部に突出形成され、外輪カップ(28)の底部(32)の外周縁に係合される塑性変形部(34)と、ヨーク(20,21)の嵌合孔(25)の入口縁部(33)に沿う環状またはヨーク(20,21)の嵌合孔(25)の入口(33a)を覆う円板状に形成され、外輪カップ(28)をヨーク(20,21)に止定する固着材(35)とを備えることを特徴とする自在継手(4,6)を提供するものである(請求項1)。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
本発明によれば、固着材によって外輪カップをヨークに固定でき、振動や衝撃が生じても、外輪カップが嵌合孔内で動くことを防止できる。外輪カップがヨークに対して相対移動することを防止できる結果、外輪カップや針状ころ等に付与されている予圧が抜けたり、外輪カップところとの間にガタ(隙間)が生じたりすることを防止できる。
また、本発明において、上記固着材(35)は接着剤を含む場合がある(請求項2)。この場合、嵌合孔に接着剤を充填するという簡易な作業で固着材を形成することができる。
また、本発明において、上記固着材(35)は成形樹脂を含む場合がある(請求項3)。この場合、嵌合孔内に溶融樹脂を射出して固着材を形成でき、固着材を外輪カップおよび嵌合孔の入口縁部の双方に確実に固着することができる。
また、本発明において、上記ヨーク(20,21)の嵌合孔(25)の入口(33a)の内周面(25a)、外輪カップ(28)の外周面(29a)および外輪カップ(28)の外底面(32a)の少なくとも1つに、固着材(35)との固着面積を拡げるための起伏部(37,38,39)が形成されている場合がある(請求項4)。この場合、対応するヨークの嵌合孔の入口の内周面、外輪カップの外周面および外輪カップの外底面と固着材との固着力をより強くできる。
また、本発明において、上記起伏部(37,38,39)は、凹部および凸部の少なくとも一方を含む場合がある(請求項5)。この場合、起伏部を簡易な形状で構成することができる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る自在継手4,6が適用される自動車のステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、一端3aがステアリングホイール等の操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、一端5aがステアリングシャフト3の他端3bに本実施の形態の自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5の他端5bに本実施の形態の自在継手6を介して連結されたピニオンシャフト7と、ピニオンシャフト7の端部近傍に設けられたピニオン7aに噛み合うラック歯8aを有して車幅方向(左右方向)に延びる転舵軸としてのラックバー8とを有している。
ピニオンシャフト7およびラックバー8を含む舵取り機構としてのラックアンドピニオン機構Aが設けられている。ラックバー8は、車体(図示せず)に固定されるハウジング9内に図示しない複数の軸受を介して直線往復動自在に支持されている。
ラックバー8の両端部はハウジング9の両側へ突出し、各端部にはそれぞれタイロッド10が結合されている。各タイロッド10は対応するナックルアーム(図示せず)を介して対応する車輪11に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオン7aおよびラック歯8aによって、車両の左右方向に沿ってのラックバー8の直線運動に変換される。これにより、車輪11の転舵が達成される。
図2は、中間軸5の周辺の側面図である。図2を参照して、自在継手4は、ステアリングシャフト3の他端3bに設けられたヨーク20と、中間軸5の一端5aに設けられたヨーク21と、両ヨーク20,21間を連結する十字軸22とを備えている。
同様に、自在継手6は、ピニオンシャフト7の端部に設けられたヨーク20と、中間軸5の他端5bに設けられたヨーク21と、両ヨーク20,21間を連結する十字軸22とを備えている。
各ヨーク20,21はU字状をなし、それぞれ一対のタブ23を有している。図2において、自在継手4のヨーク20については一方のタブ23のみを示し、自在継手6のヨーク21については一方のタブ23のみを示している。一対のタブ23は互いに平行である。
自在継手4,6については全く同様の構成であるので、以下では自在継手4に則して説明する。図3は、自在継手4の要部の一部破断側面図である。図3を参照して、各タブ23には、十字軸22の対応するトラニオン24が挿通される嵌合孔25がそれぞれ形成されている(図3では、1つのタブ23のみを示している)。
なお、各タブ23と対応するトラニオン24とを連結する構成はそれぞれ同様であるので、以下では、1つのタブ23および対応するトラニオン24に則して主に説明する。
図4は、図3の要部の拡大図である。図4を参照して、トラニオン24は円筒状に形成されている。タブ23は、嵌合孔25に嵌合されて保持された軸受26を介して、対応するトラニオン24を回転自在に支持している。
軸受26は、トラニオン24の外周面24aの周囲を取り囲んで環状に並べて配列された複数の転動体としての針状ころ27と、これらの針状ころ27を保持すると共に嵌合孔25に圧入嵌合されて保持された有底円筒状の外輪カップ28とを含んでいる。
外輪カップ28は、薄板の板金部材からなり、円筒状の周壁29を有している。周壁29の一端には、周壁29の径方向内方を向く環状フランジ部30が形成されている。図3を参照して、環状フランジ部30は、トラニオン24の基端部に外嵌された環状のオイルシール31と液密的に接触しており、外輪カップ28とトラニオン24との間を封止している。
図4を参照して、周壁29の外周面29aの一部が、タブ23の嵌合孔25の内周面25aに圧接されている。周壁29の内周面29bおよびトラニオン24の外周面24aの双方に、針状ころ27が転がり接触している。外輪カップ28は、針状ころ27を介してトラニオン24を回転自在に支持している。周壁29の他端には外輪カップ28の底部としての底壁32が設けられ、周壁29の他端が塞がれている。
図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。なお、図4は、図5のIV−IV線に沿う断面を示している。図4および図5を参照して、タブ23の嵌合孔25の一端の入口縁部33には、塑性変形部としてのかしめ部34が突出形成されている。このかしめ部34は、外輪カップ28の底壁32の外周縁にかしめ付けられて係合される場合がある。あるいは、かしめ部34と外輪カップ28の底壁32の外周縁との間に微小な隙間が生じている場合がある。
かしめ部34は、嵌合孔25の周辺のタブ23の肉を塑性変形してなる突起であり、嵌合孔25の周方向Cに関して等間隔に複数(本実施の形態において、例えば4つ)設けられている。なお、かしめ部34は、周方向Cに等間隔に2つ、3つまたは5つ以上設けられていてもよい。
かしめ部34と外輪カップ28の底壁32の外周縁との係合により、外輪カップ28が嵌合孔25からタブ23の外側面23a側に抜けてしまうことを防止している。
本実施の形態の特徴とするところは、嵌合孔25の一端の入口33aを覆う薄皮の円板状に形成され、外輪カップ28をタブ23(ヨーク)に止定する固着材35が設けられている点にある。
固着材35は、例えば、接着剤、成形樹脂または焼結体を用いて形成されており、嵌合孔25の内周面25aと外輪カップ28の外表面とに区画された空間に充填されている。
接着剤として、エポキシ樹脂系やシアノアクリレート系接着剤を例示することができる。固着材35として接着剤を用いる場合には、接着剤を外輪カップ28の外表面や嵌合孔25の内周面25aに塗布して固着材35を形成してもよい。
成形樹脂として、POM(ポリオキシメチレン)および耐熱性樹脂(PPS等)を例示することができる。成形樹脂を用いて固着材35を形成する場合には、固着材35は、例えば、射出成形によって形成される。
焼結体の材料として、一般的な金属製の焼結体またはファインセラミックを例示することができる。
固着材35は、嵌合孔25の内周面25aおよび外輪カップ28の外表面の双方と固着しており、タブ23と外輪カップ28との相対移動を規制している。具体的には、入口33aの内周面25a、かしめ部34、および内周面25aの後述する凹部36と、固着材35とが互いに固着している。また、外輪カップ28の周壁29の外周面29aのうち、嵌合孔25の内周面25aに接触していない部分29cと、固着材35とが互いに固着している。さらに、外輪カップ28の底壁32の外底面32aの略全面と、固着材35とが互いに固着している。
嵌合孔25の入口33aの内周面25a、外輪カップ28の外周面29aおよび外輪カップ28の外底面32aの少なくとも1つ(本実施の形態において、内周面25a、外周面29aおよび外底面32aのそれぞれ)には、固着材35との固着面積を拡げるための起伏部が設けられている。
嵌合孔25の入口33aの内周面25aの起伏部37は、内周面25aの一端側に設けられた凹部36を含んでいる。この凹部36は、内周面25aの全周に亘って形成されている。なお、凹部36は、断面円弧状に形成されて内周面25aの周方向に等間隔に複数形成されていてもよい。
図4および図6を参照して、外輪カップ28の外周面29aの起伏部38は、この外周面29aのうち、少なくとも嵌合孔25の内周面25aに接触していない部分29cに例えばローレット加工を施してなり、凹部と凸部とを含んでいる。
図4および図7を参照して、外輪カップ28の外底面32aの起伏部39は、この外底面32aのうち固着材35に接する部分(本実施の形態において、全部)に例えばローレット加工を施してなり、凹部と凸部とを含んでいる。
固着材35の充填は、外輪カップ28を嵌合孔25に圧入嵌合し、且つかしめ部34を形成した後に行われる。
以上の次第で、本実施の形態によれば、以下の作用効果を発揮することができる。すなわち、固着材35によって外輪カップ28を対応するヨーク20,21にそれぞれ固定でき、振動や衝撃が生じても、外輪カップ28がこれらヨーク20,21の嵌合孔25内で動くことを防止できる。外輪カップ28が対応するヨーク20,21に対して相対移動することを防止できる結果、外輪カップ28や針状ころ27等に付与されている予圧が抜けたり、外輪カップ28ところとの間にガタ(隙間)が生じたりすることを防止できる。予圧抜けやガタに起因する異音の発生を防止できる。特に、ステアリング装置1の自在継手4,6として用いることにより、操舵フィーリングの悪化を防止することができる。
また、固着材35として接着剤を用いた場合には、嵌合孔25に接着剤を充填するという簡易な作業で固着材35を形成することができる。さらに、固着材35として成形樹脂を用いた場合には、嵌合孔25内に溶融樹脂を射出して固着材35を形成でき、固着材35を外輪カップ28および嵌合孔25の入口縁部33の双方に確実に固着することができる。また、固着材35として焼結金属を用いた場合には、ヨーク20,21と対応する外輪カップ28とを堅固に結合することができる。
さらに、嵌合孔25の入口33aの内周面25a、外輪カップ28の外周面29aおよび外輪カップ28の外底面32aのそれぞれに起伏部37,38,39を設けていることにより、これら嵌合孔25の入口33aの内周面25a、外輪カップ28の外周面29aおよび外輪カップ28の外底面32aと固着材35との固着力をより強くできる。
また、凹部36を用いて起伏部37を形成すると共に、凹部および凸部を用いて起伏部38,39を形成することにより、起伏部37,38,39を簡易な形状で構成することができる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、図8に示すように、固着材35を、タブ23の嵌合孔25の入口縁部33に沿う環状に形成してもよい。この場合、固着材35の使用量を少なくして材料費を少なくすることができる。固着材35は、円環状でもよいし、多角環状でもよい。
また、上記各実施の形態において、嵌合孔25の入口33aの内周面25aにローレット加工を施して起伏部としてもよい。さらに、起伏部37を嵌合孔25の内周面25aに設けなくてもよいし、起伏部38を外輪カップ28の外周面29aに設けなくてもよいし、起伏部39を外輪カップ28の外底面32aに設けなくてもよい。さらに、外輪カップ28の外周面29aおよび外底面32aの何れか一方が、固着材35に固着されていなくてもよい。
その他、本発明は、ステアリング装置以外の他の一般の装置の軸同士を連結する自在継手に適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る自在継手が適用される自動車のステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 中間軸の周辺の側面図である。 自在継手の要部の一部破断側面図である。 図3の要部の拡大図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 外輪カップの外周面の起伏部を示す図である。 外輪カップの外底面の起伏部を示す図である。 本発明の別の実施の形態の要部の断面図である。
符号の説明
4,6…自在継手、20,21…ヨーク、22…十字軸、24…トラニオン、24a…(トラニオンの)外周面、25…(ヨークの)嵌合孔、25a…(嵌合孔の)内周面、27…針状ころ、28…外輪カップ、29a…(周壁の)外周面(外輪カップの外周面)32…底壁(底部)、32a…(底壁の)外底面、33…入口縁部、33a…入口、34…かしめ部(塑性変形部)、35…固着材、37,38,39…起伏部、C…周方向。

Claims (5)

  1. 十字軸に設けられたトラニオンと、
    このトラニオンの外周面の周囲を取り囲んで環状に配置された複数の針状ころと、
    ヨークの嵌合孔に保持され、上記針状ころを介して上記トラニオンを回転自在に支持する有底円筒状の外輪カップと、
    ヨークの嵌合孔の入口縁部の周方向の一部に突出形成され、外輪カップの底部の外周縁に係合される塑性変形部と、
    ヨークの嵌合孔の入口縁部に沿う環状またはヨークの嵌合孔の入口を覆う円板状に形成され、外輪カップをヨークに止定する固着材とを備えることを特徴とする自在継手。
  2. 請求項1において、上記固着材は接着剤を含むことを特徴とする自在継手。
  3. 請求項1において、上記固着材は成形樹脂を含むことを特徴とする自在継手。
  4. 請求項1〜3の何れか1項において、上記ヨークの嵌合孔の入口の内周面、外輪カップの外周面および外輪カップの外底面の少なくとも1つに、固着材との固着面積を拡げるための起伏部が形成されていることを特徴とする自在継手。
  5. 請求項4において、上記起伏部は、凹部および凸部の少なくとも一方を含むことを特徴とする自在継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202262A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 日本精工株式会社 十字軸式自在継手及び十字軸式自在継手の製造方法

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