JP6394226B2 - 密封装置 - Google Patents
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Description
即ち、本発明の密封装置は、
軸とハウジングとの間の環状隙間を密封する、前記ハウジングと共に回転する密封装置であって、
円筒部と、前記円筒部から径方向内側に伸びる内向きフランジ部とを備える補強環と、
前記補強環に一体的に設けられたゴム状弾性体製のシール本体と、
を備える密封装置において、
前記シール本体は、
前記内向きフランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から密封領域側へ伸びる、前記軸の外周面に摺動自在に接触するリップ部と、
前記内向きフランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から前記密封領域の反対側へ伸びる部分であって、前記軸の外周面に接触せず、且つ、回転中に作用する遠心力によって径方向外向きに変形したときに前記リップ部に対して径方向内向きの力を作用させるように形成されている重り部と、を備える。
とが可能になるため、密封装置の密封機能を好適に維持することが可能になる。なお、重り部は、軸の外周面に接触しないように形成されている。この場合には、形状や重量が同一の重り部が軸の外周面に接触するように形成されている場合に比べて、密封装置の回転の中心軸から重り部までの距離が大きくなるため、より大きな遠心力が重り部に作用する。ゆえに、本発明によれば、重り部の変形が促されるため、密封装置の密封機能がより好適に維持され得る。
る。この構成によれば、相対的に大きな遠心力が重り部に作用するため、重り部が径方向外向きにより大きく変形し得る。これにより、リップ部に対して径方向内向きにより大きな力を作用させることが可能になるため、リップ部の変形をより抑制し、以って密封装置の密封機能をより好適に維持することが可能になる。
図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係る密封装置について説明する。なお、本実施例においては、密封装置の一例として、密封領域内のオイルの漏れを抑制するオイルシールについて説明する。図1は、本発明の実施例に係るオイルシールの模式的断面図であって、オイルシールの中心軸を含む平面で切断したときの断面図である。なお、寸法等の説明のために、オイルシールのシール本体は、外力が作用していないときの形状が示されており、軸は破線で示されている。また、奥行きは適宜省略されている。そして、図2は、本発明の実施例に係るオイルシールがハウジングと共に回転しているときの状態を示
す模式的断面図である。図2は、図1と同様に、オイルシールの中心軸を含む平面で切断したときの断面図である。なお、中心軸の上側と下側は線対称であるため、中心軸の下側は省略されている。また、奥行きは適宜省略されている。
主に図1を参照して、本実施例に係るオイルシール100の構成について説明する。本実施例に係るオイルシール100は、軸200とハウジング300との間の環状隙間を密封するものであって、ハウジング300と共に回転する。オイルシール100は、金属製の補強環110と、補強環110に一体的に設けられたゴム状弾性体製のシール本体120とから構成される。オイルシール100は、例えばインサート成形によって成形される。オイルシール100は、使用時においては、図中右側が、密封対象流体が密封される密封領域側(O)となり、図中左側が密封領域とは反対側の大気側(A)となる。なお、本実施例においては、密封対象流体はオイルである。
主に図2を参照して、本実施例に係るオイルシール100の使用状態について説明する。既に述べたように、本実施例に係るオイルシール100は、ハウジング300に固定されており、シール本体120のリップ部121の先端が、軸200の外周面に摺動自在に接触することによって、軸200とハウジング300との間の環状隙間を密封する。リップ部121は、その先端の内径D1が、軸200の外径D2よりも小さく形成されている。そのため、オイルシール100の軸孔に軸200が挿通されたときには、リップ部121の先端は、軸200の外周面に対して径方向外向きに拡げられた状態で接触する。これにより、リップ部121の先端は、径方向内向きに作用するリップ部121の復元力によって軸200の外周面に対して押圧されるため、リップ部121による密封機能が発揮される。
本実施例に係るオイルシール100によれば、オイルシール100の回転時には、遠心力によって重り部122が変形することによって、リップ部121の先端が軸200の外周面に接触した状態が維持される。ゆえに、オイルシール100によれば、ハウジング300と共に回転しているときであっても、密封機能を好適に維持することが可能になる。
によれば、重り部122の変形が促されるため、オイルシール100の密封機能が好適に維持され得る。また、重り部122は軸200の外周面に接触しないため、重り部122の形状の設計自由度が高くなる。
以上、本発明の好適な実施例を説明したが、本発明には他にも種々の変形例が含まれる。特に、シール本体の構成については、当業者であれば想到し得る他の構成も、本発明に含まれる。つまり、本実施例においては、シール本体120は、内向きフランジ部112の先端113よりも径方向内側に、リップ部121と重り部122に加えて接続部123を備えているが、本発明に係る密封装置が備えるシール本体の形状はこれに限られない。例えば、接続部を設けず、内向きフランジ部の先端よりも径方向内側において、リップ部と重り部が分岐していてもよい。即ち、密封装置の中心軸を含む平面による断面で見たときに、リップ部と重り部がV字型となるように構成されてもよい。あるいは、重り部が、内向きフランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から、大気側且つ径方向外側へ伸びるように形成されていてもよい。なお、シール本体がどのような形状で形成されていても、シール本体におけるどの部分がリップ部や重り部に相当するかは、それらの部分の形状や変形態様などから判断することができる。例えば、リップ部は、フランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から密封領域側へ伸びる、軸の外周面に摺動自在に接触する部分(接触する部位を含む部分)であって、仮に重り部が設けられなければ、回転中に作用する遠心力によってその根元を支点として径方向外向きに拡がるように変形する部分、とすることができる。また、重り部も、フランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から大気側へ伸びる、軸の外周面に接触しない部分であって、回転中に作用する遠心力によってその根元を支点として径方向外向きに拡がるように変形する部分、とすることができる。重り部やリップ部の質量や断面の位置を考慮する際には、以上のようにして重り部やリップ部を特定すればよい。
110 補強環
112 内向きフランジ部
120 シール本体
121 リップ部
122 重り部
200 軸
300 ハウジング
C 中心軸
Claims (3)
- 軸とハウジングとの間の環状隙間を密封する、前記ハウジングと共に回転する密封装置であって、
円筒部と、前記円筒部から径方向内側に伸びる内向きフランジ部とを備える補強環と、
前記補強環に一体的に設けられたゴム状弾性体製のシール本体と、
を備える密封装置において、
前記シール本体は、
前記内向きフランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から密封領域側へ伸びる、前記軸の外周面に摺動自在に接触するリップ部と、
前記内向きフランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から前記密封領域の反対側へ伸びる部分であって、前記軸の外周面に接触せず、且つ、回転中に作用する遠心力によって径方向外向きに変形したときに前記リップ部に対して径方向内向きの力を作用させるように形成されている重り部と、
を備え、
前記重り部は、前記リップ部の質量よりも大きい質量を有することを特徴とする密封装置。 - 前記重り部は、前記密封装置の中心軸を含む平面による断面の重心が、該平面による前記リップ部の断面の重心よりも径方向外側に位置するように形成されている、請求項1に記載の密封装置。
- 前記重り部は、前記内向きフランジ部の内周側の先端よりも径方向内側から更に径方向内側へ伸びるように形成されている、請求項1または2に記載の密封装置。
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