JP5914233B2 - コラムホールカバー - Google Patents

コラムホールカバー Download PDF

Info

Publication number
JP5914233B2
JP5914233B2 JP2012165424A JP2012165424A JP5914233B2 JP 5914233 B2 JP5914233 B2 JP 5914233B2 JP 2012165424 A JP2012165424 A JP 2012165424A JP 2012165424 A JP2012165424 A JP 2012165424A JP 5914233 B2 JP5914233 B2 JP 5914233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
shaft insertion
gear box
steering gear
hole cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012165424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014024424A (ja
Inventor
光洋 伊藤
光洋 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP2012165424A priority Critical patent/JP5914233B2/ja
Publication of JP2014024424A publication Critical patent/JP2014024424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5914233B2 publication Critical patent/JP5914233B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

本発明は、エンジンルームと車内を仕切るダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に一端が固定され、他端がステアリングギアボックスに固定されてステアリングシャフトの一部を覆う筒状のコラムホールカバーに関する。
車両においては、車内のステアリングホイールはステアリングシャフトを介してエンジンルーム内のステアリングギアと連結され、ステアリングホイールの回転力をステアリングギアに伝達して車輪の方向を制御している。ステアリングギアはステアリングギアボックスに収容され、ステアリングギアと連結しているステアリングシャフトがステアリングギアボックスのシャフト挿通部から突出している。
図5に示すように、ステアリングギアボックス75のシャフト挿通部76から突出しているステアリングシャフト81は、車内とエンジンルームを仕切るダッシュパネル71のシャフト挿通用開口部73に挿通されて車内のステアリングホイール(図示せず)に連結される。ダッシュパネル71のシャフト挿通用開口部73とステアリングギアボックス75の筒状をしたシャフト挿通部76間には、エンジンルーム側から騒音や雨水等がダッシュパネル71のシャフト挿通用開口部73を通って車内へ侵入するのを抑えるため、筒状のコラムホールカバー90が取り付けられてステアリングシャフト81の一部を覆うようにされている。
コラムホールカバー90は、一端がダッシュパネル71のシャフト挿通用開口部73に固定され、他端がステアリングギアボックス75に固定される。図示の例では、コラムホールカバー90のダッシュパネル側端部91は、環状の金属製取付具95が内周に装着され、該取付具95を介してダッシュパネル71のシャフト挿通用開口部73に固定される。一方、コラムホールカバー90のステアリングギアボックス側端部92は、内周面に嵌合溝93が形成され、該嵌合溝93にステアリングギアボックス75のシャフト挿通部76外周のフランジ77が嵌合することによりステアリングギアボックス75に固定される。
また、コラムホールカバー90は、ステアリングギアボックス75とダッシュパネル71の組み付け誤差による相対的な位置関係のずれによって、ダッシュパネル71及びステアリングギアボックス75に取り付けられなくなったり、操舵時のステアリングギアボックス75の動き等で生じるステアリングギアボックス75とダッシュパネル71との相対的な位置関係のずれによって、ステアリングギアボックス75のシャフト挿通部76に対する嵌合溝93及びその周辺で隙間が発生し、その隙間から雨水や騒音がコラムホールカバー90内に入り込んでさらに車内へ浸入するおそれがある。そこで組み付け誤差や操舵等によるステアリングギアボックスとダッシュパネルとの相対的な位置関係のずれを吸収するため、コラムホールカバー90に変形可能な蛇腹部94を設けることが行われている(特許文献1、2)。蛇腹部94は、他部よりも薄肉、例えば約1/4の厚みにされて変形容易性が高められている。
しかし、コラムホールカバー90に薄肉の蛇腹部94を設けると、薄肉の蛇腹部94で遮音性が低下するため、蛇腹部94を通ってエンジンルーム内の騒音がコラムホールカバー90内に侵入して車内に伝わりやすくなる問題がある。一方、遮音性の低下を防ぐため、蛇腹部94の薄肉程度を少なくしたり蛇腹部94を無くしたりすると、コラムホールカバーは、ステアリングギアボックスとダッシュパネルとの相対的な位置関係のずれを吸収できなくなる。
特開2007−22322号公報 特開2011−1030号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、遮音性が高く、かつステアリングギアボックスとダッシュパネルとの相対的な位置関係のずれを吸収することができるコラムホールカバーの提供を目的とする。
請求項1の発明は、一端側に車体のダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部を備えると共に他端側にステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部を備える筒状の弾性体からなり、前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部とステアリングギアボックスのシャフト挿通部間に取り付けられて、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部から突出しているステアリングシャフトを覆うコラムホールカバーにおいて、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部は、前記コラムホールカバーの外壁から内側へ延設された筒状の内壁を有する二重壁構造からなり、前記取付部の内壁は、前記取付部の外壁よりも肉厚が薄くされ、前記内壁の内周面には、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部の先端外周に形成されているフランジに対する嵌合用溝が前記内壁の自由端側に形成されていると共に、前記嵌合用溝と前記内壁の基部間に前記ステアリングボックスのシャフト挿通部の外面と密着する環状突部が形成されており、前記外壁と前記内壁間に変位用隙間を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部の内壁は、該内壁の基部から自由端へ向けてコラムホールカバーの内方へ傾斜していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部は、コラムホールカバーの外壁から内側へ延設された筒状の内壁を有する二重壁構造からなり、内壁の内周面にステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する嵌合用溝が形成され、外壁と内壁間に変位用隙間を有するため、ダッシュパネルとステアリングギアボックスの相対的な位置関係のずれが有る場合、外壁と内壁間の変位用隙間の存在により内壁が変位することができ、位置関係のずれを吸収することができる。そのため、コラムホールカバーに設ける変位吸収用の蛇腹部の薄肉化を抑えたり、蛇腹部を無くしたりすることができ、蛇腹部の薄肉化による遮音性の低下を抑え、良好な遮音性が得られる。さらに、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部が二重壁構造からなるため、該取付部で遮音性が高まり、コラムホールカバー全体の遮音性をより向上させることができる。さらに前記内壁の内周面には環状突部が形成されているため、該環状突部の位置でステアリングギアボックスのシャフト挿通部の外面に確実に密着し、シールがより確実となる。
請求項2の発明によれば、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部の内壁が基部から自由端へ向けてコラムホールカバー内方へ傾斜しているため、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部にステアリングギアボックスのシャフト挿通部を挿入して嵌合させる際に、取付部の内壁がステアリングギアボックスのシャフト挿通部の外周面に圧着して嵌合が確実になると共にシール性が高くなり、取付部からコラムホールカバー内へ騒音や雨水等が侵入することをより確実に防止することができる。
本発明の第一実施形態のコラムホールカバーの断面図である。 本発明の第一実施形態のコラムホールカバーの取付状態を示す断面図である。 本発明の第二実施形態のコラムホールカバーの断面図である。 本発明の第二実施形態のコラムホールカバーの取付状態を示す断面図である。 従来のコラムホールカバーの取付状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示す第一実施形態のコラムホールカバー10は、使用状態を示す図2のように、車両のエンジンルーム51と車内53を仕切るダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57に一端側が取り付けられ、他端側がステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62に取り付けられることによりエンジンルーム51に配設されて、ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62から突出しているステアリングシャフト59をダッシュパネル55とステアリングギアボックス61間で覆うものである。前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62は筒状からなり、ステアリングギアボックス61内からステアリングシャフト59が外部へ突出している。
前記コラムホールカバー10は、両端が開口した筒状のゴム弾性体からなり、一端側にダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部11を備え、他端側にステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21を備える。前記コラムホールカバー10において、ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部11が設けられている端部は、コラムホールカバー10の軸方向(長さ方向)Lに対して傾斜した楕円形からなり、一方、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21が設けられている他端部は、前記コラムホールカバー10の軸方向(長さ方向)Lに対して垂直の円形からなり、コラムホールカバー10の両端間の中間部31は円形の筒状からなる。
前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部11の端面には、ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57をシールするために環状の内側リップ14と外側リップ15が形成され、前記内側リップ14と外側リップ15がダッシュパネルのシャフト挿通用開口部57の周縁に当接してシールするように構成されている。また、前記取付部11の端部内周面には、取付具装着溝16が形成され、環状の金属製取付具41が嵌着される。前記取付具41は、前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部57の内周縁に係合可能な係合爪43、44を有する。前記係合爪43、44は、前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部57の内周縁に係合することにより、前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部11を前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部57に固定し、前記内側リップ14と外側リップ15をダッシュパネルのシャフト挿通用開口部57の周縁に圧接する。
前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21は、前記コラムホールカバー10の外壁22から内側へ延設された筒状の内壁23を有する二重壁構造からなる。前記内壁23は筒状からなり、内壁23の内周面には、内壁23の自由端23b側に、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する嵌合用溝24が形成されている。また、前記外壁22と前記内壁23間には変位用隙間25を有し、前記変位用隙間25の存在により、前記内壁23が弾性変位可能となっている。前記内壁23は、基部23aから自由端23bへ向けてコラムホールカバー10の内方Aへ傾斜し、前記変位用隙間25が内壁23の基部23a側よりも自由端23b側で大に、すなわち内壁23の内径が前記基部23a側よりも自由端23b側で小に形成されている。また、本実施例では前記内壁23の内面には、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する嵌合用溝24と前記基部24a間に環状突部26が形成されている。前記内壁23の環状突部26の位置における内径は、前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62の外径よりも小に形成されている。
前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21における内壁23の肉厚は、該取付部21の外壁22の肉厚よりも薄くすることもできる。本実施例では、前記取付部21の外壁22の肉厚が約8mmであるのに対して、前記内壁23の平均肉厚はそれ(外壁肉厚)よりも薄されている。また、本実施例では、前記取付部21の下方は一重の筒状カバー部27が所定長形成されているが、前記筒状カバー部27は、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部62の長さ等によっては設けられない場合もある。
本実施例では、前記コラムホールカバー10におけるダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部11と、前記ステアリングギアボックスに対する取付部21との間には、蛇腹部32が形成されている。前記蛇腹部32は、前記中間部31における他部の肉厚よりも薄くされているが、従来のコラムホールカバーに設ける蛇腹部よりも薄肉化の程度を抑えることができる。本実施例では、前記蛇腹部32以外の中間部31における平均肉厚が約8mmであるのに対して、前記蛇腹部32の肉厚は1/2程度である。
図2に示すように、前記コラムホールカバー10は、一端側のダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部11を、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57に挿入して該シャフト挿通用開口部57の周縁に前記取付具41で係合固定する。また他端側のステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21の内壁23内に、前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62の先端から突出しているステアリングシャフト59及び前記シャフト挿通部62を挿入し、該シャフト挿通部62の先端外周に形成されているフランジ63を、前記取付部21の内壁23内面の嵌合用溝24に嵌合し、これにより前記取付部21をステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62に係合固定する。その際、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21の内壁23は、コラムホールカバー10の内方へ傾斜しているため、前記内壁23の内側にステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62を挿入することにより、前記内壁23が押し広げられて、前記内壁23の内面がステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62の外面に圧着し、前記内壁23の内面とステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62の外面間をシールする。特に前記内壁23の内面には環状突部26が形成されているため、該環状突部26の位置でステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62の外面に確実に密着し、シールがより確実となる。
このようにして、前記コラムホールカバー10がダッシュパネル55とステアリングギアボックス61に取り付けられることにより、前記ダッシュパネル55とステアリングギアボックス61間において、前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62の先端から突出しているステアリングシャフト59が、前記コラムホールカバー10で覆われ、エンジンルーム側から騒音や雨水等が車内へ侵入するのが防止される。
また、前記コラムホールカバー10の取付時に、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62とに相対的な位置関係のずれ、すなわち組み付け誤差による位置関係のずれが有る場合には、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21の内壁23内に、前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62を強引に挿入することにより、前記取付部21の内壁23と外壁22との間に存在する変位用隙間25を利用して前記内壁23が相対的に変位するため、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62との相対的な位置関係のずれを吸収することができる。さらに、前記変位用隙間25による前記内壁23の変位に加え、前記蛇腹部32によって外壁が変形することによっても前記位置関係のずれを吸収することができる。そのため、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62とにおける相対的な位置関係のずれが大きい場合にもずれを吸収することができる。
また、前記コラムホールカバー10の取付後、操舵時のステアリングギアボックスの動き等によって、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62とに相対的な位置関係のずれが発生した場合にも、前記コラムホールカバー10は、前記取付部21の内壁23と外壁22との間に存在する変位用隙間25によって前記内壁23が変位し、かつ前記蛇腹部32によって外壁が変形することによって前記位置関係のずれを吸収することができる。
前記第一実施形態のコラムホールカバー10は、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21の二重壁構造及び変位用隙間25によって、前記蛇腹部32の薄肉化を抑えることができるため、前記蛇腹部の薄肉化による遮音性の低下を抑えることができ、良好な遮音性が得られる。
前記蛇腹部32は、本発明においては必須のものではなく、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62との位置関係のずれが少ない場合や、前記内壁23と外壁22との間に存在する変位用隙間25を大きくした場合などにおいては、前記蛇腹部32を無くすことができる。
図3及び図4に示す第二実施形態のコラムホールカバー100は、前記第一実施形態のコラムホールカバー10における蛇腹部32を無くしたものである。なお、第二実施形態のコラムホールカバー100における他の構成は、第一実施形態のコラムホールカバー10と同様であり、詳細な説明を省略する。また、第二実施形態のコラムホールカバー100において、第一実施形態のコラムホールカバー10と同一の名称部分については、第一実施形態と同一の符号を用いて示した。
第二実施形態のコラムホールカバー100は、第一実施形態のコラムホールカバー10と同様に、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62に取り付けられ、前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62先端から突出しているステアリングシャフト59をダッシュパネル55とステアリングギアボックス61間で覆う。
また、組み付け誤差あるいは車両走行時の操舵時のステアリングギアボックスの動き等によって、前記ダッシュパネル55のシャフト挿通用開口部57と前記ステアリングギアボックス61のシャフト挿通部62とに相対的な位置関係のずれが生じた場合、前記第二実施形態のコラムホールカバー100は、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部21における内壁23と外壁22間に存在する変位用隙間25を利用して前記内壁23が相対的に変位することにより、前記位置関係のずれを吸収することができる。
しかも、第二実施形態のコラムホールカバー100は、薄肉の蛇腹部が存在しないため、薄肉の蛇腹部の存在による遮音性の低下を抑えることができ、より良好な遮音性が得られる。
このように、本発明のコラムホールカバーによれば、ダッシュパネルとステアリングギアボックスの相対的な位置関係のずれが有る場合、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部の外壁と内壁間に設けた変位用隙間を利用して内壁が変位することにより、ダッシュパネルとステアリングギアボックスの相対的な位置関係のずれを吸収することができる。そのため、コラムホールカバーに設けられる変位用の蛇腹部の薄肉化を抑えたり、蛇腹部を無くしたりすることができ、蛇腹部の薄肉化による遮音性の低下を抑えることができ、良好な遮音性が得られる。さらに、ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部が二重壁構造からなるため、該取付部で遮音性が高まり、コラムホールカバー全体の遮音性をより向上させることができる。
10、100 コラムホールカバー
11 ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部
14 内側リップ
15 外側リップ
16 取付具装着溝
21 ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部
22 外壁
23 内壁
23a 内壁の基部
23b 内壁の自由端
24 ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する嵌合用溝
25 変位用隙間
31 中間部
32 蛇腹部
41 金属製取付具
55 ダッシュパネル
57 ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部
59 ステアリングシャフト
61 ステアリングギアボックス
62 ステアリングギアボックスのシャフト挿通部

Claims (2)

  1. 一端側に車体のダッシュパネルのシャフト挿通用開口部に対する取付部を備えると共に他端側にステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部を備える筒状の弾性体からなり、前記ダッシュパネルのシャフト挿通用開口部とステアリングギアボックスのシャフト挿通部間に取り付けられて、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部から突出しているステアリングシャフトを覆うコラムホールカバーにおいて、
    前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部は、前記コラムホールカバーの外壁から内側へ延設された筒状の内壁を有する二重壁構造からなり、
    前記取付部の内壁は、前記取付部の外壁よりも肉厚が薄くされ、
    前記内壁の内周面には、前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部の先端外周に形成されているフランジに対する嵌合用溝が前記内壁の自由端側に形成されていると共に、前記嵌合用溝と前記内壁の基部間に前記ステアリングボックスのシャフト挿通部の外面と密着する環状突部が形成されており、
    前記外壁と前記内壁間に変位用隙間を有することを特徴とするコラムホールカバー。
  2. 前記ステアリングギアボックスのシャフト挿通部に対する取付部の内壁は、該内壁の基部から自由端へ向けてコラムホールカバーの内方へ傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のコラムホールカバー。
JP2012165424A 2012-07-26 2012-07-26 コラムホールカバー Active JP5914233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012165424A JP5914233B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 コラムホールカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012165424A JP5914233B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 コラムホールカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014024424A JP2014024424A (ja) 2014-02-06
JP5914233B2 true JP5914233B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=50198512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012165424A Active JP5914233B2 (ja) 2012-07-26 2012-07-26 コラムホールカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5914233B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6376784B2 (ja) * 2014-03-14 2018-08-22 鬼怒川ゴム工業株式会社 車両用ステアリング装置のシール構造
JP6436057B2 (ja) * 2015-11-02 2018-12-12 トヨタ自動車株式会社 カバー部材
CN106090241B (zh) * 2016-07-08 2018-02-16 奇瑞汽车股份有限公司 一种转向管柱与车身过孔的密封结构

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131867U (ja) * 1987-02-23 1988-08-29
JPH0194174U (ja) * 1987-12-16 1989-06-21
JPH0198771U (ja) * 1987-12-23 1989-07-03
JPH0491571U (ja) * 1990-12-26 1992-08-10
JPH115545A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Toyota Motor Corp コラムホールカバー
JPH11311339A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Toyota Motor Corp 車両用ホールカバー
JPH11321666A (ja) * 1998-05-12 1999-11-24 Mitsubishi Motors Corp 自動車のステアリング用ダストシール
JP4270022B2 (ja) * 2004-05-07 2009-05-27 三菱自動車工業株式会社 ステアリング装置のカバー構造
JP2008087718A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Fuji Heavy Ind Ltd ステアリングジョイントカバー
KR100919395B1 (ko) * 2007-03-05 2009-09-29 주식회사 만도 이중 더스트 커버 및 그를 포함하는 조향장치
JP5299112B2 (ja) * 2009-06-22 2013-09-25 豊田合成株式会社 コラムホールカバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014024424A (ja) 2014-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014024785A1 (ja) グロメット
JP5880457B2 (ja) グロメット
JP4739745B2 (ja) 遮音シール付き密封装置
JP2012246970A (ja) グロメット
JP5914233B2 (ja) コラムホールカバー
JP4626661B2 (ja) 固定部材
JP2016207358A (ja) グロメット
EP3828447B1 (en) Sealing device
JP5162558B2 (ja) 車両用ステアリング装置のシール構造
KR101468772B1 (ko) 자동차용 스티어링 로워 샤프트의 소음 및 진동 차단구조
EP3828448B1 (en) Sealing device
JP6214269B2 (ja) グロメット
JP2009180309A (ja) クラッチレリーズ軸受
KR20180127715A (ko) 자동차의 조향장치
JP4586720B2 (ja) ステアリングジョイントカバー
JP5742573B2 (ja) グロメット
EP1864858A1 (en) Installation structure and installation method of garnish and appliance
JP2011068164A (ja) コラムホールのシール構造
JP2008082383A (ja) コラムホールカバー
JP2008151339A (ja) 調節システムのギアユニットおよびハウジング
JP2007022324A (ja) コラムホールカバー
JP2009296742A (ja) グロメット
JP5934611B2 (ja) コラムホールカバー
WO2022181362A1 (ja) グロメット
JP5316802B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップの取付構造及びその取付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5914233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250