JP3186473U - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異音の発生の抑制を図った密封装置を提供する。
【解決手段】回転かつ揺動する軸500と、軸500が挿通される軸孔を有するハウジング600との間の環状隙間を封止する密封装置100において、補強環210と、補強環210に一体成形されるゴム状弾性体製のシール部220とを有する密封装置本体200を備える密封装置100であって、シール部220は、軸500の外周面に対して摺動自在に設けられるメインリップ221と、軸500の外周面に対して摺動自在に設けられ、かつメインリップ221に対して大気側(A)に隣接するように設けられる補助リップ222とを備えると共に、補助リップ222の根元を支持する支持部330を有する金属製の支持環300が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、回転かつ揺動する軸と、該軸が挿通される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置に関する。
自動車のパワーステアリングにおけるピニオンシャフト部分に用いられる密封装置(オイルシール)においては、回転かつ揺動する軸と、ハウジングとの間の環状隙間を封止する必要がある(特許文献1,2参照)。図3及び図4を参照して、そのような用途に用いられる従来例に係る密封装置について説明する。図3は従来例に係る密封装置の一部破断断面図である。図4は従来例に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。
従来例に係る密封装置700は、ピニオンシャフトである軸500と、この軸500が挿通される軸孔を有するハウジング600との間の環状隙間を封止するために用いられる。すなわち、密封対象流体側(O)の密封対象流体であるオイルが、大気側(A)に漏れてしまうことを防止するために用いられる。なお、上記の通り、軸500は回転かつ揺動するように構成されている。
そして、密封装置700は、金属製の補強環710と、補強環710に一体成形されるゴム状弾性体製のシール部720と、ガータスプリング730とを備えている。上記の用途においては、密封対象流体側(O)の圧力は高圧となる。そのため、シール部720は、軸500の外周面に対して摺動自在に設けられるメインリップ721の他に、補助リップ722を備えている。この補助リップ722を設けることによって、メインリップ721の変形を抑制している。
しかしながら、単に補助リップ722を設けただけでは、メインリップ721の変形を十分に抑制させるのは難しく、図4に示すように、メインリップ721も補助リップ722も潰れた状態となり、リップ部分全体が軸500の外周面に密着してしまうことがある。このような状態で、軸500とリップ部分との間で摺動すると、異音が発生してしまう。
特開2002−139156号公報 特開2003−343738号公報
本考案の目的は、異音の発生の抑制を図った密封装置を提供することにある。
本考案は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本考案の密封装置は、
回転かつ揺動する軸と、該軸が挿通される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
補強環と、該補強環に一体成形されるゴム状弾性体製のシール部とを有する密封装置本体を備える密封装置であって、
前記シール部は、前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられるメインリップと、前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられ、かつ該メインリップに対して密封対象流体側とは反対側に隣接するように設けられる補助リップとを備えると共に、
前記補助リップの根元を支持する支持部を有する金属製の支持環が設けられていることを特徴とする。
本考案によれば、補助リップの根元が金属製の支持環によって支持されるため、高圧条件下においても、補助リップの変形が抑制される。そして、メインリップは、補助リップによって変形が抑制される。これにより、メインリップ及び補助リップの全体が軸の外周面に密着してしまうことが抑制される。従って、異音の発生を抑制することができる。
前記支持環は、前記密封装置本体の密封対象流体側とは反対側の部位に嵌合されることによって、該密封装置本体に固定されるとよい。
これにより、支持環を密封装置本体に対して、簡単に固定することができる。
前記支持環は、
前記密封装置本体における密封対象流体側とは反対側の端面に密着する支持環本体部と、
前記支持環本体部における外周面側に設けられ、前記密封装置本体の外周面に対して密着する外周面側円筒部と、
前記支持環本体部における内周面側に設けられ、前記密封装置本体の内周面に対して密着する内周面側円筒部と、を備えるとよい。
これにより、支持環における外周面側円筒部と内周面側円筒部によって、密封装置本体の密封対象流体側とは反対側の部位を挟み込むようにして、支持環は密封装置本体に嵌合される。
前記外周面側円筒部は、前記軸孔内周面に嵌着されるとよい。
これにより、密封装置の軸孔に対する嵌合力を高めることができる。
前記補強環は前記シール部の内部に設けられると共に、
前記支持環における外周面側円筒部と内周面側円筒部によって、前記密封装置本体を径方向に圧縮する部位の内部には、前記補強環の一部が配置されているとよい。
これにより、支持環の密封装置本体に対する嵌合力を高めることができる。
前記内周面側円筒部における密封対象流体側の先端部分が内周面側に向かって折れ曲がるように構成されており、該先端部分が前記支持部をなしているとよい。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本考案によれば、異音の発生を抑制することができる。
図1は本考案の実施例に係る密封装置の一部破断断面図である。 図2は本考案の実施例に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。 図3は従来例に係る密封装置の一部破断断面図である。 図4は従来例に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この考案を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、以下に説明する実施例においては、密封装置が、自動車のパワーステアリングにおけるピニオンシャフト部分において、回転かつ揺動する軸(ピニオンシャフト)と、ハウジングとの間の環状隙間を封止するオイルシールとして用いられる場合を例にして説明する。ただし、本考案に係る密封装置は、そのような用途に限らず、各種装置において、回転かつ揺動する軸と、ハウジングとの間の環状隙間を封止する部位に好適に用いることができる。
(実施例)
図1及び図2を参照して、本考案の実施例に係る密封装置について説明する。図1は本考案の実施例に係る密封装置の一部破断断面図である。図2は本考案の実施例に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。
<密封装置の構成>
特に、図1を参照して、本考案の実施例に係る密封装置の構成について説明する。本実施例に係る密封装置100は、回転かつ揺動する軸500と、軸500が挿通される軸孔を有するハウジング600との間の環状隙間を封止するために用いられる。そして、本実施例に係る密封装置100は、密封装置本体200と、金属製の支持環300とから構成される。
密封装置本体200は、金属製の補強環210と、補強環210に一体成形されるゴム状弾性体製のシール部220とから構成される。補強環210は、円環状部211と、内向きフランジ部212とを有する断面が略L字形状の環状の部材である。この補強環210は、シール部220の内部に設けられる。シール部220は、メインリップ221と、補助リップ222と、外周シール部223と、嵌合部224とを備えている。メインリップ221は、軸500の外周面に対して摺動自在に設けられる。メインリップ221の外周面側には、メインリップ221の先端を軸500の外周面に押し付けるためのガータスプリング230が設けられている。補助リップ222は、軸500の外周面に対して摺動自在に設けられ、かつメインリップ221に対して密封対象流体側(O)とは反対側(ここでは、大気側(A))に隣接するように設けられる。この補助リップ222は、メインリップ221の変形を抑制するために設けられる。嵌合部224は、補強環210の内向きフランジ部212の大気側(A)において、外周シール部223の端部から補助リップ222の根元付近に至る位置に設けられている。
支持環300は、支持環本体部310と、内周面側円筒部320と、支持部330と、外周面側円筒部340とから構成される。支持環本体部310は、密封装置本体200における大気側(A)の端面に密着するように構成される。外周面側円筒部340は、支持環本体部310における外周面側に設けられ、密封装置本体200の外周面に対して密着するように構成される。内周面側円筒部320は、支持環本体部310における内周面側に設けられ、密封装置本体200の内周面に対して密着するように構成される。内周面側円筒部320における密封対象流体側(O)の先端部分が内周面側に向かって折れ曲がるように構成されており、この先端部分が支持部330をなしている。そして、この支持部330が、補助リップ222の根元を支持する。
上記のように構成される支持環300は、密封装置本体200の大気側(A)の部位に嵌合されることによって、密封装置本体200に固定される。より具体的には、支持環本体部310と内周面側円筒部320と外周面側円筒部340とにより形成される環状の空間内に、密封装置本体200の大気側(A)の部位(嵌合部224)が嵌め込まれることで、支持環300は密封装置本体200に固定される。ここで、支持環300における外周面側円筒部340と内周面側円筒部320によって、密封装置本体200を径方向に圧縮する部位の内部には、補強環210の一部(内向きフランジ部212の付近)が配置されている(図2参照)。
<密封装置の使用状態>
特に、図2を参照して、本実施例に係る密封装置100の使用状態について説明する。本実施例に係る密封装置100は、ハウジング600における軸孔内に嵌着される。また、密封装置100におけるメインリップ221及び補助リップ222の内側に軸500が挿通される。
これにより、支持環300における外周面側円筒部340の外周面がハウジング600の軸孔内周面に嵌着により固定され、かつ、密封装置本体200における外周シール部223がハウジング600の軸孔内周面に密着した状態となる。また、メインリップ221及び補助リップ222が、軸500の外周面に対して摺動自在に密着した状態となる。
以上により、回転かつ揺動する軸500と、軸500が挿通される軸孔を有するハウジング600との間の環状隙間が密封装置100によって封止される。ここで、密封対象流体側(O)の圧力(ここでは、油圧)が高くなるにつれて、メインリップ221及び補助リップ222は内周面側に向かって押し付けられる力が大きくなる。しかしながら、本実施例に係る密封装置100においては、補助リップ222の根元が、支持環300の支持部330によって支持されているため、補助リップ222の変形は抑制される(図2参照)。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
以上説明した通り、本実施例に係る密封装置100によれば、補助リップ222の根元が金属製の支持環300によって支持されるため、高圧条件下においても、補助リップ222の変形が抑制される。そして、メインリップ221は、補助リップ222によって変形が抑制される。これにより、メインリップ221及び補助リップ222の全体が軸500の外周面に密着してしまうことが抑制される。従って、軸500とメインリップ221及び補助リップ222との間で摺動している際においても、異音の発生を抑制することができる。
また、本実施例に係る密封装置100においては、支持環300は、密封装置本体200に嵌合されることによって、密封装置本体200に固定されるので、支持環300を密封装置本体200に対して、簡単に固定することができる。
また、支持環300における外周面側円筒部340の外周面がハウジング600の軸孔内周面に嵌着により固定されるため、密封装置100の軸孔に対する嵌合力を高めることができる。
そして、支持環300における外周面側円筒部340と内周面側円筒部320によって、密封装置本体200を径方向に圧縮する部位の内部には、補強環210の一部が配置されている。これにより、支持環300の密封装置本体200に対する嵌合力を高めることができる。
100 密封装置
200 密封装置本体
210 補強環
211 円環状部
212 内向きフランジ部
220 シール部
221 メインリップ
222 補助リップ
223 外周シール部
224 嵌合部
300 支持環
310 支持環本体部
320 内周面側円筒部
330 支持部
340 外周面側円筒部
500 軸
600 ハウジング

Claims (6)

  1. 回転かつ揺動する軸と、該軸が挿通される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
    補強環と、該補強環に一体成形されるゴム状弾性体製のシール部とを有する密封装置本体を備える密封装置であって、
    前記シール部は、前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられるメインリップと、前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられ、かつ該メインリップに対して密封対象流体側とは反対側に隣接するように設けられる補助リップとを備えると共に、
    前記補助リップの根元を支持する支持部を有する金属製の支持環が設けられていることを特徴とする密封装置。
  2. 前記支持環は、前記密封装置本体の密封対象流体側とは反対側の部位に嵌合されることによって、該密封装置本体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 前記支持環は、
    前記密封装置本体における密封対象流体側とは反対側の端面に密着する支持環本体部と、
    前記支持環本体部における外周面側に設けられ、前記密封装置本体の外周面に対して密着する外周面側円筒部と、
    前記支持環本体部における内周面側に設けられ、前記密封装置本体の内周面に対して密着する内周面側円筒部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
  4. 前記外周面側円筒部は、前記軸孔内周面に嵌着されることを特徴とする請求項3に記載の密封装置。
  5. 前記補強環は前記シール部の内部に設けられると共に、
    前記支持環における外周面側円筒部と内周面側円筒部によって、前記密封装置本体を径方向に圧縮する部位の内部には、前記補強環の一部が配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の密封装置。
  6. 前記内周面側円筒部における密封対象流体側の先端部分が内周面側に向かって折れ曲がるように構成されており、該先端部分が前記支持部をなしていることを特徴とする請求項3,4または5に記載の密封装置。
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